JPS6143612A - 耐熱・耐衝撃性樹脂の製造方法 - Google Patents

耐熱・耐衝撃性樹脂の製造方法

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JPS6143612A
JPS6143612A JP16487784A JP16487784A JPS6143612A JP S6143612 A JPS6143612 A JP S6143612A JP 16487784 A JP16487784 A JP 16487784A JP 16487784 A JP16487784 A JP 16487784A JP S6143612 A JPS6143612 A JP S6143612A
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毅 森田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 に関し、さらに詳細には、ラテックス状ゴム質重合体の
存在下にスチレンおよびメタクリル酸を必須のflff
i体として、特定の乳化−!!濁重重合法よりグラフト
共重合せしめることから成る、と(に各種成形材料とし
てを用なる、t81械的強度のすぐれた成形可能な熱可
塑性スチレン・メタクリル酸共重合樹脂の改良された製
造法に関する。
スチレン・メタクリル酸共重合樹脂はスチレン系樹脂の
中にあって、耐熱性が極めて高いことを特長とした成形
材料として家電部品、自動車部品、OA機器、精密機器
などの広範な分野で利用されつつある。
ところで、−rN高い耐衝撃性を付与したゴム強化銘柄
として、最近、独自の重合技術を駆使することによって
得られた耐衝撃性スチレン・メタクリル酸共重合樹脂に
ついて特許出願を済ませている(特願昭58−2133
12号および59−38358号)。
これらの発明に係る樹脂は耐熱性と#411g!性との
両特性を兼ね備える上に、物性的にも従来の汎用樹脂と
エンジニアリング・プラスチックスとの中間領域に位置
する処から、こうした分野での将来的な需要動向がら予
−1しても注目すべきものである。
したがって、その高い耐熱特性と耐tMi l’特性と
の双方が要求される分野、たとえばインストルメンツ・
パネル、ヒーターダクトないしはテールランプ・ハウジ
ングの如き自動車関連部品をはじめ、ニアコンディショ
ナーダクト、ブレーカ−カバー、TVキャビネット、ヘ
アーカーラ−ないしはアイロン把手の如き家電部品、V
TRテープ用カセント、オーディオテープ用カセット、
フロッピーディスク用ケースまたは0Alli!ハウジ
ングの如きOA関連部品、カメラもしくは映写機用ハウ
ジングまたはスライドマガジンの如き光学関連部品、電
子レンジ用食器の如き食品容器部品、あるいはl!段用
断熱材といった各櫂分野へと−1の用途拡大につながる
ものである。
〔従来の技術〕
かかる有望な素材で島る耐衝撃性スチレン・メタクリル
酸共重合樹脂を調製するには、塊状重合法、溶液重合法
、塊状−!!濁重合法ないしは乳化重合法などのいずれ
もが通用できるものの、耐熱性および耐衝撃性が直ぐ、
しかも表面光沢などの成形品の外観も良好な樹脂を得る
には、特にゴム質重合体ラテックスの存在下に、スチレ
ンとメタクリル酸とを乳化重合せしめるが、あるいはこ
のようにして得られる乳化重合体とスチレン・メタクリ
ル酸共重合4M脂とから成るポリマー・ブレンド法によ
ることが必要になる。
そこで、ゴム質重合体としてラテックス状ゴム(ゴム系
ラテックス)を用い、開始剤として過酸化物を用いて、
乳化状態で40〜100t:においてグラフト共重合を
行う場合には、メタクリル酸によるラテックスの肥大化
ないしは破壊がもたらされる処から、かかる重合時に乳
化系が不安定なものとなり、屡々、塊状化(IJ#状化
)に至ることも経験する。
こうした従来技術における困難さを克服するために、本
発明者らは、使用するメタクリル酸の一部を重合の進行
に伴ワて連続添加せしめるという特殊な手段によって、
重合中におけるラテックスのm集を抑1i1LL、併せ
て物性面においても、共重合組成の均一化を図るという
、一括添加方式に比して衝撃強度のすぐれたものが得ら
九ることを見出して、既出の両出願に及んでいる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した如き特殊な手段に従う限りは、
