JPS6126082B2 - - Google Patents

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JPS6126082B2
JPS6126082B2 JP53157781A JP15778178A JPS6126082B2 JP S6126082 B2 JPS6126082 B2 JP S6126082B2 JP 53157781 A JP53157781 A JP 53157781A JP 15778178 A JP15778178 A JP 15778178A JP S6126082 B2 JPS6126082 B2 JP S6126082B2
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JP
Japan
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ignition
output
terminal
signal
energization
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JP53157781A
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Susumu Akyama
Kenzo Ito
Hiroyasu Fukaya
Haruhiko Ogiso
Juji Hirabayashi
Takahide Kawamura
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, NipponDenso Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP15778178A priority Critical patent/JPS5582302A/ja
Publication of JPS5582302A publication Critical patent/JPS5582302A/ja
Publication of JPS6126082B2 publication Critical patent/JPS6126082B2/ja
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は例えば自動車用エンジンの制御装置等
における駆動部材として用いるオン−オフ作動型
の電磁弁のデユーテイ比制御方法に関する。 一般に例えばエンジン制御装置においては吸気
量、単位時間当りの回転数、吸気負圧等の情報に
基づいてマイクロコンピユータの中央処理ユニツ
ト(CPU)にて制御対象の電磁弁の最適なオン
−オフ(ON−OFF)割合つまり目標デユーテイ
を計算し、この計算結果に基づいて電磁弁のオン
−オフを制御している。従来においては、この
CPUの計算値で電磁弁を制御する場合、第31
図に示すようにCPU60の計算値をCPU60か
らのセツト指令信号にてラツチ700に一時記憶
し、所定制御周期(例えば50ms)に対応するク
ロツク信号(例えば50msのクロツク)によつて
制御回路701からラツチ700の記憶内容(計
算値)をダウンカウンタ702にロード指令し、
その直後に制御回路701からダウンカウンタ7
02にダウンカウント開始指令しダウンカウンタ
702の内容が“0”でないとき、フリツプフロ
ツプ703をセツトし、ダウンカウンタ702に
おいて一定周期のダウンカウントクロツクにて計
算値をダウンカウントしていき、カウント終了信
号でフリツプフロツプ703をリセツトし、この
フリツプフロツプ703のQ出力信号で電磁弁を
制御するのが通常である。しかしこのものではラ
ツチ、ダウンカウンタ、制御回路を必要として回
路構成が複雑となる問題がある。一方、このよう
なラツチ、ダウンカウンタ、制御回路を廃止し、
直接CPUにダウンカウントの機能を実行させ、
CPUより直接に電磁弁のオンオフを制御させる
方法も考えられるが、この方法ではダウンカウン
トのための周期が小さいためCPUの処理能力か
らみて不可能であり、仮にダウンカウント処理を
実行させるとするとダウンカウントの周期は大き
くなり、電磁弁の制御応答の低下を招くという問
題がある。 本発明は上記点に鑑みてなされたものでオン−
オフ作動型の電磁弁のオンとオフとの割合を決定
する予め計算された目標デユーテイ比に基づいて
この電磁弁をオンにすべきか若しくはオフにすべ
きかを所定周期毎にCPUにて判別し、この判別
結果によりこの所定周期毎にこの電磁弁をオン若
しくはオフに制御することにより電磁弁のデユー
テイ比を制御する方法であつて、前記判別結果の
過去の一定な所定回転における前記電磁弁オンの
回転とオフの回転との割合が前記目標デユーテイ
比より大きいか小さいかを前記所定周期毎に比較
することによつて前記電磁弁をオンにすべきかオ
フにすべきかを前記所定周期毎に判別することを
特徴としており、CPUにて電磁弁のオンオフ制
御直接指令できることで回路の簡素化を可能にし
しかも電磁弁の制御応答を向上させることを目的
としたものである。 以下本発明の一実施例を図を参照しながら説明
していく。第1図は本発明を4気筒エンジンにつ
いて、適用した場合の全体の構成図を示す。1は
エンジンの吸入空気量を検出する吸気量センサで
例えばこの例では熱線式センサを用いたものであ
る。2は吸気温センサ、3はエンジン冷却水の温
度を検出する水温センサである。13はキヤブレ
ータであり、エアブリード制御用の電磁弁(以下
VSV)15がマイクロコンピユータ6からの指
令に基づきオン−オフ(ON−OFF)制御され、
つまりデユーテイ比が制御され、これによりエア
ブリード14に追加する空気量つまり混合気の空
燃比を制御する構成となつている。9,10,1
1,12は排気ガス再循環(以下EGR)を制御
する構成部品で、11はバキユームモジユレー
タ、10はEGR第1バルブ、9はEGR第2バル
ブ、12はEGR第2バルブ制御用の負圧切換電
磁弁(VSV)である。4はエンジン2回転に1
回転する従来のデイストリビユータで、ハウジン
グに回転(角)センサ5が内蔵されたものであ
る。コンピユータ6は回転センサ5及び吸気量セ
ンサ1の出力からエンジン状態を検知し、その時
点での最適のEGR率(EGR量/シリンダ内の全
ガス量)を内蔵記憶装置(ROM)から読み出
し、補間計算し、さらに吸気温センサ2、水温セ
ンサ3、コンピユータ内部に取り付けられた大気
圧センサ20の出力値に応じて補正する。この補
正されたEGR率を図示のEGRシステムで達成す
るためEGR第2バルブ9のダイアフラム室91
の圧力が目標最適EGR率に対応する計算値にな
るよう、EGR用VSV12をON(負圧を導入)
OFF(大気を導入)してフイードバツク制御す
る。EGR第2バルブ9の大気室96は大気に導
通しており、大気室96とダイアフラム室91と
の圧力差に応じて、バルブ97と一体化したダイ
アフラム92がスプリング91の反発力とつりあ
う位置まで動き、したがつてバルブ97は第1図
で右側に動き、排気マニホールドに接続されてい
る排気通路95から定圧室94を通じて吸気マニ
ホールドに排気が導入される。EGR第1バルブ
10及びバキユームモジユレータ11の作用によ
り定圧室94はほぼ一定圧(大気圧)に保持され
る。21はコンピユータ内部に取り付けられ実際
のEGR率つまりはEGR第2バルブ9のダイアフ
ラム室91内の圧力を検出するダイアフラム室圧
センサである。本例では点火系に従来の高圧分配
器を廃し、コイルを2個使用したデイスレスダブ
ルコイル方式を採用しており、8がイグナイタ、
7がイグニツシヨンコイルである。コンピユータ
6は回転センサ5及び吸気量センサ1の出力から
エンジン状態を検知し、その時点での最適の点火
角は内蔵記憶装置(ROM)から読み出し、補間
計算し、さらに水温センサの値、暖機時加速状
態、EGR率で補正し、通電時間はバツテリー電
圧によつてROMから読み出され、補間計算され
る。コンピユータ6はこの計算結果に従つて、回
転センサ5の信号を参照して実際の点火時期、通
電ON時期を実時間制御している。16はエンジ
ン、17はコンピユータ6の操作パネル、18は
コンピユータ用電源、19はバツテリー、22は
スタータスイツチを示す。 第2図に上記マイクロコンピユータ6を詳細に
説明するためのブロツク図を示す。60は点火時
期、EGR率(ダイアフラム室圧)等を算出する
中央処理ユニツト(CPU)でTI社製9900シリー
ズを用いている。71はプログラム、各エンジン
条件における最適の進角値、EGR率等を記憶し
ている読み出し専用記憶ユニツト(ROM)、70
はプログラムの動作中、使用される一時記憶ユニ
ツト(RAM)を示す。第1図に示した回転セン
サー5はエンジンクランクシヤフト2回転に1回
転するデイストリビユータシヤフトに取り付けら
れた円盤と電磁ピツクアツプから構成されてい
る。円盤は等間隔で円周方向にN→S→N…の順
に順次磁化されており、さらにTDC(エンジン
上死点)検出用に2個の磁石が互いに180゜の間
隔で埋め込まれている。したがつて2個のピツク
アツプ50,51の出力にはデイストリビユータ
1回転でクランク角信号として24個のパルスと
TDC信号として2個のパルスがえられる。この
