JPS6139860Y2 - - Google Patents
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- JPS6139860Y2 JPS6139860Y2 JP1982080060U JP8006082U JPS6139860Y2 JP S6139860 Y2 JPS6139860 Y2 JP S6139860Y2 JP 1982080060 U JP1982080060 U JP 1982080060U JP 8006082 U JP8006082 U JP 8006082U JP S6139860 Y2 JPS6139860 Y2 JP S6139860Y2
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- JP
- Japan
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- cylinder
- hole
- piston
- clutch
- hydraulic
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はブレーキ、特にホイールシリンダを、
バツクプレートに支持されるシリンダ本体と、そ
のシリンダ本体に対し相対回転不能に構成され且
つ該シリンダ本体内のシリンダ孔に摺動自在に嵌
合するピストンとより構成すると共に、それらシ
リンダ本体とピストン間に油圧室を画成し、その
油圧室に供給される油圧による前記シリンダ本体
及びピストン相互の離反作用によりブレーキシユ
ーを作動させるようにし、前記油圧室に、前記ブ
レーキシユーの摩耗を補償するように非制動時の
前記シリンダ本体とピストン間の間隙を増加調節
する自動調整装置を収容した形式の自動調整装置
付ドラムブレーキに関する。
バツクプレートに支持されるシリンダ本体と、そ
のシリンダ本体に対し相対回転不能に構成され且
つ該シリンダ本体内のシリンダ孔に摺動自在に嵌
合するピストンとより構成すると共に、それらシ
リンダ本体とピストン間に油圧室を画成し、その
油圧室に供給される油圧による前記シリンダ本体
及びピストン相互の離反作用によりブレーキシユ
ーを作動させるようにし、前記油圧室に、前記ブ
レーキシユーの摩耗を補償するように非制動時の
前記シリンダ本体とピストン間の間隙を増加調節
する自動調整装置を収容した形式の自動調整装置
付ドラムブレーキに関する。
本出願人は、かかるブレーキとして、ピストン
に回転不能に支持されると共に該ピストンに設け
た当接面に離間可能に当接する調節ナツトと;こ
の調節ナツトを前記当接面との当接に付勢するば
ねと;前記調節ナツトに早ねじを介して螺合する
調節杆と;この調節杆の一端部に固設されると共
に前記シリンダ本体に設けた袋状のクラツチ孔に
回転自在に嵌合され、該クラツチ孔奥壁に形成し
たクラツチ画と協働するクラツチ体と;より、前
記自動調整装置を構成したものを既に提案してお
り、このものは、自動調整装置を油圧室にコンパ
クトに収容し得ると共に該装置の可動部を油圧室
内の作動油により潤滑することができる等の利点
を有するが、その反面、ホイールシリンダの油圧
室に作動油を充填する際に、油圧室内の空気が自
動調整装置に邪魔されて排出され難いという問題
がある。
に回転不能に支持されると共に該ピストンに設け
た当接面に離間可能に当接する調節ナツトと;こ
の調節ナツトを前記当接面との当接に付勢するば
ねと;前記調節ナツトに早ねじを介して螺合する
調節杆と;この調節杆の一端部に固設されると共
に前記シリンダ本体に設けた袋状のクラツチ孔に
回転自在に嵌合され、該クラツチ孔奥壁に形成し
たクラツチ画と協働するクラツチ体と;より、前
記自動調整装置を構成したものを既に提案してお
り、このものは、自動調整装置を油圧室にコンパ
クトに収容し得ると共に該装置の可動部を油圧室
内の作動油により潤滑することができる等の利点
を有するが、その反面、ホイールシリンダの油圧
室に作動油を充填する際に、油圧室内の空気が自
動調整装置に邪魔されて排出され難いという問題
がある。
そこで本考案は、ホイールシリンダの油圧室に
作動油を充填する際には、油圧室内の空気を自動
調整装置に邪魔されることなくスムーズに排出す
ることができるようにした、構造簡単な前記自動
