JPS6220932B2 - - Google Patents

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JPS6220932B2
JPS6220932B2 JP12813779A JP12813779A JPS6220932B2 JP S6220932 B2 JPS6220932 B2 JP S6220932B2 JP 12813779 A JP12813779 A JP 12813779A JP 12813779 A JP12813779 A JP 12813779A JP S6220932 B2 JPS6220932 B2 JP S6220932B2
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chamber
diameter cylinder
fluid
piston
diameter
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Yutaka Kawaguchi
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to US06/190,747 priority patent/US4384458A/en
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Priority to DE19803037473 priority patent/DE3037473A1/de
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Publication of JPS6220932B2 publication Critical patent/JPS6220932B2/ja
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車等の車輛に組込まれる液圧ブレ
ーキ系に於いて、ブレーキペダルに加えられた力
を液圧に変換するマスタシリンダ装置に係る。
ブレーキペダルに加えられた力、いわゆる踏力
をマスタシリンダ装置によつて液圧に変換し、そ
の液圧をブレーキ装置の液圧アクチユエータに伝
達し、それによつてブレーキシユー、ブレーキパ
ツドの如き摩擦部材をブレーキドラム、ブレーキ
デイスクの如き回転部材に押付けてブレーキ作用
を行なうように構成された、いわゆる液圧式ブレ
ーキ系は多くの自動車等に採用されている。
上述の如き液圧式ブレーキ系に於いては、マス
タシリンダ装置のピストン径が大きいと、ピスト
ンの移動量に対するフルード吐出量が多いことか
ら所定のブレーキ作用を得るために必要なブレー
キペダルのストロークは短くなるが、しかし特に
高圧発生域に於いて大きい踏力を必要とする。こ
れに対し、マスタシリンダ装置のピストン径が小
さいと、高圧発生域に於いてもさほど大きい踏力
を必要としないが、しかしピストンの移動量に対
するフルード吐出量が少ないことから所定のブレ
ーキ作用を得るのに必要なブレーキペダルのスト
ロークは長くなる。ところで、マスタシリンダ装
置の必要吐出フルード量は、摩擦部材が回転部材
より引き離された位置より回転部材に係合する位
置まで移動する初期段階に於いては大きく、摩擦
部材が回転部材に係合した後の後期段階ではさほ
ど大きくなく、この後期段階では液圧アクチユエ
ータに供給されるフルード圧力の上昇が要求され
る。特に最近、低燃費化の必要性からブレーキの
引き摺り現象を防止、或は減少するために摩擦部
材と回転部材との間のクリアランスを大きく設定
する傾向があるが、この場合、従来に比して初期
段階に於けるマスタシリンダ装置からのブレーキ
フルードの吐出量は大きくなければならない。ブ
レーキペダルの踏込みストロークを操作フイーリ
ングの観点から一定として、マスタシリンダ装置
からのフルード吐出量の増大を図るにはピストン
径を拡大する必要がある。しかし、ピストン径が
大きいと、上述の如く高圧発生域に於ける必要踏
力が大きくなりブレーキペダルの操作フイーリン
グを悪くし、また大きいブレーキブースタを必要
とする欠点を生じる。
上述の如き欠点に鑑み、ブレーキ操作の初期段
階ではピストンの移動量に対するフルード吐出量
が多く、後期段階ではピストンの移動量に対する
