JPS61246331A - 非鉄金属精錬操作において金属ロスを減少させる方法 - Google Patents

非鉄金属精錬操作において金属ロスを減少させる方法

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JPS61246331A
JPS61246331A JP61019138A JP1913886A JPS61246331A JP S61246331 A JPS61246331 A JP S61246331A JP 61019138 A JP61019138 A JP 61019138A JP 1913886 A JP1913886 A JP 1913886A JP S61246331 A JPS61246331 A JP S61246331A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水平に配置した炉内で非鉄金属含有の硫化鉱物
精鉱から金属マントを生産する方法であって、溶融した
硫化鉄リッチな精鉱を硫化鉱物精鉱の導入点に隣接した
スラグ上へ分散し、炭素又は硅素を含有する金属鉄リッ
チな物質を、溶融した硫化鉄リッチな精鉱の導入点には
隣接するが、炉外へのスラグ排出口から離れた位置のス
ラグ上へ分散して、高品位の非鉄金属のマットを生産す
ると同時に、非鉄金属のロスを防止する改良法に関する
ものである。
従来、銅とニッケルの硫化鉱物精鉱を経済的規模で精錬
する多数の新方法が過去30年間に採用されてきた。こ
の中周知の例をあげればインコ、三菱、フラツグ及びオ
ートクンプ法等である、これらの斬新な方法の詳細は特
許とか、例えばMetallurgical 5oci
ety A、1.M、E、の1976年第1巻にExt
ractive Metallurgy of Cop
per等の文献として発表されている。これらの方法は
何れもそれぞれ利点を具備するものの、炉のスラグ中に
重要な有用元素が含まれてくることと、炉からの排ガス
中に厄介な微細精鉱粒子が高濃度で機械的に排除される
ことに何れも困惑しているので実情である。更に銅、ニ
ッケル、コバルト及び遍在する有毒元素砒素の外に、例
えばアンチモニン、ビスマス、カドミウム、ゲルマニウ
ム、インジウム、鉛、水銀、モリブデン、オスミウム、
レニウム、セレン、テルル、錫及び亜鉛等の有用な揮発
性金属とメタロイド(金属と非金属の中間の性質をもつ
元素)の微量元素が前記ガス中にしばしば排出される。
又炉でできるカワ(マット)中にもこれらの不純物元素
が含まれてくるが、その大部分は転炉(コンバーター)
スラグの形か、コンバーターに付設した電気集塵器のダ
ストとして炉へ循環するのが普通である。これらの元素
は溶液中の均一な混合物、あるいはスラグマットリック
ス中に懸垂して広く分布したマットそのものの不均一な
混合物のどちらかとして炉のスラッグ内に存在する。ス
ラグの浮選とか、電気炉処理等のスラグの外部純化法(
スカベンジング)も、スラグ中へ有用物質が入ってロス
になるのを減少させる目的でしばしば用いられている。
又電気集塵器、捕集袋(バッグ)又は湿式洗洗浄器(ス
フラッパー)等の外部集塵システムも、通常排ガス中に
含まれてロスになる有用金属を減少させる目的で使用さ
れている。
更にかかる設備は砒素、カドミウム、鉛及び水銀等の有
毒元素が環境に放出されるのを防止するために必要であ
る。排ガス中のダスト含量が、これらのガスから熱を回
収するために通常採用している蒸気ボイラーででも厄介
なものでなり得ることに注目されたい。
従来から銅とニッケルに用いられている反射炉は化石燃
料が異常に高価になったことと、ダストを含む大量の炉
ガス中に存在する亜硫酸ガス濃度が必要となる程度に高
くなく、炉のマットに含まれる有用金属濃度が低いこと
、及び炉のスラグ中に入ってくる有用金属濃度が極端に
