JPS6233032B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6233032B2 JPS6233032B2 JP56122743A JP12274381A JPS6233032B2 JP S6233032 B2 JPS6233032 B2 JP S6233032B2 JP 56122743 A JP56122743 A JP 56122743A JP 12274381 A JP12274381 A JP 12274381A JP S6233032 B2 JPS6233032 B2 JP S6233032B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- open pipe
- welding
- welded
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K13/00—Welding by high-frequency current heating
- B23K13/01—Welding by high-frequency current heating by induction heating
- B23K13/02—Seam welding
- B23K13/025—Seam welding for tubes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
本発明は高周波溶接等の溶接技術を利用して電
縫鋼管等の溶接管を製造する方法において、ペネ
トレータの発生を効果的に防止して溶接品質の向
上を図る溶接管の製造方法に関する。 一般に電縫鋼管を製造する方法においては、帯
鋼が複数のブレークダウンロール、サイドロー
ル、フインパスロール等からなる成形ロール群に
連続的に送給されて、まずU字形に成形された後
に略円形のオープンパイプに曲成され、然る後に
溶接機に送給され、誘導コイル方式又はサーマツ
ール方式によりオープンパイプの対向側端面に高
周波電流を通じてその部分を加熱溶融させた後、
スクイズロールにより圧接することによつて電縫
鋼管が製造される。 斯かる方法は他の製管方法に比して高能率であ
ることが大きな利点であり、油井管、ラインパイ
プ用鋼管、ボイラ用鋼管、機械構造用鋼管等の低
コスト化が実現できる。 然るにオープンパイプの対向側端面が加熱溶融
される際に大気中の酸素により素材中の合金成分
が酸化されて生成した酸化物の中で高融点のもの
(Mn,Si,Cr等の酸化物)が溶接部から排出され
ずに溶接部内部に残留し、ペネトレータと呼ばれ
る溶接欠陥が発生することがある。このペネトレ
ータは拡管、偏平、シヤルピー各試験等により確
認される機械的性質を著しく劣化させ、電縫鋼管
の信頼性を低下させるので、その用途を限定する
一因となる。 このため近時のペネトレータの発生を防止する
方法が盛んに研究されており、その主なものとし
て溶接現象を安定させる方法及び窒素ガス等によ
り加熱部周辺をシールドする方法がある。前者に
よる方法は過大な溶接入熱のときにペネトレータ
が発生しやすいことに着目し、板厚、V形状、電
源電圧等の変動に対して常に適正入熱が得られる
ように制御してペネトレータの発生を防止する方
法であるが、仮令適正入熱が得られるように制御
できたとしてもペネトレータが素材中のMn,
Si,Cr等の合金成分の酸化現象に起因している
限り、その酸化現象を根本的に防止しなければペ
ネトレータの発生を皆無にすることはできず、実
際には溶接入熱の制御のみでは微小なペネトレー
タが残存する。また後者による方法は窒素ガス等
により加熱部周辺を大気からシールドして酸化を
防止する方法であつてペネトレータの発生が相当
減少することが既に知られているが、加熱部周辺
に取り付けられる誘導加熱コイル又は接触給電子
等の構造が複雑であるために、加熱部周辺を大気
から完全にシールドすることは困難であつて素材
中のMn,Si,Cr等の合金成分の酸化を防ぎきれ
ず、微小なペネトレータの発生は避け得ない上、
装置が大掛かりなものとなり、その保守も煩瑣で
あるという難点がある。 また、クラツド管の製造において、溶接部に気
化潜熱による冷却機能及び無酸化性雰囲気ガスに
よる酸化防止機能を備えた媒体、具体的には低級
アルコール類、アミン類を噴出させて酸化防止と
クラツド材の溶融流出防止とを図つた方法(特公
昭52―22945号)が公知であるが、この方法は高
温加熱域に可燃性の液体を吹付けるためにシール