ピツクアツプ出力の波形整形回路はデイストリビ
ユータ4に内蔵されており、コンピユータにはク
ランク角信号端子51、及びTDC信号端子50
から、それぞれ第3図のa及びbに示すような
TTLレベルの信号が入力される。 クランク角カウンタ部61はこの2つの信号に
よりクランクシヤフトの現在位置をCPU60に
転送する。CPU60はこの位置情報とタイマー
部62によりエンジン回転数を計算している。 吸気量センサー1、吸気温センサ2、エンジン
冷却水温センサ3、大気圧センサ20、ダイアフ
ラム室圧センサ21、バツテリー19からそれぞ
れ入力されるアナログ電圧信号はアナログ入力ポ
ート65でA/D変換され、DMA制御部66に
よりRAM70にDMA転送される。したがつて、
本例ではCPU60はA/D変換に直接関与せず
計算上必要となつた時点でRAM70のあらかじ
め定められたアドレスをアクセスすれば、必要な
最新データを利用できる。デイジタル入力ポート
64にはエンジン始動用のスタータが作動中であ
ることを示すスタータスイツチ22の信号と、そ
の他固定進角スイツチ等コンピユータ内に取りつ
けられた各パラメータ設定用スイツチ73の信号
とが入力されている。CPU60はROM71に記
憶されたプログラムに基づき、エンジンクランク
位置と同期して、点火時期、コイル通電開始時期
(通電時間)を計算し、その結果に基づいて通電
点火制御部69に通電、点火位置データを出力す
る。通電点火制御部69はこのデータとクランク
角信号に従つてイグナイタ8にON,OFF信号を
第3図iのように出力する。本例では点火用高電
圧の分配の必要ないいわゆるデイスレスダブルコ
イル方式であるため4気筒のうちの1,4気筒用
の第1イグナイタ80へのコイルB信号80と
2,3気筒用の第2イグナイタ81へのコイルA
信号を出力するようになつている。又、CPU6
0は時間に同期して計算された目標最適EGR率
とEGR第2バルブ9のダイアフラム室圧PD及び
大気圧PAから求めた現在(つまり実際)のEGR
率に従つてEGR(第2バルブ9の制御)用の
VSV12、並びにエアーブリード14の制御用
のVSV15をON,OFFするための信号をEGR
VSV駆動回路68、エアーブリードVSV駆動回
路67にそれぞれ出力する。割込み制御回路63
はクランク角同期、時間同期の処理を実現するた
めの割込み信号を発生させるためのものである。
72はCPUと上記各回路部との情報転送に使用
するコモンバスである。尚このシステムでは、
DMA制御部66を用いて、必要に応じて操作
(フロント)パネル17を接続することにより、
RAM70へのデータ書込み、ROM71,RAM
70のデータ読出しが可能となる。又CPUの状
態(RUN,HOLD)をフロントパネル17から
制御できるようになつている。 以下上記回路部のより詳細な内容を順次説明し
ていく。クランク角カウンタ部61の詳細回路図
を第4図に示す。クランク角カウンタ部61はエ
ンジンのクランクシヤフトの2回転に1回転する
通常のデイストリビユータ4のシヤフトに取り付
けられた回転センサ5のセンサ50,51により
発生する2つの信号5a,5bによりクランクシ
ヤフトの現在位置を12進で示すものである。回転
センサ5のクランク角信号5bはローパスフイル
タ106,107及びトランジスタ109、シユ
ミツド入力NAND素子111により整形されD型
フリツプフロツプ114(例えばTI社製
SN74LS74)に入力される。フリツプフロツプ1
14はCPU60からのクランク角READ命令に
よるデータ転送中にカウンタ125の内容がカウ
ントアツプにより変化するのを防ぐためのもの
で、クランク角READ中(信号端子401が論理
“0”)はクランク角信号5bの取り込みクロツク
400の供給をAND素子113により停止して
いる。フリツプフロツプ114のQ出力は同期式
4bitカウンタ125(例えばRCA社製
CD4520B)のCK(クロツク)端子に入力されて
いる。このカウンタ125は3進部の2bitカウン
タと4進部の2bitカウンタをNANDゲート12
8,124で直列接続したもので全体として(3
×4=)12進数のカウンタとして動作する。カウ
ンタ125の内容はクランクシヤフトの位置に対
応し、クランク角信号51のトレーリングエツジ
毎にカウントアツプされる。CPU60からのク
ランク角READ命令により、カウンタ125の内
容がバツフア126(例えばTI社製
SN74LS244)を通してデータバス404に出力
される。回転センサ5のセンサ50のTDC信号
5aはクランクシヤフトの#1,4気筒のTDC
位置を示す信号であり、クランクシヤフトが
#1,4気筒上死点を通過する毎に、第3図aに
示すごとく1パルスを出力している。このTDC
信号5aはクランク角信号5bと同様に、抵抗1
00、コンデンサ101,トランジスタ103、
シユミツト入力NAND素子105により波形整形
され、D型フリツプフロツプ118(例えば
RCA社製CD4013B)のD(データ入力)端子に
入力される。フリツプフロツプ118のCK端子
1はクランク角信号が入力され、Q出力はD型フ
リツプフロツプ119のD端子に接続されてい
る。したがつてTDC信号5aが論理“1”に反
転後の最初のクランク角信号のトレーリングエツ
ジでフリツプフロツプ119,120のNAND素
子121により1パルス(パルス幅はCK2信号4
07の周波数で決まる)を発生させ、カウンタ1
25をRESET(カウンタの内容=“0000”)す
る。すなわちTDCが“0000”に対応し、クラン
ク角90゜CAは“0100”に対応する。カウンタ1
25のRESETは、システムのイニシヤライズ信
号であるT.RESET信号402及びCPU60から
のRESET命令406からも行なわれる。尚、第
4図〜第13図までの回路図で*印のついたもの
はTTL論理素子、その他の論理素子はC−MOS
論理素子を使用している。これはCPU60が高
速で動作するため、インタフエースがC−MOS
では時間的に無理がある為である。 次にタイマー部62について第5図により説明
する。CPU60から端子400を介して供給さ
れる周波数3MHzのクロツクCK1はD型フリツプ
フロツプ200,201によつて3分周される。
このクロツクCK2はさらに4bitカウンタ202に
供給され、8分周された後、8bitカウンタ208
にクロツクとして供給される。8bitカウンタ20
7,208は16bitリアルタイムタイマーを構成
しており、0〜524280μsまでの時間とカウント
する。このタイマーは端子403を通してクラン
ク角カウンタ部61のクランク角パルスのリーデ
イングエツジにより8bitラツチ209,210
(例えばRCA社製CD4508B)にそのときの時間が
ラツチされる。ラツチされた時間はCPU60か
ら端子408を通して送られるタイマーREAD命
令によりバツフア211,212さらにデータバ
ス404を通じてCPU60に転送される。フリ
ツプフロツプ204,205は端子403の信号
のリーデイングエツジで2μsの幅のラツチ用ス
トローブパルスを出力する。3入力AND206
は16bitタイマー207,208のカウトアツプ
時とタイムラツチ時が重なるのを防ぐためのもの
で、カウンタ202のLSB出力が“0”のときは
ラツチのタイミングを最大1μs遅らせている。 次に第6図を参考にして割込み制御部63を説
明する。まず端子403よりクランク角信号が入
る度にギア割込フラグ(D型フリツプフロツプ)
302が“1”にsetされ、インバータバツフア
306をへて端子444を通してCPU60に割
込み要求信号を出す。この割込みが受けつけられ
ると後述するギア割込処理プログラムにより端子
440を通してCPU60からギア割込フラグは
resetされる。同様にギア割込プログラム中にプ
ログラム割込ポートが“1”にsetされると端子
441を通じてプログラム割込みフラグ(D型フ
リツプフロツプ)301がsetされ、CPU60に
割込み要求を送る。このフラグもCPU60から
の命令により端子442を通じてresetされる。
さらにタイマー部62の16bitタイマー207,
208から端子415を通じて供給された
8.192msのクロツクにより8ms割込みフラグCD型
フリツプフロツプ)がsetされ端子446により
CPU60に割込み要求が伝えられる。すなわち
この割込みは8.192msごとに生じ、ソフトウエア
のタイムベースとして使用される。この割込みも
CPU60からの命令によりresetされる。 次にDMA制御部66を第7図、第10図に示
す。端子409,410,411,412,41
3はCPU60に対してプログラムの実行を一時
停止させるためのHOLD要求信号(端子437)
を作るためのもので第5図のタイマー部62から
の出力信号が入力される。タイマー部62の
16bitリアルタイムタイマー207,208のビ
ツト2(端子413)及びビツト3(端子41
2)がともに“1”のときANDゲート603の
出力は“1”となる。すなわち第8図Oに示すよ
うな波形となる。同様に3入力AND605の出
力は第8図Pに示される通りである。尚、618
〜622,644〜646はCMOS入力保護用の
抵抗である。本例に示すDMAは8チヤンネルを
もつており、約1msごとに全てのチヤンネルと
