JPS6210501B2 - - Google Patents
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- JPS6210501B2 JPS6210501B2 JP56078764A JP7876481A JPS6210501B2 JP S6210501 B2 JPS6210501 B2 JP S6210501B2 JP 56078764 A JP56078764 A JP 56078764A JP 7876481 A JP7876481 A JP 7876481A JP S6210501 B2 JPS6210501 B2 JP S6210501B2
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- trisulfonic
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C309/00—Sulfonic acids; Halides, esters, or anhydrides thereof
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は対応するナフタレンスルフオン酸のニ
トロ化によるニトロナフタレンスルフオン酸の合
成方法に関する。 対応するナフタレンスルフオン酸を硝酸と反応
させることによつてニトロナフタレンスルフオン
酸が合成できることは公知である〔たとえば、ウ
ルマンの工業化学辞典(Ullmanns
Enzyklopadie der technischen Chemie)第3
版、第16巻、第556頁、および第4版、第17巻、
第108〜115頁;エヌ・ドナルドリン(N.
Donaldson)著、“ナフタレン化合物の化学と工
学(The Chemistry and Technology of
Naphthalene Compounds)”、ロンドン1958.第
158〜163頁;エヌ・エヌ・ウオロシユゾフ(N.
N.Woroshzow)著、“染料および中間体の合成の
基本原理(Gruncllagen der Synthese von
Zwischenprodukten und Farbstoffen)”、ベルリ
ン1966、第162〜267頁;およびフーベン−ベイル
の有機化学の方法(Houben−Weyl Methoden
der organischen Chemie)第4版(1971)、第
10/1巻、第636頁参照〕。 たとえば、工業的に重要な8−ニトロナフタレ
ン−1・3・6−トリスルフオン酸(ニトロ−T
−酸)は、ナフタレンを硫酸と発煙硫酸でトリス
ルフオン化することによつて得られ、主成分とし
てナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸を
含んでいる。ナフタレントリスルフオン酸異性体
の混合物を、溶媒としての硫酸中硝酸によつてニ
トロ化することによつて合成される(F.I.A.T.、
最終レポート1016、第32〜39頁参照)。文献で公
知の合成方法に於いては、ナフタレンのトリスル
フオン化によつて得られる150〜155℃の熱いナフ
タレントリスルフオン酸の硫酸溶液を100℃に冷
却し、水で薄め、さらに80℃まで冷却する方法が
とられる。次にこの内容物をニトロ化反応の容器
に移し、この容器中で35〜40℃に冷却し、35〜40
℃で約10時間の間に混酸(硝酸86%、硫酸12%お
よび水2%)でニトロ化される。 DE−OS(ドイツ国特許公告)第2837498号に
はナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸ま
たはこの化合物を含有する混合物を硫酸中で硝酸
によるニトロ化反応によつて8−ニトロ−ナフタ
レン−1・3・6−トリスルフオン酸を合成する
方法が記されており、この方法によると、硫酸溶
液としてあるナフタレン−1・3・6−トリスル
フオン酸もしくはこの化合物を含む混合物に、ナ
フタレンスルフオン酸1モルあたり1〜1.4モル
の硝酸および、これと同時に、もし必要なら、ニ
トロ化反応の間硫酸の濃度が86〜94重量%になる
ように水を加え、この混合物を十分に撹拌し、反
応温度を30〜60℃に保つことによつて、少くとも
80%以上の程度まで反応したニトロ化反応混合物
を得る。この方法は容器の体積1で1時間あた
りニトロ−T−酸約0.7〜1.5モルという空時収率
(space/time yield)で不連続的にもしくは連続
的に実施することができ、不連続的に実施した最
適条件の場合、もし反応混合物を添加終了後さら
に1〜2時間35〜38℃で反応させるならば、用い
たナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸に
対して96%の収率で8−ニトロ−ナフタレン−
1・3・6−トリスルフオン酸を生成する。 工業的に重要な8−ニトロナフタレン−1・
3・5−トリスルフオン酸は、ナフタレンを硫酸
および発煙硫酸でトリスルフオン化することによ
つて得られ、主生成物としてナフタレン−1・
3・5−トリスルフオン酸を含むナフタレントリ
スルフオン酸の混合物を溶媒として硫酸を用いて
硝酸でニトロ化することによつて合成される
(F.I.A.T.最終報告第1016号、第42−44頁参照)。
この方法によると、ナフタレンのトリスルフオン
化によつて得られ、90℃の熱いナフタレントリス
ルフオン酸の硫酸溶液をニトロ化反応の容器に移
し、60℃に冷却後水で希釈し、次に30〜35℃で硝
酸(硫酸86%、硫酸12%および水2%)でニトロ
化する。このニトロ化反応混合物をひき続き40℃
で1時間撹拌する。この方法をくりかえし実施し
た結果が示すように、8−ニトロ−ナフタレン−
1・3・5−トリスルフオン酸の収率は用いたナ
フタレン−1・3・5−トリスルフオン酸に対し
てたつた約46%にすぎない(本特許願の実施例16
参照)。 純粋のナフタレン−1・3・5−トリスルフオ
ン酸のニトロ化は、エイチ・イー・フイエルツ−
デービツドら(H.E.Fierz−David et al)によつ
て報告されている〔Helv.Chim.Acta35、
(1952)、第2139〜2144頁〕。しかし、このニトロ
化反応では副生成物が生じ、したがつて、きわめ
て好ましい条件下でさえもたつた約48%の収率で
8−ニトロナフタレン−1・3・5−トリスルフ
オン酸を与える。 硫酸中30℃における硝酸による3−ニトロナフ
タレン−1・5−ジスルフオン酸のニトロ化反応
についてドイツ国特許公告第72665号に記載され
ている。この反応に要する時間は3〜4日であ
る。この方法をくりかえし実施した結果が示すよ
うに、3・8−ジニトロナフタレン−1・5−ジ
スルフオン酸の収率は、用いた3−ニトロナフタ
レン−1・5−ジスルフオン酸に対してたつた50
%である(本特許願の実施例19参照)。 公知のナフタレン−スルフオン酸をニトロ化す
る方法のすべてに共通の問題点は、収率が低い点
および/またはニトロ化に長時間を要する点であ
る。DE−OS(ドイツ国特許公告)第2837498号
に記載されているように、ニトロ化反応を連続的
に実施すれば、所望のニトロ化合物をできるだけ
高い収率で得るためには、かなり長い反応時間を
要する。ニトロ化反応の終点は、ニトロ化反応混
合物からとり出した試料を亜鉛末で還元し、試料
中に形成されたアミノ基の含有量を亜硝酸ナトリ
ウムでジアゾ化することによつて測定してわか
る。ジアゾ化反応試薬の消費がもはや増加しなく
なつた時点でニトロ化反応をやめる。 公知のニトロ化反応の前述の欠点、つまり低い
および/または長い反応時間またその結果空時収
率積/時間能率の悪い点、は、今までの場合のよ
うにニトロ化反応が完了するまで続けず、早めに
中断し、そのニトロ化反応混合物を塩基でPH5〜
14で処理するという方法によつて改善しうること
が今や見出された。すべてのニトロナフタレン−
スルフオン酸に対する空時収率がかなり増大する
ことが、これら2つの方法を組み合わせることに
よつて実現できる。従来不満足な収率でしか得ら
れなかつたニトロナフタレン−スルフオン酸の収
率をかなり増大させることも実現できる。 したがつて本発明は、ナフタレン−スルフオン
酸の硝酸との反応をそのニトロ化反応が完了する
前にすでに中断し、そのニトロ化反応混合物を、
もし必要なら水で希釈した後、PH5〜14、好まし
くは5〜10、で塩基で処理することを特徴とす
る、対応するナフタレン−スルフオン酸を硝酸と
反応させて得られるニトロ化反応混合物を処理す
ることによつて、ニトロナフタレン−スルフオン
酸を合成する方法に関する。 本発明による方法は、式() 式中、R1、R2およびR3は式()における意
味をもつ、 によつてあらわされる(ニトロ)ナフタレンスル
フオン酸をニトロ化することによつて、式() 式中、R3は5−位置もしくは6−位置にあ
り、 R1とR3はお互いに独立にSO3H基またはNO2基
を示し、また置換基R1、R2またはR3のうち少く
とも一つはSO3H基であるという条件下で、R2は
水素原子、SO3H基またはNO2基を示す、 によつてあらわされるニトロナフタレンスルフオ
ン酸の合成にとくに好適である。 本発明による方法にとくに好適な式()のナ
フタレン−スルフオン酸としてあげられる例は:
ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸、ナ
フタレン−1・3・5−トリスルフオン酸、ナフ
タレン−1・5−ジスルフオン酸、3−ニトロナ
フタレン−1・5−ジスルフオン酸および1・5
−ジニトロナフタレン−3−スルフオン酸であ
る。 純粋の(ニトロ)ナフタレン−スルフオン酸も
しくはこれらの(ニトロ)ナフタレン−スルフオ
ン酸を含む混合物のいずれもが本発明による方法
に使用しうる。 ナフタレンのトリスルフオン化によつて得られ
るような混合物が、好ましく本発明によるナフタ
レン−1・3・6−トリスルフオン酸のニトロ化
に用いられる。たとえば、F.I.A.T.最終報告第
1016号、第29−39頁によるナフタレンのトリスル
フオン化によつて得られた混合物を用いることも
可能である。こうして得られた混合物は、濃度
100%の硫酸中に40〜48重量%のナフタレントリ
スルフオン酸を含有している。このナフタレンス
ルフオン酸混合物の組成は次のようである:ナフ
タレン−1・3・6−トリスルフオン酸75重量
%、ナフタレン−1・3・5−トリスルフオル酸
約8重量%およびナフタレン−1・3・7−トリ
スルフオン酸約12重量%。このスルフオン化反応
混合物はさらに少量のナフタレンの他のスルフオ
ン化物および/またはナフタレンの酸化物をも含
んでいる。 他の方法によつて得られたナフタレン−1・
3・6−トリスルフオン酸混合物もまた本発明に
よる方法に使用できる。 F.I.A.T.最終報告1016、第42〜44頁に従つてナ
フタレンのトリスルフオン化によつて得られた、
ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸を含
む混合物を硫酸に溶かしたものが、本発明に従つ
て、工業的に重要なナフタレン−1・3・5−ト
リスルフオン酸のニトロ化反応に有利に使用され
る。これらの混合物はナフタレン−1・3・5−
トリスルフオン酸約68重量%、ナフタレン−1・
3・6−トリスルフオン酸21重量%およびナフタ
レン−1・3・7−トリスルフオン酸5重量%を
含んでいる。 他の方法によつて得られたナフタレン−1・
3・5−トリスルフオン酸混合物もまた本発明に
よる方法に使用できる。 たとえば米国特許公告第2191820号に記載の方
法に従つてナフタレン−1・5−ジスルフオン酸
のニトロ化によつて得られた、3−ニトロナフタ
レン−1・5−ジスルフオン酸を含む混合物を硫
酸に溶解および/または懸濁させたものが、工業
的に重要な3−ニトロナフタレン−1・5−ジス
ルフオン酸のニトロ化に使用される。 他の方法によつて得られた3−ニトロナフタレ
ン−1・5−ジスルフオン酸を含む混合物もまた
本発明による方法に使用できる。 ナフタレン−スルフオン酸の硝酸との反応を、
ニトロ化反応の完了する前にすでに中断するとい
うことが、本発明による方法の基本的な特徴であ
る。 ナフタレンスルフオン酸のニトロ化における反
応の進渉状況は分析によつて追跡される。文献に
よる方法では、ニトロ化反応混合物中の所望のニ
トロナフタレン−スルフオン酸の含有量がもはや
増大しなくなつた時、つまりニトロナフタレン−
