JPS6219480B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6219480B2 JPS6219480B2 JP1246679A JP1246679A JPS6219480B2 JP S6219480 B2 JPS6219480 B2 JP S6219480B2 JP 1246679 A JP1246679 A JP 1246679A JP 1246679 A JP1246679 A JP 1246679A JP S6219480 B2 JPS6219480 B2 JP S6219480B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon
- graphite
- potassium molybdate
- sliding
- properties
- Prior art date
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- Expired
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- Lubricants (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
本発明は、ベアリング、シールリング、パツキ
ング等に使用される炭素・黒鉛 摺動材料の製造
方法に関するものである。 摺動材料に使用される炭素・黒鉛 製品は、一
般にコークス、カーボンブラツク、あるいは人造
及び/又は天然黒鉛の微粉をタールピツチ、レジ
ン等の粘結材料と混練し、これを成形し、次で焼
成及び/又は、黒鉛化して必要に応じ、不浸透性
を保たさせるため金属あるいは樹脂等で、炭素・
黒鉛材料中にある微細孔(ポアー)を充填して不
浸透性炭素製品とするものである。この様にして
得られた製品は、広くシーリングあるいはベアリ
ング等の機械用部品として使われているが、乾燥
条件下の摺動を目的として使用される場合、限界
PV値が低いという欠点がある。これは、摺動現
象において、接触点における摩擦熱により炭素黒
鉛材料のすべりに必要な吸着ガスが失なわれるも
のであると考えられている。そのため高いPV値
においても、より良い摺動特性を持たせるため
に、MoS2、ポリテトラフロロエチレン、WS2等
の摩擦助剤を添加することにより克服しようとす
る試みがなされて、その効果は発揮されている
が、(樹脂ボンドタイプであると、ただ単に添加
するだけで良い結果が得られる。しかしながら、
樹脂ボンドタイプは、特性的に焼結品よりも劣
る)摩擦助剤自体が溶液に対して不溶なため、デ
イスパージヨンを作成し含浸しなければならず、
その煩雑さと多大な設備費を要していた。 本発明は、上記の欠点を解決すべく工夫された
もので、その目的とするところは、簡単な含浸操
作により、溶媒に可溶で、かつ炭素・黒鉛材料の
限界PV値を上昇させうる摩擦助剤を添加する新
規な方法を提供することにある。 本発明の特徴は、微細孔を有する炭素・黒鉛材
料にモリブデン酸カリウムの水溶液を含浸又は塗
布などさせることにある。 モリブデン酸カリウムは、水以外の溶剤には溶
解しない無機塩であり、その水に対する溶解度は
水100gに対して185gであり、任意の濃度にも調
整できるすぐれた特性を有し、含浸が容易におこ
なわれるための条件を整えているものである。 また、モリブデン酸カリウムは、潮解性を有す
る薬品の一つであり、潮解性を有すがために、炭
素・黒鉛材料の潤滑に必要な水蒸気等のガスを吸
着する作用を有する。これは、黒鉛の潤滑作用が
層状構造を有し、その層間のフアンデル・ワール
ス引力を弱くする吸着ガスが必要なことにより理
解できるものである。 さらに、モリブデン酸カリウムは、それ自体の
高温においても摺動特性が優れていることを、発
明者らは確認している。 この様に、モリブデン酸カリウムは、数々の優
れた特性を有し、炭素・黒鉛材料中に含浸添加し
た場合、炭素・黒鉛材料の摺動特性を大幅に向上
するものである。 次に、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。 実施例 1 先ず、石油コークス100重量部に対して、外割
で50重量部のタールピツチを混練し、常法に従い
焼成し、その後、アチエソンタイプの黒鉛化炉に
2000〜3000℃で黒鉛化し、試料(1)を得た。 次で、この試料(1)を、モリブデン酸カリウムを
含浸すべく、オートクレーブに入れ7mmHgの状
態下でモリブデン酸カリウムの飽和水溶液を投入
し、10Kg/cm2にて加圧含浸を行ない、試料(2)を得
た。 実施例 2 カーボンブラツク100重量部に対して、コール
タールピツチを外割で70部で混練した製品を、常
法により実施例1と同様に3000℃にて黒鉛化し、
これを試料(3)とする。 次で、試料(3)に実施例1と同じ方法でモリブデ
ン酸カリウムを含浸して、試料(4)を得た。 以下、これらの摩擦係数を測定し該結果を、一
般の場合と比較して下記の表に示す。
ング等に使用される炭素・黒鉛 摺動材料の製造
方法に関するものである。 摺動材料に使用される炭素・黒鉛 製品は、一
般にコークス、カーボンブラツク、あるいは人造
及び/又は天然黒鉛の微粉をタールピツチ、レジ
ン等の粘結材料と混練し、これを成形し、次で焼
成及び/又は、黒鉛化して必要に応じ、不浸透性
を保たさせるため金属あるいは樹脂等で、炭素・
黒鉛材料中にある微細孔(ポアー)を充填して不
浸透性炭素製品とするものである。この様にして
得られた製品は、広くシーリングあるいはベアリ
ング等の機械用部品として使われているが、乾燥
条件下の摺動を目的として使用される場合、限界