フルード吐出量が少なくなり、ブレーキペダルの
ストロークをさほど大きくすることがなく且つ特
に高圧発生域に於てさほど大きい踏力を必要とし
ない、所謂クイツクテイクアツプ型のブレーキマ
スタシリンダ装置が提案されており、これは例え
ば米国特許第4133178号明細書に示されている。
上述の如きクイツクテイクアツプ型のブレーキ
マスタシリンダ装置は、大径シリンダ室と小径シ
リンダ室とを有していて前記大径シリンダ室と小
径シリンダ室とに各々係合する一つの径違いピス
トンが設けられ、大径シリンダ室のフルード圧力
が所定値になるまでは大径シリンダ室からフルー
ドを小径シリンダ室へ送り出してブレーキペダル
のストロークの短縮を図り、大径シリンダ室のフ
ルード圧力が所定値に達した時にはそれ以上大径
シリンダ室のフルード圧力が上昇することを抑止
するためにそのフルード圧力によりリリーフ弁を
開弁させて大径シリンダ室のブレーキフルードを
リザーバタンクへ流出させるようになつている。
上述の如き構造のブレーキマスタシリンダ装置
に於ては、リリーフ弁が開弁した後は大径シリン
ダ室のフルード圧が全く上昇せず、このことは踏
力の低減にはよいが、しかしリリーフ弁が開弁す
る以前と以後とではブレーキペダルの踏込み反力
が急激に大きく変化し、良好なブレーキペダル踏
込みフイーリングが得られない。
また上述のブレーキマスタシリンダ装置に於て
は、大径シリンダ室のフルード圧が所定値に達す
ると、ブレーキフルードがリリーフ弁を押し開い
てブレーキリザーバへ流れるため、リリーフ弁の
弁要素が振動して異音が生じる虞れがある。
本発明はブレーキ操作の初期段階ではピストン
の移動量に対するフルード吐出量が多く、後期段
階ではピストンの移動量に対するフルード吐出量
が少なくなり、ブレーキペダルのストロークをさ
ほど大きくすることがなく且つ特に高圧発生域に
於いてさほど大きい踏力を必要とせず、しかも良
好なブレーキペダルフイーリングが得られる可変
吐出量型の新しいブレーキマスタシリンダ装置を
提供することを目的としている。
上述の如き目的は、本発明によれば、ブレーキ
フルードを貯容するフルードリザーバと、大径シ
リンダボアと小径シリンダボアとを有するシリン
ダ部材と、前記大径シリンダボア及び前記小径シ
リンダボアに各々係合する大径ピストンランドと
小径ピストンランドとを有し前記シリンダ部材と
共働して大径シリンダ室と小径シリンダ室を郭定
するピストン部材と、前記ピストン部材をその大
径シリンダ室側の復帰位置へ可撓的に付勢するば
ねとを有し、前記シリンダ部材は、前記ピストン
部材が前記復帰位置にある時のみ前記フルードリ
ザーバと前記大径シリンダ室とを連通するフルー
ド通路と、前記小径シリンダ室内に向けて開いた
フルード取出口とを有しており、更に前記大径シ
リンダ室に連通したアキユームレータ室と前記ア
キユームレータ室に設けられ前記大径シリンダ室
のフルード圧力に感応し該フルード圧力が所定値
を越えて上昇した時にはそのフルード圧力の上昇
に応じて戻しばねのばね力に抗して移動するロツ
ド部材とを含むアキユームレータと、前記ロツド
部材と選択的に係合し前記ロツド部材が初期位置
から前記戻しばねのばね力に抗して第一の所定値
以上移動するまで開弁位置に保持されて前記大径
シリンダ室と前記小径シリンダ室とを連通する弁
と、前記ロツド部材と選択的に係合し前記ロツド
部材が初期位置から前記戻しばねのばね力に抗し
て前記第一の所定値より大きい第二の所定値以上
移動した時前記大径シリンダ室と前記フルードリ
ザーバとを連通するリリーフ弁と、前記大径シリ
ンダ室のフルード圧力が負圧の時のみ前記フルー
ドリザーバと前記大径シリンダ室とを連通する弁
とを有していることを特徴とするブレーキマスタ
シリンダ装置によつて達成される。
前記アキユームレータは前記ピストン部材の内
部に組込まれていてもよい。
上述の如き構成によれば、大径シリンダ室のフ
ルード圧力が上昇し、それに応じてロツド部材が
第一の所定値以上移動するまでは、即ちブレーキ
作動時の初期段階ではピストン部材の移動に伴つ
て大径シリンダ室のブレーキフルードが小径シリ
ンダ室へ流れ、これより小径シリンダ室のブレー
キフルードと共にフルード取出口より取り出され
るので、この初期段階ではピストン部材の移動量
に対するフルード吐出量は大きいものになる。ロ
ツド部材が第一の所定値以上移動すると、弁によ