ドすべき部分に達する前に蒸発し、或いは燃焼す
る結果、これらの蒸気又は燃焼炎によるシールド
が十分でないという欠点がある。 本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであ
り、電縫鋼管等の溶接管を製造する際に加熱部周
辺の素材酸化を略完全に防止して微小ペネトレー
タを大幅に低減し、溶接管の品質の向上を図るこ
とを目的とする。 本発明に係る溶接管の製造方法は、金属帯の側
端面同士を対向させるべくこれを曲成してオープ
ンパイプとし、該オープンパイプの対向側端面に
電流を通じて加熱すると共に両側方より加圧する
ことにより圧接して溶接管を製造する方法におい
て、金属帯又はオープンパイプの側端面に炭素、
有機化合物又は有機ケイ素化合物を塗布した後、
溶接することを特徴とする。 以下本発明方法をその実施例を示す図面に基い
て詳細に説明する。第1図は本発明方法を用いた
電縫鋼管製造ラインの要部を模式的に示す平面図
であり、第2図は第1図の―線による模式的
縦断面図である。図示しない縁削装置でその両側
縁が溶接に適する面に仕上げられた帯鋼STは白
抜矢符方向に送給されてブレークダウンロール6
1a,61b及び62a,62b並びにサイドロ
ール51l,51r,52l,52r及び53
l,53rによつてU字型に成形される。そして
上下に対設されたフインパスロール41,42
(図には上方のロールのみを表わしてある)更に
はこのフインパスロール41,42間の最終のサ
イドロール54l,54rによつて略円形に成形
されてオープンパイプOPとなり、また上方のフ
インパスロールが有するフインプレートによつて
対向する両縁が正確に案内されて誘導加熱コイル
1へ送給される。この誘導加熱コイル1と最後の
フインパスロール42との間に位置するオープン
パイプOPの上方にはオープンパイプOPの対向側
端面8l,8rに塗布すべきグリセリンを貯蔵
し、そのグリセリンを排出すべく底部に開口部7
1aを設けた容器71が具設されている。その開
口部71aに一端が接続された導管73は、その
適宜位置にバルブ72が取り着けられ、導管73
内を滲出するグリセリンの滲出量を調節できるよ
うになつている。また導管73の他端は2つに振
り分けられて開口部73l,73rとなり、その
先端には刷毛74l,74rが取り着けられ、容
器71から滲出してくるグリセリンをオープンパ
イプOPの対向側端面8l,8rに塗布できるよ
うになつている。斯くして側端面にグリセリンが
塗布されたオープンパイプOPは高周波電源2か
ら200〜500KHz程度の高周波電流が供給される誘
導加熱コイル1へ送給され、オープンパイプOP
には誘導電流が発生する。この誘導電流によつて
対向側端面8l,8rが加熱されたオープンパイ
プOPはスクイズロール3l,3rによつて両側
方から加圧されて溶接点Aにて溶接されてパイプ
Pとなる。 斯かる方法により電縫鋼管を製造する場合、オ
ープンパイプOPの対向側端面8l,8rが加熱
される際に、該対向側端面8l,8rに塗布され
たグリセリンは、その融点が17℃、沸点が290℃
と非常に低いために容易に蒸気化し、その蒸気圧
により加熱部周辺が大気からシールドされる。従
つて素材中のMn,Si,Cr等の合金成分の酸化が
防止されてペネトレータの発生を効果的に防止で
きる。 本実施例においてオープンパイプOPの対向側
端面8l,8rにグリセリンを塗布したのは、グ
リセリンが常温(20℃)にて液体状であるので上
述した方法を用いて塗布するのに好都合であるか
らである。またグリセリンの沸点が200℃以上で
あるので蒸気化が加熱初期に完了してしまうこと
がなく、加熱部周辺の大気からのシールドが十分
行えるからであり、この理由より塗布すべき物質
としてはその沸点が200℃以上であるものが望ま
しい。 また次に掲げる炭素、有機化合物又は有機ケイ
素化合物はオープンパイプOPの対向側端面8
l,8rに塗布すべき物質としてグリセリンと同
様のペネトレータ発生防止効果が期待できる。 (1) 炭素、タール等の炭素重合体。 (2) アクリロニトリル樹脂、アセチルセルロー
ス、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹脂、ナ
イロン、ニトロセルロース、ポリエチレン、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、テフロン、ポ
リプロピレン、メチルメタクリレート樹脂、ア
ニリン・ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹
脂、フエノール樹脂、尿素・ホルムアルデヒド
樹脂、フエノール・ホルムアルデヒド樹脂、ポ
リエステル樹脂、メラミン・ホルムアルデヒド
樹脂等の樹脂、 パラフイン、キシレン等の炭化水素、 ニトロベンゼン等のニトロ化合物、 グリセリンのほか、アセトン、アルコール等
の有機溶媒、 ゴム、セルロース等の高分子物質 等の有機化合物。 (3) シリコン樹脂等の有機ケイ素化合物。 これらの物質の中には常温にて液体状でないも
のもあり、その場合は実施例で説明した塗布方法
を用いることは困難であるが、他の適当な塗布方
法、例えば溶融スプレによる塗布方法を用いてそ
の物質を塗布した後、溶接することによりペネト
レータの発生を防止することができる。 またこれらの物質中、酸素元素が含まれている
ことは好ましくないが、水素元素が含まれている
場合は、その蒸発時に大気中の酸素と反応して水
蒸気が発生しても、その発生量以上に水素ガス等
の非酸化性ガスが発生しづつけるために全体とし
て非酸化雰囲気を保つことができ、上記物質中に
水素元素が含まれていることにより本発明方法の
効果が損われることはない。 なお実施例に示した如く炭素、有機化合物又は
有機ケイ素化合物は誘導加熱コイル1と最後のフ
インパスロール42との間で塗布するのが望まし
い。これはオープンパイプOPがフインパスロー
ル41,42を通過する前に炭素、有機化合物又
は有機ケイ素化合物を塗布すると、それが上方の
フインパスロールのフインプレートにより剥離脱
落され、上述のような作用によるペネトレータ発
生防止効果が低減するからである。しかし前工
程、例えば金属帯がコイル状態にあるときにその
端面に炭素、有機化合物又は有機ケイ素化合物を
塗布し、その金属帯を電縫鋼管製造ラインへ送給
し、溶接しても効果は認められる。 なお溶接機として直接通電式のものを用いても
同様である。 また本発明方法は窒素ガス等により加熱部周辺
をシールドする方法と併用してもよいことは勿論
である。 次に本発明方法の実施例について説明する。化
学成分がC:0.14%、Si:0.30%、Mn:0.50%、
Cr:1.0%の供試材を板厚:3.2mm、外径:48.6mm
の鋼管とすべく製管速度:50m/分にて製管し
た。第1表は従来法による場合と本発明方法によ
る場合とについてペネトレータの発生状況を比較
したものであり、また第2表は本発明方法による
場合のペネトレータ発生状況をまとめたものであ
る。従来法による場合にはペネトレータが多発す
るような溶接入熱条件で溶接したときにも、
縫鋼管等の溶接管を製造する方法において、ペネ
トレータの発生を効果的に防止して溶接品質の向
上を図る溶接管の製造方法に関する。 一般に電縫鋼管を製造する方法においては、帯
鋼が複数のブレークダウンロール、サイドロー
ル、フインパスロール等からなる成形ロール群に
連続的に送給されて、まずU字形に成形された後
に略円形のオープンパイプに曲成され、然る後に
溶接機に送給され、誘導コイル方式又はサーマツ
ール方式によりオープンパイプの対向側端面に高
周波電流を通じてその部分を加熱溶融させた後、
スクイズロールにより圧接することによつて電縫
鋼管が製造される。 斯かる方法は他の製管方法に比して高能率であ
ることが大きな利点であり、油井管、ラインパイ
プ用鋼管、ボイラ用鋼管、機械構造用鋼管等の低
コスト化が実現できる。 然るにオープンパイプの対向側端面が加熱溶融
される際に大気中の酸素により素材中の合金成分
が酸化されて生成した酸化物の中で高融点のもの
(Mn,Si,Cr等の酸化物)が溶接部から排出され
ずに溶接部内部に残留し、ペネトレータと呼ばれ
る溶接欠陥が発生することがある。このペネトレ
ータは拡管、偏平、シヤルピー各試験等により確
認される機械的性質を著しく劣化させ、電縫鋼管
の信頼性を低下させるので、その用途を限定する
一因となる。 このため近時のペネトレータの発生を防止する
方法が盛んに研究されており、その主なものとし
て溶接現象を安定させる方法及び窒素ガス等によ
り加熱部周辺をシールドする方法がある。前者に
よる方法は過大な溶接入熱のときにペネトレータ
が発生しやすいことに着目し、板厚、V形状、電
源電圧等の変動に対して常に適正入熱が得られる
ように制御してペネトレータの発生を防止する方
法であるが、仮令適正入熱が得られるように制御
できたとしてもペネトレータが素材中のMn,
Si,Cr等の合金成分の酸化現象に起因している
限り、その酸化現象を根本的に防止しなければペ
ネトレータの発生を皆無にすることはできず、実
