JPS6140752B2 - - Google Patents
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- JPS6140752B2 JPS6140752B2 JP53073922A JP7392278A JPS6140752B2 JP S6140752 B2 JPS6140752 B2 JP S6140752B2 JP 53073922 A JP53073922 A JP 53073922A JP 7392278 A JP7392278 A JP 7392278A JP S6140752 B2 JPS6140752 B2 JP S6140752B2
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- JP
- Japan
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- layer
- chromium
- iron alloy
- carbide layer
- alloy material
- Prior art date
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C12/00—Solid state diffusion of at least one non-metal element other than silicon and at least one metal element or silicon into metallic material surfaces
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C10/00—Solid state diffusion of only metal elements or silicon into metallic material surfaces
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C10/00—Solid state diffusion of only metal elements or silicon into metallic material surfaces
- C23C10/02—Pretreatment of the material to be coated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C10/00—Solid state diffusion of only metal elements or silicon into metallic material surfaces
- C23C10/18—Solid state diffusion of only metal elements or silicon into metallic material surfaces using liquids, e.g. salt baths, liquid suspensions
- C23C10/26—Solid state diffusion of only metal elements or silicon into metallic material surfaces using liquids, e.g. salt baths, liquid suspensions more than one element being diffused
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄合金材料の表面に炭化物層を形成さ
せる表面処理法、特に耐摩耗性とともに耐食性の
極めてすぐれた炭化物層を形成させる方法に関す
るものである。
せる表面処理法、特に耐摩耗性とともに耐食性の
極めてすぐれた炭化物層を形成させる方法に関す
るものである。
クロムの炭化物は耐摩耗とともに耐食性にすぐ
れており、炭化物層を鉄合金材料の表面に形成さ
せることは工業上極めて有用である。しかしなが
ら上記の炭化物被覆層を有する鉄合金材料も、例
えばこれをアルミニウム溶融浴との接触状態で使
用すると、使用の過程において局部的な侵食が発
生し、長期間にはこの侵食が成長して材料全体が
侵食されるに至る。これは、被覆層に局部的に存
在する微細な孔のような欠陥部分の鉄合金材料が
侵食されることによるものと認められる。
れており、炭化物層を鉄合金材料の表面に形成さ
せることは工業上極めて有用である。しかしなが
ら上記の炭化物被覆層を有する鉄合金材料も、例
えばこれをアルミニウム溶融浴との接触状態で使
用すると、使用の過程において局部的な侵食が発
生し、長期間にはこの侵食が成長して材料全体が
侵食されるに至る。これは、被覆層に局部的に存
在する微細な孔のような欠陥部分の鉄合金材料が
侵食されることによるものと認められる。
本発明はこのような局部的な侵食の発生を防止
する炭化物層を鉄合金材料の表面に形成させるこ
とを目的とするものである。
する炭化物層を鉄合金材料の表面に形成させるこ