グラフト共重合体ラテックスを凝固させ、樹脂を回収す
るさいに、このラテックスを塩析し、濾過を容易にする
ために造粒し、次いで濾過し、洗浄し、親水し、しかる
のち乾燥せしめるという煩雑な工程が入用となり、その
ために多大な労力と電力の如き用役費(ユティリティ・
コスト)と設置II投資とを要し、さらに乳化共重合に
より得られた嵩密度の低い粉末とビーズ状ないしはペレ
ット状のスチレン・メタクリル酸共重合樹脂とを押出機
によりブレンドして成形材料とする場合には、ホッパー
中のブリッジを防止するための特別な装置をも必要とし
たり、これらの両樹脂を均一に混練するためのスクリュ
ー構造を必要としたり、あるいは二輪押出機といった高
価な装置をも必要とすることも多い。
〔問題点を解決するための手段〕
しかるに、本発明者らは乳化重合法または乳化−ブレン
ド法における上述した如き諸問題を解決すべ(鋭意検討
を重ねた結果、後述するような乳化−amim重合法い
て、乳化状態から懸濁状態へ円滑に移行せしめることが
でき、しかも従来の製造法に比して本来的に備えている
耐熱性と耐ih撃性とを保持したまま機械的強度が飛躍
的にすぐれた成形品を与え得る樹脂が得られることを見
出して、本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明はゴム質重合体ラテックスにスチレン
およびメタクリル酸を乳化状態でグラフト共重合させる
工程と、かくして得られるグラフト共重合体ラテックス
を部分塩析させ、続いて!!!濁状前状態行させる工程
と、さらにこの懸濁状態でグラフト共重合を完結せしめ
る工程とから成る耐熱・耐衝撃性樹脂の製造方法におい
て、塩析剤および懸濁安定剤をまず添加し、しかるのち
、単量体たるスチレンとメタクリル酸とを同時に添加せ
しめるか、あるいはスチレンを添加してから続いてメタ
クリル酸を添加して懸濁状態に転換せしめ、次いでこの
懸濁状態で開始剤の存在下にグラフト共重合を完結せし
めることから成る、耐熱・耐衝撃性樹脂の製造方法を提
供するものである。
以下に、本発明の方法について詳細に説明するが、まず
、この種の耐衝撃性樹脂の調製方法として、近時は、最
初に乳化重合を行い、次いで得られたグラフト共重合体
ラテックスを懸濁状態に転換して懸濁重合により反応を
完結せしめるという、いわゆる乳化−gm重合法が知悉
されるようになった。
この製造法については、アクリロニトリル・ブタジェン
系ゴム・スチレン共重合樹#(ABS樹脂ンやメタクリ
ル酸メチル・ブタジェン系ゴム・スチレン共重合樹脂(
lIn5樹脂)など、多数の特許出願がなされており、
乳化状態から懸濁状態へ移行させるために採られるべき
、各々の樹脂に適した工夫もなされている。
ところが、スチレン・メタクリル酸共重合樹脂の場合に
あっては、乳化系から懸濁系へと移行さ廿るさいに、単
量体としてのメタクリル酸が水性分散状態に大きな影響
を与える処から、従来技術に従う限り、部分塩析とも言
うべき一4fの乳化破壊時に屡々、塊状化(餅状化)が
起って安定した懸濁状態を得ることができなくなるとい
うのが実状であった争 すなわち、たとえば特公昭43−21073号公頼には
、ゴム質重合体ラテックス(ゴム系ラテックス)、スチ
レンおよびアクリロニトリルを用い、水溶性重合開始剤
と油溶性重合開始剤とを併用して重合を開始させ、初期
には乳化重合系で反応を進め、後期にはfi濁安定剤を
存在させて懸濁重合系に移行させ、反応を完結せしめる
という、ABSiMNの調製法が開示されてはいるけれ
ども、かかる方法をアクリロニトリルの代りにメタクリ
ル酸を用いて繰り返すようにしても、重合途中で増粘し
、遂には凝集して攪拌不能となり、かかる方法により耐
fii!!!性スチレン・メタクリル酸共重合樹脂をi
造することは到底できなかった。
これに対し、本発明は高い耐熱性と耐衝撃性とを併せ有
し、しかも機械的強度にすぐれた耐衝撃性スチレン・メ
タクリル酸共重合樹脂を製造するための、改良された乳
化−懸濁重合法を提供するものであって、その特徴とす
る処は、fi+ゴム質重合体ラテックスにスチレンおよ
びメタクリル酸をグラフト化させるために行う乳化重合
工程と、(2)かくして得られるグラフト共重合体ラテ
ックスの部分塩析を経て懸濁状態に移行させる工程と、
さらに(3)この!!!!濁状態でグラフト共重合を完
