JPS61201086A - 人工皮革シ−トの製造方法 - Google Patents

人工皮革シ−トの製造方法

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JPS61201086A
JPS61201086A JP60039664A JP3966485A JPS61201086A JP S61201086 A JPS61201086 A JP S61201086A JP 60039664 A JP60039664 A JP 60039664A JP 3966485 A JP3966485 A JP 3966485A JP S61201086 A JPS61201086 A JP S61201086A
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sheet
fiber
polymer
elastic polymer
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伊藤 勝伸
Setsuo Taguchi
田口 節男
Toshio Tsubota
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、極めて柔軟で且つ強力特性、耐摩耗性および
形態安定性に優れた人工皮革シートの製造方法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、柔軟な人工皮革シートを得る方法として、不織布
シートの外部からバインダの役割をする樹脂類を付与す
るよりは、バインダとして作用する弾性ポリマあるいは
低融点ポリマ等の繊維状物を予め不織布シートに混入し
ておき、俊処理によってバインダとして作用させるいわ
ゆるバインダ繊維の方法が柔軟性、環境面および製造コ
スト等において有利な方法とされている。
バインダ繊維を用いて人工皮革シートを製造する方法と
しては、これまでポリウレタン短繊維を堆積させ、自己
膠着などの方法で繊維交点を接着した不織布や、特開昭
52−81177号に記載の如く、スパンボンド方式に
より得られたポリウレタン長繊維不織布などが知られて
いる。しかし、これらは繊維自身の弾性が強く、且つ柔
軟すぎるため従来公知の絡合方法では十分な繊維絡合を
形成することは出来ず、人工皮革シートの基体として要
求される強力特性、表面品位を得るに至っていない。
また、特開昭58−174669号、特開昭58−13
6867号、特開昭52−88575号では、非弾性ポ
リマと弾性ポリマあるいは低融点ポリマからなる複合繊
維を用いて絡合不織布をっくり、熱処理により弾性ポリ
マ必るいは低融点ポリマを溶融させバインダ効果を付与
する方法が記載されている。しかし、いずれも弾性ポリ
マ必るいは低融点ポリマが複合繊維表面に露出している
ため、該ポリマが有する低融点、低ガラス転移点、非品
性などの性質のため不織布シートの形成工程において、
加工性の改良に限界がおる。しかも、繊維束を含む極細
繊維主体の構造物でないため、人工皮革シート以外の分
野には広く用いられているが、高級人工皮革シートに適
用するには柔軟性、表面品位および充実感などにおいて
あまりにも不満足なものであった。
更に特開昭59−211666号および特開昭59−2
11664号には複合繊維から1成分を除去して得られ
た弾性繊維および非弾性繊維から成る交絡不織布におい
て、弾性繊維同志が膠着している伸縮性不織P5および
その製造方法が提案されている。しかし、これらは弾性
繊維同志は膠着しているが、該不織布のベースとなる非
弾性繊維がいずれの繊維とも膠着あるいは接着していな
いため、工程でのシートの形態安定性が十分でなく、且
つシートの強力特性、耐摩耗性などが極端に弱く、人工
皮革シートとしては実用に供さないものであった。
更にまた、これまでの知見として、本願発明のような島
が非弾性体と弾性体とからなる海島型複合繊維ではなく
、弾性体単独の島からなる海島型複合繊維を使用した繊
維シートは、加熱による収縮が大きく加工しにくい欠点
があった。
以上の如く、現状では加工性が良好であり、柔軟性を有
