JPS6141334B2 - - Google Patents
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- JPS6141334B2 JPS6141334B2 JP52074676A JP7467677A JPS6141334B2 JP S6141334 B2 JPS6141334 B2 JP S6141334B2 JP 52074676 A JP52074676 A JP 52074676A JP 7467677 A JP7467677 A JP 7467677A JP S6141334 B2 JPS6141334 B2 JP S6141334B2
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- JP
- Japan
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- isomer
- cake
- dinitroanthraquinone
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- separated
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Description
本発明は高純度1・8−ジニトロアントラキノ
ンの製造方法に関するものである。詳しくはアン
トラキノンを混酸でジニトロ化して得られるジニ
トロアントラキノンの各種異性体および混酸を含
む混合物より、高純度1・8−ジニトロアントラ
キノンを分離して製造する方法に関するものであ
る。 高純度1・8−ジニトロアントラキノンは分散
染料などの重要な中間体である1・8−ジオキシ
アントラキノン、1・8−ジメトキシアントラキ
ノン、1・8−ジフエノキシアントラキノン、
1・8−ジアミノアントラキノンの原料として有
用な物質である。 従来高純度の1・8−ジニトロアントラキノン
を製造するにはアントラキノンのジニトロ体混合
物より(1)一旦粗ケーキを分離し、これを更に硝酸
で精製する方法(特開昭50−77357)、(2)有機溶媒
を高度で使用して1・5−ジニトロアントラキノ
ンと分離し、低温でなお媒体中に存在する不純物
を分ける方法、(3)オリウム、硝酸などで粗分離し
た1・8−ジニトロアントラキノンを含む粗ケー
キを有機溶媒で精製する方法(特開昭51−
127062)等の方法が知られている。しかしながら
(1)の方法は二段の工程を要し、残ケーキを回収し
再使用するなどの方法を採らなければ収率が低
い、(2)の方法は沸点での過を必須とし、またニ
トロ化混酸からケーキ取り出し乾燥が必須で工程
数が多くならざるを得ない、また(3)の方法は工程
数が多く煩雑等の欠点があつた。 そこで本発明者らはかかる欠点のない高純度
1・8−ジニトロアントラキノンの製造法につい
て、鋭意検討したところ、驚くべきことにジニト
ロアントラキノン混合物の分離における1・8−
ジニトロアントラキノン晶析の際、特定の条件で
晶析、分離するのみで簡単に高純度のものが得ら
れることを見出し本発明を完成した。 すなわち本発明の要旨は、アントラキノン類を
混酸でジニトロ化してジニトロアントラキノン類
を含む反応混合物を得、該反応混合物から1・5
−ジニトロアントラキノン(以下1・5−体と称
する)の大部分を結晶として分離し、次いで、得
られる分離母液から、添付図面の第1図における
縦軸、横軸、A線及びB線で囲まれた範囲に該当
する条件で、1・8−ジニトロアントラキノン
(以下1・8−体と称する)を晶析し分離するこ
とを特徴とする高純度1・8−体の製造方法に存
する。 以下に本発明を詳細に説明するに、本発明では
まずアントラキノンを混酸でニトロ化し、ジニト
ロアントラキノンの各種異性体を含む反応混合物
を得、これから1・5−体の大部分を結晶として
分離する必要がある。 ニトロ化反応は従来公知の方法で行えばよい
が、続く1・5−体分離のための分離媒体中でニ
トロ化するのが好ましく硝酸:硫酸=50〜65:50