スルフオン酸の収率(実際に到達しうる収率)が
最大値に到達した時に、ニトロ化反応を終了し
た。 しかし、本発明によると、所望のニトロナフタ
レン−スルフオン酸の収率が最大値に到達する前
に、このニトロ化反応はすでに中断される。とり
わけ、本発明によると、用いたナフタレン−スル
フオン酸の90%以上が反応した時に、このニトロ
化反応は中断されるが、所望のニトロナフタレン
−スルフオン酸の収率は、実際に到達しうる収率
の約90%である。その実際に到達しうる収率は、
個々のニトロナフタレン−スルフオン酸によつて
異なる。したがつて、たとえば、実際に到達しう
る8−ニトロナフタレン−1・3・6−トリスル
フオン酸の収率は理論収量の約95%であるが、一
方実際に到達しうる8−ニトロナフタレン−1・
3・5−トリスルフオン酸と3・8−ジニトロナ
フタレン−1・5−ジスルフオン酸の収率は理論
収量の50%にすぎない。 したがつて、たとえばナフタレン−1・3・6
−トリスルフオン酸と硝酸との反応の場合には、
用いたナフタレン−1・3・6−トリスルフオン
酸の90%以上が反応した時にこのニトロ化反応を
中断し、このニトロ化反応混合物中にある8−ニ
トロナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸
の収率は、用いたナフタレン−1・3・6−トリ
スルフオン酸に対して、最大90%である。用いた
ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸の95
%以上、とりわけ98%、が消費された時に、この
ニトロ化反応を中断するのが好ましく、この場合
ニトロ化反応混合物中における8−ニトロ−ナフ
タレン−1・3・6−トリスルフオン酸の収率
は、反応したナフタレン−1・3・6−トリスル
フオン酸に対して、最高85%、好ましくは70〜80
%、である。 ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸と
硝酸との反応の場合には、用いたナフタレン−
1・3・5−トリスルフオン酸の90%以上、好ま
しくは93%以上、また、とりわけ約95〜98%、が
反応した時にこのニトロ化反応を中断し、このニ
トロ化反応混合物中にある8−ニトロナフタレン
−1・3・5−トリスルフオン酸の収率は、反応
したナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸
に対して、最高50%、好ましくは最高40%、また
とりわけ約25〜35%、である。 3−ニトロ−ナフタレン−1・5−ジスルフオ
ン酸と硝酸との反応の場合には、用いた3−ニト
ロナフタレン−1・5−ジスルフオン酸の90%以
上、好ましくは93%以上、またとりわけ約95〜98
%、が反応した時にこのニトロ化反応を中断し、
3・8−ジニトロナフタレン−1・5−ジスルフ
オン酸の収率は、反応した3−ニトロナフタレン
−1・5−ジスルフオン酸に対して、最高50%、
好ましくは最高40%、またとりわけ約25〜35%、
である。 ニトロ化反応を中断する時、ニトロ化反応混合
物の組成は次のようにして決定される:初めにニ
トロ化反応混合物を冷却しながら水または氷を加
えて希釈し、その希釈した酸性の溶液に、もし必
要なら空気または窒素をバブルさせることによつ
て、亜硝酸ガスを追い出し、それから酸を溶出す
る試薬を用い、高圧液体クロマトグラフイーによ
つて分析する。 ナフタレン−トリスルフオン酸および/または
ニトロナフタレン−ジスルフオン酸を反応させる
場合には、ニトロ化されるナフタレン−スルフオ
ン酸を濃度85〜95重量%、好ましくは濃度88〜92
重量%、の硫酸中0〜50℃、好ましくは10〜40
℃、で硝酸と反応させ、そして最後にそのニトロ
化反応を中断する。ニトロ化される(ニトロ)ナ
フタレン−ジ(モノ)スルフオン酸1モルあた
り、1.05〜2.5モル、好ましくは1.15〜2.0モル、
の硝酸を用いる。 ナフタレン−ジスルフオン酸を反応させる場合
には、その硝酸との反応は、濃度70〜90重量%、
好ましくは濃度75〜85重量%の硫酸中で実施され
る。 ナフタレンスルフオン酸の硝酸との反応を過剰
に存在する濃度80〜100重量%、好ましくは濃度
90〜98重量%、の−40〜+20℃の硝酸中で実施す
ることもできる。 そのニトロ化反応を中断するまでのナフタレン
スルフオン酸類の硝酸との反応時間は、温度およ
び/または硫酸の濃度または硝酸の濃度(もし硝
酸を溶媒として用いる場合)および/または硝酸
の過剰の度合いおよび/または反応混合物中にお
けるナフタレン−スルフオン酸の初期濃度に依存
し、一般に約数分から数時間である。たとえば、
ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸1モ
ルを濃度90重量%の硫酸4.5モル中30℃で濃度98
重量%の硝酸1.15モルと反応させる場合、そのニ
トロ化反応を中断するまでの反応時間は約20分で
ある。ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン
酸1モルを濃度98重量%の硝酸23モル中−20℃で
反応させる場合、そのニトロ化反応を中断するま
での反応時間は約130分であり、一方3−ニトロ
ナフタレン−1・5−ジスルフオン酸1モルを濃
度90重量%の硫酸15モル中10℃で硝酸2モルと反
応させる場合には、そのニトロ化反応を中断する
までの反応時間は、約3時間を要する。 本発明による方法を工業的に、とりわけ不連続
法によつて実施する場合には、大量の反応熱を除
去せねばならないために、そのニトロ化反応を中
断するまでの反応時間を短かく保つことは困難で
ある。この場合には、ナフタレン−スルフオン酸
類と硝酸との反応をアルカリ金属硫酸塩、好まし
くは硫酸アンモニウムの存在下で実施するのが有
利である。このアルカリ金属硫酸塩は反応遅延剤
として働く。この反応を溶媒として硫酸中で実施
する場合には、アルカリ金属硫酸塩は硝酸の添加
前および/または添加中に加えられる。しかし、
その反応混合物中のその場でアルカリ金属硫酸塩
を生成する、たとえばナフタレン−スルフオン酸
類をアルカリ金属塩の形で使用する方法および/
または硝酸をアルカリ金属の硝酸塩の形で添加す
る方法もまた可能である。 アルカリ金属硫酸塩は、反応させるナフタレン
−スルフオン酸のスルフオン基あたり0.1〜1モ
ル、好ましくは0.25〜0.75モル、の割合で用いら
れる。 本発明によるニトロ化反応の中断は、それ自身
は公知の方法で、たとえば硝酸の濃度をもはやニ
トロ化には不十分な濃度にまで低下させたり、お
よび/または冷却することによつて行なわれる。
硝酸の濃度はいろいろな方法で低下させることが
できる。通常はそのニトロ化反応混合物を水で希
釈することによつて低下される。希釈する間温度
が100℃をこえないように冷却を行なう。しか
し、硝酸を蒸留で除くことによつても硝酸の濃度
を低下させることができる。こうして得られた反
応混合物は次に、本発明によると、PH5〜14で塩
基によつて処理される。 しかし、その塩基によつて本発明による塩基処
理を実施しようとするところの塩基を直接ニトロ
化反応混合物に加えるという方法によつて、ニト
ロ化反応を中断することも可能である。つまり、
本発明によるニトロ化反応の早期中断と本発明に
よるニトロ化反応混合物の塩基処理とを一段階の
操作で実施する。 本発明による方法で用いることのできる塩基の
うち、あげることのできる例は:アルカリ金属の
水酸化物、酸化物、炭酸塩または重炭酸塩、アル
カリ土類金属の水酸化物、酸化物、炭酸塩または
重炭酸塩、およびアンモニアなどの無機塩基、脂
肪族、アラルキル、芳香族および異節環のアミン
などの有機塩基である。あげることのできる脂肪
族アミンの例は:メチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミンおよびシクロヘキシルアミ
ンであり、あげることのできるアラルキルアミン
の例はジメチルベンジルアミンであり;あげるこ
とのできる芳香族アミンの例はジメチルアニリン
およびジエチルアニリンであり;あげることので
きる異節環のアミンの例はピリジン、ピペリジン
およびモルフオリンである。 経済的な理由から、無機塩基、とりわけアンモ
ニア、を用いるのが有利である。 本発明によるニトロ化反応混合物の塩基処理
は、−10〜+130℃、好ましくは10〜80℃、の温度
で実施される。塩基を添加した水性のニトロ化反
応混合物のPH値は5〜14、好ましくは5〜10であ
る。 処理時間は反応溶液の分析試験によつて決定さ
れる。反応溶液中における所望のニトロナフタレ
ン−スルフオン酸の含有量がもはや増大しなくな
つた時に処理を終える。 一種類の塩基の代りに、いくつかの塩基を使用
すること、またこれらの塩基をつぎつぎに加える
ことも可能である。たとえば、第1段階ではまず
強酸性のニトロ化反応混合物をたとえば炭酸カル
シウムなどの安い無機塩基によつてPH4〜5に中
和し、次に、もし必要なら形成された僅かにしか
溶解しない無機塩(たとえば石こう)を除去した
後、なお酸性の反応混合物をアンモニアおよび/
または有機塩基によつて5〜14、好ましくは5〜
10の所望のPH値まで調整することも可能である。 ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸の
ニトロ化反応に於いて、もし必要なら水で希釈し
てあるニトロ化反応混合物を、ニトロ化反応混合
物中の8−ニトロナフタレン−1・3・6−トリ
スルフオン酸の含有量がもはや増大しなくなるま
で、前述の無機および/または有機塩基とPH5〜
10で−10〜+130℃の温度で反応させるのが好ま
しいことがわかつた。 ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸ま
たは3−ニトロナフタレン−1・5−ジスルフオ
ン酸のニトロ化反応に於いて、もし必要なら水で
希釈してあるニトロ化反応混合物を、ニトロ化反
応混合物中の8−ニトロナフタレン−1・3・5
−トリスルフオン酸または3・8−ジニトロナフ
タレン−1・5−ジスルフオン酸の含有量がもは
や増大しなくなるまで、アンモニアおよび/また
は前述の有機塩基でPH5〜10で−10〜+80℃の温
度で処理するのが好ましいことがわかつた。 本発明による方法の前述の利点、つまり著しく
改良された空時収率および/または収率、に加え
て、本発明による方法はさらにこの時に得られる
亜硝酸ガスの量が公知の方法で得られる量よりも
かなり少いという利点を有している。 本発明による方法は、不連続的にまたは連続的
に実施することが可能である。 本発明によつて合成されたニトロナフタレン−
スルフオン酸は、染料を合成するための重要な中
間生成物である。 とくに指示のない限り、次の実施例中に用いた
パーセントの値は重量パーセントをあらわす。 実施例 1 以下に述べるようにして得られたナフタレン−
トリスルフオン酸の混合物400gを、初めに、2
つの目盛りつき滴下ロート、温度計およびサーベ
ル型撹拌器を備えた1の4つ口フラスコ中に入
れる。冷却しながら30℃のスルフオン化反応混合
物に水40gと濃度90%の硫酸100gをまず滴下す
る。冷却と撹拌を行ないながら、つぎに濃度98%
の硝酸38%(0.59モル)を5分間で滴下する。こ
の反応混合物をひき続き30℃で10分間撹拌する。
次に5〜10℃で5分間で氷500gの上にそそぐ。
得られた溶液に空気を通して亜硝酸ガスを除く。
こうして得られた希釈された反応溶液を水で1
になるように希釈する。 この溶液の組成を、酸を溶出する試薬を用いて
高圧液体クロマトグラフイーによつて測定する。
測定値は以下の通りである。
トロ化によるニトロナフタレンスルフオン酸の合
成方法に関する。 対応するナフタレンスルフオン酸を硝酸と反応
させることによつてニトロナフタレンスルフオン
酸が合成できることは公知である〔たとえば、ウ
ルマンの工業化学辞典(Ullmanns
Enzyklopadie der technischen Chemie)第3
版、第16巻、第556頁、および第4版、第17巻、
第108〜115頁;エヌ・ドナルドリン(N.
Donaldson)著、“ナフタレン化合物の化学と工
学(The Chemistry and Technology of
Naphthalene Compounds)”、ロンドン1958.第
158〜163頁;エヌ・エヌ・ウオロシユゾフ(N.