し、強力特性、耐摩耗性および形態安定性の優れた高級
な人工皮革シートは得られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的はバインダ繊維を用いて人工皮革シートを
製造する際の欠点である加工性、表面品位および強力特
性などにおける諸問題点を解決し、柔軟で且つ優れた耐
摩耗性、形態安定性などを有する高級な人工皮革シート
およびその製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記問題点に対して鋭意検討を重ねた結
果、本発明に到達した。すなわち本発明は、非弾性ポリ
マからなる極細繊維および弾性ポリマからなる極細繊維
を発生させる海島型複合繊維を用いて繊維シートを形成
し、次いで、■海成分を除去する工程 ■弾性ポリマを溶融必るいは溶解させる工程の組合せを
施すことを特徴とする人工皮革シートの製造方法に関す
るものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の人工皮革シートの製造方法に用いる繊維シート
は非弾性ポリマからなる極細繊維および弾性ポリマから
なる極細繊維を発生させることが可能な海島型複合繊維
より得られる。
該極細繊維束は、海島型複合繊維から海成分を除去して
残存する1〜2本以上の非弾性ポリマからなる島成分の
極細繊維と1〜2本以上の弾性ポリマからなる島成分の
極細繊維によって構成される。
本発明における弾性ポリマとは、該弾性ポリマのみから
成る繊維状形成物をJIS標準状態(20℃±2.65
%±2R1−(>近くの雰囲気中で、50%伸長した場
合の1分後の伸長弾性回復率が80%以上であるものを
意味している。また非弾性ポリマとは同様にして測定し
た伸長弾性回復率が60%以下または限界伸長率が50
%に達しないようなものを意味している。
非弾性ポリマからなる極細繊維に用いられる非弾性ポリ
マはポリエチレンテレフタレートまたはそれを主体とす
る共重合体、ポリブチレンテレフタレートまたはそれを
主体とする共重合体、ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン6101ナイロン12で代表されるポリアミド類、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンなどのポ
リオレフィン類、アクリル系重合体類、ポリビニルアル
コール類等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が適
用される。この中で特にポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン6
6は得られる製品の物性及び実用性能の点から好ましく
使用される。本発明において、非弾性ポリマからなる極
細繊維は人工皮革シートのベースをなす繊維であり、用
途、目的に応じたポリマの選択がきわめて重要である。
一方、弾性ポリマからなる極細繊維に用いられる弾性ポ
リマは、ポリウレタンエラストマ類、ポリエステルエラ
ストマ類、ポリアミドエラストマ類、ポリイソプレン、
ポリブタジェン等の共役ジエン重合体類、その他紡糸可
能なエラストマ類が挙げられ、これらの1種又は2種以
上が適用される。この中で特にポリエステルエラストマ
類、ポリアミドエラストマ類が紡糸性、耐光性、接着性
などの諸性質のバランスが優れているので好ましく用い
られる。
該極細繊維に用いられる弾性ポリマは非弾性ポリマより
も融点が10℃以上低く、溶剤に対する溶解性が異なる
ことが好ましい。従来のバインダ繊維の場合、接着ある
いは膠着に寄与する成分が他のベースの繊維に比べて極
端に弱いため、強力特性、耐摩耗性などの物性が著しく
低いことが大きな問題とされていた。
該極細繊維束における非弾性ポリマ/弾性ポリマの比率
は重量比で、非弾性ポリマ/弾性ポリマ=9515〜1
0/90の範囲で用いられ、好ましくは非弾性ポリマ/
弾性ポリマ=80/20〜20/80である。
なお、極細繊維に用いられる弾性ポリマは、繊維シート
