JPS62101665A - 無機質塗料 - Google Patents

無機質塗料

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JPS62101665A
JPS62101665A JP24348685A JP24348685A JPS62101665A JP S62101665 A JPS62101665 A JP S62101665A JP 24348685 A JP24348685 A JP 24348685A JP 24348685 A JP24348685 A JP 24348685A JP S62101665 A JPS62101665 A JP S62101665A
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oxide
metal oxide
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water
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Application number
JP24348685A
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Takao Ozeki
大関 孝夫
Hiroyuki Matsuo
松尾 洋之
Ikuharu Furuta
生春 古田
Hidefumi Tsukamoto
英史 塚本
Yoshihiro Minoshima
蓑島 義浩
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱性、耐水性、可どう性および付着性などに
優れ、またポットライフの調節が容易で作業性に優れた
無機質塗料に関する。
〔従来の技術〕
近年、合成樹脂の進歩や優れた塗装方式の開発に伴い、
有機質塗料の発展はめざましいものがある。しかし、一
方において、無機質塗料の必要性が強調され、開発研究
も盛んに行われている。その理由は、有機質塗料で得る
ことのできない耐熱性、耐燃性、耐炎性、耐久性などの
優れた物性への期待と、資源的な有利さであり、あわせ
て無公害塗料としての可能性が大きいためである。
従来開発されて来た無機質塗料は、水ガラス等のケイ酸
塩をバインダーとするケイ酸塩系無機質塗料と、リン酸
塩をバインダーとするリン酸塩系無機質塗料とに大きく
分けられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの従来の無機質塗料は、一般に耐
水性、可どう性、付着性および作業性に劣ることが欠点
とされていた。
たとえば、水ガラスをバインターとし、酸化カルシウム
を硬化剤とし、水を希釈剤とするケイ酸塩系無機質塗料
は、ポットライフが短い点で作業性に劣り、塗膜の耐水
性、可どう性および付着性が不十分である。
また、リン酸塩をバインダーとし、酸化亜鉛、酸化チタ
ンおよび酸化バリウムの混合物を焼成して得られる複合
酸化物粉末を硬化剤とし、水または弱アルカリ性の水を
希釈剤とするリン酸塩系無機質塗料は、塗膜に気膨れが
生じたり、耐水性、可どう性および付着性についても満
足のいくものではないなどの問題点がある。
本発明は実用的なポットライフをもち、塗膜が耐熱性、
耐水性、可どう性および付着性に優れた無機質塗料を得
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は次の2発明の無機質塗料である。
(1)(A) (i )酸化亜鉛源と金属酸化物MxO
y源とを、酸化亜鉛と金属酸化物に換算したモル比で9
:工ないし1:9、かつ酸化亜鉛と金属酸化物に換算し
た合計量で65〜98重量%、および(n)アルカリ土
類金属酸化物源と酸化ホウ素源とを、アルカリ土類金属
酸化物と酸化ホウ素に換算したモル比で9:工ないし1
