JPS6213667B2 - - Google Patents

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JPS6213667B2
JPS6213667B2 JP3036479A JP3036479A JPS6213667B2 JP S6213667 B2 JPS6213667 B2 JP S6213667B2 JP 3036479 A JP3036479 A JP 3036479A JP 3036479 A JP3036479 A JP 3036479A JP S6213667 B2 JPS6213667 B2 JP S6213667B2
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JP
Japan
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display device
electrode
ink
conductive ink
porous body
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JP3036479A
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Tadao Kobashi
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/128,039 priority patent/US4419663A/en
Priority to GB8008193A priority patent/GB2044508B/en
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Publication of JPS6213667B2 publication Critical patent/JPS6213667B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気的に反射率や透過率を変化させて
外光を変調制御し、数字,文字,図形,画像等を
表示する表示装置に関するものである。
少くとも一方の表面に露出した多数個の微細な
開口部を有し、好ましくは一方の面から他方の面
に液体が浸透し得る微細な孔、間隙等を有する多
孔質体の表面に、前記開口部の複数個を含む陥没
部を設けると共に、液体浸透性にして且つ透光性
の電極を被着して表示用構体が形成され、この表
示用構体に液体材料を含浸させ、前記陥没部を含
む表面の液体含浸率を電気的に制御することによ
り上記多孔質体の反射率もしくは透過率を制御す
ることを原理とする表示装置は、既に本発明者に
より提案されている。
上記の表示装置は、例えば電気浸透現象によつ
て陥没部々分の液体含浸率を制御し、外光に対す
る透過率や反射率を実質的に制御するもので、陥
没部を残して多孔質体表面を選択的に不透明に
し、不要な光透過や光反射を防止することによ
り、高コントラスト比の表示装置が得られる。
陥没部は、点状,線状,短柵状,その他の形を
もち、多孔質体内部への深さにつれ、その断面は
狭くなつていて、これらは互に隣り合うよう複数
個が配設される。
多孔質体は、透光性、若しくは不透明若しくは
着色した誘電体材料からなり、含浸される液体材
料は好ましくは透光性であつて、誘電体材料が透
光性の場合は屈折率がほぼ等しく選ばれる。多孔
質体が透光性誘電材料から成る時は、透過乃至は
透過投映或いは反射型表示装置として有用で、多
孔質体が不透明若しくは着色した誘電体材料から
成る時は反射型表示装置として使用できる。多孔
質体としては、プラスチツク,ガラス,磁器,金
属酸化物材料等が使用でき、少くとも一方の表面
に露出する微細な多数個の開口部を有し、少くと
も設けられる陥没部の深さ以上の内部迄、液体材
料が浸入し得る微細な孔や間隙等が存在すれば良
いものとする。
通常、多孔質体としては一方の面から他方の面
に液体が透過するセルローズエステルから成るマ
イクロポーラス メンブレン フイルター
(Microporous membrane filter)が使用され
る。それ故、液体浸透性の透光性導電膜として
は、上記メンブレンフイルターの耐熱性を考慮
し、銅を真空蒸着し、これを沃素溶液で沃化した