を形成するまでは複合繊維の外部に露出しないことが好
ましい。その理由は、極細繊維の弾性ポリマが露出する
工程において、加工性を著しく阻害するからである。例
えば、延伸、捲縮付与、カッ1へ、開城、カーディング
などの工程あるいは工程間において、露出した弾性ポリ
マにより、繊維のM/C離れが悪くなったり、繊維同志
の融着あるいは溶着がおきるため、加工性が著しく阻害
され生産性や品質に悪影響をおよぼすのである。
そのような意味では、本発明の人工皮革シートを得る上
において、海島型複合繊維は適している。
海島型複合繊維の海成分に用いるポリマとしては、ポリ
スチレンおよびその共重合体類、ポリエチレン、ポリメ
チルメタアクリレート類、ポリビニルアルコール類、ポ
リアミド類、ポリエステルおよびその共重合体類などで
あり、その1種または2種以上のポリマが用いられる。
本発明の人工皮革シートは、かかる複合繊維から得られ
る極細繊維(以下単に繊維Aという)の単独あるいはそ
の主体で達成することができるが、必要に応じて伯の繊
維(以下単に繊維Bという)が含まれてもかまわない。
特に、より良好な色相、強力特性あるいは立毛シートの
ライティング効果の向上、根付シートの微細なシボの発
現などの点で繊維A/織繊維の混、合は好ましい方法で
ある。
この場合、繊維Bは、非弾性ポリマからなり、しかも極
細繊維であることが好ましい。繊維Bに用いられるポリ
マは、繊維Aの非弾性ポリマ成分と同じく、ポリエチレ
ンテレフタレートまたはそれを主体とする共重合体、ポ
リブチレンテレフタレートまたはそれを主体とする共重
合体、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6101ナ
イロン12で代表されるポリアミド類、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブチレンなどのポリオレフィン類
、アクリル系重合体類、ポリビニルアルコール類等が挙
げられ、これらの1種又は2種以上が適用される。
繊維Bのポリマ種は、人工皮革シートの用途、目的に応
じて適宜選択されなければならないが、繊維Aの非弾性
ポリマ成分と同種でおっても、異種であってもかまわな
い。
繊維Bを得る方法としては、極細繊維を得る方法であれ
ば製法を問うものではないが、高分子配列体繊維、混合
紡糸繊維などの海島型の複合繊維が好ましく用いられる
繊維シート・に含まれる繊維Bの割合は、繊維Aの非弾
性ポリマ/弾性ポリマ比率によって異なるが、一般的に
は85%未満であることが好ましく、繊維Aの弾性ポリ
マ成分が繊維シート全体に対して少なくとも5%を越え
て含有されるように繊維Bが含まれることが好ましい。
本発明の人工皮革シートに用いる繊維(繊維Aおよび必
要に応じて混合する繊維Bも同様)の太さは、海成分除
去後いずれも0.7デニール以下、好ましくは0.3デ
ニール以下である。高級で柔軟な人工皮革シートを得る
ためには、繊維は細い程好ましい。
本発明に用いる海島型複合繊維は次のようにして製造さ
れる。例えば特公昭57−49653に示される3成分
系海島型のパックおよび口金などを用い、島成分として
非弾性ポリマと弾性ポリマを同一吐出孔から紡糸するこ
とにより得られる。
得られた海島型複合繊維は次いで、従来公知の方法によ
り、合糸、延伸、捲縮付与、カット、開繊などの工程を
行なって原綿を作製する。
かかる原綿は、その後カード、クロスラッパ、ランダム
ウニツバ、抄紙法、ニードルパンチ、高速流体処理など
の従来公知の工程あるい・は工程の組合せを経て、高度
に絡合した繊維シートが作製される。
なお、該繊維シート中に繊維Aの伯に繊維Bを ・混在
させる場合、そのシートをつくる方法は、繊維Aを発生
させる海島型複合繊維(以下複合繊維(a)という)と
繊維Bを発生させる複合繊維(以下複合繊維(b)とい
う)とを、前述した紡糸からシート化の工程あるいは工
程間のいずれかにおいて混合する工程を設けることによ
って行なわれる。この混合工程は混合効率および延伸効
果を高めるために延伸工程以前に行なうのがより好まし
い。この混合割合は前述した繊維A/織繊維の比率にな
