JPS6217628Y2 - - Google Patents

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JPS6217628Y2
JPS6217628Y2 JP19556281U JP19556281U JPS6217628Y2 JP S6217628 Y2 JPS6217628 Y2 JP S6217628Y2 JP 19556281 U JP19556281 U JP 19556281U JP 19556281 U JP19556281 U JP 19556281U JP S6217628 Y2 JPS6217628 Y2 JP S6217628Y2
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hydraulic
clutch
piston
oil passage
oil
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JP19556281U
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、トラクタ等の車輌に設けられる油
圧クラツチ式変速装置用の多板式油圧クラツチで
あつて、摩擦板及び相手板群をクラツチ作動用の
ピストンの反対側から受ける皿バネを内装させて
あるタイプの多板式油圧クラツチに、関するもの
である。
上記したタイプの多板式油圧クラツチは既に公
知であり、このような多板式油圧クラツチを油圧
クラツチ式変速装置における車輌前進変速段用の
ものとして用いるときは、車輌の前進方向への発
進もしくは加速時におけるシヨツクの発生が防止
される。すなわち、後輪を駆動車輪とするトラク
タ等の車輌が前進方向において発進もしくは加速
されるときは、慣性からして機体重心が後方に留
まろうとする傾向を有することから、駆動車輪で
ある後輪の接地駆動点と機体重心線との間隔が小
となつた条件下で車輌駆動が行なわれ、機体前部
が持上げられる傾向が生じて、シヨツクが発生し
易いのであるが、上記したタイプの多板式油圧ク
ラツチは、クラツチ作動用のピストンが油圧作用
によつて摩擦板及び相手板群方向へと前進せしめ
られるときに皿バネが圧縮されつつある間、該皿
バネが油圧力に対抗してピストンの前進速度を遅
くするから、比較的ゆつくりと緩衝的に作動せし
められ、このため車輌の前進方向への発進もしく
は加速が比較的ゆつくりと行なわれて、上記のよ
うなシヨツクの発生が防止されるのである。
この考案の一つの目的とするところは、上記の
ような長所を一層高めることとしてある、油圧ク
ラツチ式変速装置用の新規な多板式油圧クラツチ
を、提供するにある。
次に、トラクタ等の車輌に設けられた油圧クラ
ツチ式変速装置の多板式油圧クラツチに対し作用
させる油圧を、複数油圧クラツチに対する油圧の
給排を切替え制御する切換弁のポジシヨン切替え
時点で成立する初期油圧から徐々に高めて、つま
りこのようにクラツチ作用油圧を漸増させる調圧
弁を設けて、多板式油圧クラツチのシヨツクの無
い作動を得ることも、例えば特開昭52−89757号
公報等から公知である。ところで、このような油
圧クラツチ式変速装置において例えば前進2速か
ら前進1速へとシフトダウンしたとき、調圧弁が
一旦、完全には中立状態に戻り切らず急激に高油
圧が成立し伝達トルクが急増するとか、調圧弁が
一旦、ほぼ完全に中立状態に戻つたとしても初期
油圧の成立時点で該初期油圧に相当する伝達トル
クが急速に得られて、減速フイーリングが不良と
なる不具合がみられていた。
この考案の他の目的とするところは、最初に述
べたタイプの多板式油圧クラツチであつて、クラ
ツチ作用油圧を漸増させるように構成された油圧
クラツチ式変速装置において用いたとき、上記の
ような不具合を解消することとする、新規な多板
式油圧クラツチを、提供するにある。
図示の実施例について、この考案に係る多板式
油圧クラツチの構成を説明すると、図において1
は、油圧クラツチ式変速装置における前進変速軸
であり、この前進変速軸1上には、図外の原動軸
上に固定設置されたF1歯車2F1及びF2歯車2F2
に噛合されているF1歯車3F1及びF2歯車3F2
が、それぞれボールベアリング4,5を介して遊
嵌設置されている。前進変速軸1上にはまた、そ
のクラツチハウジング6を背中合せに一体に形成
して共通のものとしてあるF1油圧クラツチ7F1
及びF2油圧クラツチ7F2を設けてあり、上記し
たクラツチハウジング6はキー8により前進変速
軸1に固定されている。
各油圧クラツチ7F1,7F2は、F1歯車3F1
しくはF2歯車3F2に複数枚の摩擦板9を、また
クラツチハウジング6に複数枚の相手板10を、
それぞれ交互に配して軸線方向に沿い摺動のみ自
在に支持させてなる、多板式のものに構成されて
いる。クラツチハウジング6の内周面上に装着さ
れた止輪11により抜止めされている受圧板12
方向へと摩擦板9及び相手板10群を押圧し該摩
擦板9と相手板10とを摩擦係合させクラツチ作
動を得るためには、上記受圧板12とは反対側で
クラツチハウジング6内にピストン13が設けら
れている。このピストン13は、戻しバネ14に
より後退方向に摺動附勢されており、各油圧クラ
ツチ7F1,7F2のピストン13は、前進変速軸
1に穿設された油路15F1,15F2を介して背
後の油室16へと供給される油圧によつて、前進
せしめられるものとされている。そして各油圧ク
