JPS62323B2 - - Google Patents
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- JPS62323B2 JPS62323B2 JP57158933A JP15893382A JPS62323B2 JP S62323 B2 JPS62323 B2 JP S62323B2 JP 57158933 A JP57158933 A JP 57158933A JP 15893382 A JP15893382 A JP 15893382A JP S62323 B2 JPS62323 B2 JP S62323B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P23/00—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
- H02P23/20—Controlling the acceleration or deceleration
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Turbines (AREA)
Description
(利用分野)
本発明は、原子力発電所もしくは火力発電所な
どに於て用いられる二重系蒸気タービン制御装置
の調速機装置に関するものであり、特に一対の調
速機を装備し、1待機動的切替方式によつて各タ
ービン蒸気弁の開度制御を行なうようにした蒸気
タービンの調速機装置において、簡単な装置・機
能を付加するだけで、一対の調速機の出力制御信
号に予定値以上の差を生じた場合に、いずれの調
速機が異常であるかを正確に判別することができ
るようにした蒸気タービンの調速機装置に関する
ものである。 (従来技術) 先づ、従来例として、火力発電所に用いられる
一段再熱蒸気タービンに対して適用した電子油圧
調速機の概略構造を、タービンの蒸気系統との接
続と共に、第1図にブロツク図で示した。 第1図の内容を、蒸気発生器、タービンおよび
蒸気系統関係と、電子油圧式調速機関係の2群に
分けて説明する。 蒸気発生器S.GENで発生された蒸気は、蒸気
止め弁SV1,SV2、及び蒸気加減弁CV1〜CV
4を介して、高圧タービンHPに供給される。 高圧タービンHPで仕事をした蒸気は、そのエ
ンタルピが低下している。そこで、発電プラント
の効率を高めるため、この蒸気を、蒸気発生器S.
GEN内の再熱器REHEATにて、再び加熱してい
る。 再熱器REHEATでエンタルピの増強された蒸
気は、再熱蒸気止め弁RSV1,RSV2および中
間阻止弁ICV1〜ICV4を介して中、低圧タービ
ンIP/LPに与えられている。低圧タービンLPで
仕事をした蒸気はコンデンサCONDに送られて復
水され、この水は再び蒸気発生器S.GENに戻さ
れる。 典型的な例では、図に示したように、蒸気止め
弁は2個(SV1およびSV2)、蒸気加減弁は4
個(CV1〜CV4)、再熱蒸気止め弁は2個
(RSV1およびRSV2)であり、また中間阻止弁
は4個(ICV1〜ICV4)である。 又、タービンの昇速時および緊急停止時などを
除いた通常の運転状態では、蒸気止め弁SV1,
SV2、中間阻止弁ICV1〜ICV4、再熱蒸気止め
RSV1,RSV2は全開しており、蒸気発生器S.
GENからタービンHP,IP/LPへ供給さる蒸気流
量は、蒸気加減弁CV1〜CV4のみによつて調整
されている。 この場合の、蒸気流量調整のための各蒸気加減
弁CV1〜CV4の開閉制御方法として、例えば
CV1→CV2→CV3→CV4の順序で開く方法が
ある。また、その他にも、タービンロータの応力
を低減するような蒸気弁開閉制御法が報告されて
いる。 次に電子油圧式調速機関係の基本機能を説明す
る。この調速機は、前記した10個前后の各タービ
ン蒸気弁の開閉を司る、いわば頭悩部を構成して
いる。タービンの速度及び負荷制御に関する基本
機能は、下記の通りである。 タービンの回転数信号1は、例えば、タービン
軸の取り付けられた歯車の回転歯数を検出する実
回転数検出器SDによつて得られる。そして、前
記回転数信号1と、タービンの目標回転数信号2
との偏差を、演算器AD1によつて算出する。 この偏差は、(速度調定率をδとした場合)、
1/δ倍され、目標負荷設定器LD.REFからの負
荷設定信号4と加算器AD2にて加え合わされ
る。なお、LMTは変化率制御器である。 実際のタービン回転数信号1が、タービンの目
標回転数信号(S REF)と等しいときには、
以上の説明から明らかなように、負荷設定信号4
のみが、后段の制御回路に加えられる訳である。 尚、負荷設定信号4は、一般に、第1図に示し
た1/SAなる積分特性を有する目標負荷設定器
LD.REFおよび変化率制御器LMTから与えられ
る。さらに、この目標負荷設定器LD.REFは、他
の装置又は運転者からの負荷増減指令“L”,
“R”を受けつけるような構成になつている。 前述の加算器AD2の出力信号5は、次段の低
値優先回路LVGに加えられる。 第1図の例では、負荷制限器LLMの出力信号
6及び圧力制限器PMの出力信号7が、前記の信
号5と共に、低値優先回路LVGに加えられ、前
記各信号5,6,7のうち、最も小さい信号が、
低値優先回路LVGの出力信号―タービン綜合弁
開度指令8となり、各種蒸気弁の開度を制御する
訳である。 なお、第1図中のPDは主蒸気圧力検出器であ
り、その出力は、基準圧力信号PRと共に、演算
器AD3に加えられる。演算器AD3の出力―すな
わち、主蒸気圧力の基準値からの偏差が圧力制限
器PMに供給される。 負荷制限器LLMは、よく知られているよう
に、電力系統内の負荷急増によつて、タービン回
転数が低下したとき、上記信号5によつて蒸気弁
が急開して、タービンに無理な負担が加わるのを
防ぐためのものである。一般には、速度偏差信号
3が零のときの5の信号に比較して、信号6の方
が僅かに大きな値になるように設定して、運転さ
れている。 圧力制限器PMの役割は、これも良く知られて
いるように、蒸気発生器S.GEN又はその制御装
置の故障によつて、蒸気発生器S.GENからター
ビンに与えられる蒸気の圧力が低下した場合に、
タービン蒸気加減弁CV1〜CV4を閉方向に制御
して、蒸気圧力の回復を支援することである。 次に、第1図の関数発生器FGC1,FGC2,
