JPS62267451A - 耐食性に優れたb含有焼結合金 - Google Patents
耐食性に優れたb含有焼結合金Info
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- JPS62267451A JPS62267451A JP10755486A JP10755486A JPS62267451A JP S62267451 A JPS62267451 A JP S62267451A JP 10755486 A JP10755486 A JP 10755486A JP 10755486 A JP10755486 A JP 10755486A JP S62267451 A JPS62267451 A JP S62267451A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く産業上の利用分野〉
この発明は、極めて優れた耐食性を有し、原子炉関連設
備の中性子遮蔽材等として好適なり含有焼結合金に関す
るものである。
備の中性子遮蔽材等として好適なり含有焼結合金に関す
るものである。
く背景技術〉
数ある合金元素の中でも特にB(ホウ素)は中性子吸収
断面積が大きいものとして知られており、従来から、原
子炉の制御棒や遮蔽材等の熱中性子吸収用材料として“
Bを1.0%以上添加した5US304系ステンレス鋼
”が重宝されてきた(例えば特開昭55−34636号
公報参照。以後、成分割合を表す%は重量%とする)。
断面積が大きいものとして知られており、従来から、原
子炉の制御棒や遮蔽材等の熱中性子吸収用材料として“
Bを1.0%以上添加した5US304系ステンレス鋼
”が重宝されてきた(例えば特開昭55−34636号
公報参照。以後、成分割合を表す%は重量%とする)。
また、最近では使用済み核燃料棒保管用冷却プール内に
おける中性子遮蔽板や使用済み核燃料棒の輸送又は貯蔵
用容器等への8添加ステンレスロの通用5月待されるよ
うになり、B添加ステンレス鋼の使用分野は更に拡大す
る(噴量を見せ始めている。
おける中性子遮蔽板や使用済み核燃料棒の輸送又は貯蔵
用容器等への8添加ステンレスロの通用5月待されるよ
うになり、B添加ステンレス鋼の使用分野は更に拡大す
る(噴量を見せ始めている。
ところが、B添加ステンレス鋼を使用済み核燃料棒の保
管用冷却プール部材や輸送・貯蔵用容器等に適用しよう
とする場合、硼酸溶液環境中等での腐食問題に対する新
たな検討を見過ごしにすることは出来なかった。何故な
ら、原子炉関連部材として使用されてきたB添加ステン
レス鋼では、これまでその耐食性に関する格別な考慮が
なされることは殆ど無かったからである。
管用冷却プール部材や輸送・貯蔵用容器等に適用しよう
とする場合、硼酸溶液環境中等での腐食問題に対する新
たな検討を見過ごしにすることは出来なかった。何故な
ら、原子炉関連部材として使用されてきたB添加ステン
レス鋼では、これまでその耐食性に関する格別な考慮が
なされることは殆ど無かったからである。
しかも、本発明者等の検討結果は、「B添加ステンレス
鋼の耐食性はB含有量の増大と共に劣化する」との重大
な事実を示したのである。
鋼の耐食性はB含有量の増大と共に劣化する」との重大
な事実を示したのである。
これは、耐食性に寄与するCrが添加されたBによりC
rzB或いは(Cr、 Fe)zBとして固定されてし
まうことによる“有効Cr量の低下”に起因するもので
あり、例えば、5US304L系ステンレス鋼でBを1
%添加するとマトリックス中におけるCr量は実質的に
2%程度低下することとなる。
rzB或いは(Cr、 Fe)zBとして固定されてし
まうことによる“有効Cr量の低下”に起因するもので
あり、例えば、5US304L系ステンレス鋼でBを1
