JPS6140028B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6140028B2 JPS6140028B2 JP11646981A JP11646981A JPS6140028B2 JP S6140028 B2 JPS6140028 B2 JP S6140028B2 JP 11646981 A JP11646981 A JP 11646981A JP 11646981 A JP11646981 A JP 11646981A JP S6140028 B2 JPS6140028 B2 JP S6140028B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- particle size
- average particle
- cast iron
- sintered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C33/00—Making ferrous alloys
- C22C33/02—Making ferrous alloys by powder metallurgy
- C22C33/0257—Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements
- C22C33/0264—Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements the maximum content of each alloying element not exceeding 5%
- C22C33/0271—Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements the maximum content of each alloying element not exceeding 5% with only C, Mn, Si, P, S, As as alloying elements, e.g. carbon steel
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
この発明は、粉末治金法によつて、鋳鉄組織を
有する焼結材料を製造する方法に関するものであ
る。 現在、耐摩耗性、被削性、振動吸収能等にすぐ
れた特性を有する普通鋳鉄が、価格も安いという
こととも相俟つて、機械部品として多方面に幅広
い用途を有しているが、鋳鉄のこのすぐれた特性
は、主として均一に、かつ多量に分散した遊離黒
鉛によるものであることが知られている。例え
ば、鋳鉄製の摺動材にあつては、遊離黒鉛が摺動
面に固体潤滑材として作用して減摩効果を発揮す
るとともに、遊離黒鉛の残留孔が油溜りとして保
油に役立つものであり、また、切削加工時には細
かく分布した誘離黒鉛がチツプブレーカーとなつ
て被削性を向上させるという役割をも担つている
のである。 しかしながら、機械部品用材料としてこのよう
にすぐれた性質を持つ鋳鉄ではあるが、一方で
は、鋳物容量が小さい場合は鋳込後の冷却速度が
速いために白鉄化し、小物部品については鋳鉄本
来の特性を持つたものが得れないという問題があ
つた。 また、鋳鉄部品の製造は鋳造に頼らざるを得な
かつたために、粉末治金法と比して量産性に劣る
という本質的な問題点をも抱えていた。 これまでも、鋳鉄の有するすぐれた諸性質を備
えるとともに、粉末治金の量産性を兼ね備えた焼
結材料およびその製造方法に関する研究は種々試
みられてきていたが、次に示すような理由から成
功するに至らなかつたのである。すなわち、 (a) 鉄系合金に黒鉛を多量に(鋳鉄なみに3重量
%程度)添加し、焼結すると、セメンタイトが
析出して基地が硬くなり、機械的特性が低下
し、焼結温度を下げればセメンタイトの析出は
防げるが強度が得られない。 (b) Siのような黒鉛化安定元素を添加してセメン
タイトの析出を防ぐ方法が考えられるが、Siを
Fe中に拡散固溶させる条件は、約1200℃以上
の加熱を要するなど、通常の鉄系焼結材料の焼
結温度に比してはるかに高い温度が要求される
ことから製造コストが高くなるうえ、焼結雰囲
気を厳しくコントロールしないとSiを酸化させ
てしまう恐れがある。 本発明者等は、上述のような観点から、通常の
