JPS62170486A - 鋳鉄製内燃機関用ピストンおよびその製造方法 - Google Patents
鋳鉄製内燃機関用ピストンおよびその製造方法Info
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- JPS62170486A JPS62170486A JP1086986A JP1086986A JPS62170486A JP S62170486 A JPS62170486 A JP S62170486A JP 1086986 A JP1086986 A JP 1086986A JP 1086986 A JP1086986 A JP 1086986A JP S62170486 A JPS62170486 A JP S62170486A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/04—Heavy metals
- F05C2201/0433—Iron group; Ferrous alloys, e.g. steel
- F05C2201/0436—Iron
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は大型ディーゼルエンジン等の内燃機関に使用
される鋳鉄製ピストンおよびその製造方法に関するもの
であり、待に高温に曝されるピストンヘッド部の少なく
とも一部の表面層を局部的に強化した鋳鉄製ピストンお
よびその製造方法に関するものでめる。
される鋳鉄製ピストンおよびその製造方法に関するもの
であり、待に高温に曝されるピストンヘッド部の少なく
とも一部の表面層を局部的に強化した鋳鉄製ピストンお
よびその製造方法に関するものでめる。
従来の反術
鋳鉄製の内燃機関用ピストンは、アルミニウム合金製ピ
ストンと比較して重量は大きいものの、一般に高温強度
に擾れているため、大型ディーゼルエンジン等に使用さ
れている。
ストンと比較して重量は大きいものの、一般に高温強度
に擾れているため、大型ディーゼルエンジン等に使用さ
れている。
ところでディーゼルエンジン、持に直噴型ディ−ゼルエ
ンジンにおいては、ピストンのヘッド部は燃料噴射を受
けて高温に曝される。特にピストンヘッド部のうち、噴
射燃料が直接吹き付けられる噴口部のホットスポット部
は著しく高温となるから、耐熱衝撃性、耐熱疲労性が優
れていることが要求される。最近のディーゼルエンジン
の高出力化に伴なって、燃料室のより−1の高温化が望
まれるようになり、そのため前述のようなピストンヘッ
ド部、特にホットスポット部の耐熱衝撃性、耐熱疲労性
の向上に対する要請はますます強まっている。
ンジンにおいては、ピストンのヘッド部は燃料噴射を受
けて高温に曝される。特にピストンヘッド部のうち、噴
射燃料が直接吹き付けられる噴口部のホットスポット部
は著しく高温となるから、耐熱衝撃性、耐熱疲労性が優
れていることが要求される。最近のディーゼルエンジン
の高出力化に伴なって、燃料室のより−1の高温化が望
まれるようになり、そのため前述のようなピストンヘッ
ド部、特にホットスポット部の耐熱衝撃性、耐熱疲労性
の向上に対する要請はますます強まっている。
しかるに従来の通常の鋳鉄製ピストンは普通鋳鉄で作ら
れているものが多く、このような普通鋳鉄製ピストンで
は上述のような要請に充分に応えることは困難であり、
熱応力等によってホットスポット部に亀裂が生じてしま
うことを避は冑ず、したがってピストンの耐用前曲も短
くならざるを得なかった。そこで最近では耐熱衝撃性、
耐熱疲労性に浸れた合金鋳鉄等の高級鋳鉄でビス1〜ン
を作成することも行なわれている。
れているものが多く、このような普通鋳鉄製ピストンで
は上述のような要請に充分に応えることは困難であり、
熱応力等によってホットスポット部に亀裂が生じてしま
うことを避は冑ず、したがってピストンの耐用前曲も短
くならざるを得なかった。そこで最近では耐熱衝撃性、
耐熱疲労性に浸れた合金鋳鉄等の高級鋳鉄でビス1〜ン
を作成することも行なわれている。
発明が解決すべき問題点
前述のように合金鋳鉄等の高級鋳鉄を用いてピストンを
作成した場合には、いたずらにピストン原材料コストの
上昇を招く問題かある。すなわち優れた耐熱性が要求さ
れるのは、ピストン全体のうちでも特にピストンヘッド
部、とりわけホットスポット部であって、その他の部分
には合金鋳鉄等の高級鋳鉄が必要とされるほどの耐熱性
は要求されず、したがってピストン全体を高価な合金鋳
鉄等で構成することは無駄なロス1〜増大を招くことに
なる。また合金鋳鉄等の高級鋳鉄では、鋳造性が普通鋳
鉄より劣ることが多く、そのため歩留りの低下を招く問
題もある。ざらに合金鋳鉄の場合機械加工性が劣って鋳
造後の機械加工に困難を伴なうこともある。このような
問題を解決するためには、普通鋳鉄等の安価でしかも鋳
造性、加工性も良好な鋳鉄でピストンを作り、その一部