沃化第一銅膜を形成させる。
液体浸透性を保持させるため、多孔質体表面の
微細な開口部をふさがないよう、また良好な透光
性が保持できるよう、沃化第一導電膜は通常80Å
程度に極めて薄く作られる。
しかし以上の如き、表示用構体には更に改善す
べき点を残している。
その第一は、液体浸透性にして透光性導電膜の
面抵抗の問題である。例えば、上述の沃化第一銅
から成る導電膜の面抵抗は10KΩ/口程度もある
場合が多く、広画面の表示装置を構成する場合、
電極として使用するには抵抗が高過ぎる。また、
動作中に導電膜が破損され易い。
第二は、陥没部の光透過性の低下の問題があ
る。透過投映型表示装置の場合、多孔質体を形成
する誘電体材料および含浸される液体材料は透明
で、且つほぼ等しい屈折率に選ばれる。それ故、
電圧非印加時の陥没部は、透明で高い光透過率を
示す。然るに、沃化第1銅から成る導電膜を設け
ると、屈折率の不整合から光透過率が低下し、投
映した場合茶褐色に着色する。例えば、多孔質体
をセルローズエステルで形成する場合、その光屈
折率は1.47〜1.51の範囲にあるのに対し、沃化第
一銅は2.34程度と極めて高く、著しく屈折率が不
整合である。
本発明は、以上の様な観点から、上記第一、更
には第二の問題点をも解決する改良された、更に
は新しい表示用構体と、表示装置の提供を目的と
する。
本発明にかゝる表示用構体は、前記の陥没部を
残し、多孔質体表面側に、導電性インキから成る
電極を選択的に塗布,被着したことを特徴とする
表示用構体と、これを使用した表示装置にある。
以下、実施例に基づいて本発明の態様を説明す
る。第1図は本発明にかゝる表示用構体の一実施
例の部分斜視図である。なお、説明の便宜上、本
例にとどまらず以下の実施例においても同様の部
分は同一番号で表示し、また、各部は適宜拡大表
示してあるから、その相対的寸法は必ずしも本文
説明と一致していないものとする。また、塗布被
着される各種インキは多孔質表面や塗布面に一部
含浸されるが、積層体として表示してある。
図において、100は表示用構体で、膜状の多
孔質体110の表面に円錐乃至円錐台状の点状陥
没部120が設けられている。多孔質体110は
プラスチツクやガラス等の繊維やガラス粒子の焼
結体、磁器等でも構成できるが、最も好ましいの
はニトロセルローズ,酢酸セルローズ或いはこれ
らの混合体等セルローズエステル等から成るマイ
クロポーラスメンブレンフイルター(Micro‐
porous membrane filter)である。多孔質体1
10は透過型表示装置を構成する場合には透光
性,反射型表示装置を構成する場合には黒色乃至
は着色,不透明に構成する。
マイクロポーラスメンブレンフイルターから成
る多孔質体110の厚さは、例えば40〜200ミク
ロン、また、一方の表面から他方の表面に実質的
に貫通する平均孔径は0.1〜1ミクロンで、両面
に開口部を有する微細孔111を有し、その空孔
率は50〜80%程度である。点状の陥没部120
は、例えば表面部における平均口径が15〜30ミク
ロン、深さが10〜25ミクロンで、微細孔111の
複数個を含んでいる。陥没孔の尖端部の平均口径
は本例にとゞまらず後述の場合においても、3ミ
クロン以下に鋭く構成することが望ましい。陥没
部120の配設間隔は、254ミクロン(100個/イ
ンチ)から63.5ミクロン(400個/インチ)程度
の密度で、多数個が配設される。
陥没部120は、凸版印刷用の銅版に点状,短
柵状,線状等所望の陥没部120の形状にエツチ
ングし、これを多孔質体110を形成するマイク
ロポーラスメンブレンフイルターに圧接乃至は熱
圧接するいわゆるエンボス加工法で作ることがで
きる。
このようにして、陥没部120を設けた多孔質
体表面に銅を蒸着し、その後沃素溶液に浸たし、
厚さ80Å程度の液体浸透性の透光性導電膜130
を被着する。導電膜130上には、陥没部120
を残して導電性インキから成る電極140が選択
的に塗布,被着されている。
本例の如き表示用構体では、アルキル基やアル
コキシ基の少くとも何れかの官能基を含むシラ
ン,シロキサン,ナフタレン等の誘導体から成る
液体材料が含浸される。それ故、導電性インキ1
40は、上記液体材料に侵されないよう選ぶ必要
がある。
更にまた、多孔質体110がセルローズエステ
ル等の如く、プラスチツク材料から成る場合、導