つて前記大径シリンダ室と前記小径シリンダ室の
連通が遮断されてアキユームレータが作動し、ア
キユームレータ作用により前記大径シリンダ室の
フルード圧力の上昇が抑制され、そして更に前記
フルード圧力が上昇し、それに応じてロツド部材
が第二の所定値以上移動すると、リリーフ弁がロ
ツド部材により開弁して前記大径シリンダ室はフ
ルードリザーバと連通状態になり、これによつて
前記大径シリンダ室のフルード圧力の上昇が抑止
され、この時にはフルード取出口からは小径シリ
ンダ室内のブレーキフルードのみが取り出される
ようになる。従つてこの時には、マスタシリンダ
についてのみ見れば、小径シリンダ室内のフルー
ド圧力のみが実質的に上昇するようになり、この
結果、さほど大きい踏力を要することなくマスタ
シリンダ装置はその小径シリンダ室に高圧のフル
ード圧力を発生するようになる。
上述の如く、本発明によるブレーキマスタシリ
ンダ装置に於ては、大径シリンダ室のフルード圧
力が所定値に達し、更にブレーキペダルの踏込み
により大径シリンダ室のフルード圧力が更に上昇
すると、これに応じてロツド部材が戻しばねのば
ね力に抗して移動し、このロツド部材の移動によ
つてアキユームレータ作用が得られて戻しばねの
ばね定数に決まる抑制度合をもつてそれ以上大径
シリンダ室のフルード圧力が上昇することが抑制
され、そして更に大径シリンダ室のフルード圧力
が上昇してこれに応じてロツド部材の移動量が増
大すると、このロツド部材の移動によりリリーフ
弁が押し開かれて大径シリンダ室のブレーキフル
ードがフルードリサーバへ流れ、これ以上大径シ
リンダ室のフルード圧力が上昇することが抑止さ
れるから、踏力に対する出力圧の上昇率が三段階
に変化し、大径シリンダ室のフルード圧力が所定
値に達した時に大径シリンダ室のブレーキフルー
ドをいきなりフルードリザーバへ流すものに比し
てブレーキペダルの踏込み途中でブレーキペダル
の踏込み反力が急激に変化する度合が小さくな
り、これにより所期の目的、即ちブレーキペダル
のストロークをさほど大きくすることなく且特に
高圧発生域に於てさほど大きい踏力を必要としな
いと云うことと、好ましいブレーキペダル踏込み
フイーリングを得ることとが両立するようにな
る。前記リリーフ弁は大径シリンダ室のフルード
圧力に応動するのではなくてロツド部材の移動に
より押し開かれて開弁位置に保持されるから、リ
リーフ弁の開弁時にその弁要素が振動することに
よつて異音が生じる如き問題を生じることがな
い。
アキユームレータがピストン部材の内部に組込
まれていると、ピストン部材内部が有効に利用さ
れてアキユームレータの設置によるブレーキマス
タシリンダ装置の大型化が回避される。
以下に添付の図を用いて本発明を実施例につい
て詳細に説明する。
第1図は本発明によるマスタシリンダ装置をタ
ンデム式マスタシリンダ装置に実施した場合の一
つの実施例を示す縦断面図である。図に於いて、
1はシリンダ部材を示しており、このシリンダ部
材1はその一端部近くに取付用フランジ2を有し
ている。前記シリンダ部材1は、その一方の側に
大径シリンダボア3を、また他方の側に前記大径
シリンダボア3より小径で且つ一端にて前記大径
シリンダボア3に連通する小径シリンダボア4を
互いに同一軸線上に有している。前記シリンダ部
材1内には、前記大径シリンダボア3に係合する
第一及び第二の大径ピストンランド5,6と前記
小径シリンダボア4に係合する小径ピストンラン
ド7とを各々軸線方向に互いに隔置して有し且つ
その間に筒状部8を有している第一のピストン部
材9と、前記小径シリンダボア4に係合する小径
ピストンランド11を有する第二のピストン部材
10とがその軸線方向に移動可能に設けられてい
る。前記第一のピストン部材9は前記シリンダ部
材1の一端部近くに取り付けられたスナツプリン
グ16により図にて右方への移動を制限され、前
記第一及び第二の大径ピストンランド5,6間に
第一の室12を、また前記第一の大径ピストンラ
ンド5と前記小径ピストンランド7との間に第二
の室13を各々前記シリンダ部材1と共働して郭
定している。また前記第一のピストン部材9の前
記小径ピストンランド7と前記第二のピストン部
材10の小径ピストンランド11とはその間に前
記シリンダ部材1と共働して第三の室14を、ま
た前記第二のピストン部材10は前記第三の室1
