JPS6149025B2 - - Google Patents
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- JPS6149025B2 JPS6149025B2 JP52154308A JP15430877A JPS6149025B2 JP S6149025 B2 JPS6149025 B2 JP S6149025B2 JP 52154308 A JP52154308 A JP 52154308A JP 15430877 A JP15430877 A JP 15430877A JP S6149025 B2 JPS6149025 B2 JP S6149025B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- arc
- welding
- workpiece
- welded
- Prior art date
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Description
この発明は、磁気駆動アーク溶接法、特にその
アーク時間の制御方法に関する。 特開昭51−67243号公報には、溶接電源への全
入力電気エネルギーを入力電圧と入力電流との検
出値の時間積分によつて測定し、同時にアーク発
生から圧接までの電気エネルギーの全供給時間す
なわちアーク時間とを測定して、両側定結果から
単位時間当りの全入力電気エネルギーの平均値が
設定範囲内にあるか否かをモニタする方法が開示
されている。 従来この種のアーク溶接において、アーク時間
Ta(アーク発生から圧接までの時間)は実験に
より求められた平均値をタイマーリレー等でプリ
セツトしていた。ところが、被溶接物のギヤツ
プ、クランプ部の抵抗のばらつき等もしくは一次
電源の変動等による溶接電圧・電流の変化のた
め、または被溶接物の断面積のばらつきのため溶
接の度ごとに最適アーク時間が異なつてしまい、
プリセツトの値と適正圧接タイミングとが合わな
くなり、溶融不足または溶融過大の溶接状態とな
つてしまい、接合不良が生じやすかつた。 一方、前記特開昭51−67243号公報に開示され
たモニタ方式を利用して全電気エネルギーの総和
が一定の値になつた時に圧接信号を出して制御す
る方法も考えられるが、この方法においても単位
断面積、単位時間当りの発熱量である加熱速度が
ばらつき、最適溶接時間が1回毎に大幅に変わ
る。 この発明の目的は、磁気駆動アーク溶接におい
て、接合部の品質を向上させ得る溶接方法を提供
することにあり、その概要は加熱速度、圧接条件
および被溶接物のアーク発生部端面より軸方向に
熱伝導で伝わつていく熱量等を考慮して、被溶接
物の溶接断面積、溶接部のアーク電流およびアー
ク電圧等によつてアーク時間を求め、圧接タイム
ラグ時間(圧接信号発生から、圧接シリンダーが
動き、被溶接物が接合するまでの時間)を差し引
いた時刻に圧接信号を出す、つまりアーク発生か
ら時間Ta後に被溶接物が圧接されるというアー
ク時間制御を行なうものである。 以下、図面を用いてこの発明の根拠について詳
細に説明する。第1図に実際の良好継手溶接条件
を示す。ジユール熱による単位断面積当りの入熱
量をQE(cal/mm2)とすれば、 QE=0.24・η・IW・VW・Ta/S ……(1) となり、加熱速度jは、 j=0.24・η・IW・VW/S ……(2) となる。ここで、IWは溶接電流、VWは溶接(ア
ーク)電圧、Sは被溶接物の溶接断面積である。
被溶接物1と2の断面積S1とS2とが異なるとき
は、「S」の変わりに(S1+S2)/2を用いる。S1
とS2との差が大きいときは、両端面に温度差がで
き、接合不良を生ずる事がある。 ηは熱効率であり、η=0.72であつた。図のプ
ロツトA〜I、加熱速度jが変わると大幅に入熱
量QEが変化することを示し、入熱量QE=一定で
圧接信号を出す方法では、良好継手を保証しえな
いことが理解される。例えば、加熱速度j=5.2c
al/mm2・secで溶接して良好継手となるアーク時
間
Ta=2.2sec.の溶接を行うと仮定し、単位断面積
当りの入熱量QE=2.2×5.2=11.4cal/mm2でアーク
時間制御を行うものとする。上述の電源変動など
のため、加熱速度j=4.5cal/mm2・secで加熱され
たとすると、アーク時間は自動的にTa=QE/j
よりTa=2.5secで圧接信号が出るが、良好継手
となるアーク時間Taは第1図または後に説明す
る第2図により2.9secであることから、この場合
は溶融不足になる。 加熱速度jが変わると単位面積当りの入熱量Q
Eが急激に増大(減少)する理由は、加熱速度j
が小さいと、同じ温度になるためには長時間必要
とし、アーク時間Taが長いと被溶接物の軸方向
に熱伝導で伝てつていく熱量Jが増大するからで
ある。接合の必要条件と思われる圧接の条件(例
えば軟鋼で、加熱端面より1(mm)の点、つまり
溶接端面近傍の点であり、かつ圧接予定時刻に溶
融線より固相側で1200℃、つまり融点より一寸低
めの温度)まで被溶接物を加熱するための熱量K
が一定値αであつても、Jが一定でないため、加
熱速度が小さくなると、良好継手となるに必要は
QEは大幅に増大することになる。 以上のことから明らかなように、継手品質を向
上させ、良好継手の発生率を増大させるために
は、継手ごとの加熱速度jのばらつきに対応した
アーク時間Taで溶接する事が要請される。 この発明の理論的根拠は、被溶接物の表面から
の熱放散を無視した一次元熱伝導による磁気駆動
アーク溶接の被溶接物の任意の地点での温度上昇
の理論式に基づいている。 アーク電流をIW(A)、アーク電圧をVW(V)、
単位時間、単位断面積当りの発熱量、すなわち平
均加熱速度をj(cal/mm2・sec)、被溶接物の断面
積をS1,S2(mm2)、熱効率をηとすると、jは j=0.48・η・W・W/(S1+S2) ……(2′) となる。なお、W・Wは平均値を示す。磁気駆
動アーク溶接法では、W・Wは略一定(±10%
程度の変動)なので、連続加熱一次元熱伝導と考