すなわちピストンヘッド部のホットスポット部などを部
分的に強化する方法を適用することが望ましい。
作成した場合には、いたずらにピストン原材料コストの
上昇を招く問題かある。すなわち優れた耐熱性が要求さ
れるのは、ピストン全体のうちでも特にピストンヘッド
部、とりわけホットスポット部であって、その他の部分
には合金鋳鉄等の高級鋳鉄が必要とされるほどの耐熱性
は要求されず、したがってピストン全体を高価な合金鋳
鉄等で構成することは無駄なロス1〜増大を招くことに
なる。また合金鋳鉄等の高級鋳鉄では、鋳造性が普通鋳
鉄より劣ることが多く、そのため歩留りの低下を招く問
題もある。ざらに合金鋳鉄の場合機械加工性が劣って鋳
造後の機械加工に困難を伴なうこともある。このような
問題を解決するためには、普通鋳鉄等の安価でしかも鋳
造性、加工性も良好な鋳鉄でピストンを作り、その一部
すなわちピストンヘッド部のホットスポット部などを部
分的に強化する方法を適用することが望ましい。
しかしながら従来はこのような手法は確立されていなか
ったのが実情でおる。
ったのが実情でおる。
この発明は以上の事情を背景としてなされたもので、鋳
鉄を基材としてそのピストンヘッド部のうち耐熱衝撃性
、耐熱疲労性か特に要求される部位、例えばホットスポ
ット部を部分的に強化して、その部位の耐熱衝撃性、耐
熱疲労性を向上させた鋳鉄製内燃機関用ピストンおよび
その製造方法を提供することを目的とするものでおる。
鉄を基材としてそのピストンヘッド部のうち耐熱衝撃性
、耐熱疲労性か特に要求される部位、例えばホットスポ
ット部を部分的に強化して、その部位の耐熱衝撃性、耐
熱疲労性を向上させた鋳鉄製内燃機関用ピストンおよび
その製造方法を提供することを目的とするものでおる。
問題点を解決するための手段
第1発明の鋳鉄製内燃機関用ピストンは、鋳鉄製ピスト
ンのピストンヘッド部における耐熱衝撃・耐熱疲労性が
要求される部位に、A1およびSlのう、ち少なくとも
一方が合計で0.1〜10重量%含有されかつ微細塊状
黒鉛か分散晶出している合金化鋳鉄層が、表面から少な
くとも0.2m以上の深さにわたって形成されているこ
とを特徴とするものである。
ンのピストンヘッド部における耐熱衝撃・耐熱疲労性が
要求される部位に、A1およびSlのう、ち少なくとも
一方が合計で0.1〜10重量%含有されかつ微細塊状
黒鉛か分散晶出している合金化鋳鉄層が、表面から少な
くとも0.2m以上の深さにわたって形成されているこ
とを特徴とするものである。
第2発明のI&!造方決方法鋳鉄を原料としてビス1〜
ン粗形材を鋳造した後、そのピストン粗形材のピストン
ヘッド部における耐熱衝撃・耐熱疲労性が要求される部
位の表面にAlおよびSiのうち一方またはそれらの合
金もしくはAl、S iの少なくとも一方とFeとの合
金を配置し、その上から高密度エネルギを照射して急速
溶融−急速再凝固させることにより鋳鉄とA1および/
またはSlとの合金層を形成し、次いでこの合金層に8
00〜1100°Cで1分間〜3時間加熱する再加熱処
理を施して、Al2.s rの少なくとも一方を合計で
0.1〜10重量%含有しかつ微細塊状黒鉛か分散晶出
している合金化鋳鉄層を前記部位に表面から0.2m以
上の深さにわたって形成することを特徴とするものであ
る。
ン粗形材を鋳造した後、そのピストン粗形材のピストン
ヘッド部における耐熱衝撃・耐熱疲労性が要求される部
位の表面にAlおよびSiのうち一方またはそれらの合
金もしくはAl、S iの少なくとも一方とFeとの合
金を配置し、その上から高密度エネルギを照射して急速
溶融−急速再凝固させることにより鋳鉄とA1および/
またはSlとの合金層を形成し、次いでこの合金層に8
00〜1100°Cで1分間〜3時間加熱する再加熱処
理を施して、Al2.s rの少なくとも一方を合計で
0.1〜10重量%含有しかつ微細塊状黒鉛か分散晶出
している合金化鋳鉄層を前記部位に表面から0.2m以
上の深さにわたって形成することを特徴とするものであ
る。
作 用
ピストンの母材となる鋳鉄材料としては、コストおよび
鋳造性などの点からJIS Fe12. Fe12、F
e12などの普通鋳鉄が最も好ましいが、低合金鋳鉄な
ども用いることができる。
鋳造性などの点からJIS Fe12. Fe12、F
e12などの普通鋳鉄が最も好ましいが、低合金鋳鉄な
ども用いることができる。
この発明では、上)小のような普通鋳鉄等からなるピス
トンのヘッド部のうち、特に耐熱衝撃性、耐熱疲労性が
要求される部位、例えばホットスポット部のみ、後)ボ
するような合金化鋳鉄層か形成される。
トンのヘッド部のうち、特に耐熱衝撃性、耐熱疲労性が
要求される部位、例えばホットスポット部のみ、後)ボ
するような合金化鋳鉄層か形成される。
このホットスポット部について説明すると、第1図は直
接噴射型ディーゼル機関用ピストンの一例を示すもので