N.Woroshzow)著、“染料および中間体の合成の
基本原理(Gruncllagen der Synthese von
Zwischenprodukten und Farbstoffen)”、ベルリ
ン1966、第162〜267頁;およびフーベン−ベイル
の有機化学の方法(Houben−Weyl Methoden
der organischen Chemie)第4版(1971)、第
10/1巻、第636頁参照〕。 たとえば、工業的に重要な8−ニトロナフタレ
ン−1・3・6−トリスルフオン酸(ニトロ−T
−酸)は、ナフタレンを硫酸と発煙硫酸でトリス
ルフオン化することによつて得られ、主成分とし
てナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸を
含んでいる。ナフタレントリスルフオン酸異性体
の混合物を、溶媒としての硫酸中硝酸によつてニ
トロ化することによつて合成される(F.I.A.T.、
最終レポート1016、第32〜39頁参照)。文献で公
知の合成方法に於いては、ナフタレンのトリスル
フオン化によつて得られる150〜155℃の熱いナフ
タレントリスルフオン酸の硫酸溶液を100℃に冷
却し、水で薄め、さらに80℃まで冷却する方法が
とられる。次にこの内容物をニトロ化反応の容器
に移し、この容器中で35〜40℃に冷却し、35〜40
℃で約10時間の間に混酸(硝酸86%、硫酸12%お
よび水2%)でニトロ化される。 DE−OS(ドイツ国特許公告)第2837498号に
はナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸ま
たはこの化合物を含有する混合物を硫酸中で硝酸
によるニトロ化反応によつて8−ニトロ−ナフタ
レン−1・3・6−トリスルフオン酸を合成する
方法が記されており、この方法によると、硫酸溶
液としてあるナフタレン−1・3・6−トリスル
フオン酸もしくはこの化合物を含む混合物に、ナ
フタレンスルフオン酸1モルあたり1〜1.4モル
の硝酸および、これと同時に、もし必要なら、ニ
トロ化反応の間硫酸の濃度が86〜94重量%になる
ように水を加え、この混合物を十分に撹拌し、反
応温度を30〜60℃に保つことによつて、少くとも
80%以上の程度まで反応したニトロ化反応混合物
を得る。この方法は容器の体積1で1時間あた
りニトロ−T−酸約0.7〜1.5モルという空時収率
(space/time yield)で不連続的にもしくは連続
的に実施することができ、不連続的に実施した最
適条件の場合、もし反応混合物を添加終了後さら
に1〜2時間35〜38℃で反応させるならば、用い
たナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸に
対して96%の収率で8−ニトロ−ナフタレン−
1・3・6−トリスルフオン酸を生成する。 工業的に重要な8−ニトロナフタレン−1・
3・5−トリスルフオン酸は、ナフタレンを硫酸
および発煙硫酸でトリスルフオン化することによ
つて得られ、主生成物としてナフタレン−1・
3・5−トリスルフオン酸を含むナフタレントリ
スルフオン酸の混合物を溶媒として硫酸を用いて
硝酸でニトロ化することによつて合成される
(F.I.A.T.最終報告第1016号、第42−44頁参照)。
この方法によると、ナフタレンのトリスルフオン
化によつて得られ、90℃の熱いナフタレントリス
ルフオン酸の硫酸溶液をニトロ化反応の容器に移
し、60℃に冷却後水で希釈し、次に30〜35℃で硝
酸(硫酸86%、硫酸12%および水2%)でニトロ
化する。このニトロ化反応混合物をひき続き40℃
で1時間撹拌する。この方法をくりかえし実施し
た結果が示すように、8−ニトロ−ナフタレン−
1・3・5−トリスルフオン酸の収率は用いたナ
フタレン−1・3・5−トリスルフオン酸に対し
てたつた約46%にすぎない(本特許願の実施例16
参照)。 純粋のナフタレン−1・3・5−トリスルフオ
ン酸のニトロ化は、エイチ・イー・フイエルツ−
デービツドら(H.E.Fierz−David et al)によつ
て報告されている〔Helv.Chim.Acta35、
(1952)、第2139〜2144頁〕。しかし、このニトロ
化反応では副生成物が生じ、したがつて、きわめ
て好ましい条件下でさえもたつた約48%の収率で
8−ニトロナフタレン−1・3・5−トリスルフ
オン酸を与える。 硫酸中30℃における硝酸による3−ニトロナフ
タレン−1・5−ジスルフオン酸のニトロ化反応
についてドイツ国特許公告第72665号に記載され
ている。この反応に要する時間は3〜4日であ
る。この方法をくりかえし実施した結果が示すよ
うに、3・8−ジニトロナフタレン−1・5−ジ
スルフオン酸の収率は、用いた3−ニトロナフタ
レン−1・5−ジスルフオン酸に対してたつた50
%である(本特許願の実施例19参照)。 公知のナフタレン−スルフオン酸をニトロ化す
る方法のすべてに共通の問題点は、収率が低い点
および/またはニトロ化に長時間を要する点であ
る。DE−OS(ドイツ国特許公告)第2837498号
に記載されているように、ニトロ化反応を連続的
に実施すれば、所望のニトロ化合物をできるだけ
高い収率で得るためには、かなり長い反応時間を
要する。ニトロ化反応の終点は、ニトロ化反応混
合物からとり出した試料を亜鉛末で還元し、試料
中に形成されたアミノ基の含有量を亜硝酸ナトリ
ウムでジアゾ化することによつて測定してわか
る。ジアゾ化反応試薬の消費がもはや増加しなく
なつた時点でニトロ化反応をやめる。 公知のニトロ化反応の前述の欠点、つまり低い
および/または長い反応時間またその結果空時収
率積/時間能率の悪い点、は、今までの場合のよ
うにニトロ化反応が完了するまで続けず、早めに
中断し、そのニトロ化反応混合物を塩基でPH5〜
14で処理するという方法によつて改善しうること
が今や見出された。すべてのニトロナフタレン−
スルフオン酸に対する空時収率がかなり増大する
ことが、これら2つの方法を組み合わせることに
よつて実現できる。従来不満足な収率でしか得ら
れなかつたニトロナフタレン−スルフオン酸の収
率をかなり増大させることも実現できる。 したがつて本発明は、ナフタレン−スルフオン
酸の硝酸との反応をそのニトロ化反応が完了する
前にすでに中断し、そのニトロ化反応混合物を、
もし必要なら水で希釈した後、PH5〜14、好まし
くは5〜10、で塩基で処理することを特徴とす
る、対応するナフタレン−スルフオン酸を硝酸と
反応させて得られるニトロ化反応混合物を処理す
ることによつて、ニトロナフタレン−スルフオン
酸を合成する方法に関する。 本発明による方法は、式() 式中、R1、R2およびR3は式()における意
味をもつ、 によつてあらわされる(ニトロ)ナフタレンスル
フオン酸をニトロ化することによつて、式() 式中、R3は5−位置もしくは6−位置にあ
り、 R1とR3はお互いに独立にSO3H基またはNO2基
を示し、また置換基R1、R2またはR3のうち少く
とも一つはSO3H基であるという条件下で、R2は
水素原子、SO3H基またはNO2基を示す、 によつてあらわされるニトロナフタレンスルフオ
ン酸の合成にとくに好適である。 本発明による方法にとくに好適な式()のナ
フタレン−スルフオン酸としてあげられる例は:
ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸、ナ
フタレン−1・3・5−トリスルフオン酸、ナフ
タレン−1・5−ジスルフオン酸、3−ニトロナ
フタレン−1・5−ジスルフオン酸および1・5
−ジニトロナフタレン−3−スルフオン酸であ
る。 純粋の(ニトロ)ナフタレン−スルフオン酸も
しくはこれらの(ニトロ)ナフタレン−スルフオ
ン酸を含む混合物のいずれもが本発明による方法
に使用しうる。 ナフタレンのトリスルフオン化によつて得られ
るような混合物が、好ましく本発明によるナフタ
レン−1・3・6−トリスルフオン酸のニトロ化
に用いられる。たとえば、F.I.A.T.最終報告第
1016号、第29−39頁によるナフタレンのトリスル
フオン化によつて得られた混合物を用いることも
可能である。こうして得られた混合物は、濃度
100%の硫酸中に40〜48重量%のナフタレントリ
スルフオン酸を含有している。このナフタレンス
ルフオン酸混合物の組成は次のようである:ナフ
タレン−1・3・6−トリスルフオン酸75重量
%、ナフタレン−1・3・5−トリスルフオル酸
約8重量%およびナフタレン−1・3・7−トリ
スルフオン酸約12重量%。このスルフオン化反応
混合物はさらに少量のナフタレンの他のスルフオ
ン化物および/またはナフタレンの酸化物をも含
んでいる。 他の方法によつて得られたナフタレン−1・
3・6−トリスルフオン酸混合物もまた本発明に
よる方法に使用できる。 F.I.A.T.最終報告1016、第42〜44頁に従つてナ
フタレンのトリスルフオン化によつて得られた、
ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸を含
む混合物を硫酸に溶かしたものが、本発明に従つ
て、工業的に重要なナフタレン−1・3・5−ト
リスルフオン酸のニトロ化反応に有利に使用され
る。これらの混合物はナフタレン−1・3・5−
トリスルフオン酸約68重量%、ナフタレン−1・
3・6−トリスルフオン酸21重量%およびナフタ
レン−1・3・7−トリスルフオン酸5重量%を
含んでいる。 他の方法によつて得られたナフタレン−1・
3・5−トリスルフオン酸混合物もまた本発明に
よる方法に使用できる。 たとえば米国特許公告第2191820号に記載の方
法に従つてナフタレン−1・5−ジスルフオン酸
のニトロ化によつて得られた、3−ニトロナフタ
レン−1・5−ジスルフオン酸を含む混合物を硫
酸に溶解および/または懸濁させたものが、工業
的に重要な3−ニトロナフタレン−1・5−ジス
ルフオン酸のニトロ化に使用される。 他の方法によつて得られた3−ニトロナフタレ
ン−1・5−ジスルフオン酸を含む混合物もまた
本発明による方法に使用できる。 ナフタレン−スルフオン酸の硝酸との反応を、
ニトロ化反応の完了する前にすでに中断するとい
うことが、本発明による方法の基本的な特徴であ
る。 ナフタレンスルフオン酸のニトロ化における反
応の進渉状況は分析によつて追跡される。文献に
よる方法では、ニトロ化反応混合物中の所望のニ
トロナフタレン−スルフオン酸の含有量がもはや
増大しなくなつた時、つまりニトロナフタレン−
スルフオン酸の収率(実際に到達しうる収率)が
最大値に到達した時に、ニトロ化反応を終了し
た。 しかし、本発明によると、所望のニトロナフタ
レン−スルフオン酸の収率が最大値に到達する前
に、このニトロ化反応はすでに中断される。とり
わけ、本発明によると、用いたナフタレン−スル
フオン酸の90%以上が反応した時に、このニトロ
化反応は中断されるが、所望のニトロナフタレン
−スルフオン酸の収率は、実際に到達しうる収率
の約90%である。その実際に到達しうる収率は、
個々のニトロナフタレン−スルフオン酸によつて
異なる。したがつて、たとえば、実際に到達しう
る8−ニトロナフタレン−1・3・6−トリスル
フオン酸の収率は理論収量の約95%であるが、一
方実際に到達しうる8−ニトロナフタレン−1・
3・5−トリスルフオン酸と3・8−ジニトロナ
フタレン−1・5−ジスルフオン酸の収率は理論
収量の50%にすぎない。 したがつて、たとえばナフタレン−1・3・6
−トリスルフオン酸と硝酸との反応の場合には、
用いたナフタレン−1・3・6−トリスルフオン
酸の90%以上が反応した時にこのニトロ化反応を
中断し、このニトロ化反応混合物中にある8−ニ
トロナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸
の収率は、用いたナフタレン−1・3・6−トリ
スルフオン酸に対して、最大90%である。用いた
ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸の95
%以上、とりわけ98%、が消費された時に、この
ニトロ化反応を中断するのが好ましく、この場合
ニトロ化反応混合物中における8−ニトロ−ナフ
タレン−1・3・6−トリスルフオン酸の収率
は、反応したナフタレン−1・3・6−トリスル
フオン酸に対して、最高85%、好ましくは70〜80
%、である。 ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸と