FGI1……は、それぞれ前記タービン綜合弁開度
指令信号8を受けて、蒸気加減弁CV1〜CV4、
中間阻止ICV1〜ICV4、蒸気止め弁SV1〜SV
2などの開度を制御するものである。 例えば、蒸気流量を増加する場合に、4個の蒸
気加減弁CV1〜CV4を順次開けていくようなタ
ービンの運転方式であれば、タービン綜合弁開度
指令信号8の小さい値に対しては、最初に開くべ
き加減弁CV1を制御すべきFGC1の出力は大き
いが、最后に開くべき加減弁CV4を制御する
FGC4の出力は零である。 こゝで、各関数発生器FGC1,FGC2……な
どの出力に基づく各蒸気弁の開度制御について説
明する。 各蒸気弁においては、その開度と通過蒸気流量
との間に非線形関係があるので、前記各関数発生
器は、後述の蒸気弁シリンダ開度の検出フイード
バツク信号系に、逆関数特性を持たせるように作
用する。 なお、各関数発生器FGC1,FGC2,FGI1
……などの出力によつて、それぞれ対応する蒸気
弁の開度を制御するための機構(第1図の2点鎖
線で囲つた部分)および手法は、どの関数発生器
についても同様であるので、以下においては、関
数発生器FGC1に関する部分のみについて説明
する。 電気―油圧信号変換器SERVは、増幅器K1の
電気信号出力11を制御油量信号13に変換し、
前記信号13に応じた量の作動油をシリンダ
CYRNに送る。 これにより、シリンダCYRN内のピストンは、
前記作動油の量に比例したストローク(変位)を
生ずる。前記ストローク(変位)は、機械レバー
LVを介して蒸気加減弁CV1に伝達され、その開
度を制御する。 シリンダCYRN内におけるピストンのストロー
クは、その検出器DIFTによつて検出され、検出
信号は変換器POSを経由して、フイードバツク信
号10として演算器AD4に供給される。 一方、関数発生器FGC1の出力である弁開度
目標信号9もまた演算器AD4に加えられる。 演算器AD4の出力―すなわち、蒸気加減弁CV
1の実開度(信号10で代表される)の弁開度目
標信号9に対する偏差信号は、増幅器K1によつ
て増幅された後、電気―油圧信号変換器SERVに
供給される。 すなわち、第1図中の2点鎖線で囲まれた構成
部分によつて、蒸気加減弁CV1の実開度は、弁
開度目標信号9に常に一致するように制御され
る。 以上に説明したように、演算器AD4→電気―
油圧信号変換器SERV→シリンダCYRN→検出器
DIFT→変換器POS→演算器AD4から構成され
るマイナーな制御ループを設けている理由は、弁
開度目標信号9から各蒸気弁開度変化→タービン
回転子内蒸気量変化→タービン回転数変化→速度
偏差→関数発生器FGC1に至る、時間遅れの大
きいメジヤーループに、このようなマイナールー
プを設けて、蒸気弁の開度制御を速応させ、弁開
度を安定化しようとするものである。 さて、このように複雑な制御動作を実現するた
めの制御機能部分は、多くの場合、電気回路で構
成される。そして、その方式としては、つぎの2
つが知られている。 (1) アナログ制御方式 半導体集積回路要素をプリント板に搭載し、こ
の間を配線することにより、所望の機能を実現す
るもの。 (2) デイジタル制御方式 所要の各種機能をデイジタル計算機のメモリー
内に収容して中央演算処理装置(CPU)で演算
し、得られた制御指令を、プロセス入出力回路
(PI/O)を介してタービン蒸気弁(具体的に
は、高圧油を用いた電油変換器)に供給するも
の。 デイジタル制御方式のハードウエアを採用した
場合には、電子油圧式調速機システムの信頼性を
向上する目的で、何らかの冗長方式を適用し易い
という利点がある。すなわち、高信頼化システム
の実現のし易さの観点からアナログ制御方式より
もデイジタル制御方式の方が優れているといえ
る。 冗長方式は大別して、静的冗長方式(Static
Redundancy)、動的冗長方式(Dynamic
Redundancy)、及びハイブリツド冗長方式
(Hybrid Redundancy)の3種の係列がある。 そして、各系列毎に、信頼性要求値、単一系故
障時の修理の容易性、装置据付寸法、コストなど
からの要求に適した各種の方式が考えられてい
る。 第2図に従来用いられている1待機動的切替方
式の電子油圧速機システムの構成例を示す。同図
に於て、電子油圧式調速機A,Bは、例えば第1
図に示した機能を、各々独立に有しており、それ
ぞれの出力は、何個かの切替スイツチSWを通し
て、各種タービン蒸気弁駆動用電油変換器に供給
されている。 スイツチSWがA側に接続されている状態で、
調速機Aが故障した場合に、調速機Bが故障して
いなければ、スイツチSWは調速機B側に切替え
られる。これにより、待機中の調速機Bがタービ
ンの制御を引受け、タービンの運転を可能とす
る。一方、制御から除外された調速機Aは、ター
ビン運転中に修理することが可能な訳である。 スイツチSWの切替論理の構成は、制御に加わ
つている調速機が自ら、自己をハードウエア的お
よびソフトウエア的に診断し、自らを故障と認め
たときは、制御を放棄し、待機側の調速機に制御
を引渡すものである。 しかしながら、従来の上記の方法には、次のよ
うな問題があつた。即ち、制御を担当している調
速機に異常を生じた場合に、自ら異常であること
を100%の確度で検出はできないということであ
る。 換言すれば、デイジタル計算機に於ても、上記
のシステムに於て“Who checks the checker”
の問題が残つている訳である。 又、上記従来の方式では、仮に、調速機AとB
の出力の差を識別する回路を別に設けても、A,
B何れが正しいかを判別することができないこと
も問題である。 上記の問題を解決する一つの手段としては、調
速機A,Bと同一機能の調速機(コントローラ)
Cを新たに設備し、各出力の多数決論理により、
故障した調速機を見出し、これを制御に加えない
ような構成法を採用することである。 しかし、この方式には、反面、コントローラと
しての調速機Cを新たに設けることにより、コス
トや据付面積が大となるなどの欠点がある。 (目 的) 本発明は、1待機動的切替方式の蒸気タービン
の調速機装置に於て、制御中の調速機と待機中の
調速機の出力間に差異が生じた時、何れが正しい
かを判定し、調速機の切替操作を確実に行なうこ