RAM70間のデータ転送を行なう。8チヤンネ
ルのうち最初の7チヤンネル(第8図OでCH0
〜6)はA/D変換されたデータの転送用であり
最後の1チヤンネルCH7は操作パネル17との
データ転送に用いられる。A/D変換データの場
合、第8図Oで、最初の96μsecでA/D変換し
次の32μsecでデータ転送する。ANDゲート60
3が“1”になると、操作パネル17から、コン
ピユータへの外部HOLD要求信号がない場合(端
子427が“1”)、ANDゲート605の出力は
“0”(したがつて608の出力が“1”)となる
ため、レジスタ624(例えばTI社製74LS175)
のD入力が“1”となる。レジスタ624のCK
入力にはCPU60から3MHzのクロツクが端子4
26を通して供給されている。レジスタ624の
D入力が“1”に変化した直後は、レジスタ62
4のQ出力が“0”であるため、ANDゲート6
42の出力が“0”、NANDゲート601の出力
が“1”となり、レジスタ624のCK入力に3M
Hzクロツクがそのまま加わり、レジスタ624の
D入力が“1”に変化した次のクロツクで“1”
がレジスタ624にとまりこまれQ出力は第8図
qに示すごとく“1”となる。624のQ出力が
“1”になると、ANDゲート642の出力が
“1”に変化し、トライステート出力のNANDゲ
ート643(例えばTI社製74LS38)の出力が
“0”となり、CPU60に対し、DMA開始のため
のHOLD要求信号(“0”)を出力する。(第8図
t参照)CPU60は端子431からのこの
HOLD要求信号をそのとき実行しているマシンサ
イクルの終了後、受けつけ端子425にHOLDA
信号“1”を出力する。(第8図u)。端子437
が“0”でHOLD要求信号が出力されていて
HOLDA端子425信号が“1”になるまでは
NANDゲート601の出力が“0”の為、3MHz
クロツク(端子426)はレジスタ625のCK
端子に供給されない。HOLDAが“1”になると
レジスタ625のCK端子にクロツクが入力さ
れ、“1”がレジスタ625に取りこまれ、Q出
力は“1”となる。さらに次のクロツクでレジス
タ626のQ出力が“1”、その次のクロツクで
レジスタ627の出力が“0”となる。レジス
タ627の出力が“0”になるとNANDゲート
643の出力は“ハイインピーダンス”となり、
HOLD要求が解除され、DMAサイクルが完了す
る。HOLDA信号が“1”になると、ANDゲート
638が“1”となり、トライステート出力
NANDゲート641の出力が、HOLD要求信号
が“0”、HOLDA信号が“1”期間中だ
け“0”となり、第8図vに示すようにRAM7
0にメモリー使用選択信号(、436)
を出す。 さらにレジスタ625のQ出力が“1”、レジ
スタ626の出力が“1”の時だけ、ANDゲ
ート639が“1”となり、CH0〜CH6が選択
されている間は3入力ANDゲート605の出力
は“0”であるから、インバータ612の出力は
“1”であり、トライステートNANDゲート64
0には第8図wに示すようにメモリーのRAM7
0へのWRiTE信号(、端子435)が出力
される。また、メモリー使用選択信号が
“0”の間は、NANDゲート628の出力、すな
わちメモリーへのREAD信号(DBiN、端子43
1)は“0”である。HOLDA信号が“1”の間
(DMAサイクル中)は、CPu60は停止してお
り、、DBiN、等の制御ライン、アド
レスバス、データバスのCPu側からのドライブは
“ハイインピーダンス”状態にある。したがつて
この間はDMA制御部66からRAM70に対して
直接データ転送を行なう。CH0〜CH6のA/D
変換データの転送の場合、インバータ606の出
力は“1”であり、端子420、すなわちNAND
ゲート629の出力には、第8図vのと
同様な信号が出力され、その信号は第9図のA/
D変換データレジスタ、518,519第10図
のA/D変換アドレスレジスタ530,531の
ストローブ入力1,2に加えられている。つ
まりが“0”の期間、A/D変換された
データはデータバス404上に出力され、また
CH0〜CH6に対応するアドレスがアドレスバス
440上に出力される。これらバス上に出力され
たデータは信号により、RAM70に書き込
まれる。操作パネル17からの外部HOLD要求信
号(端子427)がある(“1”)場合にはCH0
〜CH6のA/D変換DMAサイクルは行なわれな
い。すなわち、NANDゲート607の出力が
“0”となり、ANDゲート603の出力が“1”
となつてもレジスタ624のD入力は“0”の状
態のままであるためDMAサイクルは開始されな
い。次に操作(フロント)パネル17とRAM7
0とのデータ転送を行なうCH7のDMAサイクル
を説明する。端子428はフロントパネルからの
R/W信号、端子429はデータ転送要求信号、
端子430は連続READ信号、端子414はタイ
マー部62から供給される128msのクロツク信号
である。まず、操作パネル17からRAM70へ
データ書込み要求が生じた場合、端子428,4
29,430は“0”となる。ANDゲート60
5及び603の出力が“1”、(第8図O,P)と
なり、CH7のDMAサイクルが開始される。レジ
スタ615,616により、端子429の“1”
から“0”への立ち上がりで幅10msの正極性パ
ルスがANDゲート617の出力に一つ生ずる。
このパルスはNANDゲート609で128μsの負
極性パルスとなり、NAND608,AND604
をへてレジスタ624のD入力に32μsの正極性
パルスとして入力される。操作パネル17から
RAM70へのWRITE要求の場合、,
HOLDA,,,DBiNの各制御ライン
は、前記A/D変換データのDMAデータ転送と
まつたく同様に駆動される。(第8図t〜w)さ
らに操作(フロント)パネル17に対し、RAM
70に転送すべきアドレス、データを格納してい
るレジスタの内容をそれぞれアドレスバス、デー
タバス上に出力させる信号端子434,432に
が“0”の期間、第8図xに示すように
正極性のパルスを出力する。 操作パネル17からRAM70,ROM71に対
するデータ読込み要求があつたときは、端子42
9,430が“0”、428が“1”となる。こ
の場合のDMAサイクルでは、コンピユータ制御
ラインのうち信号(端子435)はメモリ使
用選択信号信号(端子436)が“0”
である期間も“1”のままであるかわりに、
ANDゲート611の出力は“1”であるため、
DBiN信号(端子431)が“1”である。その
他の制御ライン,HOLDA,,に
ついては、前記A/D変換データの転送サイク
ル、フロントパネルからのデータ書込みサイクル
と同様である。連続READ信号(端子430)が
“1”のときは、NAND613の出力は128msの
クロツクが発生する。これはNANDゲート614
により、128msごとのフロントパネル17から
RAM70,ROM71に対するデータ読込み要求
と等価なので、128msに1回、RAM70,ROM
71からフロントパネル17へDMAデータ転送
サイクルが、前記のごとく生じる。尚、フロント
パネル17よりのDMAサイクルは外部HOLD要
求信号(端子427)があつても実行される。 次に、アナログ入力ポート65について第9図
を参照しながら説明する。各センサーの入力端子
1〜3,19〜21のすぐ後に接続された抵抗と
コンデンサのフイルター500〜513は、信号
ラインに重畳している雑音成分を除去するための
もので、ある。6つのセンサ入力は8チヤンネル
のマルチプレクサ514(例えば、CD4051B)
の入力C0〜C5にそれぞれ接続され、そのうち
の1つの入力がアドレス入力A,B,Cのレベル
により選択される。すなわち、例えばA,B,C
が“0”“0”“0”のときC0入力が整ばれ、
“1”“0”“0”のときC1入力が選ばれる。マ
ルチプレクサ514のアドレス入力A,B,Cは
レベルコンバータ(例えばCD40109B)515を
へて、タイマー部62のリアルタイムタイマー2
07,208に接続されている。したがつて、
128μsごとにC0→C1→C2→……C0を選
択されるチヤンネルがスイツチされ、1つのチヤ
ンネルは1msに1回選択される。端子421もリ
アルタイムタイマー207,208に接続されて
おり、64μsのクロツクを発生する。すなわちマ
ルチプレクサ514のアドレスがスイツチされる
と同時に端子412は“0”から“1”に立ち上
がる。そのときインバータ520,524,
NAND素子523,抵抗521,コンデンサ52
2により数μsのA/Dスタートパルスが発生
し、遂次比較型A/Dコンバータ517(例えば
Bur Brown社製ADC80AG)のCONV・CMD端子
に入力され、A/D変換が始まる。マルチプレク
サ514の出力にはアドレス入力A,B,Cの値
に応じて選択された1つの入力がそのまま出力さ
れオペアンプ516(例えば日本電気製μ
PC151A)による電流増幅後、A/Dコンバータ
517のアナログ入力端子に入力される。A/D
コンバータ517はCON・CMD端子に変換スタ
ート信号が印加された後、約40μsかけて前記ア
ナログ入力を12bitデイジタルデータに変換し、
B0〜B11に出力する。変換されたデイジタル
データは前記DMA制御部66により、変換スタ