硝酸との反応の場合には、用いたナフタレン−
1・3・5−トリスルフオン酸の90%以上、好ま
しくは93%以上、また、とりわけ約95〜98%、が
反応した時にこのニトロ化反応を中断し、このニ
トロ化反応混合物中にある8−ニトロナフタレン
−1・3・5−トリスルフオン酸の収率は、反応
したナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸
に対して、最高50%、好ましくは最高40%、また
とりわけ約25〜35%、である。 3−ニトロ−ナフタレン−1・5−ジスルフオ
ン酸と硝酸との反応の場合には、用いた3−ニト
ロナフタレン−1・5−ジスルフオン酸の90%以
上、好ましくは93%以上、またとりわけ約95〜98
%、が反応した時にこのニトロ化反応を中断し、
3・8−ジニトロナフタレン−1・5−ジスルフ
オン酸の収率は、反応した3−ニトロナフタレン
−1・5−ジスルフオン酸に対して、最高50%、
好ましくは最高40%、またとりわけ約25〜35%、
である。 ニトロ化反応を中断する時、ニトロ化反応混合
物の組成は次のようにして決定される:初めにニ
トロ化反応混合物を冷却しながら水または氷を加
えて希釈し、その希釈した酸性の溶液に、もし必
要なら空気または窒素をバブルさせることによつ
て、亜硝酸ガスを追い出し、それから酸を溶出す
る試薬を用い、高圧液体クロマトグラフイーによ
つて分析する。 ナフタレン−トリスルフオン酸および/または
ニトロナフタレン−ジスルフオン酸を反応させる
場合には、ニトロ化されるナフタレン−スルフオ
ン酸を濃度85〜95重量%、好ましくは濃度88〜92
重量%、の硫酸中0〜50℃、好ましくは10〜40
℃、で硝酸と反応させ、そして最後にそのニトロ
化反応を中断する。ニトロ化される(ニトロ)ナ
フタレン−ジ(モノ)スルフオン酸1モルあた
り、1.05〜2.5モル、好ましくは1.15〜2.0モル、
の硝酸を用いる。 ナフタレン−ジスルフオン酸を反応させる場合
には、その硝酸との反応は、濃度70〜90重量%、
好ましくは濃度75〜85重量%の硫酸中で実施され
る。 ナフタレンスルフオン酸の硝酸との反応を過剰
に存在する濃度80〜100重量%、好ましくは濃度
90〜98重量%、の−40〜+20℃の硝酸中で実施す
ることもできる。 そのニトロ化反応を中断するまでのナフタレン
スルフオン酸類の硝酸との反応時間は、温度およ
び/または硫酸の濃度または硝酸の濃度(もし硝
酸を溶媒として用いる場合)および/または硝酸
の過剰の度合いおよび/または反応混合物中にお
けるナフタレン−スルフオン酸の初期濃度に依存
し、一般に約数分から数時間である。たとえば、
ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸1モ
ルを濃度90重量%の硫酸4.5モル中30℃で濃度98
重量%の硝酸1.15モルと反応させる場合、そのニ
トロ化反応を中断するまでの反応時間は約20分で
ある。ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン
酸1モルを濃度98重量%の硝酸23モル中−20℃で
反応させる場合、そのニトロ化反応を中断するま
での反応時間は約130分であり、一方3−ニトロ
ナフタレン−1・5−ジスルフオン酸1モルを濃
度90重量%の硫酸15モル中10℃で硝酸2モルと反
応させる場合には、そのニトロ化反応を中断する
までの反応時間は、約3時間を要する。 本発明による方法を工業的に、とりわけ不連続
法によつて実施する場合には、大量の反応熱を除
去せねばならないために、そのニトロ化反応を中
断するまでの反応時間を短かく保つことは困難で
ある。この場合には、ナフタレン−スルフオン酸
類と硝酸との反応をアルカリ金属硫酸塩、好まし
くは硫酸アンモニウムの存在下で実施するのが有
利である。このアルカリ金属硫酸塩は反応遅延剤
として働く。この反応を溶媒として硫酸中で実施
する場合には、アルカリ金属硫酸塩は硝酸の添加
前および/または添加中に加えられる。しかし、
その反応混合物中のその場でアルカリ金属硫酸塩
を生成する、たとえばナフタレン−スルフオン酸
類をアルカリ金属塩の形で使用する方法および/
または硝酸をアルカリ金属の硝酸塩の形で添加す
る方法もまた可能である。 アルカリ金属硫酸塩は、反応させるナフタレン
−スルフオン酸のスルフオン基あたり0.1〜1モ
ル、好ましくは0.25〜0.75モル、の割合で用いら
れる。 本発明によるニトロ化反応の中断は、それ自身
は公知の方法で、たとえば硝酸の濃度をもはやニ
トロ化には不十分な濃度にまで低下させたり、お
よび/または冷却することによつて行なわれる。
硝酸の濃度はいろいろな方法で低下させることが
できる。通常はそのニトロ化反応混合物を水で希
釈することによつて低下される。希釈する間温度
が100℃をこえないように冷却を行なう。しか
し、硝酸を蒸留で除くことによつても硝酸の濃度
を低下させることができる。こうして得られた反
応混合物は次に、本発明によると、PH5〜14で塩
基によつて処理される。 しかし、その塩基によつて本発明による塩基処
理を実施しようとするところの塩基を直接ニトロ
化反応混合物に加えるという方法によつて、ニト
ロ化反応を中断することも可能である。つまり、
本発明によるニトロ化反応の早期中断と本発明に
よるニトロ化反応混合物の塩基処理とを一段階の
操作で実施する。 本発明による方法で用いることのできる塩基の
うち、あげることのできる例は:アルカリ金属の
水酸化物、酸化物、炭酸塩または重炭酸塩、アル
カリ土類金属の水酸化物、酸化物、炭酸塩または
重炭酸塩、およびアンモニアなどの無機塩基、脂
肪族、アラルキル、芳香族および異節環のアミン
などの有機塩基である。あげることのできる脂肪
族アミンの例は:メチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミンおよびシクロヘキシルアミ
ンであり、あげることのできるアラルキルアミン
の例はジメチルベンジルアミンであり;あげるこ
とのできる芳香族アミンの例はジメチルアニリン
およびジエチルアニリンであり;あげることので
きる異節環のアミンの例はピリジン、ピペリジン
およびモルフオリンである。 経済的な理由から、無機塩基、とりわけアンモ
ニア、を用いるのが有利である。 本発明によるニトロ化反応混合物の塩基処理
は、−10〜+130℃、好ましくは10〜80℃、の温度
で実施される。塩基を添加した水性のニトロ化反
応混合物のPH値は5〜14、好ましくは5〜10であ
る。 処理時間は反応溶液の分析試験によつて決定さ
れる。反応溶液中における所望のニトロナフタレ
ン−スルフオン酸の含有量がもはや増大しなくな
つた時に処理を終える。 一種類の塩基の代りに、いくつかの塩基を使用
すること、またこれらの塩基をつぎつぎに加える
ことも可能である。たとえば、第1段階ではまず
強酸性のニトロ化反応混合物をたとえば炭酸カル
シウムなどの安い無機塩基によつてPH4〜5に中
和し、次に、もし必要なら形成された僅かにしか
溶解しない無機塩(たとえば石こう)を除去した
後、なお酸性の反応混合物をアンモニアおよび/
または有機塩基によつて5〜14、好ましくは5〜
10の所望のPH値まで調整することも可能である。 ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸の
ニトロ化反応に於いて、もし必要なら水で希釈し
てあるニトロ化反応混合物を、ニトロ化反応混合
物中の8−ニトロナフタレン−1・3・6−トリ
スルフオン酸の含有量がもはや増大しなくなるま
で、前述の無機および/または有機塩基とPH5〜
10で−10〜+130℃の温度で反応させるのが好ま
しいことがわかつた。 ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸ま
たは3−ニトロナフタレン−1・5−ジスルフオ
ン酸のニトロ化反応に於いて、もし必要なら水で
希釈してあるニトロ化反応混合物を、ニトロ化反
応混合物中の8−ニトロナフタレン−1・3・5
−トリスルフオン酸または3・8−ジニトロナフ
タレン−1・5−ジスルフオン酸の含有量がもは
や増大しなくなるまで、アンモニアおよび/また
は前述の有機塩基でPH5〜10で−10〜+80℃の温
度で処理するのが好ましいことがわかつた。 本発明による方法の前述の利点、つまり著しく
改良された空時収率および/または収率、に加え
て、本発明による方法はさらにこの時に得られる
亜硝酸ガスの量が公知の方法で得られる量よりも
かなり少いという利点を有している。 本発明による方法は、不連続的にまたは連続的
に実施することが可能である。 本発明によつて合成されたニトロナフタレン−
スルフオン酸は、染料を合成するための重要な中
間生成物である。 とくに指示のない限り、次の実施例中に用いた
パーセントの値は重量パーセントをあらわす。 実施例 1 以下に述べるようにして得られたナフタレン−
トリスルフオン酸の混合物400gを、初めに、2
つの目盛りつき滴下ロート、温度計およびサーベ
ル型撹拌器を備えた1の4つ口フラスコ中に入
れる。冷却しながら30℃のスルフオン化反応混合
物に水40gと濃度90%の硫酸100gをまず滴下す
る。冷却と撹拌を行ないながら、つぎに濃度98%
の硝酸38%(0.59モル)を5分間で滴下する。こ
の反応混合物をひき続き30℃で10分間撹拌する。
次に5〜10℃で5分間で氷500gの上にそそぐ。
得られた溶液に空気を通して亜硝酸ガスを除く。
こうして得られた希釈された反応溶液を水で1
になるように希釈する。 この溶液の組成を、酸を溶出する試薬を用いて
高圧液体クロマトグラフイーによつて測定する。
測定値は以下の通りである。
【表】
ルフオン酸
ナフタレン〓1,3,6〓トリス 0.45 1.5
ルフオン酸
前述の希釈されたニトロ化反応溶液1と濃度
25%のアンモニア水約720mlとを、0〜5℃に冷
却しながらPH9で、2つの目盛つき滴下ロート、
内部温度計、PH電極および撹拌器をそなえた3
の5つ口フラスコ中へ同時に流しこむ。もし必要
ならさらにアンモニア水を加えることによつてそ
のPH値を9に保ちながら、この反応溶液をひき続
き20℃で2時間撹拌する。その後この溶液を水で
2に希釈する。こうして得られた溶液の高圧液
体クロマトグラフイーによると、 (ニトロ)ナフタレン−トリスルフオン酸の含
有量は次のようである:
ナフタレン〓1,3,6〓トリス 0.45 1.5
ルフオン酸
前述の希釈されたニトロ化反応溶液1と濃度
25%のアンモニア水約720mlとを、0〜5℃に冷
却しながらPH9で、2つの目盛つき滴下ロート、
内部温度計、PH電極および撹拌器をそなえた3
の5つ口フラスコ中へ同時に流しこむ。もし必要
ならさらにアンモニア水を加えることによつてそ
のPH値を9に保ちながら、この反応溶液をひき続
き20℃で2時間撹拌する。その後この溶液を水で
2に希釈する。こうして得られた溶液の高圧液
体クロマトグラフイーによると、 (ニトロ)ナフタレン−トリスルフオン酸の含
有量は次のようである:
【表】
ルフオン酸
ナフタレン〓1,3,6〓トリス 0.3 2.0
ルフオン酸
出発物質として用いたトリスルフオン化反応混
合物は次のようにして得られた: metering screw、目盛つき滴下ロート、内部
温度計およびサーベル型撹拌器を備えた2の4
つ口フラスコ中へまず濃度100%の硫酸385gを入
れた。撹拌しながらmetering screwを通して30
分間でジスルフオン化反応混合物380gを入れ
た。このジスルフオン化反応混合物は次の組成:
ナフタレン−1・5−ジスルフオン酸58%、ナフ
タレン−1・6−ジスルフオン酸7.6%、ナフタ
レン−1・7−ジスルフオン酸3.0%、ナフタレ
ン−1・3・5−トリスルフオン酸2.2%、ナフ
タレン−1・3・6−トリスルフオン酸4.5%、
ナフタレン−1・3・7−トリスルフオン酸0.4
%およびSO324.3%をもつており、また次のよう
にして得られた: 塩化メチレン640gに溶かしたナフタレン128g
(1モル)の溶液と塩化メチレン950gに溶かした
SO3243gの溶液とを、予じめ入れてあつた塩化
メチレン中へ、その温度が−5〜−10℃に保てる
ような速度で同時に計量して加えた。滴下終了後
1.5時間−5〜−10℃にこの反応混合物を保ち、
その後真空中で蒸発乾固した。 前述のジスルフオン化反応混合物を計量して加
えながら、反応混合物を70℃に加熱した。つぎに
