JPS6138977Y2 - - Google Patents

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JPS6138977Y2
JPS6138977Y2 JP10926083U JP10926083U JPS6138977Y2 JP S6138977 Y2 JPS6138977 Y2 JP S6138977Y2 JP 10926083 U JP10926083 U JP 10926083U JP 10926083 U JP10926083 U JP 10926083U JP S6138977 Y2 JPS6138977 Y2 JP S6138977Y2
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JP
Japan
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pile
piles
bottom plate
concrete
steel
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JP10926083U
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Description

【考案の詳細な説明】 防波堤または海岸護岸等の防波構造物に関す
る。
水底地盤上に築造される防波構造物は波浪の影
響を受け易いため、静穏度の高い目数が継続して
得られなければ工事の施工は不可能であつた。こ
れを解決するために実用新案登録第1307202号が
考案された。本考案は幾多の利点を有するが、鋼
杭を主体とするとき、構造上一番大きな応力が生
ずる杭頭部が干湿を繰返す部分となるため鋼杭の
腐食が最もはげしい。従つて安全な防波構造物と
するには、杭頭部の干潮面から上の部分の防食を
完全にしなければならず、そのため一般に杭頭部
を鉄筋コンクリート等で被覆する必要があつた。
ところが、干潮面附近は絶えず波浪の作用すると
ころであるから杭頭部に型枠をとりつけることが
非常に困難で、一定の静穏日数が得られないため
に長期間施工不能に陥り、工費増大の最も大きな
原因となつていた。本考案はこの欠点を除去する
もので、これを実施例により説明する。第1図は
本考案に使用する杭を上からみた平面図で、1は
H鋼杭、2はH鋼杭のフランジと腹板によつて形
成される部に丁度嵌合するように平鉄を溶接し
た底板で、底板の一部には小孔3を設けてある。
4は底板の端部とH鋼のフランジ端部に溶接した
平鉄で、側板である。かくてH鋼杭の1のフラン
ジ、腹板、および底板2、側板4によつて筒形の
囲い(以下単に「筒」と称する)5が形成され
る。本考案の杭1を水底地盤上に設立したとき、
第2図のように底板2は満潮時には水中にあり、
従つて筒5の内部には水が入つている。しかし本
考案では底板2の一部に小孔3を設けてあるか
ら、筒5の中にコンクリートを静かに流し込め
ば、筒5の中の水は小孔3から流出し、コンクリ
ートの充填の進行とともに小孔3は自然に閉塞し
てしまう。また干潮時に底板2が水上に出る場合
は筒5の中の水は自然に流出する。もし小孔3が
なければ、干潮時に底板2が水上に出ても筒5の
中には水が入つたままであるからコンクリートの
充填に支障をきたす。このように小孔3があるた
めに底板2が水上にあるときは勿論、水中にある
ときでも筒5の中の水は容易に外に排出されるか
ら、筒5の中にはコンクリートを容易に充填でき
る。従つてH鋼杭1は水底地盤上に設立されたと
きに最も腐食のはげしい乾湿を繰返す部分のH鋼
杭の内側の表面を完全にコンクリートで被覆する
ことができる。第3図は通常のH鋼杭を使用して
構築された防波構造物の一実施例の断面図であ
る。通常のH鋼杭1′を適当な間隔をもつて水底
地盤上に設立し、杭の頭部を複数の横桟6をもつ
て連結して角筒状の囲いを形成し、その囲いの内
部に上記各杭の間隙から脱出しない程度の大きさ
の石またはコンクリートブロツク等の消波材7を
充填し、杭の頭部を場所打コンクリート8をもつ
て強固に連結してなるものである。この際、杭の
頭部には最も大きなモーメントが発生するが、満
潮面10附近以上の干湿を繰返す部分は腐食も一
番大きく、港湾等の設計基準(港湾の施設の技術
上の基準、同解説第3−10頁、日本港湾協会発
行)によれば、腐食速度は満潮面以上を0.3mm/
年、満潮面と海底間を0.1mm/年としている。そ
れゆえ満潮面以上では、例えば30年間では約9
mm、満潮面と海底面の間でも約3mmも腐食により
損耗することとなる。従つて満潮面以上ではH鋼
杭は構造上最も重要なフランジが両側から9mmづ
つ計18mmも損耗し、原形の残るところがほんの僅
