JPS6225419B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6225419B2 JPS6225419B2 JP54147773A JP14777379A JPS6225419B2 JP S6225419 B2 JPS6225419 B2 JP S6225419B2 JP 54147773 A JP54147773 A JP 54147773A JP 14777379 A JP14777379 A JP 14777379A JP S6225419 B2 JPS6225419 B2 JP S6225419B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- membrane
- anion exchange
- dialysis
- regeneration
- exchange membrane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D61/00—Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
- B01D61/42—Electrodialysis; Electro-osmosis ; Electro-ultrafiltration; Membrane capacitive deionization
- B01D61/44—Ion-selective electrodialysis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
本発明は、陰イオン交換膜の再生方法、更に詳
しくは、被透析液中に含まれる有機物によつて汚
染され、性能の低下しこ陰イオン交換膜を透析槽
に組み込まれたままでも接触乃至浸漬処理するだ
けで洗浄できる再生方法に関する。 陰イオン交換膜を用いた電気透析又は拡散透析
を行なうための透析槽は、かん水、電解質を含む
無機又は有機物溶液の濃縮、脱塩又は回収処理に
広く使用されている。かかる(電気)透析槽は多
くの場合、陽イオン交換膜と対にして、これらイ
オン交換膜を額縁状の室枠及びスペーサーを介し
て締付け枠間に配列し、締付けて構成され、その
内部には複数のイオン交換膜によつて区画された
透析室と被透析室との2種類の画室と、これら画
室に別々に液を供給、排出するための給液、排液
機構を備えた構造を有している。 上記(電気)透析槽を使用して電気透析又は拡
散透析を行なう場合には、多かれ少なかれ被処理
液中に同伴される浮遊懸濁物、特にはイオ交換膜
の細孔と同程度あるいはより大きい有機物、更に
は透析処理中の温度、濃度、PHなどの諸条件の変
化によつて発生した沈着物が、徐々にイオン交換
膜の表面乃至表層に沈着し、膜の電気抵抗の増
大、透析速度の低下、濃度分極の促進などを起
す。特に該現象は、陰イオン交換膜に顕著に現わ
れ、透析能率を著しく減少させ、ある場合には透
析槽の運転を実質上不可能にせしめる。 従来、かかる場合には、透析槽に対して逆方向
に通電することにより、イオン交換膜に付着した
沈着物を電気的に膜外へ引き離す方法、或いは透
析槽を解体又は解体せずに酸化剤等の薬剤にイオ
ン交換膜を浸漬させる洗浄する方法が知られてい
る。 しかしながら、前者の逆通電法は、操作が簡単
であるという利点を有するものの、逆通電時に脱
着した汚染物質が再び汚染源として作用するとい
う大きな欠点を有する。一方、後者の方法につい
ては、経済性、有効性及び取扱い性の点からし
て、まだ満足する洗浄剤が知られていないという
難点がある。 本発明は、このようなイオン交換膜のうちでも
特に陰イオン交換膜の再生に有利に適用できる再
生方法を提供するものであり、その特徴とすると
ころは、性能の低下した陰イオン交換膜を、酸及
び/又はそれらの塩を含有する有機極性溶媒にて
接触乃至浸漬する方法にある。 酸又はアルカリ水溶液等によつて、汚染して性
能の低下したイオン交換膜を処理して再生する方
法は、既に知られているが、かかる方法の場合に
は後に記載される比較例からも明らかなように、
それによる再生効果は小さく、一方、有機極性溶
媒単独による再生効果は著しく低い。本発明で
は、かかる二種類の薬剤による相剰的効果によ
り、実施例に示されるように顕著な再生効果が得