電性インキの溶剤(稀釈剤)によつて溶解された
り、侵されたりすることを防止する必要がある。
以上を考慮して検討した結果、導電性インキ1
40の主体バインダーとしては、ニトロセルロー
ズや酢酸セルローズ等セルローズエステルを使用
できるが、殆んど万能用途の最良の主体バインダ
ーは、ポリアミド樹脂であつた。また、そのイン
キ溶剤は、ヘプチルアルコールやオクチルアルコ
ール等のアルコール類が最良であつた。インキ1
40に導電性を与える導電粒子は、電気化学的に
安定で、しかも陥没孔120以外を不透明にし、
陥没孔120の有効な電気的な光制御の利用には
グラフアイトが最良で、導電性に関する限りは銀
が最良であつた。
それ故、導電粒子としては、グラフアイト乃至
は銀粒子の少く共何れかが含有するよう構成され
る。陥没部120を残しての選択的な導電性イン
キ140の透光性導電膜130上への塗布,被着
は、後述の如く、溶剤稀釈された導電性インキを
表面に塗布したローラーからの転写及び乾燥の複
数回の繰り返しによつて行なう。斯くして得られ
た表示用構体100における導電性インキ140
の面抵抗は導電粒子が銀の場合で1Ω/口以下、
グラフアイトの場合で、100〜200Ω/口で、透光
性導電膜130のみにおける10KΩ/口に比較し
て遥かに低く、良好な電極を形成することができ
る。
然も、導電性インキから成る電極140は不透
明である。それ故、表示用構体100を透過型の
表示装置として使用する場合、陥没部120以外
は、この不透明電極140によつて光透過が阻止
される。そして透過光は有効な電気的制御が行な
われる陥没部120部分に限定される。それ故、
導電性インキから成る電極140の低抵抗、透過
光阻止効果と相俟つて従来の表示用構体と比較し
て遥かに安定で高感度の表示装置が実現できる。
導電性インキ140の液体含浸時の電気化学的安
定性及び不透明性とに関しては、グラフアイト粒
子を導電粒子として使用したものが最良であつ
た。しかし銀粒子を使用したものは導電性に関す
る限りは、上記に比較して遥かに優れている。し
かし液体材料を適当に選ばぬと、電気化学的に侵
される傾向にあり、不透明性と相俟つて、この問
題はグラフアイト粒子を混合することによつて改
良される。従つて導電性インキは導電粒子とし
て、グラフアイト乃至は銀粒子の内、少くともグ
ラフアイト粒子を含むよう構成することが望まし
い。
第2図は、本発明にかゝる表示用構体の他の実
施例の部分斜視図である。本例では、特に透過型
の表示装置として使用する場合に好適なもので、
陥没部120以外の光透過の阻止を更に完全にす
るために、陥没部120を残して選択的に不透明
インキ150を被着した後、その上に導電性イン
キ140を被着したものである。不透明インキ1
50は不透明材料としてカーボンブラツク微粉末
を使用し、その主体バインダーは、前述の不透明
インキ140と同様の理由によりポリアミド樹脂
が最適で、インキ溶剤としてはヘプチルアルコー
ルやオクチルアルコール等のアルコール類が好適
で、ローラからの転写によつて陥没部120を残
しての選択的な付着が行なえる。
通常、導電性インキ140の導電粒子としては
平均粒径が4.5〜10μの鱗状グラフアイト粒子、
粒度分布が0.2〜10μ(ピーク粒度0.5〜3μ)程
度の銀粒子乃至はこれらの混合体等、導電性を上
げるため比較的大なる導電粒子を使用する。その
ためこれら導電性インキ140のみの被着におい
ては光透過が完全に阻止できない場合がある。し
かるに、カーボンブラツク粉末は1ミクロン以下
に極めて粒径が小さくできる。それ故、上記導電
性インキに比較して遥かに陰蔽率が大きく、光阻
止性に優れている。更に、不透明インキ150の
存在により、直接、透光性導電膜130表面に塗
布するよりも、遥かになじみの良い被着が可能と
なると共に、導電性インキ140との相乗効果に
より光阻止性にも優れた効果を示す。
第3図は、本発明にかゝる表示用構体の他の実
施例の部分斜視図である。本例では、前記の実施
例とは異なり、陥没部120内には全く前記の導
電膜130が存在せず、電極としては陥没部12
0を除いて選択的に導電性インキ140が被着さ
れているだけである。
本例では、陥没部120として短柵型の場合を
例示したが、第1及び第2図と同様に点状であつ
ても、また線状(平行格子状)であつても勿論、
構わない。短柵型乃至は線状の場合、開放面の幅