とを可能とするための簡単な判別回路を設けた蒸
気タービンの調速機装置を提供することを目的と
するものである。 (概要) 前記の目的を達成するために、本発明において
は、調速機能とは無関係な簡単な計算を行なう監
視回路Cを設けると共に、各調速機AおよびBに
同一の計算機能を付加し、1待機動的切替方式を
構成する同一機能の2つの調速機A,Bの出力間
に差異が生じたときには、各調速機A及びB、並
びに前記監視回路Cに対して、調速機能とは無関
係な簡単な計算(例えば、タービン速度の加速率
演算)を新たに実行させ、これら3者の演算結果
の多数決論理と合致した調速機A又はB側にスイ
ツチを接続させるように構成している。 (実施例) 以下に、第3図および第4図を参照して、本発
明の一実施例を詳細に説明する。これらの図にお
いて、第1図と同一の符号は同一または同等部分
をあらわしている。 なお、第3図において、調速機Bは調速機Aと
同じ構成であるので、以下の説明に直接関係のな
い部分は、図示を省略している。 タービンの各種蒸気弁の制御上、最も重要な中
間変数であるタービン加減弁の綜合弁開度指令信
号8を、それぞれの調速機A,Bから各々外部に
取り出して演算器AD5に加え、両者を比較す
る。得られた差信号15を比較器COMPに加え、
例えば、フルスケールの2%程度の差が生じたと
きは、論理出力“1”を出力させる(図中では、
起動信号ABdで示した)。なお、前記信号8の代
りに、他の弁開度指令信号等を用いてもよいこと
は明らかである。 そして、前記のように比較器COMPが論理出力
“1”(起動信号ABd)を発生したときは、それぞ
れの調速機A,Bに設けられたタービン加速率計
算器ACSに、前記綜合弁開度指令信号8を導入
するか、あるいはこのタービン加速率計算器
ACSを起動するかして、前記指令信号8の変化
に基づいたタービンの加速率をそれぞれ演算させ
る。 前記演算の結果は、それぞれの調速機A,Bご
とに、加速判別器ARDおよび減速判別器ALDに
供給する。加速判別器ARDおよび減速判別器
ALDでは、演算結果が予定の加速減速率(例え
ば毎秒0.1%)を超えているとき、減速信号ALま
たは加速信号ARを出力する。 なお、明らかなように、上記の各調速機A,B
における加速減速率は、比較器COMPから起動信
号ABdが発生されているときだけでなく、前記論
理出力が発生されていないときにも、常時実行す
るようにしてもよい。 つぎに、第4図を参照して、前記のように、比
較器COMPから起動信号ABdが発生されたときに
おける、監視回路Cの動作を説明する。 第4図は監視回路Cのブロツク図である。 前記起動信号ABdは、論理積ゲートAND1お
よびAND2に供給されると共に、タービン加速
率計算器ACSに加えられる。前記タービン加速
率計算器ACSには、回転数検出器SD(第1図)
で測定されたタービンの実回転数信号1に基づく
加速率演算が行なわれる。 この演算結果は、加速判別器ARDおよび減速
判別器ALDに供給され、調速機A,Bの動作に
関して前述したのと同様にして、加速信号CRま
たは減速信号CLが出力される。 前記の加速信号CRおよび減速信号CLは、各調
速機において演算された加速信号AR,BRおよび
減速信号AL,BLと共に、第1および第2の2/3
論理回路(一般には、多数決論理回路)MJ1お
よびMJ2に供給される。 第1の2/3論理回路MJ1の出力は、第1および
第2の不一致回路UCN1およびUCN2に供給さ
れ、一方、第2の2/3論理回路MJ2の出力は、第
3および第4の不一致回路UCN3およびUCN4
に供給される。 さらに、第1の不一致回路UCN1には調速機
Aからの減速信号ALが、第2の不一致回路UCN
2には調速機Bからの減速信号BLが、第3の不
一致回路UCN3には調速機Aからの加速信号AR
が、また第4の不一致回路UCN4には調速機B
からの加速信号BRが、それぞれ供給されてい
る。 第1および第3の不一致回路UCN1,UCN3
の出力は第1の論理和ゲートOR1に供給され、
一方、第2および第4の不一致回路UCN2,
UCN4の出力は第2の論理和ゲートOR2に供給
される。 また、第1の論理和ゲートOR1の出力は第1
の論理積ゲートAND1に加えられ、第2の論理
和ゲートOR2の出力は第2の論理積ゲートAND
2に加えられる。 後述するところから明らかなように、調速機A
が異常のときは、第1の論理積ゲートAND1に
論理出力“1”を生じ、また調速機Bが異常のと
きは、第2の論理積ゲートAND2に論理和出力
“1”を生ずる。 第1表は、第4図の監視回路Cにおいて行なわ
れる論理演算の真理値表である。なお、第1表中
のX印は、該当する信号の“1”,“0”が論理演
算結果(論理積ゲートAND1,AND2の出力)
に無関係であるとを示している。 つぎに、第1表を参照して、幾つかの代表的な
ケースについて、第4図の監視回路Cの動作を説
明する。 ケース 1 調速機AおよびBから出力される綜合弁開度指
令信号8,8の差異が小さく、比較器COMP(第
3図)の出力が“0”―すなわち、起動信号ABd
が“0”であるときは、加速判別器ARDおよび
減速判別器ALDの出力とは無関係に、2つの論
理
どに於て用いられる二重系蒸気タービン制御装置
の調速機装置に関するものであり、特に一対の調
速機を装備し、1待機動的切替方式によつて各タ
ービン蒸気弁の開度制御を行なうようにした蒸気
タービンの調速機装置において、簡単な装置・機
能を付加するだけで、一対の調速機の出力制御信
号に予定値以上の差を生じた場合に、いずれの調
速機が異常であるかを正確に判別することができ
るようにした蒸気タービンの調速機装置に関する
ものである。 (従来技術) 先づ、従来例として、火力発電所に用いられる
一段再熱蒸気タービンに対して適用した電子油圧
調速機の概略構造を、タービンの蒸気系統との接
続と共に、第1図にブロツク図で示した。 第1図の内容を、蒸気発生器、タービンおよび
蒸気系統関係と、電子油圧式調速機関係の2群に
分けて説明する。 蒸気発生器S.GENで発生された蒸気は、蒸気
止め弁SV1,SV2、及び蒸気加減弁CV1〜CV
4を介して、高圧タービンHPに供給される。 高圧タービンHPで仕事をした蒸気は、そのエ
ンタルピが低下している。そこで、発電プラント
の効率を高めるため、この蒸気を、蒸気発生器S.