るように複合繊維(a)/複合繊維(b)を混合しなけ
ればならない。
本発明の製造方法に用いる繊維シートは、通常不織布で
構成されるが、目的、用途によっては、不織布中に一部
織編物を併用した構造であってもよい。
前記のように繊維シートを形成した後は、■海成分を除
去する工程 ■弾性ポリマを溶融あるいは溶解させる工程の組合せを
施すことにより、本発明の人工皮革シートとなすのであ
る。
人工皮革シートを加工するにあたっては、勿論繊維シー
トを熱水および/または乾熱処理してもよい。高級な人
工皮革シートを得るには、シートを構成する繊維の密度
がより高いことが好ましいが、工程通過性の点から、大
幅に収縮するのは問題である。例えば、海島型複合繊維
において島成分が弾性ポリマのみからなる場合、海成分
の軟化点以上で熱処理を行なった場合、弾性ポリマの伸
縮性が回復して大幅な収縮が起り加工上問題となる。そ
の点、本発明の製法に用いられる非弾性ポリマからなる
極細繊維および弾性ポリマからなる極細繊維を発生させ
る海島型複合繊維から得た繊維シートを海成分の軟化点
以上で熱処理を行なった場合、弾性ポリマの伸縮性を非
弾性ポリマが抑制するため大幅な収縮を抑制して工程通
過性を良好にさせるという加工上のメリットがある。
■の工程は繊維シートから溶媒処理により海成分を除去
し、極細繊維を発現せしめるのである。
この1粉に用いる溶媒は、海島型複合繊維の海成分ポリ
マおよび島成分ポリマに応じて適宜選択されなければな
らない。該処理により発現する繊維はいずれも0.7デ
ニール以下、好ましぐは0゜3デニール以下の極細繊維
主体で構成されるようになる。更にそれらの極細繊維は
繊維束を含むことが本発明達成の条件とされる。その理
由は、天然皮革の構造に近づける゛こと、すなわち、シ
ート中に極細繊維とその繊維束が混在する構造にするこ
とである。つまり、天然皮革が有する外観品位および触
感などに近づけるためにより有利となるからである。
■の弾性ポリマを溶融あるいは溶解させる工程は繊維シ
ート中の繊維Aの弾性ポリマ成分の少なくとも一部を熱
処理および/または薬剤処理により、溶融あるいは溶解
させ、バインダ効果を付与せしめるのである。本発明に
おいて、該処理を省略した場合、工程中における形態保
持性がきわめて悪く、また人工皮革シートの外観品位、
形態安定性および強力特性が低下すると共に、シートの
ももげ、破れの発生を招くため、著しく実用に供ざない
ものになるのである。
極細繊維の弾性ポリマ成分を溶融あるいは溶解させる目
的は、弾性ポリマ成分を介して単繊維および/または単
繊維束の交絡部が融着あるいは溶着して強固なシートと
することである。
かかるシートを得るためには、溶融および/または溶解
の方法を採用できるが、処理条件が広くとれること、環
境面、コストなどの点から熱姶遇による溶融法が本発明
に適している。
溶融法を適用した場合の処理条件は、用いられる非弾性
ポリマ/弾性ポリマ成分のポリマによって様々であるが
、弾性ポリマ成分が10〜100sec−1の剪断速度
で測定した見掛粘度が1×103〜1X105ポイズと
なる熱処理条件(温度、時間)を選ぶことが好ましい。
この値より低くても高くても本発明の人工皮革シートは
きわめて得にくい。かかる処理を行なう手段は特に限定
がなく、熱風式、接触加熱式、加熱蒸気式、輻射熱式、
誘電加熱式などの従来公知の熱処理方法がいずれも適用
可能である。
一方、薬剤による溶解法は、これもまた用いられる弾性
ポリマ/非弾性ポリマ成分のポリマによっで処理条件が
様々であり、ポリマの組合せに応じて薬剤の選択および
処理温度、時間、方法などの条件を適するようにしなけ
ればならないが、該薬剤処理を単独で行なう場合、薬剤
処理による弾性ポリマ成分の型組変化は、(重量減少率
)2〜50%、好ましくは10〜30%であり、弾性ポ
リマ成分自身の引張破断強ざ保持率が30%以上、好ま
しくは50%以上であるような処理条件を選ぶことによ
って好ましく達成される。
また、熱処理と薬剤処理法の組合せを行なってもよい。
この場合処理順序は特に限定されないが、熱処理後に薬
剤処理するのが効果が大きく好ましい。この時の薬剤処
