JPS6128330Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6128330Y2 JPS6128330Y2 JP1980181369U JP18136980U JPS6128330Y2 JP S6128330 Y2 JPS6128330 Y2 JP S6128330Y2 JP 1980181369 U JP1980181369 U JP 1980181369U JP 18136980 U JP18136980 U JP 18136980U JP S6128330 Y2 JPS6128330 Y2 JP S6128330Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acsr
- wire
- aluminum
- wires
- hard aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鋼心撚線の外周にアルミニウム素線を
同心円状に撚り合せてなる鋼心アルミニウム撚線
(以下ACSRという)に係り、特にACSR内部に
浸透した水を迅速に排出させてアルミニウム素線
の腐食を防止するようにしたACSRに関する。
同心円状に撚り合せてなる鋼心アルミニウム撚線
(以下ACSRという)に係り、特にACSR内部に
浸透した水を迅速に排出させてアルミニウム素線
の腐食を防止するようにしたACSRに関する。
従来ACSRとしては、例えば第1図に示すよう
に、亜鉛メツキ鋼線1の外周に硬アルミニウム素
線2を同心円状に撚り合せたものが一般に使用さ
れている。このようなACSRでは鋼心上に撚り合
された各層(図では一層の例を示す)における硬
アルミニウム素線2は、隣接する素線どうしが互
いに密接して撚り合されている。
に、亜鉛メツキ鋼線1の外周に硬アルミニウム素
線2を同心円状に撚り合せたものが一般に使用さ
れている。このようなACSRでは鋼心上に撚り合
された各層(図では一層の例を示す)における硬
アルミニウム素線2は、隣接する素線どうしが互
いに密接して撚り合されている。
しかしてこの種のACSR3を架設した場合降雨
時には水が素線間隙4内に溜るが、互いに隣接す
る硬アルミニウム素線2が密接しているため、一
旦素線間隙4内に溜つた水は抜け難く、素線表面
が長時間水と接触することになる。特にこのよう
なACSRを海岸近傍に架設した場合には海水が霧
状になつてACSRにかかり、塩分等を含んだ水が
アルミニウム線の素線間隙4に溜ることになる。
降雨後この水が蒸発するにつれて残つた塩水分が
濃縮されて濃い塩水となり、硬アルミニウム素線
2の表面は電気化学的に腐食され水酸化アルミニ
ウムを形成してしまう。もちろんACSR内部に溜
まる水分が多量の塩分を含まなくとも腐食の進行
速度に差が生ずるものの腐食が発生しやすいこと
に変わりはない。そして腐食によつて生じる水酸
化アルミニウムは、単位当りの体積が硬アルミニ
ウム素線2のそれよりも大きいため、これが蓄積
されると硬アルミニウム素線2を押し上げてつい
には素線の破断を引き起すおそれがあつた。また
破断に至らないまでも硬アルミニウム素線2にお
ける導体領域が狭くなる結果抵抗分が増大して送
電損失が大きくなる欠点があつた。
時には水が素線間隙4内に溜るが、互いに隣接す
る硬アルミニウム素線2が密接しているため、一
旦素線間隙4内に溜つた水は抜け難く、素線表面
が長時間水と接触することになる。特にこのよう
なACSRを海岸近傍に架設した場合には海水が霧
状になつてACSRにかかり、塩分等を含んだ水が
アルミニウム線の素線間隙4に溜ることになる。
降雨後この水が蒸発するにつれて残つた塩水分が
濃縮されて濃い塩水となり、硬アルミニウム素線
2の表面は電気化学的に腐食され水酸化アルミニ
ウムを形成してしまう。もちろんACSR内部に溜
まる水分が多量の塩分を含まなくとも腐食の進行
速度に差が生ずるものの腐食が発生しやすいこと
に変わりはない。そして腐食によつて生じる水酸
化アルミニウムは、単位当りの体積が硬アルミニ
ウム素線2のそれよりも大きいため、これが蓄積
されると硬アルミニウム素線2を押し上げてつい
には素線の破断を引き起すおそれがあつた。また
破断に至らないまでも硬アルミニウム素線2にお
ける導体領域が狭くなる結果抵抗分が増大して送
電損失が大きくなる欠点があつた。
このような、水分による腐食を防止するため、
硬アルミニウム素線間にポリイソブチレンを主成
分とするコンパウンドを充填して水分の浸入を防
ぐことも行なわれているが、作業性が悪く、
ACSRの架設作業も煩雑となる欠点があつた。
硬アルミニウム素線間にポリイソブチレンを主成
分とするコンパウンドを充填して水分の浸入を防
