JPS6234018B2 - - Google Patents

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JPS6234018B2
JPS6234018B2 JP16279582A JP16279582A JPS6234018B2 JP S6234018 B2 JPS6234018 B2 JP S6234018B2 JP 16279582 A JP16279582 A JP 16279582A JP 16279582 A JP16279582 A JP 16279582A JP S6234018 B2 JPS6234018 B2 JP S6234018B2
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JP
Japan
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isobutylene
ethylene glycol
fraction
reaction
mbe
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JP16279582A
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JPS5951224A (ja
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Takao Yamada
Hiroaki Taniguchi
Masami Yamamura
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Cosmo Oil Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Oil Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5951224A publication Critical patent/JPS5951224A/ja
Publication of JPS6234018B2 publication Critical patent/JPS6234018B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はC4炭化水素留分(以後C4留分と称す
ることもある。)中の各成分の分離法に関する。
C4留分は石油精製時例えば石油類の接触分解
によるガソリン等の製造時あるいは石油類の熱分
解によるオレフインの製造時に副生する。この
C4留分は一般にイソブチレン、1−ブテンと2
−ブテンのn−ブテン類およびブタン類等C4
化水素からなる混合物で、少量のC4炭化水素、
C3炭化水素、C5炭化水素、ブタジエン等を含有
することもある。このC4留分から分離されるn
−ブテン、イソブチレン等各成分は第二級ブチル
アルコール、メチルエチルケトン、ブチルゴム、
ポリブテン、ポリイソブチレンなど種々の原料と
して需要が増加しつつある。これら化学原料とし
てのイソブチレン、n−ブテン類は高純度に精製
されたものが必要な場合が多く、C4留分の総合
利用を計るうえでの基本技術として各成分特にイ
ソブチレンとn−ブテン類とをいかに効率よくか
つ工業的有利に分離することができるかが大きく
クローズアツプされている。しかしイソブチレン
と1−ブテンは蒸気圧がほぼ等しいのでC4留分
中の成分を蒸留のみで分離することは実際上不可
能であり、蒸留以外の種々の方法が提案されてい
る。
従来C4留分の分離法としては硫酸による抽出
分離が採用されているが、腐食の問題があり高価
な耐食材料を使用しなければならない、反応系は
多段工程であつて複雑であるなどいくつかの問題
点をかかえており、他の分離法がいくつか提案さ
れている。例えば結晶性アルミノシリケートを使
用してC4留分中の1−ブテンを吸着分離したり
(特公昭52−21481号等)、C4留分中の1−ブテン
を2−ブテンに異性化したのちイソブチレンと蒸
留分離したり(特公昭50−22005号)、C4留分中
の1−ブテンを2−ブテンに異性化したのちイソ
ブチレンを重合させて除去したりする方法(特開
昭51−8201号)が提案されているが、目的成分の
収率と純度が十分でない、触媒寿命が短かい、あ
るいは有用成分を異性化や重合で回収できなくし
てしまうなど未解決の問題が残されている。
近年C4留分の分離法としてC4留分中のイソブ