%添加するとマトリックス中におけるCr量は実質的に
2%程度低下することとなる。
このように、ステンレス鋼の耐食性はB添加により著し
く劣化してしまうので、例えば前記特開昭55−346
36号公報に示されたような従来のB添加ステンレス鋼
では、先に述べたような今後に予想される腐食環境用途
で所望される十分な耐食性を発揮しないことが明らかと
なった。現に、上記従来鋼では硼酸を含む使用環境中、
特に極く微量であってもCI−イオンが存在する該環境
中において、“孔食”、“隙間腐食”、“応力腐食割れ
”等の局部腐食窓受性が増大することを確認したのであ
る。
く劣化してしまうので、例えば前記特開昭55−346
36号公報に示されたような従来のB添加ステンレス鋼
では、先に述べたような今後に予想される腐食環境用途
で所望される十分な耐食性を発揮しないことが明らかと
なった。現に、上記従来鋼では硼酸を含む使用環境中、
特に極く微量であってもCI−イオンが存在する該環境
中において、“孔食”、“隙間腐食”、“応力腐食割れ
”等の局部腐食窓受性が増大することを確認したのであ
る。
上述のように、原子炉関連部材に多用されて来た従来の
B添加ステンレス鋼も、腐食環境での使用と言う観点か
らは決して満足出来るものではなく、中性子遮蔽能に優
れるとともに、使用済み核燃料棒の保管用冷却プール部
材や輸送・貯蔵用容器等への適用にも十分応え得る構造
用材料の開発がこの分野での当面の大きな問題となりつ
つあった。
B添加ステンレス鋼も、腐食環境での使用と言う観点か
らは決して満足出来るものではなく、中性子遮蔽能に優
れるとともに、使用済み核燃料棒の保管用冷却プール部
材や輸送・貯蔵用容器等への適用にも十分応え得る構造
用材料の開発がこの分野での当面の大きな問題となりつ
つあった。
〈問題点を解決するための手段〉
本発明者等は、ステンレス鋼が有する原子炉関連部材と
しての優れた特性を再認識しつつ、原子力発電量の増大
により中性子吸収構造材としての、しかも優れた耐食性
を備えた合金に対する要求が今後益々か高まることを予
想して、従来のB添加5US304系よりも格段に耐食
性の優れた構造用合金を提供すべく研究を重ねたところ
、以下に示す如き知見を得るに到った。即ち、 +al B添加ステンレス鋼における耐食性劣化原因
がr (Cr、 Fe)zBの形で鋼中に析出・固定さ
れるBの挙動に起因し耐食性維持に有効な鋼中Cr量を
減少してしまう」ことにあるとの研究結果より(Cr、
Fe) z B生成によるマトリックスのCr濃度低
下を考慮してB添加ステンレス鋼のCr添加量を高める
ことが考えられるが、このような多量のCrを添加する
手段によらずとも、B添加鋼に特定量のNを含有せしめ
ると言う手車てを講じると、Crよりも硼化物を形成し
易いNは優先的にBと結合してBNを生成することで有
効Cr濃度の低下が防止され、耐食性の著しい向上がも
たらされること。
しての優れた特性を再認識しつつ、原子力発電量の増大
により中性子吸収構造材としての、しかも優れた耐食性
を備えた合金に対する要求が今後益々か高まることを予
想して、従来のB添加5US304系よりも格段に耐食
性の優れた構造用合金を提供すべく研究を重ねたところ
、以下に示す如き知見を得るに到った。即ち、 +al B添加ステンレス鋼における耐食性劣化原因
がr (Cr、 Fe)zBの形で鋼中に析出・固定さ
れるBの挙動に起因し耐食性維持に有効な鋼中Cr量を
減少してしまう」ことにあるとの研究結果より(Cr、
Fe) z B生成によるマトリックスのCr濃度低
下を考慮してB添加ステンレス鋼のCr添加量を高める
ことが考えられるが、このような多量のCrを添加する
手段によらずとも、B添加鋼に特定量のNを含有せしめ
ると言う手車てを講じると、Crよりも硼化物を形成し