とを目的とするものである。
即ち、本発明は、鉄合金材料に予めクロムメツ
キを施してクロム層を形成せしめ、このクロム層
を有する材料をクロムの存在下で加熱し、これに
より鉄合金材料中の炭素を拡散せしめてクロム層
をクロム炭化物層に変化させた後、同時にクロム
炭化物層中の炭素と上記クロムとを結合せしめて
クロム炭化物層の上に更にクロムの炭化物層を形
成せしめるのである。
キを施してクロム層を形成せしめ、このクロム層
を有する材料をクロムの存在下で加熱し、これに
より鉄合金材料中の炭素を拡散せしめてクロム層
をクロム炭化物層に変化させた後、同時にクロム
炭化物層中の炭素と上記クロムとを結合せしめて
クロム炭化物層の上に更にクロムの炭化物層を形
成せしめるのである。
本発明の処理法で得られる鉄合金部材は、その
母材たる鉄合金材料とその上に形成されたクロム
炭化物層との間、および該炭化物層とその上に形
成されたクロムの炭化物層とは治金的に一体結合
されているため機械的強度が高く耐剥離性が著し
く改善されている。また予め施されたクロムメツ
キ層およびその後形成したクロムの炭化物層の
各々に局部的な欠陥が存在したとしても、両層の
欠陥部分が合致することはほとんど皆無であつて
被覆層全体として欠陥のないものとなり、この鉄
合金部材は耐食性に極めてすぐれたものとなる。
このため鉄合金材料にクロムメツキを施したのみ
の場合や鉄合金材料に直接に炭化物層を被覆した
のみの場合に比し、耐食性が著しく向上してい
る。なお、本発明の被覆層は第Va族元素の炭化
物またはクロムの炭化物が本来有する耐摩耗性を
発揮するものであることは言うまでもない。
母材たる鉄合金材料とその上に形成されたクロム
炭化物層との間、および該炭化物層とその上に形
成されたクロムの炭化物層とは治金的に一体結合
されているため機械的強度が高く耐剥離性が著し
く改善されている。また予め施されたクロムメツ
キ層およびその後形成したクロムの炭化物層の
各々に局部的な欠陥が存在したとしても、両層の
欠陥部分が合致することはほとんど皆無であつて
被覆層全体として欠陥のないものとなり、この鉄
合金部材は耐食性に極めてすぐれたものとなる。
このため鉄合金材料にクロムメツキを施したのみ
の場合や鉄合金材料に直接に炭化物層を被覆した
のみの場合に比し、耐食性が著しく向上してい
る。なお、本発明の被覆層は第Va族元素の炭化
物またはクロムの炭化物が本来有する耐摩耗性を
発揮するものであることは言うまでもない。
本発明は母材たる鉄合金材料中の炭素を拡散せ
しめてクロムメツキ層をクロム炭化物層に変化せ
しめ、かつ該炭化物層中の炭素と外部のクロムと
結合せしめて更にクロム炭化物被覆層を形成せし
めるものであるから、これ等二層の炭化物層形成
に必要な充分な炭素が鉄合金材料に含まれていな
ければならない。本発明に適用する鉄合金材料は
0.5重量%(以上、単に%という)以上を含む材
料である。それ以下では実用上必要な厚さの炭化
物層が形成されるのに長い処理時間を要し、特に
0.2%以下では本発明の目的を達成することはほ
とんど不可能である。
しめてクロムメツキ層をクロム炭化物層に変化せ
しめ、かつ該炭化物層中の炭素と外部のクロムと
結合せしめて更にクロム炭化物被覆層を形成せし
めるものであるから、これ等二層の炭化物層形成
に必要な充分な炭素が鉄合金材料に含まれていな
ければならない。本発明に適用する鉄合金材料は
0.5重量%(以上、単に%という)以上を含む材
料である。それ以下では実用上必要な厚さの炭化
物層が形成されるのに長い処理時間を要し、特に
0.2%以下では本発明の目的を達成することはほ
とんど不可能である。
鉄合金材料にクロムメツキをする方法は特に限
定されるものではなく、電気メツキ、乾式メツキ
等、従来の手段がとられ得る。ただし、可及的に
欠陥のないメツキ層を形成せしめることが望まし
い。メツキ層厚さはこれが薄すぎると耐食性、耐
酸化性の改善効果が低くなり、また厚すぎるとそ
の上に形成する炭化物層の形成速度が小さく長時
間の処理が必要となつて作業性を低下させる。2
μないし90μ程度が実用範囲である。
定されるものではなく、電気メツキ、乾式メツキ
等、従来の手段がとられ得る。ただし、可及的に
欠陥のないメツキ層を形成せしめることが望まし
い。メツキ層厚さはこれが薄すぎると耐食性、耐
酸化性の改善効果が低くなり、また厚すぎるとそ
の上に形成する炭化物層の形成速度が小さく長時
間の処理が必要となつて作業性を低下させる。2
μないし90μ程度が実用範囲である。
上記メツキ層の上にはクロム(Cr)の炭化物
層を形成せしめる。
層を形成せしめる。
形成手段は鉄合金材料中の炭素をクロムメツキ
層に拡散せしめてこれをクロム炭化物層とした後
に、外部から供給されるクロムと上記炭化物層中
の炭素とを結合せしめて該炭化物層の上に更にク
ロムの炭化物層を形成せしめるのである。具体的
手段としては、溶融塩浴法、溶融塩浴を用いる電
解法、粉末法、気相法のいずれでもよい。
層に拡散せしめてこれをクロム炭化物層とした後
に、外部から供給されるクロムと上記炭化物層中