〜35(重量比)の混酸を、硝酸:アントラキノン
=35〜150モル比使用し、0〜50℃で反応させる
のがよい。ニトロ化反応により得られる反応混合
物は混酸、1・5−体、1・8−体の他に、2・
6−ジニトロアントラキノン、2・7−ジニトロ
アントラキノン、1・6−ジニトロアントラキノ
ン及び1・7−ジニトロアントラキノンなど(以
下これらを「β−体」と称す)を含む。この反応
混合物より1・5−体をそのまま分離したのでは
純度が低いものしか得られないので、通常加熱懸
濁処理をする。加熱懸濁処理は50〜90℃詳しくは
硝酸:硫酸=50:50の混酸を用いたときは75〜90
℃、55:45の混酸を用いたときは65〜90℃、65:
35の混酸を用いたときは50〜70℃で、0.5〜5時
間程度加熱することによつて行われる。次に反応
混合物を1・8−体が析出しない範囲、好ましく
は50〜70℃に冷却すると、1・5−体粒子が粗大
化され1・5−体の85〜95重量%の分離を容易に
行なうことができる。1・5−体の用途により、
低純度のケーキでも差し支えないときは30〜50℃
で冷却してもよい。 上記のような処理を行つて得られる1・5−体
結晶を含むスラリーからヌツチエ過機などの通
常の過機又は遠心分離機などにより、高純度
1・5−体ケーキを分離する。 本発明は1・5−体の大部分を分離したのち得
られる分離母液から、添付面図の第1図における
縦軸、横軸、A線及びB線で囲まれた範囲に該当
する条件で、硝酸を蒸発させることによつて1・
8−体を晶析し分離することを特徴とする。 第1図は高純度1・8−体製造の晶析条件を示
し、横軸は1・5−体分離時と1・8−体晶析時
の温度差(℃)を、また縦軸は硝酸蒸発率(%)
を示す。そして図中A〜Dの直線を数式で表わす
と次のようになる。 A:y=−0.8x+37 B:y=−0.8x+10 C:y=−0.8x+30 D:y=−0.8x+20 図中の斜線部分が縦軸、横軸、A線及びB線で
囲まれた範囲であり、この範囲内の条件で1・8
−体を晶析すれば高純度の1・8−体が得られ
る。A線より右側の範囲の条件で実施すると、
1・8−体ケーキ収量は大きいが、1・5−体の
残りが晶析され、1・8−体ケーキ中の1・5−
体含量が10重量%以上となり、高純度1・8−体
が得られない。B線より左側の範囲の条件では実
質的にケーキが得られない。C線より右側の範囲
の条件では、1・8−体ケーキ収量は大きいが
1・8−体ケーキ中の1・5−体含量が40〜10重
量%となる。D線より左側の範囲の条件では、
1・8−体ケーキ収量は小さくなるが十分高純度
の1・8−体ケーキが得られる。 具体的な晶析手段としては、1・5−体ケーキ
分離後の母液を通常の溶媒蒸発に適用される方法
で硝酸を上記範囲に適合する一定の温度で、通常
0.5〜8時間、好ましくは0.5〜3時間蒸発し、な
お場合によつて1〜4時間等温度に保持して熟成
を行えばよく、特に強制循環蒸発法、撹拌缶によ
る蒸発が好ましい。 晶析後はヌツチエ過機、遠心分離機などで、
母液より高純度1・8−体ケーキを分離すること
ができる。このようにして高純度1・8−体が得
られる。 なお本発明方法は第2図に示すようにニトロ化
反応に混酸の一部として、1・8−体分離後の母
液を再使用する場合(以下「リサイクル法」と称
する。)と、再使用せず1・8−体分離後の母液
全部を硝酸回収後パージする方法(以下「ワンパ
ス法」と称す。)の両者の方法に適用できる。 リサイクル法では、高純度1・8−体ケーキ分
離後の母材(リサイクル混酸)はそのまま、ニト
ロ化反応に再使用してもよいが、なお母液中に存
在する1・8−体、β−体が1・5−体ケーキの
純度を低下させるので、通常第2図のように高純
度1・8−体ケーキ分離後更に硝酸蒸発を続けて
低純度1・8−体を晶析し、粗1・8−ジニトロ
アントラキノンケーキとして分離した後の液
(リサイクル混酸)をリサイクルし、ニトロ化に
再使用する。しかし、混酸のパージ率(ここにパ
ージ率とは1・8−体を分離した後の液である
混酸中の硫酸量に対する、パージされるべき混酸