鉄系焼結材料の製造条件の下で、パーライト相、
およびフエライト相からなる基地に遊離黒鉛粉末
が分散した鋳鉄組織を有する材料を粉末治金法に
よつて得べく研究を行なつた結果、以下〜に
示す如き知見を得たのである。 鉄系焼結原料中のSi源たるフエロシリコン粉
末の粒度を特定の範囲に調整すれば、焼結原料
鉄粉粒子表層にSi成分が均一に分布し、該Siが
焼結時に酸化することなくFe中に固溶してFe
のα相を安定化させると共に、Fe粒子間の拡
散を早め、したがつて、焼結が促進されるので
機械的性質が向上すること。 CおよびSi原料の組成範囲を適当に選択する
ことにより、約1050℃の加熱温度でγ相となつ
たFe粒子がCの固溶限を増し、そして、C粉
末の粒度を特定値以下に規制することによりC
がFe粒中に容易に拡散するようになり、つい
でFe中に固溶したこれら周辺の微細なCが、
冷却過程でSiの黒鉛化促進作用によつて空孔や
未固溶の黒鉛を核として析出し、最終的には、
遊離黒鉛のまわりにSi―フエライト相があり、
さらにその外側にパーライト相のある、いわゆ
る鋳鉄組織が得られること。 したがつて、この発明は上記知見にもとづいて
なされたもので、 15〜75%(以下%は重量%とする)のSiを含有
し、かつ平均粒径が1〜10μmのフエロシリコン
粉末:Si量で0.8〜2.5%と、平均粒径20μm以下
の黒鉛粉末:2〜5%と、残りが鉄粉とからなる
配合組成を有する原料粉末を均一に混合し、通常
の粉末成形方法で成形した後、還元性雰囲気中
で、1050〜1180℃の温度範囲にて焼結することに
よつて、遊離黒鉛、フエライト相、およびパーラ
イトからなる鋳鉄組織を有する焼結材料を製造し
得るようにしたことに特徴を有するものである。 なお、上記焼結材料の製造に使用する鉄粉とし
ては、粉末治金用原料として通常使われているも
のが好適であり、粉末の成形には通常の条件、例
えば4〜6ton/cm2程度の成形圧力が適用され、ま
た焼結の際の還元性雰囲気としては、例えばアン
モニア分解ガスが好適である。 ついで、この発明の焼結材料の製造方法におい
て、フエロシリコン粉末中のSi含有量、フエロシ
リコン粉末の配合量、黒鉛粉末の配合量、フエロ
シリコン粉末および黒鉛粉末の平均粒径、および
焼結温度を上記の通りに限定した理由を説明す
る。 (a) フエロシリコン粉末中のSi含有量 焼結金属中へのSi源としてのフエロシリコン
粉末中のSi含有量が15%未満では、フエロシリ
コン粉末が軟かくなつて粉砕するのが難かし
く、一方75%を越えるとフエロシリコン粉末と
しての量、すなわち添加Si量に規制されてフエ
ロシリコン粉末の配合総量が少なくなり、鉄粉
表面への十分なまぶし被覆ができなくなること
から、その含有量を15〜75%と限定した。 (b) フエロシリコン粉末の配合量 フエロシリコン粉末は、焼結金属中へSiを含
有させて強度の向上と被削性の改良をはかるた
めに配合するものであるが、その配合量がSi量
で0.8%未満では前記作用に所望の効果が得ら
れず、一方2.5%を越えると逆に強度低下をき
たすことから、その配合量をSi量で0.8〜2.5%
と限定した。 (c) 黒鉛粉末の配合量 黒鉛粉末の配合量が2%未満では鋳鉄に匹敵
する摺動特性を持たせることができず、一方5
%を越えて配合すると均一な配合が困難とな
り、また強度低下も著しくなることから、その
配合量を2〜5%と限定した。 (d) フエロシリコン粉末の粒径 配合するフエロシリコン粉末の平均粒径が1
μm未満では、この粉末原料の酸化が早まつて
取扱いが困難となるのに対して、その平均粒径
が10μmを越えると鉄粉粒子への拡散が遅くな
つてα相の形成が遅れ、機械的特性が低下する
ようになることからその平均粒径を1〜10μm
と限定した。 (e) 黒鉛粉末の粒径 配合する黒鉛粉末の平均粒径が20μmを越え
ると比表面積が小さくなつて鉄粉粒子内への拡
散が遅くなることから、その平均粒径を20μm
以下と限定した。好ましくは、この平均粒径が
15μm以下が最適である。 (f) 焼結温度 焼結温度が1050℃未満では、得られた焼結材
料に十分な強度が期待できず、一方1180℃を越
えると液相が出始めて焼結材料の変形が起きる
ことから、その温度を1050〜1180℃と限定し
た。 つぎに、この発明を実施例により比較例と対比