PV値が低いという欠点がある。これは、摺動現
象において、接触点における摩擦熱により炭素黒
鉛材料のすべりに必要な吸着ガスが失なわれるも
のであると考えられている。そのため高いPV値
においても、より良い摺動特性を持たせるため
に、MoS2、ポリテトラフロロエチレン、WS2等
の摩擦助剤を添加することにより克服しようとす
る試みがなされて、その効果は発揮されている
が、(樹脂ボンドタイプであると、ただ単に添加
するだけで良い結果が得られる。しかしながら、
樹脂ボンドタイプは、特性的に焼結品よりも劣
る)摩擦助剤自体が溶液に対して不溶なため、デ
イスパージヨンを作成し含浸しなければならず、
その煩雑さと多大な設備費を要していた。 本発明は、上記の欠点を解決すべく工夫された
もので、その目的とするところは、簡単な含浸操
作により、溶媒に可溶で、かつ炭素・黒鉛材料の
限界PV値を上昇させうる摩擦助剤を添加する新
規な方法を提供することにある。 本発明の特徴は、微細孔を有する炭素・黒鉛材
料にモリブデン酸カリウムの水溶液を含浸又は塗
布などさせることにある。 モリブデン酸カリウムは、水以外の溶剤には溶
解しない無機塩であり、その水に対する溶解度は
水100gに対して185gであり、任意の濃度にも調
整できるすぐれた特性を有し、含浸が容易におこ
なわれるための条件を整えているものである。 また、モリブデン酸カリウムは、潮解性を有す
る薬品の一つであり、潮解性を有すがために、炭
素・黒鉛材料の潤滑に必要な水蒸気等のガスを吸
着する作用を有する。これは、黒鉛の潤滑作用が
層状構造を有し、その層間のフアンデル・ワール
ス引力を弱くする吸着ガスが必要なことにより理
解できるものである。 さらに、モリブデン酸カリウムは、それ自体の
高温においても摺動特性が優れていることを、発
明者らは確認している。 この様に、モリブデン酸カリウムは、数々の優
れた特性を有し、炭素・黒鉛材料中に含浸添加し
た場合、炭素・黒鉛材料の摺動特性を大幅に向上
するものである。 次に、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。 実施例 1 先ず、石油コークス100重量部に対して、外割
で50重量部のタールピツチを混練し、常法に従い
焼成し、その後、アチエソンタイプの黒鉛化炉に
2000〜3000℃で黒鉛化し、試料(1)を得た。 次で、この試料(1)を、モリブデン酸カリウムを
含浸すべく、オートクレーブに入れ7mmHgの状
態下でモリブデン酸カリウムの飽和水溶液を投入
し、10Kg/cm2にて加圧含浸を行ない、試料(2)を得
た。 実施例 2 カーボンブラツク100重量部に対して、コール
タールピツチを外割で70部で混練した製品を、常
法により実施例1と同様に3000℃にて黒鉛化し、
これを試料(3)とする。 次で、試料(3)に実施例1と同じ方法でモリブデ
ン酸カリウムを含浸して、試料(4)を得た。 以下、これらの摩擦係数を測定し該結果を、一
般の場合と比較して下記の表に示す。
【表】
〓 無潤滑下 室温 〓
以上、詳述した如く本発明によれば、従来の摩
擦助剤と異なり、含浸操作が容易で、かつ摺動特
性が向上するなど、優れた炭素・黒鉛摺動材料が
比較的容易な手段で得られるものである。
以上、詳述した如く本発明によれば、従来の摩
擦助剤と異なり、含浸操作が容易で、かつ摺動特
性が向上するなど、優れた炭素・黒鉛摺動材料が
比較的容易な手段で得られるものである。
Claims (1)
- 1 原料配合、混練、焼成及び/又は、黒鉛化工
程を有する通常法によつて製造された炭素・黒鉛
製品の微細孔中に、モリブデン酸カリウムを浸
漬、塗布、あるいは含浸させて充填することを特
徴とする炭素・黒鉛 摺動材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1246679A JPS55104397A (en) | 1979-02-05 | 1979-02-05 | Production of carbon-graphite sliding material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1246679A JPS55104397A (en) | 1979-02-05 | 1979-02-05 | Production of carbon-graphite sliding material |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55104397A JPS55104397A (en) | 1980-08-09 |
| JPS6219480B2 true JPS6219480B2 (ja) | 1987-04-28 |
Family
ID=11806132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1246679A Granted JPS55104397A (en) | 1979-02-05 | 1979-02-05 | Production of carbon-graphite sliding material |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55104397A (ja) |
-
1979
- 1979-02-05 JP JP1246679A patent/JPS55104397A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55104397A (en) | 1980-08-09 |
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