調整装置付ブレーキを提供することを目的とする
もので、その特徴は、自動調整装置が、ピストン
に回転不能に支持されると共に該ピストンに設け
た当接面に離間可能に当接する調節ナツトと、こ
の調節ナツトを前記当接面との当接側に付勢する
ばねと、前記調節ナツトに早ねじを介して螺合す
る調節杆と、この調節杆の一端部に固設されると
共にシリンダ本体に設けた袋状のクラツチ孔に回
転自在に嵌合され、該クラツチ孔奥壁に形成した
クラツチ面と協働するクラツチ体とを備えてな
る、自動調整装置付ドラムブレーキにおいて、前
記シリンダ本体をシリンダ孔が上下方向にのびる
よう配置し、前記ピストンの内端面に、油圧室内
に突入する案内筒部を一体に形成し、その案内筒
部の外側の前記油圧室をピストン内端部に臨む第
1油室と前記シリンダ孔の内端面に臨む第2油室
とに区画する案内フランジを、該案内筒部の外周
面に一体に突設すると共に、該フランジの外周部
を前記シリンダ孔に摺合させ、さらに前記案内筒
部には、前記第2油室に開口し且つ前記調節ナツ
トを収容した大径孔と、この大径孔に連通し且つ
前記調節杆の他端部を受容した盲孔状の小径孔と
よりなる段付孔を形成すると共に、該小径孔を前
記第1油室に連通させる連通孔を穿設し、前記第
1,第2油室のうち下部のものには作動油を導入
する流入ポートを、また上部のものには空気と共
に作動油を排出し得る流出ポートをそれぞれ開口
したことにある。
作動油を充填する際には、油圧室内の空気を自動
調整装置に邪魔されることなくスムーズに排出す
ることができるようにした、構造簡単な前記自動
調整装置付ブレーキを提供することを目的とする
もので、その特徴は、自動調整装置が、ピストン
に回転不能に支持されると共に該ピストンに設け
た当接面に離間可能に当接する調節ナツトと、こ
の調節ナツトを前記当接面との当接側に付勢する
ばねと、前記調節ナツトに早ねじを介して螺合す
る調節杆と、この調節杆の一端部に固設されると
共にシリンダ本体に設けた袋状のクラツチ孔に回
転自在に嵌合され、該クラツチ孔奥壁に形成した
クラツチ面と協働するクラツチ体とを備えてな
る、自動調整装置付ドラムブレーキにおいて、前
記シリンダ本体をシリンダ孔が上下方向にのびる
よう配置し、前記ピストンの内端面に、油圧室内
に突入する案内筒部を一体に形成し、その案内筒
部の外側の前記油圧室をピストン内端部に臨む第
1油室と前記シリンダ孔の内端面に臨む第2油室
とに区画する案内フランジを、該案内筒部の外周
面に一体に突設すると共に、該フランジの外周部
を前記シリンダ孔に摺合させ、さらに前記案内筒
部には、前記第2油室に開口し且つ前記調節ナツ
トを収容した大径孔と、この大径孔に連通し且つ
前記調節杆の他端部を受容した盲孔状の小径孔と
よりなる段付孔を形成すると共に、該小径孔を前
記第1油室に連通させる連通孔を穿設し、前記第
1,第2油室のうち下部のものには作動油を導入
する流入ポートを、また上部のものには空気と共
に作動油を排出し得る流出ポートをそれぞれ開口
したことにある。
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1図は本考案を自動車用2リーデイン
グシユー式ドラムブレーキに適用した場合を示す
もので、車体に固着されるバツクプレート1の内
側面には左右一対のホイールシリンダ2,2′及
び上下一対のブレーキシユー3,3′がそれぞれ
バツクプレート1の中心回りに点対称に配設さ
れ、ブレーキシユー3,3′を囲繞して車輪と共
に回転するブレーキドラムは図示されていない。
すると、第1図は本考案を自動車用2リーデイン
グシユー式ドラムブレーキに適用した場合を示す
もので、車体に固着されるバツクプレート1の内
側面には左右一対のホイールシリンダ2,2′及
び上下一対のブレーキシユー3,3′がそれぞれ
バツクプレート1の中心回りに点対称に配設さ
れ、ブレーキシユー3,3′を囲繞して車輪と共
に回転するブレーキドラムは図示されていない。
ホイールシリンダ2,2′は、いずれも、一端
のみ開放した上下方向にのびるシリンダ孔4aを
有するシリンダ本体4と、そのシリンダ孔4aに
摺合して油圧室5を画成する一個のピストン6と
より構成され、シリンダ本体4はボルト7により
バツクプレート1に固着される。シリンダ本体4
及びピストン6の外端には係合溝9,9′がそれ
