JPS6160839B2 - - Google Patents
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- JPS6160839B2 JPS6160839B2 JP53080605A JP8060578A JPS6160839B2 JP S6160839 B2 JPS6160839 B2 JP S6160839B2 JP 53080605 A JP53080605 A JP 53080605A JP 8060578 A JP8060578 A JP 8060578A JP S6160839 B2 JPS6160839 B2 JP S6160839B2
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07J—STEROIDS
- C07J63/00—Steroids in which the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton has been modified by expansion of only one ring by one or two atoms
- C07J63/008—Expansion of ring D by one atom, e.g. D homo steroids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/10—Antioedematous agents; Diuretics
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
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- Hematology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Furan Compounds (AREA)
Description
本発明はD−ホモステロイドに関する。更に詳
細には、本発明はD−ホモステロイド、その製造
方法及び該ステロイドを含む薬剤調製物に関す
る。 本発明によつて提供される一般式 式中、A−環における点線は任意の炭素−炭素
結合を表わし、X及びYは一緒になつて酸素−炭
素結合を表わすか、またはXは水素原子を表わし
且つYはヒドロキシ基を表わし、R6は水素原子
を表わし且つR7は水素原子またはアシルチオ基
を表わすか、或いはR6及びR7は一緒になつて炭
素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイド及びその生理学的に適合し
得る塩である。 本明細書において用いる「アシル」なる語は、
好ましくは炭素原子15個までの飽和もしくは不飽
和の脂肪族カルボン酸、脂環式、芳香脂肪族また
は芳香族カルボン酸の残基を示す。かかる酸の例
は、ギ酸、酢酸、ピバリン酸、プロピオン酸、酪
酸、カプロン酸、エナント酸、ウンデシレル酸、
オレイン酸、シクロヘキシルプロピオン酸、シク
ロペンチルプロピオン酸、フエニル酢酸及び安息
香酸である。特に好適なアシル基はC1〜7−ア
ルカノイル基、特にアセチル基である。 式の酸の生理学上適合し得る塩として、殊に
アルカリ金属塩(例えばナトリウム及びカリウム
塩)、アンモニウム塩及びアルカリ土類金属塩
(例えばカルシウム塩)が考えられる。カリウム
塩が好適な塩である。 6−位置におけるメチル基はα−またはβ−配
置を有することができ、6α−メチル異性体が好
ましい。 式の化合物の好適な群はR7がアシルチオ
基、特にC1〜7アルカノイルチオ基を表わすも
のからなる。更に式のラクトンが好ましい。 本発明によつて提供される方法によれば、上記
のD−ホモステロイド(即ち、式の化合物及び
その生理学的に適合し得る塩)は、 a 一般式 式中、X,Y及びR7は上記の意味を有す
る、 のD−ホモステロイドまたはその塩を水素添加
または異性化するか、 b 一般式 式中、X及びYは上記の意味を有する、 のD−ホモステロイドまたはその塩を一般式
R7H 式中、R7は上記の意味を有する、 の化合物と反応させるか、 c 一般式 式中、X,Y,R6及びR7は上記の意味を有
する、 のD−ホモステロイドまたはその塩を、1,2
−位置及び/またはR6及びR7が各々水素原子
を表わす場合には、6,7−位置において脱水
素化するか、 d 一般式 式中、1,2−及び6,7−位置における点
線は任意の炭素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイドに存在するラクトン環を
開裂させるか、 e 一般式 式中、1,2−及び6,7−位置における点
線は任意の炭素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイドまたはその塩をラクトン
化するか、或いは f 一般式 式中、X及びYは上記の意味を有する、 のD−ホモステロイドまたはその塩を酸化して
対応する△4−,△4,6−または△1,4,6−3
−ケトンを生成させる。 ことにより製造さる。 本方法の態様aによる式のD−ホモステロイ
ドに存在する6−メチレン基の水素添加は、それ
自体公知の方法において、水素添加触媒(例えば
貴金属触媒例えばパラジウム)を用いて行うこと
ができる。 同様に式のD−ホモステロイドに存在する6
−メチレン基の6−メチル−△6−基の生成を伴
う異性体は、それ自体公知の方法(例えば触媒
的)に行うことができる。適当な異性化触媒は、
例えば貴金属触媒、例えば水素添加に通常用いら
れるもの、特にエタノール中のパラジウムであ
る。有利には、該触媒に対する活性剤としてシク
ロヘキセンの如き水素給体(donator)を加え
る。水素給体による水素添加の如き望ましくない
副反応は混合物を緩衝することによつてさけるこ
とができる。 本方法の態様aによれば、R6及びR7が各々水
素原子を表わすか、またはR6及びR7が一緒にな
つて炭素−炭素結合を表わす式の1,2−飽和
化合物が得られる。 本方法の態様bによるアシルチオ基R7の式
のD−ホモステロイドへの導入は、それ自体公知
の方法において、式のD−ホモステロイドを適
当なチオカルボン酸と反応させることにより行う
ことができる。この反応は不活性溶媒例えばエー
テル(例えばジオキサンもしくはテトラヒドロフ
ラン)、アルコール(例えばメタノールもしくは
エタノール)または塩素化された炭化水素(例え
ばクロロホルム)中で行うことができる。或いは
該チオカルボン酸を過剰量で用い、それによつて
溶媒として役立させるのが有利である。 本方法の態様bにより、R6が水素原子を表わ
しそしてR7がアシルチオ基を表わす式の1,
2−飽和化合物が得られる。 本方法の態様cによる式のD−ホモステロイ
ドの1,2−脱水素化は、それ自体公知の方法に
おいて、例えば微生物学的方法でまたは脱水素化
剤、例えば二酸化セレン、2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノベンゾキノン、クロラニル、三
酢酸タリウムもしくは四酢酸鉛を用いて行うこと
ができる。1,2−脱水素化に適する微生物は、
例えば分裂菌類(Schizomycetes)、特にアルス
ロバクター属(Arthrobacter)(例えばA
Simplex ATCC6946)、桿金属(Bacillus)(例え
ばB.lentus ATCC13805及びB.sphaericus
ATCC7055)、シユウドモナス属
(Pseudomonas)(例えばP.aeruginosa
IFO3505)、フラボバクテリウム属
(Flavobacterium)(例えばF.flavescens
IFO3058)、乳酸桿菌属(Lactobacillus)(例えば
L.brevis IFO3345)及びノカルジア属
(Nocardia)(例えばN.opaca ATCC4276)のも
のである。 △6−二重結合の導入は例えば、置換されたベ
ンゾキノン例えばクロラニル〔J.Am.Chem.