中の硫酸量の割合)と、高純度1・8−体晶析の
条件を適当に選ぶと、第2図の破線部分の工程を
行なうことなく高銃度1・5−体及び1・8−体
が得られ好ましい。そのための条件を例示すれ
ば、パージ率20%のときは第1図のA′線で示さ
れるy値±2の範囲、15%のときはC線で示され
るY値±2の範囲、10%のときは点(0、27)と
点(34、0)を結んだ線で示されるy値±2の範
囲である。 ワンパス法の場合は第1図の斜線部分のうち、
縦軸、横軸、C線及びD線で囲まれた範囲で晶析
するのが好ましい。 またワンパス法においては、第1図の条件で高
純度1・8−体ケーキを分離した母液中には、な
お反応で生成した1・8−体の約40〜60%が残存
するので、これを更に晶析し、1・5−体、1・
8−体、β−体などより成る粗1・8−体ケーキ
としてさらに利用することもできる。 本発明方法は、ジニトロアントラキノン混合物
を混酸により分離する際、1・5−体の大部分を
除去した液中の硝酸蒸発を第1図の条件で行な
えば、液中に残存する1・5−体は、その溶解
度が1・8−体よりもはるかに小さいにもかかわ
らず実質的に晶析されないという事実に基づくも
のであり、工業的にもアントラキノンのジニトロ
化及び分離という単純な工程で、かつ使用媒体を
リサイクルする方法で節減し得るプロセスで実施
し得るので極めて有利である。また、本発明の方
法で分離される高純度1・8−体ケーキを原料と
する1・8−ジフエノキシアントラキノン製造に
おいては、従来法に比し、副生ハルツ量が極めて
少なく、この点でも有利である。 以下に本発明をその実施例により更に詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以
下の実施例に限定されるものではない。 実施例 1〜5 ここに示す例はHNO3:H2SO4=55:45の混酸
を用いるワンパス法に関するものである。この各
例の高純度1・8−体分離を実施する1・5−体
分離母液の調製は次の通り行なつた。 連続式装置の第1槽に100%硫酸303Kg/hr、98
%硝酸389Kg/hr、及びアントラキノン20.8Kg/hr
を供給し40℃で滞留時間0.5hrでニトロ化を行な
つた。その抜出しスラリーを滞留時間3hrで60℃
で加熱処理したのち同温でヌツチエで過し所定
の洗滌を行なつて1・5−体ケーキ(純度94.5
%)を10.5Kg/hr(収率アントラキノンに対し
35.2%)を分離した。その分離母液(699.05Kg/h
r)はHNO352.4%、H2SO443.3%、ケーキ分2.55
%を含みケーキ分の組成は1・5−体10.48%、
1・8−体52.38%、β−体29.84%、その他7.2%
であつた。 この分離母液を用いて第1表に示すように連続
(給液699Kg/hr)又は回分(液699Kg使用)で一
部を蒸発させて1・8−体を晶析し、過して高
純度1・8−体を得た。 高純度1・8−体分離後の母液より更に硝酸を
蒸留して粗ケーキを得たがこの2段の晶析ケーキ
中の全1・8−体の収率はいずれも対アントラキ
ノン28.5〜29%であつた。
ンの製造方法に関するものである。詳しくはアン
トラキノンを混酸でジニトロ化して得られるジニ
トロアントラキノンの各種異性体および混酸を含
む混合物より、高純度1・8−ジニトロアントラ
キノンを分離して製造する方法に関するものであ
る。 高純度1・8−ジニトロアントラキノンは分散
染料などの重要な中間体である1・8−ジオキシ
アントラキノン、1・8−ジメトキシアントラキ
ノン、1・8−ジフエノキシアントラキノン、
1・8−ジアミノアントラキノンの原料として有
用な物質である。 従来高純度の1・8−ジニトロアントラキノン
を製造するにはアントラキノンのジニトロ体混合
物より(1)一旦粗ケーキを分離し、これを更に硝酸
で精製する方法(特開昭50−77357)、(2)有機溶媒
を高度で使用して1・5−ジニトロアントラキノ
ンと分離し、低温でなお媒体中に存在する不純物
を分ける方法、(3)オリウム、硝酸などで粗分離し