理は弾性ポリマ成分を膨潤させるだけで融着あるいは溶
着を増すことも可能であり、この場合の薬剤は何らかの
処理剤に含まれるものであっても十分その効果は得られ
るのである。
本発明は前記■、■の工程の組合せ処理は、同時あるい
は任意の順序で行なうことができるため、適用されるそ
れぞれの処理条件は様々であるが、本発明はそれらの処
理条件を何ら限定するものではない。
本発明は人工皮革シートの製造において、さらにポリウ
レタン、アクリル樹脂などの高分子弾性体の付与、形態
固定剤付与、スライス、熱プレス、パフィング、染色、
仕上げ加工などの付加工程を設けることにより、高級な
人工皮革シートが得られる。
本発明の人工皮革シートは、立毛タイプあるいは根付タ
イプとして、衣料用、家具用、靴、カバンなどの用途に
広く適用される。特に、柔軟性が要求される分野には好
ましく用いられる。
〔実施例〕
次に本発明に係る実施例を示す。
なお1、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
本発明における製品の測定は以下の方法による。
(1)引張強カニJIs−L1079の5゜12.1 (2)剛 軟 度: J l5−Ll 079の5゜1
7のA法 (3)ドレープ係数: J l5−L1079の5゜1
7のF法 (4)引裂強カニJIs−L1079の5゜14のC法 (5)ブラシ摩耗:ASTM:D−1175に準する。
シーファ摩耗試験機使 用 荷重:3628.2q、ブラシ:ナイロン、ブラシ長:
13mm 特に説明のない限り「割合」及び「%」は全て重量に基
づく。
実施例1 非弾性ポリマとしてポリエチレンテレフタレート、弾性
ポリマとしてポリエステル弾性体(東しデュポン社製“
ハイトレル′”)−ITC2551、F)!点169℃
)、海成分にポリスチレンを用い、非弾性ポリマの席数
が8本、弾性ポリマの席数が8本となる海島型高分子配
列体繊維用紡糸口金を用いて島/海比率50150の未
延伸糸Xを作った。
この未延伸糸Xの繊度は9.0デニールであった。
この未延伸糸Xと島成分としてポリエチレンテレフタレ
ート、海成分として2−エチルへキシルアクリレートを
22wt%共重合したポリスチレンからなる成分比50
150、島数36本、繊度9.0デニールの海島型高分
子配列体繊維Yを用いて弾性体成分が全体の10%にな
るように合糸して未延伸糸トウを作製した。この未延伸
糸トウを80°Cの液浴中で3.0倍に延伸した1多、
クリンパを通して13〜18山/インチの捲縮をかけた
。しかる後、シリコーン糸の油剤(トーレ・シリコーン
社製5H−7036)を付与して乾燥し、カット長51
+++mに切断してXとYからなる混合原綿を得た。こ
の原綿をカード・クロスラッパーにかけて目付350g
/Tr12のウェブを形成した。次いでこのウェアをニ
ードルパンチングにより針密度1500本/−までパン
チした。ここで得られたパンチフェルトを積層して更に
針密度1500本/dまでニードルパンチをほどこした
。得られた不織布の目付は680g/Tr12、見掛密
度0.250g/′−であった。次いで、この不織布を
65°Cの温水中に3分間浸漬して一段目の収縮を行な
い、更に、85°Cの温水中に3分間浸漬して二段目の
収縮を行なった。この時の面積収縮率は45%であった
。次いで、該不織布をポリエステル弾性体の融点より高
い180℃で熱プレスを行なった。
次いで、トリクロルエチレンにて洗浄して、海成分を除
去した。この時の海成分除去率は98%であった。次い
で該シートを面方向にスライスして2枚のシートを得た
。次いで該シートをパフ機にかけてスライス面および非
スライス面の両表面に立毛を形成させた。しかる後、分
散染料を用いて120℃、60分間、液流染色し、目付
180C1/ v2、見掛密度0.27g/fflの人
工皮革シートを得た。かくして得られた人工皮革シート
は極めて柔軟であり、ドレープ性に優れ、天然皮革のス
ェードに極めて近い優美な表面品位を有するものであっ
た。しかも表1に示すように良好な強力特性および耐摩
耗性を有するものであった。
実施例2 島成分の非弾性ポリマおよび弾性ポリマは実施例1と同