GEN内の再熱器REHEATにて、再び加熱してい
る。 再熱器REHEATでエンタルピの増強された蒸
気は、再熱蒸気止め弁RSV1,RSV2および中
間阻止弁ICV1〜ICV4を介して中、低圧タービ
ンIP/LPに与えられている。低圧タービンLPで
仕事をした蒸気はコンデンサCONDに送られて復
水され、この水は再び蒸気発生器S.GENに戻さ
れる。 典型的な例では、図に示したように、蒸気止め
弁は2個(SV1およびSV2)、蒸気加減弁は4
個(CV1〜CV4)、再熱蒸気止め弁は2個
(RSV1およびRSV2)であり、また中間阻止弁
は4個(ICV1〜ICV4)である。 又、タービンの昇速時および緊急停止時などを
除いた通常の運転状態では、蒸気止め弁SV1,
SV2、中間阻止弁ICV1〜ICV4、再熱蒸気止め
RSV1,RSV2は全開しており、蒸気発生器S.
GENからタービンHP,IP/LPへ供給さる蒸気流
量は、蒸気加減弁CV1〜CV4のみによつて調整
されている。 この場合の、蒸気流量調整のための各蒸気加減
弁CV1〜CV4の開閉制御方法として、例えば
CV1→CV2→CV3→CV4の順序で開く方法が
ある。また、その他にも、タービンロータの応力
を低減するような蒸気弁開閉制御法が報告されて
いる。 次に電子油圧式調速機関係の基本機能を説明す
る。この調速機は、前記した10個前后の各タービ
ン蒸気弁の開閉を司る、いわば頭悩部を構成して
いる。タービンの速度及び負荷制御に関する基本
機能は、下記の通りである。 タービンの回転数信号1は、例えば、タービン
軸の取り付けられた歯車の回転歯数を検出する実
回転数検出器SDによつて得られる。そして、前
記回転数信号1と、タービンの目標回転数信号2
との偏差を、演算器AD1によつて算出する。 この偏差は、(速度調定率をδとした場合)、
1/δ倍され、目標負荷設定器LD.REFからの負
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る。なお、LMTは変化率制御器である。 実際のタービン回転数信号1が、タービンの目
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た1/SAなる積分特性を有する目標負荷設定器
LD.REFおよび変化率制御器LMTから与えられ
る。さらに、この目標負荷設定器LD.REFは、他
の装置又は運転者からの負荷増減指令“L”,
“R”を受けつけるような構成になつている。 前述の加算器AD2の出力信号5は、次段の低
値優先回路LVGに加えられる。 第1図の例では、負荷制限器LLMの出力信号
6及び圧力制限器PMの出力信号7が、前記の信
号5と共に、低値優先回路LVGに加えられ、前
記各信号5,6,7のうち、最も小さい信号が、
低値優先回路LVGの出力信号―タービン綜合弁
開度指令8となり、各種蒸気弁の開度を制御する
訳である。 なお、第1図中のPDは主蒸気圧力検出器であ
り、その出力は、基準圧力信号PRと共に、演算
器AD3に加えられる。演算器AD3の出力―すな
わち、主蒸気圧力の基準値からの偏差が圧力制限
器PMに供給される。 負荷制限器LLMは、よく知られているよう
に、電力系統内の負荷急増によつて、タービン回
転数が低下したとき、上記信号5によつて蒸気弁
が急開して、タービンに無理な負担が加わるのを
防ぐためのものである。一般には、速度偏差信号
3が零のときの5の信号に比較して、信号6の方
が僅かに大きな値になるように設定して、運転さ
れている。 圧力制限器PMの役割は、これも良く知られて
いるように、蒸気発生器S.GEN又はその制御装
置の故障によつて、蒸気発生器S.GENからター
ビンに与えられる蒸気の圧力が低下した場合に、
タービン蒸気加減弁CV1〜CV4を閉方向に制御
して、蒸気圧力の回復を支援することである。 次に、第1図の関数発生器FGC1,FGC2,
FGI1……は、それぞれ前記タービン綜合弁開度
指令信号8を受けて、蒸気加減弁CV1〜CV4、
中間阻止ICV1〜ICV4、蒸気止め弁SV1〜SV
2などの開度を制御するものである。 例えば、蒸気流量を増加する場合に、4個の蒸
気加減弁CV1〜CV4を順次開けていくようなタ
ービンの運転方式であれば、タービン綜合弁開度
指令信号8の小さい値に対しては、最初に開くべ
き加減弁CV1を制御すべきFGC1の出力は大き
いが、最后に開くべき加減弁CV4を制御する
FGC4の出力は零である。 こゝで、各関数発生器FGC1,FGC2……な
どの出力に基づく各蒸気弁の開度制御について説
明する。 各蒸気弁においては、その開度と通過蒸気流量
との間に非線形関係があるので、前記各関数発生
器は、後述の蒸気弁シリンダ開度の検出フイード
バツク信号系に、逆関数特性を持たせるように作
用する。 なお、各関数発生器FGC1,FGC2,FGI1
……などの出力によつて、それぞれ対応する蒸気
弁の開度を制御するための機構(第1図の2点鎖
線で囲つた部分)および手法は、どの関数発生器
についても同様であるので、以下においては、関
数発生器FGC1に関する部分のみについて説明
する。 電気―油圧信号変換器SERVは、増幅器K1の
電気信号出力11を制御油量信号13に変換し、
前記信号13に応じた量の作動油をシリンダ
CYRNに送る。 これにより、シリンダCYRN内のピストンは、
前記作動油の量に比例したストローク(変位)を
生ずる。前記ストローク(変位)は、機械レバー
LVを介して蒸気加減弁CV1に伝達され、その開
度を制御する。 シリンダCYRN内におけるピストンのストロー
クは、その検出器DIFTによつて検出され、検出
信号は変換器POSを経由して、フイードバツク信
号10として演算器AD4に供給される。 一方、関数発生器FGC1の出力である弁開度
目標信号9もまた演算器AD4に加えられる。 演算器AD4の出力―すなわち、蒸気加減弁CV
