JPS6119795A - 高珪素アルミニウム合金の潤滑方法 - Google Patents

高珪素アルミニウム合金の潤滑方法

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JPS6119795A
JPS6119795A JP13931984A JP13931984A JPS6119795A JP S6119795 A JPS6119795 A JP S6119795A JP 13931984 A JP13931984 A JP 13931984A JP 13931984 A JP13931984 A JP 13931984A JP S6119795 A JPS6119795 A JP S6119795A
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Tatsuo Muroya
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、高珪素アルミニウム合金に特定の陽極酸化
処理と、フッ化炭化水素重合体による特定の含浸処理を
施して、従来方法の陽極酸化皮膜よりも膜厚が厚く、し
たがってフン化炭化水素重合体の保持量も多い皮膜を形
成させ、又、その含浸処理工程自体の7ツ化炭化水素重
合体の含浸量をも増大させ、もって潤滑性の優れた高珪
素アルミニウム合金を得る。高珪素アルミニウム合金の
潤滑方法に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
従来、アルミニウム及びその合金の潤滑性の向上のため
に、アルミニウムあるいはその合金に陽極酸化処理を施
し、多孔質ではあるが硬質な陽極酸化皮膜を形成させ、
これにフッ化炭化水素重合体を1回だけ含浸させたアル
ミニウム接合品が製造されている。この従来方法におけ
る陽極酸化処理条件は次のようなものである。即ち、6
6°ボーメの硫酸を容積で4〜6%、蓚酸を容積で0.
5〜3%及びタンニン酸を容積で0.5〜2.5%含有
させた水溶液からなる電解浴中において、−4〜7℃の
範囲内の温度、24〜130Vの範囲内の電圧、28〜
6.7A/dm2の範囲内の電流密度の条件において行
なうものであった。
ところが、上記従来方法では、アルミニウム合金が高珪
素アルミニウム合金(珪素含有率=5重量%以上)であ
る場合、40分の電解時間をかけても、形成される陽・
極酸化皮膜の平均膜厚が5〜10μmと薄いものである
ため、フッ化炭化水素重合体の含浸量も少なく、潤滑性
の向上も余り望めなかった。
又、アルミニウム合金がJISのADC12(アルミニ
ウム合金ダイカスト12種;珪素含有率は9.6〜12
0重量%)である場合には特に、前記・1′@金は合金
成分として銅の含有率も15〜3.5重量%と多いため
に、陽極酸化皮膜形成中に皮膜焼け(バーニング)が常
時発生し、皮膜が緻密なものとなることと平均膜厚が薄
い(5〜10μ77L)ことによって、陽極酸化皮膜へ
のフッ化炭化水素重合体の含浸量が僅かであり、完全な
アルミニウム接合品を製造することができなかった。
〔発明の目的及び知見事項〕
この発明の目的は、陽極酸化皮膜の平均膜厚を厚くして
、フッ化炭化水素重合体の皮膜への含浸量を多くするこ
とができ、ひいては潤滑性の向上した高珪素アルミニウ
ム合金を得ることができる方法を確立することである。
本発明者5は鋭意研究の結果、次のような知見を得た。
a)電解浴として硫酸、蓚酸及び硫酸アルミニウムを含
有する水溶液を用い、しかも硫酸濃度を従来方法の濃度
よりも非常に高いものとし、更に電解温度も従来方法の
温度より高くすることにより、比較的低電流密度である