易いNは優先的にBと結合してBNを生成することで有
効Cr濃度の低下が防止され、耐食性の著しい向上がも
たらされること。
(b)シかし、従来の溶製・鋳造法をもってしたのでは
鋼中に0.5%を越えてNを含有させることは極めて困
難であり(溶鋼中へのNの溶解度、凝固時の気泡発生、
バブリング等の問題の故に実用上は0.5%を越えるN
の添加はできなかった)、従ってB成分の全量をBNと
して固定できないので(Cr、 Fe)zBが生成する
のを避は得す、耐食性の劣化を食い止めるためにはどう
してもCr量をある程度増強しなければならなかったが
、粉末冶金法を適用し、該ステンレス鋼を“配合粉末の
一つとして例えばBNi粉末等を用いた焼結合金製品”
とすればこれらの問題は完全に解消されること(なお、
中性子吸収剤としてのBの作用は、BNの形であろうが
CrzBの形であろうが変わらないことは言うまでもな
い)。
鋼中に0.5%を越えてNを含有させることは極めて困
難であり(溶鋼中へのNの溶解度、凝固時の気泡発生、
バブリング等の問題の故に実用上は0.5%を越えるN
の添加はできなかった)、従ってB成分の全量をBNと
して固定できないので(Cr、 Fe)zBが生成する
のを避は得す、耐食性の劣化を食い止めるためにはどう
してもCr量をある程度増強しなければならなかったが
、粉末冶金法を適用し、該ステンレス鋼を“配合粉末の
一つとして例えばBNi粉末等を用いた焼結合金製品”
とすればこれらの問題は完全に解消されること(なお、
中性子吸収剤としてのBの作用は、BNの形であろうが
CrzBの形であろうが変わらないことは言うまでもな
い)。
fc) また、該高N含有焼結ステンレス鋼に更にM
o又はCuの特定量を含有せしめると、その耐食性がよ
り一層改善されること。
o又はCuの特定量を含有せしめると、その耐食性がよ
り一層改善されること。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、
ステンレス鋼を
C: 0.03%以下、 Si:1.0%以下、Mn
:5.0%以下、 P : O,03%以下、S :
0.007%以下、 Ni:8.0〜25.0%、
Cr : 17.0 〜30.0%、B:0.5〜2
.5 %、N : 0.65〜3.00% を含有するか、更に Mo : 0.3〜5.0%、 Cu : 0.3〜2.0% の1種以上をも含むとともに、残部が実質的にFeより
成る成分組成の焼結合金として構成することで、良好な
中性子遮蔽能を有することは勿論、掻めて優れた耐食性
をも兼備せしめた点、に特徴を有するものである。
:5.0%以下、 P : O,03%以下、S :
0.007%以下、 Ni:8.0〜25.0%、
Cr : 17.0 〜30.0%、B:0.5〜2
.5 %、N : 0.65〜3.00% を含有するか、更に Mo : 0.3〜5.0%、 Cu : 0.3〜2.0% の1種以上をも含むとともに、残部が実質的にFeより
成る成分組成の焼結合金として構成することで、良好な
中性子遮蔽能を有することは勿論、掻めて優れた耐食性
をも兼備せしめた点、に特徴を有するものである。
続いて、この発明に係る焼結合金において、各構成成分
の割合を前記の如くに数値限定した理由を説明する。
の割合を前記の如くに数値限定した理由を説明する。
A) C
Cは、500〜900℃の温度域で結晶粒界にCr炭化
物を析出させ、結果としてその周囲にCr欠乏層を形成
させて粒界の耐食性劣化を招くところの、所謂“鋭敏化
”を引き起こす有害元素であるためその含有量を極力抑
えなければならないものであるが、その含有量が0.0
3%以下であれば実際上前記不都合を許容出来ることか
ら、C含有量は0.03%以下と定めた。
物を析出させ、結果としてその周囲にCr欠乏層を形成