目盛つき滴下ロートを通して発煙硫酸(濃度65
%)42gを滴下した。この反応混合物を90℃で7
時間撹拌した。 こうして得られたトリスルフオン化反応混合物
(ナフタレン−トリスルフオン酸混合物)の組成
は:ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸
35.5%、ナフタレン−1・3・6−トリスルフオ
ン酸6.8%、ナフタレン−1・3・7−トリスル
フオン酸1.3%および硫酸56%であつた。スルフ
オン化反応混合物の炭素含有量は14.7%であつ
た。 実施例 2 濃度90%の硫酸に溶かした硝酸の溶液11ml(溶
液中の硝酸の含有量:63g/=1.0モル/)
を、濃度90%の硫酸に溶かしたナフタレン−1・
3・6−トリスルフオン酸溶液40ml(ナフタレン
−1・3・6−トリスルフオン酸の含有量:92
g/=0.25モル/)中へ、20℃に冷却しなが
ら10分間で加える。その反応混合物をひき続き20
℃で15分間撹拌し、氷65gの上へあけ、そして計
量フラスコ中で水で200mlに希釈する。こうして
得られた反応溶液中のニトロ−ナフタレン−トリ
スルフオン酸の含有量は、酸を溶出する試薬を用
いて高圧液体クロマトグラフイーによつて測定さ
れる。その含有量は:
ナフタレン〓1,3,6〓トリス 0.3 2.0
ルフオン酸
出発物質として用いたトリスルフオン化反応混
合物は次のようにして得られた: metering screw、目盛つき滴下ロート、内部
温度計およびサーベル型撹拌器を備えた2の4
つ口フラスコ中へまず濃度100%の硫酸385gを入
れた。撹拌しながらmetering screwを通して30
分間でジスルフオン化反応混合物380gを入れ
た。このジスルフオン化反応混合物は次の組成:
ナフタレン−1・5−ジスルフオン酸58%、ナフ
タレン−1・6−ジスルフオン酸7.6%、ナフタ
レン−1・7−ジスルフオン酸3.0%、ナフタレ
ン−1・3・5−トリスルフオン酸2.2%、ナフ
タレン−1・3・6−トリスルフオン酸4.5%、
ナフタレン−1・3・7−トリスルフオン酸0.4
%およびSO324.3%をもつており、また次のよう
にして得られた: 塩化メチレン640gに溶かしたナフタレン128g
(1モル)の溶液と塩化メチレン950gに溶かした
SO3243gの溶液とを、予じめ入れてあつた塩化
メチレン中へ、その温度が−5〜−10℃に保てる
ような速度で同時に計量して加えた。滴下終了後
1.5時間−5〜−10℃にこの反応混合物を保ち、
その後真空中で蒸発乾固した。 前述のジスルフオン化反応混合物を計量して加
えながら、反応混合物を70℃に加熱した。つぎに
目盛つき滴下ロートを通して発煙硫酸(濃度65
%)42gを滴下した。この反応混合物を90℃で7
時間撹拌した。 こうして得られたトリスルフオン化反応混合物
(ナフタレン−トリスルフオン酸混合物)の組成
は:ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸
35.5%、ナフタレン−1・3・6−トリスルフオ
ン酸6.8%、ナフタレン−1・3・7−トリスル
フオン酸1.3%および硫酸56%であつた。スルフ
オン化反応混合物の炭素含有量は14.7%であつ
た。 実施例 2 濃度90%の硫酸に溶かした硝酸の溶液11ml(溶
液中の硝酸の含有量:63g/=1.0モル/)
を、濃度90%の硫酸に溶かしたナフタレン−1・
3・6−トリスルフオン酸溶液40ml(ナフタレン
−1・3・6−トリスルフオン酸の含有量:92
g/=0.25モル/)中へ、20℃に冷却しなが
ら10分間で加える。その反応混合物をひき続き20
℃で15分間撹拌し、氷65gの上へあけ、そして計
量フラスコ中で水で200mlに希釈する。こうして
得られた反応溶液中のニトロ−ナフタレン−トリ
スルフオン酸の含有量は、酸を溶出する試薬を用
いて高圧液体クロマトグラフイーによつて測定さ
れる。その含有量は:
【表】
〓トリスルフオン酸
1〓ニトロナフタレン〓2,5,7 0.68 3.3
〓トリスルフオン酸
前述の希釈されたニトロ化反応溶液50mlに、濃
度25%のアンモニア水を加えて0℃でPH9に調整
し、その溶液をこのPH値に2時間保つ。その後計
量フラスコ中で水で200mlに希釈する。得られた
溶液を高圧液体クロマトグラフイーによつてしら
べると、(ニトロ)ナフタレン−トリスルフオン
酸の含有量は次のようである:
1〓ニトロナフタレン〓2,5,7 0.68 3.3
〓トリスルフオン酸
前述の希釈されたニトロ化反応溶液50mlに、濃
度25%のアンモニア水を加えて0℃でPH9に調整
し、その溶液をこのPH値に2時間保つ。その後計
量フラスコ中で水で200mlに希釈する。得られた
溶液を高圧液体クロマトグラフイーによつてしら
べると、(ニトロ)ナフタレン−トリスルフオン
酸の含有量は次のようである:
【表】
〓トリスルフオン酸
1〓ニトロナフタレン〓2,5,7 0.17 3.3
〓トリスルフオン酸
実施例 3 濃度90%の硫酸に溶かした硝酸溶液(硝酸の含
有量:63g/=1.0モル/)25mlを、濃度90
%の硫酸に溶かしたナフタレン−1・3・6−ト
リスルフオン酸溶液(溶液中のナフタレン−1・
3・6−トリスルフオン酸の含有量:37.5g/
=0.102モル/)200ml中へ、0℃に冷却しなが
ら15分間で加える。その反応溶液をひき続き0℃
で90分間撹拌し、その後氷200gの上へあけ、さ
らに計量フラスコ中で水で500mlに希釈する。 こうして得られた希釈されたニトロ化反応混合
溶液のそれぞれ50mlずつを、異なる塩基で0℃で
異なるPH値に調整し、このPH値に2時間保つた
後、それぞれを水で500mlに希釈する。 こうして得られた反応溶液の組成を、酸を溶出
する試薬を用い、高圧液体クロマトグラフイーに
よつて測定する。 この塩基処理の効果を示すために、未処理の希
釈されたニトロ化反応溶液50mlを水で500mlに希
釈し、溶液の組成を、酸を溶出する試薬を用い、
高圧液体クロマトグラフイーによつて測定する
(実施例3a)。 実験条件および実験結果を次の第1表にまとめ
る。
1〓ニトロナフタレン〓2,5,7 0.17 3.3
〓トリスルフオン酸
実施例 3 濃度90%の硫酸に溶かした硝酸溶液(硝酸の含
有量:63g/=1.0モル/)25mlを、濃度90
%の硫酸に溶かしたナフタレン−1・3・6−ト
リスルフオン酸溶液(溶液中のナフタレン−1・
3・6−トリスルフオン酸の含有量:37.5g/
=0.102モル/)200ml中へ、0℃に冷却しなが
ら15分間で加える。その反応溶液をひき続き0℃
で90分間撹拌し、その後氷200gの上へあけ、さ
らに計量フラスコ中で水で500mlに希釈する。 こうして得られた希釈されたニトロ化反応混合
溶液のそれぞれ50mlずつを、異なる塩基で0℃で
異なるPH値に調整し、このPH値に2時間保つた
後、それぞれを水で500mlに希釈する。 こうして得られた反応溶液の組成を、酸を溶出
する試薬を用い、高圧液体クロマトグラフイーに
よつて測定する。 この塩基処理の効果を示すために、未処理の希
釈されたニトロ化反応溶液50mlを水で500mlに希
釈し、溶液の組成を、酸を溶出する試薬を用い、
高圧液体クロマトグラフイーによつて測定する
(実施例3a)。 実験条件および実験結果を次の第1表にまとめ
る。
【表】
実施例 4
濃度90%の硫酸に溶かした硫酸溶液(硝酸の含
有量:63g/=1.0モル/)120mlを、濃度90
%の硫酸に溶かしたナフタレン−1・3・5−ト
リスルフオン酸とナフタレン−1・3・6−トリ
スルフオン酸の等モル溶液(溶液の含有量:1・
3・5−および1・3・6−トリスルフオン酸の
それぞれを36.8g/=0.1モル/)500mlに、
冷却しながら20℃で15分間で加える。その反応溶
液をひき続き20℃で45分間撹拌し、氷500gの上
にあけ、計量フラスコ中で水で2に希釈する。 こうして得られた希釈されたニトロ化反応溶液
のうちの50mlずつを、アンモニア水を用いていろ
いろな温度で7から10の間のいろいろなPH値に調
整する。 つぎにこうして得られた反応溶液の組成を、酸
を溶出する試薬を用いて高圧液体クロマトグラフ
イーによつて測定する。実験条件およびニトロ−
ナフタレン−トリスルフオン酸の収率を次の第2
表にまとめる(実施例4aは塩基を添加しない比較
実験である)。
有量:63g/=1.0モル/)120mlを、濃度90
%の硫酸に溶かしたナフタレン−1・3・5−ト
リスルフオン酸とナフタレン−1・3・6−トリ
スルフオン酸の等モル溶液(溶液の含有量:1・
3・5−および1・3・6−トリスルフオン酸の
それぞれを36.8g/=0.1モル/)500mlに、
冷却しながら20℃で15分間で加える。その反応溶
液をひき続き20℃で45分間撹拌し、氷500gの上
にあけ、計量フラスコ中で水で2に希釈する。 こうして得られた希釈されたニトロ化反応溶液
のうちの50mlずつを、アンモニア水を用いていろ
いろな温度で7から10の間のいろいろなPH値に調
整する。 つぎにこうして得られた反応溶液の組成を、酸
を溶出する試薬を用いて高圧液体クロマトグラフ
イーによつて測定する。実験条件およびニトロ−
ナフタレン−トリスルフオン酸の収率を次の第2
表にまとめる(実施例4aは塩基を添加しない比較
実験である)。
【表】
実施例 5
濃度90%の硫酸に溶かした硝酸の溶液(硝酸の
含有量:75.6g/=1.2モル/)60mlを、濃
度90%の硫酸に溶かしたナフタレン−1・3・5
−トリスルフオン酸溶液(溶液中のナフタレン−
1・3・5−トリスルフオン酸の含有量:92g/
=0.25モル/)200mlに、冷却しながら20℃
で15分間で加える。その反応混合物をひき続き20
℃で20分間撹拌し、氷200gの上にあけ、計量フ
ラスコ中で水で500mlに希釈する。 希釈した反応溶液の50mlずつをいろいろな塩基
を用いて0℃でPH9に調整する。つぎにその反応
溶液の組成を、酸を溶出する試薬を用い、高圧液
体クロマトグラフイーによつて測定する。用いた
塩基とそれによつて得られた収率を次の第3表に
まとめる。実施例5aは塩基を添加しない比較例で
ある。
含有量:75.6g/=1.2モル/)60mlを、濃
度90%の硫酸に溶かしたナフタレン−1・3・5
−トリスルフオン酸溶液(溶液中のナフタレン−
1・3・5−トリスルフオン酸の含有量:92g/
=0.25モル/)200mlに、冷却しながら20℃
で15分間で加える。その反応混合物をひき続き20
℃で20分間撹拌し、氷200gの上にあけ、計量フ
ラスコ中で水で500mlに希釈する。 希釈した反応溶液の50mlずつをいろいろな塩基
を用いて0℃でPH9に調整する。つぎにその反応
溶液の組成を、酸を溶出する試薬を用い、高圧液
体クロマトグラフイーによつて測定する。用いた
塩基とそれによつて得られた収率を次の第3表に
まとめる。実施例5aは塩基を添加しない比較例で
ある。
【表】
【表】
実施例 6
濃度90%の硫酸に溶かした硝酸の溶液(硝酸の
含有量:31.5g/=0.5モル/)11mlを、濃
度90%の硫酸に溶かした3−ニトロナフタレン−
1・5−ジスルフオン酸(ニトロ−アームストロ
ング酸)の溶液(ニトロ−アームストロング酸の
含有量:16.65g/=0.05モル/)50mlに、
冷却しながら20℃で15分間で加える。その反応混
合物を20℃で1時間撹拌し、その後氷100gの上
にそそぎ、水で250mlに希釈する。 その希釈した酸性のニトロ化反応溶液50mlを、
濃度25%のアンモニア水で0℃でPH9に調整し、
その溶液を20℃でこのPH値で2時間保つ。 こうして得られた反応溶液の組成を、酸を溶出
する試薬を用いて、高圧液体クロマトグラフイー
によつて測定する。 酸性の反応溶液中およびアンモニアで処理され
た反応溶液中のニトロナフタレン−スルフオン酸
の収率を、以下に相互に比較する。
含有量:31.5g/=0.5モル/)11mlを、濃
度90%の硫酸に溶かした3−ニトロナフタレン−
1・5−ジスルフオン酸(ニトロ−アームストロ
ング酸)の溶液(ニトロ−アームストロング酸の
含有量:16.65g/=0.05モル/)50mlに、
冷却しながら20℃で15分間で加える。その反応混
合物を20℃で1時間撹拌し、その後氷100gの上
にそそぎ、水で250mlに希釈する。 その希釈した酸性のニトロ化反応溶液50mlを、
濃度25%のアンモニア水で0℃でPH9に調整し、