高いこと等の問題があることは周知の通りである。
スラグに入ってロスになる銅、ニッケル及びコバルト量
を減少させるため、従来の技術では、その酸素ポテンシ
ャルを低下させるように、スラグを還元反応にかけるス
ラグの炉内純化操作を発表している。そして米国特許第
1,544゜048号中でH,H,5toutにより、
同第2.438.911号中ではAnton Gron
ningsaeterによって硫化鉄、炭素及び鉄を還
元剤として使用することがのべられている。しかし本件
出願人の1人が米国特許第2.668,107号でのべ
ている操作通り、本概念をプライマリ−炉内で経済規模
で過去に行ったことはあるが余り酬われることばなかっ
た。
従ってスラグに含まれて炉外へ運ばれる有用元素量を実
際上減少させることで、精錬操作を改良することが本発
明の目的である。
次に排ガスによって炉外へ運ばれる厄介な微細精鉱粒子
量を実際上減少させて、精錬操作を改良するのが本発明
の第2目的である。
更に抽出を最大限行うことで排ガス中への微粒子、蒸気
及び亜硫酸ガスの放出を有効にコントロールするコスト
を低下させること、精鉱から揮発性不純物の蒸発を行っ
て捕集した微粒子中のこれら不純物濃度を増大させるこ
と、及び前記ガス中の亜硫酸ガス濃度を増大させること
で精錬操作を改良するのが第3の目的である。
ここに於いて本発明は数個の主原料用の精鉱バーナーで
発生したスラグを段々に強力な還元剤で逐次処理して、
スラグの酸素ポテンシャルの低下をはかる酸素スプリン
クル(散布)式精錬炉を使用すれば、有用元素のロスを
減少させるための外部スカベンジン操作は不用になる。
これらのバーナーは高温で作動して、酸素ポテンシャル
の高いマットを生産する。
上に列記した元素の多くは揮発して蒸気又はヒュームと
なり、排気に含まれて炉外にでるため、その大部分が炉
のスラグ又はマット中に留まることはない。
かかる段々に強力な還元剤で溶融が可能なものは主原料
の精鉱微粉、次に溶融した硫化鉄リッチな精鉱、最終的
には金属鉄リッチな物質の順序になる。
該微分は主原料たる精鉱の最微細な破片を構成していて
、乾燥過程で容易に分離できる。該物質は燻炭状(ブリ
ケット)、固化した球状(ペレット)として、或いは化
石燃料と酸素リッチガスを用い適当なバーナー中で溶融
して液体状でスラグ中に分布させることができる。次い
で石炭を使用して酸素スプリンクラ−バーナーで溶融し
た鉄リッチな硫化鉱初物精鉱と一緒に該スラグを散布す
る。最終の還元操作、例えばコバルトの回収率向上を主
目的とする操作は、通常炭素と硅素からなるグループ中
の少なくとも1元素を含有する金属鉄リッチな粉状物質
を前記スラグ上へ散布することによって行われる。
主原料用バーナーは、界面での接触と混合が良好になる
ような条件下で、高い炎温度で作動して、広い表面積と
高い酸素ポテンシャルを備え、微細に分散した状態のマ
ットを生産する。多くの上記元素の硫化鉱物は硫化物、
金属又は酸化物の蒸気又はヒユームとして容易に揮発す
るために、炉から排出されるガス中にその形態で存在し
、そのために炉のスラグ又はマット中に滞在させること
は不可能である。
例えば銅、ニッケル又はコバルトを含む排ガス中の微粒
子及び例えば砒素、ビスマス、カドミウム、鉛、モリブ
デン又は亜鉛を含むヒユーム又は凝縮蒸気等は湿式冶金
的に捕集、抽出され、これらの銅、ニッケル及びコバル
ト成分は希望により精錬炉にかえす。
本発明を更に詳細に説明すれば以下の通りである。
本発明の方法は水平炉中で非鉄金属含有の硫化鉱物をフ
ラッシュ(自溶)精錬し、その際炉生成物中に含まれて
ロスとなる有用元素量を実質上減少させる改良法である
。該改良法が適用可能な特殊なフラッジ精錬法は197
8年12月21日出願の同時係属出願第971995号
「硫化鉱精鉱の酸素スプリンタル精錬法」 (特公昭5