あり、ピストン本体1は砂型鋳造等により鋳造された鋳
鉄製のものであって、そのピストンヘッド部2の頂面に
形成された凹状の噴口部3の内壁面上部からエツジ部へ
かけてのクロス斜線を施した部分が燃料噴射を直接受け
て最も高温となるホットスポット部4に相当する。また
第2図には、直接噴射型ディーゼル機関用ピストンの他
の例のピストンヘッド部2のホットスポット部4を示す
。ざらに第3図には通常のディーゼル機関用ピストンの
ピストンヘッド部2のホットスポット部4を示す。
接噴射型ディーゼル機関用ピストンの一例を示すもので
あり、ピストン本体1は砂型鋳造等により鋳造された鋳
鉄製のものであって、そのピストンヘッド部2の頂面に
形成された凹状の噴口部3の内壁面上部からエツジ部へ
かけてのクロス斜線を施した部分が燃料噴射を直接受け
て最も高温となるホットスポット部4に相当する。また
第2図には、直接噴射型ディーゼル機関用ピストンの他
の例のピストンヘッド部2のホットスポット部4を示す
。ざらに第3図には通常のディーゼル機関用ピストンの
ピストンヘッド部2のホットスポット部4を示す。
上述のホットスポット部4の如く特に耐熱衝撃性、耐熱
疲労性が要求される部位に、Al、 S iの少なくと
も一方を合計で0.1〜10重量%含有しかつ微細な塊
状黒鉛が均一に分散晶出した合金化鋳鉄層が形成される
。ここでAi’、 s rはフェライト生成傾向か著し
く強く、したかってその合金化鋳鉄層の71〜リツクス
はフエライ1〜またはフェライト主体の組織となる。
疲労性が要求される部位に、Al、 S iの少なくと
も一方を合計で0.1〜10重量%含有しかつ微細な塊
状黒鉛が均一に分散晶出した合金化鋳鉄層が形成される
。ここでAi’、 s rはフェライト生成傾向か著し
く強く、したかってその合金化鋳鉄層の71〜リツクス
はフエライ1〜またはフェライト主体の組織となる。
従来からピストンに使用されている普通鋳鉄の場合、基
地がパーライト組織であるのが通常であり、その場合ピ
ストンのホラトスボッ1〜部等が使用時に高温となるこ
とにより徐々にセメンタイトが黒鉛とフェライトに分解
し、この際体積膨張が生じてこの膨張がホットスポット
部等の熱応力を大きくして亀裂発生を招いていたと考え
られる。
地がパーライト組織であるのが通常であり、その場合ピ
ストンのホラトスボッ1〜部等が使用時に高温となるこ
とにより徐々にセメンタイトが黒鉛とフェライトに分解
し、この際体積膨張が生じてこの膨張がホットスポット
部等の熱応力を大きくして亀裂発生を招いていたと考え
られる。
また従来の普通鋳鉄製ピストンでは晶出黒鉛が片状でし
かもその寸法が大きく、そのため片状黒鉛が熱応力等に
よる亀裂の起点や伝播部となり易く、このことも亀裂発
生の原因となっていた。しかるにこの発明のピストンに
おける合金化鋳鉄層は、特にAlおよび/またはSiの
合金化によって基地が安定なフェライトまたはフェライ
ト主体の組織となっておりしかもこのフェライト相は靭
性が高いため、亀裂発生を招くおそれが少なく、かつ亀
裂の成長も緩やかとなるのである。また晶出黒鉛形状も
塊状でかつ微細であることから、黒鉛が亀裂の起点や伝
播部となりにくい。したがってその合金化鋳鉄層を形成
したホットスポット部等の部位は、81S分的に耐熱衝
撃性、耐熱疲労性か著しく改善されるのてめる。
かもその寸法が大きく、そのため片状黒鉛が熱応力等に
よる亀裂の起点や伝播部となり易く、このことも亀裂発
生の原因となっていた。しかるにこの発明のピストンに
おける合金化鋳鉄層は、特にAlおよび/またはSiの
合金化によって基地が安定なフェライトまたはフェライ
ト主体の組織となっておりしかもこのフェライト相は靭
性が高いため、亀裂発生を招くおそれが少なく、かつ亀
裂の成長も緩やかとなるのである。また晶出黒鉛形状も
塊状でかつ微細であることから、黒鉛が亀裂の起点や伝
播部となりにくい。したがってその合金化鋳鉄層を形成
したホットスポット部等の部位は、81S分的に耐熱衝
撃性、耐熱疲労性か著しく改善されるのてめる。
ここで、Alおよび/またはSlを合金化する理由は、
既に述べたようにそのフェライト生成傾向か大きいこと
を利用して基地をフェライトまたはフェライト主体とし
、基地組織を安定化させるとともに基地の靭性を向上さ
せ、亀裂発生を防止する点にあるが、それらの含有量か
合計で0.1重量%未満ではこれらの効果が充分に寿ら
れず、一方10重Φ%を越えれば逆に脆くなってしまう
から、その合計含有量は011〜10重量%の範囲内と
でる必要かある。
既に述べたようにそのフェライト生成傾向か大きいこと
を利用して基地をフェライトまたはフェライト主体とし
、基地組織を安定化させるとともに基地の靭性を向上さ
せ、亀裂発生を防止する点にあるが、それらの含有量か
合計で0.1重量%未満ではこれらの効果が充分に寿ら
れず、一方10重Φ%を越えれば逆に脆くなってしまう