の炭素とを結合せしめて該炭化物層の上に更にク
ロムの炭化物層を形成せしめるのである。具体的
手段としては、溶融塩浴法、溶融塩浴を用いる電
解法、粉末法、気相法のいずれでもよい。
溶融塩浴法としては、発明者らが先に開発した
方法、即ちクロムを溶入せしめた硼酸または硼砂
浴中に被処理材を浸漬保持する方法が極めて有効
である。また、該処理浴中に被処理材料を浸漬保
持してこれを陰極とし、別に浴中に挿入した導電
性材料を陽極として電解処理することは処理時間
を短縮するために有効である。また粉末法として
は、これも発明者らが先に開発した方法、即ち硼
弗化カリウムム(KBF4)等の粉末とクロム粉末
との混合粉末中に被処理材を埋め込んで加熱する
方法が有効である。
方法、即ちクロムを溶入せしめた硼酸または硼砂
浴中に被処理材を浸漬保持する方法が極めて有効
である。また、該処理浴中に被処理材料を浸漬保
持してこれを陰極とし、別に浴中に挿入した導電
性材料を陽極として電解処理することは処理時間
を短縮するために有効である。また粉末法として
は、これも発明者らが先に開発した方法、即ち硼
弗化カリウムム(KBF4)等の粉末とクロム粉末
との混合粉末中に被処理材を埋め込んで加熱する
方法が有効である。
上記いずれの場合も、鉄合金材料中の炭素の拡
散によりクロムメツキ層をクロム炭化物層とし、
かつ該炭化物層中の炭素と第Va族元素またはク
ロムの結合により、上記クロム炭化物層上に更に
第Va族元素またはクロムの炭化物層を形成し得
る。
散によりクロムメツキ層をクロム炭化物層とし、
かつ該炭化物層中の炭素と第Va族元素またはク
ロムの結合により、上記クロム炭化物層上に更に
第Va族元素またはクロムの炭化物層を形成し得
る。
処理温度は、700℃から鉄合金材料の融点以下
の範囲が可能であるが、炭化物層の形成速度およ
び高温による材質劣化等よりみて800℃ないし
1100℃が実用範囲である。処理時間は必要とする
被覆層厚さや上記処理温度との関係で決定される
が、一般に4時間ないし30時間程度が適当であ
る。
の範囲が可能であるが、炭化物層の形成速度およ
び高温による材質劣化等よりみて800℃ないし
1100℃が実用範囲である。処理時間は必要とする
被覆層厚さや上記処理温度との関係で決定される
が、一般に4時間ないし30時間程度が適当であ
る。
第Va族元素またはこのようにして最表面に形
成されるクロム炭化物の層厚さは2μないし20μ
程度が適当である。2μよりも薄いと耐食性の効
果に不安があり、また20μよりも厚くすると形成
層が剥離しやすくなる傾向がある。
成されるクロム炭化物の層厚さは2μないし20μ
程度が適当である。2μよりも薄いと耐食性の効
果に不安があり、また20μよりも厚くすると形成
層が剥離しやすくなる傾向がある。
実施例
(1) SK4(0.9〜1.0C)およびSKD11(1.4〜1.6%
C)の2種類の材料から直径8mm、長さ40mmの
試片を作り、この試片にCrの電気メツキを施
して厚さ9μあるいは厚さ15μのCrメツキ層
を形成した。次に各試片をCr粉末15重量%を
添加した硼砂浴に8時間浸漬保持した。なお
SK4で作られた試片の浴温度は900℃、SKD11
で作られた試片の浴温度は1000℃とした。
C)の2種類の材料から直径8mm、長さ40mmの
試片を作り、この試片にCrの電気メツキを施
して厚さ9μあるいは厚さ15μのCrメツキ層
を形成した。次に各試片をCr粉末15重量%を
添加した硼砂浴に8時間浸漬保持した。なお
SK4で作られた試片の浴温度は900℃、SKD11
で作られた試片の浴温度は1000℃とした。
このようにして得られた全ての試片には8〜
10μの被覆層が形成されていた。代表的な試片
SK4の断面顕微鏡写真を第イ図に示す。なお、
得られた層の厚さはCrメツキ層の厚さと逆の
関係にあり、材料の種類にかかわらず厚さ15μ
のCrメツキ層の試片には全体厚さ約8μの被
覆層が、厚さ9μのCrメツキ層の試片には厚
さ約10μの被覆層が形成された。
10μの被覆層が形成されていた。代表的な試片
SK4の断面顕微鏡写真を第イ図に示す。なお、
得られた層の厚さはCrメツキ層の厚さと逆の
関係にあり、材料の種類にかかわらず厚さ15μ
のCrメツキ層の試片には全体厚さ約8μの被
覆層が、厚さ9μのCrメツキ層の試片には厚
さ約10μの被覆層が形成された。
この被覆層は断面顕微鏡観察によつても明ら
かにCrメツキ層とは異るもので、X線マイク
ロアナライザーによる分析によつてこの層は
Cr炭化物層であることが確保された。なお、
X線マイクロアナライザーの分析結果を第2図
に示す。
かにCrメツキ層とは異るもので、X線マイク
ロアナライザーによる分析によつてこの層は
Cr炭化物層であることが確保された。なお、
X線マイクロアナライザーの分析結果を第2図
に示す。
得られた被覆層はCrメツキ層が変質して生
じたCr炭化物層か、あるいはCrメツキ層が変
質して生じたCr炭化物層の上にさらに浴中の
Crと被処理材中のCとによつて形成されるCr
炭化物層が重なり合つているのか、断面顕微鏡
観察およびX線マイクロアナライザー分析では