結させる工程との三大工程から成り立っており、特に乳
化系からむ層系へ移行ぜしめる工程、つまり上記した(
2)なる工程において、まず塩析剤および懸濁安定剤を
添加して部分塩析させ、次いで単量体、つまりスチレン
とメタクリル酸とを同時に、あるいはまずスチレンを、
続いてメタクリル酸をの順に別々に添加しながら完全に
懸濁状態へと移行せしめることを基本としている。
本発明において、上記「部分塩析」なる用語は、ラテッ
クスが塊状に62集してクリーム状になる状態ではなく
、ラテックス粒子自体の凝集が生じてはいるが、依然と
して均一に分散している状態を示す言葉であると理解さ
れたい。
しかも、本発明方法を実施するに当って重要な点は、上
述したように、乳化系から安定した懸濁系を形成せしめ
るために、塩析剤、!!澗安定剤および単量体の独特な
添加順序に従った場合にのみ、本発明本来の目的が達成
され得るという処にある。
ここにおいて、本発明の一必須単量体であるメタクリル
酸は水溶液中で酸性を呈するものである処から、ラテッ
クスに対する凝集作用があること、しかも前記グラフト
共重合体ラテックスなる共重合樹脂の水性分散液の粘度
に16響を与える処から、このメタクリル酸の添加時期
は乳化−懸濁重合法を確実に遂行する上でのキーポイン
トになっている。
すなわち、メタクリル酸の添加時期としては、スチレン
を添加したのちであるか、あるいはスチレンと同時であ
るかのいずれかがよく、スチレンよりも先に添加すると
きはラテックスが凝集して系がクリーム状になり、その
結果、↓層系へ移すのは困難となる。
これらスチレンとメタクリル酸との両車量体の添加方法
としては、一括添加および連Vt添加が可能ではあるが
、低粘度で、かつ安定した水性分散状態を得、しかもそ
の状態を保持せしめるためには連続添加方式によるのが
望ましい。
そのようにすることにより、ラテックス粒子とこれらの
両ffi量体とが凝集を惹起させ、塊状化(餅状化)を
起すこともなく、またラテックス粒子同士が凝集してな
される異状粒子の発生をも抑えることができるようにな
った。
また、懸濁安定剤の添加時期としては、塩析剤の添加の
前後いずれでもよいが、スチレンおよびメタクリル酸な
る単量体を添加する葭であるのが望ましい。
これら両車量体の添加後である場合には、懸濁状態に移
行させるのが困難となり、ひいては途中で塊状化(餅状
化)を起すに到ることもあるので、こうした方法は避け
るべきである。
なお、塩析剤は必要ならば、懸濁系に移行したのちに添
加するようにしてもよい。
このようにして、塩析剤を添加せしめることにより懸濁
状態(!!濁系)へ移行させる時期は、前記illなる
工程、つまり乳化重合工程(乳化重合時)に単量体混合
物の重合率が50〜100%であるならば任意の時でよ
く、・好ましくは80〜100%なる重合率のときが適
当である。
重合率が余りに低い時点で懸濁系へ移行させると、最終
生成物の物性に関して、すぐれたものが得られなくなる
ので好ましくない。
全くこの乳化重合を行わずに、ゴム質重合体ラテックス
を塩析させてiti体混体物合膨満熔解させたのち、懸
濁重合により反応を完結させるようにした場合には、得
られる成形品番よ脆く実用に供し得ないものとなること
も判明した。
また、本発明方法のように改善された乳化−2!濁重合
法により得られる耐衝撃性スチレン・メタクリル酸共重
合樹脂について、その成形品の各種物性を測定した結果
、機械的強度のうちでもデュポン衝撃強度が、乳化−ブ
レンド法によりm製されたものに比して、飛躍的に向上
することも明らかとなった。
ところで、かかる乳化−ブレンド法による場合には、ア
イシフト衝撃強度、引張り強度、曲げ強度などの物性で
は遜色こそなかったが、実際の成形品の実用強度に一層
近似していると考えられるデュポン衝撃強度では高い値
は得られなかった。
一般に、ゴム変性共重合樹脂はその組成がゴム質重合体
にグラフト化している共重合体と、グラフト化には関与
し □ていないフリーの共重合体とから成るものである
し、またかかるゴム変性共重合414脂の耐l!i撃性
を発現させるための要因ないしは因子としては、ゴム質
重合体の含有率およびその粒子径と、グラフト率と平均
分子量およびその分布などとが重要であることも知られ
ている。
すなわち、たとえばその−因として、重合あるいは押出