ぞれ形成されており、これらの溝9,9′にブレ
ーキシユー3,3′の各対応する端部が係合さ
れ、そして両ブレーキシユー3,3′間には、上
記係合を保持すると共に両ブレーキシユー3,
3′を収縮方向に付勢する戻しばね10,10′が
張設される。上記溝9,9′とブレーキシユー
3,3′との係合によりシリンダ本体とピストン
6との相対回転が阻止される。
のみ開放した上下方向にのびるシリンダ孔4aを
有するシリンダ本体4と、そのシリンダ孔4aに
摺合して油圧室5を画成する一個のピストン6と
より構成され、シリンダ本体4はボルト7により
バツクプレート1に固着される。シリンダ本体4
及びピストン6の外端には係合溝9,9′がそれ
ぞれ形成されており、これらの溝9,9′にブレ
ーキシユー3,3′の各対応する端部が係合さ
れ、そして両ブレーキシユー3,3′間には、上
記係合を保持すると共に両ブレーキシユー3,
3′を収縮方向に付勢する戻しばね10,10′が
張設される。上記溝9,9′とブレーキシユー
3,3′との係合によりシリンダ本体とピストン
6との相対回転が阻止される。
各ホイールシリンダ2,2′には、油圧室5に
開口する第1及び第2ポート111,112が設
けられる。両ポート111,112は上下方向に
可及的離間して配置され、第1ポート111はシ
リンダ孔4aの閉塞端側に、また第2ポート11
2はシリンダ孔4aの開放端側にそれぞれ位置を
占める。したがつて、左側のホイールシリンダ2
ではシリンダ孔4aが上方に開放しているので、
第1ポート111が下位、第2ポート112が上
位となるが、右側のホイールシリンダ2′はシリ
ンダ孔4aが下方に開放しているので、第1、第
2ポート111,112の上下関係は左側のホイ
ールシリンダ2と逆になる。そこで、左側のホイ
ールシリンダ2の第1ポート111が流入ポー
ト、同第2ポート112が流出ポートとされ、ま
た右側のホイールシリンダ2′の第1ポート11
1が流出ポート、同第2ポート112が流入ポー
トとされ、左側のホイールシリンダ2の第1ポー
ト111には図示しないマスタシリンダの出力ポ
ートより延出する導管が接続され、左側のホイー
ルシリンダ2の第2ポート112と右側のホイー
ルシリンダ2′の第2ポート112の間に連通管
12が接続され、右側のホイールシリンダ2′の
第1ポート111にエアブリード栓(図示せず)
が螺装される。
開口する第1及び第2ポート111,112が設
けられる。両ポート111,112は上下方向に
可及的離間して配置され、第1ポート111はシ
リンダ孔4aの閉塞端側に、また第2ポート11
2はシリンダ孔4aの開放端側にそれぞれ位置を
占める。したがつて、左側のホイールシリンダ2
ではシリンダ孔4aが上方に開放しているので、
第1ポート111が下位、第2ポート112が上
位となるが、右側のホイールシリンダ2′はシリ
ンダ孔4aが下方に開放しているので、第1、第
2ポート111,112の上下関係は左側のホイ
ールシリンダ2と逆になる。そこで、左側のホイ
ールシリンダ2の第1ポート111が流入ポー
ト、同第2ポート112が流出ポートとされ、ま
た右側のホイールシリンダ2′の第1ポート11
1が流出ポート、同第2ポート112が流入ポー
トとされ、左側のホイールシリンダ2の第1ポー
ト111には図示しないマスタシリンダの出力ポ
ートより延出する導管が接続され、左側のホイー
ルシリンダ2の第2ポート112と右側のホイー
ルシリンダ2′の第2ポート112の間に連通管
12が接続され、右側のホイールシリンダ2′の
第1ポート111にエアブリード栓(図示せず)
が螺装される。
両ホイールシリンダ2,2′の油圧室5には自
動調整装置Aが設けられたもので、これらは同一
構造であるので、左側のホイールシリンダ2内の
自動調整装置Aについてのみ次に詳細に説明する
(特に第2図参照)。
動調整装置Aが設けられたもので、これらは同一
構造であるので、左側のホイールシリンダ2内の
自動調整装置Aについてのみ次に詳細に説明する
(特に第2図参照)。
ピストン6の内端面には、油圧室5内に突入す
る案内筒部6aが一体に形成され、その案内筒部
6aの外周面には、該筒部6aの外側の油圧室5
を、ピストン6端面に臨み第2ポート112が開
口する第1油室5aとシリンダ孔4aの内端面に
臨み第1ポート111が開口する第2油室5bと