その溶液を20℃でこのPH値で2時間保つ。 こうして得られた反応溶液の組成を、酸を溶出
する試薬を用いて、高圧液体クロマトグラフイー
によつて測定する。 酸性の反応溶液中およびアンモニアで処理され
た反応溶液中のニトロナフタレン−スルフオン酸
の収率を、以下に相互に比較する。
【表】
ジスルフオン酸
実施例 7 3−ニトロナフタレン−ジスルフオン酸のニト
ロ化反応を、硝酸を過剰とし、個々の実験に於い
て反応温度と後反応の時間を変えた以外は、実施
例6で述べたようにして実施した。個々の実験に
用いた条件とこれらの条件下で得られた結果を次
の第4表にまとめる。
実施例 7 3−ニトロナフタレン−ジスルフオン酸のニト
ロ化反応を、硝酸を過剰とし、個々の実験に於い
て反応温度と後反応の時間を変えた以外は、実施
例6で述べたようにして実施した。個々の実験に
用いた条件とこれらの条件下で得られた結果を次
の第4表にまとめる。
【表】
実施例 8
濃度90%の硫酸中のナフタレン−1・3・6−
トリスルフオン酸184g(0.5モル)の懸濁液を、
初めに目盛つきの滴下ロール、内部温度計および
サーベル型の撹拌器を備えた13つ口フラスコ
中へ入れる。濃度98%の硝酸37g(0.575モル)
をこの懸濁液中へ撹拌しながら30℃で10分間で滴
下する。その反応混合物をひき続き30℃で10分間
撹拌し、その後40℃を超えない温度で氷水425g
中に入れる。空気を吹きこんで亜硝酸ガスを追い
出した後、その反応溶液を水で1に希釈する。
こうして得られたニトロ化反応溶液の組成を、酸
を溶出する試薬を用いて高圧液体クロマトグラフ
イーによつて測定する。その溶液は次のような
(ニトロ)ナフタレンスルフオン酸の含有量であ
る:
トリスルフオン酸184g(0.5モル)の懸濁液を、
初めに目盛つきの滴下ロール、内部温度計および
サーベル型の撹拌器を備えた13つ口フラスコ
中へ入れる。濃度98%の硝酸37g(0.575モル)
をこの懸濁液中へ撹拌しながら30℃で10分間で滴
下する。その反応混合物をひき続き30℃で10分間
撹拌し、その後40℃を超えない温度で氷水425g
中に入れる。空気を吹きこんで亜硝酸ガスを追い
出した後、その反応溶液を水で1に希釈する。
こうして得られたニトロ化反応溶液の組成を、酸
を溶出する試薬を用いて高圧液体クロマトグラフ
イーによつて測定する。その溶液は次のような
(ニトロ)ナフタレンスルフオン酸の含有量であ
る:
【表】
〓トリスルフオン酸
ナフタレン〓1,3,6〓トリス 0.7 0.4
ルフオン酸
上で述べた酸性の希釈されたニトロ化反応混合
溶液1000mlと濃度約50%の炭酸カルシウム−水懸
濁液とを、PHを3〜4に保ちながら、60〜70℃の
水500mlに溶かした硫酸ナトリウム106.5g(0.75
モル)の溶液中へ、同時に流しこむ。こうして得
られた混合物をひき続き60〜70℃で30分間撹拌す
る。沈殿した石こうを次にろ別し、洗液が無色に
なるまで温水で洗浄する。 ろ液と洗液とを一緒にし、20℃の飽和炭酸ナト
リウム水溶液約10mlを加えて、PH値を9に調整す
る。沈殿した炭酸カルシウムをろ別し、温水で洗
う。ろ液と洗液とを一緒にし、水で2に希釈す
る。こうして得られた溶液の組成を、酸を溶出す
る試薬を用いて、高圧液体クロマトグラフイーに
よつて測定する。その溶液は次のようなニトロ−
ナフタレン−スルフオン酸の含有量である:
ナフタレン〓1,3,6〓トリス 0.7 0.4
ルフオン酸
上で述べた酸性の希釈されたニトロ化反応混合
溶液1000mlと濃度約50%の炭酸カルシウム−水懸
濁液とを、PHを3〜4に保ちながら、60〜70℃の
水500mlに溶かした硫酸ナトリウム106.5g(0.75
モル)の溶液中へ、同時に流しこむ。こうして得
られた混合物をひき続き60〜70℃で30分間撹拌す
る。沈殿した石こうを次にろ別し、洗液が無色に
なるまで温水で洗浄する。 ろ液と洗液とを一緒にし、20℃の飽和炭酸ナト
リウム水溶液約10mlを加えて、PH値を9に調整す
る。沈殿した炭酸カルシウムをろ別し、温水で洗
う。ろ液と洗液とを一緒にし、水で2に希釈す
る。こうして得られた溶液の組成を、酸を溶出す
る試薬を用いて、高圧液体クロマトグラフイーに
よつて測定する。その溶液は次のようなニトロ−
ナフタレン−スルフオン酸の含有量である:
【表】
〓トリスルフオン酸
ナフタレン〓1,3,6〓トリス 0.27 0.3
ルフオン酸
実施例 9 DE−OS(ドイツ国特許公告)第2718207号に
記載の方法によつて得られたトリスルフオン化反
応混合物397gを、まず実施例1に記載のニトロ
化反応容器に入れる。この混合物は次の組成を有
していた:ナフタレン−1・3・5−トリスルフ
オン酸3.7%、ナフタレン−1・3・6−トリス
ルフオン酸36.2%、ナフタレン−1・3・7−ト
リスルフオン酸5.6%および硫酸55%。 そのスルフオン化反応混合物の炭素含有量は
15.1%であつた。 水35gと濃度90%の硫酸50gをまず、冷却しな
がら30℃でこのトリスルフオン化反応混合物に滴
下する。次に濃度98%の硝酸39g(0.6モル)
を、冷却と撹拌を行ないながら10分間で滴下す
る。その反応混合物をひき続き30℃で10分間撹拌
する。つぎに氷水450g中に加えるが、この間温
度は30℃を超えないようにする。空気を通じるこ
とによつて得られた溶液から亜硝酸ガスを追い出
す。その希釈した反応溶液を水で1に薄める。 こうして得られた希釈されたニトロ化反応混合
溶液の組成を、酸を溶出する試薬を用い、高圧液
体クロマトグラフイーによつて測定する。その溶
液は次のようなニトロナフタレン−スルフオン酸
の含有量である。
ナフタレン〓1,3,6〓トリス 0.27 0.3
ルフオン酸
実施例 9 DE−OS(ドイツ国特許公告)第2718207号に
記載の方法によつて得られたトリスルフオン化反
応混合物397gを、まず実施例1に記載のニトロ
化反応容器に入れる。この混合物は次の組成を有
していた:ナフタレン−1・3・5−トリスルフ
オン酸3.7%、ナフタレン−1・3・6−トリス
ルフオン酸36.2%、ナフタレン−1・3・7−ト
リスルフオン酸5.6%および硫酸55%。 そのスルフオン化反応混合物の炭素含有量は
15.1%であつた。 水35gと濃度90%の硫酸50gをまず、冷却しな
がら30℃でこのトリスルフオン化反応混合物に滴
下する。次に濃度98%の硝酸39g(0.6モル)
を、冷却と撹拌を行ないながら10分間で滴下す
る。その反応混合物をひき続き30℃で10分間撹拌
する。つぎに氷水450g中に加えるが、この間温
度は30℃を超えないようにする。空気を通じるこ
とによつて得られた溶液から亜硝酸ガスを追い出
す。その希釈した反応溶液を水で1に薄める。 こうして得られた希釈されたニトロ化反応混合
溶液の組成を、酸を溶出する試薬を用い、高圧液
体クロマトグラフイーによつて測定する。その溶
液は次のようなニトロナフタレン−スルフオン酸
の含有量である。
【表】
〓トリスルフオン酸
前述の希釈された酸性のニトロ化反応混合溶液
500mlと濃度25%のアンモニア水約350mlとを、冷
却と撹拌を行ないまたPH値を9に保ちながら、同
時に0〜5℃で水100ml中へ流しこむ。その混合
物をPH値を一定に保ちながらひき続き20℃で2時
間撹拌した後、その反応溶液を水で1に希釈す
る。 こうして得られた反応溶液の組成を、酸を溶出
する試薬を用いて高圧液体クロマトグラフイーに
よつて測定する。その溶液は次のようなニトロナ
フタレン−スルフオン酸の含有量である:
前述の希釈された酸性のニトロ化反応混合溶液
500mlと濃度25%のアンモニア水約350mlとを、冷
却と撹拌を行ないまたPH値を9に保ちながら、同
時に0〜5℃で水100ml中へ流しこむ。その混合
物をPH値を一定に保ちながらひき続き20℃で2時
間撹拌した後、その反応溶液を水で1に希釈す
る。 こうして得られた反応溶液の組成を、酸を溶出
する試薬を用いて高圧液体クロマトグラフイーに
よつて測定する。その溶液は次のようなニトロナ
フタレン−スルフオン酸の含有量である:
【表】
〓トリスルフオン酸
実施例 10 実施例1に記載したようにして得られたナフタ
レン−トリスルフオン化反応混合物400gを、実
施例1に記載のニトロ化反応容器にまず入れる。
その混合物は次のような組成である:ナフタレン
−1・3・5−トリスルフオン酸36.7%、ナフタ
レン−1・3・6−トリスルフオン酸7.5%、ナ
フタレン−1・3・7−トリスルフオン酸1.4%
および硫酸54%。そのスルフオン化反応混合物の
炭素含有量は15.2%である。 水40gと濃度90%の硫酸200gとを、冷却と撹
拌を行ないながら、まず30℃でそのトリスルフオ
ン化反応混合物中に滴下し、さらに硫酸アンモニ
ウム99g(0.75モル)を入れる。次に濃度98%の
硝酸48g(0.75モル)を、冷却と撹拌を行ないな
がら、30℃で5分間で滴下する。その反応混合物
をひき続き30℃で60分間撹拌する。次にそのニト
ロ化反応混合物を、水で希釈しアンモニアで処理
することによつて、実施例1に記載したようにと
り扱う。高圧液体クロマトグラフイーによると、
こうして得られた希釈された水溶液は、次のよう
な(ニトロ)ナフタレンスルフオン酸の含有量で
ある(ニトロ化反応混合物を処理する間に塩基を
添加することによつて収率を増大させる効果があ
ることを示すために、希釈されたニトロ化反応混
合水溶液の一部は、アンモニアを添加せずに処理
した):
実施例 10 実施例1に記載したようにして得られたナフタ
レン−トリスルフオン化反応混合物400gを、実
施例1に記載のニトロ化反応容器にまず入れる。
その混合物は次のような組成である:ナフタレン
−1・3・5−トリスルフオン酸36.7%、ナフタ
レン−1・3・6−トリスルフオン酸7.5%、ナ
フタレン−1・3・7−トリスルフオン酸1.4%
および硫酸54%。そのスルフオン化反応混合物の
炭素含有量は15.2%である。 水40gと濃度90%の硫酸200gとを、冷却と撹
拌を行ないながら、まず30℃でそのトリスルフオ
ン化反応混合物中に滴下し、さらに硫酸アンモニ
ウム99g(0.75モル)を入れる。次に濃度98%の
硝酸48g(0.75モル)を、冷却と撹拌を行ないな
がら、30℃で5分間で滴下する。その反応混合物
をひき続き30℃で60分間撹拌する。次にそのニト
ロ化反応混合物を、水で希釈しアンモニアで処理
することによつて、実施例1に記載したようにと
り扱う。高圧液体クロマトグラフイーによると、
こうして得られた希釈された水溶液は、次のよう
な(ニトロ)ナフタレンスルフオン酸の含有量で
ある(ニトロ化反応混合物を処理する間に塩基を
添加することによつて収率を増大させる効果があ
ることを示すために、希釈されたニトロ化反応混
合水溶液の一部は、アンモニアを添加せずに処理
した):
【表】
トリスルフオン酸
アンモニア 2.3
実施例 11 実施例1に記載したナフタレン−トリスルフオ
ン化反応混合物を、実施例1に記載した条件下で
ニトロ化する。しかし、つぎにこうして得られた
ニトロ化反応混合物を、希釈しないままで、冷却
を行ないPH値を9に保ちながら、濃度25%のアン
モニア水と同時に氷水500g中へ入れる。 こうして得られた反応水溶液の組成を、酸を溶
出する試薬を用いて、高圧液体クロマトグラフイ
ーによつて測定する。その溶液中の(ニトロ)ナ
フタレン−スルフオン酸の含有量は次のようであ
る:
アンモニア 2.3
実施例 11 実施例1に記載したナフタレン−トリスルフオ
ン化反応混合物を、実施例1に記載した条件下で
ニトロ化する。しかし、つぎにこうして得られた
ニトロ化反応混合物を、希釈しないままで、冷却
を行ないPH値を9に保ちながら、濃度25%のアン
モニア水と同時に氷水500g中へ入れる。 こうして得られた反応水溶液の組成を、酸を溶
出する試薬を用いて、高圧液体クロマトグラフイ
ーによつて測定する。その溶液中の(ニトロ)ナ
フタレン−スルフオン酸の含有量は次のようであ
る:
【表】
オン酸
ナフタレン〓1,3,5〓 アンモニア 4.0
トリスルフオン酸
ナフタレン〓1,3,6〓 アンモニア 1.5
トリスルフオン酸
実施例 12 F.I.A.T.最終報告第1016号、第42〜44頁に記載
された方法によつて得られたトリスルフオン化反
応混合物381gを初めにニトロ化反応容器に入れ
る。そのトリスルフオン化反応混合物は次のよう
な組成を有していた:ナフタレン−1・3・5−
トリスルフオン酸34.7%、ナフタレン−1・3・
6−トリスルフオン酸11.0%、ナフタレン−1・