ート信号印加後96μs後に始まるDMAデータ転
送サイクルでP.AM70の選択されたチヤンネル
に対応するアドレスにB0〜B11の12bitデー
タがバツフア518,519を通じて書き込まれ
る。 次に通電点火制御部69を第11図、第12図
及び第3図により詳述する。CPu60はクランク
角カウンタ部61からの情報及びクランク角信号
が入る度に生じる割込み(ギヤ割込み)によりク
ランクシヤフトの現在位置を360÷12=30(゜
CA)の精度で認識している。プログラムにより
計算された最適な通電時期点火時期をどのように
して実現するかを#1,4気筒について説明す
る。#2,3気筒についても同様に説明できる。
まず通電については、最適通電角θを次式に示す
ように分解する。
【表】 θ:通電角 θ:30゜CA単位でCPuの認識できる通電開
始クランク角(0〜11(30゜CA)すな
わち回転角センサー5の各ギア位置と対
応 θ:30゜CA以下の端数 τ:30゜CA以下の端数θをそのときの回転
数Nに基づき8μsの単位で時間に換算
したもの。 そして、上式により算出されたギア位置θ
り1つ手前のギア位置(θ−1)で生じた前記
ギア割込みにおいてCPu60は第3図Cの如く
#1,4コイル通電命令(端子453)及び通電
ダウンカウンタ値セツト命令(端子450)を出
力する。端子453に印加されたパルスはインバ
ータ908により反転し、フリツプフロツプ90
9をセツトする。また端子450に印加されたパ
ルスにより、そのとき同時にデータバス404に
CPuから出力されたiの内容が16bit通電ダウン
カウンタ900,901にセツトされる。90
0,901はそれぞれ8bitのダウンカウンタ(例
えばRCA社製CD40103B)で直列に接続して
16bitダウンカウンタを構成している。この16bit
のダウンカウント値は8μsの精度で0〜
0.52428secの値が可能である。したがつて3rpm
程度の回転数までオーバーフローなしに1義的に
ダウンカウントが可能である。フリツプフロツプ
909がセツトされると出力は“0”となり
NANDゲート910の出力、すなわちD型フリツ
プフロツプ911のD入力は“1”となる。フリ
ツプフロツプ911のCK(クロツク)入力は端
子403を通してクランク角信号に接続されてい
るので、#1,4コイル通電命令及び通電ダウン
カウンタ値セツト命令の出力後、次のクランク角
パルスでフリツプフロツプ911はセツトされ
る。第3図dはフリツプフロツプ911のQ出力
の信号波形を示す。フリツプフロツプ911がセ
ツトされると出力は“0”となるのでダウンカ
ウンタ900,901はダウンカウント可能とな
り又、4ビツト分周器925のリセツト入力を解
除するのでダウンカウンタ900,901のCK
入力にダウンカウント用クロツクが供給され、ダ
ウントが開始される。分周器925(例えば
RCA社製CD4520B)はタイマー部62の4bitダ
ウンカウンタ202から端子455により2μs
のクロツクの供給を受け、これを4分周して8μ
sのダウンカウントクロツクを発生させている。
リアルタイムタイマー207,208から直接8
μsのクロツクを利用していないのは、精度、特
にτ=0,1のときの精度を確実にするためであ
る。さて、16bitダウンカウンタ900,901
がダウンカウントを終了すると、その終了信号
“0”がダウンカウンタ900のCO/ZD端子か
ら出力されインバータ904、ANDゲート90
6、NANDゲート915をへて、フリツプフロツ
プ909,911をリセツトし(第3図d参
照)、さらにインバータ914をへてダウンカウ
ンタ900,901をリセツトするのでCO/ZD
端子は再び“1”にもどる。したがつてANDゲ
ート906の出力、すなわち端子456は第3図
lに示すごとく、負極性のパルスとなる。又、フ
リツプフロツプ911の出力は“1”となるの
でダウンカウンタ900,901のカウントはス
トツプし、カウントダウンクロツクの供給もスト
ツプする。尚、ANDゲート906のもう一方の
入力にはダウンカウントクロツクをインバータ9
05で反転したものが印加されており、ANDゲ
ート906の出力はダウンカウント終了信号より
4μs遅れて“1”となる。これはカウントダウ
ンクロツク印加直後、ダウンカウンタ900の
CO/ZD端子に生じる可能性のある負極性のパル
ス(200ns程度)による誤動作を防止するための
ものである。ANDゲート906の出力パルスは
端子456を通して第12図のANDゲート93
3,935に加わる。今、第11図のフリツプフ
ロツプ909のQ出力はR(リセツト)入力が
“1”に反転するまで“1”であり、第12図の
ANDゲート933の入力は端子457により、
フリツプフロツプ909のQ出力に接続されてい
るのでANDゲート933の出力には端子456
に印加されたパルスがそのまま生じ、#1,4コ
イル(コイルB)制御フリツプフロツプ938が
セツトされる。938の出力が“1”に変化す
ると、インバータバツフア939の出力は
“0”、したがつてトランジスタ942,947は
OFF、トランジスタ952はONとなり第1イグ
ナイタ80の入力端子とIGGND端子82間に電
流が流れ#1,4気筒用のコイルは通電を開始す
る。尚、ダイオード948,953はトランジス
タ保護用であり、抵抗940,941,943〜
946,949〜951,954は点火ノイズの
減衰のためソリツド抵抗である。第11図の
NANDゲート907の一方の入力は分周器925
の2μsのクロツクを供給する端子に接続されて
いる。したがつてANDゲート906の出力が
“1”に変化しても、ダウンカウンタ900,9
01,フリツプフロツプ909,911のリセツ
トは2μsだけ遅れて実施される。これはフリツ
プフロツプ938のセツトパルスのパルス幅を確
保するためである。点火角(時期)θBxについ
ても(1)式と同様に分解する。
【表】 θBX:#1,4コイル(コイルB)の点火角 θBX1:30゜CA単位でCPuの認識できる点火ク
ランク角、(0〜11×30゜CA) θBx2:30゜CA以下の端数 τx:30゜CA以下の端数θBxをそのときの回転
数Nに基づき8μsの単位で時間に換
算したもの。 (2)式で算出されたギア位置(θBx1)より1つ手
前のギア位置(θBX−1)にエンジンのクランク
シヤフトが到達したとき生じる回転センサ5(セ
ンサ51)のクランク角信号51の立ち上がりに
よるギア割込みでCPu60は点火命令(端子45
4、第3図fを出力し、16bit点火ダウンカウン
タ902,903にτxを設定する。クランクシ
ヤフト位置がθBx1に到達するとフリツプフロツ
プ922がセツトされる。16bitダウンカウンタ
902,903は8μsのクロツクでダウンカウ
ントを開始し、ダウンカウントが終了すると同時
に第3図hに示すような正極性パルスが端子45
9に生じる。第3図gはフリツプフロツプ922
のQ出力の波形であり、ダウンカウント中のみ
“1”となる。第12図のデコーダ930(例え
ばRCA社製CD4556B)のA,B入力はそれぞれ
第4図のクランク角カウンタ部61のカウンタ1
25の上位2ビツト(ビツト2,3)に端子40
5を介して接続されている。したがつてクランク
角が0〜90゜CA、270〜360゜CA)とき、NAND
ゲート931の出力が“1”に、90〜270゜CAの
ときNANDゲート932の出力が“1”となる。
#1,4気筒の点火クランク角は通常290〜360°
CAであり、#2,3気筒の点火クランク角は110
゜〜180゜CAである。したがつて点火について
は、CPuからの識別信号がなくても、どちらのコ
イルの点火命令かは上記のごとく、クランク角が
わかれば、特定できるわけである。さて今の場合
NANDゲート931の出力の方が“1”となり
ANDゲート934の出力に端子459からのパ
ルスが生じフリツプフロツプ938をリセツト
し、出力は“1”に第3図iに示すように変化
する。 したがつてトランジスタ942,947が
ON,トランジスタ952がOFFとなり、第1イ
グナイタ80の入力端子とGND端子82間に流
れていた電流は遮断され、#1,4気筒のうちい
ずれか圧縮工程にある気筒の点火プラグに高圧が
発生し、点火が行なわれる。 以上#1,4気筒用のコイルBイグナイタ信号
について説明したが#2,3気筒用のコイルAイ
グナイタ信号についても全く同様にして制御され
る。 次にEGR−VSV駆動回路68について第13
図により詳細に説明する。CPu60が後述するそ
の内蔵プログラムによりEGR制御用のVSV12
をONすべきことを判断すると、端子470に
“0”を出力する。するとトランジスタ802,
806がONとなり、EGRVSV12の端子とバツ
テリーGND端子19間にコイル励磁電流が流れ
EGR制御用VSV12はONとなる。逆にCPu60
が端子470に“1”を出力すると、トランジス
タ802,806がOFFとなり、EGRVSV12
の端子とバツテリーGND端子19間には電流が
流れず、EGR制御用VSV12はOFFとなる。エ
アーブリードVSV駆動回路67は第13図と全
く同様でCPu60からの“0”,“1”の出力でエ
アーブリード制御用VSV15をON,OFF作動さ
せる。 以上で本発明の一例を示すシステムのバードウ