えて、加熱端面つまり溶接端面よりx(mm)での
t(sec)後の温度Temp(x、t)は次式に表
される。 ここで、
アーク時間の制御方法に関する。 特開昭51−67243号公報には、溶接電源への全
入力電気エネルギーを入力電圧と入力電流との検
出値の時間積分によつて測定し、同時にアーク発
生から圧接までの電気エネルギーの全供給時間す
なわちアーク時間とを測定して、両側定結果から
単位時間当りの全入力電気エネルギーの平均値が
設定範囲内にあるか否かをモニタする方法が開示
されている。 従来この種のアーク溶接において、アーク時間
Ta(アーク発生から圧接までの時間)は実験に
より求められた平均値をタイマーリレー等でプリ
セツトしていた。ところが、被溶接物のギヤツ
プ、クランプ部の抵抗のばらつき等もしくは一次
電源の変動等による溶接電圧・電流の変化のた
め、または被溶接物の断面積のばらつきのため溶
接の度ごとに最適アーク時間が異なつてしまい、
プリセツトの値と適正圧接タイミングとが合わな
くなり、溶融不足または溶融過大の溶接状態とな
つてしまい、接合不良が生じやすかつた。 一方、前記特開昭51−67243号公報に開示され
たモニタ方式を利用して全電気エネルギーの総和
が一定の値になつた時に圧接信号を出して制御す
る方法も考えられるが、この方法においても単位
断面積、単位時間当りの発熱量である加熱速度が
ばらつき、最適溶接時間が1回毎に大幅に変わ
る。 この発明の目的は、磁気駆動アーク溶接におい
て、接合部の品質を向上させ得る溶接方法を提供
することにあり、その概要は加熱速度、圧接条件
および被溶接物のアーク発生部端面より軸方向に
熱伝導で伝わつていく熱量等を考慮して、被溶接
物の溶接断面積、溶接部のアーク電流およびアー
ク電圧等によつてアーク時間を求め、圧接タイム
ラグ時間(圧接信号発生から、圧接シリンダーが
動き、被溶接物が接合するまでの時間)を差し引
いた時刻に圧接信号を出す、つまりアーク発生か
ら時間Ta後に被溶接物が圧接されるというアー
ク時間制御を行なうものである。 以下、図面を用いてこの発明の根拠について詳
細に説明する。第1図に実際の良好継手溶接条件
を示す。ジユール熱による単位断面積当りの入熱
量をQE(cal/mm2)とすれば、 QE=0.24・η・IW・VW・Ta/S ……(1) となり、加熱速度jは、 j=0.24・η・IW・VW/S ……(2) となる。ここで、IWは溶接電流、VWは溶接(ア
ーク)電圧、Sは被溶接物の溶接断面積である。
被溶接物1と2の断面積S1とS2とが異なるとき
は、「S」の変わりに(S1+S2)/2を用いる。S1
とS2との差が大きいときは、両端面に温度差がで
き、接合不良を生ずる事がある。 ηは熱効率であり、η=0.72であつた。図のプ
ロツトA〜I、加熱速度jが変わると大幅に入熱
量QEが変化することを示し、入熱量QE=一定で
圧接信号を出す方法では、良好継手を保証しえな
いことが理解される。例えば、加熱速度j=5.2c
al/mm2・secで溶接して良好継手となるアーク時
間
Ta=2.2sec.の溶接を行うと仮定し、単位断面積
当りの入熱量QE=2.2×5.2=11.4cal/mm2でアーク
時間制御を行うものとする。上述の電源変動など
のため、加熱速度j=4.5cal/mm2・secで加熱され
たとすると、アーク時間は自動的にTa=QE/j
よりTa=2.5secで圧接信号が出るが、良好継手
となるアーク時間Taは第1図または後に説明す
る第2図により2.9secであることから、この場合
は溶融不足になる。 加熱速度jが変わると単位面積当りの入熱量Q
Eが急激に増大(減少)する理由は、加熱速度j
が小さいと、同じ温度になるためには長時間必要
とし、アーク時間Taが長いと被溶接物の軸方向
に熱伝導で伝てつていく熱量Jが増大するからで
ある。接合の必要条件と思われる圧接の条件(例
えば軟鋼で、加熱端面より1(mm)の点、つまり
溶接端面近傍の点であり、かつ圧接予定時刻に溶
融線より固相側で1200℃、つまり融点より一寸低
めの温度)まで被溶接物を加熱するための熱量K
が一定値αであつても、Jが一定でないため、加
熱速度が小さくなると、良好継手となるに必要は
QEは大幅に増大することになる。 以上のことから明らかなように、継手品質を向
上させ、良好継手の発生率を増大させるために
は、継手ごとの加熱速度jのばらつきに対応した
アーク時間Taで溶接する事が要請される。 この発明の理論的根拠は、被溶接物の表面から
の熱放散を無視した一次元熱伝導による磁気駆動
アーク溶接の被溶接物の任意の地点での温度上昇
の理論式に基づいている。 アーク電流をIW(A)、アーク電圧をVW(V)、
単位時間、単位断面積当りの発熱量、すなわち平
均加熱速度をj(cal/mm2・sec)、被溶接物の断面
積をS1,S2(mm2)、熱効率をηとすると、jは j=0.48・η・W・W/(S1+S2) ……(2′) となる。なお、W・Wは平均値を示す。磁気駆
動アーク溶接法では、W・Wは略一定(±10%
程度の変動)なので、連続加熱一次元熱伝導と考
えて、加熱端面つまり溶接端面よりx(mm)での
t(sec)後の温度Temp(x、t)は次式に表
される。 ここで、
【式】は正規分布関数で
で表わされる。cは比熱、ρは密度、kは温度拡
散率である。なお、上記(3)式の右辺第1項は平均
加熱速度jで溶接端面に入熱が持続する条件下
で、入熱がt(sec)持続した後の溶接端面から
x(mm)の地点における入熱による温度上昇を示
し、第2項は同じく入熱がt(sec)持続した後
のx(mm)の地点における、被溶接物の軸方向へ
の熱伝導に基づく放熱による温度降下を示してい
る。 以下、上記(3)式の導き方について説明する。 第6図に示すように細長い帯板1a,2aを突
合せ溶接する場合には、「溶接力学とその応用」
(渡辺正紀、佐藤邦彦著、朝倉書店、昭和40年12
月10日初版発行)198頁〜199頁に記載されている
ように、溶接長が短いので溶接線方向の温度変化
を無視し、溶接部(x=0)に単位時間当りj
(cal/mm2・sec)の平面状熱源がt(sec)間持続的