3・7−トリスルフオン酸2.15%そして残りは硫
酸と遊離のSO3。炭素含有量は15.8%であつた。 水15gを初めにこのスルフオン化反応混合物に
冷却しながら35℃で滴下し、つぎに硫酸アンモニ
ウム33g(0.25モル)も加える。その後濃度98%
の硝酸48g(0.75モル)を、冷却と撹拌を行ない
ながら、35℃で23分間で滴下する。その反応混合
物をひき続き35℃で67分間撹拌する。次にニトロ
化反応混合物を、水で希釈しアンモニアで処理す
ることによつて、実施例1に記載したように処理
する。 ニトロナフタレンスルフオン酸の収率を、酸を
溶出する試薬を用いて、高圧液体クロマトグラフ
イーによつて測定する。比較のために、アンモニ
アで処理されてない酸性のニトロ化反応混合溶液
中の収率も測定する。その収率を次に示す:
ナフタレン〓1,3,5〓 アンモニア 4.0
トリスルフオン酸
ナフタレン〓1,3,6〓 アンモニア 1.5
トリスルフオン酸
実施例 12 F.I.A.T.最終報告第1016号、第42〜44頁に記載
された方法によつて得られたトリスルフオン化反
応混合物381gを初めにニトロ化反応容器に入れ
る。そのトリスルフオン化反応混合物は次のよう
な組成を有していた:ナフタレン−1・3・5−
トリスルフオン酸34.7%、ナフタレン−1・3・
6−トリスルフオン酸11.0%、ナフタレン−1・
3・7−トリスルフオン酸2.15%そして残りは硫
酸と遊離のSO3。炭素含有量は15.8%であつた。 水15gを初めにこのスルフオン化反応混合物に
冷却しながら35℃で滴下し、つぎに硫酸アンモニ
ウム33g(0.25モル)も加える。その後濃度98%
の硝酸48g(0.75モル)を、冷却と撹拌を行ない
ながら、35℃で23分間で滴下する。その反応混合
物をひき続き35℃で67分間撹拌する。次にニトロ
化反応混合物を、水で希釈しアンモニアで処理す
ることによつて、実施例1に記載したように処理
する。 ニトロナフタレンスルフオン酸の収率を、酸を
溶出する試薬を用いて、高圧液体クロマトグラフ
イーによつて測定する。比較のために、アンモニ
アで処理されてない酸性のニトロ化反応混合溶液
中の収率も測定する。その収率を次に示す:
【表】
トリスルフオン酸
アンモニア 0.38
実施例 13 実施例12に於いて合成された希釈された酸性の
ニトロ化反応混合溶液と炭酸カルシウムの水懸濁
液とを、PH値を2に保ちながら、容器の中へ70℃
で同時に入れる。こうして得られた反応溶液をひ
き続き70℃で30分間撹拌する。もし必要なら少量
の硫酸を加えることによつてPH値を2に保つ。沈
殿した石こうを別し、それを温水で洗つた後、
ろ液を集めて濃度25%のアンモニア水と一緒に、
PH値を9に保ちながら、20℃で容器の中へ同時に
流しこむ。そのPH値を保ちながら混合物を2時間
撹拌した後、反応水溶液中のニトロナフタレン−
スルフオン酸の収率を、酸を溶出する試薬を用い
て、高圧液体クロマトグラフイーによつて測定す
る。ニトロナフタレン−スルフオン酸の収率と−
比較のために−炭酸カルシウムでPHを2に調整し
ただけの反応溶液中の収率とを次にまとめる。
アンモニア 0.38
実施例 13 実施例12に於いて合成された希釈された酸性の
ニトロ化反応混合溶液と炭酸カルシウムの水懸濁
液とを、PH値を2に保ちながら、容器の中へ70℃
で同時に入れる。こうして得られた反応溶液をひ
き続き70℃で30分間撹拌する。もし必要なら少量
の硫酸を加えることによつてPH値を2に保つ。沈
殿した石こうを別し、それを温水で洗つた後、
ろ液を集めて濃度25%のアンモニア水と一緒に、
PH値を9に保ちながら、20℃で容器の中へ同時に
流しこむ。そのPH値を保ちながら混合物を2時間
撹拌した後、反応水溶液中のニトロナフタレン−
スルフオン酸の収率を、酸を溶出する試薬を用い
て、高圧液体クロマトグラフイーによつて測定す
る。ニトロナフタレン−スルフオン酸の収率と−
比較のために−炭酸カルシウムでPHを2に調整し
ただけの反応溶液中の収率とを次にまとめる。
【表】
トリスルフオン酸
アンモニア 0.30
実施例 14 濃度98%の硝酸150mlを初めにニトロ化反応容
器に入れる。ナフタレン−1・3・5−トリスル
フオン酸(組成:ナフタレン−1・3・5−トリ
スルフオン酸51.6%、硫酸29.5%および水19%)
107g(0.15モル)を、ドライアイス/アセトン
で冷却しながら、−20〜−15℃で40分間でこの装
置の中へ入れる。その反応混合物をひき続き、−
20〜15℃で90分間撹拌し、その後冷却しながら氷
1000gの上へ0〜5℃であける。こうして得られ
た反応水溶液中のニトロ−ナフタレン−スルフオ
ン酸の収量を、酸を溶出する試薬を用いて、高圧
液体クロマトグラフイーによつて、測定する。 前述の希釈されたニトロ化反応混合水溶液は、
濃度25%のアンモニア水を加えることによつて0
〜5゜でPH値を9.5〜10に調整し、このPH値で5
時間撹拌する。つぎにこうして得られた反応溶液
中のニトロナフタレン−スルフオン酸の収量を、
酸を溶出する試薬を用いて、高圧液体クロマトグ
ラフイーによつて測定する。酸性のニトロ化反応
混合溶液中およびアンモニアで処理した反応溶液
中のニトロナフタレン−スルフオン酸の収量を以
下にまとめる。
アンモニア 0.30
実施例 14 濃度98%の硝酸150mlを初めにニトロ化反応容
器に入れる。ナフタレン−1・3・5−トリスル
フオン酸(組成:ナフタレン−1・3・5−トリ
スルフオン酸51.6%、硫酸29.5%および水19%)
107g(0.15モル)を、ドライアイス/アセトン
で冷却しながら、−20〜−15℃で40分間でこの装
置の中へ入れる。その反応混合物をひき続き、−
20〜15℃で90分間撹拌し、その後冷却しながら氷
1000gの上へ0〜5℃であける。こうして得られ
た反応水溶液中のニトロ−ナフタレン−スルフオ
ン酸の収量を、酸を溶出する試薬を用いて、高圧
液体クロマトグラフイーによつて、測定する。 前述の希釈されたニトロ化反応混合水溶液は、
濃度25%のアンモニア水を加えることによつて0
〜5゜でPH値を9.5〜10に調整し、このPH値で5
時間撹拌する。つぎにこうして得られた反応溶液
中のニトロナフタレン−スルフオン酸の収量を、
酸を溶出する試薬を用いて、高圧液体クロマトグ
ラフイーによつて測定する。酸性のニトロ化反応
混合溶液中およびアンモニアで処理した反応溶液
中のニトロナフタレン−スルフオン酸の収量を以
下にまとめる。
【表】
実施例 15
ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸を
実施例14で述べたようにしてニトロ化する。しか
し、ニトロ化反応混合物を氷で希釈する前に、過
剰の硝酸を高真空下−20〜−10℃で4時間蒸留に
よつて除く。実施例14の場合と同じように、酸性
のニトロ化反応混合溶液中およびアンモニアで処
理して得られる反応水溶液中のニトロナフタレン
−スルフオン酸の収量を、酸を溶出する試薬を用
い、高圧液体クロマトグラフイーによつて測定す
る。その収量を以下にまとめる。
実施例14で述べたようにしてニトロ化する。しか
し、ニトロ化反応混合物を氷で希釈する前に、過
剰の硝酸を高真空下−20〜−10℃で4時間蒸留に
よつて除く。実施例14の場合と同じように、酸性
のニトロ化反応混合溶液中およびアンモニアで処
理して得られる反応水溶液中のニトロナフタレン
−スルフオン酸の収量を、酸を溶出する試薬を用
い、高圧液体クロマトグラフイーによつて測定す
る。その収量を以下にまとめる。
【表】
実施例 16(比較例:F.I.A.T.最終報告第1016
号、第42〜44頁によるニトロ化反応) F.I.A.T.最終報告第1016号、第42〜44頁によつ
て合成されたナフタレン−トリスルフオン化反応
混合物381gを初めにニトロ化反応容器に入れ
る。 その混合物は次の組成を有していた:ナフタレ
ン−1・3・5−トリスルフオン酸33.1%、ナフ
タレン−1・3・6−トリスルフオン酸10.8%、
ナフタレン−1・3・7−トリスルフオン酸2.2
%および残りは硫酸と過剰のSO3。炭素含有量は
15.0%であつた。 そのスルフオン化反応混合物を60℃で水25gで
希釈し、混酸(組成:硝酸86%、硫酸12%および
水2%)43g(硝酸0.587モル)によつて30〜35
℃で12時間でニトロ化し、そのニトロ化反応混合
物をひき続き40℃で1時間撹拌する。 このニトロ化反応混合物の一部の試料を氷の上
にあけ、この希釈された酸性のニトロ化反応混合
溶液中のニトロナフタレン−スルフオン酸の収量
を、酸を溶出する試薬を用い、高圧液体クロマト
グラフイーによつて測定する。 この希釈された酸性のニトロ化反応混合溶液の
一部を濃度25%のアンモニア水でPH値を9に調整
する。この溶液中の(ニトロ)ナフタレン−スル
フオン酸の収量を、同様に酸を溶出する試薬を用
いて、高圧液体クロマトグラフイーによつて測定
する。 ニトロ化反応混合物の大部分は、F.I.A.T.最終
報告第1016号、第42〜44頁に従つて、水の中にあ
ける。得られた溶液から亜硝酸ガスを除去し、次
に炭酸カルシウムで中和する。石こうをろ別後、
水溶液中のナフタレン−スルフオン酸の収量を、
酸を溶出する試薬を用いて、高圧液体クロマトグ
ラフイーによつて測定する。 いろいろな溶液中におけるニトロ−ナフタレン
−スルフオン酸の収量を第5表にまとめる。
号、第42〜44頁によるニトロ化反応) F.I.A.T.最終報告第1016号、第42〜44頁によつ
て合成されたナフタレン−トリスルフオン化反応
混合物381gを初めにニトロ化反応容器に入れ
る。 その混合物は次の組成を有していた:ナフタレ
ン−1・3・5−トリスルフオン酸33.1%、ナフ
タレン−1・3・6−トリスルフオン酸10.8%、
ナフタレン−1・3・7−トリスルフオン酸2.2
%および残りは硫酸と過剰のSO3。炭素含有量は
15.0%であつた。 そのスルフオン化反応混合物を60℃で水25gで
希釈し、混酸(組成:硝酸86%、硫酸12%および
水2%)43g(硝酸0.587モル)によつて30〜35
℃で12時間でニトロ化し、そのニトロ化反応混合
物をひき続き40℃で1時間撹拌する。 このニトロ化反応混合物の一部の試料を氷の上
にあけ、この希釈された酸性のニトロ化反応混合
溶液中のニトロナフタレン−スルフオン酸の収量
を、酸を溶出する試薬を用い、高圧液体クロマト
グラフイーによつて測定する。 この希釈された酸性のニトロ化反応混合溶液の
一部を濃度25%のアンモニア水でPH値を9に調整
する。この溶液中の(ニトロ)ナフタレン−スル
フオン酸の収量を、同様に酸を溶出する試薬を用
いて、高圧液体クロマトグラフイーによつて測定
する。 ニトロ化反応混合物の大部分は、F.I.A.T.最終
報告第1016号、第42〜44頁に従つて、水の中にあ
ける。得られた溶液から亜硝酸ガスを除去し、次
に炭酸カルシウムで中和する。石こうをろ別後、
水溶液中のナフタレン−スルフオン酸の収量を、
酸を溶出する試薬を用いて、高圧液体クロマトグ
ラフイーによつて測定する。 いろいろな溶液中におけるニトロ−ナフタレン
−スルフオン酸の収量を第5表にまとめる。
【表】
実施例 17
米国特許公告第2191820号に記載の方法に従つ
て純粋のナフタレン−1・5−ジスルフオン酸
0.5モルをニトロ化することによつて得られたニ
トロ化反応混合物903gを、初めにニトロ化反応
容器に入れる。そのニトロ化反応混合物を20℃で
水65gで希釈しそして10℃に冷却し、撹拌と冷却
を行ないながら、濃度98%の硝酸64.3g(1.0モ
ル)を10℃で10分間で加える。その反応混合物を
ひき続き10℃で17分間撹拌し、その後温度が10℃
を超えないようにしながら氷300gの上にあけ
る。 こうして得られた希釈された酸性のニトロ化反
応混合溶液の組成を、酸を溶出する試薬を用い
て、高圧液体クロマトグラフイーによつて測定す
る。その希釈された酸性のニトロ化反応混合溶液
と濃度25%のアンモニア水とを、PH値を9に保ち
ながら20〜25℃で容器中へ同時に入れ、そしてそ
のPH値を9で4時間一定に保つ。 次にその反応混合物は硫酸でPH値を4に調整す
る。その混合物を数時間放置した後、沈殿した生
成物をろ別し、飽和の硫酸アンモニウム溶液で洗
い、50℃で真空乾燥する。収量:乾燥した生成物
187g。この生成物は3・8−ジニトロナフタレ
ン−1・5−ジスルフオン酸55.5%、つまり用い
たナフタレン−1・5−ジスルフオン酸に対して