1の実開度(信号10で代表される)の弁開度目
標信号9に対する偏差信号は、増幅器K1によつ
て増幅された後、電気―油圧信号変換器SERVに
供給される。 すなわち、第1図中の2点鎖線で囲まれた構成
部分によつて、蒸気加減弁CV1の実開度は、弁
開度目標信号9に常に一致するように制御され
る。 以上に説明したように、演算器AD4→電気―
油圧信号変換器SERV→シリンダCYRN→検出器
DIFT→変換器POS→演算器AD4から構成され
るマイナーな制御ループを設けている理由は、弁
開度目標信号9から各蒸気弁開度変化→タービン
回転子内蒸気量変化→タービン回転数変化→速度
偏差→関数発生器FGC1に至る、時間遅れの大
きいメジヤーループに、このようなマイナールー
プを設けて、蒸気弁の開度制御を速応させ、弁開
度を安定化しようとするものである。 さて、このように複雑な制御動作を実現するた
めの制御機能部分は、多くの場合、電気回路で構
成される。そして、その方式としては、つぎの2
つが知られている。 (1) アナログ制御方式 半導体集積回路要素をプリント板に搭載し、こ
の間を配線することにより、所望の機能を実現す
るもの。 (2) デイジタル制御方式 所要の各種機能をデイジタル計算機のメモリー
内に収容して中央演算処理装置(CPU)で演算
し、得られた制御指令を、プロセス入出力回路
(PI/O)を介してタービン蒸気弁(具体的に
は、高圧油を用いた電油変換器)に供給するも
の。 デイジタル制御方式のハードウエアを採用した
場合には、電子油圧式調速機システムの信頼性を
向上する目的で、何らかの冗長方式を適用し易い
という利点がある。すなわち、高信頼化システム
の実現のし易さの観点からアナログ制御方式より
もデイジタル制御方式の方が優れているといえ
る。 冗長方式は大別して、静的冗長方式(Static
Redundancy)、動的冗長方式(Dynamic
Redundancy)、及びハイブリツド冗長方式
(Hybrid Redundancy)の3種の係列がある。 そして、各系列毎に、信頼性要求値、単一系故
障時の修理の容易性、装置据付寸法、コストなど
からの要求に適した各種の方式が考えられてい
る。 第2図に従来用いられている1待機動的切替方
式の電子油圧速機システムの構成例を示す。同図
に於て、電子油圧式調速機A,Bは、例えば第1
図に示した機能を、各々独立に有しており、それ
ぞれの出力は、何個かの切替スイツチSWを通し
て、各種タービン蒸気弁駆動用電油変換器に供給
されている。 スイツチSWがA側に接続されている状態で、
調速機Aが故障した場合に、調速機Bが故障して
いなければ、スイツチSWは調速機B側に切替え
られる。これにより、待機中の調速機Bがタービ
ンの制御を引受け、タービンの運転を可能とす
る。一方、制御から除外された調速機Aは、ター
ビン運転中に修理することが可能な訳である。 スイツチSWの切替論理の構成は、制御に加わ
つている調速機が自ら、自己をハードウエア的お
よびソフトウエア的に診断し、自らを故障と認め
たときは、制御を放棄し、待機側の調速機に制御
を引渡すものである。 しかしながら、従来の上記の方法には、次のよ
うな問題があつた。即ち、制御を担当している調
速機に異常を生じた場合に、自ら異常であること
を100%の確度で検出はできないということであ
る。 換言すれば、デイジタル計算機に於ても、上記
のシステムに於て“Who checks the checker”
の問題が残つている訳である。 又、上記従来の方式では、仮に、調速機AとB
の出力の差を識別する回路を別に設けても、A,
B何れが正しいかを判別することができないこと
も問題である。 上記の問題を解決する一つの手段としては、調
速機A,Bと同一機能の調速機(コントローラ)
Cを新たに設備し、各出力の多数決論理により、
故障した調速機を見出し、これを制御に加えない
ような構成法を採用することである。 しかし、この方式には、反面、コントローラと
しての調速機Cを新たに設けることにより、コス
トや据付面積が大となるなどの欠点がある。 (目 的) 本発明は、1待機動的切替方式の蒸気タービン
の調速機装置に於て、制御中の調速機と待機中の
調速機の出力間に差異が生じた時、何れが正しい
かを判定し、調速機の切替操作を確実に行なうこ
とを可能とするための簡単な判別回路を設けた蒸
気タービンの調速機装置を提供することを目的と
するものである。 (概要) 前記の目的を達成するために、本発明において
は、調速機能とは無関係な簡単な計算を行なう監
視回路Cを設けると共に、各調速機AおよびBに
同一の計算機能を付加し、1待機動的切替方式を
構成する同一機能の2つの調速機A,Bの出力間
に差異が生じたときには、各調速機A及びB、並
びに前記監視回路Cに対して、調速機能とは無関
係な簡単な計算(例えば、タービン速度の加速率
演算)を新たに実行させ、これら3者の演算結果
の多数決論理と合致した調速機A又はB側にスイ
ツチを接続させるように構成している。 (実施例) 以下に、第3図および第4図を参照して、本発
明の一実施例を詳細に説明する。これらの図にお
いて、第1図と同一の符号は同一または同等部分
をあらわしている。 なお、第3図において、調速機Bは調速機Aと
同じ構成であるので、以下の説明に直接関係のな
い部分は、図示を省略している。 タービンの各種蒸気弁の制御上、最も重要な中
間変数であるタービン加減弁の綜合弁開度指令信
号8を、それぞれの調速機A,Bから各々外部に
取り出して演算器AD5に加え、両者を比較す
る。得られた差信号15を比較器COMPに加え、
例えば、フルスケールの2%程度の差が生じたと
きは、論理出力“1”を出力させる(図中では、
起動信号ABdで示した)。なお、前記信号8の代
りに、他の弁開度指令信号等を用いてもよいこと
は明らかである。 そして、前記のように比較器COMPが論理出力