に与えられたと仮定して溶接部から任意の地点x
(xはmmで測るものとする)の温度を求めること
ができる。この仮定によれば、溶接終了の
t′(sec)前に発生した平面状熱源j・dt′cal/mm2
によつて溶接終了後τ(sec)後に生ずるx点の
温度Tは と与えられるからt′=o〜tの間のすべての熱源
によつて溶接終了後τ(sec)後に生ずるx点の
温度はこれを積分することにより 板の表面からの熱放散を無視した場合(a2=o)
には式(A2)は次のようになる。 ただし z2=t′+τ、x2=x2/4・k 磁気駆動アーク溶接法においては、アークが管
端面上を高速で回転するため、管周方向の温度変
化を無視し、管端面つまり溶接端面に単位時間当
りjcal/mm2・secの平面状熱源がt(sec)間持続
的に与えられると仮定することができる。また、
管表面からの熱放散は無視すると、t(sec)後
のx点の温度は(B1)式にτ=oを代入して ここでΨ0(n)≡∫n pexp(−X2/z2)dzと
おく と(B2)式は また、Ψ0(n)≡∫n pexp(−X2/z2)dzを
X/ z=uで置換すると Ψ0(n)≡∫n pexp(−X2/z2)dz=X∫∞〓1/u2・exp(−u2)du =X(n/X・exp(−X2/n2)−2∫∞〓exp(−u2)du) ……(D) (C)、(D)式より
散率である。なお、上記(3)式の右辺第1項は平均
加熱速度jで溶接端面に入熱が持続する条件下
で、入熱がt(sec)持続した後の溶接端面から
x(mm)の地点における入熱による温度上昇を示
し、第2項は同じく入熱がt(sec)持続した後
のx(mm)の地点における、被溶接物の軸方向へ
の熱伝導に基づく放熱による温度降下を示してい
る。 以下、上記(3)式の導き方について説明する。 第6図に示すように細長い帯板1a,2aを突
合せ溶接する場合には、「溶接力学とその応用」
(渡辺正紀、佐藤邦彦著、朝倉書店、昭和40年12
月10日初版発行)198頁〜199頁に記載されている
ように、溶接長が短いので溶接線方向の温度変化
を無視し、溶接部(x=0)に単位時間当りj
(cal/mm2・sec)の平面状熱源がt(sec)間持続的
に与えられたと仮定して溶接部から任意の地点x
(xはmmで測るものとする)の温度を求めること
ができる。この仮定によれば、溶接終了の
t′(sec)前に発生した平面状熱源j・dt′cal/mm2
によつて溶接終了後τ(sec)後に生ずるx点の
温度Tは と与えられるからt′=o〜tの間のすべての熱源
によつて溶接終了後τ(sec)後に生ずるx点の
温度はこれを積分することにより 板の表面からの熱放散を無視した場合(a2=o)
には式(A2)は次のようになる。 ただし z2=t′+τ、x2=x2/4・k 磁気駆動アーク溶接法においては、アークが管
端面上を高速で回転するため、管周方向の温度変
化を無視し、管端面つまり溶接端面に単位時間当
りjcal/mm2・secの平面状熱源がt(sec)間持続
的に与えられると仮定することができる。また、
管表面からの熱放散は無視すると、t(sec)後
のx点の温度は(B1)式にτ=oを代入して ここでΨ0(n)≡∫n pexp(−X2/z2)dzと
おく と(B2)式は また、Ψ0(n)≡∫n pexp(−X2/z2)dzを
X/ z=uで置換すると Ψ0(n)≡∫n pexp(−X2/z2)dz=X∫∞〓1/u2・exp(−u2)du =X(n/X・exp(−X2/n2)−2∫∞〓exp(−u2)du) ……(D) (C)、(D)式より
【式】であるから
ここで
とおき
またv=√2とおくと、dv=√2du
(E)、(F)式より
【式】であるから
となる。
ここで
以上において、(G)式は前述の(3)式であり、(H)式
は前述の(4)式である。このようにして、(3)式を導
くことができる。なお、上記(3)式の導入におい
て、温度の符号TempはTと記してある。 上記のようにして導いた温度上昇式(3)と、圧接
の条件、例えば軟鋼で溶接端面より1(mm)の所
で1200℃という条件とから、任意の加熱速度jで
管軸方向に1(mm)の点が1200℃となるアーク時
間Taが計算で求められる。例えば、初期温度が
0℃の時、上記1(mm)、1200℃の条件で、任意
の加熱速度jでのアーク時間Taを計算し、Taと
jとの関係を求めると、第2図の曲線γとなる。 一方、今までの実験で求められた各種パイプ
(外径R=21.7mm〜114.3mm、管厚th=2.0mm〜4.5
mm)の良好継手溶接条件のTaとjとを同様に第
2図にプロツトすると、曲線γにきわめて良く一
致していることが判る。ただし、この場合η=
0.72として計算している。 上記良好溶接条件のプロツトは、良好継手範囲
の中心を示しており、アーク時間でいえば、アー
ク時間Taの±5〜±3%の範囲で良好継手が得
られている。 第3図は、試料SGP100パイプ(外径114.3mm、
管厚4.5mm)におけるアーク時間Taと該パイプの
端面より0、1、5及び10(mm)の外表面の点の
温度上昇の実測値と理論曲線との関係を示すもの
で、j=2.67cal/mm2・secでη=0.72の理論温度上
昇曲線を実線で示している。なお、溶接電流
800Amp、ギヤツプ2.2(mm)(アーク電圧28.0v)
で、アーク時間8(sec)で溶接している。 第3図からわかるように溶接端面から1(mm)
の点が1200℃付近で、実測値と理論曲線とがよく
合つている。 なお、アーク時間8(sec)以降の降下曲線の
部分は(3)式と異なつた理論式となるが、発明の要
旨と関係がないので説明を省略する。 以上の事から明らかなように、第2図のγの理
論曲線と実測値のプロツトとが一致している事お
よび第3図の理論曲線と実測値とが圧接条件付近
の時刻で一致する事から、理論式(3)はこの種の溶
接方法に十分適用できることが確認される。 第4図のプロツトは、試料SGP50Aの(外径
60.5mm、管厚3.8mm)良好継手溶接条件を、加熱
速度を変えて実験したものであり、理論曲線γ
(η=1)ともほぼ一致している。 この発明は、理論式(3)を適用した溶接方法に関