:9、かつアルカリ土類金属酸化物と酸化ホウ素に換算
した合計量で2〜35重量%含む混合物を600〜20
00℃に加熱した焼成物100重量部、 (B)水溶性ケイ酸塩30〜200重量部、ならびに(
C)水溶性ポリリン酸ケイ素10〜200重量部からな
る無機質塗料。
(ただし、Mは周期律表III族ないしVIII族の金
属、Xは工ないし3の整数、yは工ないし5の整数であ
る。) (2)(A) (i )酸化亜鉛源と金属酸化物MxO
y源とを、酸化亜鉛と金属酸化物に換算したモル比で9
:1ないし1:9、かつ酸化亜鉛と金属酸化物に換算し
た合計量で65〜98重量%、および(ii)アルカリ
土類金属酸化物源と酸化ホウ素源とを、アルカリ土類金
属酸化物と酸化ホウ素に換算したモル比で9:工ないし
1:9、かつアルカリ土類金属酸化物と酸化ホウ素に換
算した合計量で2〜35重量%含む混合物を600〜2
000℃に加熱した焼成物100重量部、 (B)水溶性ケイ酸塩30〜200重量部、(C)水溶
性ポリリン酸ケイ素10〜200重量部、ならびに (D)2価以上の金属の無機弱酸塩3〜100重量部か
らなる無機質塗料。
(ただし、Mは周期律表III族ないしVIII族の金
属、Xは工ないし3の整数、yは工ないし5の整数であ
る。) 本発明において、酸化亜鉛源、金属酸化物源、アルカリ
土類金属酸化物源および酸化ホウ素源とは、600〜2
000°Cに加熱した場合にそれぞれ酸化亜鉛、金属酸
化物、アルカリ土類金属酸化物および酸化ホウ素を生成
するものを意味する。
酸化亜鉛源としては、酸化亜鉛のほかに、たとえば水酸
化亜鉛、炭酸亜鉛、塩基性炭酸亜鉛、硝酸亜鉛、酢酸亜
鉛などがあげられる。
金属酸化物阿xoy源の金属Mとしては、たとえばアル
ミニウム、ケイ素、スズ、鉛、チタン、ジルコニウム、
アンチモン、ビスマス、バナジウム、クロム、モリブデ
ン、タングステン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル
などがあげられる。金属酸化物MxOy源としては、た
とえばAl□O,、Sin、 。
SnO2,PbO,Tie□、 ZrO2,5b20.
、 Bi2O3,V2O,。
Cr、O,、Mob、、 WO3,Mn201. Mn
、O,、Fe2O,、Coo。
NiOなどの金属酸化物のほか、上記の金属Mの水酸化
物、炭酸塩、硝酸塩、酢酸塩などがあげられる。
アルカリ土類金属酸化物源としては、Bed、 MgO
Cab、 Sr(]、 BaOなどの酸化物のほかに、
ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウムなどの水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、酢酸塩
なども含まれる。
酸化ホウ素源としては、酸化ホウ素のほかに、たとえば
ホウ酸、メタホウ酸などがあげられる。
本発明において使用される(A)成分の焼成物は、それ
ぞれ粉末状、好ましくは粒径150μm以下の酸化亜鉛
源、金属酸化物源、アルカリ土類金属酸化物源、および
酸化ホウ素源を、前記モル比および配合となるように、
そのままあるいは水を加えて均一に混合し、電気炉など
の加熱炉中で、600〜2000℃、好ましくは700
〜1500℃、さらに好ましくは900〜1400℃の
温度で約30分〜150時間焼成することによって得ら
れる。
焼成温度が600℃未満であると、焼成物を得るのに時
間がかかりすぎるために好ましくなく、2000°Cを
越えても効果の向上がないために不経済である。
本発明で使用される焼成物の製造に際して、原料となる
各成分の混合割合は、塗膜の要求性能およびポットライ
フに応じて広範囲に変化させることができる。
まず、酸化亜鉛源と金属酸化物源との混合割合は、モル
比でそれぞれ酸化亜鉛と金属酸化物に換算して、通常は
9:1ないし1:9の範囲であることが必要で、特に8
:2ないし2:8の範囲が推奨される。酸化亜鉛が9:
1を越える場合にはポットライフが短くて作業性が悪く
、酸化亜鉛が1=9未満であるとポットライフが長すぎ
て作業性上好ましくない。
アルカリ土類金属酸化物源は一般には得られる塗料のポ
ットライフの調節に有効なものであるが、特に酸化カル
シウム源はポットライフの調節以外に、塗膜の耐水性お
よび硬度の向上に有効である。
酸化ホウ素源は、焼成物製造時の焼成温度の低下と焼成
時間の短縮に有効であるだけでなく、ポットライフの調
節と耐水性の向上に有効である。
しかも、理由は不明であるが、酸化カルシウム源と酸化
ホウ素源とは耐水性の向上に相補的な作用がある。
アルカリ土類金属酸化物源と酸化ホウ素源との混合割合
は、アルカリ土類金属酸化物と酸化ホウ素に換算して、
モル比9:1ないし1:9の範囲であることが必要であ
る。
酸化亜鉛源および金属酸化物源の混合割合は酸化亜鉛お
よび金属酸化物に換算した合計量として(A)成分全体
の65〜98重量%、好ましくは75〜95重量%であ
る。またアルカリ土類金属酸化物源および酸化ホウ素源
の混合割合はアルカリ土類金属酸化物および酸化ホウ素
に換算した合計量として(A)成分全体の2〜35重量
%、好ましくは5〜25重量%である。
この場合、後者の合計量が2重量%未満であると耐水性
に効果がみられず、また35重量%より多く用いても耐
水性の向上にそれほど効果はみられず、ポットライフが
短くなって作業上好ましくない。
また、焼成の際酸化ホウ素源とは別に、さらにホウ砂の
ようなホウ酸のアルカリ金属塩を加えると焼成時間を短
縮することができ、またポットライフを短くすることが
できる。
本発明で用いられる(A)成分の焼成物は、バインダー
として用いられる(B)成分の水溶性ケイ酸塩や(C)
成分のポリリン酸ケイ素に対して硬化剤として作用する
本発明で使用される(B)成分の水溶性ケイ酸塩は、た
とえば一般式: M’20・X5102 (ただし、河
′はアルカリ金属、Xは0.5ないし5の正数である)
で表わされ、結晶水を有するかまたは有しない水溶性ケ
イ酸塩であり、上記のアルカリ金属の一部分が2価以上
の金属、たとえばマグネシウム、カルシウム、亜鉛、ジ
ルコニウムなどで置換されたより高分子量の水溶性ケイ
酸塩を含む。
水溶性ケイ酸塩は水溶液でも粉末状でも使用することが
可能であるが、粉末状で使用することが好ましく、具体
例としては公知の水ガラス1号、水ガラス2号、水ガラ
ス3号などの粉末化された市販品などがあげられる。
水溶性ケイ酸塩の使用量は、無水物に換算して焼成物1
00重量部に対して30〜200重量部であり、好まし
くは50〜170重量部である。30重量部未満である
と良好な塗膜が得られず、また200重量部を越えると
ポットライフが長すぎ、耐水性も低下する。
本発明で使用される(C)成分の水溶性ポリリン酸ケイ
素は、二酸化ケイ素源と五酸化リン源との混合物を30
0〜1500℃の温度で加熱して得られるポリリン酸ケ
イ素であって、かつそれらの粉末を水に懸濁させたとき
に徐々にリン酸を放出するものである。
水溶性ポリリン酸ケイ素の製造の際に原料として使用さ
れる二酸化ケイ素源としては、二酸化ケイ素を含めて、
シリカゲル、カオリン、酸性白土のような二酸化ケイ素
を主成分とする天然鉱物などがあげられる。また、五酸
化リン源としては五酸化リンのほかに、たとえばリン酸
など脱水により五酸化リンを生成する化合物があげられ
る。
水溶性ポリリン酸ケイ素は、水媒体中でリン酸を徐々に
放出する限り、二酸化ケイ素源や五酸化リン源の一部を
酸化ホウ素源や金属酸化物源、たとえばアルカリ金属酸
化物源、アルカリ土類金属酸化物源、または周期律表I
II族ないしVIII族の金属酸化物源で置換した水溶
性変性ポリリン酸ケイ素も含まれる。
これらの酸化ホウ素源、アルカリ土類金属酸化物源およ
び周期律表III族ないしVIII族の金属酸化物源と
しては、先に述べたものと同じものが使用できる。