エアの説明を終了し以下制御アルゴリズムすなわ
ちソフトウエアを説明していく。 本例のシステムはそれぞれ優先順位をもつ3つ
の割込みを持つ。それを第14図に示す。3つの
割込みは優先レベルの高い順にギア割込み、プロ
グラム割込み、8ms割込みである。メインルーチ
ンはこれら各割込みの処理中でないとき、実行さ
れる。吸入空気量Ga、水温Tw、吸気温Taダイ
アフラム室圧PD、大気圧PA、バツテリー電圧V
BについてはA/D変換されたのち、それぞれ
1msに1回CPu60を数μs停止させ、その間に
あらかじめ定められたRAM70内のメモリーア
ドレスにDMA制御部により直接転送される。し
たがつて、プログラムはA/D変換には全く関与
せず、上記データが必要な時は所定のアドレスを
アクセスするだけでよい。以下各プログラムにつ
いて順次説明する。まず割込みのない場合、実行
されるメインルーチンのフローチヤートを第15
図に示す。コンピユータ6の電源ON又はフロン
トパネル17のRESETスイツチの押下によりメ
インルーチンが起動され、ステツプ1001でイ
ニシヤライズ、すなわちプログラムの初期化
(RAMのclear、パラメータに所定の値を設定、
各割込みの許可等)が実行される。 次にステツプ1002で第16図に詳細を示す
ベース処理が実行される。ベース処理ではA/D
変換されたデータをもとに冷却水温Tw、吸気温
Taが一次元マツプから線形補間されステツプ1
020,1023、ステツプ1021,1022
で冷却水温Twから一次元マツプにより線形補間
され、水温進角θTw、EGRの水温補正係数KTw
が算出される。さらにステツプ1026で加速進
角係数γACCが(3)式により計算され γAcc=CAccX(80−Tw) −(3) CAcc:定数 求められる。ステツプ1024では同様に吸気温
AからEGRの吸気温補正係数KTAが一次元マツ
プにより線形補間計算され、ステツプ1025で
は大気圧PAのA/D変換データからEGR大気圧
補正係数KPが一次元マツプにより線形補間計算
される。ベース処理実行後、メインルーチンは条
件判断ステツプ1003に進む。このステツプ1
003ではフラグf8が0かどうかを調べ、0なら
ベース処理ステツプ1002にもどり、0でなけ
ればステツプ1004に進む。このフラグf8は第
29図に示す8ms割込みで1ずつ増加し、メイン
ルーチンで8ms処理ステツプ1005を実行する
毎に1つずつ減少する。したがつて8ms処理ステ
ツプ1005は通常8ms毎に1回実行される。
8ms処理の詳細を第17図に示す。ステツプ10
30でA/D変換されたバツテリー電圧VBから
一次元マツプにより線形補間計算により要求通電
時間τONが求められる。ステツプ1031では
フラグ50が1ずつ増加される。8ms処理ステ
ツプ1005終了後、メインルーチンは判断ステ
ツプ1006に進む。ステツプ1006ではフラ
グ50が6かそれ以上ならばステツプ1007
に進み6減算され、続いて50ms処理ステツプ1
008が実行される。50が5以下ならステッ
プ1003にもどる。通常80ms(正確には6×
8,192=49.152ms)に1回実行されるこの50ms
処理ステツプ1008を第18図に示す。ステツ
プ1040〜46は加速進角の演算を示す。加速
の検出は(4)式の △Ga/N=(Ga/N)−(Ga/N)500−(4) Ga:吸入空気量,N:回転数 ように現在の(Da/N)0と500ms前のデー
タ(Ga/N)500の差をステツプ1040で求
め、ステツプ1041にてその差がある値C以上
であるかどうかにより加速の判定を行なう。加速
と判定されれば θAcc′=γAcc×△Ga/N −(5) γAcc:(3)式参照 ステツプ1043において(5)式で新しい加速進
角θAccが計算される。加速進角θAccは、加速
検出後、1回転毎に一定角度ずつ(0.1〜1゜
CA)遅角していく。したがつてステツプ104
5で現在の加速進角値θAccと加速検出により新
たに計算された加速進角値θAcc′のうち大きい
方を新しいθAccとする。又ステツプ1042に
て減速を検出した場合(ステツプ1042)θ
Accは直ちに0となる。ステツプ1047〜10
51はEGR処理ステツプである。本例に示す
EGR制御法は前述のように第1図のEGR第2バ
ルブ9のダイアフラム室91圧を回転数Nと一回
転あたりの吸入空気量Ga/Nにより定められる
最適EGR率に対応する負圧に設定することによ
り、バルブ92のリストを制御し、最適EGR率
を得る方法である。ステツプ1047では最適
EGR率に対応する負圧Pdrefが(6)式により算出さ
れる。 Pdref= A+KTw×KTa×Kp×(Pdmap−
A)−(6) Pdmap: (N,Ga/N)から三次元マツプ
により4点線形補間計算で求めた値(負圧) KTw:EGR水温補正係数(第16図参照) KTa:EGR吸気温補正係数(第16図参照) Kp:EGR大気圧補正係数(第16図参照) A: プリセツト圧、ダイアフラム室(第1図
91)の圧力がスプリング93の反発力に抗
して弁92が動き始める臨界圧力。 さらにEGR第2バルブ9のダイアフラム室圧
(負圧)の現在値Pdrealはステツプ1048で(7)
式により計算される。 Pdreal=PA−PD −(7) PA:大気圧(絶対圧) PD:ダイアフラム室圧(絶対圧力) 以下のステツプでは実際のダイアフラム室圧
Pdrealが最適制御値Pdrefに一致するよう第1図
のVSV12をON,OFF制御する。すなわちステ
ツプ1049で実際のダイアフラム室圧Pdrealが
制御値Pdrefより小さければEGR用VSV12を
ONにし、レギユレートされたマニホールド負圧
を導入してPdrealを大きくし、逆にPdrealが
Pdrefより大きくなるとVSVをOFFして、大気圧
を導入し、Pdrealを小さくする。次にステツプ1
052では(8)式に従つてダイアフラム室圧Pdreal
からEGR進角値θEGRが計算される。 θEGR=CθEGR×(Pdreal−A) −(8) (ただしPdreal−A<0ならθEGR=0) CθEGR:定数 A :プリセツト圧 ステツプ1053以下は第1図のエアーブリー
ド用VSV15を制御するプログラムステツプを
示す。この場合EGR率が大きいほどVSV15の
OFF期間が長くなりエアーブリード14の空気
量が減少し、空燃比(A/F)が小さくなるよう
制御される。この場合ステツプ1053でエアー
ブリード用VSV15のON−OFFの目標デユーテ
イ比Drefが(9)式によりまず計算される。 Dref=CDREF×(Pdreal−A) −(9) (ただしPdreal−A<0ならDref=0) CDREF:定数 A :プリセツト圧 RAM70の所定のアドレスに記憶される16bit
の記憶内容Hairの各bitは最上位bitから古い順に
エアーブリードVSVの過去16回のON(“1”)、
OFF(“0”)の履歴を表わす。NONは過去16回
の履歴でON(“1”)の回数を表わす。したがつ
て現在のデユーテイ比Drealは、判断ステツプ1
057での今回の判断の期待値をON,OFFとも
1/2と仮定すると、ステツプ1056に示すよう
に計算できる。NONの最新値はHairを1bit左へシ
フトさせ最も古いビツトを調べ、“1”のときは
1減算し、“0”のときはそのままとすればよい
(ステツプ1053〜1055)。EGRVSV12
の制御の場合と同様に、現在のデユーテイ比
Drealが制御目標値Drefより小さければエアーブ
リードVSV15をONしてDrealを大きくし、(ス
テツプ1059)ステツプ1060でNONを1
増加させ、Hairの最新ビツトを1にしている。
逆にDrealがDrefより大きければVSVをOFFして
Drealを小さくする。(ステツプ1058)。した
がつてエンジンに供給される混合気の空燃比は
EGR量に応じて設定する値に制御される。エア
ーブリードVSV15のON,OFFデユーテイ比を
算出し、VSVのON,OFFをCPuで直接制御する
本例では、第31図の如きダウンカウンタ等を用
いてデユーテイ比を制御する通常の方式に比較し
て、ハードウエア(回路)が小規模となり、しか
も電磁弁のデユーテイ比制御サイクル(制御周
期)を同じように選んだ場合は応答性も向上す
る。特に本例では過去16回の履歴から現在のデユ
ーテイ比を算出しており、デユーテイ比計算のた
めのサンプルは50ms毎の計算について常に最新
値を用いており、たとえば800ms(50ms×16)
に1回だけ目標デユーテイ比を計算し、それに基
づくON,OFFのシーケンスを50msごとに実行
する方法に比して、応答性は格段に優れている。
以上でEGRに関連する処理プログラムの説明を
完了し、以下ギア割込み、プログラム割込みにつ
いて説明する。 まずギア割込みについて第19図により説明す
る。ギア割込みは最も優先順位の高い割込みで最
優先に処理される。このギア割込みの起動は前述
の第6図に示す割込み制御部63の端子44から
のクランク角パルスにより行なわれる。したがつ
てギア割込みはTDCから30゜CAごとに起動され
る。起動されるとステツプ1100でギア割込み
をリセツト(第6図のフリツプフロツプ302の
リセツト)し、第5図に示すタイマー部62でク
ランク角パルスによりリアルタイムタイマー20