から、その合計含有量は011〜10重量%の範囲内と
でる必要かある。
また上)小のような合金化鋳鉄層は、ホットスポット部
等にあける表面から少なくとも02!Mi以上の深さに
わたって形成されている必要かめる。
等にあける表面から少なくとも02!Mi以上の深さに
わたって形成されている必要かめる。
0.2mpt未満の)朶さては、上)ホの効果か充分に
得られない。
得られない。
なお合金化鋳鉄層における微細塊状黒鉛は、その平均粒
径を待に20JJm以下とすることが好ましい。
径を待に20JJm以下とすることが好ましい。
このように20pm以下とすることにより亀裂発生防止
効果をより確実に得ることができる。
効果をより確実に得ることができる。
次に前述のような合金化鋳鉄層を有するピストンの製造
方法、すなわち第2発明について説明する。
方法、すなわち第2発明について説明する。
先ずピストン粗形材の製造法としては、前述のような普
通鋳鉄等の鋳鉄材料を原材料として、砂型鋳造等の通常
の鋳造法により鋳造ずれば良い。
通鋳鉄等の鋳鉄材料を原材料として、砂型鋳造等の通常
の鋳造法により鋳造ずれば良い。
得られたピストン粗形材に対しては、先ず高密度エネル
ギ源を用いて、Alおよび/またはSlの合金化処理を
行なう。すなわち、ピストン粗形材のピストンヘッド部
のうち、特に耐熱衝撃性、耐熱疲労性が要求されるホッ
トスポット部等の部位の表面に、A1またはSiもしく
はそれらの合金、あるいはFe−A1合金やFe−Si
合金もしくはFe−A1−Si合金を配置し、その上か
らレーザ、電子ビーム、プラズマアーク、TIGアーク
等の高密度エネルギを照射することにより、表面に配置
されたAlおよび/またはSiとその下側の鋳鉄母材表
面層とを瞬時に急速溶融させて鋳鉄とAlおよび/また
はSlとを合金化し、続いてそのエネルギ照射位置の移
動もしくは照射停止によりその溶融した合金層を瞬時に
急速凝固させる。ここで、高密度エネルギの照射により
溶融した部分はピストン全体の質量に比べれば格段に小
さい質量でおるから、高密度エネルギ照射位置の移動も
しくは照射停止によってピストン母材側への熱移動によ
り溶融した合金層は瞬時に凝固し、微細な組織を有する
合金層となる。
ギ源を用いて、Alおよび/またはSlの合金化処理を
行なう。すなわち、ピストン粗形材のピストンヘッド部
のうち、特に耐熱衝撃性、耐熱疲労性が要求されるホッ
トスポット部等の部位の表面に、A1またはSiもしく
はそれらの合金、あるいはFe−A1合金やFe−Si
合金もしくはFe−A1−Si合金を配置し、その上か
らレーザ、電子ビーム、プラズマアーク、TIGアーク
等の高密度エネルギを照射することにより、表面に配置
されたAlおよび/またはSiとその下側の鋳鉄母材表
面層とを瞬時に急速溶融させて鋳鉄とAlおよび/また
はSlとを合金化し、続いてそのエネルギ照射位置の移
動もしくは照射停止によりその溶融した合金層を瞬時に
急速凝固させる。ここで、高密度エネルギの照射により
溶融した部分はピストン全体の質量に比べれば格段に小
さい質量でおるから、高密度エネルギ照射位置の移動も
しくは照射停止によってピストン母材側への熱移動によ
り溶融した合金層は瞬時に凝固し、微細な組織を有する
合金層となる。
ここで、Al、Si、またはそれらの合金等をピストン
のホットスポット部等に配置するための具体的手法とし
ては、例えばそれらの粉末、圧粉体、薄板等を載置また
は溶射したりあるいはスラリーとして塗布したり、ざら
には必要部位に溝を加工してその中に充填したりすれば
良い。
のホットスポット部等に配置するための具体的手法とし
ては、例えばそれらの粉末、圧粉体、薄板等を載置また
は溶射したりあるいはスラリーとして塗布したり、ざら
には必要部位に溝を加工してその中に充填したりすれば
良い。
次いでその合金層を、800〜1100℃の範囲内の温
度に1分間〜3時間再加熱した後、望ましくは50℃/
分以下の冷却速度で9冷、放冷めるいは徐冷する。この
ような再加熱処理を加えることによって、合金層から微
細な塊状黒鉛が晶出するとともに基地組織がフェライト
相またはフェライト主体の組織となる。すなわち前述の
ようにフェライト相またはフェライト主体の組織をマト
リックスとしかつ微細塊状黒鉛が均一に分散した合金化
鋳鉄層が得られる。
度に1分間〜3時間再加熱した後、望ましくは50℃/
分以下の冷却速度で9冷、放冷めるいは徐冷する。この
ような再加熱処理を加えることによって、合金層から微
細な塊状黒鉛が晶出するとともに基地組織がフェライト
相またはフェライト主体の組織となる。すなわち前述の
ようにフェライト相またはフェライト主体の組織をマト
リックスとしかつ微細塊状黒鉛が均一に分散した合金化
鋳鉄層が得られる。
ここで、合金層に対する再加熱処理の加熱温度が800
℃未満では均一かつ充分な黒鉛の晶出が得られず、一