に上下に区画する環状の案内フランジfが一体に
形成されており、このフランジfの外周部はシリ
ンダ孔4aの内周面に摺動自在に嵌合している。
案内筒部6a内には、第2油室5bに開口した大
径孔13と、内端を閉塞した盲孔状の小径孔14
とよりなる段付孔が形成され、この段付孔の段部
は円錐状の当接面15に形成される。この当接面
15に離間可能に当接する調節ナツト16が大径
孔13に摺合され、この調節ナツト16を当接面
15側に弾圧するばね17の基端が案内筒部6a
に固着される。上記ばね17は、調節ナツト16
を当接面15に押圧保持する機能を有するほか、
該ばね17と調節ナツト16との摩擦係合または
凹凸係合により調節ナツト16に対する回り止め
機能をも有する。
る案内筒部6aが一体に形成され、その案内筒部
6aの外周面には、該筒部6aの外側の油圧室5
を、ピストン6端面に臨み第2ポート112が開
口する第1油室5aとシリンダ孔4aの内端面に
臨み第1ポート111が開口する第2油室5bと
に上下に区画する環状の案内フランジfが一体に
形成されており、このフランジfの外周部はシリ
ンダ孔4aの内周面に摺動自在に嵌合している。
案内筒部6a内には、第2油室5bに開口した大
径孔13と、内端を閉塞した盲孔状の小径孔14
とよりなる段付孔が形成され、この段付孔の段部
は円錐状の当接面15に形成される。この当接面
15に離間可能に当接する調節ナツト16が大径
孔13に摺合され、この調節ナツト16を当接面
15側に弾圧するばね17の基端が案内筒部6a
に固着される。上記ばね17は、調節ナツト16
を当接面15に押圧保持する機能を有するほか、
該ばね17と調節ナツト16との摩擦係合または
凹凸係合により調節ナツト16に対する回り止め
機能をも有する。
調節ナツト16の中心部には、それを貫通する
ように調節杆18が早ねじ19を介して螺合さ
れ、その先端部が前記小径孔14に受容される。
調節ナツト16と調節杆18との螺合部には各ブ
レーキシユー3,3′の適正な作動間隙、即ち各
ブレーキシユー3,3′と図示しないブレーキド
ラム間の適正な間隙に対応する軸方向の遊隙があ
る。
ように調節杆18が早ねじ19を介して螺合さ
れ、その先端部が前記小径孔14に受容される。
調節ナツト16と調節杆18との螺合部には各ブ
レーキシユー3,3′の適正な作動間隙、即ち各
ブレーキシユー3,3′と図示しないブレーキド
ラム間の適正な間隙に対応する軸方向の遊隙があ
る。
調節杆18の基端部にはクラツチ体20が一体
に形成されており、このクラツチ体20は、シリ
ンダ孔4aの内端壁に設けた袋状のクラツチ孔2
1に回転可能に摺合されると共に、クラツチ孔2
1の奥壁に形成された円錐状のクラツチ面22に
対向する。クラツチ孔21には、油圧室5の油圧
がクラツチ面22に作用することを防止するめの
シール部材23が嵌装される。
に形成されており、このクラツチ体20は、シリ
ンダ孔4aの内端壁に設けた袋状のクラツチ孔2
1に回転可能に摺合されると共に、クラツチ孔2
1の奥壁に形成された円錐状のクラツチ面22に
対向する。クラツチ孔21には、油圧室5の油圧
がクラツチ面22に作用することを防止するめの
シール部材23が嵌装される。
ピストン6の案内筒部6aには、前記第2油室
5bと大径孔13間を連通する第1連通孔26
と、前記第1油室5aと小径孔14間を連通する
第2連通孔27とが設けられ、また調節ナツト1
6外周面(または当接面15若しくはその両方)
には大径孔13と小径孔14間を連通する連通溝
28が設けられる。而して油圧室5は、第1油室
5a、第2油室5b、大径孔13及び小径孔14
に区画され、該油圧室5内への導入油圧は連通孔
26,27及び連通溝28を介して上記各部に等
しく作用するようになつている。
5bと大径孔13間を連通する第1連通孔26
と、前記第1油室5aと小径孔14間を連通する
第2連通孔27とが設けられ、また調節ナツト1
6外周面(または当接面15若しくはその両方)
には大径孔13と小径孔14間を連通する連通溝
28が設けられる。而して油圧室5は、第1油室
5a、第2油室5b、大径孔13及び小径孔14
に区画され、該油圧室5内への導入油圧は連通孔
26,27及び連通溝28を介して上記各部に等
しく作用するようになつている。
次にこの実施例の作用を説明する。