ぐことも行なわれているが、作業性が悪く、
ACSRの架設作業も煩雑となる欠点があつた。
本考案は以上の欠点を改善し、ACSR内部に水
分が溜つても迅速に外へ流れ出るような構造とし
たACSRを提供するもので、鋼心の外周に複数条
の硬アルミニウム素線を同心円状に撚り合せて成
るACSRにおいて、同層内のアルミニウム素線を
その層の周方向に蛇行させて同層内で互いに隣接
するアルミニウム素線間を繰り返し離隔して成る
構造のACSRを提供しようとするものである。
分が溜つても迅速に外へ流れ出るような構造とし
たACSRを提供するもので、鋼心の外周に複数条
の硬アルミニウム素線を同心円状に撚り合せて成
るACSRにおいて、同層内のアルミニウム素線を
その層の周方向に蛇行させて同層内で互いに隣接
するアルミニウム素線間を繰り返し離隔して成る
構造のACSRを提供しようとするものである。
以下第2図〜第6図に示す実施例についてその
詳細を説明する。なお、第2図〜第6図におい
て、第1図と同一部分は同一符号を付している。
詳細を説明する。なお、第2図〜第6図におい
て、第1図と同一部分は同一符号を付している。
第2図および第3図は本考案のACSRの一実施
例を示すもので、符号1aは亜鉛メツキ鋼線1の
外周に防食被覆4′を施した防食鋼心撚線であ
り、5はその外周に所定間隔をおいて粗巻きされ
た耐食アルミニウム平角線あるいは平角プラスチ
ツク紐からなるスパイラルである。なお、亜鉛メ
ツキ鋼線1の防食被覆4′はシリル変性ポリエチ
レン等のプラスチツク押出被覆で形成されてい
る。そしてスパイラル5の外周には硬アルミニウ
ム素線2が撚り合されており、その硬アルミニウ
ム素線2のうち一本おきの素線2′,2′,…には
うねりをつけた硬アルミニウム素線が使用され、
隣接する硬アルミニウム素線2,2,…との間に
間隙S,S,…を形成している。
例を示すもので、符号1aは亜鉛メツキ鋼線1の
外周に防食被覆4′を施した防食鋼心撚線であ
り、5はその外周に所定間隔をおいて粗巻きされ
た耐食アルミニウム平角線あるいは平角プラスチ
ツク紐からなるスパイラルである。なお、亜鉛メ
ツキ鋼線1の防食被覆4′はシリル変性ポリエチ
レン等のプラスチツク押出被覆で形成されてい
る。そしてスパイラル5の外周には硬アルミニウ
ム素線2が撚り合されており、その硬アルミニウ
ム素線2のうち一本おきの素線2′,2′,…には
うねりをつけた硬アルミニウム素線が使用され、
隣接する硬アルミニウム素線2,2,…との間に
間隙S,S,…を形成している。
従つて架設したACSR6の硬アルミニウム素線
層の素線間隙Sに溜つた水は、素線5に沿つて
ACSR6の下側にまわり込み、素線間隙Sから流
出することとなる。勿論このとき素線に付着した
塩分も水と共に洗い出される。
層の素線間隙Sに溜つた水は、素線5に沿つて
ACSR6の下側にまわり込み、素線間隙Sから流
出することとなる。勿論このとき素線に付着した
塩分も水と共に洗い出される。
このため、硬アルミニウム素線2の電気化学的
腐食はなくなり水酸化アルミニウムの発生を防ぎ
硬アルミニウム素線2の変形、破断を解消し張力
低下を防止することができるし、ACSRの導体部
分の減少もなくなる。
腐食はなくなり水酸化アルミニウムの発生を防ぎ
硬アルミニウム素線2の変形、破断を解消し張力
低下を防止することができるし、ACSRの導体部
分の減少もなくなる。
第4図から第6図の本考案の他の実施例を示し
ており、隣接する硬アルミニウム素線2,2,…
間に、スペーサあるいは案内溝を用いて空隙を形
成した例である。すなわち、第4図に示した例で
は、硬アルミニウム素線2,2,…間に所定の間
隔で多数のスペーサ6aを挾んで空隙S,S,…
を形成させた例を示しており、第5図は亜鉛メツ
キ鋼線1を被覆する防食被覆4′の外周に硬アル
ミニウム素線2が互いに接触しない間隔で撚り方
向に沿い撚りピツチと等しいピツチの凹溝7,
7,…を設け、各凹溝7,7,…に硬アルミニウ
ム素線2を撚り込んで成る例を示している。また
第6図は、第4図にスペーサ6aを変形させた例
を示しており、矩形の上部の両隅を素線半径より
わずかに大きい曲率半径で面取りした形状の断面
を有するスペーサを使用したものである。
ており、隣接する硬アルミニウム素線2,2,…
間に、スペーサあるいは案内溝を用いて空隙を形
成した例である。すなわち、第4図に示した例で
は、硬アルミニウム素線2,2,…間に所定の間
隔で多数のスペーサ6aを挾んで空隙S,S,…
を形成させた例を示しており、第5図は亜鉛メツ
キ鋼線1を被覆する防食被覆4′の外周に硬アル
ミニウム素線2が互いに接触しない間隔で撚り方
向に沿い撚りピツチと等しいピツチの凹溝7,
7,…を設け、各凹溝7,7,…に硬アルミニウ