4とは反対の側には前記シリンダ部材1と共働し
て第四の室15を各々郭定している。
前記第一のピストン部材9の前記小径ピストン
ランド7の側の端部に取り付けられたカツプ状部
材17と前記第二のピストン部材10の小径ピス
トンランド11との間及び前記小径シリンダボア
4内の端部に設けられたカツプ状部材18と前記
第二のピストン部材10の前記小径ピストンラン
ド11との間には各々圧縮コイルばね19,20
が設けられている。前記第一のピストン部材9に
これが図にて左方に向かう力を与えられていない
時は、前記第一のピストン部材9は、図示されて
いる如く、その前記第二の大径ピストンランド6
にて前記スナツプリング16に当接する位置にあ
り、また、前記第二のピストン部材10は前記小
径シリンダボア4の中間位置にあり、各々復帰位
置にある。
前記シリンダ部材1は、常に前記第一の室12
に対し連通する第一のポート21と、前記第一の
ピストン部材7が上述の如き復帰位置付近にある
時のみ前記第二の室13に対し連通する第二のポ
ート22とを有している。また、前記シリンダ部
材1にはナツト部材23によつてフルードリザー
バ24が取り付けられており、このフルードリザ
ーバ24は前記ナツト23に設けられた孔25を
経て前記第一及び第二のポート21,22に各々
連通している。また前記シリンダ部材1には前記
第一及び第二のピストン部材9,10の移動に拘
らず常に前記第二の室14内に向けて開いた第一
のフルード取出口26が設けられている。この第
一のフルード取出口26は図示されていない導管
を経てブレーキ装置、例えば自動車のリアブレー
キの液圧アクチユエータに接続されるようになつ
ている。
前記第一のピストン部材9の前記第二の大径ピ
ストンランド6にはゴム状弾性体よりなる環状シ
ール部材27が取り付けられている。また前記第
一のピストン部材9の前記第二の大径ピストンラ
ンド5にはゴム状弾性体によつて構成され且つ環
状リツプ部28を有する環状シール部材29が設
けられている。前記環状シール部材29は前記第
一の室12より大径ピストンランド5に設けられ
た孔30、ワツシヤ31と前記第一の大径ピスト
ンランド5及びシリンダ部材1との間の間隙を経
て前記第二の室13へ向けて流れる流体の流れの
みを許す一方向弁作用を行なうようになつてい
る。また前記第一のピストン部材9の前記小径ピ
ストンランド7にはゴム状弾性体によつて構成さ
れ且つ環状リツプ部32を有する環状シール部材
33が設けられている。前記環状シール部材33
は前記第二の室13より前記小径ピストンランド
7に設けられた孔34、ワツシヤ35と前記小径
ピストンランド7及びシリンダ部材1との間の間
隙を経て前記第三の室14へ向けて流れる流体の
流れのみを許す一方向弁作用を行なうようになつ
ている。
前記第一のピストン部材9は前記筒状部8内の
シリンダ室36にアキユームレータピストンとし
てのロツド部材37をその軸線方向に移動可能に
有している。前記シリンダ室36は、前記ロツド
部材37の一方の側にて孔38を経て前記第一の
室12に連通した弁室36aを郭定し、また前記
ロツド部材37の他方の側にてアキユームレータ
室36bを郭定しており、アキユームレータ室3
6bは孔39を経て前記第二の室13に連通して
いると共に孔40を経て前記第三の室14に連通
している。前記ロツド部材37は、第2図に良く
示されている如く、その先端部に十字状の溝41
を有しており、またその一つの母線に沿つて設け
られた溝42を有している。また、前記ロツド部
材37は、一端部に第一の軸部66と前記第一の
軸部66より小径の第二の軸部67を有してお
り、前記第二の軸部67に摺動可能に係合してい
るばね受け用スリーブ68と前記第一のピストン
部材9に取り付けられたねじ栓44との間に設け
られた戻しばねとしての圧縮コイルばね45によ
つて図にて左方に付勢され、前記第二の室13の
フルード圧力が所定値以上になるまでは図示され
ている如く前記シリンダ室36の端面に当接する
初期位置にある。
前記カツプ状部材17内には前記孔40を選択
的に開閉する弁46が設けられている。弁46は
弁ロツド47を有しており、この弁ロツド47
は、前記孔40を貫通し、先端にて前記ロツド部
材37の先端面に当接するようになつている。弁
46は、前記ロツド部材37が図示されている如
き位置にある時には、ばね48のばね力に抗して