アルカリ金属酸化物源としては、たとえばLi2O。
Na2O,に20などの酸化物のほか、リチウム、ナト
リウム、カリウムなどのそれぞ九の水酸化物、炭酸塩、
硝酸塩などの塩があげられる。
水溶性ポリリン酸ケイ素としては、市販品たとえばミズ
力ネックス(水澤化学工業株式会社製、商標)が使用で
きる。
水溶性ポリリン酸ケイ素は得られる塗膜の耐水性の向上
に寄与するものであるが、焼成物100重量部に対する
水溶性ポリリン酸ケイ素の使用量は10〜200重量部
、好ましくは20〜170重量部である。
10重量部未満であると得られる塗膜の耐水性が低く、
また200重量部を越えると塗膜に亀裂が生じる傾向が
みられるほか、ポットライフが長くなりすぎて好ましく
ない。
本発明の第一発明の無機質塗料は上記(A)〜(C)成
分からなる。また本発明の第二発明の無機質塗料は上記
(A)〜(C)成分のほかに、(D)成分としてさらに
2価以上の金属の無機弱酸塩を添加するるものであり、
これにより耐熱性、耐水性、可どう性および防錆性がよ
り一層向上する。
2価以上の金属の無機弱酸塩としては、ホウ酸、ケイ酸
、チタン酸、クロム酸、ジルコン酸、マンガン酸、モリ
ブデン酸、タングステン酸、スズ酸、バナジン酸、鉛酸
、鉄酸、アルミン酸の2価以上の金属塩であり、含水塩
も含まれる。2価以上の金属としては、たとえばマグネ
シウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、アルミニウム、
モリブデン、銅、鉄、コバルト、ニッケル、マンガン、
ジルコニウム、釦などがあげられる。
2価以上の金属の無機弱酸塩としては、たとえばホウ酸
亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸アルミニウム、ケイ酸
亜鉛、ケイ酸鉄、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウ
ム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸モリブデン、ケイ酸銅
、ケイ酸コバルト。
ケイ酸マンガン、ケイ酸ジルコニウム、チタン酸マグネ
シウム、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、チタ
ン酸ニッケル、チタン酸鉛、チタン酸亜鉛、クロム酸カ
ルシウム、ジルコン酸亜鉛、ジルコン酸マグネシウム、
ジルコン酸カルシウム、マンガン酸バリウム、モリブデ
ン酸亜鉛、モリブデン酸カルシウム、タングステン酸カ
ルシウム、スズ酸亜鉛、スズ酸マグネシウム、スズ酸カ
ルシウム、スズ酸鉛、バナジン酸カルシウム、鉛酸マグ
ネシウム、鉛酸カルシウム、鉛酸バリウム、鉛酸亜鉛、
鉛酸マンガン、鉛酸ニッケル、鉛酸コバルト、鉄酸カル
シウム、鉄酸亜鉛、鉄酸マンガン、アルミン酸カルシウ
ム、アルミン酸マンガンなどがあげられる。
2価以上の金属の無機弱酸塩の使用量は焼成物100重
量部に対して3〜100重量部であり、好ましくは5〜
80重量部である。3重量部未満であると効果の向上が
少なく、また100重量部を越えてもそれほど効果の向
上はみられない。
塗膜物性に及ぼす2価以上の金属の無機弱酸塩の効果は
無機弱酸の種類と金属の種類によって異なる。たとえば
含水ケイ酸亜鉛やアルミン酸カルシウムはポットライフ
の短縮に効果があり、ケイ酸ジルコニウム、ジルコン酸
カルシウム、スズ酸カルシウム、チタン酸カルシウムな
どは耐水性の向上に効果がある。また、タングステン酸
カルシウムは硬度の向上に効果がある。さらに、鉄酸カ
ルシウム、鉄酸亜鉛、鉄酸マンガンは防錆性の向上に効
果がある。また、カルシウム塩は一般に耐水性の向上に
寄与するが、亜鉛塩は一般に可どう性の向上に効果がみ
られる。これはCa−0とZn−0との化学結合の差身
外に、カルシウム原子と亜鉛原子との酸素原子に対する
配位能力の差に起因するものと推測される。したがって