られる。しかも、本発明による再生方法は、陰イ
オン交換膜に対して酸化や還元などの劣化を実質
上起こすおそれのない薬剤を使用するので、その
操作も簡単である特長を有する。 以下に本発明を詳述すると、本発明の再生方法
では有機極性溶媒が使用される。ここで有機極性
溶媒としては、大きい双極子モーメントを有し、
プロトンと結合する能力を有する溶媒が挙げられ
る。この溶媒は水に少なくとも30重量%、好まし
くは少なくとも50重量%可溶であるが、ほとんど
の場合、あらゆる割合で水と相溶性であるのが特
に好ましい。そしてかかる溶媒としてはアルコー
ル、多価アルコール、セロソルブの如き分子内に
水酸基を有する溶媒が好ましい。アルコールとし
ては、メタノール、エタノール、n−若しくはイ
ソ−プロパノール、n−イソ若しくはt−ブタノ
ールなどの好ましくは炭素数4以下の飽和モノア
ルコール類、アリルアルコール、プロパジルアル
コールなどの不飽和モノアルコールが挙げられ
る。多価アルコールとしては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセロールなどが
挙げられる。 その他本発明の有機極性溶媒としては、アセト
ンなどのケトン類、アセトアルデヒド、ホルムア
ルデヒドなどのアルデヒド類、蟻酸、酢酸などの
酸類、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、
N・N′−ジメチルホルムアミドなどのアミド類
なども使用できる。 有機極性溶媒とともに使用される酸及び/又は
それらの塩は、陰イオン交換膜に対して極度の劣
化作用を有しない種々のものが使用される。酸と
しては、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸などの無機
酸、酢酸、蟻酸、プロピオン酸などの有機酸であ
る。またそれらの塩としては、塩化ナトリウム、
塩化カルシウムなどの中性塩が例示される。ま
た、有機極性溶媒と酸又はアルカリとの使用割合
は、陰イオン交換膜の再生効果にも影響し、一方
使用するそれぞれの具体的薬剤によつても多少異
なるが、ほとんどの場合、有機極性溶媒水溶液中
の有機極性溶媒は、好ましくは20〜75重量%、特
には30〜70重量%含有されているのが好ましい。
有機極性溶媒が少ない場合には再生効果が小さ
く、多過ぎる場合も再生効果は小さく、また膜の
膨潤をきたすおそれがある。 一方、水溶液中の酸、又は塩の含有量は、その
濃度が好ましくは0.1〜0.5N特には0.5〜3Nがよ
く、更に塩に関しては、好ましくは0.1〜10N、
特に1〜6Nが適切である。酸、又は塩の含有割
合が小さいと洗浄効果不十分であり、逆に含有割
合が大きいと膜の劣化をきたすので好ましくな
い。これ以外の薬剤、例えば硫酸ナトリウム、炭
酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、トリポリ
リン酸ナトリウム等の無機質ビルダー、カルボキ
シメチルセルロース、エチレンジアミンテトラ酢
酸ナトリウム、ニトリロトリ酢酸ナトリウム、ク
エン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等の有機
ビルダーなどを添加使用することができる。 上記再生溶液を用いて陰イオン交換膜を再生す
る場合、上記のように本発明では、透析槽を解体
することなく、組み込んだままの状態でも陰イオ
ン交換膜を洗浄できる。かかる場合には、透析槽
の運転をストツプし、今まで透析槽な液を供給し
ていたダクト及びスロツトを通じて再生液を透析
槽に供給する。電気透析槽においては、陰イオン
交換膜とともに、陽イオン交換膜が多くの場合使
用されるが、再生液を透析槽に供給した場合、陰
イオン交換膜とともに、効果は小さいながら陽イ
オン交換膜も一部再生される。また、電気透析槽
の場合、稀釈室に面するイオン交換膜の汚れが大
きいので、再生液は稀釈室に供給するだけで十分
であり、また拡散透析槽の場合には原液供給室
(透析室)に面するイオン交換膜の汚れが大きい
ので透析室に再生液を供給すれば十分である。 透析槽に供給された再生液は、そのまま所定の
時間静置させてもよいが、適宜の流速をもつて流
通させ、透析槽外に排出し、これを再循環させる
ことができる。かかる再生液による膜の接触乃至