前記第一のピストン部材9の端面より引き離され
て前記孔40を開き、これに対し前記ロツド部材
37が前記圧縮コイルばね45のばね力に抗して
図にて右方に第一の所定値δ以上移動した時に
はそれに追随して前記ばね48のばね力によりシ
ール部材49にて前記第一のピストン部材9の端
面に押し付けられ、前記孔40を閉じるようにな
つている。尚、前記カツプ状部材17には孔1
7′が設けられており前記孔40が開かれた時に
は前記第二の室13と前記第三の室14とは孔3
9、溝41、孔40、孔17′を経て互いに連通
するようになつている。
また、前記弁室36a内にはリリーフ弁50が
設けられている。このリリーフ弁50は、前記ロ
ツド部材37の第一の軸部66に摺動可能に支持
され、前記ロツド部材37が前記第一の所定値δ
より少し大きい第二の所定値δ以上移動する
まではばね51のばね力によつてシール部材52
にて前記シリンダ室36内の段差面に押し付けら
れて前記溝42を閉じ、これに対し前記ロツド部
材37が前記第二の所定値δ以上移動すると、
ロツド部材37の段差部と当接して前記ばね51
のばね力に抗して図にて右方に移動して前記シリ
ンダ室36内の段差面より離れ、溝42を開くよ
うになつている。又、前記第一の軸部66にはO
リング43が設けられている。
前記ねじ栓44は、その端面に半球状の係合孔
53を有しており、この係合孔53に前記第一の
ピストン部材9を駆動するプランジヤ54が係合
している。
また、前記シリンダ部材1は前記第四の室15
の端部に開いた第三のポート55を有しており、
この第三のポート55には前記シリンダ部材1に
ナツト部材56によつて取り付けられたフルード
リザーバ57よりブレーキフルードが供給される
ようになつている。前記第三のポート55は前記
カツプ状部材18内に設けられた弁58によつて
選択的に開閉されるようになつている。前記弁5
8は先端部にフランジ部60を有する弁ロツド5
9を有しており、前記フランジ部60にて前記第
二のピストン部材10に取り付けられたカバー6
1によつて前記第二のピストン部材10に係合
し、前記第二のピストン部材10が図示されてい
る如き復帰位置にある時にはばね62のばね力に
抗して前記小径シリンダボア4の端面より引き離
されて前記第三のポート55を開き、これ以外の
時には前記ばね62の作用によつて前記小径シリ
ンダボア4の端面に押し付けられ、前記第三のポ
ート55を閉じるようになつている。尚、前記弁
58にはゴム状弾性体よりなるシール部材63が
取り付けられており、また前記第二のピストン部
材10にはOリング64が取り付けられている。
また前記シリンダ部材1は前記第四の室15内に
向けて開いた第二のフルード取出口65を有して
いる。この第二のフルード取出口65は図には示
されていない導管を経てブレーキ装置、自動車の
フロントブレーキの液圧アクチユエータに接続さ
れるようになつている。
図示されている如く、第一及び第二のピストン
部材9,10が各々復帰位置にある時には弁46
が開弁位置にあつて第一〜第三の室12,13,
14が各々フルードリザーバ24に連通し、フル
ードリザーバ24よりブレーキフルードを与えら
れ、また第四の室15はもう一つのフルードリザ
ーバ57に連通し、これよりブレーキフルードを
与えられ、各室に於けるブレーキフルードの圧力
はほぼ大気圧になつている。上述の如き状態から
ブレーキペダルが踏込まれてプランジヤ54が図
にて左方に駆動されると、第一及び第二のピスト
ン部材9,10が各々圧縮コイルばね19,20
のばね力に抗して図にて左方へ移動する。する
と、第一のピストン部材9に取り付けられている
環状シール部材29が第二のポート22を通り越
すことにより前記第二の室13と第三の室14と
はフルードリザーバ24との連通より遮断され、
また弁58が第三のポート55を閉じることによ
り前記第四の室15は前記フルードリザーバ57
との連通より遮断される。これより後、前記第二
〜第四の室13,14,15内のブレーキフルー
ドは、前記第一及び第二のピストン部材9,10
の図にて左方への移動に伴い圧縮される。前記第
二の室13内のブレーキフルードは前記第一のピ
ストン部材9の移動に伴い孔39、アキユームレ
ータ室36b、孔40,17′を経て第三の室1
4内へ流れ、前記第三の室14内のブレーキフル