させて粒界の耐食性劣化を招くところの、所謂“鋭敏化
”を引き起こす有害元素であるためその含有量を極力抑
えなければならないものであるが、その含有量が0.0
3%以下であれば実際上前記不都合を許容出来ることか
ら、C含有量は0.03%以下と定めた。
B) 5i
Siには合金の耐酸性を改善する作用があるが、その含
有量が1.0%を越えるとオーステナイト組織の不安定
化を来たすばかりか脆化を招くようになることから、S
i含有量は1.0%以下と定めた。
有量が1.0%を越えるとオーステナイト組織の不安定
化を来たすばかりか脆化を招くようになることから、S
i含有量は1.0%以下と定めた。
C) Mn
Mnは耐食性改善に有効なNの固溶量を増大させると言
う好ましい作用を有しているが、孔食発生の起点となる
MnSを生成する元素でもあるので、その含有量は少な
い方が好ましい。そして、その含有量が特に5.0%を
越えるとMnS生成に起因する耐食性劣化が著しくなる
ことから、Mn含有量は5.0%以下と定めた。
う好ましい作用を有しているが、孔食発生の起点となる
MnSを生成する元素でもあるので、その含有量は少な
い方が好ましい。そして、その含有量が特に5.0%を
越えるとMnS生成に起因する耐食性劣化が著しくなる
ことから、Mn含有量は5.0%以下と定めた。
D) P
Pは合金の鋭敏化を加速する有害元素であり少なければ
少ない程好ましいが、その含有量が特に0.03%を越
えると耐粒界腐食性が目立って劣化することから、P含
有量を0.03%以下と定めた。
少ない程好ましいが、その含有量が特に0.03%を越
えると耐粒界腐食性が目立って劣化することから、P含
有量を0.03%以下と定めた。
E) S
Sは、先にも述べたように、MnSを生成して耐孔食性
を劣化させる元素であるので少ない程好ましいものであ
るが、その含有量が特に0.007%を越えると耐孔食
性劣化が著しく目立つようになることから、S含有量を
0 、007%以下と定めた。
を劣化させる元素であるので少ない程好ましいものであ
るが、その含有量が特に0.007%を越えると耐孔食
性劣化が著しく目立つようになることから、S含有量を
0 、007%以下と定めた。
F) Ni
Xlはオーステナイト組織安定化のための基本元素であ
り、また孔食や隙間腐食等の局部腐食速度を抑制したり
耐酸性を向上する作用をも有しているが、その含有量が
8.0%未満ではこれら作用に所望の効果を得ることが
できず、一方、25.0%を越えて含有させてもコスト
上昇を招く割にはその効果が飽和してしまうことから、
Ni含有量は8.0〜25.0%と定めた。
り、また孔食や隙間腐食等の局部腐食速度を抑制したり
耐酸性を向上する作用をも有しているが、その含有量が
8.0%未満ではこれら作用に所望の効果を得ることが
できず、一方、25.0%を越えて含有させてもコスト
上昇を招く割にはその効果が飽和してしまうことから、
Ni含有量は8.0〜25.0%と定めた。
G) Cr
Crは合金の耐食性を決定する基本元素であり、合金表
面にCr酸化物から成る不働態被膜を形成させて耐食性
を維持する作用がある。そして、粉末焼結による本発明
合金(焼結ステンレス鋼)ではCr、B等の生成による
有効Cr濃度の低下は殆どないが、その含有量が17.
0%未満では耐錆性が低下して雨水等によっても発錆す
るようになり、耐孔食性、耐隙間腐食性等の耐局部腐食
性の劣化をもたらす。一方、Cr1lの増加とともに耐
食性は向上するが、30.0%を越えて含有させると脆
化が著しくなる。従って、Cr含有量は17.0〜30
.0%と定めた。
面にCr酸化物から成る不働態被膜を形成させて耐食性
を維持する作用がある。そして、粉末焼結による本発明
合金(焼結ステンレス鋼)ではCr、B等の生成による
有効Cr濃度の低下は殆どないが、その含有量が17.