浸漬処理中に再生液を通じて又は膜に直接に音
破、超音波の照射、気体の吹き込み或いは脈動を
与えるなどして再生効果を高めることができる。 透析槽に直接再生液を供給して再生する外、透
析槽を解体して陰イオン交換膜を取り出し、膜を
再生液中に接触乃至浸漬することによつても実施
しうることはもちろんである。この場合には、手
数はかかるもの再生補助具などの使用もできるの
で一層効果的に再生できる。 再生操作における温度、即ち再生液による膜の
接触乃至浸漬温度は、好ましくは0〜60℃、特に
は20〜40℃であるのが好ましい。これより温度が
小さいときには再生効果が小さく、また大きいと
きには膜に対して劣化が起るおそれが大きくなる
ので好ましくない。 再生処理に要する時間は、透析処理した液の種
類、即ち液に含まれ、膜に付着した沈着物の種類
及び量によつて相違する。通常0.5乃至30時間、
特に1乃至20時間にわたつて行なわれる。 本発明が適用される陰イオン交換膜は、第四級
アンモニウム基、アミノ基、イミノ基などの陰イ
オン交換基を有する膜ならばいずれでもよい。こ
れらの例としては、スチレン樹脂系、スチレン−
ジビニルベンゼン樹脂系、ビニルピリジン−ジビ
ニルベンゼン樹脂系、スチレン−ブダジエン樹脂
系、ポリビニル−アルコール−セルロース樹脂系
などの膜で、有機合成繊維又は無機繊維からなる
支持体で補強されたものが挙げられる。 本発明は、これら陰イオン交換膜で、多くの電
解質溶液の脱塩、濃縮又は回収に使用され、汚染
された膜の再生にいずれの場合も適用される。な
かでも、海水又は天然かん水の脱塩、砂糖きびな
どのよつて得られる糖類の脱塩、発酵法で生産さ
れたグルタミン酸液の精製などに使用された陰イ
オン交換膜の再生に特に有効である。 かくして、本発明によつて再生された陰イオン
交換膜は後の実施例から明らかにされるように、
膜のイオン交換量の回復及び電気抵抗の低下は極
めて顕著である。 実施例 1 スチレン−ジビニルベンゼン共重合体を樹脂骨
格とする強酸性陽イオン交換膜〔旭硝子(株)製、セ
レミオンCNV〕とスチレン−ジビニルベンゼン
系共重合体を樹脂骨格とする強塩基性陰イオン交
換膜〔旭硝子(株)製、セレミオンASV〕とを、交
互に多数組込んだ多室型製塩用電気透析槽を海水
の透析槽入口圧0.6Kg/cm2Gにて連続運転中、イ
オン交換膜の稀釈室側の表面にスライムが付着し
て、徐々に入口圧が増大し、遂に透析装置の耐圧
限界の1.2Kg/cm2Gに達して、運転不能となつ
た。付着していたスライムは海洋系珪藻土を主体
とするものであつた。この電気透析槽に対して、
洗浄液調合タンクと稀釈室との間で洗浄液をポン
プにより循環させる洗浄ラインを準備した。この
洗浄ラインの保有水量は約1m3であつた。 洗浄液調合タンクに2%塩酸、メタノール35%
を含有する水溶液900を調整し、洗浄ライン内
を3時間循環させ洗浄を行なつた。洗浄の結果、
透析槽入口圧は再び0.6Kg/cm2に低下し、電気透
析槽は使用可能となつた。さらに電気透析槽を解
体してイオン交換膜の目視検査を行なつた結果、
洗浄前に付着していたスライムは完全に除去され
ていた。洗浄後の運転は正常であり、洗常による
イオン交換膜の劣化は起つていないことが判明し
た。 実施例 2 陰イオン交換膜として強塩基性陰イオン交換膜
〔旭硝子(株)製、セレミオンDMV〕とを用い、実施
例1と同様にして全塩濃度3000ppmのかん水を
400ppmまで脱塩した。約2000時間運転した段階
で脱塩水の取得量が初期の82%に低下したので、
イソプロピルアルコール30%、2%塩酸からなる
洗浄液900を循環して洗浄した。その結果脱塩
水の取得量は97%にまで回復した。 実施例3〜9、及び比較例1〜4 実施例2と同様にして純糖率60〜70%全カチオ
ン0.5〜1.0eq/の精製糖液の脱塩を45℃で行な
つた。通算透析400時間後、脱塩糖液の取得量が
初期の70%に低下したので、槽を解体後陰イオン
交換膜を種々の洗浄液で洗浄した。洗浄液の温度
は40℃:時間は16時間である。その結果を表−1
に膜の0.5NNaCl中の交流抵抗と共に示した。 実施例の再生液によつて洗浄することにより、
膜の交流抵抗がその初期値の1.9Ωcm2まで回復し
ていることがわかる。
しくは、被透析液中に含まれる有機物によつて汚
染され、性能の低下しこ陰イオン交換膜を透析槽