ードと共に第一のフルード取出口26より図示さ
れていない液圧アクチユエータへ向けて送り出さ
れる。従つて、この時には第一のピストン部材9
の移動量に対して比較的多量のブレーキフルード
が第一のフルード取出口26より吐出される。ま
た第四の室15内のブレーキフルードは前記第二
のピストン部材10の移動に伴つて第二のフルー
ド取出口65より図示されていないもう一つの液
圧アクチユエータへ向けて送り出される。尚、こ
の実施例の場合、前記第二のフルード取出口65
より吐出されるブレーキフルードのピストン部材
の移動量に対する吐出量は前記第二のピストン部
材10の全ストローク中、実質的に一定である。
第一のピストン部材9が上述の如く図にて左方
に移動すると、それに伴い上述の如く第一のフル
ード取出口26よりブレーキフルードが吐出さ
れ、また第二及び第三の室13,14内に於ける
フルード圧力も上昇し始める。前記フルード圧力
の上昇に伴いロツド部材37は圧縮コイルばね4
5のばね力に抗して図にて右方に移動するように
なり、これに伴い第二の室13内のブレーキフル
ードが孔39よりシリンダ室36内に受け入れら
れるようになると共に、弁46がばね48のばね
力によつて図にて右方に移動し、前記ロツド部材
37移動量が第一の所定値δに達すると、前記
弁46が前記孔40を閉じるようになる。従つて
これ以降は第二の室13より第三の室14へ向け
てブレーキフルードが流れなくなる。第一のピス
トン部材9の移動に伴い第二の室13内のブレー
キフルードがアキユームレータ室36b内に受け
入れられると、アキユームレータ作用により前記
第二の室13のフルード圧力の上昇が抑制される
が、しかし前記ロツド部材37の移動に伴い圧縮
コイルばね45のばね荷重が増大することにより
前記第二の室13のフルード圧力はアキユームレ
ータ作用開始前に比してその上昇率を低減しなが
らも徐々に上昇し、これにより前記ロツド部材3
7は引き続き右方へ移動する。すると、リリーフ
弁50がロツド部材37の段差部と当接し、圧縮
コイルばね51のばね力に抗して図にて右方に変
位し、溝42を開くようになる。このため前記第
三の室13は孔39、アキユームレータ室36
b、溝42、弁室36a、孔38、第一の室1
2、第一のポート21及び孔25を経てフルード
リザーバ24に連通し、それ以後、前記第二の室
13内のブレーキフルードは前記フルードリザー
バ24へ向けて流れ、この結果、これ以降、ピス
トン移動が進んでも前記第二の室13内のフルー
ド圧力は、上昇せず、ほぼ一定値に保たれ、第三
の室14内のフルード圧力のみが引続き上昇する
ようになる。従つて、この時、第一のピストン部
材9はさほど大きい力を要することなく移動す
る。
今、第一のピストン部材9を図にて左方に移動
させるのに必要な力をF、第一のピストン部材9
の第一の大径ピストンランド5の受圧面積を
A1、第一のピストン部材9の小径ピストンラン
ド7の受圧面積をA2、第二の室13のフルード
圧力をP1、第三の室14のフルード圧力をP2、圧
縮コイルばね19,20のばね力をfとすると、
前記力Fは下式によつて与えられる。
F=P1(A1−A2)+P2A2+f 従つて、前記第二の室13のフルード圧力P1の上
昇が第三の室14のそれに比して抑制されれば、
前記第二の室13内の圧力が前記第三の室14内
のフルード圧力と同様に上昇する時に比して力F
は小さくなる。この結果として、上述の如く第一
のピストン部材9の移動が進んでも第一のピスト
ン部材9はさほど大きい力を要することなく移動
する。
上述の如く、第二の室13のフルード圧力P1
弁46が閉弁した後もロツド部材37の図にて右
方への移動に伴い圧縮コイルばね45のばね定数
により決まる上昇率をもつて徐々に上昇し、その
後にロツド部材37が所定量移動した時にはじめ
てリリーフ弁50がロツド部材37により押し開
かれてフルード圧力P1のそれ以上の上昇が禁止さ
れるから、ブレーキペダルの踏込み途中にてブレ
ーキペダルの踏込み反力が急激に変化する度合が
小さい値に保たれる。
前記第三の室14に所定のフルード圧力が発生
し、そのフルード圧力が図には示されていないブ
レーキ装置の液圧アクチユエータに伝達されて所
定のブレーキ作用が行なわれ、その後ブレーキ作
用を解除すべくブレーキペダルの踏込みが解除さ
れてプランジヤ54が図にて右方に後退すると、