、塗料の用途と塗膜性能に対する要求に応じて、上記の
2価以上の金属の無機弱酸塩は2種類以上を用いること
ができる。
本発明の無機質塗料には、さらに水溶性ケイ酸塩の硬化
剤として通常使用されている他の成分を加えることがで
きる。このような成分としては、酸化マグネシウムのよ
うな金属酸化物、水酸化カルシウムのような水酸化物、
ケイフッ化ナトリウムやケイフッ化亜鉛のようなケイフ
ッ化物、水媒体中で徐々にリン酸を放出する水溶性ポリ
リン酸ケイ素以外のリン酸化合物、たとえば第ニリン酸
カルシウム、リン酸マグネシウム、リン酸カルシウム、
リン酸亜鉛、リン酸アルミニウム、メタリン酸アルミニ
ウム、リン酸ジルコニウム、リン酸チタン、トリポリリ
ン酸二水素アルミニウムのようなリン酸塩または縮合リ
ン酸塩などがある。
また本発明の無機質塗料には必要に応じて、体質顔料、
着色顔料、防錆顔料、金属粉末、微細な繊維、有機塗料
、水溶性高分子物質、消泡剤などを添加することができ
る。
次に本発明の無機質塗料の製造方法について説明する。
第一発明においては、焼成物と水溶性ケイ酸塩と水溶性
ポリリン酸ケイ素とを、ボールミルなどによって好まし
くは粒径75μm以下に粉砕して無機質塗料を得る。
第二発明においては、前記の成分に好ましくは粒径75
μm以下の2価以上の金属の無機弱酸塩を混合して無機
質塗料を得る。
〔作 用〕
本発明の無機質塗料は使用に際して、水または含水アル
コールのような含水溶媒を適当量、好ましくは全固形分
に対して約40〜60重量%添加して粘度を調整した後
、スプレー塗装、刷毛塗り、ローラーコート塗装などに
よって塗布し、自然乾燥あるいは焼付処理を行って塗膜
を形成させる。
こうして得られる塗膜は硬度および耐熱性が大きく、か
つ耐水性および可どう性に優れており、無機質および金
属質の被塗布物との付着性が良好である。また、ポット
ライフも適度で、調整可能であり、作業性も良好である
したがって、本発明の無機質塗料の用途としては、コン
クリート、モルタル、石綿スレート板、石綿セメントパ
ーライト板、パルプセメント板、岩綿板、天然石材、ガ
ラス、陶磁器、屋根ガワラ、橋りょう、自動車、車両、
船舶、製造プラント、電気製品などに塗装し、またホウ
ロウの代替品として、機械、電気、建築、土木などの広
範囲の分野の用途がある。
ポットライフの調整は、酸化亜鉛源、アルカリ土類金属
酸化物源、および酸化ホウ素源をそれぞれ少なくすれば
ポットライフが長くなり、多くすれば短くなる。
〔発明の効果〕
本発明の第一発明によれば、特定の成分からなる焼成物
に、水溶性ケイ酸塩および水溶性ポリリン酸ケイ素を配
合したので、硬度、耐熱性、耐水性、可とう性、付着性
などの優れた塗膜が得られ、また適度なポットライフを
有しかつポットライフが調整可能で、作業性が良好であ
る。
また本発明の第二発明によれば、さらに2価以上の金属
の無機弱酸塩を含むので、耐熱性、耐水性、可どう性お
よび防錆性などがより一層向上する。
〔実施例〕
本発明を実施例によって説明する。
実施例1 それぞれ粒径75μm以下の酸化亜鉛163重量部と酸
化チタン(アナターゼ型)160重量部との均一な混合
物(モル比1:1)180重量部と、それぞれ粒径75
μm以下の酸化カルシウム44.9重量部とホウ酸12
.4重量部との均一な混合物(モル比9:1)20重量
部との均一な混合物を、電気炉中1200℃の温度で4
時間焼成した後、冷却してから粒径75μm以下に粉砕
して焼成物を得た。
この焼成物100重量部、粒径150μm以下の水溶性
ケイ酸塩(水ガラス1号粉末)70重量部、水溶性ポリ
リン酸ケイ素(水澤化学工業株式会社製のミズ力ネック
スー300) 50重量部、および体質顔料として粒径
75μm以下のカオリン50重量部を広口ビンに秤量し
て、上記の総固形分100重量部に対して50重量部の
水を添加した後、ガラスピーズを加えて15分間振とう
して混合してから、厚さ0.2mのアルミニウム板およ