Soc.82,4293(1960);81,5951(1959)参
照〕、または2,3−ジクロロ−5,6−ジシア
ノベンゾキノンを用いて、或いは二酸化マンガン
を用いて〔J.Am.Chem.Soc.75,5932(1953)参
照〕を行うことができる。 また式の1,4,6−トリスデヒドロ化合物
は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキ
ノンまたはクロラニルを用いて直接得ることもで
きる。 本方法の態様cにより、式の4,6−ジエ
ン、1,4−ジエン及び1,4,6−トリエンが
得られる。 本方法の態様dによる式のD−ホモステロイ
ドに存在するラクトン環の開裂は、それ自体公知
の方法において、例えば溶媒(例えばメタノー
ル、エタノールまたはイソプロパノールの如きア
ルコール)中の塩基、例えば水酸化カリウムまた
は水酸化ナトリウムを用いて、約0℃乃至混合物
の還流温度間、有利には約50℃の温度で行うこと
ができる。用いられる塩基に相当する、かくして
得られる塩を、酸性化(例えば塩化水素酸を用い
て)によつて式の遊離酸に転化することができ
る。後者を適当な塩基で処理して塩に転化するこ
とができる。 本方法の態様dにより、Xが水素原子を表わし
そしてYがヒドロキシ基を表わす式の化合物及
びその塩が得られる。 本方法の態様eによる式のD−ホモステロイ
ドまたはその塩のラクトン化は、それ自体公知の
方法において、例えば溶媒(例えば水、メタノー
ルの如きアルコール、またはその混合物)中の強
酸例えば塩化水素酸、硫酸またはp−トルエンス
ルホン酸を用いて、約−50℃乃至100℃間の温
度、有利には室温で行うことができる。 本方法の態様fによる式のD−ホモステロイ
ドの酸化は、オツペンアウエル(Oppenauer)
法に従い(例えばアルミニウムイソプロピレート
を用いて)または酸化剤例えば三酸化クロム〔例
えばジヨーンズ(Jones)試薬〕を用いて、或い
はピツツナー・モフアツト(Pfitzner-Moffatt)
に従いジメチルスルホキシド/ジシクロヘキシル
カルボイミドを用いて(最初に得られる△5−3
−ケトンは次に△4−3−ケトンに異性化する必
要がある)、またはピリジン/三酸化硫黄を用い
て行うこともできる。上記の酸化剤例えばジメチ
ルホルムアミド中の臭素/臭化リチウム/炭酸リ
チウムを用いる場合または酸化をベンゾキノンの
存在下においてオツペンアウエル法に従つて行う
場合、得られる生成物は3−ケト−△4,6−基を
含んでいる。式の3−ケト−△1,4,6−化合
物を得るためには、この酸化を例えば2,3−ジ
クロロ−5,6−ジシアノベンゾキノンを用いて
行うことが適当である。 上記式〜の出発物質は、その製法が既知で
ないか或いは以下に記載されていなくとも、公知
の方法或いは後記の方法と同様にして製造するこ
とができる。 本発明によつて提供されるD−ホモステロイド
は薬理学的活性を示す。なかでも、該ステロイド
は利尿活性を有し、アルドステロンまたはデソキ
シコルチコステロンアセテートの作用を遮断する
際に適している。従つて該ステロイドは例えばカ
リウム−節約型利尿剤(potassium-sparing
diuretics)または浮腫の潮紅(flushing)に対し
て使用することができる。本ステロイドは例えば
約0.1mg/Kg〜10mg/Kg/日の投薬量で投与する
ことができる。 本発明によつて提供されるD−ホモステロイド
の活性を次の如くして決定することができる: 試験化合物を会陰側切開し(episiotamised)
且つカテーテル挿入した犬にゼラチンカプセル剤
として経口的に投与した。その直後に、この犬に
アルドステロン0.5μg/Kgを皮下注射した。犬
の尿を6時間にわたり捕集した。総排出あら計算
したNa+/K+比をアルデストロン拮抗作用に対す
測定値として採用した。上記の実験を、7α−ア
セルチオ−6α−メチル−3−オキソ−D−ホモ
−17aα−プレグナ−4,16−ジエン−21,17α
−カルボラクトン(化合物A)及び7α−アセル
チオ−6α−メチル−3−オキソ−D−ホモ−
17aα−プレグナ−1,4,16トリエン−21,17a
−カルボラクトン(化合物B)を用いて行つた場
合、次の表に示した結果が得られた。
細には、本発明はD−ホモステロイド、その製造
方法及び該ステロイドを含む薬剤調製物に関す
る。 本発明によつて提供される一般式 式中、A−環における点線は任意の炭素−炭素
結合を表わし、X及びYは一緒になつて酸素−炭
素結合を表わすか、またはXは水素原子を表わし
且つYはヒドロキシ基を表わし、R6は水素原子
を表わし且つR7は水素原子またはアシルチオ基
を表わすか、或いはR6及びR7は一緒になつて炭
素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイド及びその生理学的に適合し
得る塩である。 本明細書において用いる「アシル」なる語は、
好ましくは炭素原子15個までの飽和もしくは不飽
和の脂肪族カルボン酸、脂環式、芳香脂肪族また
は芳香族カルボン酸の残基を示す。かかる酸の例
は、ギ酸、酢酸、ピバリン酸、プロピオン酸、酪
酸、カプロン酸、エナント酸、ウンデシレル酸、
オレイン酸、シクロヘキシルプロピオン酸、シク
ロペンチルプロピオン酸、フエニル酢酸及び安息
香酸である。特に好適なアシル基はC1〜7−ア
ルカノイル基、特にアセチル基である。 式の酸の生理学上適合し得る塩として、殊に
アルカリ金属塩(例えばナトリウム及びカリウム
塩)、アンモニウム塩及びアルカリ土類金属塩
(例えばカルシウム塩)が考えられる。カリウム
塩が好適な塩である。 6−位置におけるメチル基はα−またはβ−配
置を有することができ、6α−メチル異性体が好
ましい。 式の化合物の好適な群はR7がアシルチオ
基、特にC1〜7アルカノイルチオ基を表わすも
のからなる。更に式のラクトンが好ましい。 本発明によつて提供される方法によれば、上記
のD−ホモステロイド(即ち、式の化合物及び
その生理学的に適合し得る塩)は、 a 一般式 式中、X,Y及びR7は上記の意味を有す