するもので、以下のようになされる。 まず、被溶接物の溶接断面積S1,S2を測定また
は計算し、所望の加熱速度jとなるように電源の
アーク電流IW、アーク電圧VWを設定する。次
に、その加熱速度jの値から求まるアーク時間
Taの約半分の時刻までIWとVWとを数回数千回
測定し、IWとVWとをそれぞれデジタル信号に変
えて、(IW・IW)を計算し、平均加熱速度jを
計算する。j=0.24・W・W・η・2/(S1+
S2)、 加熱速度jと一次元熱伝導の温度上昇式(3)とか
ら、圧接条件(例えば溶接端面から1(mm)で
1200℃)を満たすアーク時間Taを計算する。Ta
から圧接タイムラグ時間Tsを引いた値Tp=Ta−
Tsを求め、アーク発生より時間Tp後に圧接信号
が出され、タイムラグによりアーク発生より時間
Ta後に圧接が行なわれる。 勿論以上の計算はマイクロコンピユータ等で迅
速に計算されるため、時間Tp以前に計算が終了
し、圧接信号を出すことができる。 このようにして、被溶接物ごとに加熱速度jを
求めてアーク時間Taを制御しているので、被溶
接物の断面積のばらつき、またはIWやVWの変動
に対しても適切なアーク時間Taを用いて圧接で
きるので、良好な継手が確実に得られている。な
お、上述において、IW・VWが溶接時間中一定と
なるように制御することによつて、さらに良好な
継手を得ることも可能である。 次に、この発明の一実施例についてさらに詳細
に説明する。第5図はこの発明の一実施例のブロ
ツク図である。なお、図に用いられている信号線
で、〓〓はデジタル信号、〓〓はアナログ信号、
〓〓はON、OFF信号、〓〓はキヤブタイヤケー
ブル、〓〓はクロツクパルス、〓〓はクリア信号
である。 以下溶接手順に従つて説明する。 (1) 被溶接物の物性値を入力装置23によつて入
力し、記憶装置24に記憶させる。入力データ
はパイプ材質によつて決る温度拡散率k、比熱
c、密度ρおよび熱効率ηである。 (2) 被溶接物1,2の溶接断面積を計算するため
に、被溶接物の形状寸法R(外径)、th(管
厚)を、入力装置25によつて入力し、記憶装
置26によつて断面積Sを計算し、一時記憶し
ておく。寸法(外径)、th(管厚)および断面
積Sは表示装置27により表示される。 (3) 圧接信号が出てから圧接用シリンダ3が動い
て被溶接物が短絡するまでの時間であり、機械
個有の値をもつ圧接タイムラグ時間Tsを実験
によつて求め、入力装置32により入力し、記
憶装置33に記憶する。圧接条件(例えばX=
1(mm)、Temp=1200℃)は、圧接条件入力
装置42により入力し、記憶装置43に記憶す
る。 (4) 概算のアーク時間Ta′の1/2〜1/3の時間Tcを
予め計算し、入力装置17を介して計測時間記
憶装置(レジスタ)18に記憶させる。ここで
時間Tcは、アーク発生から通常のアーク時間
の約1/2程度の時間まではアーク電圧・電流が
比較的安定しており、この間で計測を終えるこ
とが望ましいということ、圧接タイムラグ時間
Tsおよびマイクロコンピユータ等の演算時間
等を考慮して決定される。 以上の入力により計算に必要な諸数値は、加
熱速度j以外はすべて記憶されたが、それから
は別個のインターフエースにより入力する必要
はなく、同一の入力装置で符号等を用いて他と
区別されるようにして入力してもよい。記憶装
置も同様である。 (5) 計測された被溶接物1,2は、クランプさ
れ、商用電源または発電機5から電圧が供給さ
れ、溶接電源6により直流または交流の任意に
制御された電圧により、被溶接物1と2との間
にアークが発生する、アーク発生は、溶接用ス
タートスイツチ4により溶接電流開閉器7が閉
じられ(ON)、高周波、スチールウール、タツ
チスタート、ギヤツプオープン等の方法で行わ
れる。 (6) 被溶接物1と2との間に発生したアークは、
励磁コイルまたは永久磁石41によつて発生す
る放射状の磁界によつて、円周接線方向に駆動
力をうけて、円周上を高速で回転し、突き合せ
溶接端面を均一に加熱する。 (7) アークが発生すると、アーク電圧検出回路8
によつて、アーク電圧が検出される。アーク電
圧により、アーク発生検出回路10が動作し、
信号をクロツク信号開閉器12とアーク時間積
算器(シフトレジスタ)21とに送る。 (8) 基準クロツク回路11では、基準時間信号、
例えば1/100秒ごとのパルスを発生し、アーク
発生信号がアーク発生検出回路10よりアーク
時間積算器21へ来ると、アーク時間積算器2
1では基準クロツク回路11からのパルス数を
積算し、計算によつて溶接中に求められる圧接
信号発生時間Tp(後述する34の出力)と同
じ値になつたとき、アンド回路35により圧接
信号が出され、この圧接信号によつて圧接用作
動装置が作動開始し、つまり圧接用シリンダ作
動バルブ36が動作し、圧接用シリンダ3が被
溶接物1と2とを圧接させる。 (9) アーク発生検出回路10の信号は、クロツク
信号開閉器12にも送られ、基準クロツク回路
11によつて発生されたクロツクパルスをアナ
ログ・デジタル変換器(アーク電圧用)13、
アナログ・デジタル変換器(アーク電流用)1
4および計測時間積算器(シフトレジスタ)2
0に伝送する。このクロツクパルスの伝送は、
後述のようにアンド回路19の信号が出てクロ
ツク信号開閉器12が開く(OFF)迄続く。 (10) 計測時間入力装置17を介して計測時間記憶
装置18に記憶されたTc(Ta′の1/2〜1/3の
値)と、計測時間積算器20の値とが同じ値に
なつた時、アンド回路19から信号が出て、ク
ロツク信号開閉器12を開(OFF)にして計
測をやめる。 (11) アナログ・デジタル変換器13と14とは、
クロツクパルスがクロツク信号開閉器12から
入つた時、その瞬時のアナログ量をテシタル値
変換し、演算回路(かけ算器)15にデジタル
値を送る。なお、13の入力はアーク電圧検出
回路8の出力であり、14の入力はアーク電流
を電圧に変換するアーク電流の電圧変換器(抵
抗+増巾器)9の出力である。従つて、かけ算
器15ではクロツク信号開閉器12から信号が
来ている間、IW・VWの演算をし、その出力は