方1100°Cを越えれば部分的に共晶溶融が生じるお
それがおるとともに、黒鉛が粗大に晶出するおそれがあ
る。したがって加熱温度は800〜1ioo℃の範囲内
とした。また加熱時間が1分間未満では1100℃に近
い高温でも充分に黒鉛が晶出せず、一方3時間を越える
長時間の加熱を施しても黒鉛の晶出は飽和し、経済的に
コスト上昇を招くだけでおり、したがって加熱時間は1
分間〜3時間とした。なお加熱温度がao o ’c近
辺と低い場合には加熱時間は3時間近い長時間とし、1
100℃近辺と高い場合には加熱時間は1分間程度の短
時間とすることが好ましい。また上記の加熱温度、時間
の範囲内でも、特に950〜1050℃で1〜10分間
加熱することがより望ましい。一方、加熱後の冷却は、
基地組織を均一なフェライトとするためには50″C/
分以下の冷却速度とすることが望ましいが、この発明で
は強いフェライト生成傾向を有するAlおよび/または
Slを添加しているため50°C/分を越える冷却速度
でも基地組織をフェライト主体とすることが可能でおる
。なお以上の加熱処理においては、合金層の部分のみを
加熱する局部加熱を適用することが好ましいが、場合に
よってはビスl−ン全体を加熱しても良い。局部加熱の
具体的加熱手段としては、高周波誘導加熱や火炎加熱(
バーナ加熱)等を用いることができ、またピストン全体
を加熱する場合は炉中加熱を用いることができる。
℃未満では均一かつ充分な黒鉛の晶出が得られず、一
方1100°Cを越えれば部分的に共晶溶融が生じるお
それがおるとともに、黒鉛が粗大に晶出するおそれがあ
る。したがって加熱温度は800〜1ioo℃の範囲内
とした。また加熱時間が1分間未満では1100℃に近
い高温でも充分に黒鉛が晶出せず、一方3時間を越える
長時間の加熱を施しても黒鉛の晶出は飽和し、経済的に
コスト上昇を招くだけでおり、したがって加熱時間は1
分間〜3時間とした。なお加熱温度がao o ’c近
辺と低い場合には加熱時間は3時間近い長時間とし、1
100℃近辺と高い場合には加熱時間は1分間程度の短
時間とすることが好ましい。また上記の加熱温度、時間
の範囲内でも、特に950〜1050℃で1〜10分間
加熱することがより望ましい。一方、加熱後の冷却は、
基地組織を均一なフェライトとするためには50″C/
分以下の冷却速度とすることが望ましいが、この発明で
は強いフェライト生成傾向を有するAlおよび/または
Slを添加しているため50°C/分を越える冷却速度
でも基地組織をフェライト主体とすることが可能でおる
。なお以上の加熱処理においては、合金層の部分のみを
加熱する局部加熱を適用することが好ましいが、場合に
よってはビスl−ン全体を加熱しても良い。局部加熱の
具体的加熱手段としては、高周波誘導加熱や火炎加熱(
バーナ加熱)等を用いることができ、またピストン全体
を加熱する場合は炉中加熱を用いることができる。
以上のように、高密度エネルギを用いた合金化処理によ
り表面層にAlおよび/または11’と鋳鉄との合金層
を形成した後、再加熱処理を施すことによって微細な塊
状黒鉛がフェライト相もしくはフェライト主体の組織か
らなるマトリックス中に均一に分散晶出した合金化鋳鉄
層をホットスポット部等の所要の箇所に形成することが
できる。
り表面層にAlおよび/または11’と鋳鉄との合金層
を形成した後、再加熱処理を施すことによって微細な塊
状黒鉛がフェライト相もしくはフェライト主体の組織か
らなるマトリックス中に均一に分散晶出した合金化鋳鉄
層をホットスポット部等の所要の箇所に形成することが
できる。
なお前述の再加熱処理後は、適宜研削加工、研磨加工等
の機械加工を行なって最終的に製品ピストン形状に仕上
げれば良い。
の機械加工を行なって最終的に製品ピストン形状に仕上
げれば良い。
実施例
実施例 1
JIS FC25鋳鉄を溶解し、砂型鋳造によって外径
120m、厚さ50mの実験用鋳鉄円板を作成した。
120m、厚さ50mの実験用鋳鉄円板を作成した。
これを外径100mm、厚さ5mの円板状に機械加工し
、その板面の中心部の直径20.の範囲内に、プラズマ
溶射法によってAlを0.2m厚に溶射し、続いてその
上から交流TIG電源を用いたTIGアーク法により合
金化処理を行なった。なおTIGアーク電流は180A
とした。次いで電気炉を用いて1050′CX 10分
間加熱後、10℃/分の冷却速度で徐冷する再加熱処理
を施した。その後機械加工により第4図(A>、(B)
に示すように中心部に小孔(内径5mm>5を有する熱
衝撃試験片に加工した。
、その板面の中心部の直径20.の範囲内に、プラズマ
溶射法によってAlを0.2m厚に溶射し、続いてその
上から交流TIG電源を用いたTIGアーク法により合
金化処理を行なった。なおTIGアーク電流は180A
とした。次いで電気炉を用いて1050′CX 10分
間加熱後、10℃/分の冷却速度で徐冷する再加熱処理