は、例えば25〜50ミクロン、深さが20〜50ミクロ
ン、光端部の幅は3ミクロン以内に鋭く構成され
る。短柵型の場合、その長さは適宜自由に選択で
き、しかもその長さは必ずしも同一にする必要は
ない。導電性インキ140は、第1図及び第2図
について記したと同様に構成され、ローラーから
の転写によつて陥没部120を除いて選択的に転
写,被着される。
本例における表示用構体100は第1図及び第
2図と同様に、導電性インキ140被着面に対向
する反対の表面側に電極を有する支持体を設け、
表示用構体100に液体材料を含浸させ、前記導
電性インキ140と前記支持体側電極との間に電
圧を加えて動作させる。陥没部120内に前記導
電膜130等の電極が存在せずとも、導電性イン
キ140の端効果により陥没部120内に効果的
に電圧が加わり、電気浸透現象により陥没部12
0側斜面121の液体含浸率が制御され、実質的
に光反射率や光透過率が電気的に制御できる。
斯くして本実施例によると、透光性電膜130
が不要となるため、第1及び第2図と比較して製
作が容易となり、しかも導電性インキ140の使
用により低抵抗の電極が構成できる。陥没部12
0内に導電膜120が存在しないため、その側斜
面121における液体の移動が阻害されない。且
又多孔質体110の形成材料及び含浸される液体
材料と、透光性導電膜130との既述の如き屈折
率の不整合が取り除かれる。そのため、多孔質体
110を透明誘電体材料から構成し、これとほゞ
等しい屈折率の液体材料を含浸させた。透過型表
示装置において、光透過率が増加し、しかも茶褐
色に着色することも防止でき、明るい鮮明な透過
光像を表示することができる。
第4図は、本発明にかゝる表示用構体の他の実
施例の部分斜視図、第5図は、第4図の表示用構
体100を使用した本発明にかゝる表示装置の一
実施例を示す図で、第4図のA―A′の縦断面構
造図で示してある。
本例では、陥没部120は点状のものが例示さ
れている。勿論、短柵型や線状(平行格子状)に
も構成できる。陥没部120は、表示部14
1′,142′のパターンに応じて限定して設けて
ある。不透明インキ150は陥没部120を残し
て多孔質体110全面にローラーからの転写によ
り被着されている。導電性インキ141,142
は不透明インキ150上に夫々電極引き出し部1
41″,142″を含めて表示部141′,14
2′のパターンに応じて陥没部120を残して選
択的にローラーからの転写(オフセツト印刷)に
よつて被着され、これらは選択的に電圧が印加さ
れるよう互に絶縁されている。このようにして、
表示用構体100は、その表面に酸化錫等の透明
電極300を被着した透明ガラスからなる支持板
300上に設置される。
第5図の例は透過型の表示装置を構成した場合
で、多孔質体110としては、例えば既述の如く
ニトロセルローズ,酢酸セルローズ,或いはこれ
らの混合のセルローズエステルから成るマイクロ
ポーラス メンブレン フイルターを使用する。
表示用構体100には上記多孔質体110形成材
料とほゞ等しい屈折率を有する電気浸透性液体材
料400(説明の便宜上、多数の点で表示してあ
る。)を含浸させて屈折率の整合をはかる。多孔
質体110がニトロセルローズ(屈折率nd
1.51)の時は、液体材料400は、例えばnd
1.51のジメチルトリフエニルトリメトチシシロキ
サン( 但しφはフエニル基) 酢酸セルローズ(nd1.47)の場合は、nd1.47
のフエニルトリメトキシシラン(C6H5Si
(OCH33)、またニトロセルローズと酢酸セルロ
ーズとの混合体(1.41<nd<1.51)の場合は、上
述の液体材料を適当に混合するか、或いてα―メ
チルナフタレン(nd1.61)等の高屈折材料とフ
エニルトリメトキシシラン等の低屈折材料との適
当な混合により1.47<nd<1.51の屈折率の整合を
はかる。
以上のように液体材料400の含浸された多孔
質体110は透明化する。それ故、導線50nに
より電極300と短絡された導電性インキ141
部では、毛管現象によつて液体材料400が図に
例示したように陥没部120の側斜面121′迄
濡らすために陥没部120で、入力外光L1に対
して明るい透過出力光L2Tを生じる。
一方、導電性インキ142が塗布された部分で
は導線502を介して電極300に負の電圧VB
が印加されている。前述の構成では、多孔質体1