た1・8−ジニトロアントラキノンを含む粗ケー
キを有機溶媒で精製する方法(特開昭51−
127062)等の方法が知られている。しかしながら
(1)の方法は二段の工程を要し、残ケーキを回収し
再使用するなどの方法を採らなければ収率が低
い、(2)の方法は沸点での過を必須とし、またニ
トロ化混酸からケーキ取り出し乾燥が必須で工程
数が多くならざるを得ない、また(3)の方法は工程
数が多く煩雑等の欠点があつた。 そこで本発明者らはかかる欠点のない高純度
1・8−ジニトロアントラキノンの製造法につい
て、鋭意検討したところ、驚くべきことにジニト
ロアントラキノン混合物の分離における1・8−
ジニトロアントラキノン晶析の際、特定の条件で
晶析、分離するのみで簡単に高純度のものが得ら
れることを見出し本発明を完成した。 すなわち本発明の要旨は、アントラキノン類を
混酸でジニトロ化してジニトロアントラキノン類
を含む反応混合物を得、該反応混合物から1・5
−ジニトロアントラキノン(以下1・5−体と称
する)の大部分を結晶として分離し、次いで、得
られる分離母液から、添付図面の第1図における
縦軸、横軸、A線及びB線で囲まれた範囲に該当
する条件で、1・8−ジニトロアントラキノン
(以下1・8−体と称する)を晶析し分離するこ
とを特徴とする高純度1・8−体の製造方法に存
する。 以下に本発明を詳細に説明するに、本発明では
まずアントラキノンを混酸でニトロ化し、ジニト
ロアントラキノンの各種異性体を含む反応混合物
を得、これから1・5−体の大部分を結晶として
分離する必要がある。 ニトロ化反応は従来公知の方法で行えばよい
が、続く1・5−体分離のための分離媒体中でニ
トロ化するのが好ましく硝酸:硫酸=50〜65:50
〜35(重量比)の混酸を、硝酸:アントラキノン
=35〜150モル比使用し、0〜50℃で反応させる
のがよい。ニトロ化反応により得られる反応混合
物は混酸、1・5−体、1・8−体の他に、2・
6−ジニトロアントラキノン、2・7−ジニトロ
アントラキノン、1・6−ジニトロアントラキノ
ン及び1・7−ジニトロアントラキノンなど(以
下これらを「β−体」と称す)を含む。この反応
混合物より1・5−体をそのまま分離したのでは
純度が低いものしか得られないので、通常加熱懸
濁処理をする。加熱懸濁処理は50〜90℃詳しくは
硝酸:硫酸=50:50の混酸を用いたときは75〜90
℃、55:45の混酸を用いたときは65〜90℃、65:
35の混酸を用いたときは50〜70℃で、0.5〜5時
間程度加熱することによつて行われる。次に反応
混合物を1・8−体が析出しない範囲、好ましく
は50〜70℃に冷却すると、1・5−体粒子が粗大
化され1・5−体の85〜95重量%の分離を容易に
行なうことができる。1・5−体の用途により、
低純度のケーキでも差し支えないときは30〜50℃
で冷却してもよい。 上記のような処理を行つて得られる1・5−体
結晶を含むスラリーからヌツチエ過機などの通
常の過機又は遠心分離機などにより、高純度
1・5−体ケーキを分離する。 本発明は1・5−体の大部分を分離したのち得
られる分離母液から、添付面図の第1図における
縦軸、横軸、A線及びB線で囲まれた範囲に該当
する条件で、硝酸を蒸発させることによつて1・
8−体を晶析し分離することを特徴とする。 第1図は高純度1・8−体製造の晶析条件を示
し、横軸は1・5−体分離時と1・8−体晶析時
の温度差(℃)を、また縦軸は硝酸蒸発率(%)
を示す。そして図中A〜Dの直線を数式で表わす
と次のようになる。 A:y=−0.8x+37 B:y=−0.8x+10 C:y=−0.8x+30 D:y=−0.8x+20 図中の斜線部分が縦軸、横軸、A線及びB線で
囲まれた範囲であり、この範囲内の条件で1・8
−体を晶析すれば高純度の1・8−体が得られ
る。A線より右側の範囲の条件で実施すると、
1・8−体ケーキ収量は大きいが、1・5−体の
残りが晶析され、1・8−体ケーキ中の1・5−
体含量が10重量%以上となり、高純度1・8−体
が得られない。B線より左側の範囲の条件では実