る、 のD−ホモステロイドまたはその塩を水素添加
または異性化するか、 b 一般式 式中、X及びYは上記の意味を有する、 のD−ホモステロイドまたはその塩を一般式
R7H 式中、R7は上記の意味を有する、 の化合物と反応させるか、 c 一般式 式中、X,Y,R6及びR7は上記の意味を有
する、 のD−ホモステロイドまたはその塩を、1,2
−位置及び/またはR6及びR7が各々水素原子
を表わす場合には、6,7−位置において脱水
素化するか、 d 一般式 式中、1,2−及び6,7−位置における点
線は任意の炭素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイドに存在するラクトン環を
開裂させるか、 e 一般式 式中、1,2−及び6,7−位置における点
線は任意の炭素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイドまたはその塩をラクトン
化するか、或いは f 一般式 式中、X及びYは上記の意味を有する、 のD−ホモステロイドまたはその塩を酸化して
対応する△4−,△4,6−または△1,4,6−3
−ケトンを生成させる。 ことにより製造さる。 本方法の態様aによる式のD−ホモステロイ
ドに存在する6−メチレン基の水素添加は、それ
自体公知の方法において、水素添加触媒(例えば
貴金属触媒例えばパラジウム)を用いて行うこと
ができる。 同様に式のD−ホモステロイドに存在する6
−メチレン基の6−メチル−△6−基の生成を伴
う異性体は、それ自体公知の方法(例えば触媒
的)に行うことができる。適当な異性化触媒は、
例えば貴金属触媒、例えば水素添加に通常用いら
れるもの、特にエタノール中のパラジウムであ
る。有利には、該触媒に対する活性剤としてシク
ロヘキセンの如き水素給体(donator)を加え
る。水素給体による水素添加の如き望ましくない
副反応は混合物を緩衝することによつてさけるこ
とができる。 本方法の態様aによれば、R6及びR7が各々水
素原子を表わすか、またはR6及びR7が一緒にな
つて炭素−炭素結合を表わす式の1,2−飽和
化合物が得られる。 本方法の態様bによるアシルチオ基R7の式
のD−ホモステロイドへの導入は、それ自体公知
の方法において、式のD−ホモステロイドを適
当なチオカルボン酸と反応させることにより行う
ことができる。この反応は不活性溶媒例えばエー
テル(例えばジオキサンもしくはテトラヒドロフ
ラン)、アルコール(例えばメタノールもしくは
エタノール)または塩素化された炭化水素(例え
ばクロロホルム)中で行うことができる。或いは
該チオカルボン酸を過剰量で用い、それによつて
溶媒として役立させるのが有利である。 本方法の態様bにより、R6が水素原子を表わ
しそしてR7がアシルチオ基を表わす式の1,
2−飽和化合物が得られる。 本方法の態様cによる式のD−ホモステロイ
ドの1,2−脱水素化は、それ自体公知の方法に
おいて、例えば微生物学的方法でまたは脱水素化
剤、例えば二酸化セレン、2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノベンゾキノン、クロラニル、三
酢酸タリウムもしくは四酢酸鉛を用いて行うこと
ができる。1,2−脱水素化に適する微生物は、
例えば分裂菌類(Schizomycetes)、特にアルス
ロバクター属(Arthrobacter)(例えばA
Simplex ATCC6946)、桿金属(Bacillus)(例え
ばB.lentus ATCC13805及びB.sphaericus
ATCC7055)、シユウドモナス属
(Pseudomonas)(例えばP.aeruginosa
IFO3505)、フラボバクテリウム属
(Flavobacterium)(例えばF.flavescens
IFO3058)、乳酸桿菌属(Lactobacillus)(例えば
L.brevis IFO3345)及びノカルジア属
(Nocardia)(例えばN.opaca ATCC4276)のも
のである。 △6−二重結合の導入は例えば、置換されたベ
ンゾキノン例えばクロラニル〔J.Am.Chem.
Soc.82,4293(1960);81,5951(1959)参
照〕、または2,3−ジクロロ−5,6−ジシア
ノベンゾキノンを用いて、或いは二酸化マンガン
を用いて〔J.Am.Chem.Soc.75,5932(1953)参
照〕を行うことができる。 また式の1,4,6−トリスデヒドロ化合物
は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキ
ノンまたはクロラニルを用いて直接得ることもで
きる。 本方法の態様cにより、式の4,6−ジエ
ン、1,4−ジエン及び1,4,6−トリエンが
得られる。 本方法の態様dによる式のD−ホモステロイ
ドに存在するラクトン環の開裂は、それ自体公知
の方法において、例えば溶媒(例えばメタノー
ル、エタノールまたはイソプロパノールの如きア
ルコール)中の塩基、例えば水酸化カリウムまた
は水酸化ナトリウムを用いて、約0℃乃至混合物
の還流温度間、有利には約50℃の温度で行うこと
ができる。用いられる塩基に相当する、かくして
得られる塩を、酸性化(例えば塩化水素酸を用い
て)によつて式の遊離酸に転化することができ
る。後者を適当な塩基で処理して塩に転化するこ
とができる。 本方法の態様dにより、Xが水素原子を表わし
そしてYがヒドロキシ基を表わす式の化合物及
びその塩が得られる。 本方法の態様eによる式のD−ホモステロイ
ドまたはその塩のラクトン化は、それ自体公知の
方法において、例えば溶媒(例えば水、メタノー
ルの如きアルコール、またはその混合物)中の強
酸例えば塩化水素酸、硫酸またはp−トルエンス
ルホン酸を用いて、約−50℃乃至100℃間の温
度、有利には室温で行うことができる。 本方法の態様fによる式のD−ホモステロイ
ドの酸化は、オツペンアウエル(Oppenauer)
法に従い(例えばアルミニウムイソプロピレート
を用いて)または酸化剤例えば三酸化クロム〔例