チレンをメタノールや水と反応させてメチルター
シヤリブチルエーテル(MTBEと略称する。)や
第三級ブチルアルコール(TBAと略称する)を
中間生成物とする反応分離法について多くの報告
がなされている。しかしC4留分からイソブチレ
ンをほぼ完全に分離除去するためにはいくつかの
難点をかかえている。
MTBE法においては均一系反応であるためC4
留分から微量のイソブチレンを除去するためには
反応と分離を数回くり返すことにより平衡をずら
して未反応イソブチレン残存量を微少にする必要
があり、反応系は多段工程で複雑となる。また
MTBEを分解してイソブチレンを回収する際に
メタノールの脱水縮合による損失量を無視できな
いし、分離した各成分中にメタノールやエーテル
が混入しその分離は困難であるといつた問題があ
る。
後者のTBA法は水とC4留分が相溶せず、反応
速度をあげるためには系中に極性溶剤を加えたり
界面活性剤を加えたりする方法をとらざるを得な
い。この場合も反応と分離を数回くり返して平衡
をずらし転化率をかせぐ必要があり、反応は多段
となり複雑となる。また加えた極性溶剤や界面活
性剤の分離が難しく、系は複雑になる。TBA法
の場合水とC4留分は相溶性がないことを利用し
て水とC4留分を触媒の存在下向流接触させるこ
とも提案されている(特許公表昭56−500087号)
が、生成するTBAの水およびC4留分への分配率
の比がそれほど大きくないため抽出効果を高め
C4留分からイソブチレンをほぼ完全に除去する
ためには水とイソブチレンとのモル比、体積比を
非常に高くし大量の水を使用しなければならない
ので熱損失が大きくなるという難点がある。また
この方法ではC4留分中のイソブチレン残存量を
少なくするためには、処理後のC4留分をその中
に含まれるTBAを除去した後反応領域へリサイ
クルしなければならず効率的ではない。またこの
方法では原料の線速度を非常に速くする必要があ
るとされており、そのためには高さの非常に高い
巨大な反応塔を使用する必要があり実用上問題が
ある。さらに本発明者らがこの方法を追試したと
ころ上昇流層と降下流層との比重差が不十分であ
り、フラツデイングが起り易く、運転操作上問題
(TBAの生成量および各層への分配率に応じて水
とC4留分の供給量の比を変えなくてはいけな
い。)があることもわかつた。またTBA法では
TBAは水と共沸するとともに相溶するためその
分離が難しいという難点がある。
TBA法に類似の方法として水の代りに水と挙
動のよく似たエチレングリコールを使用しイソブ
チレンをエチレングリコールと反応させて除去す
ることも考えられる。しかしこの方法も回分法や
並流接触法ではTBA法と同じ問題がある。また
エチレングリコールは挙動が水と非常によく似て
いるのでC4留分をエチレングリコールと向流接
触させてもTBA法と同じ問題があると考えるの
が一般的な常識である。
本発明者らはC4留分からイソブチレンを分
離、除去する方法を確立するため種々検討研究し
た結果、エチレングリコールは水と類似していて
もC4留分を特定条件下にエチレングリコールと
向流接触させることにより予想に反し上記
MTBE法、TBA法と異なり格段に効率よく工業
的有利にC4留分からイソブチレンをほぼ完全に
除去できることを発見して本発明を確立したもの
である。従来エチレングリコールはイソブチレン
に対する挙動が水と類似していると考えられてい
るので、水を使用するTBA法で解決できなかつ
たことがエチレングリコールを使用して解決でき
たことは全く予想外のことであつた。
すなわち本発明の要旨は、イソブチレンとn−
ブテンとを含有するC4炭化水素留分をエチレン
グリコールと平均粒径が少なくとも1mm以上の強
酸型陽イオン交換体触媒の存在下温度60〜120
℃、圧力5〜70Kg/cm2、C4炭化水素留分の液空
間速度が0.04〜5hr-1、エチレングリコールとイ
ソブチレンとのモル比が20モル/モル以上の条件
下において向流接触させることによりC4炭化水
素留分中のイソブチレンをエチレングリコールと
反応させて分離することを特徴とするC4炭化水
素留分からイソブチレンを分離する方法に存す
る。
本発明においてC4留分とエチレングリコール
とを向流接触させる場合に使用するエーテル化触
媒は強酸型陽イオン交換体であつてその平均粒径
が少なくとも約1mm以上(粒径1mm以上のものが
約90%以上好ましくは約95%以上のものをい
う。)、好適には平均粒径が約2〜5mm(粒径2〜
5mmのものが約90%以上好ましくは約95%以上の