7,208からレジスタ209,210にラツチ
されたラツプ値をCPu60に読み込む。この操作
によりCPu60はクランク角パルスの生じた正確
な時間が8μsの精度で検知でき、30゜CA毎の
クランク位置の通過時刻が検知できる。さらに第
4図に示すクランク角カウンタ部61のクランク
角カウンタ125のREAD操作によりCPu60は
現在のクランク位置を30゜CAの精度で検知でき
る。ただし以下に述べるクランク位置の現在値と
は、これに1を加算したものである。 ステツプ1101は通電点火処理のための第1
表に示す2つの計算値ストレージテーブルiGT
1,iGT2のうちいずれか新しい方を選択するた
めの判断ステツプである。フラグTABが“0”
ならばテーブルiGT1,“0”でなければテーブ
ルiGT2が最新のテーブルであることを示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 第1表にその内容を示す計算値ストレージテー
ブルiGTは後述するプログラム割込みで算出され
る。したがつてテーブルiGTの各データ更新中に
ギア割込みが生じる可能性があるため、テーブル
iGTはiGT1とiGT2の2セツト確保している。テ
ーブルiGT1による通電点火処理ステツプ110
2を第20,21図に示す。テーブルiGT2によ
る通電点火処理ステツプ1103も使用するデー
タがテーブルiGT1の代わりにテーブルiGT2で
ある以外はステツプ1102と同等である。以下
20,21図を参照しながら通電点火処理を説明
する。まずステツプ1110でイグニツシヨンコ
イル7のうちのコイルA(#2,3気筒用イグニ
ツシヨンコイル)の状態を調べる。コイルA状態
Aは第2表に示すコイル制御テーブルCCTの1
つのフラグで“0”が通電前、“2”が通電中、
“4”が点火後を表わす。すなわち第3表に示す
固定位置処理ステツプ1104のギア位置11
(コイルBのTDCに対しATDC300゜CA)でSA
は“0”にコイルA通電ON処理ステツプ111
2で“2”にコイルA点火処理ステツプ1123
で“4”にセツトされる。コイルA状態SA
“0”で通電前の場合、後述のプログラム割込み
で計算された通電ギア位置の最新値θとコイル
A(#2,3気筒)のTDC(上死点)に対する
現在のギア位置Aをステツプ1111で比較
し、A≧θならばコイルA通電ON処理ステツ
プ1112に進み、Aが通電ギア位置にまで達
していないときは第21図のコイルBの処理ルー
チンに進む。コイルA通電ON処理ステツプ11
12を第22図に示す。ステツプ1140でA
>θA=θかを調べている。A>θ
成立するのは加速時、点火角θxが大きく進角し
た時、バツテリー電圧が急激に低下した時等、通
電ギア位置の最新値が1つ前の値より早くなつた
場合である。このときは現在位置が通電すべき位
置を既に過ぎているのでステツプ1142,11
44に示すごとく次のクランク角パルスですぐコ
イルAが通電されるようステツプ1144で第1
1図の通電ダウンカウンタ900,901に
“0”がセツトされ、ステツプ1145でコイル
A通電命令が出力されている。A=θが成立
した通常の場合はステツプ1143に進み通電ダ
ウンカウンタに計算値τをセツトし、ステツプ1
145でコイルA通電命令を出力する。そうする
と、第11図の回路動作の説明で前述したように
次のクランク角パルスでスタートするダウンカウ
ント終了後、第3図iに示すごとくコイルAイグ
ナイタ信号は“1”→“0”に反転する。ステツ
プ1141,1142で設定されるコイルA通電
角θAは最新の実際に通電を開始したクランク角
を表わし、以下のステツプで使用される。 ステツプ1146で前述のコイルA状態SA
“2”にセツトされる。さらにステツプ1113
でコイルA点火計算フラグAが“0”にセツト
される。このフラグAは失火を防ぎ、通電ON時
間を確保するために、プログラム割込みにおける
ESA計算ステツプで算出された点火角θxを実
際に通電を開始したクランク角θAで修正計算す
ることを要求するフラグである。修正計算の要求
すなわちフラグAは上述の通電開始時と後述の
ESA計算の実行直後に“0”にセツトされる。
次にコイルA状態SAが“2”すなわち通電中の
場合はステツプ1114に進み、点火処理を行う
ギア位置かどうかを判定する。点火進角は必ず
BTDC0〜70゜CAの範囲内であるのでコイルA点
火処理はギア位置9〜11(すなわち#2,3気
筒TDCを0゜CAとするとBTDC30゜,60゜,90
゜CA)のみで行なえばよい。したがつて本例で
はθOFF=9である。ステツプ1114でコイ
ルA現在位置A≧θOFFを満足すればステツプ
1115に、さもなければ第21図のコイルBの
処理ルーチンに進む。ステツプ1115でコイル
A点火計算フラグAが“0”ならば前述の点火
角θxの修正計算が実行される。まずステツプ1
116で実際の通電角θAとプログラム割込みで
計算された許容最小ドウエル角(エンジンの正常
燃焼に必要とされる最小限の通電時間をそのとき
の回転数に基づきクランク角に換算したもの)
θ′ONから、通電時間からみた許容最大進角点火
角がθAxとして計算される。この値とプログラ
ム割込みのESA計算ステツプで算出された最適
点火角θxがステツプ1119で比較され、θx
≦θAxならばθAxがθx>θAxならばθxを
改めて実際のコイルA制御点火角θAxとして第
2表に示されるコイル制御テーブルCCTに書き
込まれる。つまり、失火を防ぐことを最優先と
し、点火進角の最新値が進角しすぎた場合には、
通電時間を確保するため、ステツプ1116で計
算したθAxを進角の上限としている。ただしス
テツプ1117,1118に示すように上死点
(TDC)以後に最大許容進角点火角がくる場合に
は、上死点(θMAx=360゜CA)を実際の点火
角θAxにしている。一般にコンピユータでクラ
ンク角に同期して計算し点火時期を制御する場
合、従来の方法では1回の通電点火計算で1回以
上の通電、点火を制御し、通電点火計算で同時に
算出された通電ON時期、点火時期がそのまま実
際の制御に採用され、通電中にさらに通電点火計
算によつて新しい点火時期が計算されることはな
かつた。 しかし、コンピユータの高速化に伴い、特に低
回転では1点火について2回以上の通電点火計算
を起動し、そのうち最新の計算値を採用すること
も可能になつてきた。回転数が600〜6000rpmと
1桁変動する実際の自動車用エンジン等の制御の
場合、従来、高回転時の通電点火計算の計算時間
の制約から早めに通電点火計算が起動されていた
ことを考慮すれば、1点火に対し何回も通電点火
計算を起動し、そのうちで実際の制御に間に合う
最新の計算値を採用する方法は、加速時の過渡応
答性を格段に改善し、ドライバビリテイの向上に
寄与する。本例ではクランク一回転で4回通電点
火計算が起動されているが、より高速のコンピユ
ータを用いれば、クランク角パルスが生ずる30℃
A毎に計算を実行することも可能となる。本例に
は触れてないが通電点火計算をクランク角同期で
はなく時間同期(例えば本例の8ms処理ステツ
プ)又はメインルーチン等で行なう方法(フオー
ドのEEC等)でも第20図のステツプ1116
〜1121に示す実際の点火時期の再計算が必要
となる。特に本例のようにダブルコイル方式を採
用し、通電ON時期を、通常のシングルコイル方
式(0〜180℃A)に比して2倍(0〜360℃A)
早めに設定できる場合はそのメリツト活用のた
め、通電ON時期と点火時期が大きく離れる可能
性があり、失火等通電時間に起因する異常燃焼を
軽減するためには、上述の点火時期の再調整は不
可欠である。ステツプ1121では実際のコイル
A制御点火角θAxから制御点火ギア位置θAx1
(2)式により算出し、コイルA点火計算フラグA
を“1”にもどす。 次にステツプ1122に進む。ステツプ111
5でAが“0”でなければ直接このステツプ1
122にプログラムは移る。ステツプ1122で
はコイルA制御点火ギア位置θAx1と現在のギア
位置Aが比較される。A≧θAx1ならばコイル
A点火処理ステツプ1123に進み、A<θAx1
ならばなにもせず、第21図のコイルBの処理ル
ーチンに進む。ステツプ1123の詳細フローチ
ヤートを第24図に示す。第24図は第22図と
ほぼ同様で、まずステツプ1160でA>θAx1
A=θAx1かを調べている。A>θAx1が成立
するのはこのギア割込みの直前にESA計算ステ
ツプが終了し、新しい点火時期の値が使用可能と
なり、かつ前の計算値に比して新しい計算値が進
角した場合である。この場合現在位置が点火すべ
きギア位置を通りすぎているので、ステツプ11
62,1163で第11図に示す通電点火制御部
69の点火ダウンカウンタ902,903に
“0”をセツトされ、ステツプ1164で点火命
令が出力されるので、次のクランク角信号で直ち
にコイルA点火信号がイグナイタ8の第2イグナ
イタ81に送られる。A=θAx1の場合は通電点
火制御部69の点火ダウンカウンタ902,90
3にセツトされる点火ダウンカウンタ値τxは(2)
式すなわち(2A)式によりステツプ1161で
算出される。τxは前述のように隣り合う τx=τx(θAx−θAx1) −(2A) θAx:コイルA制御点火角 θAx1:コイルA制御点火ギア位置 ギア位置の間(間隔30℃A)の任意の点を小さ