質的にケーキが得られない。C線より右側の範囲
の条件では、1・8−体ケーキ収量は大きいが
1・8−体ケーキ中の1・5−体含量が40〜10重
量%となる。D線より左側の範囲の条件では、
1・8−体ケーキ収量は小さくなるが十分高純度
の1・8−体ケーキが得られる。 具体的な晶析手段としては、1・5−体ケーキ
分離後の母液を通常の溶媒蒸発に適用される方法
で硝酸を上記範囲に適合する一定の温度で、通常
0.5〜8時間、好ましくは0.5〜3時間蒸発し、な
お場合によつて1〜4時間等温度に保持して熟成
を行えばよく、特に強制循環蒸発法、撹拌缶によ
る蒸発が好ましい。 晶析後はヌツチエ過機、遠心分離機などで、
母液より高純度1・8−体ケーキを分離すること
ができる。このようにして高純度1・8−体が得
られる。 なお本発明方法は第2図に示すようにニトロ化
反応に混酸の一部として、1・8−体分離後の母
液を再使用する場合(以下「リサイクル法」と称
する。)と、再使用せず1・8−体分離後の母液
全部を硝酸回収後パージする方法(以下「ワンパ
ス法」と称す。)の両者の方法に適用できる。 リサイクル法では、高純度1・8−体ケーキ分
離後の母材(リサイクル混酸)はそのまま、ニト
ロ化反応に再使用してもよいが、なお母液中に存
在する1・8−体、β−体が1・5−体ケーキの
純度を低下させるので、通常第2図のように高純
度1・8−体ケーキ分離後更に硝酸蒸発を続けて
低純度1・8−体を晶析し、粗1・8−ジニトロ
アントラキノンケーキとして分離した後の液
(リサイクル混酸)をリサイクルし、ニトロ化に
再使用する。しかし、混酸のパージ率(ここにパ
ージ率とは1・8−体を分離した後の液である
混酸中の硫酸量に対する、パージされるべき混酸
中の硫酸量の割合)と、高純度1・8−体晶析の
条件を適当に選ぶと、第2図の破線部分の工程を
行なうことなく高銃度1・5−体及び1・8−体
が得られ好ましい。そのための条件を例示すれ
ば、パージ率20%のときは第1図のA′線で示さ
れるy値±2の範囲、15%のときはC線で示され
るY値±2の範囲、10%のときは点(0、27)と
点(34、0)を結んだ線で示されるy値±2の範
囲である。 ワンパス法の場合は第1図の斜線部分のうち、
縦軸、横軸、C線及びD線で囲まれた範囲で晶析
するのが好ましい。 またワンパス法においては、第1図の条件で高
純度1・8−体ケーキを分離した母液中には、な
お反応で生成した1・8−体の約40〜60%が残存
するので、これを更に晶析し、1・5−体、1・
8−体、β−体などより成る粗1・8−体ケーキ
としてさらに利用することもできる。 本発明方法は、ジニトロアントラキノン混合物
を混酸により分離する際、1・5−体の大部分を
除去した液中の硝酸蒸発を第1図の条件で行な
えば、液中に残存する1・5−体は、その溶解
度が1・8−体よりもはるかに小さいにもかかわ
らず実質的に晶析されないという事実に基づくも
のであり、工業的にもアントラキノンのジニトロ
化及び分離という単純な工程で、かつ使用媒体を
リサイクルする方法で節減し得るプロセスで実施
し得るので極めて有利である。また、本発明の方
法で分離される高純度1・8−体ケーキを原料と
する1・8−ジフエノキシアントラキノン製造に
おいては、従来法に比し、副生ハルツ量が極めて
少なく、この点でも有利である。 以下に本発明をその実施例により更に詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以
下の実施例に限定されるものではない。 実施例 1〜5 ここに示す例はHNO3:H2SO4=55:45の混酸
を用いるワンパス法に関するものである。この各
例の高純度1・8−体分離を実施する1・5−体
分離母液の調製は次の通り行なつた。 連続式装置の第1槽に100%硫酸303Kg/hr、98
%硝酸389Kg/hr、及びアントラキノン20.8Kg/hr
を供給し40℃で滞留時間0.5hrでニトロ化を行な
つた。その抜出しスラリーを滞留時間3hrで60℃
で加熱処理したのち同温でヌツチエで過し所定