ものをいう。)のものである。強酸型陽イオン交
換体の例としてはスチレンスルホン酸型陽イオン
交換樹脂(スチレンとジビニルベンゼン等の多不
飽和化合物との架橋共重合体をスルホン化したも
の)、フエノールスルホン酸型陽イオン交換樹脂
(フエノールスルホン酸をホルムアルデヒドと縮
合させたもの)、スルホン化石炭、スルホン化ア
スフアルト、フツ素樹脂にスルホン酸塩を結合し
たスルホン酸型陽イオン交換樹脂(例えばデユポ
ン社製ナフイオン等)などのスルホン酸基を有す
るものがある。本発明で向流接触に使用するため
には粒径が大きいものでなければならない。粒径
の小さすぎるものを使用すると向流接触させるこ
とが難しく、また粒径の極度に大きいものは入手
が難しい。
本発明で処理するC4留分はイソブチレンとn
−ブテン類とを含有するものである。C4留分中
のイソブチレン含有量が多いと向流接触のみでイ
ソブチレンをほぼ完全に除去するためには、エチ
レングリコールの供給量を多くする必要がある。
従つてイソブチレン含有量の多いC4留分はその
まま向流接触させてもよいが、イソブチレンを実
質上完全に除去する向流接触の前に、C4留分を
エチレングリコールと温度0〜150℃、エチレン
グリコールとイソブチレンとのモル比約1〜5で
強酸型陽イオン交換体触媒の存在下並流または向
流で接触させてイソブチレンをエチレングリコー
ルと反応させるなどの方法により、予めイソブチ
レン含有量を約5〜25重量%にまで低くしておく
ことが望ましい。並流接触によるC4留分中のイ
ソブチレンとエチレングリコールとの反応による
グリコールエーテルの生成反応は例えばアメリカ
特許第2480940号、同第3170000号、同第3288842
号、特公昭57−35687号等により公知となつてお
り、例えばエチレングリコールとC4留分とを上
記したような強酸型陽イオン交換体触媒の存在下
温度0〜150℃、エチレングリコールとイソブチ
レンとのモル比0.1〜100モル/モル、液空間速度
0.1〜100hr-1、圧力1〜70Kg/cm2の条件下並流接
触させることからなる。
本発明によるC4留分とエチレングリコールと
の向流接触は上記した大粒径触媒を使用しかつ温
度約60〜120℃特に好ましくは約70〜110℃、圧力
約5〜70Kg/cm2特に好ましくは約15〜25Kg/cm2
C4留分の液空間速度が約0.04〜5.0hr-1特に好ま
しくは約0.07〜2.0hr-1、供給エチレングリコー
ルと供給イソブチレンとのモル比が約20モル/モ
ル以上特に好ましくは約25〜35モル/モルの条件
下にC4留分を反応塔下部から、エチレングリコ
ールを反応塔上部から供給して行なう。反応塔中
においてイソブチレンはエチレングリコールと反
応してエチレングリコールモノターシヤリブチル
エーテル(MBEと略称する。)および少量のエチ
レングリコールジターシヤリブチルエーテル
(DBEと略称する。)を生成し、反応塔の下部か
ら取り出されるエチレングリコール層にはMBE
と少量のC4炭化水素が溶解し、また反応塔の上
部から取り出される処理済みC4留分層にはイソ
ブチレンがほとんど含まれず、生成DBEが溶解
している。処理したC4留分の残存イソブチレン
含有量は約1重量%以下であり、約0.5重量%以
下あるいは約0.1重量%以下にすることも可能で
ある。反応温度が上記範囲よりも低すぎると反応
速度が遅く不利であり、高温すぎるとオレフイン
の重合、DBEの生成など副反応が起り、また触
媒は損傷をうける。反応圧力はC4留分が液相と
なる圧力が必要であるが、高圧すぎても反応系を
高圧に耐えるようにしなければならないため不利
である。処理したC4留分のイソブチレン残存量
を低くするためには供給エチレングリコールと供
給イソブチレンとのモル比を特定の値以上としか
つC4留分の液空間速度を特定の値以下にする必
要がある。エチレングリコールとイソブチレンと
のモル比が大きすぎると増加した効果はほとんど
なく無駄であり、また各原料の供給速度が遅すぎ
ると偏流を起したり運転が不安定となるので不利
であり、C4留分の供給速度が速すぎると触媒及
びエチレングリコールとの接触効率が低下する。
向流接触反応塔の頂部から出るC4留分はn−
ブテン類を含みかつイソブチレンの残存量が少な
くまたn−ブテン類の回収率も非常に高いので、
そのまま化学原料例えば第二級ブチルアルコール
の製造原料等としたり、あるいは1−ブテンと2
−ブテン等の各成分を蒸留によつて分離精製する
ことができる。
向流接触反応塔の底部から出るエチレングリコ
ール層(MBEを含む。必要により溶存している