0%未満では耐錆性が低下して雨水等によっても発錆す
るようになり、耐孔食性、耐隙間腐食性等の耐局部腐食
性の劣化をもたらす。一方、Cr1lの増加とともに耐
食性は向上するが、30.0%を越えて含有させると脆
化が著しくなる。従って、Cr含有量は17.0〜30
.0%と定めた。
H)B
Bは中性子吸収のために必要な基本元素であり、中性子
遮蔽部材として所望される特性を確保するためには製品
部材厚にもよるが少なくとも0.5%以上の含有量を必
要とする。しかし、2.5%を越えて添加すると合金の
脆化が目立つようになることから、S含有量は0.5〜
2.5%と定めた。
遮蔽部材として所望される特性を確保するためには製品
部材厚にもよるが少なくとも0.5%以上の含有量を必
要とする。しかし、2.5%を越えて添加すると合金の
脆化が目立つようになることから、S含有量は0.5〜
2.5%と定めた。
1) N
N成分には、固溶して合金の耐孔食性及び耐隙間腐食性
を向上させる作用がある。即ち、固)容したNは合金の
使用時に溶解してアンモニアを形成し局部7ノードのp
H低下を抑制することで耐孔食性や耐隙間腐食性を改善
する。勿論、前述したようにNにはB成分をBNとして
固定し有効Cr量を減少させない重要な作用もあり、B
を十分に固定するためにはBiの1.3倍以上の添加が
必要である(原子量の比はB:N=1:1.3となる)
。そして、この発明に係る合金は焼結合金であるので原
料粉末としてBN粉末を使用でき、高いN含有量を容易
に達成することが可能であって、製品状態でもBはBN
としてほぼ全量が固定されたままの状態となる。従って
、Bのほぼ全量を固定し、更に溶出による耐食性向上が
目指せる最低N含有量値: 0.65%をその下限と定
めた。一方、その含有量が3.00%を越えてもそれ以
上の耐食性向上効果を得られないことから、N含有量の
上限を3.00%と定めた。
を向上させる作用がある。即ち、固)容したNは合金の
使用時に溶解してアンモニアを形成し局部7ノードのp
H低下を抑制することで耐孔食性や耐隙間腐食性を改善
する。勿論、前述したようにNにはB成分をBNとして
固定し有効Cr量を減少させない重要な作用もあり、B
を十分に固定するためにはBiの1.3倍以上の添加が
必要である(原子量の比はB:N=1:1.3となる)
。そして、この発明に係る合金は焼結合金であるので原
料粉末としてBN粉末を使用でき、高いN含有量を容易
に達成することが可能であって、製品状態でもBはBN
としてほぼ全量が固定されたままの状態となる。従って
、Bのほぼ全量を固定し、更に溶出による耐食性向上が
目指せる最低N含有量値: 0.65%をその下限と定
めた。一方、その含有量が3.00%を越えてもそれ以
上の耐食性向上効果を得られないことから、N含有量の
上限を3.00%と定めた。
j)勤、及びCu
これらの成分には合金の耐食性を更に改善する作用があ
るので、必要により各々単独で或いは複合して添加され
るものであるが、各成分の添加量を特定した理由を各々
の成分、に付随する特徴点をも加味しながらより詳細に
説明すると次の通りである。即ち、MoはCr酸化物か
ら成る合金上の不働態被膜を強化して耐食性を改善する
のに効果があるが、その含有量が0.5%未満では耐食
性改善効果が十分でなく、一方、5.0%を越えて含有
させると合金の脆化を招(。なお、通常の溶製法による
場合には、Moも若干硼化物中に固定されて(Cr、
Fes Mo) z Bの形で存在するため耐食性に寄
与する有効Mo?a度は低下するが、焼結合金の場合に
はこのようなことがないので有効Mof3度はB添加量
とは無関係である。また、CuはNiと同様、局部アノ
ードにおけるpH低下環境下での耐食性を向上させるこ
とによって局部腐食の成長を抑制する作用を有している
が、その含有量が0.3%未満では耐食性改善効果が十
分でなく、一方、2.0%を越えて含有させても耐食性
の向上度合が鈍ってしまう上、合金の脆化を招くように
なる。従って、Mo含有量は 0.3〜5.0%と、そ