かとなり、杭頭部のモーメントに耐えることがで
きない。そこで第3図のように満潮面10附近、
または満潮面10と干潮面9の間の適当な位置か
ら上のH鋼杭をコンクリート8で被覆する必要が
あつた。これは構造上欠くことのできない絶対条
件であつた。ところがH鋼杭を被覆するために
は、まづH鋼杭の周辺に型枠の底板をとりつけな
ければならず、しかもそのとりつけか所が波浪の
影響を受け易いところであるために作業が極めて
困難であつた。また干満差の大きいところでは場
所打コンクリート8の下面以下を干湿を繰返す部
分はH鋼杭は全面に亘つて0.1mm/年づつ腐食が
進行するのでH鋼杭の全断面ではその損耗は非常
に大きい。なお場所打コンクリート8はその作業
が極めて困難であるにもかかわらず、H鋼杭の防
食上できるだけ下にさげる必要があり、そうする
と場所打コンクリート8の高さaが大きくなり、
波力はaに全面的に直接作用するから、外力の影
響が非常に大きくなる。すなわち応力が大きくな
り、杭の断面も大きくなければならないという欠
点があつた。これに対し第4図は本考案の防波構
造物の一実施例であるが、筒5の底板2は干潮面
以下とし、筒5内のコンクリートは水中コンクリ
ートとしているが、この場合はH鋼杭の損耗が腹
板については皆無であり、フランジについて片面
だけであるから、第3図のような従来のものに比
し腐食損耗は、1/2以下に減じ、全体としてH鋼
杭の構造上最も重要な部分の損耗は非常に小さく
なる。そのため杭頭部の場所打コンクリート8は
満潮面附近より上の位置からでも十分である。そ
の結果場所打コンクリート8の高さbは第3図の
従来の構造によるaに比し小さくなるから波力の
直接作用する面も小さくなり、応力上非常に有利
になるばかりでなく、場所打コンクリートの型枠
とりつけが容易となるのでコンクリートの打設そ
のものも容易となり、コンクリート量も少なくな
り、全体として施工が容易で工費が大いに軽減で
きるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図……H鋼杭の平面図、第2図……側面
図、第3図……従来の防波構造物の断面図、第4
図……本考案の防波構造物の断面図。 1,1……杭、2……底板、3……小孔、4…
…側板、5……筒形の囲い、6……横桟、7……
消波材、8……場所打コンクリート、a,b……
場所打コンクリートの高さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水底地盤上に設立されるH鋼杭の設立後におけ
    る該杭の乾湿を繰返す水面附近のH鋼杭の部に
    平鉄を溶接して底板2とし、かつ底板の一部に小
    孔を設け、さらに底板とH鋼杭のフランジ端部に
    平鉄を溶接して筒状の囲いを形成し、この囲いの
    内部にコンクリートを充填してなる水中構造物構
    築用杭の多数を、この各杭間に若干の間隙を保つ
    て角筒状に配置して水底地盤上に設立し、これら
    各杭の頭部を複数の横桟を有する方形枠体により
    連結してなる角筒型格子状枠の内部に、この角筒
    型格子状枠の各杭間の間隙から脱出しない程度の
    大きさの石材またはコンクリートブロツク等の消
    波材を充填し、上記各杭の頭部を鉄骨、鉄筋また
    は場所打コンクリート等により強固に連結してな
    る防波構造物。
JP10926083U 1983-07-13 1983-07-13 防波構造物 Granted JPS59111812U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10926083U JPS59111812U (ja) 1983-07-13 1983-07-13 防波構造物

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JP10926083U JPS59111812U (ja) 1983-07-13 1983-07-13 防波構造物

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Publication Number Publication Date
JPS59111812U JPS59111812U (ja) 1984-07-28
JPS6138977Y2 true JPS6138977Y2 (ja) 1986-11-10

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JPS59111812U (ja) 1984-07-28

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