それに伴い第一及び第二のピストン部材9,10
が各々圧縮コイルばね19,20のばね力によつ
て各々復帰位置へ向けて移動し、それに伴いブレ
ーキ装置の液圧アクチユエータに与えられていた
ブレーキフルードが前記第三及び第四の室14,
15内に戻されるようになる。すると、第二の室
13のフルード圧力が降下してロツド部材37が
元の位置に戻るため、リリーフ弁50が溝42を
閉じ、又弁46が第一のピストン部材9の端面よ
り引離されて孔40を開くようになる。従つて前
記第三の室14内に戻されたブレーキフルードの
一部は前記孔40を経て前記第二の室13へ流れ
る。前記第二の室13へ上述の如くブレーキフル
ードが戻されてもこの室内のブレーキフルードは
リリーフ弁50を開いて前記第一の室12を経て
前記フルードリザーバ24へ流出した分だけ不足
しているので、更に第一のピストン部材9が復帰
位置へ向けて移動すると、前記第二の室13のフ
ルード圧力は負圧状態になる。このためフルード
リザーバ24内のブレーキフルードが孔25、第
二のポート21、第一の室12、孔30、ワツシ
ヤ31と第一の大径ピストンランド5及びシリン
ダ部材1との間の間隙を経て更に環状シール部材
29の環状リツプ部28を縮径方向に弾性変形さ
せながら前記第二の室13へ流れ、ブレーキフル
ードの補給が行われる。
第3図は本発明によるマスタシリンダ装置の他
の一つの実施例を示している。尚、第3図に於い
て第1図に対応する部分は第1図に付した符号と
同一の符号により示されている。ロツド部材37
はその中心部を貫通する孔42′を有している。
アキユームレータ室36b内には孔69,70を
有するカツプ状部材71が配設されている。カツ
プ状部材71は圧縮コイルばね72によつて前記
ロツド部材37の一端部に押付けられ、常にロツ
ド部材37に係合して移動するようになつてい
る。カツプ状部材71は弁46の弁ロツド47と
係合し、前記ロツド部材37が図にて右方に第一
の所定値δ以上移動するまでは弁46を開弁位
置に保持している。尚、弁ロツド47は前記孔6
9と40とを接続する孔47′を有している。前
記カツプ状部材71内にはリリーフ弁50が設け
られており、リリーフ弁50は前記ロツド部材3
7が図にて右方に第二の所定量δ以上移動する
まではばね51′によつて前記ロツド部材37の
端面に押付けられて前記孔42′を閉じ、これに
対し前記ロツド部材37が図にて右方に第二の所
定量δ以上移動したときにはロツド72に当接
することにより前記ロツド部材37の端面より引
き離れ、前記孔42′を開くようになつている。
尚、リリーフ弁50にはシール部材52′が取付
けられている。又、前記ロツド部材37にはOリ
ング43′が設けられている。
第3図に示されたマスタシリンダ装置は第1図
に示されたそれと実質的に同様に作用するので、
その説明は省略する。
尚、上述した実施例に於いてはタンデム型マス
タシリンダ装置の一方の系統にのみ本発明を実施
したが、本発明は必要に応じタンデム型マスタシ
リンダ装置の両系統に組込まれてもよく、また本
発明はシングル型のマスタシリンダ装置にも適用
できることは勿論のことである。
以上に於いては、本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はこれらに限られる
ものではなく本発明の範囲内にて種々の実施例が
可能であることは当業者にとつて明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるマスタシリンダ装置の一
つの実施例を示す縦断面図、第2図は第1図に示
されたマスタシリンダ装置に組込まれたロツド部
材の先端部を断片的に示す斜視図、第3図は本発
明によるマスタシリンダ装置の他の一つの実施例
を示す縦断面図である。 1…シリンダ部材、2…取付用フランジ、3…
小径シリンダボア、4…大径シリンダボア、5…
第一の大径ピストンランド、6…第二の大径ピス
トンランド、8…小径ピストンランド、9…第一
のピストン部材、10…第二のピストン部材、1
1…小径ピストンランド、12…第一の室、13
…第二の室、14…第三の室、15…第四の室、
16…スナツプリング、17,18…カツプ状部
材、19,20…圧縮コイルばね、21…第一の
ポート、22…第二のポート、23…ナツト部
材、24…フルードリザーバ、25…孔、26…