してCu含有量は0.3〜29%とそれぞれ限定した。
るので、必要により各々単独で或いは複合して添加され
るものであるが、各成分の添加量を特定した理由を各々
の成分、に付随する特徴点をも加味しながらより詳細に
説明すると次の通りである。即ち、MoはCr酸化物か
ら成る合金上の不働態被膜を強化して耐食性を改善する
のに効果があるが、その含有量が0.5%未満では耐食
性改善効果が十分でなく、一方、5.0%を越えて含有
させると合金の脆化を招(。なお、通常の溶製法による
場合には、Moも若干硼化物中に固定されて(Cr、
Fes Mo) z Bの形で存在するため耐食性に寄
与する有効Mo?a度は低下するが、焼結合金の場合に
はこのようなことがないので有効Mof3度はB添加量
とは無関係である。また、CuはNiと同様、局部アノ
ードにおけるpH低下環境下での耐食性を向上させるこ
とによって局部腐食の成長を抑制する作用を有している
が、その含有量が0.3%未満では耐食性改善効果が十
分でなく、一方、2.0%を越えて含有させても耐食性
の向上度合が鈍ってしまう上、合金の脆化を招くように
なる。従って、Mo含有量は 0.3〜5.0%と、そ
してCu含有量は0.3〜29%とそれぞれ限定した。
なお、この発明に係る焼結合金は、例えば次のようにし
て製造することが出来る。
て製造することが出来る。
即ち、まず酸素含有量の少ない不活性ガスによるアトマ
イズ法にて製造されたステンレス鋼粉とBN(窒化ホウ
素)微粉末とを用意するとともに、これらを均一に混合
した後C含有量が0.02%以下の炭素鋼或いはステン
レス鋼製カプセルに充填し、次いで常温下又は加熱下で
真空引きを行って内部を脱気するか、或いは脱気後に更
にN2ガスを充満させるかしてこれを密閉する。ここで
、アトマイズ粉としては平均粒径が2QOμm以下で0
2/;度も0.03%以下のものが好ましく、また、B
Nは市販の粉末で良いが、一般には平均粒径:100μ
m以下のものの使用が勧められる。次に、前記カプセル
を熱間静水圧法(HI P)にて処理し、高密度化と焼
結とを行う。
イズ法にて製造されたステンレス鋼粉とBN(窒化ホウ
素)微粉末とを用意するとともに、これらを均一に混合
した後C含有量が0.02%以下の炭素鋼或いはステン
レス鋼製カプセルに充填し、次いで常温下又は加熱下で
真空引きを行って内部を脱気するか、或いは脱気後に更
にN2ガスを充満させるかしてこれを密閉する。ここで
、アトマイズ粉としては平均粒径が2QOμm以下で0
2/;度も0.03%以下のものが好ましく、また、B
Nは市販の粉末で良いが、一般には平均粒径:100μ
m以下のものの使用が勧められる。次に、前記カプセル
を熱間静水圧法(HI P)にて処理し、高密度化と焼
結とを行う。
このようにして、目的とする高耐食性B含有焼結合金を
安定製造できるが、粉末の高密度化及び焼結の工程は、
冷間静水圧法によって加圧成形してから高温加熱して焼
結する方法を採用しても良く、何れの場合でも加熱温度
は1200〜1300℃程度が好適である(非酸化性雰
囲気ではBNは3000°C以上で昇華するが、この温
度域においては何ら変化することがない)。
安定製造できるが、粉末の高密度化及び焼結の工程は、
冷間静水圧法によって加圧成形してから高温加熱して焼
結する方法を採用しても良く、何れの場合でも加熱温度
は1200〜1300℃程度が好適である(非酸化性雰
囲気ではBNは3000°C以上で昇華するが、この温
度域においては何ら変化することがない)。
続いて、この発明を実施例にて比較例と対比しながら説
明する。
明する。
〈実施例〉
まず、それぞれ第1表及び第2表に示される如き成分組
成並びに粒径の各ステンレス鋼粉とBN粉末とを混合し
た後、C含有量 : 0.01%のステンレス鋼製カプ
セルに充填し、加熱しながら真空引き(10−’mm)
Ig) シて内部を脱気してから密閉した。なお、加熱
は550℃にて1時間の条件で実 、施した。
成並びに粒径の各ステンレス鋼粉とBN粉末とを混合し