を施した。その後機械加工により第4図(A>、(B)
に示すように中心部に小孔(内径5mm>5を有する熱
衝撃試験片に加工した。
前述の再加熱処理後の中心部直径20InInの範囲内
の金属組織を観察したところ、第5図(倍率400倍)
に示すように、フェライトをマトリックスとしかつ平均
粒径3pmの微細な塊状黒鉛が均一に分子[yだ合金化
鋳鉄層か得られていることが判明した。なおこの場合の
合金化鋳鉄層におけるA18度は、分析の結果2.6重
量%であることが判明した。比較のため、上述のような
TIGアークによる合金化および再加熱処理を行なわな
い[C25鋳鉄の組織を第6図(倍率400倍)に示す
。この場合には基地のかなりの部分をパーライト組織が
占め、かつ大きな片状黒鉛が晶出していることが判る。
の金属組織を観察したところ、第5図(倍率400倍)
に示すように、フェライトをマトリックスとしかつ平均
粒径3pmの微細な塊状黒鉛が均一に分子[yだ合金化
鋳鉄層か得られていることが判明した。なおこの場合の
合金化鋳鉄層におけるA18度は、分析の結果2.6重
量%であることが判明した。比較のため、上述のような
TIGアークによる合金化および再加熱処理を行なわな
い[C25鋳鉄の組織を第6図(倍率400倍)に示す
。この場合には基地のかなりの部分をパーライト組織が
占め、かつ大きな片状黒鉛が晶出していることが判る。
前述のようにして得られた熱衝撃試験片(本発明材)と
、比較のためのTIGアークによる合金化および再加熱
処理を行なわないFC25鋳鉄の同形状の熱衝撃試験片
(比較材)とについて、加熱−冷却サイクルの繰返しに
よる熱衝撃性試験を行なった。なおこの試験における加
熱はプロパン−酸素バーナにより昇温速度11.5°C
/ Sec 、加熱温度450℃とし、また冷却は水温
18°Cの冷却水による水冷とした。
、比較のためのTIGアークによる合金化および再加熱
処理を行なわないFC25鋳鉄の同形状の熱衝撃試験片
(比較材)とについて、加熱−冷却サイクルの繰返しに
よる熱衝撃性試験を行なった。なおこの試験における加
熱はプロパン−酸素バーナにより昇温速度11.5°C
/ Sec 、加熱温度450℃とし、また冷却は水温
18°Cの冷却水による水冷とした。
この熱衝撃試験においては、耐熱衝撃性が低い場合、加
熱−冷却による円周方向の膨張−収縮の繰返し熱応力に
よって中心部の小孔5から亀裂が発生して、ざらにその
亀裂が拡大する。この試験結果を第7図に示す。第7図
から明らかなようにこの発明による処理を行なわなかっ
たFC25鋳鉄の比較材の場合と比較し、本発明材では
亀裂発生に至るまでの熱衝撃繰返し数が格段に多く、し
たがって耐熱衝撃性が著しく優れていることが判る。
熱−冷却による円周方向の膨張−収縮の繰返し熱応力に
よって中心部の小孔5から亀裂が発生して、ざらにその
亀裂が拡大する。この試験結果を第7図に示す。第7図
から明らかなようにこの発明による処理を行なわなかっ
たFC25鋳鉄の比較材の場合と比較し、本発明材では
亀裂発生に至るまでの熱衝撃繰返し数が格段に多く、し
たがって耐熱衝撃性が著しく優れていることが判る。
実施例 2
実施例1におけるへ10代りに81を用い、その他の条
件は実施例1と同様として合金化処理−再加熱処理を行
なった。その場合の合金化鋳鉄層のSi濃度は2.1重
量%であった。また実施例1と同様の熱衝撃試験を行な
った結果を第7図に併せて示す。この場合も、実施例1
のA1合金化の場合と同程度以上の優れた耐熱衝撃性を
示すことが判る。
件は実施例1と同様として合金化処理−再加熱処理を行
なった。その場合の合金化鋳鉄層のSi濃度は2.1重
量%であった。また実施例1と同様の熱衝撃試験を行な
った結果を第7図に併せて示す。この場合も、実施例1
のA1合金化の場合と同程度以上の優れた耐熱衝撃性を
示すことが判る。
実施例 3
ビス1〜ン材料として、JIS Fe12の普通鋳鉄に
脱酸剤としてセリウム(Ce)を0.02%添加したも
のを溶解し、砂型鋳造法により第1図に示すような形状
の直接噴射型ディーゼル機関用ビスl〜ンの粗形材を鋳
造した。このピストン粗形材の直径は120#、噴口部
内径は45#である。
脱酸剤としてセリウム(Ce)を0.02%添加したも
のを溶解し、砂型鋳造法により第1図に示すような形状
の直接噴射型ディーゼル機関用ビスl〜ンの粗形材を鋳
造した。このピストン粗形材の直径は120#、噴口部
内径は45#である。
次いでピストン粗形材の噴口部内面上部からエツジ部に
かけてのホラトスボッ1一部に対してプラズマ溶射法に
よりAlを0.2.厚に溶射し、次いでその上から平均
電流210AとしたTIGアーク法により合金化処理を
施した。その後、高周波誘導加熱装置を用い、合金化処
理が施された部分にに対して1050℃X 10分間の
加熱後、10℃/分の冷却速度の冷却を行ない、ざらに
機械加工によって外径115Irun1噴口部径48.