C4炭化水素を除去する。)はそのまま、もしくは
更にイソブチレンを加えて強酸型陽イオン交換体
触媒の存在下エチレングリコールとイソブチレン
を反応させた生成物を含むエチレングリコール層
(MBEを含みDBEを含むこともある。必要により
溶存C4炭化水素をフラツシングや蒸留等で除
く。)を、(イ)蒸留などによりMBEを製品として取
得してもよいし、(ロ)強酸型陽イオン交換体触媒の
存在下に加熱してMBEやDBEを分解してイソブ
チレンを回収してもよいし、(ハ)強酸型陽イオン交
換体触媒の存在下、加圧下に加熱してMBEや
DBEを分解してジイソブチレンを製造してもよ
いし、(ニ)強酸型陽イオン交換体触媒の存在下かつ
水を加えて加熱してMBEやDBEを分解して第三
級ブチルアルコールを製造することもできる。イ
ソブチレンを得る場合の好ましい反応条件は温度
約80〜120℃、圧力減圧、常圧ないし約3Kg/cm2
までの加圧下、液空間速度約0.5〜2hr-1であり、
ジイソブチレンを得る場合の特に好ましい反応条
件は温度約110〜130℃、圧力約4〜10Kg/cm2、液
空間速度約0.2〜1hr-1であり、第三級ブチルアル
コールを得る場合の好ましい反応条件は温度約90
〜120℃、圧力4〜8Kg/cm2、MBEとDBEの混合
物と水とのモル比約2〜5モル/モル、原料の液
空間速度約0.5〜2hr-1である。イソブチレンおよ
びジイソブチレンを得る場合も反応の際少量の水
すなわち全原料1重量部に対し水約0.005〜0.05
重量部を添加するとエチレングリコールの脱水縮
合を抑制するのに有用である。ジイソブチレン製
造の場合トリイソブチレンおよびそれ以上の高次
オリゴマーの生成は非常に少ない。こうして得ら
れるイソブチレンの純度は通常99.0%以上であ
り、純度99.5%以上のものを得ることも可能であ
る。エチレングリコールの回収率も非常に高く、
例えば99%以上あるいは99.5%にすることも可能
である。
次に図面のフローシートにより本発明の向流接
触によるC4留分の処理法を組みこんだC4留分の
分離法の一実施態様につき説明する。
管1よりのC4留分は管2からのエチレングリ
コール含有留分(他にMBE、DBE、溶存C4炭化
水素、エチレングリコールモノセカンダリーブチ
ルエーテルを含有する。)と並流で陽イオン交換
体の充填された並流反応塔3へ導入され、エチレ
ングリコールとイソブチレンとを反応させる。反
応塔3の底部から引出された反応生成物は管4に
より蒸留塔5へ導入され、C4留分と液状成分を
分離する。蒸留塔5の底部から引出された液状成
分はエチレングリコール、MBE、DBE、等から
なり管6により後述の分解工程へ送られる。蒸留
塔の頂部から引き出されるイソブチレン含有量を
10重量%程度にまで減らしたC4留分は管7によ
り陽イオン交換体触媒を充填した向流反応塔8の
底部に導入され、後述分解工程から管9により向
流反応塔8の頂部へ導入される回収エチレングリ
コールと向流反応塔8内で向流接触させる。反応
塔8の頂部から引き出されるC4留分は管10に
より蒸留塔11へ導入され、C4留分と液状成分
を分離する。蒸留塔11の頂部から管12により
引き出されるC4留分は主としてn−ブテンとブ
タンからなりイソブチレン残存量は0.5重量%以
下となつている。蒸留塔11の底部から管13に
より引き出される成分は主としてMBEとDBEで
あり、向流反応塔8の底部から管14により引き
出されるエチレングリコール、MBE、溶存C4
分からなるエチレングリコール層と一緒にして管
2により前述の並流反応塔3へエチレングリコー
ル含有留分としてリサイクルする。前記蒸留塔5
の底部から引き出される液状成分はエチレングリ
コール、MBE、DBE、n−ブテンとの反応物で
ある少量のエチレングリコールモノセカンダリー
ブチルエーテルからなるもので、管6により、陽
イオン交換体触媒の充填された分解反応塔15の
頂部から導入され、MBE、DBE、エチレングリ
コールモノセカンダリーブチルエーテルは分解さ
れてエチレングリコールとイソブチレン、2−ブ
テンに転化される。分解反応生成物は分解反応塔
15の底部から引き出され管16により気液分離
器17へ導入され、ガスと液状成分に分離され
る。分離器17の頂部から引き出されるガス状成
分は管18によりコンプレツサー19へ導入して
液化したのち蒸留塔20へ導入される。蒸留塔2
0では不純物としてのn−ブテン類を塔底部から
管21により引き出し、純度99%以上の高純度イ