のにもかかわらず、短時間で平均膜厚の大きな(15〜
30μm)陽極酸化皮膜を形成することができること。
b)電解浴中の蓚酸濃度が従来方法よりも低くても、上
記a)のような電解浴組成及び電解温度並びに電流密度
とすることにより、電流密度を一定に保つことができる
ことと相俟って、陽極酸化皮膜形成中に皮膜焼けが生じ
ないこと。
C)フッ化炭化水素重合体による含浸処理を1回だけで
なく、熱処理により皮膜割れを生じたものに再度行なう
ことにより、フッ化炭化水素重合体が皮膜の孔隙だけで
はなく皮膜割れにも浸透するので、フッ化炭化水素重合
体の含浸量を2.Od/d1rL2から2. s ml
t / dimに増大させることができること。(なお
、含浸量が2.0m9/dm”とは、10CrrL四方
の皮膜中の孔隙等の空隙に含浸される量が20mgとい
うことである。以下同じ。)〔発明の構成要件〕 この発明は以上の知見事項にもとづ℃・て発明されたも
のであり、以下、この発明の構成要件について述べる。
(1)  陽極酸化処理工程 (1)  電解浴組成 (+−a)硫酸 硫酸濃度が比重1.8の硫酸として250g/l未滴の
場合には、短時間で平均膜厚の太き(・陽極酸化皮膜を
形成することができなし・し、又、皮膜焼けを防止する
こともでき−なし・。一方、硫酸濃度が比重1.8の硫
酸として450 g/7!を越えると、陽極酸化皮膜形
成中にその皮膜の一部が酸に溶解し皮膜が物理的に弱く
なる。したがって、硫酸濃度を比重18の硫酸として2
50〜4509 / lに定めた。
(+−b)蓚酸 蓚酸は陽極酸化皮膜形成中の皮膜焼けを防止するために
添加される。その濃度が3 j;/ / 1未満では、
前記所望の効果を奏し得す、一方、5g/lを越えると
、電流密度が低下し、皮膜形成が遅くなってしまうので
、その濃度を3〜5g1に定めた。
(1−c)硫酸アルミニウム 硫酸アルミニウムは短時間で平均膜厚の大きい皮膜を形
成するために添加される。その濃度が2.9/1未満の
場合には、前記所望の効果を奏し得す、一方、9gll
を越えると、陽極酸化皮膜表面が荒れてしまうので、そ
の濃度を2〜9I/lに定めた。望ましくは、3〜5g
、/lである。
陽極酸化処理中に硫酸アルミニウム濃度が次第に上昇し
てくるので、この発明の上限値に近すいたら、電解浴を
取り替えるが、あるいは、電解浴の一部分を抜き取って
、この発明の硫酸アルミニウム濃度範囲内の低い濃度値
に調節することが必要である。
(11)  電解温度 電解温度が7℃未満の場合には、短時間で平均膜厚の大
きな陽極酸化皮膜を形成することができないし、陽極酸
化皮膜形成中の皮膜焼けを防止することもできず、一方
、12℃を越えると、陽極酸化皮膜形成中にその皮膜の
一部が酸に溶解し皮膜が物理的に弱くなる。したがって
、電解温度を7〜12゛Cに定めた。
(iiil  電圧及び電流密度 電圧がIOV未満で電流密度が1.5 A/dm2未満
の場合には、陽極酸化皮膜形成が遅′く、一方、電圧が
75Vそして電流密度が3.5 A/d m”を越える
と、陽極酸化皮膜形成中の皮膜焼けを防止することがで
きない。したがって、電圧を10〜75■、そして電流
密度を1.5〜3.5 A / d m”に定めた。
(1v)時間 時間は10〜15分が好ましい。10分よりも短時間で
は平均膜厚の厚い陽極酸化皮膜が得られないし、一方、
15分より長時間になっても、これ以上平均膜厚は厚く
ならず、かえって、膜厚のバラツキが大きくなるからで
ある。
(v)高珪素アルミニウム合金゛ 高珪素アルミニウム合金は、従来方法の所でも述べたが
、珪素含有率が5重量%以上のものであり、例えば、J
ISのADCI 2.ADCI O等を挙げることがで
きる。
(vl)  後処理 陽極酸化皮膜が形成された高珪素アルミニウム合金を電