加算器16に次々と加算される。 (12) 上記の演算回数(計測回数)は、計測時間積
算器20で積算されているので、計測終了とと
もに、わり算器22で加算器16の値を積算器
20の値でわり算を行なう。これは計測精度を
高めるために行なうもので、求められた値は平
均入力W・Wとなる。なお、このわり算はア
ンド回路19からの指令があつたときのみ行わ
れる。 (13) 加熱速度j計算装置28では、すでに計算
されている被溶接物断面積S1+S2と、熱効率η
と、わり算器22で計算されたW・Wとによ
り式(2′)を計算する。 このときの計算値jは表示装置29に表示さ
れる。 (14) 次に、アーク時間Ta計算装置30では、加
熱速度jと、圧接条件(例えばX=1(mm)、
Temp=1200℃)とから、アーク時間Taはt=
Taとおいて温度上昇理論式(3)を解くことによ
つて、Taを求める。ここで圧接条件は1
(mm)、1200℃だけでなく、他の良好な値、ち例
えば0.5(mm)、1400℃などと変更することも可
能である。 以上において、被溶接物1,2の初期温度は
0℃としてあるが、初期温度がA℃であれば、
同じ溶融温度に達する時間は異なり、圧接条件
1(mm)、(1200−A)℃の値を用いた計算によ
る時間が、1(mm)、1200℃に達する時間であ
る。Taは表示装置31により表示される。 (15) 以上のようにして求まつたアーク時間Ta≡
tから、圧接タイムラグ時間Tsを考慮して、
圧接信号発生時間Tp=Ta−Tsが減算器34に
より計算される。 (16) アーク時間積算器21の値と減算器34の
Tpとが一致するとアンド回路35により出さ
れる圧接信号が、圧接時間Tuだけ遅延回路3
7によつて遅延されて、溶接電流開閉器7を開
く(OFF)。また、この時35の出力は前述の
(8)の動作と連動する。 (17) さらに、アンド回路35の出力は、遅延回
路38によつて遅延され、その信号は印字出力
装置39を作動させ、表示装置27,29,3
1の出力とナンバー、符号等を印字する。 また、加算器16、積算器20,21をクリ
アするクリア回路40が作動し、次の溶接がで
きるようにリセツトされる。 なお、計測間隔は、基準クロツク回路11の
出力パルスと同じ間隔だけとはかぎらず、任意
のn倍の計測間隔とすることも可能である。 以上の計算はマイクロコンピユータを用いて計
測および演算を高速で行なうため、迅速に求ま
り、全溶接時間0.5〜10秒という短時間に即応し
た制御が行なえる。勿論、加熱速度jを一定にす
る努力を行なうことも品質上重要である。 この発明は以上説明した通り、アーク発生後所
定時間内にアーク電圧及びアーク電流を複数回計
測し、計測されたアーク電圧及びアーク電流に基
づき被溶接物の単位断面積当りの平均加熱速度を
求め、この平均加熱速度で被溶接物の溶接端面に
入熱があつた条件下で、溶接端面の近傍の所定の
地点における入熱量と放熱量との差から前記地点
が所定の温度に達する迄の時間Taを求め、アー
ク発生から時間Ta後に被溶接物を圧接している
から被溶接物を最適な条件で溶接することがで
き、溶接品質は飛躍的に向上する。
は前述の(4)式である。このようにして、(3)式を導
くことができる。なお、上記(3)式の導入におい
て、温度の符号TempはTと記してある。 上記のようにして導いた温度上昇式(3)と、圧接
の条件、例えば軟鋼で溶接端面より1(mm)の所
で1200℃という条件とから、任意の加熱速度jで
管軸方向に1(mm)の点が1200℃となるアーク時
間Taが計算で求められる。例えば、初期温度が
0℃の時、上記1(mm)、1200℃の条件で、任意
の加熱速度jでのアーク時間Taを計算し、Taと
jとの関係を求めると、第2図の曲線γとなる。 一方、今までの実験で求められた各種パイプ
(外径R=21.7mm〜114.3mm、管厚th=2.0mm〜4.5
mm)の良好継手溶接条件のTaとjとを同様に第
2図にプロツトすると、曲線γにきわめて良く一
致していることが判る。ただし、この場合η=
0.72として計算している。 上記良好溶接条件のプロツトは、良好継手範囲
の中心を示しており、アーク時間でいえば、アー
ク時間Taの±5〜±3%の範囲で良好継手が得
られている。 第3図は、試料SGP100パイプ(外径114.3mm、
管厚4.5mm)におけるアーク時間Taと該パイプの
端面より0、1、5及び10(mm)の外表面の点の
温度上昇の実測値と理論曲線との関係を示すもの
で、j=2.67cal/mm2・secでη=0.72の理論温度上
昇曲線を実線で示している。なお、溶接電流
800Amp、ギヤツプ2.2(mm)(アーク電圧28.0v)
で、アーク時間8(sec)で溶接している。 第3図からわかるように溶接端面から1(mm)
の点が1200℃付近で、実測値と理論曲線とがよく
合つている。 なお、アーク時間8(sec)以降の降下曲線の
部分は(3)式と異なつた理論式となるが、発明の要
旨と関係がないので説明を省略する。 以上の事から明らかなように、第2図のγの理
論曲線と実測値のプロツトとが一致している事お
よび第3図の理論曲線と実測値とが圧接条件付近
の時刻で一致する事から、理論式(3)はこの種の溶
接方法に十分適用できることが確認される。 第4図のプロツトは、試料SGP50Aの(外径
60.5mm、管厚3.8mm)良好継手溶接条件を、加熱
速度を変えて実験したものであり、理論曲線γ
(η=1)ともほぼ一致している。 この発明は、理論式(3)を適用した溶接方法に関
するもので、以下のようになされる。 まず、被溶接物の溶接断面積S1,S2を測定また
は計算し、所望の加熱速度jとなるように電源の
アーク電流IW、アーク電圧VWを設定する。次
に、その加熱速度jの値から求まるアーク時間
Taの約半分の時刻までIWとVWとを数回数千回
測定し、IWとVWとをそれぞれデジタル信号に変
えて、(IW・IW)を計算し、平均加熱速度jを
計算する。j=0.24・W・W・η・2/(S1+
S2)、 加熱速度jと一次元熱伝導の温度上昇式(3)とか
ら、圧接条件(例えば溶接端面から1(mm)で