た後、C含有量 : 0.01%のステンレス鋼製カプ
セルに充填し、加熱しながら真空引き(10−’mm)
Ig) シて内部を脱気してから密閉した。なお、加熱
は550℃にて1時間の条件で実 、施した。
次に、熱間静水圧法により2000気圧の加圧下におい
て1250℃で1時間の焼結を行い、寸法が50mmφ
X200mm1の第3表に示される如き成分組成の焼結
合金体(本発明鋼)a−eを得た。
て1250℃で1時間の焼結を行い、寸法が50mmφ
X200mm1の第3表に示される如き成分組成の焼結
合金体(本発明鋼)a−eを得た。
続いて、該焼結体を1150°Cに1時間加熱保持後熱
間鍛造して2〇−厚とし、再度1150°Cに1時間保
持してから熱間圧延にて71fi厚の仮を製作した後、
1100℃に30分分熱熱保持後冷すると言う固溶化処
理を実施した。なお、これとは別に、得られた焼結体の
一部については熱間鍛造することなく1100℃に1時
間加熱保持後そのまま水冷した。
間鍛造して2〇−厚とし、再度1150°Cに1時間保
持してから熱間圧延にて71fi厚の仮を製作した後、
1100℃に30分分熱熱保持後冷すると言う固溶化処
理を実施した。なお、これとは別に、得られた焼結体の
一部については熱間鍛造することなく1100℃に1時
間加熱保持後そのまま水冷した。
次いで、このようにして得られた熱延材及びHIP材(
熱間静水圧処理材)試験片を切り出し、温水浸漬試験(
全面腐食傾向、隙間腐食傾向、応力腐食割れ傾向等の調
査)を実施してその耐食性を調べたが、その試験条件は
次の通りであった。
熱間静水圧処理材)試験片を切り出し、温水浸漬試験(
全面腐食傾向、隙間腐食傾向、応力腐食割れ傾向等の調
査)を実施してその耐食性を調べたが、その試験条件は
次の通りであった。
J式験液: 2000ppm11.BOx + 101
00pp j! −?合液に空気の連続吹き込みを実施
、 試験温度二80℃、 試験時間ニア20hr。
00pp j! −?合液に空気の連続吹き込みを実施
、 試験温度二80℃、 試験時間ニア20hr。
試験片:全面腐食試験片時第1図の通り、隙間腐食試験
片に)第2図の通り、 応力腐食試験片時第3図の通り。
片に)第2図の通り、 応力腐食試験片時第3図の通り。
なお、いずれの試験片も600番のエメリー祇で研磨し
、アセトンにて脱脂・洗浄してから試験に供した。
、アセトンにて脱脂・洗浄してから試験に供した。
熱延材に関する耐食性試験の結果を第3表に併せて示す
。なお、第3表に記載された比較鋼は、従来通りに溶製
、鍛造、熱間圧延の工程によって製造されたものである
。
。なお、第3表に記載された比較鋼は、従来通りに溶製
、鍛造、熱間圧延の工程によって製造されたものである
。
第3表に示される結果からも明らかなように、比較鋼で
は温水浸漬試験によって応力腐食割れが発生し、全面腐
食速度や隙間腐食減量も比較的大きいのに対して、本発
明鋼は比較鋼に比べて耐全面腐食性、耐隙間腐食性並び
に耐応力腐食性がともに優れていることが分かる。
は温水浸漬試験によって応力腐食割れが発生し、全面腐
食速度や隙間腐食減量も比較的大きいのに対して、本発
明鋼は比較鋼に比べて耐全面腐食性、耐隙間腐食性並び
に耐応力腐食性がともに優れていることが分かる。
また、別に作製しておいた前記“焼結のまま材 ゛(
鍛造や圧延を行わなかったもの)”についても同様の腐
食試験を実施したが、はぼ同様の耐食性を有することが
確認された。
鍛造や圧延を行わなかったもの)”についても同様の腐
食試験を実施したが、はぼ同様の耐食性を有することが
確認された。
〈総括的な効果〉
上述のように、この発明によれば、中性子吸収能に優れ
ることは勿論、(J−イオン等の存在すL1!I酸’t
?;W環境下においても極めて優れた耐食性を発揮する
B含有ステンレス鋼を安定して提供することができ、使
用済み核燃料棒保管用冷却プール内における中性子遮蔽
板や使用済み核燃料棒の輸送又は佇蔵用容器等の原子炉
関連設備部材への適用に際しても十分に満足できる性能