じものを用い、海成分として2−エチルへキシルアクリ
レートを22wt%共重合したポリスチレンを用いた。
前記島成分については席数が223島のうち、非弾性ポ
リマの席数が127島、弾性ポリマの席数が96島とし
、非弾性ポリマ/弾性ポリマの比が45/25、島成分
/海成分の比が70/30、太さ12デニールの3成分
系海島型高分子配列体繊維を溶融紡糸した。この未延伸
糸を合糸して未延伸トウをつくり、85°Cの液浴中で
3.2倍延伸し、次いで捲縮付与、カットを行ない繊維
長51 mmの原綿を作製した。この原綿をカード、ク
ロスラッパに通してウェッブをつくり、更に3500本
/−のニードルパンチを行なって不織布シートをつくっ
た。この不織布シートの目付は、604g/浦2、見掛
密度0.212q/cJであった。
次いでこの不織布シートを85°Cの熱水中に3分間通
し、熱収縮した。この処理による不織布シートの面積収
縮率は34.8%であり、目付920g/Tr12、見
掛密度0.420g/cmfであツタ。引続き、該不織
布シートにポリビニルアルコール12%水溶液を含浸し
、不織布シートに対してポリビニルアルコールを20%
付与した。次いで該シートをトリクレンで洗浄して海成
分を除去した。
その復、80°Cの熱水中に浸漬、マングルで絞液する
ことを繰返し、該シートからポリビニルアルコールを除
去した。次に、該シート中極細繊維束の弾性ポリマを溶
融させるために、熱風乾燥機を用いて180℃、5分間
の熱処理を施した。このシートをスライスして2枚のシ
ートとし、更にパフ機にかけてシートのスライス面、非
スライス面の両表面に立毛を形成させた。この立毛シー
トを分散染料を用いて120’C,45分間液流染色し
、厚ざ0.69n++n、目付225g/m2、見掛密
度0゜3269/a(のスェード調人工皮革を得た。
かかる工程において、該シートは形態がくずれることな
く、寸法変化もほとんど問題とならなかつ 1こ。
得られた人工皮革シートは、従来のバインダ繊維による
ものよりも、形態安定性に優れ、色相が鮮明で高級感の
ある外観を示した。しがも表1に示すような良好な強力
特性および耐摩耗性を有するものであった。
実施例3 実施例2で得られた海成分除去不織布シートを用い、塩
化メチレンに20’C160秒間浸漬する処理を行なっ
た後、マングルにより絞液し100°C15分間乾燥し
た。その後、熱水中に浸漬、マングルによる絞液を繰返
し、該シートのポリビニルアルコールを除去した。この
シートを面方向にスライスして2枚のシートとした。引
続きこのシートをパフ機にかけて両表面に立毛を発生さ
じ、立毛シートとした後、分散染料を用いて120’C
45分間液流染色し、厚さ0.75rnm、目付191
Q/m2、見掛密度0.255q/−のスェード調の人
工皮革シートを得た。
得られた人工皮革シートは、実施例1.2と同様に外観
品位に優れ、強力特性、耐摩耗性などの物性は表1に示
す通り良好であった。
比較例1 実施例2の海成分除去不織布シートを用い、熱水中で洗
浄してポリビニルアルコールを除去した。
次いでこのシートを面方向にスライスして2枚のシート
を得た。しかる後、該シートをパフ機にかけてシートの
両表面に立毛を形成させ立毛シートとした俊、分散染料
を用いて120℃、45分間液流染色した。この染色処
理により、該シートは著しくタテ方向が伸び、ヨコ方向
が縮み、しかも部分的に破れ、ももけが発生し、立毛は
異常に長いものとなった。このため得られたものは、く
すんだ色相を有し、外観品位が劣っていた。また、表1
の如く強力特性および耐摩耗性がきわめて低く、実用に
供し得るものではなかった。
比較例2 島成分としてポリエチレンテレフタレート、海成分とし
てポリスチレンからなる島/海成分比50150、太さ
9.0デニール、席数36の海島型高分子配列体繊維を
溶融紡糸した後、合糸して未延伸トウを作製した。この
未延伸トウを80’Cの液浴中で3.0倍に延伸し、ク
リンパ−に通して13山/インチの捲縮を付与した。し
かる後、シリコーン系の油剤を付与して乾燥し、カット
長51mmに切断して原綿を作製した。この原綿をカー
ド、クロスラッパーに通して目付620g/Tr12の
