JPS6139595B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6139595B2 JPS6139595B2 JP2406879A JP2406879A JPS6139595B2 JP S6139595 B2 JPS6139595 B2 JP S6139595B2 JP 2406879 A JP2406879 A JP 2406879A JP 2406879 A JP2406879 A JP 2406879A JP S6139595 B2 JPS6139595 B2 JP S6139595B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lining
- molten metal
- metal container
- basic
- coating material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
本発明は溶融金属容器内張りの施工方法に関す
る。 従来、溶融金属容器の内張りに使用されている
耐火物は主にSiO2成分を60%以上含有する高珪
酸質、ZrO2を25%以上含有するジルコン質また
はA2O3を50%以上含有する高アルミナ質の煉
瓦あるいは不定形耐火物であつた。これらは、い
ずれも酸性または中性の耐火物であり、熱衝撃に
対して割れ難く耐スポール性において、優れた特
徴を持つ反面、溶融金属並びに塩基性スラグとの
反応侵食が非常に大きいという欠点があり、特に
スラグ中の主成分であるCaO,FeO,MnO等の
活性な成分と反応しやすく、かつ低融点の反応生
成物を形成するため使用中の溶損が大きく、その
性質上、長期間の使用には耐えられない材質であ
るといえるが、これらの耐火物は上記したように
耐スポーリング性に優れ、通常の溶融容器等の操
業条件である1650℃〜500℃以下までの温度変化
の繰返しによる熱衝撃に対し充分な耐用性を有し
ているため、現在ほとんどの溶融金属容器等にこ
れらの耐火物が使用されているのが現状である。 これに対し、溶融金属容器の内張り耐火物とし
て塩基性材質が考えられるが、塩基性耐火物は酸
性または中性耐火物とは逆に耐火度が高くかつ塩
基性であるため溶融金属や塩基性スラグによる溶
損が少ない点など耐火物として優れているもので
あるが、反面、耐スポーリング性に劣り特に使用
初期の受湯時に起る熱的なスポーリングにより耐
火物が剥離損傷されやすく、また定常的に使用で
きる材質又は使用方法、技術が得られていないの
が現状である。 塩基性不定形耐火物により形成されている溶融
金属容器内張りが損傷していく機構を考察してみ
るに、まず室温から1400℃までの予熱乾燥中の局
部加熱による内張り材内部の亀裂の生成と150℃
以下での加熱スピードのコントロールの難しさか
らくる急激な水分の蒸発及び局部的な水分の蒸発
による微小亀裂の生成があり、これらが初期の剥
離損傷のキツカケとなる。溶融金属容器使用初期
には受湯により内張り材表面は急熱され、熱的ス
ポーリングを起しやすく乾燥時の亀裂も、これを
助長し内張り材の剥離損傷を起す。従つて予熱乾
燥の際に均一乾燥できさらに、150℃以下での加
熱スピードが小さく出来かつ、受湯による使用初
期の熱的スポーリングをやわらげることができれ
ば溶融金属容器の寿命が大幅に増加することが推
察される。 前述の如き知見に基いて本発明者等は種々研究
の結果、本発明の如き溶融金属容器内張りの施工
方法の開発に成功したものであり、本発明の要旨
とするところは前記特許請求の範囲に明記したと
おりである。 本発明を更に具体的に説明すれば、塩基性不定
形耐火物で内張りされた溶融金属容器を加熱乾燥
する前に該内張り材表面に材質上内張り材と同質
又は類似の粉粒塩基性コーテング材を塗布する。
この塩基性コーテイング材はキヤスタブル材、プ
ラスチイツク材、ラミング材、吹付け材、補修材
等いづれを使用してもよく、又コーテイング方法
としてコテ塗りする方法、圧縮空気による吹付け
法、遠心投射機による投射内張法、流し込みによ
る方法等が使用できる。コーテイング材の粒径
は、内張り材とのなじみの関係から5mm以下が望
ましくかつコーテイング材と内張りとの接着強度
を付与するために、リン酸塩、珪酸アルカリ塩、
粘土あるいは有機バインダーを添加する必要があ
る。 本発明による施工法により、コーテイング材が
加熱乾燥時において熱の緩衝壁として働き、内張
り材への均一加熱、乾燥が可能となる。又爆裂を
起しやすい内張り材においては水分の蒸発時期で
ある150℃以下の初期の乾燥スピードを小さく出
来るので爆裂を防止できる。さらに、内張り材を
1400℃まで加熱乾燥した後の受湯において1650℃
の溶融金属で急激な熱変化による内張り材の熱的
なスポーリングをコーテイング層が緩衝壁として
働くため防止できる。又、コーテイング材が使用
により損耗を受け消失するまでに内張り材内部に
定常的な温度勾配が得られるため、内張り材の稼
動面側に健全な焼結層が形成され構造的スポーリ
ングも起きにくくなる。加えてコーテイング材と
して使用した材料は内張り材に使用する塩基性不
定形耐火物と同質又は類似するために厚さにもよ
るがコーテイング層のみで10〜15チヤージの耐用
があり溶融金属容器の寿命向上となる。 以下、実施例によつて本発明を更に詳述するが
本発明をこれら実施例にのみ限定するものでな
く、本発明の要旨内における変更、改変は勿論本
発明に包含されるものである。 実施例 1 320トン溶鋼取鍋内張りの側壁に、下掲第1表
に示した塩基性不定形耐火物Aをスリンガーマシ
ーンによつて部位により150〜210mmの厚さで施工