解槽から引き揚げ、付着した酸分を水洗後、さらに中和
し十分に水洗して、極めて吸着性の大きい多孔質酸化皮
膜を有する高珪素アルミニウム合金を得る。
(II)  フッ化炭化水素重合体による含浸処理工程
この工程は、第1回めの含浸処理、熱処理及び第2回目
の含浸処理の三工程よりなる。
(1)  第1回めの含浸処理 フッ化炭化水素重合体とは、フッ化炭化水素のホモポリ
マーおよび共重合体を意味し、例えばポリテトラフルオ
ルエチレン、テトラフルオルエチレンとテトラフルオル
プロピレンの共重合体等を挙げることができる。特に、
ポリフッ化エチレンが好ましく、例えばポリテトラフル
オルエチレンが好ましい。
フッ化炭化水素重合体は水性分散液等の状態で含浸に用
いられる。その濃度は広範囲にわたって変えることがで
きる。そして、含浸は20〜40°Cの範囲の温度の水
性分散液中で行われるのが好ましい。
(11)  熱処理 第1回目の含浸処理の後に湯洗して、次にこの熱処理を
行なう。この熱処理は高珪素アルミニウム合金基材と酸
化皮膜の膨張係数の差(前者が24.0xlO、後者が
5xlo  )を利用し含浸酸化皮膜表面に皮膜割れを
発生させるために行なうものであり、熱処理温度は12
0〜250℃(特に、150〜200 ’C)が好まし
い。120°Cより低温では皮膜割れが不充分であり、
一方、250″Cより高温では、皮膜割れが大きくなり
すぎて、冷却及び次工程の第2回めの含浸処理後も割れ
を元に戻す(あるいは埋める)ことができないし、高珪
素アルミニウム合金基材にも影響が出るからである。
(ml 第2回めの含浸処理 第1回めと同様に、フッ化炭化水素重合体は水性分散液
等の状態で含浸に用いられる。その濃度は同様に広範囲
にわたって変えることができる。
そして、含浸は30〜35℃の範囲の温度の水性分散液
中で行われるのが好ましい。
その後、100°″C位の均一な温度で乾燥して、高潤
滑性を有する高珪素アルミニウム合金処理品を得る。
〔実施例〕
実施例 、 硫酸、蓚酸及び硫酸アルミニウム並びに水からなり
、硫酸濃度が比重1.8の硫酸として400g/l、蓚
酸濃度が5j;l/l、そして硫酸アルミニウム濃度が
5g/llである水溶液を電解浴として、1.1.1−
)リクロルエタンにより脱脂処理したJISのADC1
2に下記の条件にて陽極酸化処理を施して、平均膜厚2
5μmの多孔質酸化皮膜を形成させた。この皮膜には皮
膜焼けがなかった。
電解温度  12°C 電   圧   45V 電流密度  2.5A/dm2 時   間   15分 次に、水洗−中和−水洗の後、第1回めのフッ化炭化水
素重合体による含浸処理を下記条件で行なった。
フッ化炭化水素重合体水性分散液の濃度。
50g固形分/l   ゛ 前記水性分散液の温度 35℃ 含浸処理時間     30分 この含浸処理により2m9/dm”のフッ化炭化水素重
合体が含浸された。
含浸後、80℃の湯にて2.5分間洗浄後、電熱炉(熱
源の積算電力値: 5 Q KW−hr)中において下
記の条件で熱処理して含浸酸化皮膜表面に皮膜割れを発
生させた。
熱処理温度  200℃ 熱処理時間  30分 最後に、第2回めのフッ化炭化水素重合体による含浸処
理を次の条件で行なった。
−フッ化炭化水素重合体水性分散液の濃度10011固
形分/l 前記水性分散液の温度  50℃ 含浸処理時間      30分 この第2回めの含浸処理により更に0.5m9/dm”
のフッ化炭化水素重合体が含浸された。このように製造
された潤滑性アルミニウム合金を水洗し、電熱炉を用い
て100℃で30分間乾燥した。
この潤滑性アルミニウム合金(本発明品)について、皮
膜のマイクロビッカース硬さ、摩耗量及び耐食性の測定