明らかでなかつた。しかし、加熱浸漬処理の前
後の重量変化を調べたところ厚さ9μのCrメ
ツキを施した試片では単位表面積あたり0.8mg/
cm2の重量増加が認められた。このことより得ら
れた被覆層はCrメツキ質が変質して生じたCr
炭化物層の上に新たにCr炭化物層が重なつて
形成されたものであることがほぼ明らかになつ
た。
じたCr炭化物層か、あるいはCrメツキ層が変
質して生じたCr炭化物層の上にさらに浴中の
Crと被処理材中のCとによつて形成されるCr
炭化物層が重なり合つているのか、断面顕微鏡
観察およびX線マイクロアナライザー分析では
明らかでなかつた。しかし、加熱浸漬処理の前
後の重量変化を調べたところ厚さ9μのCrメ
ツキを施した試片では単位表面積あたり0.8mg/
cm2の重量増加が認められた。このことより得ら
れた被覆層はCrメツキ質が変質して生じたCr
炭化物層の上に新たにCr炭化物層が重なつて
形成されたものであることがほぼ明らかになつ
た。
(2) 耐食性の効果をみるために、36%HCl水溶液
による腐食試験を行つた。
による腐食試験を行つた。
9μ厚さのCrメツキのみのSK4よりなる比
較試片では5時間の侵漬で20個所もの局部腐食
が見られた。しかし、本実施例で得られた厚さ
約10μのCr炭化物層をもつ試片では50時間後
に2個所、100時間後に3個所の局部腐食が見
られたのみであり、耐食性が改善されているの
が確認された。
較試片では5時間の侵漬で20個所もの局部腐食
が見られた。しかし、本実施例で得られた厚さ
約10μのCr炭化物層をもつ試片では50時間後
に2個所、100時間後に3個所の局部腐食が見
られたのみであり、耐食性が改善されているの
が確認された。
(3) 得られた鉄合金材料の炭化物層の密着性を確
かめるために、ハンマリングテストおよびパン
チングテストを行なつた。
かめるために、ハンマリングテストおよびパン
チングテストを行なつた。
ハンマリングテストは半径3.2mmの半球型尖
頭を持つ0.42Kgの重さのハンマーを試片の表面
の同一場所に0.2m/secの速度で打ちつけるも
のである。試片としては、この実施例で得られ
たSKD11(10×10×50mm)の表面に層全体で
8μのクロム炭化物層をもつものを使用した。
このハンマリングテストでは20万回以上のハン
マリングテストでも被覆層の剥離はみられなか
つた。なおCrメツキ層のみをもつ試片では、
5万回のハンマリングテストで肉眼でみえる程
度の剥離が生じた。
頭を持つ0.42Kgの重さのハンマーを試片の表面
の同一場所に0.2m/secの速度で打ちつけるも
のである。試片としては、この実施例で得られ
たSKD11(10×10×50mm)の表面に層全体で
8μのクロム炭化物層をもつものを使用した。
このハンマリングテストでは20万回以上のハン
マリングテストでも被覆層の剥離はみられなか
つた。なおCrメツキ層のみをもつ試片では、
5万回のハンマリングテストで肉眼でみえる程
度の剥離が生じた。
パンチングテストは、厚さ1.8mmの軟鋼板を
厚さ0.9mmまで押しつぶすプレス加工のパンチ
として使用し、耐剥離性を評価するものであ
る。本実施例の試片としてハンマリングテスト
に用いたのと同一種類の試片を用いてパンチン
グテストを行ない、約2万シヨツトのパンチン
グを行なつたが炭化物層の剥離Pは全く認めら
れなかつた。Crメツキのみでは6千シヨツト
で剥離した。
厚さ0.9mmまで押しつぶすプレス加工のパンチ
として使用し、耐剥離性を評価するものであ
る。本実施例の試片としてハンマリングテスト
に用いたのと同一種類の試片を用いてパンチン
グテストを行ない、約2万シヨツトのパンチン
グを行なつたが炭化物層の剥離Pは全く認めら
れなかつた。Crメツキのみでは6千シヨツト
で剥離した。
以上説明したように本発明は比較的多量の炭素
を含む鉄合金材料、特に0.5%以上の炭素を含む
鉄合金材料の表面にクロムメツキを施し、更にこ
れをクロムの存在下で加熱して鉄合金材料中の炭
素の拡散によりクロムメツキ層をクロム炭化物層
に変化せしめるとともに、該クロム炭化物層中の
炭素により炭化物層の上にこれと治金的に一体結
合した炭化物被覆層を形成せしめるもので、本発
明により得られた鉄合金材料はその表面に極めて
すぐれた耐摩耗性が付与されるとともに二層のク
ロム炭化物層により極めてすぐれた耐食性が発揮
されるのである。
を含む鉄合金材料、特に0.5%以上の炭素を含む
鉄合金材料の表面にクロムメツキを施し、更にこ
れをクロムの存在下で加熱して鉄合金材料中の炭
素の拡散によりクロムメツキ層をクロム炭化物層
に変化せしめるとともに、該クロム炭化物層中の
炭素により炭化物層の上にこれと治金的に一体結
合した炭化物被覆層を形成せしめるもので、本発
明により得られた鉄合金材料はその表面に極めて
すぐれた耐摩耗性が付与されるとともに二層のク
ロム炭化物層により極めてすぐれた耐食性が発揮
されるのである。
第1図は本発明により形成された被覆層の断面
顕微鏡写真(X400)、第2図は本発明により形成
された被覆層のX線マイクロアナライザ分析結果
を示す図である。