6−45981号)記載の方法であって、前記出願の内
容も本文中には参考として記しである。
本改良法は銅、ニッケル及びマンガン土硫化鉱物精鉱、
例えば、斑銅鉱(ボルナイト)、黄銅鉱(カルコパイラ
イト)、輝銅鉱(カルコサイト)、カロライト、硫鉄ニ
ッケル鉱(ベントランダイト)、リンネイト(1inn
aeite )、硫化鉄鉱(パイライト)又は磁硫鉄鉱
(ビロータイト)等の鉱物に冨んだ精鉱を変性して、高
品位のマットと、クリーンなスラグと排ガスを作るのに
特に有効である。
本グループに属する鉱物を含む精鉱を、溶剤(フラッシ
ュ)、酸素リッチガスと一緒に、スラグ層が上部に浮遊
した溶融マット層のある、水平炉中の亜硫酸ガスリッチ
な高温密閉雰囲気中へ導入する。これら両層は炉の相対
する側から排出する。これらの硫化鉱物精鉱は酸素スプ
リンクラ−バーナーによって密閉高温の亜硫酸ガスリッ
チな雰囲気へ導入され、本精鉱が水平炉内にある溶融ス
ラグと接触する前に硫化鉱物精鉱との高温下での境界面
積が大きくなって酸素リッチガスと有効に混合して反応
する。ここに使用した「酸素リッチガス」とは純度が3
3%又はこれ以上80〜99.5%までの酸素と、この
純度のトン酸素(トンネージ酸素)をも含むものとする
スプリンクラ−バーナーは原料の金属硫化物の微粒子を
担体ガスたる酸素リッチガス中に特に微細に分散できる
ために、放物面内での温度上昇は極めて迅速に達成され
る。その際反応物質の境界面積が著しく増大するので、
硫化第一鉄と酸素間で酸化第一鉄と亜硫酸ガスを生成す
る発熱の化学反応が進行するのに好都合になる。
更に該反応での質量移動に界面層が及ぼす抵抗は、スプ
リンクラ−バーナーの出口で前記系に付与される混合、
洗滌作用のために最低に保たれる。
従って放物面上部の炎の温度は1450℃以上になる。
その結果、原料硫化鉱物粒子は殆ど瞬間的に個々の液滴
になり、その温度も高くなって、元素状態、硫化物又は
酸化物の状態にあるときに異常に高い蒸気圧を有する含
有元素の大部分を蒸発させることができる。
これらの元素には特に砒素、ビスマス、カドミウム、鉛
、モリブデン及び亜鉛又はこれらの化合物が含まれる。
若し硫化鉱物精鉱中に微量ではあるが重要量としてこれ
らの物質が存在すると、揮発物質の75%以上は炉から
の排ガス中に蒸気又はヒユームの形で存在するので、例
えば電気集塵器、湿式洗滌器等の通常手段で集められ、
湿式冶金の抽出法で単離して回収できる。
このようにして、炉の浴(バス)中にある硅素鉄又は金
属硫化物層への溶解又はこれとの反応を最低とするので
、例えば次工程での金属層からの分離と遊離が困難なこ
と或いは所要コストが高いことを考えればこのことが一
番の利点になろう。
放物面の下部になると系はすでにその半径方向の速度を
殆ど失っているので、よく混合した微粒物質は比較的ゆ
るやかにスラグ表面へ降下する。この部分での経過時間
は上部にくらべて1桁オーダーが太き(十分なので、分
散相のガス−液〜固体相関での熱移動が良好になる。更
に不純物が蒸発するのに要する時間があたえられる上に
、酸化第一鉄リッチで硅素リッチな粒子雨が徐々に13
00℃以上の温度にあるスラグ表面上に降下して密にこ
れと衝突し、バス中でも効果的に反応して、希望通り迅
速に硅素鉄を生成する。酸化第二鉄リッチで硫化第一鉄
リッチな粒子もこれと同じように反応して、マグネタイ
トを酸化第一鉄まで効果的に還元すると共に、硫化第一
鉄から酸化第一鉄と亜硫酸ガスへの酸化が随伴的に進行
する。本改良法の総合的(オーバーオール)な効果とし
ては、炉のスラグが炉から流出するマットと平衡を保っ
て、スラグ−マットの分離を良好にするように炉のスラ
グが高い流動性をもつことを確実にすることである。又
続けて炉内のガス流中に生ずる放物面が、予めガスを伴
い流下する微粒子に対して洗滌器の作用をすることにも
注意されたい。
非鉄金属を含有する精鉱は乾燥して微細に分散した状態