ソブチレンは塔頂部から管22により引き出され
る。気液分離器17の底部から引き出される液状
成分は管23により蒸留塔24へ導入され、そこ
でエチレングリコールが回収される。蒸留塔24
の頂部から引き出されるのは分解反応塔で分解さ
れなかつたMBEであり管25により分解反応塔
15へリサイクルされる。蒸留塔24の底部から
引き出される回収エチレングリコールは管26か
らの補給エチレングリコールと共に管9により前
記向流反応塔8の頂部へリサイクルされる。(反
応帯域15はジイソブチレン又は第三級ブチルア
ルコール製造に使用してもよい。) 本発明方法の効果について云えば、C4留分を
水でなくエチレングリコールで特定条件下に向流
接触させることによりC4留分からイソブチレン
が選択的にしかも効率よく分離、除去できるの
で、1段反応でn−ブテンを含みイソブチレン残
存量の極めて少ないC4炭化水素留分が得られ、
また極めて高純度のイソブチレン、ジイソブチレ
ン、第三級ブチルアルコール、エチレングリコー
ルモノターシヤリブチルエーテルが収率よく得ら
れる。n−ブテン類、エチレングリコールの回収
率も非常に高い。向流接触反応塔ではエチレング
リコールモノターシヤリブチルエーテルが選択的
に生成し、エチレングリコールジターシヤリブチ
ルエーテルやジイソブチレンの副生量は極めて少
なく、さらにエチレングリコールとMBEは沸点
差も大きいので、反応生成物の分離精製は簡単で
ある。また向流接触反応塔では上昇流層と降下流
層の比重差は約0.5と大きくフラツデイングは起
りにくいので、TBA法の場合と異なり運転操作
は容易である。本発明方法では硫酸を使用しない
ので硫酸法のような腐食の問題はない。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例 1 断面積約5cm2、高さ1.5mの反応塔に約650c.c.の
強酸型陽イオン交換樹脂(OMZと略称する。オ
ルガノ社提供。スチレンとジビニルベンゼンを共
重合させ、次いでスルホン化したもので、粒径2
〜5mm。)を充填し、75℃、20Kg/cm2においてイ
ソブチレン含有量20wt%のC4留分(組成はイソ
ブチレン20wt%、1−ブテン14%、2−ブテン
27%、飽和C4炭化水素38%、ブタジエン1%、
残りはその他のC2〜5炭化水素からなる。)を反応
器下部ノズルから液空間速度0.1hr-1で供給し、
反応器上部フランジからエチレングリコールを液
空間速度0.36hr-1(エチレングリコール対イソブ
チレンモル比は30:1)で供給した。
反応器上部から留出したC4留分中のイソブチ
レン濃度は0.3wt%であり、ごく微量のMBE、
DBEを含んでいた。反応器下部から留出したエ
チレングリコール中には約5wt%のMBEを含有し
ていたが、DBEは認められなかつた。上部留出
物から常温でガス状の成分を除いた留出液量は下
部留出液量の約1wt%であつた。
実施例 2 エチレングリコールの流量を変えて供給エチレ
ングリコール対供給イソブチレンのモル比を変え
た以外は実施例1と同様にしてC4留分をエチレ
ングリコールと接触させた。エチレングリコール
対イソブチレンのモル比が35、25、15モル/モル
の場合反応器上部から留出するC4留分のイソブ
チレン含有量はそれぞれ0.2、0.6、1.3wt%であ
つた。
比較例 1 エチレングリコール0.36hr-1を供給する代りに
水0.36hr-1を供給した以外実施例1と同様にして
反応を行なつた。反応器上部から留出するC4
分のイソブチレン含有量は2.8wt%であつた。
比較例 2 エチレングリコール0.36hr-1を反応管底部から
供給する代りにメタノール0.36hr-1を反応器上部
から供給してC4留分と並流で接触させた以外実
施例1と同様にしてC4留分をメタノールと接触
させた。反応器底部から留出するC4留分のイソ
ブチレン含有量は6.3wt%であつた。
比較例 3 エチレングリコール0.36hr-1を反応器下部から
供給する代りに反応器上部から供給してC4留分
と並流で接触させた以外実施例1と同様にして
C4留分をエチレングリコールと接触させた。反
応器底部から留出するC4留分のイソブチレン含
有量は5.9wt%で、MBEとDBEとの生成比は20/
1wt/wtであつた。
実施例 3 反応温度65℃とした以外は実施例1と同様にし
てC4留分をエチレングリコールと接触させた。
反応器上部から留出するC4留分のイソブチレン
含有量は0.5wt%であつた。
実施例 4 エチレングリコール0.36hr-1の代りに不純物と