び厚さ0.3mの鉄板に刷毛により塗布した。風乾によ
り指触乾燥後、電気炉中160℃の温度で1時間焼付け
て、膜厚がそれぞれ約60μmの試験片を得た。
実施例2〜24および比較例1〜4 水溶性ケイ酸塩は粒径150μm以下の粉末を、他の成
分は粒径75μm以下の粉末を用い、実施例1と同様に
して第1表に示す組成および条件で無機質塗料を製造し
、同様の試験片を得た。
各実施例および比較例で得られた試験片について、次の
方法により塗膜性能を評価した結果をまとめて第2表に
示す。
塗膜性能の評価方法 1、可どう性 アルミニウム板: 厚さ0.2mnのアルミニウム板に
塗布して得られた試験片の塗膜を外にして180度折り
曲げた後、もとの位置にもどし、同じ操作をくり返した
後、塗膜の外観を肉眼wi察により次の基準で判定した
優:2回以上くり返してもひび割れなし。
良:2回くり返してひび割れがみられる。
可:2回くり返してひび割れ多し。
鉄板:厚さ0.3mの鉄板に塗布して得られた試験片の
塗膜を外にして180度折り曲げた後、塗膜の外観を肉
眼wt祭により次の基準で判定した。
優:ひび割れなし。
良:ややひび割れがみられる。
可:ひび割れ多し。
2、耐水性 試験片を沸とう水中に2時間浸漬した後、水の状態を肉
眼観察により次の基準で判定した。
優:水が全く白濁しない。
良:水がほとんど白濁なし。
可:水が白濁する。
3、付着性 JIS K−5400のとばん目試験法に準じて判定し
た。
4、鉛筆硬度 JIS K−5400の鉛筆引っかき試験法に準じて判
定した。
5、耐熱性 試験片を電気炉中500℃で2時間加熱処理した後、塗
膜の外観を肉眼wi察により判定した。
第2表の実施例から明らかなように、本発明の無機質塗
料は、可どう性、耐水性、付着性、鉛筆硬度および耐熱
性などに非常に優れていることがわかる。
また、実施例2と、実施例2の焼成物に酸化カルシウム
および酸化ホウ素が含まれていない焼成物を用いた比較
例1とを比べてみると、比較例1は耐水性、付着性およ
び鉛筆硬度に劣っている。
実施例14と、実施例14の焼成物に酸化カルシウムお
よび酸化ホウ素が含まれていない焼成物を用いた比較例
2とを比べてみると、比較例2は耐水性、付着性および
鉛筆硬度に劣っている。
実施例2と、水溶性ケイ酸塩を多量に使用した比較例3
とを比べてみると、比較例3は可どう會および耐水性に
劣っている。
実施例2と、水溶性ポリリン酸ケイ素の使用量が少ない
比較9例4とを比べてみると、比較例4は可どう性およ
び耐水性に劣っている。
上述したように、本発明の無機質塗料は、第一発明で限
定された範囲の組成と割合の場合に優れた性能を有する
塗膜が得られることがわかる。
また、実施例16〜19は実施例2より、実施例21は
実施例11より、実施例22は実施例13よりそれぞれ
優れており、第二発明のものが第一発明のものより有効
であることがわかる。
代理人 弁理士 柳 原   成 手続補正書 昭和60年12月77日 特許庁長官 宇 賀 道 部  殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第243486号 2、発明の名称 無機質塗料 3、補正をする者 事件との関係  特許出顕人 住 所  東京都千代田区有楽町1丁目1o番1号名称
 (434)日本油脂株式会社 代表者小川照次 4、代 理 人〒105 電話436−4700住 所
  東京都港区西新橋3丁目15番8号5、補正命令の
日付  自発補正 6、 補正の対象 明細書の特許請求の範囲および発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。
(2)明細書筒6貰第6.7,8.19行、第7頁第2
.3,4,17.20行、第8頁第8行第1回および第
2回、第12行、第16行第1回および第2回、第10
頁第3,4行、第11頁第5および6行、「金属」の次