にし、好むらくは一様にフラックスと混合し、更に好む
らくは粒子の大きさを約65メツシユ以下にして、溶融
スラグと接触する前に硫化鉱物粒子が炉内の溶融スラグ
上のガス相内にある酸素と迅速に反応できるようにし、
ここに生成した金属酸化物が硫化第一鉄及びフラックス
とそのあと迅速に反応するようにする。
代表的なかかる非鉄金属含有の精鉱は重量で約10%の
サイズが5ミクロン以下の粒子を含み、その有用金属の
分析値は精鉱全体の分析値と一般的に同じオーダーであ
る。この半コロイド状ダストは溶融バス上に沈降する前
に、排ガス中に含まれて容易に炉外へ運ばれる。しかし
若干量が煙道中に蓄積するか又は廃熱ボイラーに付着し
て増大し、一方、それ以外の残余はダスト回収ユニット
中で沈降して回収ダスト中の不純物元素濃度を低下させ
る。
炉の側壁に設備する適当なバーナーの一例としては、そ
の長軸が水平に対し例えば30°傾いて下方にのびるサ
イクロン型のものがある。
本発明では、非鉄金属を含有する硫化鉱物精鉱をフラッ
シュ精錬する間に生成したスラグは°これに段々強力な
還元物質を逐次添加してスラグの酸素ポテンシャルを減
少させてクリーンにする。例えば磁鉄鉱(マグネタイト
)含量を逐次低下させ、ついに重量で5%又はそれ以下
の満足すべきし限ルまで減少させる。本目的のためには
、マットとスラグを向流に、スラグとガスを並流に流す
ことが極めて有利である。
本発明の重要なる特長は、スラグ温度が高く保てるため
に、スラグ粘度を低く維持できることである。
逐次添加する還元剤の最初のものは非鉄金属含有量は低
いが硫化鉄含有の高い低品位の精鉱で、硫化鉄に冨むが
非鉄金属含有量の低い液状マットをスラグ上に散布して
これを浸すために化学的効果、稀釈効果及びこれらが混
合し洗滌効果を発揮してスラグのクリーニングが進行す
る。
かかる物質の例としては黄銅鉱−硫化鉄鉱の中高位の精
鉱があって、重量で4%の銅を含有するもの、或いは重
量で0.5%の銅を含む硫化鉄鉱精鉱等である。今一つ
例をあげれば重量で2%のニッケルを含む硫鉄ニッケル
鉱(ベントランダント)−磁硫鉄鉱の中高位精鉱、或い
は重量で0.6%ニッケルを含む磁硫鉄鉱の精鉱である
。硫化鉄のもつ重要なる化学的効果は磁鉄鉱とスラグ中
の酸化第二鉄を還元して酸化第一鉄にすると同時に、非
鉄金属の酸化物をマット中に入れるために溶解した非鉄
金属の酸化物を硫化物に変換することである。磁鉄鉱の
還元にはスラグ粘度の低下という重大な効果を伴って、
そのために懸垂中のマットがより迅速、完全に沈降する
よらになる。更に又化学反応の結果化ずる亜硫酸ガス(
Sow)のために、混合が一層有効に進行するという利
点をも伴う。
本発明をこのように具体化すれば、硫化鉄を添加して使
用するだけで得られる以上にスラグの酸素ポテンシャル
を低下させることができて、炉の有用金属の回収率を更
に向上させることになる。このことは還元剤逐次添加の
最後で達成される。かかるやり方はニッケルの反射炉操
業で得られるコバルト回収量を3倍にもすることができ
る。
この最後のケースでスラグ上に散布した比較的小量、例
えば重量でスラグの2%の還元剤は銑鉄、銀色銑鉄、珪
素鉄、スポンジ鉄又は銀色銑鉄を切削したときの鉄くず
等で、何れも金属鉄に富み、炭素と硅素のグループから
選択した少なくとも1種類の元素を含むものである。硫
黄含量が高い低級なスポンジ鉄は、現在ニッケル工業が
備蓄している磁硫鉄鉱精鉱又はその中級品から経済的に
容易に生産できる満足すべき還元剤である。周知の通り
炭素だけでも還元剤として使用可能であるが、比重が軽
いのでスラグ上に浮遊し、ために効率は通常低く、その
上、例えば天井の吸込口(ランス)経由でスラグへ噴射
することには操業上困難を伴う。この最終の還元剤添加
は、水平炉に於いて、湯出口(タップホール)から十分