10に対して液体材料400は負電極方向に電気
浸透する。
それ故、陥没部120側斜面121″の液体材
料400は、図に例示する如く内部に引き込まれ
る。そのため陥没部120側斜面121″の液体
材料400の含浸率が低下し、その分だけ空気が
入り込み、屈折率の不整合を生じる。従つて、多
孔質体110の多孔質の粗なる側斜面の存在によ
り、入力外光L1は散乱し、透過出力光L2Bは減少
する。陥没部120以外の部分は不透明インキ1
50、更には導電性インキ142の存在により光
透過が阻止される。
透過する光L2Bは、陥没部120を介するもの
に限定され、効果的な電気的光制御が行なえる。
例えば、前述の構成で、多孔質体110の厚みを
120ミクロンとした時、電圧VBが100〜150Vで、
2T/L2B、すなわちコントラスト比は約20程度
が得られる。VBを零にすれば、毛管現象により
側斜面121″を濡らし、瞬間的に導電性インキ
141部と同様の光透過状態に復帰する。反射型
表示装置として使用する場合には、電極300を
アルミニウム蒸着電極の如く光反射性に構成すれ
ば良い。この場合には、導電性インキ141部で
は黒く、反対に142部では外光の散乱、反射に
より白く表示される。多孔質体110を形成する
誘電体材料を黒、乃至は他の色に構成すると、導
電性インキ141部では、誘電体材料の色が表示
され、142部では白の反射表示が行なえる。
第6図は、第4図の表示用構体を更に改良した
本発明にかゝる表示用構体の一実施例の縦断面構
造図である。なお、第5図と同様に第4図のA―
A′に相当する部分の断面構造を示してある。
本実施例は、第5図の装置において、所望のパ
ターンを更に鮮明に、且つ均一に表示することを
目的としている。第4図と異なつているのは、陥
没部120を残して選択的に被着されている導電
性インキ141,142上に、また導電性インキ
が存在しない部分では不透明インキ150上に選
択的に撥油剤160を塗布してあることである。
撥油剤160は使用する前記の液体材料400に
対して化学的乃至は電気化学的に侵されず、且つ
良好な撥油性を示し、しかも撥油剤160の稀釈
溶剤によつて多孔質体110や不透明インキ15
0、導電性インキ141,142が少くとも著し
く侵されぬことが望ましい。多孔質体110がセ
ルローズエステルで、液体材料400が前述の場
合、弗化炭素系のアニオン、カチオン、或いは中
性の表面活性剤も使用できるが、電気化学的には
必ずしも強くない。
汎用に最適なものは、例えば、ポリ―111,111
―ペンタデカフルオロオクチルメタクリレートな
どの弗素系ポリマーをキシレンヘクサフロライド
や弗化炭素(フレオン)系の溶媒に溶解したもの
である。
前記ポリマー被膜の表面張力は、11ダイン/セ
ンチメーター程度で、前記液体材料400と比較
して極めて低く、撥水性と共に、強力な撥油性を
有し、殆んどの溶液に溶解しないし、また上記溶
媒はセルローズエステルやポリアミド樹脂を溶解
しない。上記の系統のポリマー溶液から成る塗布
剤を、例えば、ローラーコート法等で、転写塗布
し、溶媒を60℃程度の適当な温度で乾燥させる
と、第6図の表示用構体100が得られた。
このようにして第6図の表示用構体100を第
5図と同様に表示装置を構成すると、撥油剤16
0の存在によつて、陥没部120を有する側の表
示用構体100表面の面に沿つた方向の液体材料
400の流出や移動が阻止できる。そのため二次
元的な広がりをもつ面方向の液体材料400の含
浸量分布がほゞ一定に保たれ、きれの良い、しか
も均一な安定な動作でパターン表示が行なえる。
さらにまた、透過型表示の場合、撥油剤160
のため、その塗布部分は液体材料400によつて
濡れないため、屈折率の不整合を生じ入力外光は
散乱,乱反射し、透過光に対して実質的に不透明
になる。
それ故、不透明インキ150を省略し、多孔質
体110面に直接、導電性インキ141,142
を塗布し、それから撥油剤160を塗布しても良
い。この場合、導電性インキが存在しない部分に
は直接撥油剤が塗布されていることになる。
以上第4図〜第6図について2セグメントの表
示装置を例に取り説明して来たが、数字表示装置
を構成するには同一理念で7セグメントに構成
し、各セグメントに選択的に電圧を印加し、液体
材料400が多孔質体110内部に吸い込まれる