の洗滌を行なつて1・5−体ケーキ(純度94.5
%)を10.5Kg/hr(収率アントラキノンに対し
35.2%)を分離した。その分離母液(699.05Kg/h
r)はHNO352.4%、H2SO443.3%、ケーキ分2.55
%を含みケーキ分の組成は1・5−体10.48%、
1・8−体52.38%、β−体29.84%、その他7.2%
であつた。 この分離母液を用いて第1表に示すように連続
(給液699Kg/hr)又は回分(液699Kg使用)で一
部を蒸発させて1・8−体を晶析し、過して高
純度1・8−体を得た。 高純度1・8−体分離後の母液より更に硝酸を
蒸留して粗ケーキを得たがこの2段の晶析ケーキ
中の全1・8−体の収率はいずれも対アントラキ
ノン28.5〜29%であつた。
【表】
実施例 6〜9
ここには、HNO3:H2SO4=65:35の混酸を用
いるワンパス法を示す100%硫酸154.8Kg/hr、98
%の硝酸308.7Kg/hr及びアントラキノン20.8Kg/h
rを用いた以外は実施例1〜5記載と同一の操作
条件で処理することにより1・5−体ケーキ(純
度94.7%)を10.0Kg(収率アントラキノンに対し
33.4%)及び分離液(469.7Kg/hr)を得た。分
離液はHNO361.2%、H2SO432.9%、ケーキ分
3.82%を含み、ケーキ分の組成は1・5−体10.3
%、1・8−体52.4%、β−体30.2%、その他7.0
%であつた。 この母液を用い実施例1〜5と同様に1・8−
体を晶析した結果を第2表に示す。高純度1・8
−体晶析母液から更に硝酸を蒸発して粗1・8−
体ケーキを回収したとき1・8−体の全収率はい
ずれもアントラキノン28.3〜28.6%であつた。
いるワンパス法を示す100%硫酸154.8Kg/hr、98
%の硝酸308.7Kg/hr及びアントラキノン20.8Kg/h
rを用いた以外は実施例1〜5記載と同一の操作
条件で処理することにより1・5−体ケーキ(純
度94.7%)を10.0Kg(収率アントラキノンに対し
33.4%)及び分離液(469.7Kg/hr)を得た。分
離液はHNO361.2%、H2SO432.9%、ケーキ分
3.82%を含み、ケーキ分の組成は1・5−体10.3
%、1・8−体52.4%、β−体30.2%、その他7.0
%であつた。 この母液を用い実施例1〜5と同様に1・8−
体を晶析した結果を第2表に示す。高純度1・8
−体晶析母液から更に硝酸を蒸発して粗1・8−
体ケーキを回収したとき1・8−体の全収率はい
ずれもアントラキノン28.3〜28.6%であつた。
【表】
実施例 10〜12
HNO3:H2SO4=50:50の混酸を用いるワンパ
ス法を示す。100%硫酸548.7Kg/hr、98%硝酸
560.1Kg/hr、アントラキノン20.8Kg/hrを用いた
以外は実施例1〜5記載と同一の操作条件で処理
することにより1・5−体ケーキ(純度92.5%)
を9.7Kg(収率アントラキノンに対し32.5%)及
び分離液(1117.1Kg/hr)を得た。液組成は
HNO349.1%、H2SO447.8%、ケーキ分1.62%を含
み、ケーキ分の組成は1・5−体10.7%、1・8
−体51.7%、β−体29.5%、その他7.7%であつ
た。 この液から実施例1〜5と同様に1・8−体
を晶析した結果を第3表に示す。高純度1・8−
体晶析母液より更に粗1・8−体を晶析したとき
1・8−体の全収率はアントラキノンに対し28.3
〜28.8%であつた。
ス法を示す。100%硫酸548.7Kg/hr、98%硝酸
560.1Kg/hr、アントラキノン20.8Kg/hrを用いた
以外は実施例1〜5記載と同一の操作条件で処理
することにより1・5−体ケーキ(純度92.5%)
を9.7Kg(収率アントラキノンに対し32.5%)及
び分離液(1117.1Kg/hr)を得た。液組成は
HNO349.1%、H2SO447.8%、ケーキ分1.62%を含
み、ケーキ分の組成は1・5−体10.7%、1・8
−体51.7%、β−体29.5%、その他7.7%であつ
た。 この液から実施例1〜5と同様に1・8−体