に組み込まれたままでも接触乃至浸漬処理するだ
けで洗浄できる再生方法に関する。 陰イオン交換膜を用いた電気透析又は拡散透析
を行なうための透析槽は、かん水、電解質を含む
無機又は有機物溶液の濃縮、脱塩又は回収処理に
広く使用されている。かかる(電気)透析槽は多
くの場合、陽イオン交換膜と対にして、これらイ
オン交換膜を額縁状の室枠及びスペーサーを介し
て締付け枠間に配列し、締付けて構成され、その
内部には複数のイオン交換膜によつて区画された
透析室と被透析室との2種類の画室と、これら画
室に別々に液を供給、排出するための給液、排液
機構を備えた構造を有している。 上記(電気)透析槽を使用して電気透析又は拡
散透析を行なう場合には、多かれ少なかれ被処理
液中に同伴される浮遊懸濁物、特にはイオ交換膜
の細孔と同程度あるいはより大きい有機物、更に
は透析処理中の温度、濃度、PHなどの諸条件の変
化によつて発生した沈着物が、徐々にイオン交換
膜の表面乃至表層に沈着し、膜の電気抵抗の増
大、透析速度の低下、濃度分極の促進などを起
す。特に該現象は、陰イオン交換膜に顕著に現わ
れ、透析能率を著しく減少させ、ある場合には透
析槽の運転を実質上不可能にせしめる。 従来、かかる場合には、透析槽に対して逆方向
に通電することにより、イオン交換膜に付着した
沈着物を電気的に膜外へ引き離す方法、或いは透
析槽を解体又は解体せずに酸化剤等の薬剤にイオ
ン交換膜を浸漬させる洗浄する方法が知られてい
る。 しかしながら、前者の逆通電法は、操作が簡単
であるという利点を有するものの、逆通電時に脱
着した汚染物質が再び汚染源として作用するとい
う大きな欠点を有する。一方、後者の方法につい
ては、経済性、有効性及び取扱い性の点からし
て、まだ満足する洗浄剤が知られていないという
難点がある。 本発明は、このようなイオン交換膜のうちでも
特に陰イオン交換膜の再生に有利に適用できる再
生方法を提供するものであり、その特徴とすると
ころは、性能の低下した陰イオン交換膜を、酸及
び/又はそれらの塩を含有する有機極性溶媒にて
接触乃至浸漬する方法にある。 酸又はアルカリ水溶液等によつて、汚染して性
能の低下したイオン交換膜を処理して再生する方
法は、既に知られているが、かかる方法の場合に
は後に記載される比較例からも明らかなように、
それによる再生効果は小さく、一方、有機極性溶
媒単独による再生効果は著しく低い。本発明で
は、かかる二種類の薬剤による相剰的効果によ
り、実施例に示されるように顕著な再生効果が得
られる。しかも、本発明による再生方法は、陰イ
オン交換膜に対して酸化や還元などの劣化を実質
上起こすおそれのない薬剤を使用するので、その
操作も簡単である特長を有する。 以下に本発明を詳述すると、本発明の再生方法
では有機極性溶媒が使用される。ここで有機極性
溶媒としては、大きい双極子モーメントを有し、
プロトンと結合する能力を有する溶媒が挙げられ
る。この溶媒は水に少なくとも30重量%、好まし
くは少なくとも50重量%可溶であるが、ほとんど
の場合、あらゆる割合で水と相溶性であるのが特
に好ましい。そしてかかる溶媒としてはアルコー
ル、多価アルコール、セロソルブの如き分子内に
水酸基を有する溶媒が好ましい。アルコールとし
ては、メタノール、エタノール、n−若しくはイ
ソ−プロパノール、n−イソ若しくはt−ブタノ
ールなどの好ましくは炭素数4以下の飽和モノア
ルコール類、アリルアルコール、プロパジルアル
コールなどの不飽和モノアルコールが挙げられ
る。多価アルコールとしては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセロールなどが
挙げられる。 その他本発明の有機極性溶媒としては、アセト
ンなどのケトン類、アセトアルデヒド、ホルムア
ルデヒドなどのアルデヒド類、蟻酸、酢酸などの
酸類、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、
N・N′−ジメチルホルムアミドなどのアミド類
なども使用できる。 有機極性溶媒とともに使用される酸及び/又は
それらの塩は、陰イオン交換膜に対して極度の劣
化作用を有しない種々のものが使用される。酸と
しては、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸などの無機
酸、酢酸、蟻酸、プロピオン酸などの有機酸であ
る。またそれらの塩としては、塩化ナトリウム、
塩化カルシウムなどの中性塩が例示される。ま
た、有機極性溶媒と酸又はアルカリとの使用割合
は、陰イオン交換膜の再生効果にも影響し、一方
使用するそれぞれの具体的薬剤によつても多少異
なるが、ほとんどの場合、有機極性溶媒水溶液中
の有機極性溶媒は、好ましくは20〜75重量%、特
には30〜70重量%含有されているのが好ましい。
有機極性溶媒が少ない場合には再生効果が小さ
く、多過ぎる場合も再生効果は小さく、また膜の
膨潤をきたすおそれがある。 一方、水溶液中の酸、又は塩の含有量は、その
濃度が好ましくは0.1〜0.5N特には0.5〜3Nがよ
く、更に塩に関しては、好ましくは0.1〜10N、
特に1〜6Nが適切である。酸、又は塩の含有割
合が小さいと洗浄効果不十分であり、逆に含有割
合が大きいと膜の劣化をきたすので好ましくな
い。これ以外の薬剤、例えば硫酸ナトリウム、炭
酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、トリポリ
リン酸ナトリウム等の無機質ビルダー、カルボキ
シメチルセルロース、エチレンジアミンテトラ酢
酸ナトリウム、ニトリロトリ酢酸ナトリウム、ク
エン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等の有機
ビルダーなどを添加使用することができる。 上記再生溶液を用いて陰イオン交換膜を再生す
る場合、上記のように本発明では、透析槽を解体
することなく、組み込んだままの状態でも陰イオ
ン交換膜を洗浄できる。かかる場合には、透析槽
の運転をストツプし、今まで透析槽な液を供給し
ていたダクト及びスロツトを通じて再生液を透析
槽に供給する。電気透析槽においては、陰イオン
交換膜とともに、陽イオン交換膜が多くの場合使
用されるが、再生液を透析槽に供給した場合、陰
イオン交換膜とともに、効果は小さいながら陽イ
オン交換膜も一部再生される。また、電気透析槽
の場合、稀釈室に面するイオン交換膜の汚れが大
きいので、再生液は稀釈室に供給するだけで十分
であり、また拡散透析槽の場合には原液供給室
(透析室)に面するイオン交換膜の汚れが大きい
ので透析室に再生液を供給すれば十分である。 透析槽に供給された再生液は、そのまま所定の
時間静置させてもよいが、適宜の流速をもつて流
通させ、透析槽外に排出し、これを再循環させる
ことができる。かかる再生液による膜の接触乃至
浸漬処理中に再生液を通じて又は膜に直接に音
破、超音波の照射、気体の吹き込み或いは脈動を
与えるなどして再生効果を高めることができる。 透析槽に直接再生液を供給して再生する外、透
析槽を解体して陰イオン交換膜を取り出し、膜を
再生液中に接触乃至浸漬することによつても実施
しうることはもちろんである。この場合には、手
数はかかるもの再生補助具などの使用もできるの
で一層効果的に再生できる。 再生操作における温度、即ち再生液による膜の
接触乃至浸漬温度は、好ましくは0〜60℃、特に
は20〜40℃であるのが好ましい。これより温度が
小さいときには再生効果が小さく、また大きいと
きには膜に対して劣化が起るおそれが大きくなる
ので好ましくない。 再生処理に要する時間は、透析処理した液の種
類、即ち液に含まれ、膜に付着した沈着物の種類
及び量によつて相違する。通常0.5乃至30時間、
特に1乃至20時間にわたつて行なわれる。 本発明が適用される陰イオン交換膜は、第四級
アンモニウム基、アミノ基、イミノ基などの陰イ
オン交換基を有する膜ならばいずれでもよい。こ
れらの例としては、スチレン樹脂系、スチレン−
ジビニルベンゼン樹脂系、ビニルピリジン−ジビ
ニルベンゼン樹脂系、スチレン−ブダジエン樹脂
系、ポリビニル−アルコール−セルロース樹脂系
などの膜で、有機合成繊維又は無機繊維からなる
支持体で補強されたものが挙げられる。 本発明は、これら陰イオン交換膜で、多くの電
解質溶液の脱塩、濃縮又は回収に使用され、汚染
された膜の再生にいずれの場合も適用される。な
かでも、海水又は天然かん水の脱塩、砂糖きびな
どのよつて得られる糖類の脱塩、発酵法で生産さ
れたグルタミン酸液の精製などに使用された陰イ
オン交換膜の再生に特に有効である。 かくして、本発明によつて再生された陰イオン