離れていて、生成した新マットが沈降するのに十分な時
間がとれる上、スラグ出口からも隔った位置で還元剤を
スラグ上へ散布すればよい。
従来の非鉄精錬炉掻集にくらべて末法が勝っている主な
利点の一例として、銅(Cu)25%、鉄(Fe)28
%、硫黄(S)31%、及び二酸化硅素(SiO□)8
%と、微量ではあるが砒素、ビスマス、カドミウム、鉛
、モリブデン及び亜鉛を重要量含んでいるが合計しても
精鉱重量の2%以下の黄銅鉱精鉱を市販酸素と3個のス
プリンクラ−バーナーを用いてスプリンタル精錬して高
品位のマットにする。砒素、ビスマス、カドミウム、鉛
、モリブデン及び亜鉛等の微量不純物元素の大部分は、
1450℃を越える高温で勝れた界面接触と混合とが放
物面状の炎内で進行するためと、65%をこえる銅含量
のマットの品位に相当して放物面内での酸素ポテンシャ
ルが高くなる結果蒸発が進行する。又容積で20%以上
の亜硫酸ガスS02を含む炉ガスは連続的に炉から排出
されて、その中に供給した全硫化鉱物中の砒素、ビスマ
ス、カドミウム、鉛、モリブデン、亜鉛及び硫黄含量の
夫々の75%以上が含まれる。マットを十分に沈降させ
るためにスラグの排出口からは離れて導入されるスラグ
クリーニング用の還元剤はCu4%、Fe40%、34
5%の分析値をもつ黄銅鉱中級品で、熔融さ耗てスラグ
上へ散布される。生産された高品位マットの分析値はC
u65%、Fe10%、322%であり、一方最終のス
ラグ分析値はCu O,4%で銅の回収率は98%以上
に達する。
本方法を更に例示すれば、ニッケル(Ni)12%、コ
バルト(Co) 0.4%、Fe38%、331%、5
iOz8%、及び微量ではあるがカドミウム、鉛及び亜
鉛を重要量含み、合計で精鉱重量の1%以下である硫鉄
ニッケル鉱を市販酸素と複数個の酸素スプリンクラ−バ
ーナーを用いる酸素スプリンクル精錬を行い、高品位マ
ットにかえる。1450℃をこえる高温と、マント中の
Ni含量が55%を越えるために放物面での酸素ポテン
シャルが高くなり、その結果として、精鉱中に存在する
カドミウム、鉛及び亜鉛等の微量元素の不純物は蒸気又
はヒユームとなって炉から排ガス中へ移行する。該ガス
は容積で20%以上の亜硫酸ガス(SO2)を含み、炉
から連続的に排出されるが、その中に全供給硫化鉱物中
のカドミウム、鉛、硫黄及び亜鉛量の75%以上を随伴
する。硫鉄ニッケル鉱−磁硫鉄鉱のNi  2%、Fe
56%、334%を含む中級品からなる硫化鉄リッチな
スラグクリーニング用還元剤を、化石燃料を熱源とする
酸素スプリンクラ−バーナーを使用して溶融し、マント
が沈降するのに十分なだけスラング排出口から離れた場
所でスラグ上へ散布する。逐次添加する最終の還元剤は
炭素(C)4.5%、硅素(St) 1.5%を含む造
粒した銑鉄からなり、これを最後にあげた溶融物の添加
場所には隣接するが、炉からのスラグの排出位置からは
十分に離れた場所へ連続的に導入する。生成した高品位
マットはNi55%、Co 1.55%、FelO%、
326%を含み、一方最終スラグはNi O,15%、
Co 0.07%であって、ニッケルとコバルトの回収
率は夫々99%と83%に相当する。
添付図面は液状の硫化鉄リッチな精鉱と、酸素スプリン
クラで精鉱の精錬を行う本改良法の鉄リッチな還元物質
を噴射するポートの位置を示したものである。水平炉(
1)にはスラグ出口(3)、マット出口(5)及び排ガ
ス出口(7)を備える。装入手段(9)はコンバーター
スラグの循環のために設けたものである。溶融マット(
11)は炉の下部に存在して、溶融スラッグ層(13)
がその上部にある。加熱された亜硫酸ガスリッチな雰囲
気はスラグ層(13)と炉の天井の範囲(15)に密閉
されている。3個の酸素スプリンクラ−バーナー(19
)は硫化鉱物情鉱山(S)と酸素リッチガス、好むらく
はフラックス(F)との懸垂体を炉の加熱雰囲気中で生