のビス1〜ンに仕上げた。
かけてのホラトスボッ1一部に対してプラズマ溶射法に
よりAlを0.2.厚に溶射し、次いでその上から平均
電流210AとしたTIGアーク法により合金化処理を
施した。その後、高周波誘導加熱装置を用い、合金化処
理が施された部分にに対して1050℃X 10分間の
加熱後、10℃/分の冷却速度の冷却を行ない、ざらに
機械加工によって外径115Irun1噴口部径48.
のビス1〜ンに仕上げた。
口のビス1ヘンは、噴口部の縁部は径で58.まで、噴
口部内は奥行きで頂面から8履の位置まで、実施例1の
第5図に示すようなフェライトを基地とする合金化鋳′
J)、層が形成されていることが確認された。なおこの
合金化鋳鉄層のA18度を分析したところ、A11.8
重量%であることが判明した。
口部内は奥行きで頂面から8履の位置まで、実施例1の
第5図に示すようなフェライトを基地とする合金化鋳′
J)、層が形成されていることが確認された。なおこの
合金化鋳鉄層のA18度を分析したところ、A11.8
重量%であることが判明した。
以上のようにして得られたピストンを3.51の直接噴
射式ディーゼル機関に装着し、[350Orpm×全負
荷X20分コと[アイドリング×10分」のサイクルの
繰返しによる耐久試験に供した。その結果、500時間
までピストンに何らトラブルが発生しないことが確認さ
れた。一方、比較のため前述のような処理を施さない同
寸法のFC25鋳鉄製ピストンについて、同一の耐久試
験を行なったところ、300〜400時間で川口部のホ
ットスポット部に熱亀裂が多数観察された。このような
結果から、こ発明によるピストンでは耐熱衝撃・耐熱疲
労性が優れていることが判る。
射式ディーゼル機関に装着し、[350Orpm×全負
荷X20分コと[アイドリング×10分」のサイクルの
繰返しによる耐久試験に供した。その結果、500時間
までピストンに何らトラブルが発生しないことが確認さ
れた。一方、比較のため前述のような処理を施さない同
寸法のFC25鋳鉄製ピストンについて、同一の耐久試
験を行なったところ、300〜400時間で川口部のホ
ットスポット部に熱亀裂が多数観察された。このような
結果から、こ発明によるピストンでは耐熱衝撃・耐熱疲
労性が優れていることが判る。
実施例 4
実施例3におけるA1の代りにSiを用い、その他の条
件は実施例3と同一として直接噴射型ディーゼル機関用
ピストンを作成した。この場合のホットスポット部の8
i濃度は分析の結果1.9重量%でめった。また実施例
3と同様な耐久試験に供したところ、Alの場合とほぼ
同様な優れた耐久性を示すことか確認された。
件は実施例3と同一として直接噴射型ディーゼル機関用
ピストンを作成した。この場合のホットスポット部の8
i濃度は分析の結果1.9重量%でめった。また実施例
3と同様な耐久試験に供したところ、Alの場合とほぼ
同様な優れた耐久性を示すことか確認された。
発明の効果
この発明の鋳鉄製ピストンは、ピストンヘッド部のうち
将にホットスポット部の如く耐熱衝撃性、耐熱疲労性が
要求される部位に、Alおよび/またはSiを合金化す
ることによりマトリックスをフェライトもしくはフェラ
イト主体としかつ微細塊状黒鉛が均一に分散した合金化
鋳鉄層が形成されているため、その部位の耐熱衝撃性、
耐熱疲労性が著しく改善されており、したがってピスト
ン使用時の熱応力によつ−Cホットスポット部に亀裂が
生じるおそれが極めて少なく、ピストンの長寿命化を図
ることができるとともに、燃焼子の高温化ひいては高出
力化を図ることができる。またこの発明のピストンは特
に耐熱衝撃性や耐熱疲労性が要求される部分のみを強化
したものであって、ピストンの母材としては安価な普通
鋳鉄等を用いることができ、したがってピストンの原材
料コストを安価にすることができるとともに、加工性や
鋳造性を損なったりするおそれも少ない等の効果が得ら
れる。またこの発明の製造方法によれば、上述のように
浸れた長所を有する鋳鉄製ピストンを簡単かつ容易に得
ることかできる。
将にホットスポット部の如く耐熱衝撃性、耐熱疲労性が
要求される部位に、Alおよび/またはSiを合金化す
ることによりマトリックスをフェライトもしくはフェラ
イト主体としかつ微細塊状黒鉛が均一に分散した合金化
鋳鉄層が形成されているため、その部位の耐熱衝撃性、
耐熱疲労性が著しく改善されており、したがってピスト
ン使用時の熱応力によつ−Cホットスポット部に亀裂が
生じるおそれが極めて少なく、ピストンの長寿命化を図
ることができるとともに、燃焼子の高温化ひいては高出
力化を図ることができる。またこの発明のピストンは特
に耐熱衝撃性や耐熱疲労性が要求される部分のみを強化
したものであって、ピストンの母材としては安価な普通
鋳鉄等を用いることができ、したがってピストンの原材
料コストを安価にすることができるとともに、加工性や