交換膜は後の実施例から明らかにされるように、
膜のイオン交換量の回復及び電気抵抗の低下は極
めて顕著である。 実施例 1 スチレン−ジビニルベンゼン共重合体を樹脂骨
格とする強酸性陽イオン交換膜〔旭硝子(株)製、セ
レミオンCNV〕とスチレン−ジビニルベンゼン
系共重合体を樹脂骨格とする強塩基性陰イオン交
換膜〔旭硝子(株)製、セレミオンASV〕とを、交
互に多数組込んだ多室型製塩用電気透析槽を海水
の透析槽入口圧0.6Kg/cm2Gにて連続運転中、イ
オン交換膜の稀釈室側の表面にスライムが付着し
て、徐々に入口圧が増大し、遂に透析装置の耐圧
限界の1.2Kg/cm2Gに達して、運転不能となつ
た。付着していたスライムは海洋系珪藻土を主体
とするものであつた。この電気透析槽に対して、
洗浄液調合タンクと稀釈室との間で洗浄液をポン
プにより循環させる洗浄ラインを準備した。この
洗浄ラインの保有水量は約1m3であつた。 洗浄液調合タンクに2%塩酸、メタノール35%
を含有する水溶液900を調整し、洗浄ライン内
を3時間循環させ洗浄を行なつた。洗浄の結果、
透析槽入口圧は再び0.6Kg/cm2に低下し、電気透
析槽は使用可能となつた。さらに電気透析槽を解
体してイオン交換膜の目視検査を行なつた結果、
洗浄前に付着していたスライムは完全に除去され
ていた。洗浄後の運転は正常であり、洗常による
イオン交換膜の劣化は起つていないことが判明し
た。 実施例 2 陰イオン交換膜として強塩基性陰イオン交換膜
〔旭硝子(株)製、セレミオンDMV〕とを用い、実施
例1と同様にして全塩濃度3000ppmのかん水を
400ppmまで脱塩した。約2000時間運転した段階
で脱塩水の取得量が初期の82%に低下したので、
イソプロピルアルコール30%、2%塩酸からなる
洗浄液900を循環して洗浄した。その結果脱塩
水の取得量は97%にまで回復した。 実施例3〜9、及び比較例1〜4 実施例2と同様にして純糖率60〜70%全カチオ
ン0.5〜1.0eq/の精製糖液の脱塩を45℃で行な
つた。通算透析400時間後、脱塩糖液の取得量が
初期の70%に低下したので、槽を解体後陰イオン
交換膜を種々の洗浄液で洗浄した。洗浄液の温度
は40℃:時間は16時間である。その結果を表−1
に膜の0.5NNaCl中の交流抵抗と共に示した。 実施例の再生液によつて洗浄することにより、
膜の交流抵抗がその初期値の1.9Ωcm2まで回復し
ていることがわかる。
【表】
実施例 10
実施例2と同様にして糖密廃液の発酵により生
産されたグルタミン酸含有液を55℃PH7において
電気透析処理を行ない、グルタミン酸を精製し
た。 約1000時間運転した段階で、グルタミン酸の取
得速度が初期の90%に低下したので、2%塩酸、
45%エタノールからなる500の洗浄再生液を40
℃、16時間循環して再生処理を行なつたところ、
グルタミン酸の取得速度は100%に回復した。 実施例 11〜19 実施例2において、イソプロピルアルコールと
塩酸から成る洗浄液に代え、表2に示す種々の洗
浄液を用い、他は実施例2と同様に実施した結果
を脱塩水の取得量(回復率%)で示した。
産されたグルタミン酸含有液を55℃PH7において
電気透析処理を行ない、グルタミン酸を精製し
た。 約1000時間運転した段階で、グルタミン酸の取
得速度が初期の90%に低下したので、2%塩酸、
45%エタノールからなる500の洗浄再生液を40
℃、16時間循環して再生処理を行なつたところ、
グルタミン酸の取得速度は100%に回復した。 実施例 11〜19 実施例2において、イソプロピルアルコールと
塩酸から成る洗浄液に代え、表2に示す種々の洗
浄液を用い、他は実施例2と同様に実施した結果
を脱塩水の取得量(回復率%)で示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 性能の低下した陰イオン交換膜を酸及び/又
はそれらの塩を含有する有機極性溶媒水溶液にて
接触乃至浸漬処理することを特徴とする陰イオン
交換膜の再生方法。 2 有機極性溶媒水溶液中の有機極性溶媒の含有
量が20〜75重量パーセントである特許請求の範囲
1の方法。 3 有機極性溶媒が、水酸基を有する有機溶媒で
ある特許請求の範囲1又は2の方法。 4 陰イオン交換膜がスチレン−ジビニルベンゼ
ン系共重合体を母体とし、四級アンモニウム基を