工程時にグラフト化されたゴム質重合体同士の凝集を抑
えて如何にして均一に樹脂相へ分散せしめ得るかが重要
なものであり、その分散が悪いと樹脂表面に小突起物が
発生したり、機械的性質が十分に発揮され得ないことが
多い。
従来より、こうしたy5態を凹避したり、根本的に解消
せしめるべく、グラフト共重合体ラテックスと滑剤とを
組み合せるという方法や、別に乳化共重合された共重合
樹脂をラテックス状でこのゴム変性共重合樹脂に混合し
、凝固させて粉末化せしめるという方法などがある。
これに対して、本発明方法の如き改芒された乳化−懸濁
重合法を用いてデュポン衝撃強度の著しく改良された耐
衝撃性スチレン・メタクリル酸共重合樹脂が無理なく得
られるのは、想らく、乳化系から忍濁系へと徐々に移行
させることで、グラフト化されたゴムl!を重合体の樹
脂相中への均一なる分散が重合工程中に達成されるため
であり、しかもそうした効果が十分に発現されているた
めであると考えられる。
本発明方法により得られる最終生成物である耐衝撃性ス
チレン・メタクリル酸共重合樹脂は、ゴム?[合体の3
〜40重量部と、スチレンおよびメタクリル酸なる両ビ
ニル単量体の総量、あるいは必要ならば、さらに他のビ
ニル単量体との総量97〜60重量部との割合であり、
かつそのうちのビニル単量体の内訳が、97〜70重量
%のスチレンと3〜30重量%のメタクリル酸とである
か、あるし)は必要により、さらにスチレンの1〜20
mm%がこのスチレンと共重合可能な他のビニルtPL
it体で置換されていてもよく、かかる共重合可能なビ
ニル単量体として代表的なものにはα−メチルスチレン
、tert−ブチルスチレン、各種ハロゲンF[スチレ
ン、ビニルトルエン(メタ)7りIJLlニトリル、α
−クロロアクリロニトリルまたは各種(メタ)アクリル
酸エステルなどがある。
ゴム質重合体が3f111部未満である場合には、@衝
撃性が低くなるために実用的価値がな(なるし、逆に4
0重量部を超える場合には流動性および加工性が悪化す
るようになるので、いずれも好ましくない。
また、乳化重合終了時に添加されるスチレンおよびメタ
クリル酸の総量としては、グラフト化ラテックス(グラ
フト共重合体ラテックス)の固形分100重量部に対し
て50〜300重量部となる範囲内が適当であるが、格
別これに限定されるものではなく、最終生成物の組成が
上記した如き範囲内であるならば適宜、′rI4節する
ことができる。
そして、む濁重合を行うにさいして添加される単量体混
合物の組成は、乳化重合時に使用したものと一致させる
必要はなく、樹脂の要求性能に対応させて適宜、変える
ことができる。
本発明方法における前工程、つまり乳化重合工程につい
ては前掲し1ζ両特許出願、とくに特願昭58−213
312号明細書に記載されている通りであるが、このさ
いに使用される開始剤、連鎖移動剤またば酸化防止剤な
どは特に制■されなく、公知慣用のものがそのまま通用
できる。
ただし、界面活性剤(乳化剤)のa類は乳化系の安定性
にとって重要なものであり、このさいに用いるものとし
ては各種のサルフェート型およびスルホネート型陰イオ
ン性活性剤が通しているが、乳化重合で通常使用されて
いる高級脂肪酸の金属塩類の使用は重合中に乳化破壊を
起すことになるので好ましくない。
また、メタクリル酸の添加方法としては、まず反応開始
剤に乳化重合のさいに用いる全メタクリルmuの1〜7
0重量%、好ましくは1〜50重量%に当る範囲内の量
を仕込んで、次いで残りの量、つまり全メタクリル酸量
の99〜30!Ei景%、好ましくは99〜50重量%
に当る1iil!Il内の量を、重合の進行に伴って、
重合率が90%に到るまでの間に連続添加せしめるとい
う特殊な方法が推奨される。
さらに、本発明方法を実施するに当って用いられる懸濁
安定剤(分散剤)としては、通常の有機系分散剤がその
まま通用できる。それらのうちでも特に代表的なものと
しては、部分けん化ポリビニルアルコール、部分けん化
ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸もしくはその
塩類、セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアル
キレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、スルホン化