際には溶接入熱の制御のみでは微小なペネトレー
タが残存する。また後者による方法は窒素ガス等
により加熱部周辺を大気からシールドして酸化を
防止する方法であつてペネトレータの発生が相当
減少することが既に知られているが、加熱部周辺
に取り付けられる誘導加熱コイル又は接触給電子
等の構造が複雑であるために、加熱部周辺を大気
から完全にシールドすることは困難であつて素材
中のMn,Si,Cr等の合金成分の酸化を防ぎきれ
ず、微小なペネトレータの発生は避け得ない上、
装置が大掛かりなものとなり、その保守も煩瑣で
あるという難点がある。 また、クラツド管の製造において、溶接部に気
化潜熱による冷却機能及び無酸化性雰囲気ガスに
よる酸化防止機能を備えた媒体、具体的には低級
アルコール類、アミン類を噴出させて酸化防止と
クラツド材の溶融流出防止とを図つた方法(特公
昭52―22945号)が公知であるが、この方法は高
温加熱域に可燃性の液体を吹付けるためにシール
ドすべき部分に達する前に蒸発し、或いは燃焼す
る結果、これらの蒸気又は燃焼炎によるシールド
が十分でないという欠点がある。 本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであ
り、電縫鋼管等の溶接管を製造する際に加熱部周
辺の素材酸化を略完全に防止して微小ペネトレー
タを大幅に低減し、溶接管の品質の向上を図るこ
とを目的とする。 本発明に係る溶接管の製造方法は、金属帯の側
端面同士を対向させるべくこれを曲成してオープ
ンパイプとし、該オープンパイプの対向側端面に
電流を通じて加熱すると共に両側方より加圧する
ことにより圧接して溶接管を製造する方法におい
て、金属帯又はオープンパイプの側端面に炭素、
有機化合物又は有機ケイ素化合物を塗布した後、
溶接することを特徴とする。 以下本発明方法をその実施例を示す図面に基い
て詳細に説明する。第1図は本発明方法を用いた
電縫鋼管製造ラインの要部を模式的に示す平面図
であり、第2図は第1図の―線による模式的
縦断面図である。図示しない縁削装置でその両側
縁が溶接に適する面に仕上げられた帯鋼STは白
抜矢符方向に送給されてブレークダウンロール6
1a,61b及び62a,62b並びにサイドロ
ール51l,51r,52l,52r及び53
l,53rによつてU字型に成形される。そして
上下に対設されたフインパスロール41,42
(図には上方のロールのみを表わしてある)更に
はこのフインパスロール41,42間の最終のサ
イドロール54l,54rによつて略円形に成形
されてオープンパイプOPとなり、また上方のフ
インパスロールが有するフインプレートによつて
対向する両縁が正確に案内されて誘導加熱コイル
1へ送給される。この誘導加熱コイル1と最後の
フインパスロール42との間に位置するオープン
パイプOPの上方にはオープンパイプOPの対向側
端面8l,8rに塗布すべきグリセリンを貯蔵
し、そのグリセリンを排出すべく底部に開口部7
1aを設けた容器71が具設されている。その開
口部71aに一端が接続された導管73は、その
適宜位置にバルブ72が取り着けられ、導管73
内を滲出するグリセリンの滲出量を調節できるよ
うになつている。また導管73の他端は2つに振
り分けられて開口部73l,73rとなり、その
先端には刷毛74l,74rが取り着けられ、容
器71から滲出してくるグリセリンをオープンパ
イプOPの対向側端面8l,8rに塗布できるよ
うになつている。斯くして側端面にグリセリンが
塗布されたオープンパイプOPは高周波電源2か
ら200〜500KHz程度の高周波電流が供給される誘
導加熱コイル1へ送給され、オープンパイプOP
には誘導電流が発生する。この誘導電流によつて
対向側端面8l,8rが加熱されたオープンパイ
プOPはスクイズロール3l,3rによつて両側
方から加圧されて溶接点Aにて溶接されてパイプ
Pとなる。 斯かる方法により電縫鋼管を製造する場合、オ
ープンパイプOPの対向側端面8l,8rが加熱
される際に、該対向側端面8l,8rに塗布され
たグリセリンは、その融点が17℃、沸点が290℃
と非常に低いために容易に蒸気化し、その蒸気圧
により加熱部周辺が大気からシールドされる。従
つて素材中のMn,Si,Cr等の合金成分の酸化が
防止されてペネトレータの発生を効果的に防止で
きる。 本実施例においてオープンパイプOPの対向側
端面8l,8rにグリセリンを塗布したのは、グ
リセリンが常温(20℃)にて液体状であるので上
述した方法を用いて塗布するのに好都合であるか