ム素線2を撚り込んで成る例を示している。また
第6図は、第4図にスペーサ6aを変形させた例
を示しており、矩形の上部の両隅を素線半径より
わずかに大きい曲率半径で面取りした形状の断面
を有するスペーサを使用したものである。
この実施例では硬アルミニウム素線2,2,…
は、それぞれスペーサ6bの面取り部により形成
される凹溝8,8,…に嵌合されて撚合される。
は、それぞれスペーサ6bの面取り部により形成
される凹溝8,8,…に嵌合されて撚合される。
以上の実施例からも明らかなように本考案にお
いては、ACSRを構成する素線間を離隔して構成
したから、素線間の空隙に入つた水は素線に沿つ
てACSRの下側に回り込んで排出され、したがつ
て、素線間隙に溜つた水により素線が腐食される
ようなことはなくなる。
いては、ACSRを構成する素線間を離隔して構成
したから、素線間の空隙に入つた水は素線に沿つ
てACSRの下側に回り込んで排出され、したがつ
て、素線間隙に溜つた水により素線が腐食される
ようなことはなくなる。
なお、以上の実施例では、鋼心上に硬アルミニ
ウム素線を一層撚り合せたACSRに本考案を適用
した例につき説明したが、本考案はかかる実施例
に限定されるべきものではなく、軟アルミニウム
素線あるいは耐食性や耐熱性の改善されたアルミ
ニウム合金素線を用いたACSRや多層撚り合され
たACSRにも同様に適用可能である。
ウム素線を一層撚り合せたACSRに本考案を適用
した例につき説明したが、本考案はかかる実施例
に限定されるべきものではなく、軟アルミニウム
素線あるいは耐食性や耐熱性の改善されたアルミ
ニウム合金素線を用いたACSRや多層撚り合され
たACSRにも同様に適用可能である。
第1図は従来のACSRを示す断面図、第2図及
び第3図は、本考案のACSRの一実施例を示す断
面図及び側面図、第4図は他の実施例の要部を示
す斜視図、第5図および第6図は、それぞれ更に
他の実施例の要部を示す断面図である。 1……亜鉛メツキ鋼線、2……硬アルミニウム
素線、3……ACSR、S……間隙。
び第3図は、本考案のACSRの一実施例を示す断
面図及び側面図、第4図は他の実施例の要部を示
す斜視図、第5図および第6図は、それぞれ更に
他の実施例の要部を示す断面図である。 1……亜鉛メツキ鋼線、2……硬アルミニウム
素線、3……ACSR、S……間隙。
Claims (1)
- 鋼心の外周に複数条のアルミニウム素線を同心
円状に撚り合せてなる鋼心アルミニウム撚線にお
いて、同層内のアルミニウム素線をその層の周方
向に蛇行させて同層内で互いに隣接するアルミニ
ウム素線間を繰り返し離隔させたことを特徴とす
る防食鋼心アルミニウム撚線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980181369U JPS6128330Y2 (ja) | 1980-12-17 | 1980-12-17 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980181369U JPS6128330Y2 (ja) | 1980-12-17 | 1980-12-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57103618U JPS57103618U (ja) | 1982-06-25 |
| JPS6128330Y2 true JPS6128330Y2 (ja) | 1986-08-22 |
Family
ID=29978788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980181369U Expired JPS6128330Y2 (ja) | 1980-12-17 | 1980-12-17 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6128330Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4532438Y1 (ja) * | 1967-04-20 | 1970-12-11 | ||
| JPS545098B2 (ja) * | 1972-02-21 | 1979-03-13 |
-
1980
- 1980-12-17 JP JP1980181369U patent/JPS6128330Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57103618U (ja) | 1982-06-25 |
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