“1”(起動信号ABd)を発生したときは、それぞ
れの調速機A,Bに設けられたタービン加速率計
算器ACSに、前記綜合弁開度指令信号8を導入
するか、あるいはこのタービン加速率計算器
ACSを起動するかして、前記指令信号8の変化
に基づいたタービンの加速率をそれぞれ演算させ
る。 前記演算の結果は、それぞれの調速機A,Bご
とに、加速判別器ARDおよび減速判別器ALDに
供給する。加速判別器ARDおよび減速判別器
ALDでは、演算結果が予定の加速減速率(例え
ば毎秒0.1%)を超えているとき、減速信号ALま
たは加速信号ARを出力する。 なお、明らかなように、上記の各調速機A,B
における加速減速率は、比較器COMPから起動信
号ABdが発生されているときだけでなく、前記論
理出力が発生されていないときにも、常時実行す
るようにしてもよい。 つぎに、第4図を参照して、前記のように、比
較器COMPから起動信号ABdが発生されたときに
おける、監視回路Cの動作を説明する。 第4図は監視回路Cのブロツク図である。 前記起動信号ABdは、論理積ゲートAND1お
よびAND2に供給されると共に、タービン加速
率計算器ACSに加えられる。前記タービン加速
率計算器ACSには、回転数検出器SD(第1図)
で測定されたタービンの実回転数信号1に基づく
加速率演算が行なわれる。 この演算結果は、加速判別器ARDおよび減速
判別器ALDに供給され、調速機A,Bの動作に
関して前述したのと同様にして、加速信号CRま
たは減速信号CLが出力される。 前記の加速信号CRおよび減速信号CLは、各調
速機において演算された加速信号AR,BRおよび
減速信号AL,BLと共に、第1および第2の2/3
論理回路(一般には、多数決論理回路)MJ1お
よびMJ2に供給される。 第1の2/3論理回路MJ1の出力は、第1および
第2の不一致回路UCN1およびUCN2に供給さ
れ、一方、第2の2/3論理回路MJ2の出力は、第
3および第4の不一致回路UCN3およびUCN4
に供給される。 さらに、第1の不一致回路UCN1には調速機
Aからの減速信号ALが、第2の不一致回路UCN
2には調速機Bからの減速信号BLが、第3の不
一致回路UCN3には調速機Aからの加速信号AR
が、また第4の不一致回路UCN4には調速機B
からの加速信号BRが、それぞれ供給されてい
る。 第1および第3の不一致回路UCN1,UCN3
の出力は第1の論理和ゲートOR1に供給され、
一方、第2および第4の不一致回路UCN2,
UCN4の出力は第2の論理和ゲートOR2に供給
される。 また、第1の論理和ゲートOR1の出力は第1
の論理積ゲートAND1に加えられ、第2の論理
和ゲートOR2の出力は第2の論理積ゲートAND
2に加えられる。 後述するところから明らかなように、調速機A
が異常のときは、第1の論理積ゲートAND1に
論理出力“1”を生じ、また調速機Bが異常のと
きは、第2の論理積ゲートAND2に論理和出力
“1”を生ずる。 第1表は、第4図の監視回路Cにおいて行なわ
れる論理演算の真理値表である。なお、第1表中
のX印は、該当する信号の“1”,“0”が論理演
算結果(論理積ゲートAND1,AND2の出力)
に無関係であるとを示している。 つぎに、第1表を参照して、幾つかの代表的な
ケースについて、第4図の監視回路Cの動作を説
明する。 ケース 1 調速機AおよびBから出力される綜合弁開度指
令信号8,8の差異が小さく、比較器COMP(第
3図)の出力が“0”―すなわち、起動信号ABd
が“0”であるときは、加速判別器ARDおよび
減速判別器ALDの出力とは無関係に、2つの論
理
【表】
積ゲートAND1,AND2の出力は、共に“0”
である。 この条件のときは、調速機A,Bには異常の発
生がなく、したがつて、調速機の切替は行なわれ
ない。 ケース 3 起動信号ABdが“1”で、調速機Aの減速信号
ALが“1”になり、一方、監視回路Cの加速・
減速信号CR,CLは共に“0”の場合である。 (調速機Aの信号8によればタービンは減速す
るはずであるのに、実際のタービン速度は加・減
速のいずれでもない場合であり、調速機Aは正常
に動作していないことになる)。 この場合は、第1および第2の2/3論理回路MJ
1,MJ2の出力は共に“0”であり、不一致回
路は第3番目のものUCN3のみが“1”出力を
生ずる。その結果、第1の論理和ゲートOR1お
よび第1の論理積ゲートAND1の出力が“1”
となる。 これにより、調速機Aが異常であることが判定
され、調速機Aが制御系に組入れられているとき
は、制御は調速機Bに切替えられる。 ケース 6 起動信号ABdが“1”で、調速機Bは加速・減
速信号AR,ALのいずれも発生せず、調速機Aの
減速信号ALが“1”になり、一方、監視回路C
では、減速信号CLが“1”になつた場合であ
る。 (調速機Bの信号8によれば、タービンは加速
も減速もしないはずであるのに、実際のタービン
速度は減速されている。したがつて、調速機Bは
正常でない。他方、調速機Aの信号8によれば、
減速となつており、調速機Aは正常に動作してい
る)。 この場合は、第1の2/3論理回路MJ1および第
2の不一致回路UCN2の出力のみが“1”とな
る。したがつて、第2の論理和ゲートOR2およ
び第2の論理積ゲートAND2の出力が“1”と
なり、調速機Bが異常であると判定される。 ケース 9 起動信号ABdが“1”のとき、調速機Bの加速
信号BRおよび調速機Aの減速信号ALが“1”に
なり、一方、監視回路では減速信号CLが“1”
になつた場合である。 (調速機Bの信号8によればタービンは加速状
態となるはずであるのに、実際のタービン速度は
減速となつており、調速機Bは異常である。他
方、調速機Aの信号8によれば、減速状態であ
り、調速機Aは正常である)。 この場合は、第1の2/3論理回路MJ1の出力が
“1”となり、第2および第4の不一致回路UCN