先ず、ブレーキ装置の組立後、両ホイールシリ
ンダ2,2′に作動油を充填するには、右側ホイ
ールシリンダ2′の第1ポート111を開放し
て、マスシリンダまたは適当な作動油充填器によ
り左側ホイールシリンダ2の第1ポート111に
作動油を圧送する。すると、その作動油は第2油
室5b、第1連通孔26、大径孔13、連通溝2
8、小径孔14、第2連通孔27及び第1油室5
aを順次通過して第2ポート112より連通管1
2へ流出し、次いで連通管12から右側ホイール
シリンダ2′の第2ポート112に流入し、今度
は左側ホイールシリンダ2の場合の経路とは逆の
経路を経て第1ポート111に達し、第1ポート
111より外部に排出される。このようにして作
動油は各ホイールシリンダ2,2′の油圧室5の
各部を下から上に向つて流れるので、油圧室5に
残留していた空気はその作動油の流れに伴われて
外部に排出され、油圧室5を作動油で満たすこと
ができる。その後、右側ホイールシリンダ2の第
1ポート111はエアブリード栓により閉鎖す
る。
ンダ2,2′に作動油を充填するには、右側ホイ
ールシリンダ2′の第1ポート111を開放し
て、マスシリンダまたは適当な作動油充填器によ
り左側ホイールシリンダ2の第1ポート111に
作動油を圧送する。すると、その作動油は第2油
室5b、第1連通孔26、大径孔13、連通溝2
8、小径孔14、第2連通孔27及び第1油室5
aを順次通過して第2ポート112より連通管1
2へ流出し、次いで連通管12から右側ホイール
シリンダ2′の第2ポート112に流入し、今度
は左側ホイールシリンダ2の場合の経路とは逆の
経路を経て第1ポート111に達し、第1ポート
111より外部に排出される。このようにして作
動油は各ホイールシリンダ2,2′の油圧室5の
各部を下から上に向つて流れるので、油圧室5に
残留していた空気はその作動油の流れに伴われて
外部に排出され、油圧室5を作動油で満たすこと
ができる。その後、右側ホイールシリンダ2の第
1ポート111はエアブリード栓により閉鎖す
る。
次に制動を行うべく、図示しないブレーキマス
タシリンダを作動して、その出力油圧を左側のホ
イールシリンダ2の油圧室5に供給すれば、その
油圧は連通管12を介して右側のホイールシリン
ダ2′にも供給されるので、これらの油圧により
各ホイールシリンダ2,2′のピストン6は外方
へ進出して対応するブレーキシユー3,3′を拡
張させて図示しないブレーキドラムの内周面に圧
接させ、ブレーキドラム、したがつて車輪に制動
力を加えることができる。
タシリンダを作動して、その出力油圧を左側のホ
イールシリンダ2の油圧室5に供給すれば、その
油圧は連通管12を介して右側のホイールシリン
ダ2′にも供給されるので、これらの油圧により
各ホイールシリンダ2,2′のピストン6は外方
へ進出して対応するブレーキシユー3,3′を拡
張させて図示しないブレーキドラムの内周面に圧
接させ、ブレーキドラム、したがつて車輪に制動
力を加えることができる。
この制動中、油圧室5の油圧は、調節ナツト1
6に対しては、その両端面に等しく作用するため
何等のスラストも及ぼさないが、クラツチ体20
に対しては、クラツチ体20の横断面積に上記油
圧を乗じた値の、クラツチ面22に向かうスラス
トを及ぼし、このスラストがクラツチ体20とク
ラツチ面との摩擦結合力を決定する。
6に対しては、その両端面に等しく作用するため
何等のスラストも及ぼさないが、クラツチ体20
に対しては、クラツチ体20の横断面積に上記油
圧を乗じた値の、クラツチ面22に向かうスラス
トを及ぼし、このスラストがクラツチ体20とク
ラツチ面との摩擦結合力を決定する。
ところで、通常の制動状態では、油圧室5の油
圧は比較的低く、したがつてクラツチ20とクラ
ツチ面22との摩擦結合力が比較的小さいので、
ブレーキシユー3,3′のライニングの摩耗に伴
いピストン6が更に外方へ移動すれば、調節ナツ
ト16は、ばね17の弾発力を以て当接面15と
の当接状態を保持しながら、ピストン6と共に移
動し、調節杆18を介してクラツチ体20を前記
スラストに抗してクラツチ面22から引き離す。
クラツチ体20がクラツチ面22より離れると、
クラツチ体20は前記スラストにより回転不能の
調節ナツト16に対して螺回しながらクラツチ面
22に向つて移動し、クラツチ面22に再び係合
する。