じるように設備される。硫化鉱物精鉱とフラックスの混
合物はライン(21)を通してバーナー(19)へ供給
される。酸素リッチガスはライン(23)経由で炉の(
15)部分にある高温雰囲気中へ供給して放物面状の懸
垂体(25)を形成させる。更に最終の放物面(25)
に隣接し、かつスラグ出口(3)から離れて、硫化鉄含
量は高いが非鉄金属含有量の低い低品位精鉱(33)を
炉中のスラグ層(13)へ散布するための噴射手段(3
1)を設ける。又スラグ出口(3)から離れ、かつ湯出
し口(5)からも十分に隔った所に金属鉄のリッチな物
質(37)を炉中のスラグ層(13)上へ噴射するため
の噴射手段(35)を設ける。
本業務に熟達した者には明白なことであるが、ほかのフ
ラッシュ精錬又は連続プロセスを改良する目的で本発明
の一部を具体化して適用することも可能である。しかし
これを酸素スプリンクル精錬法とその装置に応用するこ
とは、熱と質量の移動及び分布が良好な上に、必要とす
る反射炉の改造が比較的簡単かつ安価なために特に利点
が多い。
【図面の簡単な説明】
図面は本改良法に有効な水平炉の断面を線図的に示した
もので、数種の固体、ガス体の装入物を噴射し、数種の
生成物を排出するのに好ましい位置が描いである。スラ
グとマットは向流に、スラグとガスは並流に流れる。 l−水平炉、3−スラグ出口、5−マント出口、7−排
ガス出口、9−  装入手段、11−溶融マット、13
・−溶融スラグ層、15・−炉の上部、19−スプリン
クラ−バーナー、21 +、 23−ライン、25−放
物面状の懸垂体、31.35・−・噴射する手段、33
−・−硫化鉄リッチで、非鉄金属含量の低い低品位精鉱
、37−金属鉄のリッチな物質、S−・硫化鉱物精鉱、
F −酸素リッチガス、好ましくはフラックス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶融した金属マットとスラグから成る装入物が密閉
    した高温雰囲気下に存在し、かつ排ガス、金属マット及
    びスラグが別々に排出されるようになった水平に配置し
    た炉内で、非鉄金属含有の硫化鉱物精鉱から金属マット
    を生産する方法において、 (a)前記硫化鉱物精鉱、フラックス及び酸素リッチガ
    スを該精鉱が溶融したスラグと接触する前にその中で硫
    化鉱物精鉱の酸化を達成するように密閉された高温の亜
    硫酸ガスリッチな雰囲気中へ導入し、 (b)前記硫化鉱物精鉱、フラックス及び酸素リッチガ
    スの導入点に隣接し、該導入点の下流にしかもスラグの
    排出口から離れて、主熱源として化石燃料と酸素リッチ
    ガスを使用するバーナーにより該スラグ上へも同様に広
    がるように炉内へ溶融した硫化鉄リッチな硫化鉱物精鉱
    を散布し、 (c)前記溶融した硫化鉄リッチな硫化鉱物精鉱の散布
    場所に隣接し、かつ前記スラグの排出口から離れて該ス
    ラグ上に広がるように還元物質を噴射し、該還元物質は
    炭素と硅素から選択した少なくとも1種の元素を含有す
    る金属鉄リッチな物質である ことから成る非鉄金属精錬操作において金属ロスを減少
    させる方法。 2、前記非鉄金属を銅、ニッケル、コバルト又はそれら
    の混合物を含むグループから選択したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の非鉄金属精錬操作において
    金属ロスを減少させる方法。 3、前記硫化鉱物精鉱と酸素リッチガスを前記密閉され
    た高温の亜硫酸ガスリッチな雰囲気中に散布し、該硫化
    鉱物精鉱と酸素リッチガスの大部分を前記水平炉の大部
    分に亘って事実上均一な熱と質量分布を達成するように
    、該炉に垂直に配置された複数のバーナーを通して複数