い方のギア位置からの所要時間で表わしたもので
ある。ステツプ1163でτxを点火ダウンカウ
ンタにセツトし、ステツプ1164でコイルA点
火命令を出力する。その結果、前述のように点火
命令出力後の次のクランク角パルスでダウンカウ
ントがスタートし、ダウンカウントを終了すると
第3図iに示すようにコイルAイグナイタ信号が
“1”→“0”に反転し点火が起こる。次にステ
ツプ1165でコイルA状態SAが“4”にセツ
トされ、コイルA点火処理ステツプは完了する。
以上でコイルAの処理ルーチンの解説を終了し、
第21図に示すコイルBの処理ルーチンに移る。
コイルBの処理ルーチンもコイルAの処理ルーチ
ンと全く同様である。ギアの現在位置Bは#14
気筒(コイルB)のTDCを基準としたものであ
るので、現在位置Aとは180℃Aずれており(10)式
が成立する。 BA+6(mod12) …(10) コイルBの通電ON処理ステツプを第23図
に、点火処理ステツプを第25図に示す。以上で
ギア割込みにおける通電点火処理ステツプ110
2,1103の説明を終え、次に固定位置処理ス
テツプ1104を説明する。前述の第3表にその
内容を示す固定位置処理ルーチンは、回転数の計
算、プログラム割込みの起動、点火遅延角θDL
、加速進角θACCの計算を行なう。第3表に示
すギア位置はステツプ1100のクランク角カウ
ンタのREAD操作から求められ、通電点火処理ル
ーチンのBそのものである。クランク角パルス
は30℃A毎につまりクランクシヤフト1回転につ
き12パルス発生するので、Bは0〜11の値をと
る。このBの値により、第3表に示すさまざま
な処理が実行される。まずギア位置“0”
(#1,4気筒のTDC)及び“6”(#2,3気
筒のTDC)では平均回転時間τm(60℃Aの回
転時間)が後述の過去2回の30℃Aの回転時間の
加算で求められる。このτmから点火遅延角θDL
が(11)式により求められる。これはイグナイタに
よる点火信号の遅れをクランク角度に換算したも
のである。 θDLY=tDLY/τm …(11) tDLY:イグナイタによる点火信号の遅れ時間
(40〜100μs) さらに第18図の50ms処理で算出された加速
進角θACCは半回転ごとに一定角度(0.05〜0.5℃
A)ずつ減算すなわち遅角していく。本例では回
転数の算出は30℃A間の回転に要する時間τN
もとに行なつている。計測区間は第3表に示すよ
うにB=1〜2(30〜60℃A),B=4〜5
(120〜150℃A),B=7〜8(210〜240℃A),
B=10〜11(300〜330℃A)の1回転4区間で
ある。ただし( )内は#1,4気筒のTDCを
0℃Aとしたときのクランク角を表わす。本例の
計測方法を30〜60℃Aの回転時間計測を例として
以下に説明する。ギア位置30℃A及び60℃Aの通
過時間t30,t60は第19図に示すギア割込
みの最初のステツプ1100のタイマーラツチ
READで求められる。 したがつて回転時間τNは(12)式で求められる。
しかしながら通常の回転数計測 τN=t60−t30(単位:8μs) …(12) 方法ではギア位置30℃Aのクランク角パルスで
回転時間計測タイマーをリセツト、スタートさせ
60℃Aのクランク角パルスでタイマーをストツプ
させ、同時に起動された回転数計測ルーチンでタ
イマーの内容をCPuに読み込むのが一般的であ
る。この方法を6気筒エンジンに適用した1例を
第30図に示す。第30図の例では120℃Aの回
転時間計測を行なつているので、タイマーレジス
タを2個必要としている。またリセツト、スター
ト、ストツプの制御回路、及び、タイマーレジス
タ1,2の切換回路が必要となる。これに対し本
実施例のように1つのリアルタイムタイマーをも
ち、クランク角パルスで、そのときのタイマーの
値をレジスタにラツチする方法を第30図に適用
すれば、0,120,240℃Aの各ラツチされた値間
の減算で回転時間が計測でき、回路が非常に簡単
となる。特に1点火に対し何回も通電点火計算を
行なう場合、通電点火計算ごとに最新の回転数を
用いて計算を行なう必要性から、回転数の計測区
間がたとえば0〜120℃A,60〜180℃A等のよう
にオーバーラツプする可能性がある。というの
は、エンジンの燃焼サイクルによる回転変動の影
響を最小限にするため回転数の計測区間はあまり
短くできないためである。 この場合、第30図に示すようなタイマーレジ
スタのスタート、ストツプによる回転時間計測の
方法を採用すると、タイマーレジスタの数が多く
なり、かつ切換えの回路が非常に複雑になる。こ
れに対し本実施例に示す方法を採用すれば、回路
的には本実施例と全く同一の回路そのままで実現
でき、プログラムによる減算が増加するだけとい
う大きな利点をもつ。 固定位置処理のもう一つの機能としてプログラ
ム割込みの起動が実行される。これはESA計算
すなわち通電点火計算を行なうルーチンで第3表
に示すようにギア位置“2”(B=60℃A)
“5”(B=150℃A),“8”(B=240℃A),
“11”(B=330℃A)のときすなわち回転数計測
終了直後起動される。 起動は第6図に示す割込み制御部63のフリツ
プフロツプ301を端子441からの信号でセツ
トすることにより実現され、プログラム割込要求
信号(端子445)が“0”となる。プログラム
割込みの優先順位はギア割込みの次なので、第1
9図のギア割込み処理ルーチンの終了後直ちにプ
ログラム割込みがかかり、ESA計算等が実行さ
れる。以上ギア割込みの処理ルーチンを説明した
がこの割込みはその性格上、クランク角パルスの
幅(30℃A)内で処理を終了する必要がある。と
いうのは、処理が停滞すると正確なギア位置が失
なわれるからである。したがつて処理時間は、実
用上最も厳しい、回転数6000rpmの30℃Aすなわ
ち約800μs以内に押えなければならない。 最後にプログラム割込み処理ルーチンを第26
図に示す。このプログラム割込み処理ルーチンは
本来ギア割込みで処理すべきプログラムである。
なぜなら通電点火計算の最も主要なパラメータで
ある回転数Nの計測はギア割込みで行なわれ回転
数計測直後のステツプで通電点火計算を開始すれ
ば、最も制御の応答性がよくなる。しかしながら
このプログラム割込み処理ルーチンは実行に最大
約1.5ms程度必要である。したがつて、前述のよ
うにギア割込みの許容処理時間が800μsである
ので、プログラム割込み処理ルーチンをギア割込
み処理ルーチンに包含させることはできない。現
在、コンピユータの処理速度は着実に高速になつ
ているので通電点火計算の処理時間も短くなるこ
とが期待される。しかし同時に、点火時期のより
正確な制御のため、クランク角の位置信号(クラ
ンク角パルス)は増加する傾向にあり、それに伴
なつてギア割込みの許容処理時間も短くなる可能
性がある。又、エンジン制御の多様化、ち密化の
傾向から制御内容が複雑になり、その結果処理時
間が長くなる傾向がある。したがつて特に本例の
ようにCPuから、命令を出力し、次のクランク角
パルスでダウンカウントを開始するという制御方
法を採用した場合、ギア割込みで処理すべき内容
が多くなり、それに伴なつて処理時間も増加する
ので、プログラム割込みは不可欠となる。一方プ
ログラム割込み以外の下位レベルのルーチンたと
えばメインルーチンで通電点火計算を処理する方
法もあるが、この方法では前述のようにギア割込
みで計測された回転数Nの反映が遅れ点火システ
ムの応答性が悪化する。以下、第26図により、
プログラム割込みの処理ルーチンを説明してい
く、まずステツプ1200では第6図に示す割込
み制御部63の端子442にリセツト信号を印加
し、フリツプフロツプ301をリセツトし、プロ
グラム割込み要求信号端子445を“1”にもど
す。次にステツプ1201に進み、処理識別フラ
グPiPを調べ“0”すなわち前回のプログラム割
込みでQ2処理を実行していればステツプ120
2に、“1”すなわちQ1処理を実行していればス
テツプ1204に進む。ステツプ1202,12
04ではそれぞれQ1処理フラグQ1とQ2処理フ
ラグQ2が調べられ、“1”ならばそれぞれQ1
理ステツプ1203、Q2処理ステツプ1205
に進み、“0”ならばプログラム割込み処理ルー
チンを完了する。Q1処理フラグQ1は第3表の
ギア割込みのうちの固定位置処理でギア位置
“2”(B=60℃A)“8”(B=240℃A)で
“1”にセツトされ、Q1処理ステツプ1203の
実行で“0”にリセツトされる。 Q2処理フラグQ2はギア位置“5”(B=150
℃A)“11”(B=330℃A)で“1”にセツトさ
れ、Q2処理1205の実行で“0”にリセツト
される。Q1処理ステツプ1203、Q2処理ステ
ツプ1205の内容を第27図に示す。Q2処理
の場合、ステツプ1211以降の通電点火計算は
低回転たとえば4000rpm以下で実行される。すな
わちステツプ1220でギア割込みで計算された
平均回転時間τmとtH(4000rpm相当の30℃A
回転時間)が比較され、低回転領域、τm≧tH
のときはステツプ1211に進み、以下通電点火
計算が実行され、高回転領域τm<tHのとき
は、計算は実行せずQ2処理を終わる。ステツプ
1211では前述のギア割込みの固定位置処理で
説明した。クランク角パルスの通過時間から回転
数Nが求められる。ギア位置“2”(B=60℃