し、24時間自然乾燥させた後、内張り表面に第1
表の塩基性コーテイング材Bを側壁全面に約30mm
の厚みで吹付け施工した。吹付け乾燥後8時間自
然放置した後1200℃まで48時間で加熱乾燥した。
コーテイングを施さない取鍋と同じ条件で使用し
たところ、塩基性不定形耐火物Aのみ使用した場
合、受鋼32回の耐用寿命であつたが乾燥前の吹付
け施工をすることにより85回に寿命が延長される
という効果が得られた。 実施例 2 第1表に示す塩基性不定形耐火物Cを250トン
取鍋の側壁に流し込み施工し、流し込み材の硬化
後脱枠した後、24時間常温養生し、その後内張り
表面全周に第1表の塩基性コーテイング材Bを約
20mm吹付け施工した。10時間自然乾燥させた後に
1200℃まで48時間に加熱乾燥した。コーテイング
を施さない取鍋と同一条件で使用比較したところ
塩基性不定形耐火物Cだけの場合は36回の耐用寿
命であつたが乾燥前コーテイング施工することに
より76回まで寿命が延長できた。
る。 従来、溶融金属容器の内張りに使用されている
耐火物は主にSiO2成分を60%以上含有する高珪
酸質、ZrO2を25%以上含有するジルコン質また
はA2O3を50%以上含有する高アルミナ質の煉
瓦あるいは不定形耐火物であつた。これらは、い
ずれも酸性または中性の耐火物であり、熱衝撃に
対して割れ難く耐スポール性において、優れた特
徴を持つ反面、溶融金属並びに塩基性スラグとの
反応侵食が非常に大きいという欠点があり、特に
スラグ中の主成分であるCaO,FeO,MnO等の
活性な成分と反応しやすく、かつ低融点の反応生
成物を形成するため使用中の溶損が大きく、その
性質上、長期間の使用には耐えられない材質であ
るといえるが、これらの耐火物は上記したように
耐スポーリング性に優れ、通常の溶融容器等の操
業条件である1650℃〜500℃以下までの温度変化
の繰返しによる熱衝撃に対し充分な耐用性を有し
ているため、現在ほとんどの溶融金属容器等にこ
れらの耐火物が使用されているのが現状である。 これに対し、溶融金属容器の内張り耐火物とし
て塩基性材質が考えられるが、塩基性耐火物は酸
性または中性耐火物とは逆に耐火度が高くかつ塩
基性であるため溶融金属や塩基性スラグによる溶
損が少ない点など耐火物として優れているもので
あるが、反面、耐スポーリング性に劣り特に使用
初期の受湯時に起る熱的なスポーリングにより耐
火物が剥離損傷されやすく、また定常的に使用で
きる材質又は使用方法、技術が得られていないの
が現状である。 塩基性不定形耐火物により形成されている溶融
金属容器内張りが損傷していく機構を考察してみ
るに、まず室温から1400℃までの予熱乾燥中の局
部加熱による内張り材内部の亀裂の生成と150℃
以下での加熱スピードのコントロールの難しさか
らくる急激な水分の蒸発及び局部的な水分の蒸発
による微小亀裂の生成があり、これらが初期の剥
離損傷のキツカケとなる。溶融金属容器使用初期
には受湯により内張り材表面は急熱され、熱的ス
ポーリングを起しやすく乾燥時の亀裂も、これを
助長し内張り材の剥離損傷を起す。従つて予熱乾
燥の際に均一乾燥できさらに、150℃以下での加
熱スピードが小さく出来かつ、受湯による使用初
期の熱的スポーリングをやわらげることができれ
ば溶融金属容器の寿命が大幅に増加することが推
察される。 前述の如き知見に基いて本発明者等は種々研究
の結果、本発明の如き溶融金属容器内張りの施工
方法の開発に成功したものであり、本発明の要旨
とするところは前記特許請求の範囲に明記したと
おりである。 本発明を更に具体的に説明すれば、塩基性不定
形耐火物で内張りされた溶融金属容器を加熱乾燥
する前に該内張り材表面に材質上内張り材と同質
又は類似の粉粒塩基性コーテング材を塗布する。
この塩基性コーテイング材はキヤスタブル材、プ
ラスチイツク材、ラミング材、吹付け材、補修材
等いづれを使用してもよく、又コーテイング方法
としてコテ塗りする方法、圧縮空気による吹付け
法、遠心投射機による投射内張法、流し込みによ
る方法等が使用できる。コーテイング材の粒径
は、内張り材とのなじみの関係から5mm以下が望
ましくかつコーテイング材と内張りとの接着強度
を付与するために、リン酸塩、珪酸アルカリ塩、
粘土あるいは有機バインダーを添加する必要があ
る。 本発明による施工法により、コーテイング材が
加熱乾燥時において熱の緩衝壁として働き、内張
り材への均一加熱、乾燥が可能となる。又爆裂を
起しやすい内張り材においては水分の蒸発時期で
ある150℃以下の初期の乾燥スピードを小さく出
来るので爆裂を防止できる。さらに、内張り材を
1400℃まで加熱乾燥した後の受湯において1650℃
の溶融金属で急激な熱変化による内張り材の熱的
なスポーリングをコーテイング層が緩衝壁として
働くため防止できる。又、コーテイング材が使用
により損耗を受け消失するまでに内張り材内部に
定常的な温度勾配が得られるため、内張り材の稼
動面側に健全な焼結層が形成され構造的スポーリ
ングも起きにくくなる。加えてコーテイング材と
して使用した材料は内張り材に使用する塩基性不
定形耐火物と同質又は類似するために厚さにもよ
るがコーテイング層のみで10〜15チヤージの耐用
があり溶融金属容器の寿命向上となる。 以下、実施例によつて本発明を更に詳述するが
本発明をこれら実施例にのみ限定するものでな
く、本発明の要旨内における変更、改変は勿論本
発明に包含されるものである。 実施例 1 320トン溶鋼取鍋内張りの側壁に、下掲第1表
に示した塩基性不定形耐火物Aをスリンガーマシ
ーンによつて部位により150〜210mmの厚さで施工
し、24時間自然乾燥させた後、内張り表面に第1
表の塩基性コーテイング材Bを側壁全面に約30mm