交換基とする膜である特許請求の範囲1、2又は
3の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14777379A JPS5673547A (en) | 1979-11-16 | 1979-11-16 | Regeneration of anion exchange membrane |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14777379A JPS5673547A (en) | 1979-11-16 | 1979-11-16 | Regeneration of anion exchange membrane |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5673547A JPS5673547A (en) | 1981-06-18 |
| JPS6225419B2 true JPS6225419B2 (ja) | 1987-06-03 |
Family
ID=15437846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14777379A Granted JPS5673547A (en) | 1979-11-16 | 1979-11-16 | Regeneration of anion exchange membrane |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5673547A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0278910U (ja) * | 1988-12-07 | 1990-06-18 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57187042A (en) * | 1981-05-15 | 1982-11-17 | Nippon Petrochem Co Ltd | Regeneration method for ion exchange resin |
| JPS58104927A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 陰イオン交換膜の製造方法 |
| CN102292143A (zh) * | 2009-01-23 | 2011-12-21 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 膜复原 |
| CN103972523B (zh) * | 2013-01-31 | 2018-01-16 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 碱性阴离子交换膜燃料电池失效膜电极恢复再生的方法 |
| JP6332412B2 (ja) * | 2016-11-10 | 2018-05-30 | 栗田工業株式会社 | 複層式陰イオン交換塔の再生方法 |
| CN114904500B (zh) * | 2022-02-17 | 2023-05-30 | 北京欧美环境工程有限公司 | 一种树脂脱附剂及脱附方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55167050A (en) * | 1979-06-18 | 1980-12-26 | Tokuyama Soda Co Ltd | Cleansing method of ion exchange membrane |
-
1979
- 1979-11-16 JP JP14777379A patent/JPS5673547A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0278910U (ja) * | 1988-12-07 | 1990-06-18 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5673547A (en) | 1981-06-18 |
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