1200℃)を満たすアーク時間Taを計算する。Ta
から圧接タイムラグ時間Tsを引いた値Tp=Ta−
Tsを求め、アーク発生より時間Tp後に圧接信号
が出され、タイムラグによりアーク発生より時間
Ta後に圧接が行なわれる。 勿論以上の計算はマイクロコンピユータ等で迅
速に計算されるため、時間Tp以前に計算が終了
し、圧接信号を出すことができる。 このようにして、被溶接物ごとに加熱速度jを
求めてアーク時間Taを制御しているので、被溶
接物の断面積のばらつき、またはIWやVWの変動
に対しても適切なアーク時間Taを用いて圧接で
きるので、良好な継手が確実に得られている。な
お、上述において、IW・VWが溶接時間中一定と
なるように制御することによつて、さらに良好な
継手を得ることも可能である。 次に、この発明の一実施例についてさらに詳細
に説明する。第5図はこの発明の一実施例のブロ
ツク図である。なお、図に用いられている信号線
で、〓〓はデジタル信号、〓〓はアナログ信号、
〓〓はON、OFF信号、〓〓はキヤブタイヤケー
ブル、〓〓はクロツクパルス、〓〓はクリア信号
である。 以下溶接手順に従つて説明する。 (1) 被溶接物の物性値を入力装置23によつて入
力し、記憶装置24に記憶させる。入力データ
はパイプ材質によつて決る温度拡散率k、比熱
c、密度ρおよび熱効率ηである。 (2) 被溶接物1,2の溶接断面積を計算するため
に、被溶接物の形状寸法R(外径)、th(管
厚)を、入力装置25によつて入力し、記憶装
置26によつて断面積Sを計算し、一時記憶し
ておく。寸法(外径)、th(管厚)および断面
積Sは表示装置27により表示される。 (3) 圧接信号が出てから圧接用シリンダ3が動い
て被溶接物が短絡するまでの時間であり、機械
個有の値をもつ圧接タイムラグ時間Tsを実験
によつて求め、入力装置32により入力し、記
憶装置33に記憶する。圧接条件(例えばX=
1(mm)、Temp=1200℃)は、圧接条件入力
装置42により入力し、記憶装置43に記憶す
る。 (4) 概算のアーク時間Ta′の1/2〜1/3の時間Tcを
予め計算し、入力装置17を介して計測時間記
憶装置(レジスタ)18に記憶させる。ここで
時間Tcは、アーク発生から通常のアーク時間
の約1/2程度の時間まではアーク電圧・電流が
比較的安定しており、この間で計測を終えるこ
とが望ましいということ、圧接タイムラグ時間
Tsおよびマイクロコンピユータ等の演算時間
等を考慮して決定される。 以上の入力により計算に必要な諸数値は、加
熱速度j以外はすべて記憶されたが、それから
は別個のインターフエースにより入力する必要
はなく、同一の入力装置で符号等を用いて他と
区別されるようにして入力してもよい。記憶装
置も同様である。 (5) 計測された被溶接物1,2は、クランプさ
れ、商用電源または発電機5から電圧が供給さ
れ、溶接電源6により直流または交流の任意に
制御された電圧により、被溶接物1と2との間
にアークが発生する、アーク発生は、溶接用ス
タートスイツチ4により溶接電流開閉器7が閉
じられ(ON)、高周波、スチールウール、タツ
チスタート、ギヤツプオープン等の方法で行わ
れる。 (6) 被溶接物1と2との間に発生したアークは、
励磁コイルまたは永久磁石41によつて発生す
る放射状の磁界によつて、円周接線方向に駆動
力をうけて、円周上を高速で回転し、突き合せ
溶接端面を均一に加熱する。 (7) アークが発生すると、アーク電圧検出回路8
によつて、アーク電圧が検出される。アーク電
圧により、アーク発生検出回路10が動作し、
信号をクロツク信号開閉器12とアーク時間積
算器(シフトレジスタ)21とに送る。 (8) 基準クロツク回路11では、基準時間信号、
例えば1/100秒ごとのパルスを発生し、アーク
発生信号がアーク発生検出回路10よりアーク
時間積算器21へ来ると、アーク時間積算器2
1では基準クロツク回路11からのパルス数を
積算し、計算によつて溶接中に求められる圧接
信号発生時間Tp(後述する34の出力)と同
じ値になつたとき、アンド回路35により圧接
信号が出され、この圧接信号によつて圧接用作
動装置が作動開始し、つまり圧接用シリンダ作
動バルブ36が動作し、圧接用シリンダ3が被
溶接物1と2とを圧接させる。 (9) アーク発生検出回路10の信号は、クロツク
信号開閉器12にも送られ、基準クロツク回路
11によつて発生されたクロツクパルスをアナ
ログ・デジタル変換器(アーク電圧用)13、
アナログ・デジタル変換器(アーク電流用)1
4および計測時間積算器(シフトレジスタ)2
0に伝送する。このクロツクパルスの伝送は、
後述のようにアンド回路19の信号が出てクロ
ツク信号開閉器12が開く(OFF)迄続く。 (10) 計測時間入力装置17を介して計測時間記憶
装置18に記憶されたTc(Ta′の1/2〜1/3の
値)と、計測時間積算器20の値とが同じ値に
なつた時、アンド回路19から信号が出て、ク
ロツク信号開閉器12を開(OFF)にして計
測をやめる。 (11) アナログ・デジタル変換器13と14とは、
クロツクパルスがクロツク信号開閉器12から
入つた時、その瞬時のアナログ量をテシタル値
変換し、演算回路(かけ算器)15にデジタル
値を送る。なお、13の入力はアーク電圧検出
回路8の出力であり、14の入力はアーク電流
を電圧に変換するアーク電流の電圧変換器(抵
抗+増巾器)9の出力である。従つて、かけ算
器15ではクロツク信号開閉器12から信号が
来ている間、IW・VWの演算をし、その出力は
加算器16に次々と加算される。 (12) 上記の演算回数(計測回数)は、計測時間積
算器20で積算されているので、計測終了とと
もに、わり算器22で加算器16の値を積算器
20の値でわり算を行なう。これは計測精度を
高めるために行なうもので、求められた値は平
均入力W・Wとなる。なお、このわり算はア
ンド回路19からの指令があつたときのみ行わ
れる。 (13) 加熱速度j計算装置28では、すでに計算
されている被溶接物断面積S1+S2と、熱効率η
と、わり算器22で計算されたW・Wとによ
り式(2′)を計算する。 このときの計算値jは表示装置29に表示さ