2,UCN4の出力が“1”となる。したがつ
て、第2の論理和ゲートOR2および第2の論理
積ゲートAND2の出力が“1”となつて、調速
機Bの異常が判定される。 前述の動作説明および第1表から容易に理解さ
れるように、第4図の監視回路では、つぎのよう
な論理演算を行なつて、いずれの調速機が異常で
あるかの判定を行なつている。 (1) それぞれが別個に計算された加速信号AR,
BR,CRおよび減速信号AL,BL,CLの多数決
論理を求める。 (2) それぞれの多数決論理の出力と一致しない加
速信号または/および減速信号を見出し、一致
しない加速/減速信号を発生している調速機を
異常と判定する。 (効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、1待機動的切替方式の電子油圧式調速機の信
頼性に大きく関与する一組の調速機A,Bの自己
故障検出率が100%でなかつたもの(例えば95%
程度であつたもの)を、簡単な監視回路Cを設け
ることにより、システム的な故障検出率を99%以
上に向上できる。 その結果として、例えばMTBF(Mean Time
Between Failure)を20%前后向上できる。 また、第4図の監視回路や、第3図の加速/減
速判別器などを付加するのに要する費用は、5〜
10%程度であり、投入費用に対する信頼性向上度
の割合が大である。 (変形例) 尚、前記実施例では、監視回路および1組の調
速機A,Bに、加速率演算を実行させたが、この
演算に限ることはなく、他の適宜の演算を実行さ
せてもよい訳である。 前述の実施例において、加速率演算をさせた理
由は、つぎのとりである。 (1) 加速率は、タービンにとつて重要な速度信号
に関与した指標値であること、 (2) タービン速度信号をとり込んでいるので、新
たな検出器を設ける必要がなく、検知器の有効
活用ができること。
である。 この条件のときは、調速機A,Bには異常の発
生がなく、したがつて、調速機の切替は行なわれ
ない。 ケース 3 起動信号ABdが“1”で、調速機Aの減速信号
ALが“1”になり、一方、監視回路Cの加速・
減速信号CR,CLは共に“0”の場合である。 (調速機Aの信号8によればタービンは減速す
るはずであるのに、実際のタービン速度は加・減
速のいずれでもない場合であり、調速機Aは正常
に動作していないことになる)。 この場合は、第1および第2の2/3論理回路MJ
1,MJ2の出力は共に“0”であり、不一致回
路は第3番目のものUCN3のみが“1”出力を
生ずる。その結果、第1の論理和ゲートOR1お
よび第1の論理積ゲートAND1の出力が“1”
となる。 これにより、調速機Aが異常であることが判定
され、調速機Aが制御系に組入れられているとき
は、制御は調速機Bに切替えられる。 ケース 6 起動信号ABdが“1”で、調速機Bは加速・減
速信号AR,ALのいずれも発生せず、調速機Aの
減速信号ALが“1”になり、一方、監視回路C
では、減速信号CLが“1”になつた場合であ
る。 (調速機Bの信号8によれば、タービンは加速
も減速もしないはずであるのに、実際のタービン
速度は減速されている。したがつて、調速機Bは
正常でない。他方、調速機Aの信号8によれば、
減速となつており、調速機Aは正常に動作してい
る)。 この場合は、第1の2/3論理回路MJ1および第
2の不一致回路UCN2の出力のみが“1”とな
る。したがつて、第2の論理和ゲートOR2およ
び第2の論理積ゲートAND2の出力が“1”と
なり、調速機Bが異常であると判定される。 ケース 9 起動信号ABdが“1”のとき、調速機Bの加速
信号BRおよび調速機Aの減速信号ALが“1”に
なり、一方、監視回路では減速信号CLが“1”
になつた場合である。 (調速機Bの信号8によればタービンは加速状
態となるはずであるのに、実際のタービン速度は
減速となつており、調速機Bは異常である。他
方、調速機Aの信号8によれば、減速状態であ
り、調速機Aは正常である)。 この場合は、第1の2/3論理回路MJ1の出力が
“1”となり、第2および第4の不一致回路UCN
2,UCN4の出力が“1”となる。したがつ
て、第2の論理和ゲートOR2および第2の論理
積ゲートAND2の出力が“1”となつて、調速
機Bの異常が判定される。 前述の動作説明および第1表から容易に理解さ
れるように、第4図の監視回路では、つぎのよう
な論理演算を行なつて、いずれの調速機が異常で
あるかの判定を行なつている。 (1) それぞれが別個に計算された加速信号AR,
BR,CRおよび減速信号AL,BL,CLの多数決
論理を求める。 (2) それぞれの多数決論理の出力と一致しない加
速信号または/および減速信号を見出し、一致
しない加速/減速信号を発生している調速機を
異常と判定する。 (効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、1待機動的切替方式の電子油圧式調速機の信
頼性に大きく関与する一組の調速機A,Bの自己
故障検出率が100%でなかつたもの(例えば95%
程度であつたもの)を、簡単な監視回路Cを設け
ることにより、システム的な故障検出率を99%以
上に向上できる。 その結果として、例えばMTBF(Mean Time
Between Failure)を20%前后向上できる。 また、第4図の監視回路や、第3図の加速/減
速判別器などを付加するのに要する費用は、5〜
10%程度であり、投入費用に対する信頼性向上度
の割合が大である。 (変形例) 尚、前記実施例では、監視回路および1組の調
速機A,Bに、加速率演算を実行させたが、この
演算に限ることはなく、他の適宜の演算を実行さ
せてもよい訳である。 前述の実施例において、加速率演算をさせた理
由は、つぎのとりである。 (1) 加速率は、タービンにとつて重要な速度信号