顕微鏡写真(X400)、第2図は本発明により形成
された被覆層のX線マイクロアナライザ分析結果
を示す図である。
Claims (1)
- 1 0.5重量%以上の炭素を含む鉄合金材料の表
面にクロムメツキを施してクロム層を形成せし
め、該材料を外部よりクロムを供給しつつ加熱
し、鉄合金材料中の炭素と上記クロム層のクロム
とを結合せしめてクロム層をクロム炭化物層に変
化させるとともに、該クロム炭化物層中の炭素と
外部より供給される上記クロムとを結合せしめて
上記クロム炭化物層の上に更にこれと治金的に一
体結合された層厚さ2μないし20μのクロムの炭
化物層を形成させることを特徴とする鉄合金材料
の表面処理法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7392278A JPS552721A (en) | 1978-06-19 | 1978-06-19 | Surface-treating method for iron alloy material |
| US06/047,919 US4250208A (en) | 1978-06-19 | 1979-06-12 | Method for forming a two-layered carbide surface on a ferrous-alloy article and resulting product |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7392278A JPS552721A (en) | 1978-06-19 | 1978-06-19 | Surface-treating method for iron alloy material |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57130109A Division JPS5896864A (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 鉄合金材料の表面処理法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS552721A JPS552721A (en) | 1980-01-10 |
| JPS6140752B2 true JPS6140752B2 (ja) | 1986-09-10 |
Family
ID=13532121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7392278A Granted JPS552721A (en) | 1978-06-19 | 1978-06-19 | Surface-treating method for iron alloy material |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4250208A (ja) |
| JP (1) | JPS552721A (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2483468A2 (fr) * | 1980-05-29 | 1981-12-04 | Creusot Loire | Perfectionnement dans la chromisation des aciers par voie gazeuse |
| JPS5942071B2 (ja) * | 1981-04-20 | 1984-10-12 | 株式会社豊田中央研究所 | 鉄合金および超硬合金材料表面への炭化物層形成方法 |
| GB2206898B (en) * | 1987-07-01 | 1991-07-31 | Electric Power Res Inst | Chromized coatings containing vanadium |
| US5789077A (en) * | 1994-06-27 | 1998-08-04 | Ebara Corporation | Method of forming carbide-base composite coatings, the composite coatings formed by that method, and members having thermally sprayed chromium carbide coatings |
| JP2002195356A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Borg Warner Automotive Kk | チェーン用ピンおよびその製造方法 |
| JP2002195355A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Borg Warner Automotive Kk | 動力伝達用チェーン |
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