えばジヨーンズ(Jones)試薬〕を用いて、或い
はピツツナー・モフアツト(Pfitzner-Moffatt)
に従いジメチルスルホキシド/ジシクロヘキシル
カルボイミドを用いて(最初に得られる△5−3
−ケトンは次に△4−3−ケトンに異性化する必
要がある)、またはピリジン/三酸化硫黄を用い
て行うこともできる。上記の酸化剤例えばジメチ
ルホルムアミド中の臭素/臭化リチウム/炭酸リ
チウムを用いる場合または酸化をベンゾキノンの
存在下においてオツペンアウエル法に従つて行う
場合、得られる生成物は3−ケト−△4,6−基を
含んでいる。式の3−ケト−△1,4,6−化合
物を得るためには、この酸化を例えば2,3−ジ
クロロ−5,6−ジシアノベンゾキノンを用いて
行うことが適当である。 上記式〜の出発物質は、その製法が既知で
ないか或いは以下に記載されていなくとも、公知
の方法或いは後記の方法と同様にして製造するこ
とができる。 本発明によつて提供されるD−ホモステロイド
は薬理学的活性を示す。なかでも、該ステロイド
は利尿活性を有し、アルドステロンまたはデソキ
シコルチコステロンアセテートの作用を遮断する
際に適している。従つて該ステロイドは例えばカ
リウム−節約型利尿剤(potassium-sparing
diuretics)または浮腫の潮紅(flushing)に対し
て使用することができる。本ステロイドは例えば
約0.1mg/Kg〜10mg/Kg/日の投薬量で投与する
ことができる。 本発明によつて提供されるD−ホモステロイド
の活性を次の如くして決定することができる: 試験化合物を会陰側切開し(episiotamised)
且つカテーテル挿入した犬にゼラチンカプセル剤
として経口的に投与した。その直後に、この犬に
アルドステロン0.5μg/Kgを皮下注射した。犬
の尿を6時間にわたり捕集した。総排出あら計算
したNa+/K+比をアルデストロン拮抗作用に対す
測定値として採用した。上記の実験を、7α−ア
セルチオ−6α−メチル−3−オキソ−D−ホモ
−17aα−プレグナ−4,16−ジエン−21,17α
−カルボラクトン(化合物A)及び7α−アセル
チオ−6α−メチル−3−オキソ−D−ホモ−
17aα−プレグナ−1,4,16トリエン−21,17a
−カルボラクトン(化合物B)を用いて行つた場
合、次の表に示した結果が得られた。
【表】
本発明によつて提供されるD−ホモステロイド
は薬剤として、例えば適合し得る薬剤上の担体物
質との配合物として該ステロイドを含む薬剤調製
物の形態で用いることができる。この担体物質は
経腸または非経腸投与に適する有機または無機の
不活性担体物質、例えば水、ゼラチン、アラビア
ゴム、ラクトース、殿粉、ステアリン酸マグネシ
ウム、タルク、植物油、ポリアルキレングリコー
ル、黄色ワセリン等であることができる。該薬剤
調製物は固体の形態(例えば錠剤、糖衣丸、坐薬
またはカプセル剤)或いは液体の形退(例えば溶
液、懸濁剤または乳剤)にすることができる。該
薬剤調製物は無菌にすることができ及び/または
補助剤例えば保存剤、安定剤、湿潤剤もしくは乳
化剤、浸透圧を変えるための塩または緩衝剤を含
ませることができる。また該薬剤調製物には他の
治療上価値ある物質を含ませることができる。 該薬剤調製物はそれ自体公知の方法において、
本発明によつて提供されたD−ホモステロイド
を、かかる調製物には普通であり且つ治療投与に
適する無毒の不活性な固体及び/または液体の担
体物質(例えば前記の担体物質)と混合し、そし
て必要に応じてこの混合物を所望の投与形態にす
ることにより製造することができる。 以下の実施例は本発明によつて提供された方法
をさらに説明するものである。 実施例 1 6−メチレン−3−オキソ−D−ホモ−17aα
−プレグナ−4,16−ジエン−21,17a−カルボ
ラクトン1.0g、酢酸ナトリウム0.5g、5%パラ
ジウム/炭素50mg及びエタノール35mlの混合物を
15時間還流下に加熱した。同時にエタノール中の
シクロヘキセンの0.5%溶液2mlを1時間毎に滴
下した。触媒を別し、液を真空下で蒸発させ
た。残渣をシリカゲル55g上でクロマトグラフイ
かけた。塩化メチレン/アセトン(98:2)で溶
離し、融点197〜198℃(アセトン/ヘキサン)の
純粋な6−メチル−3−オキソ−D−ホモ−17a
α−プレグナ−4,6,16−トリエン−21,17a
−カルボラクトン820mgを得た;〔α〕25 D=+41゜
(c=0.1、ジオキサン);ε287=22100。 また上記のラクトンはカリウム17a−ヒドロキ
シ−6−メチル−3−オキソ−D−ホモ−17aα
−プレグナ−4,6,16−トリエン−21−カルボ
キシレートの溶液を希塩酸で酸性にすることによ
つても得ることができる。 本実施例の第一節に用いた出発物質は次の如く
して製造した; 3−オキソ−D−ホモ−17aα−プレグナ−
4,16−ジエン−21,17a−カルボラクトンを、
メタノール中のピロリジンを用いて、エナミン−
3−(1−ピロリジニル)−D−ホモ−17aα−プ
レグナ−3,5,16−トリエン−21,17a−カル
ボラクトンに転化した。このエナミンをベンゼ
ン/メタノール/水中でホルムアルデヒドと反応
させ、6β−ヒドロキシメチル−3−オキソ−D
−ホモ−17aα−プレグナ−4,16−ジエン−
21,17a−カルボラクトンを得た:融点246゜〜
249℃;〔α〕25 D=+6゜(c=0.1、ジオキサン
中)。このラクトンをジオキサン中の水性塩酸で
処理し、6−メチレン−3−オキソ−D−ホモ−
17aα−プレグナ−4,16−ジエン−21,17a−カ
ルボラクトンを得た:融点216゜〜220℃;〔α〕
25 D=+175゜(c=0.1、ジオキサン中)。 実施例 2 チオ酢酸10ml中の6−メチル−3−オキソ−D
−ホモ−17aα−プレグナ−4,6,16−トリエ
ン−21,17a−カルボラクトン1.0gの溶液を6時
間還流下に加熱した。過剰量のチオ酢酸を真空下
で蒸発させ、残渣をシリカゲル100g上でクロマ
トグラフにかけた。ヘキサン/アセトンで溶離
し、純粋な7α−アセチルチオ−6α−メチル−