しながら説明する。 実施例 原料粉末として、それぞれ平均粒径2μm,10
μm,18μm、および30μmを有する黒鉛粉末、
同じく、それぞれ平均粒径1.2μm,2.2μm,9.8
μm,および12.4μmを有し、かつSi含有量がい
ずれも16%のフエロシリコン粉末、平均粒径2μ
mを有し、Si含有量が74%のフエロシリコン粉
末、同じく2.2μmの平均粒径を有し、Si含有量
が79%のフエロシリコン粉末、平均粒度が−
100meshの還元鉄粉を用意し、これら原料粉末を
第1表に示される配合組成に配合し、混合してか
ら、4ton/cm2の圧力で圧粉体に成形し、ついで
1050〜1180℃にてアンモニア分解ガス雰囲気中で
加熱するという条件で焼結することによつて、い
ずれも10mm×10mm×50mmの寸法を有する本発明焼
結材料1〜13,および比較焼結材料1〜9を製造
し、さらに、溶製したFC20の従来鋳鉄も用意し
た。 そして、これら材料のそれぞれについて、引張
強さ、摩擦摩耗特性、および被削性を測定し、そ
の結果も併せて第1表に示した。 なお、摩擦摩耗特性は、ピンオンデイスク型試
験機を使用し、上記各種焼結材料より成形したピ
ンを使用し、かつS45CのCrメツキ材で作つたデ
イスクを用い、速度:1m/sec,荷重:4Kg/
cm2の条件で試験した結果を示したものであり、被
削性能は、5.5mm厚の試料を直径3.2mmφのキリで 貫通するに要する時間で示したものであり、キリ
の材質、高速度鋼、回転数:400rpm,押付力:
5Kgfという条件下で測定したものである。
有する焼結材料を製造する方法に関するものであ
る。 現在、耐摩耗性、被削性、振動吸収能等にすぐ
れた特性を有する普通鋳鉄が、価格も安いという
こととも相俟つて、機械部品として多方面に幅広
い用途を有しているが、鋳鉄のこのすぐれた特性
は、主として均一に、かつ多量に分散した遊離黒
鉛によるものであることが知られている。例え
ば、鋳鉄製の摺動材にあつては、遊離黒鉛が摺動
面に固体潤滑材として作用して減摩効果を発揮す
るとともに、遊離黒鉛の残留孔が油溜りとして保
油に役立つものであり、また、切削加工時には細
かく分布した誘離黒鉛がチツプブレーカーとなつ
て被削性を向上させるという役割をも担つている
のである。 しかしながら、機械部品用材料としてこのよう
にすぐれた性質を持つ鋳鉄ではあるが、一方で
は、鋳物容量が小さい場合は鋳込後の冷却速度が
速いために白鉄化し、小物部品については鋳鉄本
来の特性を持つたものが得れないという問題があ
つた。 また、鋳鉄部品の製造は鋳造に頼らざるを得な
かつたために、粉末治金法と比して量産性に劣る
という本質的な問題点をも抱えていた。 これまでも、鋳鉄の有するすぐれた諸性質を備
えるとともに、粉末治金の量産性を兼ね備えた焼
結材料およびその製造方法に関する研究は種々試
みられてきていたが、次に示すような理由から成
功するに至らなかつたのである。すなわち、 (a) 鉄系合金に黒鉛を多量に(鋳鉄なみに3重量
%程度)添加し、焼結すると、セメンタイトが
析出して基地が硬くなり、機械的特性が低下
し、焼結温度を下げればセメンタイトの析出は
防げるが強度が得られない。 (b) Siのような黒鉛化安定元素を添加してセメン
タイトの析出を防ぐ方法が考えられるが、Siを
Fe中に拡散固溶させる条件は、約1200℃以上
の加熱を要するなど、通常の鉄系焼結材料の焼
結温度に比してはるかに高い温度が要求される
ことから製造コストが高くなるうえ、焼結雰囲
気を厳しくコントロールしないとSiを酸化させ
てしまう恐れがある。 本発明者等は、上述のような観点から、通常の
鉄系焼結材料の製造条件の下で、パーライト相、
およびフエライト相からなる基地に遊離黒鉛粉末
が分散した鋳鉄組織を有する材料を粉末治金法に
よつて得べく研究を行なつた結果、以下〜に
示す如き知見を得たのである。 鉄系焼結原料中のSi源たるフエロシリコン粉
末の粒度を特定の範囲に調整すれば、焼結原料
鉄粉粒子表層にSi成分が均一に分布し、該Siが
焼結時に酸化することなくFe中に固溶してFe
のα相を安定化させると共に、Fe粒子間の拡
散を早め、したがつて、焼結が促進されるので
機械的性質が向上すること。 CおよびSi原料の組成範囲を適当に選択する
ことにより、約1050℃の加熱温度でγ相となつ
たFe粒子がCの固溶限を増し、そして、C粉