に「またはケイ素」を挿入する。
(3)同第8頁第3行および第9頁第8行、「、金属」
を「、金属またはケイ素」に訂正する。
2、特許請求の範囲 (])(A)(i)酸化亜鉛源と金属またはケイ荻酸化
物MxOy源とを、酸化亜鉛と金属またはケイ素酸化物
に換算したモル比で9:1ないし1:9、かつ酸化亜鉛
と金属またはケイ素酸化物に換算した合計量で65〜9
8重量%、および(ii)アルカリ土類金属酸化物源と
酸化ホウ素源とを、アルカリ土類金属酸化物と酸化ホウ
素に換算したモル比で9:工ないし1:9、かつアルカ
リ土類金属酸化物と酸化ホウ素に換算した合計量で2〜
35重景%重量混合物を600〜2000°Cに加熱し
た焼成物100重量部。
(B)水溶性ケイ酸塩30〜200重量部、ならびに(
C)水溶性ポリリン酸ケイ素10〜200重量部からな
る無機質塗料。
(ただし、Mは周期律表III族ないしVIII族の金
属圭た屯欠乙1、Xは1ないし3の整数、yは1ないし
5の整数である。) (2)酸化亜鉛源、金属もしくはケイ素酸化物源、アル
カリ土類金属酸化物源または酸化ホウ素源が、600〜
2000°Cに加熱した場合にそれぞれ酸化亜鉛、金属
亙友ふ生り不亙酸化物、アルカリ土類金属酸化物または
酸化ホウ素を生成するものである特許請求の範囲第1項
記載の無機質塗料。
(3)水溶性ケイ酸塩が、一般式:M′20・xSiO
2(ただし、N′はアルカリ金属、又は0.5ないし5
の正数である)で表わされるものである特許請求の範囲
第1項または第2項記載の無機質塗料。
(4)水溶性ポリリン酸ケイ素が、二酸化ケイ素源と五
酸化リン源との混合物を加熱して得られるものである特
許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の無
機質塗料。
(5) (A) (i )酸化亜鉛源と金属またはケイ
未酸化物MxOy源とを、酸化亜鉛と金属またはケイ素
酸化物に換算したモル比で9:工ないし1:9、かつ酸
化亜鉛と金属またはケイ素酸化物に換算した合計量で6
5〜98重景%、重量び(n)アルカリ土類金属酸化物
源と酸化ホウ素源とを、アルカリ土類金属酸化物と酸化
ホウ素に換算したモル比で9:工ないし1:9、かつア
ルカリ土類金属酸化物と酸化ホウ素に換算した合計量で
2〜35重量%含む混合物を600〜2000℃に加熱
した焼成物100重量部、(B)水溶性ケイ酸塩30〜
200重量部、(C)水溶性ポリリン酸ケイ素10〜2
00重量部、ならびに (D)2価以上の金属の無機弱酸塩3〜100重量部か
らなる無機質塗料。
(ただし、Mは周期律表III族ないしVIII族の金
属圭たはケイ素、Xは1ないし3の整数、yは1ないし
5の整数である。) (6)酸化亜鉛源、金属丸見ふ生欠不亙酸化物源、アル
カリ土類金属酸化物源または酸化ホウ素源が、600〜
20Ω0°Cに加熱した場合にそれぞれ酸化亜鉛、金属
もしくはケイ素酸化物、アルカリ土類金属酸化物または
酸化ホウ素を生成するものである特許請求の範囲第5項
記載の無機質塗料。
(7)水溶性ケイ酸塩が、一般式:M′20・xSi0
2(ただし、阿′はアルカリ金属、又は0.5ないし5
の正数である)で表わされるものである特許請求の範囲
第5項または第6項記載の無機質塗料。
(8)水溶性ポリリン酸ケイ素が、二酸化ケイ素源と五
酸化リン源との混合物を加熱して得られるものである特
許請求の範囲第5項ないし第7項のいずれかに記載の無
機質塗料。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)(i)酸化亜鉛源と金属酸化物M_xO_
    y源とを、酸化亜鉛と金属酸化物に換算したモル比で9
    :1ないし1:9、かつ酸化亜鉛と金属酸化物に換算し
    た合計量で65〜98重量%、および(ii)アルカリ
    土類金属酸化物源と酸化ホウ素源とを、アルカリ土類金
    属酸化物と酸化ホウ素に換算したモル比で9:1ないし