第一のフルード取出口、27…環状シール部材、
28…環状リツプ部、29…環状シール部材、3
0…孔、31…ワツシヤ、32…環状リツプ部、
33…環状シール部材、34…孔、35…ワツシ
ヤ、36…シリンダ室、37…ロツド部材、3
8,39,40…孔、41,42…溝、43,4
3′…Oリング、44…ねじ栓、45…圧縮コイ
ルばね、46…弁、47…弁ロツド、47′…
孔、48…ばね、49…シール部材、50,5
0′…リリーフ弁、51,51′…圧縮コイルば
ね、52,52′…シール部材、53…係合孔、
54…プランジヤ、55…第三のポート、56…
ナツト部材、57…フルードリザーバ、58…
弁、59…弁ロツド、60…フランジ部、61…
カバー、62…ばね、63…シール部材、64…
Oリング、65…第二のフルード取出口、66…
第一の軸部、67…第二の軸部、68…ばね受け
用スリーブ、69,70…孔、71…カツプ状部
材、72…ロツド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブレーキフルードを貯容するフルードリザー
    バと、大径シリンダボアと小径シリンダボアとを
    有するシリンダ部材と、前記大径シリンダボア及
    び前記小径シリンダボアに各々係合する大径ピス
    トンランドと小径ピストンランドとを有し前記シ
    リンダ部材と共働して大径シリンダ室と小径シリ
    ンダ室を郭定するピストン部材と、前記ピストン
    部材をその大径シリンダ室側の復帰位置へ可撓的
    に付勢するばねとを有し、前記シリンダ部材は、
    前記ピストン部材が前記復帰位置にある時のみ前
    記フルードリザーバと前記大径シリンダ室とを連
    通するフルード通路と、前記小径シリンダ室内に
    向けて開いたフルード取出口とを有しており、更
    に前記大径シリンダ室に連通したアキユームレー
    タ室と前記アキユームレータ室に設けられ前記大
    径シリンダ室のフルード圧力に感応し該フルード
    圧力が所定値を越えて上昇した時にはそのフルー
    ド圧力の上昇に応じて戻しばねのばね力に抗して
    移動するロツド部材とを含むアキユームレータ
    と、前記ロツド部材と選択的に係合し前記ロツド
    部材が初期位置から前記戻しばねのばね力に抗し
    て第一の所定値以上移動するまで開弁位置に保持
    されて前記大径シリンダ室と前記小径シリンダ室
    とを連通する弁と、前記ロツド部材と選択的に係
    合し前記ロツド部材が初期位置から前記戻しばね
    のばね力に抗して前記第一の所定値より大きい第
    二の所定値以上移動した時前記大径シリンダ室と
    前記フルードリザーバとを連通するリリーフ弁
    と、前記大径シリンダ室のフルード圧力が負圧の
    時のみ前記フルードリザーバと前記大径シリンダ
    室とを連通する弁とを有していることを特徴とす
    るブレーキマスタシリンダ装置。 2 特許請求の範囲第1項のブレーキマスタシリ
    ンダ装置に於て、前記アキユームレータは前記ピ
    ストン部材の内部に組込まれていることを特徴と
    するブレーキマスタシリンダ装置。
JP12813779A 1979-10-03 1979-10-03 Brake master cylinder device Granted JPS5650843A (en)

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US06/190,747 US4384458A (en) 1979-10-03 1980-09-25 Variable ratio brake master cylinder with relief accumulator
GB8031490A GB2062785B (en) 1979-10-03 1980-09-30 Variable ratio brake master cylinder with relief accumulator
DE19803037473 DE3037473A1 (de) 1979-10-03 1980-10-03 Hauptbremszylinder

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