3−オキソ−D−ホモ−17aα−プレグナ−4,
16−ジエン−21,17a−カルボラクトン0.9gを得
た:融点215゜〜217℃(アセトン/ヘキサン);
〔α〕25 D=−16゜(c=0.1、ジオキサン中);ε
237=19900。 実施例 3 ジオキサン50ml中の7α−アセチルチオ−6α
−メチル−3−オキソ−D−ホモ−17aα−プレ
グナ−4,16−ジエン−21,17a−カルボラクト
ン1.0g及び2,3−ジクロロ−5,6−ジシア
ノベンゾキノン0.9gの溶液を48時間還流下に加
熱した。冷却した溶液をアロツクス(Alox)(活
性度)20gを通して過し、生成物を酢酸エチ
ル300mlで完全に溶離した。溶離液から、溶媒の
蒸発後、粗製の生成物1.0gが得られ、このもの
をシリカゲル50g上でクロマトグラフにかけた、
ヘキサン/アセトン(6:1)で溶離し、純粋な
7α−アセチルチオ−6α−メチル−3−オキソ
−D−ホモ−17aα−プレグナ−1,4,16−ト
リエン−21,17aカルボラクトン730mgを得た:融
点160゜〜162℃;〔α〕25 D−29゜(c=1.0、ジオ
キサン中);ε240=17400。 実施例 4 水0.68ml中の水酸化カリウム126mg(85%)の
溶液を2−プロパノール7ml中の6−メチル−3
−オキソ−D−ホモ−17aα−プレグナ−4,
6,16−トリエン−21,17a−カルボラクトン700
mgの溶液に加え、この混合物を30分間還流下に加
熱した。この溶液を真空下で蒸発乾固させ、残渣
から無水エタノールの添加及び蒸発によつて水を
除去した。残渣を酢酸エチル30mlに懸濁させ、生
成物を吸引別した。真空下にて60℃で一夜乾燥
した後、純粋なカリウム17a−ヒドロキシ−6−
メチル−3−オキソ−D−ホモ−17aα−プレグ
ナ−4,6,16−トリエン−21−カルボキシレー
ト800mgが得られた:〔α〕25 D=−120゜(c=
0.1、メタノール中);ε290=22800。 実施例 5 6−メチレン−3−オキソ−D−ホモ−17aα
−プレグナ−4,16−ジエン−21,17a−カルボ
ラクトン1.0g、5%パラジウム/炭素200mg、ベ
ンゼン5ml及びシクロヘキセン5mlの混合物をア
ルゴン下にて12時間還流下に加熱した。冷却した
混合物を過し、液を真空下で蒸発させた。粗
製の生成物をエタノール及びアセトンから再結晶
し、純粋な6β−メチル−3−オキソ−D−ホモ
−17aα−プレグナ−4,16−ジエン−21,17a−
カルボラクトンが得られた;融点238゜〜240℃;
〔α〕25 D=+2゜(c=0.1、ジオキサン中);ε
241=15700。 実施例 6 3β−ヒドロキシ−6−メチル−D−ホモ−
17aα−プレグナ−5,16−ジエン−21,17a−カ
ルボラクトン2.5gをジメチルホルムアミド67ml
に溶解した。この混合物に臭化リチウム3.1g及
び炭酸リチウム3.1gを加えた。撹拌し且つアル
ゴンを通気しながら白色懸濁液を80℃に加温し
た。この温度でジオキサン21ml中の臭素2.62gの
溶液を80分以内に滴下した。添加終了後、黄橙色
の懸濁液を80℃で更に30分間撹拌した。得られた
溶液を氷酢酸6mlで処理し、水1000mlに注ぎ、エ
ーテル/塩化メチレン(4:1)各400mlで3回
抽出した。有機を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄
して中性にし、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そ
して蒸発乾固させた。粗製の生成物を、塩化メチ
レン/アセトン(98:2)により、100倍量のシ
リカゲル上でクロマトグラフによつて精製した。
生成物を含むフラクシヨンを留め、アセトン/ヘ
キサンから再結晶した。かくして融点197゜〜198
℃の無色の結晶として3−オキソ−6−メチル−
D−ホモ−17aα−プレグナ−4,6,16−トリ
エン−21,17a−カルボラクトンが得られた;
〔α〕25 D=+41゜(c=0.1、ジオキサン中)。 出発物質は次に如くして製造することができ
た: ジメチルスルホキソニウムメチリドをジメチル
スルホキシド中にて3β−ヒドロキシ−6−メチ
ル−アンドロスト−5−エン−17−オンと反応さ
せて、17,20−エポキシ−3β−ヒドロキシ−6
−メチル−21−ノルプレグン−5−エンを生成さ
せた。このエポキシドを加圧下にてアンモニアで
分解し、20−アミノ−3β,17−ジヒドロキシ−
6−メチル−21−ノルプレグン−5−エンを得
た。このものをデムジヤノフ(Demjanov)環−
展開させ、3β−ヒドロキシ−6−メチル−D−
ホモアンドロスト−5−エン−17a−オンを生成
させ、このものを沸騰メタノール中の臭化第二銅
で臭素化し、次いで沸騰ジメチルホルムアミド中
の炭酸カルシウムを用いて臭化水素の開裂によつ
て、17a−プロモ−3β−ヒドロキシ−6−メチ
ル−D−ホモアンドロスト−5−エン−17a−オ
ンを経て、3β−ヒドロキシ−6−メチル−D−
ホモアワドロスタ−5,16−ジエン−17a−オン
に転化した。3−ブロピオンアルデヒドジメチル
アセタールによるリチウム−グリニアール反応、
次いで酢酸無水物によるアセチル化で、3β−ア
セトキシ−21−ジメチルアセタール−17a−ヒド
ロキシ−6−メチル−D−ホモ−17aα−プレグ
ナ−5,16−ジエンを生じた。このアセタールを
70%酢酸水溶液で分解して対応するアルデヒドを
生成させた。このアルデヒドは自然に環式化して
3β−アセトキシ−6−メチル−D−ホモ−17a
α−プレグナ−5,16−ジエン−21,17a−カル
ボラクトールを生じた。ジヨーンズ(Jones)酸
化により、対応する21,17a−カルボラクトンを
生じ、このものをメタノール中の炭酸カリウムで
ケン化し、3β−ヒドロキシ−6−メチル−D−
ホモ−17aα−プレグナ−5,16−ジエン−21,
17a−カルボラクトンを得た。 以下の参考例は本発明によつて提供されるD−
ホモステロイドを含む代表的な薬剤調製物を説明