ポリスチレンまたはアルキルベンゼンスルホン酸塩類な
どが挙げられるが、これらは単独使用でも2種以上の併
用でもよい。
他方、部分塩析用の塩析剤として代表的なものには塩化
ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、Ii[r
711マグネシウム、塩化カルシウムまたは塩化アルミ
ニウムなどが挙げられるが、勿論、これらのほかにもラ
テックスの塩析として慣用されている電解質をそのまま
通用することができる。
また、!!!i濁重合における開始剤としては、公知慣
用の油溶性のものがそのまま通用できるが、ラウロイル
パーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイドまたはアゾ
ビスイソブチロニトリルなどが特に代表的なものである
さらに、得られる目的樹脂の分子量を調節するために第
三級ドデシルメルカプタンまたはα−メチルスチレン・
グイマーなどの連鎖移動剤を用いることができる。
さらにまた、ゴム質重合体ラテックス(ゴム系ラテック
ス)の代表的なものとしては、ポリブタジェン、ブタジ
ェン・スチレン共重合体、ブタジェン・アクリロニトリ
ル共重合体、アクリル酸エステル系エラストマーまたは
エチレン・プロピレン系エラストマーなどの各種ラテッ
クスが挙げられる。
かくして、本発明方法により得られる耐熱・耐衝撃性樹
脂には、かかる耐衝撃性スチレン・メタクリル酸共重合
樹脂の調製中に、すなわち乳化ないしは懸濁重合中に、
重量体温合物に溶解可能で、かつ重合の進行を妨げない
ような可塑剤、漬剤、安定剤または紫外線吸収剤などを
添加することもできる。
〔実施例〕
次に、本発明を参考例、実施例および比較例により一層
具体的に説明するが、以下において部および%は特に断
りのない限り、すべてwit基準であるものとする。
参考例1 〔スチレン・メタクリル酸共重合樹脂の調製
例〕51の攪拌装置付きオートクレーブに、200部の
蒸留水を仕込み、さらに懸濁安定剤としての部分けん化
ポリビニルアルコール1部とドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム0.005部とを加えて溶解させ、次いで
85部のスチレン、15部のメタクリル酸、0.2部の
ペルオキシへキサヒドロテレフタル酸ジ第三級ブチルお
よび0.1部の過安息署酸第三級ブチ゛ルを順次仕込ん
で、回転数400 rp−として攪拌しながら90℃に
昇温し、同温度に10時間保持して懸濁重合を行い、さ
らに120℃で3時間反応を続け、次いでかくして得ら
れたビーズ状のスチレン・メタクリル酸共重合樹脂を洗
浄し、脱水させ、しかるのち乾燥せしめて目的とする樹
脂を得た。
参考例2〔グラフト共重合体の調製例〕参考例1と同様
の反応器内に、次のような物質を仕込んだ。
ポリブタジェンラテックス        87部(固
形分−57,4%) ス  チ  し  ン               
        40 #メ  タ  り  リ  ル
  酸                   3 〃
過硫酸カリウム             0.3#第
三級ドデシルメルカプクン       0.1#ドデ
シlレベンゼンスルホン酸ナトリウム   2#蒸  
留  水                200〃次
いで、この反応器内に窒素ガスを導入し、攪拌下に70
℃まで昇温し、同温度に達した時点から7部のメタクリ
ル酸を3時間に亘って連続添加し、さらに同温度で2時
間乳化重合せしめて反応を終了した。
かくして得られたグラフト共重合体ラテックスの固形分
に対して5%となるように調整された塩化カルシウムの
10%水溶液を加え、攪拌下に90〜110℃なる範囲
でこのラテックスを凝固させ、次いで濾過し、水洗し、
IRXさセ。
たのち、乾燥せしめて目的とする粉末状のグラフト共重
合体を得た。
実施例1 参考例2で得られたグラフト共重合体ラテックスの11
9部および蒸留水の130部を反応器に仕込んで50℃
まで昇温した。
300 rpmなる攪拌下で10%塩化カルシウム水溶
液の10部および8%部分けん化ポリビニルアルコール
水溶液の2.5部を加えてラテックスを部分塩析せしめ
、次いで55部のスチレンを添加した。この時点で分散
液は完全な辺間状態へと転換していた。
しかるのち、10部のメタクリル酸を添加してから0.