れる。 (14) 次に、アーク時間Ta計算装置30では、加
熱速度jと、圧接条件(例えばX=1(mm)、
Temp=1200℃)とから、アーク時間Taはt=
Taとおいて温度上昇理論式(3)を解くことによ
つて、Taを求める。ここで圧接条件は1
(mm)、1200℃だけでなく、他の良好な値、ち例
えば0.5(mm)、1400℃などと変更することも可
能である。 以上において、被溶接物1,2の初期温度は
0℃としてあるが、初期温度がA℃であれば、
同じ溶融温度に達する時間は異なり、圧接条件
1(mm)、(1200−A)℃の値を用いた計算によ
る時間が、1(mm)、1200℃に達する時間であ
る。Taは表示装置31により表示される。 (15) 以上のようにして求まつたアーク時間Ta≡
tから、圧接タイムラグ時間Tsを考慮して、
圧接信号発生時間Tp=Ta−Tsが減算器34に
より計算される。 (16) アーク時間積算器21の値と減算器34の
Tpとが一致するとアンド回路35により出さ
れる圧接信号が、圧接時間Tuだけ遅延回路3
7によつて遅延されて、溶接電流開閉器7を開
く(OFF)。また、この時35の出力は前述の
(8)の動作と連動する。 (17) さらに、アンド回路35の出力は、遅延回
路38によつて遅延され、その信号は印字出力
装置39を作動させ、表示装置27,29,3
1の出力とナンバー、符号等を印字する。 また、加算器16、積算器20,21をクリ
アするクリア回路40が作動し、次の溶接がで
きるようにリセツトされる。 なお、計測間隔は、基準クロツク回路11の
出力パルスと同じ間隔だけとはかぎらず、任意
のn倍の計測間隔とすることも可能である。 以上の計算はマイクロコンピユータを用いて計
測および演算を高速で行なうため、迅速に求ま
り、全溶接時間0.5〜10秒という短時間に即応し
た制御が行なえる。勿論、加熱速度jを一定にす
る努力を行なうことも品質上重要である。 この発明は以上説明した通り、アーク発生後所
定時間内にアーク電圧及びアーク電流を複数回計
測し、計測されたアーク電圧及びアーク電流に基
づき被溶接物の単位断面積当りの平均加熱速度を
求め、この平均加熱速度で被溶接物の溶接端面に
入熱があつた条件下で、溶接端面の近傍の所定の
地点における入熱量と放熱量との差から前記地点
が所定の温度に達する迄の時間Taを求め、アー
ク発生から時間Ta後に被溶接物を圧接している
から被溶接物を最適な条件で溶接することがで
き、溶接品質は飛躍的に向上する。
第1図は加熱速度と単位断面積当りの入熱量と
の関係を示すグラフ、第2図は加熱速度とアーク
時間との関係を示すグラフ、第3図はアーク時間
と温度との関係を示すグラフ、第4図は加熱速度
とアーク時間との関係を示すグラフ、第5図はこ
の発明の一実施例のブロツク図、第6図は細長い
帯板の突合せ溶接を説明する説明図である。 1,2……被溶接物(パイプ等)、3……圧接
用シリンダ、4……溶接用スタート・スイツチ、
5……商用電源または発電機、6……溶接電源、
7……溶接電流開閉器、8……アーク電圧検出回
路、9……アーク電流の電圧変換器(抵抗+増巾
器)、10……アーク発生検出回路、11……基
準クロツク回路、12……クロツク信号開閉器、
13……アナログ・デジタル変換器(アーク電圧
用)、14……アナログ・デジタル変換器(アー
ク電流用)、15……かけ算器、16……加算
器、17……計測時間入力装置、18……計測時
間記憶装置(レジスタ)、19……アンド回路
(20と18のメモリ値が同じ値の時信号を出
す。)、20……計測時間積算器(シフトレジス
タ)、21……アーク時間積算器(シフトレジス
タ)、22……わり算器(16のメモリ値を20
のメモリ値でわり算する。)、23……被溶接物の
物性値(k、c、ρ、η)入力装置、24……被
溶接物の物性値(k、c、ρ、η)記憶装置、2
5……被溶接物寸法(R、th)入力装置、26…
…被溶接物断面積(S)記憶装置、27……被溶
接物(R、th、S)表示装置、28……加熱速度
(j)計算装置、29……加熱速度(j)表示装
置、30……アーク時間(Ta)計算装置、31
……アーク時間(Ta)表示装置、32……圧接
タイムラグ時間(Ts)入力装置、33……圧接
タイムラグ時間(Ts)記憶装置、34……減算
器(Ta−Ts計算)、35……アンド回路、(21
と34のメモリ値が同じ値になつた時信号を出
す。)、36……圧接用シリンダー3の作動バル
ブ、37……遅延回路=Tuアプセツト時間、3
8……遅延回路、39……印字出力装置、40…
…クリア回路、41……励磁コイルまたは永久磁
石、42……圧接条件入力装置、43……圧接条
件記憶装置。
の関係を示すグラフ、第2図は加熱速度とアーク
時間との関係を示すグラフ、第3図はアーク時間
と温度との関係を示すグラフ、第4図は加熱速度
とアーク時間との関係を示すグラフ、第5図はこ
の発明の一実施例のブロツク図、第6図は細長い
帯板の突合せ溶接を説明する説明図である。 1,2……被溶接物(パイプ等)、3……圧接
用シリンダ、4……溶接用スタート・スイツチ、
5……商用電源または発電機、6……溶接電源、
7……溶接電流開閉器、8……アーク電圧検出回
路、9……アーク電流の電圧変換器(抵抗+増巾
器)、10……アーク発生検出回路、11……基
準クロツク回路、12……クロツク信号開閉器、
13……アナログ・デジタル変換器(アーク電圧
用)、14……アナログ・デジタル変換器(アー
ク電流用)、15……かけ算器、16……加算
器、17……計測時間入力装置、18……計測時
間記憶装置(レジスタ)、19……アンド回路
(20と18のメモリ値が同じ値の時信号を出
す。)、20……計測時間積算器(シフトレジス
タ)、21……アーク時間積算器(シフトレジス
タ)、22……わり算器(16のメモリ値を20
のメモリ値でわり算する。)、23……被溶接物の
物性値(k、c、ρ、η)入力装置、24……被
溶接物の物性値(k、c、ρ、η)記憶装置、2
5……被溶接物寸法(R、th)入力装置、26…
…被溶接物断面積(S)記憶装置、27……被溶