と信頼性の保証が可能となるなど、産業上極めて有用な
効果がもたらされるのである。
ることは勿論、(J−イオン等の存在すL1!I酸’t
?;W環境下においても極めて優れた耐食性を発揮する
B含有ステンレス鋼を安定して提供することができ、使
用済み核燃料棒保管用冷却プール内における中性子遮蔽
板や使用済み核燃料棒の輸送又は佇蔵用容器等の原子炉
関連設備部材への適用に際しても十分に満足できる性能
と信頼性の保証が可能となるなど、産業上極めて有用な
効果がもたらされるのである。
第1図は、全面腐食試験片の形状・寸法を示す概略斜視
図、 第2図は、隙間腐食試験片の形状・寸法並びに組み立て
状態を示す説明図、 第3図は、ダブルUヘンド応力腐食割れ試験片の形状・
寸法並びに組み立て状態を示す説明図である。 図面において、 ■・・・試験片、 2・・・テフロン製ボルト、3
・・・テフロン製ナツト、 4・・・SUS 304袈ボルト、 5・・・5US304製ナツト、 6・・・テフロン製ブツシュ。
図、 第2図は、隙間腐食試験片の形状・寸法並びに組み立て
状態を示す説明図、 第3図は、ダブルUヘンド応力腐食割れ試験片の形状・
寸法並びに組み立て状態を示す説明図である。 図面において、 ■・・・試験片、 2・・・テフロン製ボルト、3
・・・テフロン製ナツト、 4・・・SUS 304袈ボルト、 5・・・5US304製ナツト、 6・・・テフロン製ブツシュ。
Claims (2)
- (1)重量割合にて C:0.03%以下、Si:1.0%以下、Mn:5.
0%以下、P:0.03%以下、S:0.007%以下
、Ni:8.0〜25.0%、Cr:17.0〜30.
0%、B:0.5〜2.5%、N:0.65〜3.00
% を含有するとともに、残部が実質的にFeより成ること
を特徴とする高耐食性焼結合金。 - (2)重量割合にて C:0.03%以下、Si:1.0%以下、Mn:5.
0%以下、P:0.03%以下、S:0.007%以下
、Ni:8.0〜25.0%、Cr:17.0〜30.
0%、B:0.5〜2.5%N:0.65〜3.00% を含有するとともに、 Mo:0.3〜5.0%、 Cu:0.3〜2.0% のうちの1種又は2種をも含み、残部が実質的にFeよ
り成ることを特徴とする高耐食性焼結合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10755486A JPS62267451A (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 | 耐食性に優れたb含有焼結合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10755486A JPS62267451A (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 | 耐食性に優れたb含有焼結合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62267451A true JPS62267451A (ja) | 1987-11-20 |
Family
ID=14462126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10755486A Pending JPS62267451A (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 | 耐食性に優れたb含有焼結合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62267451A (ja) |
-
1986
- 1986-05-13 JP JP10755486A patent/JPS62267451A/ja active Pending
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