末の粒度を特定値以下に規制することによりC
がFe粒中に容易に拡散するようになり、つい
でFe中に固溶したこれら周辺の微細なCが、
冷却過程でSiの黒鉛化促進作用によつて空孔や
未固溶の黒鉛を核として析出し、最終的には、
遊離黒鉛のまわりにSi―フエライト相があり、
さらにその外側にパーライト相のある、いわゆ
る鋳鉄組織が得られること。 したがつて、この発明は上記知見にもとづいて
なされたもので、 15〜75%(以下%は重量%とする)のSiを含有
し、かつ平均粒径が1〜10μmのフエロシリコン
粉末:Si量で0.8〜2.5%と、平均粒径20μm以下
の黒鉛粉末:2〜5%と、残りが鉄粉とからなる
配合組成を有する原料粉末を均一に混合し、通常
の粉末成形方法で成形した後、還元性雰囲気中
で、1050〜1180℃の温度範囲にて焼結することに
よつて、遊離黒鉛、フエライト相、およびパーラ
イトからなる鋳鉄組織を有する焼結材料を製造し
得るようにしたことに特徴を有するものである。 なお、上記焼結材料の製造に使用する鉄粉とし
ては、粉末治金用原料として通常使われているも
のが好適であり、粉末の成形には通常の条件、例
えば4〜6ton/cm2程度の成形圧力が適用され、ま
た焼結の際の還元性雰囲気としては、例えばアン
モニア分解ガスが好適である。 ついで、この発明の焼結材料の製造方法におい
て、フエロシリコン粉末中のSi含有量、フエロシ
リコン粉末の配合量、黒鉛粉末の配合量、フエロ
シリコン粉末および黒鉛粉末の平均粒径、および
焼結温度を上記の通りに限定した理由を説明す
る。 (a) フエロシリコン粉末中のSi含有量 焼結金属中へのSi源としてのフエロシリコン
粉末中のSi含有量が15%未満では、フエロシリ
コン粉末が軟かくなつて粉砕するのが難かし
く、一方75%を越えるとフエロシリコン粉末と
しての量、すなわち添加Si量に規制されてフエ
ロシリコン粉末の配合総量が少なくなり、鉄粉
表面への十分なまぶし被覆ができなくなること
から、その含有量を15〜75%と限定した。 (b) フエロシリコン粉末の配合量 フエロシリコン粉末は、焼結金属中へSiを含
有させて強度の向上と被削性の改良をはかるた
めに配合するものであるが、その配合量がSi量
で0.8%未満では前記作用に所望の効果が得ら
れず、一方2.5%を越えると逆に強度低下をき
たすことから、その配合量をSi量で0.8〜2.5%
と限定した。 (c) 黒鉛粉末の配合量 黒鉛粉末の配合量が2%未満では鋳鉄に匹敵
する摺動特性を持たせることができず、一方5
%を越えて配合すると均一な配合が困難とな
り、また強度低下も著しくなることから、その
配合量を2〜5%と限定した。 (d) フエロシリコン粉末の粒径 配合するフエロシリコン粉末の平均粒径が1
μm未満では、この粉末原料の酸化が早まつて
取扱いが困難となるのに対して、その平均粒径
が10μmを越えると鉄粉粒子への拡散が遅くな
つてα相の形成が遅れ、機械的特性が低下する
ようになることからその平均粒径を1〜10μm
と限定した。 (e) 黒鉛粉末の粒径 配合する黒鉛粉末の平均粒径が20μmを越え
ると比表面積が小さくなつて鉄粉粒子内への拡
散が遅くなることから、その平均粒径を20μm
以下と限定した。好ましくは、この平均粒径が
15μm以下が最適である。 (f) 焼結温度 焼結温度が1050℃未満では、得られた焼結材
料に十分な強度が期待できず、一方1180℃を越
えると液相が出始めて焼結材料の変形が起きる
ことから、その温度を1050〜1180℃と限定し
た。 つぎに、この発明を実施例により比較例と対比
しながら説明する。 実施例 原料粉末として、それぞれ平均粒径2μm,10
μm,18μm、および30μmを有する黒鉛粉末、
同じく、それぞれ平均粒径1.2μm,2.2μm,9.8
μm,および12.4μmを有し、かつSi含有量がい
ずれも16%のフエロシリコン粉末、平均粒径2μ
mを有し、Si含有量が74%のフエロシリコン粉
末、同じく2.2μmの平均粒径を有し、Si含有量
が79%のフエロシリコン粉末、平均粒度が−
100meshの還元鉄粉を用意し、これら原料粉末を
第1表に示される配合組成に配合し、混合してか
ら、4ton/cm2の圧力で圧粉体に成形し、ついで
1050〜1180℃にてアンモニア分解ガス雰囲気中で
加熱するという条件で焼結することによつて、い