を晶析した結果を第3表に示す。高純度1・8−
体晶析母液より更に粗1・8−体を晶析したとき
1・8−体の全収率はアントラキノンに対し28.3
〜28.8%であつた。
【表】
実施例 13〜20
ここにはリサイクル法による高純度1・8−体
製造例を示す。条件及び結果第4表に示す。これ
らの実験は第2図のプロセスに従つて行なつたが
そのニトロ化及び1・5−体分離に至る各操作条
件は実質的に実施例1に示した通りであり、後述
する1・8−体分離母液からのリサイクル混酸を
含めてHNO3/AQモル比及びHNO3/H2SO4重量
比を表示の値に調製した混酸を用いて行なつた。
リサイクル混酸の使用は反応時の全硫酸に対する
リサイクル混酸中の硫酸の比率が全量マイナスパ
ージ率(%)に相当する割合で行なつた。 このように1・5−体ケーキ(いずれも純度93
〜94%)を分離した液を用いて1・8−体晶析
条件に示した温度と硝酸蒸発率で晶析を行なつて
高純度1・8−体ケーキを得た。 実施例13〜18においては、高純度1・8−体
液のうち上記リサイクル率に相当する量を直接ニ
トロ化工程にリサイクルした。 実施例19〜20においては更に硝酸を蒸発して
(蒸発率は1・5−体液中硝酸に対する全蒸発
分の比率を示す)粗1・8−体ケーキを分離した
のちその液をリサイクルした。
製造例を示す。条件及び結果第4表に示す。これ
らの実験は第2図のプロセスに従つて行なつたが
そのニトロ化及び1・5−体分離に至る各操作条
件は実質的に実施例1に示した通りであり、後述
する1・8−体分離母液からのリサイクル混酸を
含めてHNO3/AQモル比及びHNO3/H2SO4重量
比を表示の値に調製した混酸を用いて行なつた。
リサイクル混酸の使用は反応時の全硫酸に対する
リサイクル混酸中の硫酸の比率が全量マイナスパ
ージ率(%)に相当する割合で行なつた。 このように1・5−体ケーキ(いずれも純度93
〜94%)を分離した液を用いて1・8−体晶析
条件に示した温度と硝酸蒸発率で晶析を行なつて
高純度1・8−体ケーキを得た。 実施例13〜18においては、高純度1・8−体
液のうち上記リサイクル率に相当する量を直接ニ
トロ化工程にリサイクルした。 実施例19〜20においては更に硝酸を蒸発して
(蒸発率は1・5−体液中硝酸に対する全蒸発
分の比率を示す)粗1・8−体ケーキを分離した
のちその液をリサイクルした。
【表】
【表】
比較例 1
硝酸蒸発率を27.5%に変えた他は実施例1と同
一の条件で処理を行なつたところ1・8−体ケー
キ組成は1・5−体18.7%、1・8−体78.8%、
β−体1.7%であり収率は27.8%であつた。 また1・8−体晶析温度を20℃とする他は実施
例1と同様に処理することにより1・8−体ケー
キ組成1・5−体16.8%、1・8−体80.2%、β
−体2.0%のものを収率26.8%で得た。 比較例 2 実施例14の条件のうち硝酸蒸発率を22%とする
ほかは実施例14と同一の条件で処理したところ
1・8−体ケーキ組成は1・5−体14.7%、1・
8−体70.4%、β−体14.9%でその収率は36.5%
であつた。 また1・8−体晶析温度を10℃とした他は実施
例14と同様に処理したところ1・8−体ケーキ組
成は1・5−体13.6%、1・8−体71.5%、β−
体15.3%で収率は37.3%であつた。
一の条件で処理を行なつたところ1・8−体ケー
キ組成は1・5−体18.7%、1・8−体78.8%、
β−体1.7%であり収率は27.8%であつた。 また1・8−体晶析温度を20℃とする他は実施
例1と同様に処理することにより1・8−体ケー
キ組成1・5−体16.8%、1・8−体80.2%、β
−体2.0%のものを収率26.8%で得た。 比較例 2 実施例14の条件のうち硝酸蒸発率を22%とする
ほかは実施例14と同一の条件で処理したところ
1・8−体ケーキ組成は1・5−体14.7%、1・
8−体70.4%、β−体14.9%でその収率は36.5%
であつた。 また1・8−体晶析温度を10℃とした他は実施
例14と同様に処理したところ1・8−体ケーキ組