圧は比較的低く、したがつてクラツチ20とクラ
ツチ面22との摩擦結合力が比較的小さいので、
ブレーキシユー3,3′のライニングの摩耗に伴
いピストン6が更に外方へ移動すれば、調節ナツ
ト16は、ばね17の弾発力を以て当接面15と
の当接状態を保持しながら、ピストン6と共に移
動し、調節杆18を介してクラツチ体20を前記
スラストに抗してクラツチ面22から引き離す。
クラツチ体20がクラツチ面22より離れると、
クラツチ体20は前記スラストにより回転不能の
調節ナツト16に対して螺回しながらクラツチ面
22に向つて移動し、クラツチ面22に再び係合
する。
ここで、制動を解除すべく油圧室5内を減圧す
れば、ブレーキシユー3,3′は戻しばね10,
10′の戻し力を受けて収縮するが、その戻しば
ね10,10′の戻し力は、ピストン6、調節ナ
ツト16及び調節杆18を介してクラツチ体20
にクラツチ面22向きのスラストとして作用し、
これによりクラツチ体20はクラツチ面22に摩
擦結合し、回転が不能となる。したがつて、調節
ナツト16と調節杆18との相対回転不能となる
ので、ピストン6及び調節ナツト16は、調節ナ
ツト16及び調節杆18の螺合部の遊隙分のスト
ロークしか後退することができず、その結果、各
ブレーキシユー3,3′のライニングとブレーキ
ドラムの内周面との間には上記遊隙に対応する適
正な間隙がつくられる。
れば、ブレーキシユー3,3′は戻しばね10,
10′の戻し力を受けて収縮するが、その戻しば
ね10,10′の戻し力は、ピストン6、調節ナ
ツト16及び調節杆18を介してクラツチ体20
にクラツチ面22向きのスラストとして作用し、
これによりクラツチ体20はクラツチ面22に摩
擦結合し、回転が不能となる。したがつて、調節
ナツト16と調節杆18との相対回転不能となる
ので、ピストン6及び調節ナツト16は、調節ナ
ツト16及び調節杆18の螺合部の遊隙分のスト
ロークしか後退することができず、その結果、各
ブレーキシユー3,3′のライニングとブレーキ
ドラムの内周面との間には上記遊隙に対応する適
正な間隙がつくられる。
また、強力な制動が行われる場合には、油圧室
5の油圧が、ブレーキシユー3,3′やブレーキ
ドラム等に弾性変形を生じさせるような所定値に
上昇するまでに、前述のような自動調整作用が行
われ、その油圧が上記所定値を超えると、クラツ
チ体20の油圧により前記スラストが増大してク
ラツチ体20をクラツチ面22との摩擦結合状態
に保持するので、クラツチ体20及び調節杆18
は回転不能となる。したがつてもともと回転不能
の調節ナツト16は調節杆18上に留められるか
ら、ブレーキドラム等の弾性変形に伴いピストン
6が更に外方へ進出すると、ピストン6の当接面
15は調節ナツト16より離れることになる。こ
のようにして前記自動調整作用は停止され、過剰
調整(カーバアジヤスト)が防止される。
5の油圧が、ブレーキシユー3,3′やブレーキ
ドラム等に弾性変形を生じさせるような所定値に
上昇するまでに、前述のような自動調整作用が行
われ、その油圧が上記所定値を超えると、クラツ
チ体20の油圧により前記スラストが増大してク
ラツチ体20をクラツチ面22との摩擦結合状態
に保持するので、クラツチ体20及び調節杆18
は回転不能となる。したがつてもともと回転不能
の調節ナツト16は調節杆18上に留められるか
ら、ブレーキドラム等の弾性変形に伴いピストン
6が更に外方へ進出すると、ピストン6の当接面
15は調節ナツト16より離れることになる。こ
のようにして前記自動調整作用は停止され、過剰
調整(カーバアジヤスト)が防止される。
以上のように本考案によれば、シリンダ本体を
シリンダ孔が上下方向にのびるよう配置し、ピス
トンの内端面に、油圧室内に突入する案内筒部を
一体に形成し、その案内筒部の外側の前記油圧室
をピストン内端面に臨む第1油室と前記シリンダ
孔の内端面に臨む第2油室とに区画する案内フラ
ンジを、該案内筒部の外周面に一体に突設すると
共に、該フランジの外周部を前記シリンダ孔に摺
合させ、さらに前記案内筒部には、前記第2油室
に開口し且つ調節ナツトを収容した大径孔と、こ
の大径孔に連通し且つ調節杆の端部を受容した盲
孔状の小径孔とよりなる段付孔を形成すると共
に、該小径孔を前記第1油室に連通させる連通孔
を穿設し、前記第1,第2油室のうち下部のもの