ずれも10mm×10mm×50mmの寸法を有する本発明焼
結材料1〜13,および比較焼結材料1〜9を製造
し、さらに、溶製したFC20の従来鋳鉄も用意し
た。 そして、これら材料のそれぞれについて、引張
強さ、摩擦摩耗特性、および被削性を測定し、そ
の結果も併せて第1表に示した。 なお、摩擦摩耗特性は、ピンオンデイスク型試
験機を使用し、上記各種焼結材料より成形したピ
ンを使用し、かつS45CのCrメツキ材で作つたデ
イスクを用い、速度:1m/sec,荷重:4Kg/
cm2の条件で試験した結果を示したものであり、被
削性能は、5.5mm厚の試料を直径3.2mmφのキリで 貫通するに要する時間で示したものであり、キリ
の材質、高速度鋼、回転数:400rpm,押付力:
5Kgfという条件下で測定したものである。
【表】
第1表において、本発明焼結材料1〜4は、Si
成分の配合量のみを変化させたものであるが、Si
配合量の1.5%のところに強度のピークがあり、
また被削性はSi配合量が多いほど向上することが
わかる。本発明焼結材料5,6はC成分の配合量
を変えたものであるが、C配合量が2〜5%で摩
擦摩耗特性は従来鋳鉄たるFC20と同等以上の値
を示し、C配合量の多いほどすぐれている傾向が
わかるが、C配合量が5%になると強度が低下す
る傾向にあることも明らかである。本発明焼結材
料7〜9,10,11,および12,13は、そ
れぞれ、フエロシリコン粉末中のSi量と粒径、黒
鉛粉末の粒径、そして焼結温度を変化させたもの
であるが、この範囲内ではいずれも良好な特性を
得ることができることが明らかである。 なお、本発明焼結材料2の顕微鏡組織写真(倍
率:500倍)を第1図に示した。この図面からも
本発明焼結材料が良好な鋳鉄組織を有しているこ
とが明らかである(その他の本発明焼結材料もす
べて同様な鋳鉄組織をもつものであつた)。 これに対して、フエロシリコン粉末中のSi配合
量が本発明範囲からはずれた比較焼結材料1はそ
の強度が低く、フエロシリコン粉末の平均粒径が
大きすぎる比較焼結材料2は、未拡散のSiが残る
ために摩擦摩耗特性が悪く、炭素粉末粒径が大き
すぎる比較焼結材料3は強度が低く、しかも摩擦
摩耗特性が悪いことが明白である。また、Si配合
量が本発明の範囲からはずれた比較焼結材料4,
5によれば、Si量が低すぎると被削性が悪くなる
とともに摩擦摩耗特性も悪くなり、強度は多すぎ
ても低すぎても低下することがわかる。さらにC
量が本発明範囲からはずれた比較焼結材料6,7
は、C量が少ないと摩擦摩耗特性が悪くなり、多
すぎると強度が低下することを示している。そし
て、焼結温度が本発明範囲からはずれた条件で製
造された比較焼結材料8,9からは、焼結温度が
低いと強度が向上せず、また焼結温度が高すぎる
と一部溶融を生じ、目的とする形状が得られない
ことが明らかである(以上、この発明の範囲から
外れた条件には、第1表に※印を付した)。 上述のように、この発明によれば、比較的簡単
な操作で、鋳鉄組織を有する焼結材料をコスト安
く製造することができるので、鋳鉄と同等の諸特
性を有する機械部品は勿論のこと、小物で複雑な
形状の機械部品をも能率良く量産できるなど工業
上有用な効果がもたらされるのである。
成分の配合量のみを変化させたものであるが、Si
配合量の1.5%のところに強度のピークがあり、
また被削性はSi配合量が多いほど向上することが
わかる。本発明焼結材料5,6はC成分の配合量
を変えたものであるが、C配合量が2〜5%で摩
擦摩耗特性は従来鋳鉄たるFC20と同等以上の値
を示し、C配合量の多いほどすぐれている傾向が
わかるが、C配合量が5%になると強度が低下す
る傾向にあることも明らかである。本発明焼結材
料7〜9,10,11,および12,13は、そ
れぞれ、フエロシリコン粉末中のSi量と粒径、黒
鉛粉末の粒径、そして焼結温度を変化させたもの
であるが、この範囲内ではいずれも良好な特性を
得ることができることが明らかである。 なお、本発明焼結材料2の顕微鏡組織写真(倍
率:500倍)を第1図に示した。この図面からも
本発明焼結材料が良好な鋳鉄組織を有しているこ
とが明らかである(その他の本発明焼結材料もす
べて同様な鋳鉄組織をもつものであつた)。 これに対して、フエロシリコン粉末中のSi配合
量が本発明範囲からはずれた比較焼結材料1はそ