ような電圧極性で、パルス動作すれば良い。
第7図は、本発明にかゝる導電性インキの塗布
法の実施例を第4図,第6図の表示用構体との対
比して示した工程図である。
図Aにおいて、110は、例えば既述のセルロ
ーズエステルから成るマイクロポーラスメンブレ
ンフイルターで、その表面には予めエンボス加工
法等で、所定の位置に、所定の表示パターンに対
応して点,線,短柵状の陥没部120を設けてお
く。また、陥没部120を残して黒色の不透明イ
ンキ150を塗布しておく。この多孔質体110
を、平坦なガラス等の支持板610上に配置し、
その両端をビニールテープ等の接着テープ620
で支持板610上に固定する。
次いで、図Bの如く、ゴム等の印刷ローラ70
0に、溶媒によつて稀釈された導電性インキ80
0を電極引出し部113,114及び表示すべき
所望のパターンに対応した形状に極めて薄く着
け、位置合わせをしてその溶媒が蒸発しない内に
素早く転写する。この工程を2〜3回繰り返して
後、60℃程度の適当な温度で乾燥して溶媒を蒸発
させる。この強制的な溶媒蒸発により被着された
導電性インキは多孔性になり、好ましい動作に寄
与する。抵抗値が高い場合は、所期の抵抗値が得
られる迄上記の操作,工程を繰り返して行なう。
ローラー700上の稀釈導電性インキ800は、
陥没部112、非表示部1112を残して選択的
に転写される。このような精密な転写にはローラ
ー700の硬度が重要である。軟らか過ぎると陥
没部120の内部迄塗布され、一方、硬過ぎると
多孔質体110を損傷したり、転写の均一性を阻
害する。良好なローラーはゴムローラーで、その
硬度は30度であつた。
以上は手動のローラーコート法による転写につ
いて述べたが、更に精密に、しかも多量生産には
印刷機によるオフセツト印刷法が有効である。導
電性インキは、既述の銀乃至はグラフアイト乃至
はこれらの混合から成る導電粒子を用い、主体バ
インダーとしてポリアミド樹脂を用いる。稀釈溶
媒は、手動法による場合には比較的蒸発の遅い、
ヘプチルアルコールとオクチルアルコールの混合
溶媒を用いる。
オフセツト印刷機による場合は、比較的蒸発が
速い、ヘキシルアルコールやアミルアルコール等
を使用する。好ましいインキ粘度は150〜300ポア
ズ程度である。
以上のようにして選択的に導電性インキを被着
した多孔質体110は、テープ620をはがし、
適当に不要部を切断することにより、図Cの如き
完成された表示用構体100が得られる。非表示
部112には導電性インキは被着されず、電極引
出し部113,114と夫々連結し、互に絶縁さ
れた導電性インキから成る電極141,142が
被着される。
なお、導電性インキとして銀粒子を導電粒子と
するような場合、銀粒子が化学的に侵される場合
がある。そのため、いわゆる電極保護インキのオ
ーバーコーテイングを必要とする。オーバーコー
テイング処理にはプラスチツク材料が好適であ
る。例えばポリアミド樹脂を導電性インキについ
て述べた同様にアルコール溶解し、電極141,
142等の導電インキの上に、同様にローラー7
00からの転写によつて陥没部120を残して選
択的に被着することができる。また、前述の撥油
剤160も同様にローラー700からの転写によ
つて付着させることができる。これら何れの場合
も、60℃程度の加熱による強制的な溶媒の蒸発は
多孔性に夫々を形成するに好ましい。
第8図は、本発明にかゝる表示用構体の他の実
施例の部分斜視図であつて、上記の電極保護イン
キによるオーバーコーテイングの一例を示すもの
である。また、陥没部120は平行格子からなる
線状の例が示されている。140は銀粒子やグラ
フアイト粒子を含む導電性インキで、その上に、
ポリアミド樹脂等から成る電極保護インキ170
がローラーからの転写によつて付着される。
なお、この場合、電極保護インキ170を、前
記の不透明インキ150で代用することができ
る。この場合には、不透明インキ150は、電極
保護の役割や、不要部分の光透過遮断の役割を併
せ持ち、製作技術的にも簡略化される利点をも
つ。従つて、不透明インキ150は、今迄必ず導
電性インキ140と多孔質体110との間に介挿
されると説明して来たが、本例のように導電性イ
ンキ140の上に設けることもできるし、更には
導電性インキ140と多孔質体110の間にも存
在し、導電性インキの上側にも存在するよう設け