ラツチ7F1,7F2には、摩擦板9及び相手板1
0群をピストン13の反対側から受ける皿バネ1
7を、前記した受圧板12とそれに対面する相手
板10とに両端を当てて、内装してある。
以上に説明した構成は通例の通りであるが、各
油圧クラツチ7F1,7F2のピストン13には特
に、前進変速軸1内の前記各油路15F1,15
F2を各油圧クラツチ7F1,7F2の油室16へと
連らねるためにクラツチハウジング6に形成され
た作動油通路18F1,18F2を上記油室16に
連通させる油通路19が、設けられている。そし
て図示の場合には各作動油通路18F1,18F2
と各油通路19との連通端においてクラツチハウ
ジング6と各ピストン13とに環状の溝穴18
a,19aを形成してあるが、ピストン13の油
通路19は、第3図にF2油圧クラツチ7F2につ
いて示すように、ピストン13が適当距離d1だけ
鎖線図示のように前進せしめられると該通路19
端の溝穴19aがクラツチハウジング6の作動油
通路18F1,18F2端の溝穴18a位置を外れ
て、クラツチハウジング6によりブロツクされる
ように、設けられている。上記した距離d1は第1
図に示すように、ピストン13がその前進により
摩擦板9と相手板10間を密接させるに至る距離
d2と等しいか若干小さいように設定されている
(d1≦d2)。すなわち油通路19は、ピストン13
が摩擦板9と相手板10間をほぼ密接させるまで
前進せしめられるとクラツチハウジング6により
ブロツクされるように配して、設けられているの
である。
そしてさらに各ピストン13とクラツチハウジ
ング6間には、図示の場合にはピストン13の内
周面上において、クラツチハウジング6の各作動
油通路18F1,18F2端の溝穴18aを各油室
16へと常時連通させる絞り油通路20を、設け
てある。
この考案に係る図示の多板式油圧クラツチ7
F1,7F2は、以上に説明して来たように構成さ
れているから、これらの各油圧クラツチ7F1
7F2に対し選択的に作動油が供給されるとき、
ピストン13が第2図に鎖線図示のような位置ま
で前進せしめられる間は、前進変速軸1内の油路
15F1もしくは15F2及びクラツチハウジング
6の作動油通路18F1もしくは18F2からピス
トン13に設けられた油通路19を通してピスト
ン13背後の油室16に高割合で作動油が供給さ
れて、ピストン13が急速に前進せしめられ、摩
擦板9及び相手板10間がほぼ密接せしめられる
状態が迅速に得られる。そしてこの状態が得られ
た後は、油通路19がブロツクされることからし
て油室16に対しもつぱら、ピストン13とクラ
ツチハウジング6間の絞り油通路20を通して作
動油が供給されることとなり、このようにピスト
ン13背後の油室16に低割合で作動油が供給さ
れることにより該ピストン13がゆつくりと前進
せしめられ、皿バネ17がゆつくりとたわまされ
て行くことから、当該油圧クラツチ7F1もしく
は7F2を通しての伝達トルクがゆるやかに上昇
することとなる。すなわち、最初から絞りないし
絞り油通路を介して油室16に作動油を供給する
ときのようにクラツチ・エンゲージング・タイム
が特に遅らされることなく、伝達トルクの漸増が
皿バネ17と絞り油通路20との協力作用によつ
て得られるのであり、皿バネを内装させた多板式
油圧クラツチの前述した長所、つまり車輌の前進
方向への発進もしくは加速時にシヨツクの発生を
防止するといつた長所が、他の不具合を伴なうこ
となしに大きく高められることとなる。
またこの考案に係る図示の多板式油圧クラツチ
7F1,7F2を、前述したようなクラツチ作用油
圧漸増機構を備えた油圧クラツチ式変速装置にお
いて用いた場合についてみると、第4図に示すよ
うに、複数油圧クラツチに対する油圧の給排を切
替え制御する切換弁のポジシヨン切替え時点から
の時間tと油圧クラツチに対する給油回路に成立
する油圧Pとの関係が、比較的短時間t1で初期油
圧P1が得られ、該初期油圧P1から正規油圧P2まで
の油圧Pの立上りが徐々に行なわれることとなる
のに対し、第5図に示すように、上記同様の時間
と油圧クラツチによつて発生する伝達トルクTと
の関係において従来みられていた特性、つまり初
期油圧P1の成立時点t1で伝達トルクTが零から或
る値T1へと急増するといつた、曲線Cbで示され
る特性が、本案油圧クラツチ7F1,7F2によれ
ば、絞り油通路20を介して油圧の供給が行なわ
れることよりしてピストン13に対し初期油圧P1
が直接作用せず、上記絞り油通路20を介し徐々
に作用せしめられる油圧に皿バネ17のバネ力が
対抗して皿バネ17がゆるやかにたわむことで、
曲線Caで示すように零から漸増して行くトルク
発生特性が得られることになる。そして特に、
F2油圧クラツチ7F2を作動させている前進2速
の変速段からF1油圧クラツチ7F1を作動させる
前進1速の変速段へと、切換弁による回路切替え
でシフトダウンするときについてみると、このと
きF2油圧クラツチ7F2の油室16からの油ドレ
ーンが先ず絞り油通路20を介して行なわれるこ
ととなるため、F1油圧クラツチ7F1に初期油圧
P1が作用した時点t1で、F2油圧クラツチ7F2の皿
バネ17が圧縮状態から戻り切つておらずF2
圧クラツチ7F2に若干の残留トルクが存在す
る。したがつてF1油圧クラツチ7F1に初期油圧
P1が作用した時点t1から若干の時間だけ両方の油
圧クラツチ7F1,7F2が小さな伝達トルクを発
生することとなつて、極くなめらかな減速フイー
リングが得られることとなる。