    の放物面状懸垂体として該密閉された亜硫酸ガスの高温
    の雰囲気中へ混合物として噴射することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の非鉄金属精錬操
    作において金属ロスを減少させる方法。 4、前記金属鉄リッチな物質を銑鉄、銀色銑鉄、フェロ
    シリコン、スポンジ鉄及びくず鉄から選択したことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の非鉄金属精錬操作
    において金属ロスを減少させる方法。 5、前記非鉄金属含有の硫化鉱物精鉱がニッケル及びニ
    ッケルリッチなコバルト硫化鉱物精鉱であり、生成され
    た金属マットがニッケルとコバルトを合計重量で50%
    以上を含み、前記炉へ供給された精鉱中のニッケルの重
    量の98%以上に、またコバルトの重量の80%以上に
    相当し、炉からの排ガスは容積で20%以上の亜硫酸ガ
    スを含み、炉へ供給された全硫化鉱物精鉱の硫黄重量の
    75%以上に相当することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の非鉄金属精錬操作において金属ロスを減少
    させる方法。 6、前記非鉄金属含有の硫化鉱物精鉱が銅及びコバルト
    リッチな銅、コバルト、ニッケル硫化鉱物精鉱であり、
    生成された金属マットが銅とコバルトの合計重量で50
    %以上を含み、炉へ供給された精鉱中の銅重量の98%
    以上に、またコバルトの重量の80%以上に相当し、炉
    からの排ガスは容積で20%以上の亜硫酸ガスを含み、
    炉へ供給された全硫化鉱物精鉱の硫黄重量の75%以上
    に相当することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の非鉄金属精錬操作において金属ロスを減少させる方法
    。 7、前記非鉄金属含有の硫化鉱物精鉱が砒素、ビスマス
    、カドミウム、鉛、モリブデン及び亜鉛を少量だが重要
    量含み、生成された金属マットが重量で50%以上の銅
    を含み、炉に供給された精鉱中の銅重量の98%以上に
    相当し、炉からの排ガスは容積で20%以上の亜硫酸ガ
    スと炉へ供給された全硫化物精鉱の前記砒素、ビスマス
    、カドミウム、鉛、モリブデン、硫黄及び亜鉛の重量で
    75%以上を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の非鉄金属精錬操作において金属ロスを減少させ
    る方法。 8、前記非鉄金属含有の硫化鉱物精鉱が銅とニッケルか
    ら成るグループから選択した少なくとも1種類の非鉄金
    属とアンチモン、砒素、ビスマス、カドミウム、ゲルマ
    ニウム、インジウム、鉛、水銀、モリブデン、オスミウ
    ム、レニウム、セレン、テルル、錫及び亜鉛から成るグ
    ループから選択した少なくとも1種類の微量元素を少量
    であるが重要量含み、生成された金属マットが上で定義
    したグループの非鉄金属を重量で50%以上含み、炉へ
    供給された精鉱中の前記非鉄金属の重量で98%以上に
    相当し、炉からの排ガスは容積で20%以上の亜硫酸ガ
    スと前記少なくとも1種類の微量元素の大部分を含み、
    該排ガス中の前記亜硫酸ガスは炉へ供給された全硫化鉱
    物精鉱の硫黄重量の大部分に相当することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の非鉄金属精錬操作において
    金属ロスを減少させる方法。
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