接物(R、th、S)表示装置、28……加熱速度
(j)計算装置、29……加熱速度(j)表示装
置、30……アーク時間(Ta)計算装置、31
……アーク時間(Ta)表示装置、32……圧接
タイムラグ時間(Ts)入力装置、33……圧接
タイムラグ時間(Ts)記憶装置、34……減算
器(Ta−Ts計算)、35……アンド回路、(21
と34のメモリ値が同じ値になつた時信号を出
す。)、36……圧接用シリンダー3の作動バル
ブ、37……遅延回路=Tuアプセツト時間、3
8……遅延回路、39……印字出力装置、40…
…クリア回路、41……励磁コイルまたは永久磁
石、42……圧接条件入力装置、43……圧接条
件記憶装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被溶接物の端部に発生したアークを磁界によ
り移動させ、所定時間後に被溶接物を圧接して溶
接を行なう磁気駆動アーク溶接法において、 概算アーク時間に基づいて予め決めた時間内
に、複数回アーク電圧とアーク電流とをそれぞれ
計測し、計測されたアーク電圧とアーク電流との
積の平均値を求め、この平均値及び熱効率から被
溶接物の単位断面積当りの平均加熱速度を求め、 この平均加熱速度で前記被溶接物の溶接端面に
入熱が持続する条件下で、前記溶接端面の近傍の
所定の地点における入熱量と放熱量との差から前
記地点が所定の温度に達する迄の時間Taを求
め、 アーク発生から前記時間Ta後に前記被溶接物
を圧接することを特徴とする磁気駆動アーク溶接
法。 2 被溶接物が軟鋼製パイプであり、前記溶接端
面近傍の所定の地点が溶接端面から1(mm)の点
であり、前記所定の温度が1200℃であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気駆動ア
ーク溶接法。 3 被溶接物の圧接は前記時間Taから圧接タイ
ムラグ時間Tsを差引いた時間Tpを求め、アーク
発生から前記時間Tp後に圧接信号を圧接用作動
装置に与えることによつて行なわれることを特徴
とする特許請求の範囲第1項又は第2項の何れか
に記載の磁気駆動アーク溶接法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15430877A JPS5490040A (en) | 1977-12-23 | 1977-12-23 | Magnetic driving arc welding |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15430877A JPS5490040A (en) | 1977-12-23 | 1977-12-23 | Magnetic driving arc welding |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5490040A JPS5490040A (en) | 1979-07-17 |
| JPS6149025B2 true JPS6149025B2 (ja) | 1986-10-27 |
Family
ID=15581271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15430877A Granted JPS5490040A (en) | 1977-12-23 | 1977-12-23 | Magnetic driving arc welding |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5490040A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022521602A (ja) * | 2019-02-27 | 2022-04-11 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | スタッドをワークピースと溶接するためのスタッド溶接方法及びスタッド溶接装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4657391B2 (ja) * | 1997-08-30 | 2011-03-23 | 株式会社ダイヘン | スタッド溶接の入熱積算押し込み制御方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3980857A (en) * | 1974-10-29 | 1976-09-14 | Welding Research, Inc. | Control and monitor for rotating arc welder |
| JPS5232851A (en) * | 1975-09-10 | 1977-03-12 | Hitachi Ltd | Post for soldering |
-
1977
- 1977-12-23 JP JP15430877A patent/JPS5490040A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022521602A (ja) * | 2019-02-27 | 2022-04-11 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | スタッドをワークピースと溶接するためのスタッド溶接方法及びスタッド溶接装置 |
| US12220775B2 (en) | 2019-02-27 | 2025-02-11 | Hilti Aktiengesellschaft | Stud welding process and stud welding device for welding a stud to a workpiece |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5490040A (en) | 1979-07-17 |
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