に関与した指標値であること、 (2) タービン速度信号をとり込んでいるので、新
たな検出器を設ける必要がなく、検知器の有効
活用ができること。
第1図は蒸気タービンにおける電子油圧調速機
の概略構成を示すブロツク図、第2図は1待機動
的切替方式を示すブロツク図、第3図は本発明の
一実施例による調速機のブロツク図、第4図は本
発明の一実施例による監視回路のブロツク図であ
る。 1…タービンの実回転数信号、2…タービンの
目標回転数信号、3…速度偏差信号、4…負荷設
定信号、5…加算器AD2の出力信号、8…ター
ビン綜合弁開度指令信号、ABd…起動信号、
AL,BL,CL…減速信号、AR,BR,CR…加速
信号、ACS…加速率計算器、ALD…減速判別
器、ARD…加速判別器、COMP…比較器、MJ
1,MJ2…2/3論理回路、UCN1〜UCN4…不
一致回路、OR1,OR2…論理和ゲート、AND
1,AND2…論理積ゲート。
の概略構成を示すブロツク図、第2図は1待機動
的切替方式を示すブロツク図、第3図は本発明の
一実施例による調速機のブロツク図、第4図は本
発明の一実施例による監視回路のブロツク図であ
る。 1…タービンの実回転数信号、2…タービンの
目標回転数信号、3…速度偏差信号、4…負荷設
定信号、5…加算器AD2の出力信号、8…ター
ビン綜合弁開度指令信号、ABd…起動信号、
AL,BL,CL…減速信号、AR,BR,CR…加速
信号、ACS…加速率計算器、ALD…減速判別
器、ARD…加速判別器、COMP…比較器、MJ
1,MJ2…2/3論理回路、UCN1〜UCN4…不
一致回路、OR1,OR2…論理和ゲート、AND
1,AND2…論理積ゲート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 蒸気タービンの実回転数を供給され、前記蒸
気タービンの目標回転数に対する前記実回転数の
偏差、ならびに目標負荷に基づいてタービン綜合
弁開度指令を発生し、前記タービン綜合弁開度指
令に基づいて、前記蒸気タービンの各種蒸気弁の
開度を制御する調速機が、2重系に構成され、か
つその一方が実際の蒸気弁制御に作用され、他方
が待機系とされる蒸気タービンの調整機装置であ
つて、それぞれの調速機に独立に設けられ、各調
速機のタービン蒸気弁開度指令を取り込み、これ
に基づいてタービン加速率を計算し、第1および
第2の加速/減速信号を発生する第1および第2
の加速率演算手段と、各調速機の互いに対応する
タービン蒸気弁開度指令を取り込んでこれらを比
較し、両指令の差が予定レベルを超えたとき起動
信号を発生する比較器と、タービンの実回転数を
取り込み、これに基づいてタービンの実際の加速
率を計算し、第3の加速/減速信号を発生する第
3の加速率演算手段と、前記第1ないし第3の減
速信号の多数決論理を演算する第1の多数決論理
回路と、前記第1ないし第3の加速信号の多数決
論理を演算する第2の多数決論理回路と、前記第
1および第2多数決論理回路の出力、ならびに第
1および第2加速率演算手段の出力を取り込み、
これらに基づいて予定の論理演算を行ない、調速
機の異常判定信号を出力する手段と、前記比較器
から起動信号が発生されないときは、前記調速機
異常判定信号の出力を禁止する手段とを具備した
ことを特徴とする蒸気タービンの調速機装置。 2 第1ないし第3の加速率演算手段、ならびに
第1および第2の多数決論理回路における演算
は、前記起動信号の発生に応答して開始されるこ
とを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の
蒸気タービンの調速機装置。 3 調速機の異常判定信号を出力する手段におけ
る前記予定の論理演算は、第1および第2の多数
決論理回路の各出力と一致しない加速/減速信号
を発生している調速機を、異常と判定するような
ものであることを特徴とする前記特許請求の範囲
第1項または第2項記載の蒸気タービンの調速機
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57158933A JPS5949304A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 蒸気タ−ビンの調速機装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57158933A JPS5949304A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 蒸気タ−ビンの調速機装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5949304A JPS5949304A (ja) | 1984-03-21 |
| JPS62323B2 true JPS62323B2 (ja) | 1987-01-07 |
Family
ID=15682507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57158933A Granted JPS5949304A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 蒸気タ−ビンの調速機装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5949304A (ja) |
-
1982
- 1982-09-14 JP JP57158933A patent/JPS5949304A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5949304A (ja) | 1984-03-21 |
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