2部のペルオキシへキサヒドロテレフタル酸第三級ブチ
ル、0.1部の過安息香酸第三級ブチルおよび0.1部
の第三級ドデシルメルカプタンを順次仕込んだ。
これらの仕込終了後に、この懸濁液を90℃に昇温し、
同温度で5時間に亘って加熱重合させ、さらに120℃
で3時間反応を続けて、ビーズ状のグラフト共重合樹脂
を得たが、次いでこれを洗浄し、脱水させ、乾燥せしめ
た。
しかるのち、この共重合樹脂に「イルガノックス107
6J(I!iドイツ函ナバ・ガイギー社製の酸化防止剤
)の0.2部を加え、シリンダ一温度230℃の押出機
でペレット化せしめた。
次いで、このベレットを用いて射出成形せしめ、かくし
て得られた成形品について物性を測定した処を、第1表
にまとめて示す。
実施例2 単量体の添加方法として、55部のスチレンと10部の
メタクリル酸との混合液を1時間に亘って連続添加する
ように変更した以外は、実施例1と同様にしてグラフト
共重合樹脂を得た。
実施例3 参考例2で得られたグラフト共重合体ラテックスの13
6部および蒸留水の120部を実施例1と同様の反応器
に仕込んで50℃まで昇温した。350rp+aなる攪
拌の下で、109A塩化カルシウム水溶液の10部と8
%部分けん化ポリビニルアルコール水溶液の2.5部と
を加えてラテックスを部分塩析せしめ、次いで51部の
スチレンを添加して懸濁状態へ転換せしめた。
しかるのち、9部のメタクリル酸を添加し、さらに0.
2部のペルオキシへキサヒドロテレフタル酸第三級ブチ
ル、0.1部の過安息香酸第三級ブチルおよび0.1部
の第三級ドデシルメルカプタンを順次添加した。
次いで、90℃で5時間加熱重合を行い、さらに120
℃で3時間反応を続行せしめ、かくして得られたグラフ
ト共重合4!A脂を、実施例1と同様に処理して物性の
Rf価を行った。
実施例4 51部のスチレンの代りに、41部のスチレンと10部
のメタクリル酸メチルとを用いるように変更した以外は
、実施例3と同様にして目的とするグラフト共重合樹脂
を得た。
比較例1 この例は乳化−ブレンド法によるW型別についてのもの
であるが、まず参考例2で得られた粉末状のグラフト共
重合樹脂の40部と、参考例1で得られたビーズ状のス
チレン・メタクリル酸共重合樹脂の60部と、「イルガ
ノックス1076Jの0.2部とを混合し、シリンダ一
温度260℃の押出機でベレット化せしめた。
次いで、このペレットを用いて射出成形せしめ、かくし
て得られた成形品について物性の測定を行った処を、第
1表にまとめて示す。
比較例2 この例も乳化−ブレンド法による調製例についてのもの
であるが、参考例2の粉末状グラフト共重合樹脂の35
部と、参考例2のビーズ状スチレン・メタクリル酸共重
合樹脂の65部との割合で用いるように変更した以外は
、比較例1と同様にベレット化せしめ、次いで射出成形
せしめ、物性の測定を行った処を第1表に示す。
以上の各実施例および比較例で得られたそれぞれの成形
品についての諸物性を第1表に示すが、そのうちアイゾ
ツト衝撃強度はASTM  D−256に準じ、引張り
降伏点強度および曲げ強度はそれぞれASTM  D−
638およびD−790に準じ、そして熱変形温度は最
大繊維応力18.6kg/−なる条件で八STM  D
−648に準じたものである。
また、デュポン衝撃強度はa1東洋精機製作所製のデュ
ポンtfi撃試験機を用いて撃芯突端の直径が4インチ
、撃芯受は台の直径が4インチなる条件で厚みが4.0
fiなる成形品の上に500gなる重錘を任意の高さか
ら落下させ、成形品に割れの入る高さを測定したもので
ある。
−只“ 〔発明の効果〕 前述したように、本発明の目的とする処は、耐衝撃性ス
チレン・メタクリル酸共重合樹脂の乳化−懸濁重合によ
る製造法を提供するにあるが、本発明方法に従うさいの
利点としては、要約すれば、従来法に比して機械的強度
の極めてすぐれた共重合樹脂が得られること、また重合