54.9%、を含む。 希釈された酸性のニトロ化反応混合溶液中およ
びアンモニアで処理された希釈溶液中における
3・8−ジニトロナフタレン−1・5−ジスルフ
オン酸の収量を以下にかかげる:
て純粋のナフタレン−1・5−ジスルフオン酸
0.5モルをニトロ化することによつて得られたニ
トロ化反応混合物903gを、初めにニトロ化反応
容器に入れる。そのニトロ化反応混合物を20℃で
水65gで希釈しそして10℃に冷却し、撹拌と冷却
を行ないながら、濃度98%の硝酸64.3g(1.0モ
ル)を10℃で10分間で加える。その反応混合物を
ひき続き10℃で17分間撹拌し、その後温度が10℃
を超えないようにしながら氷300gの上にあけ
る。 こうして得られた希釈された酸性のニトロ化反
応混合溶液の組成を、酸を溶出する試薬を用い
て、高圧液体クロマトグラフイーによつて測定す
る。その希釈された酸性のニトロ化反応混合溶液
と濃度25%のアンモニア水とを、PH値を9に保ち
ながら20〜25℃で容器中へ同時に入れ、そしてそ
のPH値を9で4時間一定に保つ。 次にその反応混合物は硫酸でPH値を4に調整す
る。その混合物を数時間放置した後、沈殿した生
成物をろ別し、飽和の硫酸アンモニウム溶液で洗
い、50℃で真空乾燥する。収量:乾燥した生成物
187g。この生成物は3・8−ジニトロナフタレ
ン−1・5−ジスルフオン酸55.5%、つまり用い
たナフタレン−1・5−ジスルフオン酸に対して
54.9%、を含む。 希釈された酸性のニトロ化反応混合溶液中およ
びアンモニアで処理された希釈溶液中における
3・8−ジニトロナフタレン−1・5−ジスルフ
オン酸の収量を以下にかかげる:
【表】
オン酸
実施例 18 米国特許公告第2191820号に従つて得られたニ
トロ化反応混合物を硫酸アンモニウム66.1g
(0.5モル)の存在下30℃の温度で10分間ニトロ化
し、そのニトロ化反応混合物をひき続き30℃で80
分間撹拌した以外は、実施例17に記載したニトロ
化反応をくりかえす。 3・8−ジニトロナフタレン−1・5−ジスル
フオン酸の含有量が66%である乾いた生成物
173.2g(ナフタレン−1・5−ジスルフオン酸
に対して60.48%)が得られる。 希釈された酸性のニトロ化反応混合溶液中およ
びアンモニアで処理した薄い反応水溶液中の3・
8−ジニトロナフタレン−1・5−ジスルフオン
酸の収量を以下に示す。
実施例 18 米国特許公告第2191820号に従つて得られたニ
トロ化反応混合物を硫酸アンモニウム66.1g
(0.5モル)の存在下30℃の温度で10分間ニトロ化
し、そのニトロ化反応混合物をひき続き30℃で80
分間撹拌した以外は、実施例17に記載したニトロ
化反応をくりかえす。 3・8−ジニトロナフタレン−1・5−ジスル
フオン酸の含有量が66%である乾いた生成物
173.2g(ナフタレン−1・5−ジスルフオン酸
に対して60.48%)が得られる。 希釈された酸性のニトロ化反応混合溶液中およ
びアンモニアで処理した薄い反応水溶液中の3・
8−ジニトロナフタレン−1・5−ジスルフオン
酸の収量を以下に示す。
【表】
オン酸
実施例 19(比較例:ドイツ国特許公告第
72665号によるニトロ化反応) 3−ニトロナフタレン−1・5−ジスルフオン
酸をドイツ国特許公告第72665号に記載してある
ように、硫酸中90℃で硝酸によつてニトロ化す
る。85時間の反応時間の後、3・8−ジニトロナ
フタレン−1・5−ジスルフオン酸の収率は、用
いた3−ニトロナフタレン−1・5−ジスルフオ
ン酸に対して、48%である。 比較のために、水で希釈された酸性のニトロ化
反応混合溶液を濃度25%のアンモニア水でPH9に
調整し、このPH値で4時間保つた。3・8−ジニ
トロナフタレン−1・5−ジスルフオン酸の収率
は理論値の48%で不変である。 実施例 20 ナフタレン−1・5−ジスルフオン酸(=アン
モニウム塩)16.2g(0.05モル)を−10〜−20℃
で撹拌しながら、濃度90%の硫酸289g中へ入れ
る。つぎにこの混合物中へ濃度90%の硝酸3.86g
を6分以内に入れる。さらに6分間撹拌した後そ
の反応混合物を氷435gの上へあける。 こうして得られた酸性の水溶液から試料(サン
プル1)をとり出す。残りの溶液を撹拌と冷却を
行ないながら0〜25℃の間の温度で濃度25%のア
ンモニア水444mlを加えてPH9に調整し、20℃で
2時間保ち、つぎに濃度50%の硫酸17mlを加えて
PH3に調整する。この溶液から同様に試料(サン
プル2)をとり出す。 サンプル1とサンプル2の双方の含有量を、酸
を溶出する試薬を用い、高圧液体クロマトグラフ
イーによつて測定する。初めに用いたナフタレン
−1・5−ジスルフオン酸二アンモニウム塩に対
して次のような収率(モル%)を得る:
実施例 19(比較例:ドイツ国特許公告第
72665号によるニトロ化反応) 3−ニトロナフタレン−1・5−ジスルフオン
酸をドイツ国特許公告第72665号に記載してある
ように、硫酸中90℃で硝酸によつてニトロ化す
る。85時間の反応時間の後、3・8−ジニトロナ
フタレン−1・5−ジスルフオン酸の収率は、用
いた3−ニトロナフタレン−1・5−ジスルフオ
ン酸に対して、48%である。 比較のために、水で希釈された酸性のニトロ化
反応混合溶液を濃度25%のアンモニア水でPH9に
調整し、このPH値で4時間保つた。3・8−ジニ
トロナフタレン−1・5−ジスルフオン酸の収率
は理論値の48%で不変である。 実施例 20 ナフタレン−1・5−ジスルフオン酸(=アン
モニウム塩)16.2g(0.05モル)を−10〜−20℃
で撹拌しながら、濃度90%の硫酸289g中へ入れ
る。つぎにこの混合物中へ濃度90%の硝酸3.86g
を6分以内に入れる。さらに6分間撹拌した後そ
の反応混合物を氷435gの上へあける。 こうして得られた酸性の水溶液から試料(サン
プル1)をとり出す。残りの溶液を撹拌と冷却を
行ないながら0〜25℃の間の温度で濃度25%のア
ンモニア水444mlを加えてPH9に調整し、20℃で
2時間保ち、つぎに濃度50%の硫酸17mlを加えて
PH3に調整する。この溶液から同様に試料(サン
プル2)をとり出す。 サンプル1とサンプル2の双方の含有量を、酸
を溶出する試薬を用い、高圧液体クロマトグラフ
イーによつて測定する。初めに用いたナフタレン
−1・5−ジスルフオン酸二アンモニウム塩に対
して次のような収率(モル%)を得る:
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 相当するナフタレン−スルフオン酸類を硝酸
と反応せしめそしてニトロ化混合物を後処理する
ことによつてニトロナフタレンスルフオン酸類を
製造する方法であつて、ナフタレンスルフオン酸
類と硝酸との反応を、そのニトロ化反応が完了す
る前に中断し、そしてそのニトロ化反応混合物
を、そのままあるいは水で希釈した後、PH5〜14
で、塩基により処理することを特徴とする、ニト
ロナフタレン−スルフオン酸類の製造方法。 2 次の一般式 式中、R3は5−位置もしくは6−位置にあ
り; R1とR3はお互いに独立にSO3H基またはNO2基
を示し;また R2は水素原子、SO3H基またはNO2基を示す; 但し、置換基R1、R2またはR3のうちの少くと
も一つはSO3H基である、 によつて表されるナフタレンスルフオン酸類を次
式 式中、R1、R2およびR3は前述の意味を有す
る、 によつて表されるニトロナフタレン−スルフオン
酸類に変換することを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の方法。 3 ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸
と硝酸との反応において、用いたナフタレン−
1・3・6−トリスルフオン酸の90%以上が反応
したとき直ちにこのニトロ化反応を中断し、そし
てこのニトロ化反応混合物中にある8−ニトロナ
フタレン−1・3・6−トリスルフオン酸の収率
が、ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸
に対して、理論収量の最大90%であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
方法。 4 ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸
と硝酸との反応において、用いたナフタレン−
1・3・5−トリスルフオン酸の90%以上が反応
したとき直ちにこのニトロ化反応を中断し、そし
てこのニトロ化反応混合物中にある8−ニトロナ
フタレン−1・3・5−トリスルフオン酸の収率
が、ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸
に対して、理論収量の最大50%であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
方法。 5 3−ニトロ−ナフタレン−1・5−ジスルフ
オン酸と硝酸との反応において、用いた3−ニト
ロナフタレン−1・5−ジスルフオン酸の90%以
上が反応したとき直ちにこのニトロ化反応を中断
し、そしてこのニトロ化反応混合物中にある3・
8−ジニトロナフタレン−1・5−ジスルフオン
酸の収率が、3−ニトロナフタレン−1・5−ジ
スルフオン酸に対して、理論収量の最大50%であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
第2項記載の方法。 6 ナフタレンスルフオン酸と硝酸との反応を、
濃度85〜95重量%の硫酸中、0〜50℃の温度で実
施し、そしてナフタレンスルフオン酸1モルあた
り硝酸を1.05〜2.5モル用いることを特徴とする
特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の方
法。 7 ナフタレンスルフオン酸と硝酸との反応を、
過剰に存在する濃度80〜100重量%の硝酸中、−40
〜+20℃の温度で実施することを特徴とする特許
請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の方法。 8 ナフタレンスルフオン酸類と硝酸との反応を
アルカリ金属硫酸塩の存在下で実施することを特
徴とする特許請求の範囲第1〜7項のいずれかに
記載の方法。 9 ナフタレン−1・3・6−トリスルフオン酸
と硝酸との反応によつて得られたニトロ化反応混
合物を、そのまままたは水で希釈したのち、処理
されたニトロ化反応混合物中の8−ニトロナフタ
レン−1・3・6−トリスルフオン酸の含有量が
もはや増大しなくなるまで、無機および/または
有機塩基でPH5〜10で−10〜+130℃の温度で処
理することを特徴とする特許請求の範囲第1〜3
項および第6〜8項のいずれかに記載の方法。 10 ナフタレン−1・3・5−トリスルフオン
酸または3−ニトロナフタレン−1・5−ジスル
フオン酸と硝酸との反応によつて得られたニトロ
化反応混合物を、そのまま又は水で希釈したの
ち、処理されたニトロ化反応混合物中の8−ニト
ロナフタレン−1・3・5−トリスルフオン酸ま
たは3・8−ジニトロナフタレン−1・5−ジス
ルフオン酸の含有量がもはや増大しなくなるま
で、アンモニアおよび/または有機塩基でPH5〜
10で−10〜+80℃の温度で処理することを特徴と
する特許請求の範囲第1〜2項および第4〜8項
のいずれかに記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19803020441 DE3020441A1 (de) | 1980-05-29 | 1980-05-29 | Verfahren zur herstellung von nitronaphthalin-sulfonsaeuren |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5721361A JPS5721361A (en) | 1982-02-04 |
| JPS6210501B2 true JPS6210501B2 (ja) | 1987-03-06 |
Family
ID=6103521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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