ウェブをつくった。次いで該ウェブを針密度3000本
/−のニードルパンチを施し、目付617g/Tr12
、見掛密度00194C]10+fの不織布シートを得
た。
この不織布シートを95°Cの熱水中に通して収縮した
。この時の面積収縮率は34%であった。
次いでポリビニルアルコールの10%水溶液を含浸して
乾燥し、シートに対して固形分でポリビニルアルコール
を24%付与した。該シートをトリクレンで洗浄して、
海成分を除去して乾燥した。
次いでポリウレタンの12%ジメチルホルムアミド溶液
を含浸し、次いで湿式で凝固して80’Cの熱水でポリ
ビニルアルコールを除去し乾燥した。
この時のポリウレタンの付与量はポリエチレンテレフタ
レート繊維に対して41%であった。しがる後に、得ら
れたシートをスライスして2枚とし、パフ機にかけて非
スライス面及びスライス面の両表面に立毛を形成せしめ
た。次いで該立毛シートを分散染料を用いて、120’
C160分間液流染色し、目付212(7/’m2、見
掛密度0.249g10−1?のスェード調人工皮革を
得た。このスェード調人工皮革は反発性が強く、また、
表1の如く剛軟度が大きくなりゴムライクな風合を示し
、実施例1.2及び3に比べてドレープ性、しなやがざ
は明らかに劣るものであった。
比較例3 島成分として融点182°Cの・ポリエステル系ポリウ
レタン、海成分としてポリスチレン系共重合体からなる
島/海成分比50150、席数36、太さ9.0デニー
ルの海島型高分子配列体Ia維Xと島成分としてポリエ
チレンテレフタレート、海成分として°ポリスチレンか
らなる島/海成分比50150、席数36、太さ9.0
デニールの海島型高分子配列体繊維yを用いて、x/y
が20/80になるように合糸して未延伸トウを作製し
た。
この未延伸トウを80℃の液浴中で3.0倍延伸した後
、クリンパ−を通して13山/インチの捲縮をかけた。
しかる後、シリコーン系の油剤を付与して乾燥し、カッ
ト長51mmに切断してXとyからなる混合原綿を1q
た。この原綿をカード、クロスラッパーにかけて日付5
20q/T112のウェアを形成し、このウェブを針密
度3500本/Ciのニードルパンチを行ない、目付5
32g/m2、見掛密度0.2130/ciの繊維シー
トとした。しかる後、この繊維シートを85℃の温水中
に3分間浸漬して収縮した。この時の面積収縮率は54
゜7%であった。この繊維シートをトリクロルエチレン
で洗浄して海成分を除去し120℃、10分間乾燥した
続いて、面方向にスライスして2枚のシートを得た。次
いで、該シートをパフ機にかけてスライス面および非ス
ライス面の両表面に立毛を形成させた。しかる後、該立
毛シートを分散染料を用いて120℃、45分間液流染
色した。この染色処理により、該シートは比較例1と同
様、著しいタテ伸び、ヨコ縮みが発生し、しかも部分的
に破れ、・ももけが発生した。そのため得られたものは
、外観品位、寸法安定性が劣っていた。また表1の如く
、強力特性、耐摩耗性がいずれも著しく劣り、実用に供
し得ないものであった。
〔発明の効果〕
本発明によって得られる人工皮革シートは次のような効
果を有する。
(1)従来にない良好な柔軟性と強力特性を有している
(2)  弾性ポリマの収縮を他の非弾性ポリマにより
抑制するので工程における寸法保持性および製品の形態
安定性が優れている。
(3〉  良好な耐摩耗性を有しているのでももけが発
生しない。
(4)  鮮明な色に染色することができる。
(5)  天然皮革に似た優れた高級な外観品位を有し
ている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非弾性ポリマからなる極細繊維および弾性ポリマ
    からなる極細繊維を発生させる海島型複合繊維を用いて
    繊維シートを形成し、次いで、[1]海成分を除去する
    工程 [2]弾性ポリマを溶融あるいは溶解させる工程の組合
    せを施すことを特徴とする人工皮革シートの製造方法。
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