らである。またグリセリンの沸点が200℃以上で
あるので蒸気化が加熱初期に完了してしまうこと
がなく、加熱部周辺の大気からのシールドが十分
行えるからであり、この理由より塗布すべき物質
としてはその沸点が200℃以上であるものが望ま
しい。 また次に掲げる炭素、有機化合物又は有機ケイ
素化合物はオープンパイプOPの対向側端面8
l,8rに塗布すべき物質としてグリセリンと同
様のペネトレータ発生防止効果が期待できる。 (1) 炭素、タール等の炭素重合体。 (2) アクリロニトリル樹脂、アセチルセルロー
ス、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹脂、ナ
イロン、ニトロセルロース、ポリエチレン、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、テフロン、ポ
リプロピレン、メチルメタクリレート樹脂、ア
ニリン・ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹
脂、フエノール樹脂、尿素・ホルムアルデヒド
樹脂、フエノール・ホルムアルデヒド樹脂、ポ
リエステル樹脂、メラミン・ホルムアルデヒド
樹脂等の樹脂、 パラフイン、キシレン等の炭化水素、 ニトロベンゼン等のニトロ化合物、 グリセリンのほか、アセトン、アルコール等
の有機溶媒、 ゴム、セルロース等の高分子物質 等の有機化合物。 (3) シリコン樹脂等の有機ケイ素化合物。 これらの物質の中には常温にて液体状でないも
のもあり、その場合は実施例で説明した塗布方法
を用いることは困難であるが、他の適当な塗布方
法、例えば溶融スプレによる塗布方法を用いてそ
の物質を塗布した後、溶接することによりペネト
レータの発生を防止することができる。 またこれらの物質中、酸素元素が含まれている
ことは好ましくないが、水素元素が含まれている
場合は、その蒸発時に大気中の酸素と反応して水
蒸気が発生しても、その発生量以上に水素ガス等
の非酸化性ガスが発生しづつけるために全体とし
て非酸化雰囲気を保つことができ、上記物質中に
水素元素が含まれていることにより本発明方法の
効果が損われることはない。 なお実施例に示した如く炭素、有機化合物又は
有機ケイ素化合物は誘導加熱コイル1と最後のフ
インパスロール42との間で塗布するのが望まし
い。これはオープンパイプOPがフインパスロー
ル41,42を通過する前に炭素、有機化合物又
は有機ケイ素化合物を塗布すると、それが上方の
フインパスロールのフインプレートにより剥離脱
落され、上述のような作用によるペネトレータ発
生防止効果が低減するからである。しかし前工
程、例えば金属帯がコイル状態にあるときにその
端面に炭素、有機化合物又は有機ケイ素化合物を
塗布し、その金属帯を電縫鋼管製造ラインへ送給
し、溶接しても効果は認められる。 なお溶接機として直接通電式のものを用いても
同様である。 また本発明方法は窒素ガス等により加熱部周辺
をシールドする方法と併用してもよいことは勿論
である。 次に本発明方法の実施例について説明する。化
学成分がC:0.14%、Si:0.30%、Mn:0.50%、
Cr:1.0%の供試材を板厚:3.2mm、外径:48.6mm
の鋼管とすべく製管速度:50m/分にて製管し
た。第1表は従来法による場合と本発明方法によ
る場合とについてペネトレータの発生状況を比較
したものであり、また第2表は本発明方法による
場合のペネトレータ発生状況をまとめたものであ
る。従来法による場合にはペネトレータが多発す
るような溶接入熱条件で溶接したときにも、
【表】
【表】
【表】
【表】
本発明方法による場合はペネトレータの発生を
大幅に低減でき、本発明方法のペネトレータの発
生を防止する上での効果が十分確認できた。 以上詳述した如く本発明方法による場合は、溶
接管を製造する際に金属帯又はオープンパイプの
側端面に炭素、有機化合物又は有機ケイ素化合物
を塗布した後に溶接することにより、その塗布物
質が容易に蒸気化し、その蒸気圧により加熱部周
辺が大気からシールドされるので素材中の合金成
分の酸化が防止されてペネトレータの発生を効果
的に防止できる。そして本発明ではオープンパイ
プの側端面を塗布物で覆つているので溶接温度に
達するまでの低温加熱域にあつてもその被覆によ
つて直接的な大気排除効果が得られ、蒸気化前に
おける酸化防止効果も高い。更に本発明は塗布の
ための簡単な装置を要するだけであり従来の如き
大がかりな装置を要しない等本発明は電縫鋼管等
の溶接管の品質向上に多大の効果がある。