には作動油を導入する流入ポートを、また上部の
ものには空気と共に作動油を排出し得る流出ポー
トをそれぞれ開口したので、油圧室に作動油を充
填するに際し、例えば第2油圧室が下側に位置す
る場合には該第2油室、大径孔、小径孔、第1油
室の順で、また例えば第1油室が下側に位置する
場合には上記とは逆の順でそれぞれ油圧室の下部
から上部へと作動油を順次に流通させることがで
き、その流れが流入ポートから流出ポートへ短絡
することはなく、その上、空気が比較的残留し易
い調節ナツトと調節杆との螺合部を上下方向にの
ばすことができて、同螺合部の残留空気も速やか
に排出することができ、以上の結果、油圧室各部
の残留空気を自動調整装置に邪魔されることなく
効果的に排出できて、油圧室を作動油で確実に満
たすことができる。
シリンダ孔が上下方向にのびるよう配置し、ピス
トンの内端面に、油圧室内に突入する案内筒部を
一体に形成し、その案内筒部の外側の前記油圧室
をピストン内端面に臨む第1油室と前記シリンダ
孔の内端面に臨む第2油室とに区画する案内フラ
ンジを、該案内筒部の外周面に一体に突設すると
共に、該フランジの外周部を前記シリンダ孔に摺
合させ、さらに前記案内筒部には、前記第2油室
に開口し且つ調節ナツトを収容した大径孔と、こ
の大径孔に連通し且つ調節杆の端部を受容した盲
孔状の小径孔とよりなる段付孔を形成すると共
に、該小径孔を前記第1油室に連通させる連通孔
を穿設し、前記第1,第2油室のうち下部のもの
には作動油を導入する流入ポートを、また上部の
ものには空気と共に作動油を排出し得る流出ポー
トをそれぞれ開口したので、油圧室に作動油を充
填するに際し、例えば第2油圧室が下側に位置す
る場合には該第2油室、大径孔、小径孔、第1油
室の順で、また例えば第1油室が下側に位置する
場合には上記とは逆の順でそれぞれ油圧室の下部
から上部へと作動油を順次に流通させることがで
き、その流れが流入ポートから流出ポートへ短絡
することはなく、その上、空気が比較的残留し易
い調節ナツトと調節杆との螺合部を上下方向にの
ばすことができて、同螺合部の残留空気も速やか
に排出することができ、以上の結果、油圧室各部
の残留空気を自動調整装置に邪魔されることなく
効果的に排出できて、油圧室を作動油で確実に満
たすことができる。
また特にピストン内端面に一体に形成されるフ
ランジ付き案内筒部は、ピストンの軸方向の倒れ
を効果的に阻止してピストンの摺動を常に円滑に
行なわせるための倒れ防止部材と、前記第1,第
2油室間を遮蔽してその両油室間の短絡を阻止す
る隔壁部材とに兼用されることから、装置の構造
を簡素化してコストダウンを図る上で有利であ
る。
ランジ付き案内筒部は、ピストンの軸方向の倒れ
を効果的に阻止してピストンの摺動を常に円滑に
行なわせるための倒れ防止部材と、前記第1,第
2油室間を遮蔽してその両油室間の短絡を阻止す
る隔壁部材とに兼用されることから、装置の構造
を簡素化してコストダウンを図る上で有利であ
る。
第1図は本考案ドラムブレーキの実施例を示す
要部縦断全体正面図、第2図はその要部の拡大図
である。 A……自動調整装置、f……案内フランジ、1
……バツクプレート、2,2′……ホイールシリ
ンダ、3,3′……ブレーキシユー、4……シリ
ンダ本体、4a……シリンダ孔、5……油圧室、
5a……第1油室、5b……第2油室、6……ピ
ストン、6a……案内筒部、111……流入また
は流出ポートとなる第1ポート、112……流出
または流入ポートとなる第2ポート、13……大
径孔、14……小径孔、15……当接面、16…
…調節ナツト、17……ばね、18……調節杆、
19……早ねじ、20……クラツチ体、21……
クラツチ孔、22……クラツチ面、26,27…
…連通孔、28……連通溝。
要部縦断全体正面図、第2図はその要部の拡大図
である。 A……自動調整装置、f……案内フランジ、1
……バツクプレート、2,2′……ホイールシリ
ンダ、3,3′……ブレーキシユー、4……シリ
ンダ本体、4a……シリンダ孔、5……油圧室、
5a……第1油室、5b……第2油室、6……ピ
ストン、6a……案内筒部、111……流入また
は流出ポートとなる第1ポート、112……流出
または流入ポートとなる第2ポート、13……大
径孔、14……小径孔、15……当接面、16…
…調節ナツト、17……ばね、18……調節杆、