ることができるものとする。既述の第4図の場合
も同様で、上記は全ての実施例についても同様に
適用できるものとする。
電極引出し部115には、電気的接触のために
電極保護インキ170乃至は不透明インキ150
は塗布しない。リード線等で外部に電気的接触し
て後、必要とあらば、170や150を塗布する
ようにする。
以上、述べたように本発明は、多孔質体表面に
陥没部を残して導電性インキから成る電極を選択
的に塗布被着した表示用装置であつて、低抵抗の
電極構成が可能となると共に、極めて容易に製作
することができ、加えるに陥没部の透過率を上げ
ることができ、安定で鮮明な表示が行なえる表示
装置が実現でき、産業上、極めて有用である。
本発明の精神を逸脱することに種々の実施や変
形が行なえることは明らかである。本発明はこれ
らをも包含することを意図したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかゝる表示用構体の一実施例
の部分斜視図、第2図は本発明にかゝる表示用構
体の他の実施例の部分斜視図、第3図は本発明に
かゝる表示用構体の更に他の実施例の部分斜視
図、第4図は本発明にかゝる表示用構体の更に他
の実施例の部分斜視図、第5図は第4図の表示用
構体を使用した本発明にかゝる表示装置の一実施
例を示す縦断面構造と給電方式を示す図、第6図
は第4図との開連で改良された本発明にかゝる表
示用構体の縦断面構造図、第7図A,B,Cは本
発明にかゝる表示用構体の製造工程を示す図、第
8図は本発明にかゝる表示用構体の一実施例の縦
断面構造図である。 100…表示用構体、110…多孔質体、12
0…陥没部、130…液体浸透性の透光性導電
膜、140,141,142…導電性インキから
成る電極、150…不透明インキ、160…撥油
剤、170…電極保護インキ、200…支持基
材、300…電極、400…液体材料、501,
502…導線、610…支持板、700…ローラ
ー、800…インキ材料。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少くとも一方の表面に露出した多数個の微細
    な開口部を有する多孔質体表面に、前記開口部の
    複数個を含む陥没部を設け、液体材料が含浸さ
    れ、前記陥没部を含む多孔質体表面の液体含浸率
    が電気的に制御される表示用構体を備え、前記陥
    没部を有する多孔質体表面側に前記陥没部を残し
    て導電性インキからなる電極を選択的に被着した
    表示用構体の導電性インキから成る電極の被着面
    に対して反対の面側に第2の電極を設置すると共
    に、前記表示用構体に液体材料を含浸させ、前記
    の導電性インキからなる電極と第2の電極との間
    に電圧を印加して、少くとも陥没部における液体
    含浸率を制御する関係にあることを特徴とする表
    示装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の表示装置におい
    て、多孔質体表面に陥没部を残して直接、導電性
    インキから成る電極を被着したことを特徴とする
    表示装置。 3 特許請求の範囲第1項記載の表示装置におい
    て、表示用構体は陥没部を有する多孔質体表面
    に、前記陥没部を残して選択的に不透明インキが
    被着されており、この不透明インキの上に同じく
    前記陥没部を残して導電性インキから成る電極を
    選択的に被着したことを特徴とする表示装置。 4 特許請求の範囲第1項記載の表示装置におい
    て、表示用構体は陥没部の内面を含めて表示用構
    体表面に透光性にして且つ液体浸透性の導電膜が
    被着されており、この導電膜の上に前記陥没部を
    残して導電性インキから成る電極を選択的に被着
    したことを特徴とする表示装置。 5 特許請求の範囲第1項記載の表示装置におい
    て、表示用構体は、陥没部の内面を含めて表示用
    構体表面に透光性にして且つ液体浸透性の導電膜
    が被着されていると共に、この導電膜の上に、前
    記陥没部を残して選択的に不透明インキが被着さ
    れており、この不透明インキの上に同じく陥没部
    を残して導電性インキから成る電極を選択的に被
    着したことを特徴とする表示装置。 6 表示すべき単数乃至は複数個のパターンに対