鋳造性を損なったりするおそれも少ない等の効果が得ら
れる。またこの発明の製造方法によれば、上述のように
浸れた長所を有する鋳鉄製ピストンを簡単かつ容易に得
ることかできる。
第1図から第3図まではそれぞれこの発明か適用される
ディーゼル機関用ピストンの一例を示す縦断面図、第4
図(A)、(B)は実施例における熱衝撃試験片を示す
図で、その(A)は縦断面図、(B)は平面図、第5図
は実施例における不発明材の合金化鋳鉄層の金属断面組
織写真、第6図は比較材の金属断面組織写真、第7図は
熱衝撃試験結果を示ず図である。 1・・・ピストン、 2・・・ピストンヘッド部、
4・・・ホットスポット部(合金化鋳鉄層を形成する部
分)。
ディーゼル機関用ピストンの一例を示す縦断面図、第4
図(A)、(B)は実施例における熱衝撃試験片を示す
図で、その(A)は縦断面図、(B)は平面図、第5図
は実施例における不発明材の合金化鋳鉄層の金属断面組
織写真、第6図は比較材の金属断面組織写真、第7図は
熱衝撃試験結果を示ず図である。 1・・・ピストン、 2・・・ピストンヘッド部、
4・・・ホットスポット部(合金化鋳鉄層を形成する部
分)。
Claims (2)
- (1)鋳鉄製ピストンのピストンヘッド部における耐熱
衝撃・耐熱疲労性が要求される部位に、AlおよびSi
のうち少なくとも一方が合計で0.1〜10重量%含有
されかつ微細塊状黒鉛が分散晶出している合金化鋳鉄層
が、表面から少なくとも0.2mm以上の深さにわたっ
て形成されていることを特徴とする鋳鉄製内燃機関用ピ
ストン。 - (2)鋳鉄を原料としてピストン粗形材を鋳造した後、
そのピストン粗形材のピストンヘッド部における耐熱衝
撃・耐熱疲労性が要求される部位の表面にAlおよびS
iのうち一方またはそれらの合金もしくはAl、Siの
少なくとも一方とFeとの合金を配置し、その上から高
密度エネルギを照射して急速溶融−急速再凝固させるこ
とにより鋳鉄とAlおよび/またはSiとの合金層を形
成し、次いでこの合金層に800〜1100℃で1分間
〜3時間加熱する再加熱処理を施して、Al、Siの少
なくとも一方を合計で0.1〜10重量%含有しかつ微
細塊状黒鉛が分散晶出している合金化鋳鉄層を前記部位
に表面から0.2mm以上の深さにわたって形成するこ
とを特徴とする鋳鉄製内燃機関用ピストンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1086986A JPS62170486A (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 鋳鉄製内燃機関用ピストンおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1086986A JPS62170486A (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 鋳鉄製内燃機関用ピストンおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62170486A true JPS62170486A (ja) | 1987-07-27 |
Family
ID=11762346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1086986A Pending JPS62170486A (ja) | 1986-01-21 | 1986-01-21 | 鋳鉄製内燃機関用ピストンおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62170486A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009503320A (ja) * | 2005-07-26 | 2009-01-29 | フェデラル−モーグル ニュルンベルグ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 内燃機関用ピストンの製造方法及び内燃機関用ピストン |
-
1986
- 1986-01-21 JP JP1086986A patent/JPS62170486A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009503320A (ja) * | 2005-07-26 | 2009-01-29 | フェデラル−モーグル ニュルンベルグ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 内燃機関用ピストンの製造方法及び内燃機関用ピストン |
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