してMBE4.5wt%を含有する回収エチレングリコ
ール0.36hr-1を供給した以外は実施例1と同様に
してC4留分をエチレングリコールと接触させ
た。結果は実施例1よりやや劣るものであり、反
応器上部から留出するC4留分のイソブチレン含
有量は1.0wt%であつた。
実施例 5 実施例1で得られた向流接触反応塔下部から留
出する下部留出液(MBE5.8wt%およびエチレン
グリコールモノセカンダリーブチルエーテル
0.1wt%を含有するエチレングリコール溶液)
を、強酸型陽イオン交換樹脂アンバーリスト15
(ロームアンドハース社製。スチレンとジビニル
ベンゼンとの共重合体をスルホン化したもので交
換容量4.9meq/g、粒径0.3〜1.0mm。)20c.c.を充
填した反応管に常圧、110℃、液空間速度
(LHSV)0.5hr-1で供給した。留出したエチレン
グリコール溶液中のMBE含有量は0.75モル%、
MBE転化率76%、エチレングリコール回収率は
98.8%であり、留出物から分離したガス状成分を
液化したのち蒸留して得られたイソブチレンは純
度99%、イソブチレン回収率は99.2%であつた。
この反応において原料1重量部に対し水0.01重
量部を添加して反応管に通したところエチレング
リコール回収率はほぼ100%となつた。
実施例 6 反応圧力を6.3Kg/cm2、全原料の液空間速度を
0.3hr-1とした以外実施例5と同様にして反応を
行なつた。留出物としてエチレングリコール溶液
とジイソブチレン溶液とを分離取得した。MBE
転化率65.9%、エチレングリコール回収率は98%
であり、蒸留精製後得られたジイソブチレンは純
度99%、収率は86%であつた。
実施例 7 実施例1で得られた向流接触反応塔下部から留
出する下部留出液を減圧蒸留してMBEを回収し
た。回収MBEの純度は99.2%、回収率は98%で
あつた。
実施例 8 実施例7で得られたMBEを原料とし水と一緒
に水対MBEのモル比3.4:1、100℃、5.8Kg/
cm2、全原料のLHSV1.2hr-1、の条件下20c.c.の触媒
アンバーリスト15を充填した反応管に供給した。
MBE転化率は67%、エチレングリコール回収率
は100%であり、生成物を三成分共沸蒸留操作に
付しTBAを分離回収した。
実施例 9 図面に示したフローシートに従つてC4留分
(組分はイソブチレン50wt%、1−ブテン25%、
2−ブテン15%、飽和C4炭化水素9.5%、残りそ
の他C2〜5炭化水素よりなる。)を分離した。
反応塔3および15に充填した触媒はアンバー
リスト15、反応塔8に充填した触媒はOMZで
あつた。反応塔3における反応条件は温度70℃、
圧力20Kg/cm2、供給エチレングリコール対供給イ
ソブチレンのモル比2.8:1、全原料のLHSVは
2.0hr-1であり、反応塔8における反応条件は温
度75℃、圧力20Kg/cm2、供給エチレングリコール
対供給イソブチレンのモル比30:1、供給C4
分(イソブチレン含有量9.1wt%)の空筒液空間
速度0.2hr-1であり、反応塔15における反応条
件は温度110℃、常圧、全原料の液空間速度
1.0hr-1であつた。蒸留塔11の頂部から留出す
るC4留分のイソブチレン含有量は0.3wt%、n−
ブテン回収率は94%であり、蒸留塔20の頂部か
ら留出するイソブチレンは純度99.6%、回収率は
99.3%であつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法の一実施態様を示すフローシ
ートである。 3……並流接触反応塔、8……向流接触反応
塔、15……分解反応塔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 イソブチレンとn−ブテンとを含有するC4
    炭化水素留分をエチレングリコールと平均粒径が
    少なくとも1mm以上の強酸型陽イオン交換体触媒
    の存在下温度60〜120℃、圧力5〜70Kg/cm2、C4
    炭化水素留分の液空間速度が0.04〜5hr-1、エチ
    レングリコールとイソブチレンとのモル比が20モ
    ル/モル以上の条件下において向流接触させるこ
    とによりC4炭化水素留分中のイソブチレンをエ
    チレングリコールと反応させて分離することを特
    徴とするC4炭化水素留分からイソブチレンを分
    離する方法。
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