19……早ねじ、20……クラツチ体、21……
クラツチ孔、22……クラツチ面、26,27…
…連通孔、28……連通溝。
Claims (1)
- ホイールシリンダを、バツクプレートに支持さ
れるシリンダ本体と、そのシリンダ本体に対し相
対回転不能に構成され且つ該シリンダ本体内のシ
リンダ孔に摺動自在に嵌合するピストンとより構
成すると共に、それらシリンダ本体とピストン間
に油圧室を画成し、その油圧室に供給される油圧
による前記シリンダ本体及びピストン相互の離反
作用によりブレーキシユーを作動させるように
し、前記油圧室に、前記ブレーキシユーの摩耗を
補償するように非制動時の前記シリンダ本体とピ
ストン間の間隔を増加調節する自動調整装置を収
容し、この自動調整装置が、前記ピストンに回転
不能に支持されると共に該ピストンに設けた当接
面に離間可能に当接する調節ナツトと、この調節
ナツトを前記当接面との当接側だけ付勢するばね
と、前記調節ナツトに早ねじを介して螺合する調
節杆と、この調節杆の一端部に固設されると共に
前記シリンダ本体に設けた袋状のクラツチ孔に回
転自在に嵌合され、該クラツチ孔奥壁に形成した
クラツチ面と協働するクラツチ体とを備えてな
る、自動調整装置付ドラムブレーキにおいて、前
記シリンダ本体をシリンダ孔が上下方向にのびる
よう配置し、前記ピストンの内端面に、前記油圧
室内に突入する案内筒部を一体形成し、その案内
筒部の外側の前記油圧室をピストン内端面に臨む
第1油室と前記シリンダ孔の内端面に臨む第2油
室とに区画する案内フランジを、該案内筒部の外
周面に一体に突設すると共に、該フランジの外周
部を前記シリンダ孔に摺合させ、さらに前記案内
筒部には、前記第2油室に開口し且つ前記調節ナ
ツトを収容した大径孔と、この大径孔に連通し且
つ前記調節杆の他端部を受容した盲孔状の小径孔
とよりなる段付孔を形成すると共に、該小径孔を
前記第1油室に連通させる連通孔を穿設し、前記
第1,第2油室のうち下部のものには作動油を導
入する流入ポートを、また上部のものには空気と
共に作動油を排出し得る流出ポートをそれぞれ開
口したことを特徴とする、自動調整装置付ドラム
ブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8006082U JPS58182023U (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | 自動調整装置付ドラムブレ−キ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8006082U JPS58182023U (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | 自動調整装置付ドラムブレ−キ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58182023U JPS58182023U (ja) | 1983-12-05 |
| JPS6139860Y2 true JPS6139860Y2 (ja) | 1986-11-14 |
Family
ID=30089219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8006082U Granted JPS58182023U (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | 自動調整装置付ドラムブレ−キ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58182023U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5011897U (ja) * | 1973-05-29 | 1975-02-06 |
-
1982
- 1982-05-31 JP JP8006082U patent/JPS58182023U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58182023U (ja) | 1983-12-05 |
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