    1:9、かつアルカリ土類金属酸化物と酸化ホウ素に換
    算した合計量で2〜35重量%含む混合物を600〜2
    000℃に加熱した焼成物100重量部、 (B)水溶性ケイ酸塩30〜200重量部、ならびに(
    C)水溶性ポリリン酸ケイ素10〜200重量部からな
    る無機質塗料。 (ただし、Mは周期律表III族ないしVIII族の金属、x
    は1ないし3の整数、yは1ないし5の整数である。)
  2. (2)酸化亜鉛源、金属酸化物源、アルカリ土類金属酸
    化物源または酸化ホウ素源が、600〜2000℃に加
    熱した場合にそれぞれ酸化亜鉛、金属酸化物、アルカリ
    土類金属酸化物または酸化ホウ素を生成するものである
    特許請求の範囲第1項記載の無機質塗料。
  3. (3)水溶性ケイ酸塩が、一般式:M′_2O・XSi
    O_2(ただし、M′はアルカリ金属、Xは0.5ない
    し5の正数である)で表わされるものである特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の無機質塗料。
  4. (4)水溶性ポリリン酸ケイ素が、二酸化ケイ素源と五
    酸化リン源との混合物を加熱して得られるものである特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の無
    機質塗料。
  5. (5)(A)(i)酸化亜鉛源と金属酸化物M_xO_
    y源とを、酸化亜鉛と金属酸化物に換算したモル比で9
    :1ないし1:9、かつ酸化亜鉛と金属酸化物に換算し
    た合計量で65〜98重量%、および(ii)アルカリ
    土類金属酸化物源と酸化ホウ素源とを、アルカリ土類金
    属酸化物と酸化ホウ素に換算したモル比で9:1ないし
    1:9、かつアルカリ土類金属酸化物と酸化ホウ素に換
    算した合計量で2〜35重量%含む混合物を600〜2
    000℃に加熱した焼成物100重量部、 (B)水溶性ケイ酸塩30〜200重量部、(C)水溶
    性ポリリン酸ケイ素10〜200重量部、ならびに (D)2価以上の金属の無機弱酸塩3〜100重量部か
    らなる無機質塗料。 (ただし、Mは周期律表III族ないしVIII族の金属、x
    は1ないし3の整数、yは1ないし5の整数である。)
  6. (6)酸化亜鉛源、金属酸化物源、アルカリ土類金属酸
    化物源または酸化ホウ素源が、600〜2000℃に加
    熱した場合にそれぞれ酸化亜鉛、金属酸化物、アルカリ
    土類金属酸化物または酸化ホウ素を生成するものである
    特許請求の範囲第5項記載の無機質塗料。
  7. (7)水溶性ケイ酸塩が、一般式:M′_2O・XSi
    O_2(ただし、M′はアルカリ金属、Xは0.5ない
    し5の正数である)で表わされるものである特許請求の
    範囲第5項または第6項記載の無機質塗料。
  8. (8)水溶性ポリリン酸ケイ素が、二酸化ケイ素源と五
    酸化リン源との混合物を加熱して得られるものである特
    許請求の範囲第5項ないし第7項のいずれかに記載の無
    機質塗料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4961054B2 (ja) * 2010-03-30 2012-06-27 株式会社クラレ 複合構造体、それを用いた包装材料および成形品、複合構造体の製造方法、ならびにコーティング液
JP2021502458A (ja) * 2017-11-10 2021-01-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 屋根コーティング組成物、使用方法、及び物品

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