するものである。 参考例 A 経口投与に対する錠剤は次の成分を含有するこ
とができる; 式の化合物またはその塩 25mg トウモロコシ殿粉 100mg ラクトース 50mg ポリビニルピロリドン 15mg ステアリン酸マグネシウム 2mg 参考例 B 経口投与に対するカプセル剤は次の成分を含有
することができる; 式の化合物またはその塩 25mg トウモロコシ殿粉 125mg ラクトース 125mg
は薬剤として、例えば適合し得る薬剤上の担体物
質との配合物として該ステロイドを含む薬剤調製
物の形態で用いることができる。この担体物質は
経腸または非経腸投与に適する有機または無機の
不活性担体物質、例えば水、ゼラチン、アラビア
ゴム、ラクトース、殿粉、ステアリン酸マグネシ
ウム、タルク、植物油、ポリアルキレングリコー
ル、黄色ワセリン等であることができる。該薬剤
調製物は固体の形態(例えば錠剤、糖衣丸、坐薬
またはカプセル剤)或いは液体の形退(例えば溶
液、懸濁剤または乳剤)にすることができる。該
薬剤調製物は無菌にすることができ及び/または
補助剤例えば保存剤、安定剤、湿潤剤もしくは乳
化剤、浸透圧を変えるための塩または緩衝剤を含
ませることができる。また該薬剤調製物には他の
治療上価値ある物質を含ませることができる。 該薬剤調製物はそれ自体公知の方法において、
本発明によつて提供されたD−ホモステロイド
を、かかる調製物には普通であり且つ治療投与に
適する無毒の不活性な固体及び/または液体の担
体物質(例えば前記の担体物質)と混合し、そし
て必要に応じてこの混合物を所望の投与形態にす
ることにより製造することができる。 以下の実施例は本発明によつて提供された方法
をさらに説明するものである。 実施例 1 6−メチレン−3−オキソ−D−ホモ−17aα
−プレグナ−4,16−ジエン−21,17a−カルボ
ラクトン1.0g、酢酸ナトリウム0.5g、5%パラ
ジウム/炭素50mg及びエタノール35mlの混合物を
15時間還流下に加熱した。同時にエタノール中の
シクロヘキセンの0.5%溶液2mlを1時間毎に滴
下した。触媒を別し、液を真空下で蒸発させ
た。残渣をシリカゲル55g上でクロマトグラフイ
かけた。塩化メチレン/アセトン(98:2)で溶
離し、融点197〜198℃(アセトン/ヘキサン)の
純粋な6−メチル−3−オキソ−D−ホモ−17a
α−プレグナ−4,6,16−トリエン−21,17a
−カルボラクトン820mgを得た;〔α〕25 D=+41゜
(c=0.1、ジオキサン);ε287=22100。 また上記のラクトンはカリウム17a−ヒドロキ
シ−6−メチル−3−オキソ−D−ホモ−17aα
−プレグナ−4,6,16−トリエン−21−カルボ
キシレートの溶液を希塩酸で酸性にすることによ
つても得ることができる。 本実施例の第一節に用いた出発物質は次の如く
して製造した; 3−オキソ−D−ホモ−17aα−プレグナ−
4,16−ジエン−21,17a−カルボラクトンを、
メタノール中のピロリジンを用いて、エナミン−
3−(1−ピロリジニル)−D−ホモ−17aα−プ
レグナ−3,5,16−トリエン−21,17a−カル
ボラクトンに転化した。このエナミンをベンゼ
ン/メタノール/水中でホルムアルデヒドと反応
させ、6β−ヒドロキシメチル−3−オキソ−D
−ホモ−17aα−プレグナ−4,16−ジエン−
21,17a−カルボラクトンを得た:融点246゜〜
249℃;〔α〕25 D=+6゜(c=0.1、ジオキサン
中)。このラクトンをジオキサン中の水性塩酸で
処理し、6−メチレン−3−オキソ−D−ホモ−
17aα−プレグナ−4,16−ジエン−21,17a−カ
ルボラクトンを得た:融点216゜〜220℃;〔α〕
25 D=+175゜(c=0.1、ジオキサン中)。 実施例 2 チオ酢酸10ml中の6−メチル−3−オキソ−D
−ホモ−17aα−プレグナ−4,6,16−トリエ
ン−21,17a−カルボラクトン1.0gの溶液を6時
間還流下に加熱した。過剰量のチオ酢酸を真空下
で蒸発させ、残渣をシリカゲル100g上でクロマ
トグラフにかけた。ヘキサン/アセトンで溶離
し、純粋な7α−アセチルチオ−6α−メチル−
3−オキソ−D−ホモ−17aα−プレグナ−4,
16−ジエン−21,17a−カルボラクトン0.9gを得
た:融点215゜〜217℃(アセトン/ヘキサン);
〔α〕25 D=−16゜(c=0.1、ジオキサン中);ε
237=19900。 実施例 3 ジオキサン50ml中の7α−アセチルチオ−6α
−メチル−3−オキソ−D−ホモ−17aα−プレ
グナ−4,16−ジエン−21,17a−カルボラクト
ン1.0g及び2,3−ジクロロ−5,6−ジシア
ノベンゾキノン0.9gの溶液を48時間還流下に加
熱した。冷却した溶液をアロツクス(Alox)(活
性度)20gを通して過し、生成物を酢酸エチ
ル300mlで完全に溶離した。溶離液から、溶媒の
蒸発後、粗製の生成物1.0gが得られ、このもの
をシリカゲル50g上でクロマトグラフにかけた、
ヘキサン/アセトン(6:1)で溶離し、純粋な
7α−アセチルチオ−6α−メチル−3−オキソ
−D−ホモ−17aα−プレグナ−1,4,16−ト
リエン−21,17aカルボラクトン730mgを得た:融
点160゜〜162℃;〔α〕25 D−29゜(c=1.0、ジオ
キサン中);ε240=17400。 実施例 4 水0.68ml中の水酸化カリウム126mg(85%)の
溶液を2−プロパノール7ml中の6−メチル−3
−オキソ−D−ホモ−17aα−プレグナ−4,
6,16−トリエン−21,17a−カルボラクトン700
mgの溶液に加え、この混合物を30分間還流下に加
熱した。この溶液を真空下で蒸発乾固させ、残渣
から無水エタノールの添加及び蒸発によつて水を
除去した。残渣を酢酸エチル30mlに懸濁させ、生
成物を吸引別した。真空下にて60℃で一夜乾燥
した後、純粋なカリウム17a−ヒドロキシ−6−
メチル−3−オキソ−D−ホモ−17aα−プレグ
ナ−4,6,16−トリエン−21−カルボキシレー
ト800mgが得られた:〔α〕25 D=−120゜(c=