の厚みで吹付け施工した。吹付け乾燥後8時間自
然放置した後1200℃まで48時間で加熱乾燥した。
コーテイングを施さない取鍋と同じ条件で使用し
たところ、塩基性不定形耐火物Aのみ使用した場
合、受鋼32回の耐用寿命であつたが乾燥前の吹付
け施工をすることにより85回に寿命が延長される
という効果が得られた。 実施例 2 第1表に示す塩基性不定形耐火物Cを250トン
取鍋の側壁に流し込み施工し、流し込み材の硬化
後脱枠した後、24時間常温養生し、その後内張り
表面全周に第1表の塩基性コーテイング材Bを約
20mm吹付け施工した。10時間自然乾燥させた後に
1200℃まで48時間に加熱乾燥した。コーテイング
を施さない取鍋と同一条件で使用比較したところ
塩基性不定形耐火物Cだけの場合は36回の耐用寿
命であつたが乾燥前コーテイング施工することに
より76回まで寿命が延長できた。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 塩基性不定形耐火物で溶融金属容器の内張り
施工を行い、該内張りを加熱乾燥する前に、該内
張り表面に粉粒状の塩基性コーテイング材をコー
テイングすることを特徴とする溶融金属容器内張
り施工方法。 2 塩基性コーテイング材がキヤスタブル材、プ
ラスチイツク材、ラミング材、吹付け材、補修材
等である特許請求の範囲第1項記載の溶融金属容
器内張り施工方法。 3 塩基性コーテイング材の粒径が5mm以下であ
る特許請求の範囲第1項記載の溶融金属容器内張
り施工方法。 4 塩基性コーテイング材にリン酸塩、珪酸アル
カリ塩、粘土又は有機バインダーを添加する特許
請求の範囲第1項記載の溶融金属容器内張り施工
方法。 5 コーテイング法がコテ塗り、圧縮空気による
吹付け、遠心投射機による投射内張り又は流し込
み等の方法である特許請求の範囲第1項記載の溶
融金属容器内張り施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2406879A JPS55118583A (en) | 1979-03-03 | 1979-03-03 | Method of lining molten metal container |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2406879A JPS55118583A (en) | 1979-03-03 | 1979-03-03 | Method of lining molten metal container |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55118583A JPS55118583A (en) | 1980-09-11 |
| JPS6139595B2 true JPS6139595B2 (ja) | 1986-09-04 |
Family
ID=12128111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2406879A Granted JPS55118583A (en) | 1979-03-03 | 1979-03-03 | Method of lining molten metal container |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55118583A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS613654A (ja) * | 1984-06-18 | 1986-01-09 | Shinagawa Refract Co Ltd | 2次精錬用溶鋼取鍋のライニング構造 |
| JPS6133744A (ja) * | 1984-07-25 | 1986-02-17 | Kobe Steel Ltd | タンデイツシユライニング構造 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5199365A (ja) * | 1975-02-28 | 1976-09-01 | Nippon Steel Corp | Futeikeitaikabutsuno kanetsukansoho |
| JPS533321A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-13 | Kawai Musical Instr Mfg Co | Envelope signal generator for electronic instrument |
| JPS53125933A (en) * | 1977-04-12 | 1978-11-02 | Nippon Kokan Kk | Enforcing method for lining ladle |
| JPS5425914A (en) * | 1977-07-28 | 1979-02-27 | Osaka Yougiyou Taika Renga Kk | Container to receive molten metal and construction using same |
-
1979
- 1979-03-03 JP JP2406879A patent/JPS55118583A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55118583A (en) | 1980-09-11 |
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