工程が最終的にai!QS合の形で完結されているため
に生成する4MIIFlは極めて濾過性に富んだビーズ
として得られること、したがって通常の乳化重合法でみ
られるような塩析工程を必要としなく、しかも以後の洗
浄、脱水およびt燥なるそれぞれの作業性もすぐれてい
ることが挙げられる。その結果、経済性が著しく改善さ
れることも無理なく理解できる。
代理人  弁理士 高  措  勝  利手続補正書 昭和59年 9月−7日 特許庁長官 志 賀   学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第164877号 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 〒174 東京部#i!梼区坂下三丁目35番58号(
288)大日本インキ化学工業株式会社代表者 用  
村  茂  邦 4、代理人 〒103 東京都中央区日本橋三丁目7番20号大日本
インキ化学工業株式会社内 自    発 6、補正の対象 明II′gFの「発明の詳細な説明」の欄7、補正の内
容 (1)明細書の第20頁20行目の記載を次のように訂
正する。
「と、参考例1のビーズ状スチレン・メククリル酸共重
合樹」 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ゴム質重合体ラテックスにスチレンおよびメタクリ
    ル酸を乳化状態でグラフト共重合させる工程と、次いで
    かくして得られるグラフト共重合体ラテックスを部分塩
    析させ、続いて懸濁状態に移行させる工程と、しかるの
    ちこの懸濁状態でグラフト共重合を完結せしめる工程と
    から成る耐熱・耐衝撃性樹脂の製造方法において、塩析
    剤および懸濁安定剤をまず添加し、しかるのち、単量体
    たるスチレンとメタクリル酸とを同時に添加せしめるか
    、あるいはスチレンを添加してから続いてメタクリル酸
    を添加して懸濁状態に転換せしめ、次いでこの懸濁状態
    で開始剤の存在下にグラフト共重合を完結せしめること
    を特徴とする、機械的強度のすぐれた耐熱・耐衝撃性樹
    脂の製造方法。 2、前記の耐熱・耐衝撃性樹脂が3〜40重量部のゴム
    質重合体と、スチレンおよびメタクリル酸の総量97〜
    60重量部との割合で共重合せしめて得られる成形可能
    な熱可塑性樹脂であって、しかも上記したスチレンとメ
    タクリル酸との百分率を97〜70重量%のスチレンと
    3〜30重量%のメタクリル酸とすることを特徴とする
    、特許請求の範囲第1項に記載された製造方法。 3、前記した単量体スチレンが、該スチレンの1〜20
    重量%なる範囲内で、該スチレンと共重合可能な他のビ
    ニル単量体によって置き換えられていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項または第2項に記載された製
    造方法。
JP16487784A 1984-08-08 1984-08-08 耐熱・耐衝撃性樹脂の製造方法 Granted JPS6143612A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100713100B1 (ko) 2005-03-26 2007-05-02 주식회사 엘지화학 염화비닐수지용 충격보강제 및 이의 제조방법

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KR100713100B1 (ko) 2005-03-26 2007-05-02 주식회사 엘지화학 염화비닐수지용 충격보강제 및 이의 제조방법

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