    応した位置に陥没部を有する多孔質体表面に、前
    記陥没部を残して選択的に不透明インキが被着さ
    れており、導電性インキから成る単数乃至は複数
    個の電極が表示すべき単数乃至は複数個のパター
    ンに対応した位置に限定されて夫々電極引出し部
    と連結し、且つ前記陥没部を残して選択的に被着
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項もしくは第5項記載の表示装置。 7 特許請求の範囲第2項記載の表示装置におい
    て、前記導電性インキから成る電極の上に、前記
    陥没部を除いて選択的に不透明インキを被着した
    ことを特徴とする表示装置。 8 単数乃至は複数個の表示すべきパターンに対
    応した部分に陥没部を有する多孔質体表面に、前
    記パターンに対応した夫々の部分を含むように、
    電極引き出し部と連結すると共に、前記陥没部を
    残して選択的に単数乃至は複数個の導電性インキ
    から成る電極を被着し、さらに前記電極引出し部
    の少くとも一部と前記陥没部とを残し、前記導電
    性インキから成る電極と、この電極が被着されて
    いないその他の多孔質体表面とに亘つて、不透明
    インキを被着したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の表示装置。 9 導電性インキから成る電極が不透明であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の表示
    装置。 10 導電性インキが黒鉛乃至は銀の少くとも何
    れかの導電粒子を含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第9項記載の表示装置。 11 導電性インキの主体バインダーがポリアミ
    ド樹脂であることを特徴とする特許請求の範囲第
    10項記載の表示装置。 12 前記の導電性インキから成る電極上に、前
    記陥没部を残して選択的に電極保護インキを被着
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の表示装置。 13 特許請求の範囲第12項記載の表示装置に
    おいて、前記電極保護インキが不透明であること
    を特徴とする表示装置。 14 特許請求の範囲第1項記載の表示装置にお
    いて、前記導電性インキから成る電極の多孔質体
    に対して反対の面側に、前記陥没部を残して選択
    的に撥油剤を塗布、被着せしことを特徴とする表
    示装置。 15 特許請求の範囲第1項記載の表示装置にお
    いて、第2の電極は透光性支持体に被着された透
    光性電極であつて、表示用構体はこの透光性電極
    面上に設置されており、且つ多孔質体は透光性誘
    電体材料から形成され、含浸される液体材料は透
    光性であつて前記透光性誘電体材料とほゞ等しい
    屈折率を有することを特徴とする表示装置。 16 特許請求の範囲第1項記載の表示装置にお
    いて、導電性インキから成る電極は、互に隔絶し
    た複数個から成つていて、この複数個の夫々の電
    極と前記第2の電極との間に選択的に電圧を印加
    する手段を有することを特徴とする表示装置。
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GB8008193A GB2044508B (en) 1979-03-14 1980-03-11 Electro-osmotic display device

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649068U (ja) * 1992-12-15 1994-07-05 吉村 雅美 プリペイドカード

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0649068U (ja) * 1992-12-15 1994-07-05 吉村 雅美 プリペイドカード

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