を行ない、その結果を陽極酸化皮膜の平均膜厚及びフッ
化炭化水素重合体の合計含浸量とともに第1表に示す。
なお、摩耗量の測定は、テーバ摩耗試験機を用いて荷重
1000gで摩耗輪C8−17を潤滑性アルミニウム合
金に接触させ、3000回転後の潤滑性アルミニウム合
金の摩耗量を測定するものである。
そして、耐食性の測定は、キャス試験機を用いてJ I
 ’S  H8601−1968試験方法(時間は16
時間)によって行ない1判定はレイティングナンバ表で
行なった。
比較例 (従来方法) 次のような電解浴組成、電解温度、電圧、電流密度及び
時間で、1,1.1−)リクロルエタンにより脱脂処理
したJISのADC12に陽極酸化処理を施して、平均
膜厚7μmの多孔質酸化皮膜を形成させた。
電解浴組成 硫酸濃度・・・・・・・・・66°ボーメの硫酸を容積
で5係 蓚酸濃度・・・・・・・・・容積で3%タンニン酸濃度
・・・・・・・・容積で2%電解温度  2℃ 初期電圧 20■、最終電圧 45■ 初期電流密度 1.6A/di” 最終電流密度  4 A/ d m” 時 間   40分 次に、水洗−中和−水洗の後、フッ化炭化水素重合体に
よる含浸処理を下記条件で行なった。
フッ化炭化水素重合体水性分散液の濃度25g固形分/
l 前記水性分散液の温度 30℃ 含浸処理時間     30分 この含浸処理により1 mll / dm”のフッ化炭
化水素重合体が含浸された。含浸処理後水洗し、100
℃で乾燥した。
このようにして得られた従来品について、皮膜ゐマイク
ロビッカース硬さ、摩耗量及び耐食性の測定を行ない、
その結果を陽極酸化皮膜の平均膜厚及びフッ化炭化水素
重合体の含浸量とともに第1表に示した。
第1表かられかるように、本発明品は従来品に比較して
、陽極酸化皮膜の平均膜厚も厚く、しかも含浸処理工程
自体の含浸量も多いので、この両者が相俟って、フッ化
炭化水素重合体の皮膜への含浸量が増大して、その結果
として、摩耗量が約 。
20に軽減されている。即ち、極めて優れた潤滑性を有
するのである。
〔発明の総括的効果〕
この発明の方法は、短時間の電解時間で、皮膜焼けがな
く、平均膜厚の厚い陽極酸化皮膜が得られ、そのことと
含浸処理工程自体の含浸量の増大とにより、皮膜へのフ
ッ化炭化水素重合体含浸量を増大させることができニし
たがって潤滑性が極めて優れた高珪素アルミニウム合金
を得ることができる有用な方法である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 硫酸、蓚酸及び硫酸アルミニウムの三種の酸性物質を含
    有する水溶液であつて、前記水溶液中の硫酸濃度が比重
    1.8の硫酸として250〜450g/l、蓚酸濃度が
    3〜5g/l、そして硫酸アルミニウム濃度が2〜9g
    /lである水溶液からなる電解浴中において、7〜12
    ℃の範囲内の電解温度、10〜75Vの範囲内の電圧、
    1.5〜3.5A/dm^2の範囲内の電流密度の条件
    で、高珪素アルミニウム合金に陽極酸化処理を施して、
    前記高珪素アルミニウム合金に多孔質酸化皮膜を形成さ
    せ、 次に、フッ化炭化水素重合体による含浸処理を行ない、
    前記多孔質酸化皮膜にフッ化炭化水素重合体を含浸させ
    、 その後、熱処理して含浸酸化皮膜表面に皮膜割れを発生
    させ、 更に、再度フッ化炭化水素重合体による含浸処理を行な
    い、前記の皮膜割れを有する含浸酸化皮膜にフッ化炭化
    水素重合体を含浸させる ことを特徴とする高珪素アルミニウム合金の潤滑方法。
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