の強度が低く、フエロシリコン粉末の平均粒径が
大きすぎる比較焼結材料2は、未拡散のSiが残る
ために摩擦摩耗特性が悪く、炭素粉末粒径が大き
すぎる比較焼結材料3は強度が低く、しかも摩擦
摩耗特性が悪いことが明白である。また、Si配合
量が本発明の範囲からはずれた比較焼結材料4,
5によれば、Si量が低すぎると被削性が悪くなる
とともに摩擦摩耗特性も悪くなり、強度は多すぎ
ても低すぎても低下することがわかる。さらにC
量が本発明範囲からはずれた比較焼結材料6,7
は、C量が少ないと摩擦摩耗特性が悪くなり、多
すぎると強度が低下することを示している。そし
て、焼結温度が本発明範囲からはずれた条件で製
造された比較焼結材料8,9からは、焼結温度が
低いと強度が向上せず、また焼結温度が高すぎる
と一部溶融を生じ、目的とする形状が得られない
ことが明らかである(以上、この発明の範囲から
外れた条件には、第1表に※印を付した)。 上述のように、この発明によれば、比較的簡単
な操作で、鋳鉄組織を有する焼結材料をコスト安
く製造することができるので、鋳鉄と同等の諸特
性を有する機械部品は勿論のこと、小物で複雑な
形状の機械部品をも能率良く量産できるなど工業
上有用な効果がもたらされるのである。
第1図は、この発明の方法で製造された焼結材
料の組織を示す顕微鏡組織写真(500倍)であ
る。
料の組織を示す顕微鏡組織写真(500倍)であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 15〜75%のSiを含有し、かつ平均粒径が1〜
10μmのフエロシリコン粉末:Si量で0.8〜2.5
%, 平均粒径20μm以下の黒鉛粉末:2〜5%,鉄
粉:残り、 (以上重量%)からなる配合組成を有する原料粉
末を均一に混合し、通常の粉末成形方法で成形し
た後、還元性雰囲気中で1050〜1180℃の温度範囲
にて焼結することを特徴とする、遊離黒鉛、フエ
ライト相、およびパーライト相からなる鋳鉄組織
を有する焼結材料の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11646981A JPS5819403A (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | 鋳鉄組織を有する焼結材料の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11646981A JPS5819403A (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | 鋳鉄組織を有する焼結材料の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5819403A JPS5819403A (ja) | 1983-02-04 |
| JPS6140028B2 true JPS6140028B2 (ja) | 1986-09-06 |
Family
ID=14687870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11646981A Granted JPS5819403A (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | 鋳鉄組織を有する焼結材料の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5819403A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4695155A (en) * | 1985-01-31 | 1987-09-22 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Reader-printer having an image rotation device |
| JPS6284909A (ja) * | 1985-10-07 | 1987-04-18 | Honda Motor Co Ltd | 中ぐり加工装置 |
| US6358298B1 (en) | 1999-07-30 | 2002-03-19 | Quebec Metal Powders Limited | Iron-graphite composite powders and sintered articles produced therefrom |