0.1、メタノール中);ε290=22800。 実施例 5 6−メチレン−3−オキソ−D−ホモ−17aα
−プレグナ−4,16−ジエン−21,17a−カルボ
ラクトン1.0g、5%パラジウム/炭素200mg、ベ
ンゼン5ml及びシクロヘキセン5mlの混合物をア
ルゴン下にて12時間還流下に加熱した。冷却した
混合物を過し、液を真空下で蒸発させた。粗
製の生成物をエタノール及びアセトンから再結晶
し、純粋な6β−メチル−3−オキソ−D−ホモ
−17aα−プレグナ−4,16−ジエン−21,17a−
カルボラクトンが得られた;融点238゜〜240℃;
〔α〕25 D=+2゜(c=0.1、ジオキサン中);ε
241=15700。 実施例 6 3β−ヒドロキシ−6−メチル−D−ホモ−
17aα−プレグナ−5,16−ジエン−21,17a−カ
ルボラクトン2.5gをジメチルホルムアミド67ml
に溶解した。この混合物に臭化リチウム3.1g及
び炭酸リチウム3.1gを加えた。撹拌し且つアル
ゴンを通気しながら白色懸濁液を80℃に加温し
た。この温度でジオキサン21ml中の臭素2.62gの
溶液を80分以内に滴下した。添加終了後、黄橙色
の懸濁液を80℃で更に30分間撹拌した。得られた
溶液を氷酢酸6mlで処理し、水1000mlに注ぎ、エ
ーテル/塩化メチレン(4:1)各400mlで3回
抽出した。有機を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄
して中性にし、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そ
して蒸発乾固させた。粗製の生成物を、塩化メチ
レン/アセトン(98:2)により、100倍量のシ
リカゲル上でクロマトグラフによつて精製した。
生成物を含むフラクシヨンを留め、アセトン/ヘ
キサンから再結晶した。かくして融点197゜〜198
℃の無色の結晶として3−オキソ−6−メチル−
D−ホモ−17aα−プレグナ−4,6,16−トリ
エン−21,17a−カルボラクトンが得られた;
〔α〕25 D=+41゜(c=0.1、ジオキサン中)。 出発物質は次に如くして製造することができ
た: ジメチルスルホキソニウムメチリドをジメチル
スルホキシド中にて3β−ヒドロキシ−6−メチ
ル−アンドロスト−5−エン−17−オンと反応さ
せて、17,20−エポキシ−3β−ヒドロキシ−6
−メチル−21−ノルプレグン−5−エンを生成さ
せた。このエポキシドを加圧下にてアンモニアで
分解し、20−アミノ−3β,17−ジヒドロキシ−
6−メチル−21−ノルプレグン−5−エンを得
た。このものをデムジヤノフ(Demjanov)環−
展開させ、3β−ヒドロキシ−6−メチル−D−
ホモアンドロスト−5−エン−17a−オンを生成
させ、このものを沸騰メタノール中の臭化第二銅
で臭素化し、次いで沸騰ジメチルホルムアミド中
の炭酸カルシウムを用いて臭化水素の開裂によつ
て、17a−プロモ−3β−ヒドロキシ−6−メチ
ル−D−ホモアンドロスト−5−エン−17a−オ
ンを経て、3β−ヒドロキシ−6−メチル−D−
ホモアワドロスタ−5,16−ジエン−17a−オン
に転化した。3−ブロピオンアルデヒドジメチル
アセタールによるリチウム−グリニアール反応、
次いで酢酸無水物によるアセチル化で、3β−ア
セトキシ−21−ジメチルアセタール−17a−ヒド
ロキシ−6−メチル−D−ホモ−17aα−プレグ
ナ−5,16−ジエンを生じた。このアセタールを
70%酢酸水溶液で分解して対応するアルデヒドを
生成させた。このアルデヒドは自然に環式化して
3β−アセトキシ−6−メチル−D−ホモ−17a
α−プレグナ−5,16−ジエン−21,17a−カル
ボラクトールを生じた。ジヨーンズ(Jones)酸
化により、対応する21,17a−カルボラクトンを
生じ、このものをメタノール中の炭酸カリウムで
ケン化し、3β−ヒドロキシ−6−メチル−D−
ホモ−17aα−プレグナ−5,16−ジエン−21,
17a−カルボラクトンを得た。 以下の参考例は本発明によつて提供されるD−
ホモステロイドを含む代表的な薬剤調製物を説明
するものである。 参考例 A 経口投与に対する錠剤は次の成分を含有するこ
とができる; 式の化合物またはその塩 25mg トウモロコシ殿粉 100mg ラクトース 50mg ポリビニルピロリドン 15mg ステアリン酸マグネシウム 2mg 参考例 B 経口投与に対するカプセル剤は次の成分を含有
することができる; 式の化合物またはその塩 25mg トウモロコシ殿粉 125mg ラクトース 125mg
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 式中、A−環における点線は任意の炭素−炭素
結合を表わし、X及びYは一緒になつて酸素−炭
素結合を表わすか、またはXは水素原子を表わし
且つYはヒドロキシ基を表わし、R6は水素原子
を表わし且つR7は水素原子またはアシルチオ基
を表わすか、或いはR6及びR7は一緒になつて炭
素−炭素結合を表わす、 の化合物及びその生理学的に適合し得る塩。 2 R7がアシルチオ基を表わす特許請求の範囲
第1項記載の化合物及びその塩。 3 D−ホモステロイドラクトン類である特許請
求の範囲第1項または第2項記載の化合物。 4 R7がC1〜7アルカノイルチオ基を表わす特
許請求の範囲第1項、第2項または第3項に記載
の化合物及びその塩。 5 7α−アセチルチオ−6α−メチル−3−オ
キソ−D−ホモ−17aα−プレグナ−1,4,16
−トリエン−21,17a−カルボラクトンである特
許請求の範囲第1項記載の化合物。 6 一般式 式中、X及びYは一緒になつて酸素−炭素結合
を表わすか、またはXは水素原子を表わし且つY
はヒドロキシ基を表わし、R7′は水素原子または
アシルチオ基を表わす、 のD−ホモステロイドまたはその塩を、金属触媒
を用いて水素添加することを特徴とする一般式 式中、R6及びR7″は各々水素原子を表わし、X
及びYは上記の意味を有する、 のD−ホモステロイド及びその生理学的に許容し