大幅に低減でき、本発明方法のペネトレータの発
生を防止する上での効果が十分確認できた。 以上詳述した如く本発明方法による場合は、溶
接管を製造する際に金属帯又はオープンパイプの
側端面に炭素、有機化合物又は有機ケイ素化合物
を塗布した後に溶接することにより、その塗布物
質が容易に蒸気化し、その蒸気圧により加熱部周
辺が大気からシールドされるので素材中の合金成
分の酸化が防止されてペネトレータの発生を効果
的に防止できる。そして本発明ではオープンパイ
プの側端面を塗布物で覆つているので溶接温度に
達するまでの低温加熱域にあつてもその被覆によ
つて直接的な大気排除効果が得られ、蒸気化前に
おける酸化防止効果も高い。更に本発明は塗布の
ための簡単な装置を要するだけであり従来の如き
大がかりな装置を要しない等本発明は電縫鋼管等
の溶接管の品質向上に多大の効果がある。
第1図は本発明方法を利用した電縫鋼管製造ラ
インの要部を模式的に示す平面図であり、第2図
は第1図の―線による模式的縦断面図であ
る。 P……パイプ、OP……オープンパイプ、ST…
…帯鋼、A……溶接点、1……誘導加熱コイル、
2……高周波電源、3l,3r……スクイズロー
ル、71……容器、72……バルブ、73……導
管、74l,74r……刷毛。
インの要部を模式的に示す平面図であり、第2図
は第1図の―線による模式的縦断面図であ
る。 P……パイプ、OP……オープンパイプ、ST…
…帯鋼、A……溶接点、1……誘導加熱コイル、
2……高周波電源、3l,3r……スクイズロー
ル、71……容器、72……バルブ、73……導
管、74l,74r……刷毛。
Claims (1)
- 1 金属帯の側端面同士を対向させるべくこれを
曲成してオープンパイプとし、該オープンパイプ
の対向側端面に電流を通じて加熱すると共に両側
方より加圧することにより圧接して溶接管を製造
する方法において、金属帯又はオープンパイプの
側端面に炭素、有機化合物又は有機ケイ素化合物
を塗布した後、溶接することを特徴とする溶接管
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12274381A JPS5823582A (ja) | 1981-08-04 | 1981-08-04 | 溶接管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12274381A JPS5823582A (ja) | 1981-08-04 | 1981-08-04 | 溶接管の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5823582A JPS5823582A (ja) | 1983-02-12 |
| JPS6233032B2 true JPS6233032B2 (ja) | 1987-07-17 |
Family
ID=14843493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12274381A Granted JPS5823582A (ja) | 1981-08-04 | 1981-08-04 | 溶接管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5823582A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5493666B2 (ja) * | 2008-10-03 | 2014-05-14 | 新日鐵住金株式会社 | 電縫鋼管の製造方法 |
| JP6485463B2 (ja) * | 2016-03-25 | 2019-03-20 | Jfeスチール株式会社 | 電縫鋼管の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5222945A (en) * | 1975-08-14 | 1977-02-21 | Mitsubishi Electric Corp | Device for detecting the flat of a wheel |
-
1981
- 1981-08-04 JP JP12274381A patent/JPS5823582A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5823582A (ja) | 1983-02-12 |
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