A)起動のQ1処理の場合Nは(12)式で求めたτN
の逆数から(13)式により求められる。 N=8/τN×30/360×60×106(rpm) …(13) (τNの単位は8μs) 次にステツプ1212で第1図に示すスタータ
ースイツチ23からの信号を調べ“ON”ならば
固定の値θCRを点火角θxに入れ“OFF”なら
ばステツプ1213に進み、回転数N4とDMA手
法を用いてRAM70の所定の番地の書き込まれ
た吸入空気量Gaとから一回転あたりの吸入空気
量Ga/Nを求める。ステツプ1214において
は、ROM71内に格納した回転数Nと吸入空気
量Ga/Nに対応して与えられる基本進角θMAP
を表わすマツプから、ステツプ1211,121
3で求めた(N,Ga/N)について下記(14),
(15)式を満たすマツプ上の4点の値θMAP1
(N1,(Ga/N)),θMAP2=(N1,(Ga/N)
),θMAP3=N2(Ga/N),θMAP4
(N2,(Ga/N))をまず読み取る。この実施
例では基本進角を表わすマツプは、第4表のよう
にGa/Nについては0.001(g/cm3,rpm)から
0.016(g/cm3rpm)まで0.001(g/cm3・rpm)
きざみにて、又Nについては500(rpm)から
1000(rpm)までは100(rpm)きざみに1000
(rpm)から6000(rpm)までは500(rpm)きざ
みにて基本進角を表わすデータが格納(第4表で
は詳細な値は省略してある)されており、(16×
16=)256ポイントの二次元マツプである。
【表】 N1<N<N2 −(14) (Ga/N)<(Ga/N)<(Ga/N) −(15) ステツプ1214では次に上記4点の値から、
まずNについて(16),(17)式により線形補間計
算する。 θMAP5=θMAP3−θMAP1/N−N ×(N−N1)+θMAP1 −(16) θMAP6=θMAP4−θMAP2/N−N (N−N2)+θMAP −(17) 次に(Ga/N)について線形補間計算を
(18)式により行ない基本進角θMAPをうる。ス
テツプ θMAP=θMAP6−θMAP5/(Ga/N)
(Ga/N) {(Ga/N)− (Ga/N)}+θMAP5 −(18) 1215では基本進角に各種補正進角を加え
(19)式により点火角θxが求まる。 θx=TDC−(θMAP+θEGR +θACC+θWT +θDLY) −(19) θEGR:EGR進角…(8)式参照、50msec処理 θACC:加速進角…(5)式参照、50msec処理 回定位置処理 θWT:水温進角…メインルーチン θDLY:点火遅延角…(11)式参照、固定 位置処理 ステツプ1218及び1215実行後、第28
図に示すESA計算ステツプ1216に進む。第
28図に示すESA計算ステツプにおいて、ステ
ツプ1230〜1233では点火角がθMiN
(TDC−70℃A)からθMAx(TDC)の範囲内
に調整する処理を行う。次にステツプ1234で
点火ギア位置θx1を(2)式により算出する。ステツ
プ1235では第17図に示す8ms処理ルーチン
でバツテリー電圧より算出された通電ON時間τ
ONがステツプ1211で計算された回転数Nに
より通電ONの継続角、すなわちドウエル角θON
に換算される。このθONを用いてステツプ12
36で許容最小ドウエル角θ′ONが計算される。
本例ではθ′ONはθONの75%の値で代用してい
る。続いてステツプ1237では点火角θxとド
ウエル角θONから通電角θが計算される。ステ
ツプ1238,1239でθ≧0となるよう通電
の上限に調整する。ステツプ1240では通電角
θに基づき通電ギア位置θと通電ダウンカウン
タ値τが(1)式のように算出される。 最後に前述の点火計算フラグAA,点火計算
フラグBBが“0”にセツトされる。Q1処理、
Q2処理で算出された計算値は第1表に示す計算
値ストレージテーブルiGTに書き込まれる。この
計算値ストレージテーブルは2つあり、(iGT
1,iGT2)、フラグTABが“0”ならばiGT
2に“1”ならばiGT1に書き込まれ、書き込み
完了後ステツプ1217でフラグTABを反転
させている。 なお、上記実施例では電磁弁15はキヤブレー
タ13のエアブリード14の空気流量を補正する
ものに適用した場合であつたが、キヤブレータ1
3の燃料通路の燃料量を制御するものとして、
EGRバルブ9の開度を制御するものとして、或
いはエンジンの排気系に供給する二次空気の量を
制御するものとして、更にはエンジンのスロツト
ル弁をバイパスする空気の量を制御するものとし
て等、種々の制御装置用に適用できることはいう
までもない。 また、上記実施例では、CPU60は50ms処理
プログラムにて目標デユーテイ比Drefの計算を
実行し、その計算値に従つてこの50ms処理プロ
グラムにて50ms毎に電磁弁のオン・オフ(ON,
OFF)を判別し指令するものであつたが、8ms
毎に実行される8ms処理プログラムにて目標デユ
ーテイ比の計算値Drefに従つて電磁弁のON,
OFF判別制御を実行することも可能である。こ
の場合の効果例によつて本発明方法の効果を第3
2図を参照して説明する。第32図において電磁
弁の制御周期は8.192×6=49.152ms、分解能は
8.192msである。又図中↓点は50ms処理プログラ
ムにより制御目標デユーテイ比Drefが計算され
た時点を示し、各計算値に対し2つの方法により
電磁弁をON,OFF制御するための出力をa,b
に示す。第32図aの波形図に示す方法はラツ
チ、ダウンカウンタ、制御回路を用いた第31図
に示す従来の方法をそのままCPuによるプログラ
ムで処理する方法であり、ラツチに目標デユーテ
イ比Drefをセツトする代わりに、8ms処理プログ
ラムにより、8.192ms毎に電磁弁にON,OFFを
指令する。これに対し第32図bは本発明思想に
基づく方法の波形図を示しており、8ms処理プロ
グラムにより制御目標デユーテイ比DrefにA〜
Eに示すような各区間における実際のデユーテイ
比Drealが達するように電磁弁をON,OFF制御
する。つまり、8ms処硫プログラムにより、次の
8.192msの間、電磁弁をONしたときの過去
49.152msの実際のデユーテイ比Drealと次の
8.192msの間、電磁弁をOFFしたときの過去
49.152ms間における実際のデユーテイ比D′realの
うちどちらか制御目標値Drefに近いか判断し、
近くなるように電磁弁ON,OFFを制御する。第
32図によれば、制御目標値Drefが5/6から1/2
に変化したとき、波形図aの方法では8.192×5
=40.96,41ms後(すなわち5区間D)、目標値
に達するのに対し、波形図bの本発明方法では
8.192×2≒16ms後(すなわち区間A)に、目標
値に達する。上例に示すごとく本発明の方法は波
形図aに示す方法に比べ応答性が格段に改善され
る。ただし、本発明の方法のように8ms毎に
ON,OFFを目標デユーテイ比Dref、実際のデユ
ーテイ比Drealにより判別しなくとも、制御目標
デユーテイ比Drefが1つ前の計算値に比較し
て、増加したら次の制御周期を電磁弁のONから
始め、減少したらOFFから制御を始める方法で
も応答性は改善されるが、この場合オーバーシユ
ート、アンダーシユートが問題になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2
図は第1図に示すマイクロコンピユータのブロツ
ク図、第3図並びに第8図は第2図各部の説明の
ための波形図、第4〜7図並びに第9〜13図は
それぞれ第2図各部の電気回路図、第14図は第
2図に示す中央処理ユニツト(CPu)の作動説明
図、第15〜29図は第2図に示すCPuのプログ
ラムの内容を示すフローチヤート、第30図第3
1図並びに第32図は本発明の説明のために引用
する構成図並びに波形図である。 6……マイクロコンピユータ、60……中央処
理ユニツト(CPU)、14……エアブリード、1
5……電磁弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 オン−オフ作動型の電磁弁のオンとオフとの
    割合を決定する予め計算された目標デユーテイ比
    に基づいてこの電磁弁をオンにすべきか若しくは
    オフにすべきかを所定周期毎にマイクロコンピユ
    ータの中央処理ユニツトにより判別し、この判別
    結果によりこの所定周期毎にこの電磁弁をオン若
    しくはオフに制御することにより電磁弁のデユー
    テイ比を制御する方法であつて、前記判別結果の
    過去の一定な所定回数における前記電磁弁オンの
    回数とオフの回数との割合が前記目標デユーテイ
    比より大きいか小さいかを前記所定周期毎に比較
    することによつて前記電磁弁をオンにすべきかオ
    フにすべきかを前記所定周期毎に判別することを
    特徴とする電磁弁のデユーテイ比制御方法。
JP15778178A 1978-12-18 1978-12-18 Duty ratio control method of solenoid valve Granted JPS5582302A (en)

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