得る塩の製造方法。 7 式aのD−ホモステロイドラクトンを製造
する特許請求の範囲第6項記載の方法。 8 一般式 式中、X及びYは一緒になつて酸素−炭素結合
を表わすか、またはXは水素原子を表わし且つY
はヒドロキシ基を表わし、R7′は水素原子または
アシルチオ基を表わす、 のD−ホモステロイドまたはその塩を、金属触媒
を用いて異性化することを特徴とする一般式 式中、X及びYは上記の意味を有する、 のD−ホモステロイド及びその生理学的に許容し
得る塩の製造方法。 9 式bのD−ホモステロイドラクトンを製造
する特許請求の範囲第8項記載の方法。 10 一般式 式中、X及びYは一緒になつて酸素−炭素結合
を表わすか、またはXは水素原子を表わし且つY
はヒドロキシ基を表わす、 のD−ホモステロイドまたはその塩を一般式R7
H 式中、R7はアシルチオ基を表わす、 の化合物と反応させることを特徴とする一般式 式中、X,Y及びR7は上記の意味を有す
る、 のD−ホモステロイド及びその生理学的に許容し
得る塩の製造方法。 11 式cのD−ホモステロイドラクトンを製
造する特許請求の範囲第10項記載の方法。 12 R7がC1〜7−アルカノイルチオ基を表
わす式cの化合物またはその塩を製造する特許
請求の範囲第10項または第11項記載の方法。 13 一般式 式中、X及びYは一緒になつて酸素−炭素結合
を表わすか、またXは水素原子を表わし且つYは
ヒドロキシ基を表わし、R6は水素原子を表わし
且つR7は水素原子またはアシルチオ基を表わす
か、或いはR6及びR7は一緒になつて炭素−炭素
結合を表わす、 のD−ホモステロイドまたはその塩を、1,2−
位置において、脱水素化剤を用いて脱水素化する
ことを特徴とする一般式 式中、X,Y,R6及びR7は上記の意味を有す
る、 のD−ホモステロイド及びその生理学的に許容し
得る塩の製造方法。 14 R7がアシルチオ基を表わす式dの化合
物またはその塩を製造する特許請求の範囲第13
項記載の方法。 15 式dのD−ホモステロイドラクトンを製
造する特許請求の範囲第13項または第14項記
載の方法。 16 R7がC1〜7−アルカノイルチオ基を表わ
す式dの化合物またはその塩を製造する特許請
求の範囲第13項、第14項または第15項記載
の方法。 17 7α−アセチルチオ−6α−メチル−3−
オキソ−D−ホモ−17aα−プレグナ−1,4,
16−トリエン−21,17a−カルボラクトンを製造
する特許請求の範囲第13〜16項のいずれかに
記載の方法。 18 一般式 式中、1,2−及び6,7−位置における点線
は任意の炭素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイドに存在するラクトン環を塩
基で開裂させることを特徴とする一般式 式中、1,2−及び6,7−位置における点線
は任意の炭素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイド及びその生理学的に許容し
得る塩の製造方法。 19 一般式 式中、1,2−及び6,7−位置における点線
は任意の炭素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイドまたはその塩を強酸で処理
してラクトン化することを特徴とする一般式 式中、1,2−及び6,7−位置における点線
は任意の炭素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイド及びその生理学的に許容し
得る塩の製造方法。 20 一般式 式中、X及びYは一緒になつて酸素−炭素結合
を表わすか、またはXは水素原子を表わし且つY
はヒドロキシ基を表わす、 のD−ホモステロイドまたはその塩を、アルミニ
ウムイソプロピレート、三酸化クロム、ジメチル
スルホキシド/ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド、ピリジン/三酸化硫黄、ジメチルホルムアミ
ド中の臭素/臭化リチウム/炭酸リチウム、また
はベンゾキノンで酸化して対応する△4−、△4
,6−または△1,4,6−3−ケトンを生成させる
ことを特徴とする一般式 式中、1,2−及び6,7−位置における点線
は任意の炭素−炭素結合を表わし、ただし、1,
2−位置における点線が炭素−炭素結合を表わす
ときには、6,7−位置における点線は炭素−炭
素結合を表わすものとし、X及びYは上記の意味
を有する、 のD−ホモステロイド及びその生理学的に許容し
得る塩の製造方法。 21 式eのD−ホモステロイドラクトンを製
造する特許請求の範囲第20項記載の方法。 22 一般式 式中、A−環における点線は任意の炭素−炭素
結合を表わし、X及びYは一緒になつて酸素−炭
素結合を表わすか、またはXは水素原子を表わし
且つYはヒドロキシ基を表わし、R6は水素原子
を表わし且つR7は水素原子またはアシルチオ基
を表わすか、或いはR6及びR7は一緒になつて炭
素−炭素結合を表わす、 のD−ホモステロイドまたはその製薬学的に許容
し得る塩の有効成分として含有することを特徴と
するカリウム−節約型利尿剤。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| LU77699A LU77699A1 (de) | 1977-07-06 | 1977-07-06 | Verfahren zur herstellung von neuen d-homosteroiden |
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|---|---|
| JPS5414959A JPS5414959A (en) | 1979-02-03 |
| JPS6160839B2 true JPS6160839B2 (ja) | 1986-12-23 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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