このように、この考案の油圧クラツチ式変速装
置用の多板式油圧クラツチは、摩擦板9及び相手
板10群をクラツチ作動用のピストン13の反対
側から受ける皿バネ17を内装させてあるものに
おいて、クラツチハウジング6に形成された作動
油通路18をピストン13背後の油室16に連通
させる油通路19をピストン13を貫通させて該
ピストン13に、ピストン13が摩擦板9及び相
手板10間をほぼ密接させるまで前進せしめられ
るとクラツチハウジング6によりブロツクされる
ように配して設けると共に、上記作動油通路18
を上記油室16に常時連通させる絞り油通路20
を、ピストン13とクラツチハウジング6間に設
けてなる構成のもので、実施例の作用の説明にお
いて詳述したように、摩擦板9及び相手板10間
がほぼ密接するまでの油通路19を介しての高割
合の油供給でクラツチ・エンゲージング・タイム
を犠性にすることなしに、以後の絞り油通路20
を介しての徐々に油供給で皿バネ17を徐々にた
わませることにより、多板式油圧クラツチで発生
する伝達トルクを徐々に高めることとして、皿バ
ネ内装タイプの多板式油圧クラツチが有する、車
輌の前進方向への発進もしくは加速時のシヨツク
発生防止効果を、大巾に高めたものとなつてい
る。またこの考案の多板式油圧クラツチは、これ
をクラツチ作用油圧漸増機構を備えた油圧クラツ
チ式変速装置において用いるときは、これまた先
に詳述したように、上記油圧漸増機構による初期
油圧がピストン13に直接作用することを、絞り
油通路20を介しての油圧供給によつて避けさ
せ、徐々の油圧作用による皿バネ17のゆつくり
としたたわみで伝達トルクを徐々に高めることと
し、さらに特に、油圧クラツチ式変速装置のシフ
トダウンに際し、高速側変速段の油圧クラツチか
らの油ドレーンが先ず絞り油通路20を介し行な
われると共に、低速側変速段の油圧クラツチが油
通路19を介しての油供給で迅速にトルクを発生
し得る状態へともたらされることからして、上記
両者の油圧クラツチが弱い伝達トルクを発生させ
るものとなり、なめらかな減速フイーリングが得
られることとする効果を、奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を装備した油圧クラ
ツチ式変速装置の要部を示す縦断側面図、第2図
は第1図の−線に沿う断面図、第3図は第1
図の一部を拡大して図示した拡大縦断側面図、第
4図及び第5図はそれぞれ、作用を説明するため
の模式的なグラフである。 1……前進変速軸、3F1……F1歯車、3F2
…F2歯車、6……クラツチハウジング、7F1
…F1油圧クラツチ、7F2……F2油圧クラツチ、
9……摩擦板、10……相手板、12……受圧
板、13……ピストン、16……油室、17……
皿バネ、18F1,18F2……作動油通路、18
a……溝穴、19……油通路、19a……溝穴、
20……絞り油通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 摩擦板及び相手板群をクラツチ作動用のピスト
    ンの反対側から受ける皿バネを内装させてある、
    油圧クラツチ式変速装置用の多板式油圧クラツチ
    であつて、クラツチハウジングに形成された作動
    油通路をピストン背後の油室に連通させる油通路
    をピストンを貫通させて該ピストンに、ピストン
    が摩擦板及び相手板間をほぼ密接させるまで前進
    せしめられるとクラツチハウジングによりブロツ
    クされるように配して設けると共に、上記作動油
    通路を上記油室に常時連通させる絞り油通路を、
    ピストンとクラツチハウジング間に設けたことを
    特徴としてなる多板式油圧クラツチ。
JP19556281U 1981-12-25 1981-12-25 油圧クラツチ式変速装置用の多板式油圧クラツチ Granted JPS5897326U (ja)

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JP19556281U JPS5897326U (ja) 1981-12-25 1981-12-25 油圧クラツチ式変速装置用の多板式油圧クラツチ

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JP19556281U JPS5897326U (ja) 1981-12-25 1981-12-25 油圧クラツチ式変速装置用の多板式油圧クラツチ

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Publication Number Publication Date
JPS5897326U JPS5897326U (ja) 1983-07-02
JPS6217628Y2 true JPS6217628Y2 (ja) 1987-05-07

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ID=30108831

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JP19556281U Granted JPS5897326U (ja) 1981-12-25 1981-12-25 油圧クラツチ式変速装置用の多板式油圧クラツチ

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