成は1・5−体13.6%、1・8−体71.5%、β−
体15.3%で収率は37.3%であつた。
第1図は高純度1・8−ジニトロアントラキノ
ン製造の晶析条件を示し、図中、横軸は1・5−
ジニトロアントラキノン分離時と1・8−ジニト
ロアントラキノン晶析時の温度差を示し、縦軸は
硝酸蒸発率(%)を示す。第2図は本発明の1例
を示すブロツクダイヤグラムである。
ン製造の晶析条件を示し、図中、横軸は1・5−
ジニトロアントラキノン分離時と1・8−ジニト
ロアントラキノン晶析時の温度差を示し、縦軸は
硝酸蒸発率(%)を示す。第2図は本発明の1例
を示すブロツクダイヤグラムである。
Claims (1)
- 1 アントラキノン類を混酸でジニトロ化してジ
ニトロアントラキノン類を含む反応混合物を得、
該反応混合物に含まれる1・5−ジニトロアント
ラキノンの大部分を結晶として分離し、次いで、
得られる分離母液から添付図面の第1図における
縦軸、横軸、A線及びB線で囲まれた範囲に該当
する条件で1・8−ジニトロアントラキノンを晶
析し分離することを特徴とする高純度1・8−ジ
ニトロアントラキノンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7467677A JPS549257A (en) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | Preparation of highly pure 1,8-dihydroanthraquinone |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7467677A JPS549257A (en) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | Preparation of highly pure 1,8-dihydroanthraquinone |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS549257A JPS549257A (en) | 1979-01-24 |
| JPS6141334B2 true JPS6141334B2 (ja) | 1986-09-13 |
Family
ID=13554061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7467677A Granted JPS549257A (en) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | Preparation of highly pure 1,8-dihydroanthraquinone |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS549257A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58133477A (ja) * | 1982-02-03 | 1983-08-09 | Hitachi Ltd | 船舶用電子式点火装置 |
| CN109438246A (zh) * | 2018-09-27 | 2019-03-08 | 青岛海湾精细化工有限公司 | 一种蒽醌的处理方法及处理系统 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5046654A (ja) * | 1973-08-20 | 1975-04-25 |
-
1977
- 1977-06-23 JP JP7467677A patent/JPS549257A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS549257A (en) | 1979-01-24 |
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