| JP2006257483A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Akita Univ | 耐摩耗性に優れた鋳鉄焼結材の製造方法と鋳鉄焼結材及び軸受部材 |
| DE102008057947A1 (de) * | 2008-11-19 | 2010-05-20 | Mitec Automotive Ag | Ausgleichswelle für einen Hubkolbenmotor |
| JP5367502B2 (ja) * | 2009-08-19 | 2013-12-11 | オイレス工業株式会社 | 鉄系焼結摺動部材及びその製造方法 |
-
1981
- 1981-07-27 JP JP11646981A patent/JPS5819403A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5819403A (ja) | 1983-02-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5872322A (en) | Liquid phase sintered powder metal articles | |
| US6468468B1 (en) | Method for preparation of sintered parts from an aluminum sinter mixture | |
| US3782930A (en) | Graphite-containing ferrous-titanium carbide composition | |
| CN100532606C (zh) | 铁基粉末组合物 | |
| CN105695846A (zh) | 一种含磷铁基粉末冶金材料及其制备工艺 | |
| JPWO1994006588A1 (ja) | 粉末冶金用の鉄粉および混合粉ならびに鉄粉の製造方法 | |
| JPS6140028B2 (ja) | ||
| JPH10504353A (ja) | クロム、モリブデンおよびマンガンを含む鉄基粉末 | |
| JP4121383B2 (ja) | 寸法精度、強度および摺動特性に優れた鉄基燒結合金およびその製造方法 | |
| US2196875A (en) | Bronze bearing and method of manufacture | |
| US5346529A (en) | Powdered metal mixture composition | |
| US4130422A (en) | Copper-base alloy for liquid phase sintering of ferrous powders | |
| JPS6237709B2 (ja) | ||
| JPH0751721B2 (ja) | 焼結用低合金鉄粉末 | |
| JPS58126959A (ja) | 鋳鉄組織を有する焼結材料及びその製造方法 | |
| JPS58126955A (ja) | 鋳鉄組織を有する焼結材料及びその製造方法 | |
| JP3788385B2 (ja) | 寸法精度、強度および摺動性に優れた鉄基焼結合金部材の製造方法 | |
| US3918924A (en) | Method for producing wear-resistant ferrous sintered metal containing high amounts of titanium carbide grains and carbon particles | |
| JPH09241701A (ja) | 鉄系焼結材料用の粉末混合物 | |
| JPH0114985B2 (ja) | ||
| JPS6140027B2 (ja) | ||
| JPS58126958A (ja) | 鋳鉄組織を有する焼結材料及びその製造方法 | |
| JPH05302101A (ja) | 粉末冶金用混合粉末およびその焼結体 | |
| JPH101756A (ja) | 鉄系焼結摺動部材ならびにその製造方法 | |
| JPH0293002A (ja) | 鋳鉄組織を有する焼結材料の製造法 |