JPS6236427A - 一方向炭素繊維強化高強度複合材料 - Google Patents

一方向炭素繊維強化高強度複合材料

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JPS6236427A
JPS6236427A JP17565085A JP17565085A JPS6236427A JP S6236427 A JPS6236427 A JP S6236427A JP 17565085 A JP17565085 A JP 17565085A JP 17565085 A JP17565085 A JP 17565085A JP S6236427 A JPS6236427 A JP S6236427A
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fiber
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村木 俊夫
Akira Takeo
竹尾 昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、従来公知の炭素繊維を補強繊維とする複合材
料に比較して軽口で強度の優れた炭素繊維強化複合材料
に関するものである。
[従来の技術] 従来、炭素繊維を用いた複合材料は、その優れた比強度
、比弾性率を生かしてコルフシャフ1〜や釣竿等のプレ
ミア・スポーツ用途、および航空機等の構造材料用途に
広く使用されている。しかし、近年、航空機の一次憎造
材や宇宙構造相の用途並びに各種産業用途等で複合材料
を使用し、より一層の軽小化を図るという観点から、従
来の複合材料よりも軽ωではるかに優れた強度を右する
複合材A′ミ1の出現が強くTまれている。
複合+41’3+の強度向上に関しては、これまでいく
つかの提案がなされている。その一つは炭素繊維自身の
強度および伸度の向上に関するもので必り、例えば炭素
繊維そのものの強度を改良するために、炭素繊維を高1
a度の硫酸、硝酸、燐酸などの無機酸中に長04間浸漬
して該繊維表面をエツチングし、次いで高温の不活性雰
囲気中で加熱処理して前記無機酸処理によって発生した
繊維表面の官能基を除去する方法が提案されており(例
えば、特開昭54−59497号公報、特公昭52−3
5796号公報)、特開昭54−59497@公報によ
れば、このようなエツヂング処理によって、炭素繊維の
製造工程で形成された該繊維表面の傷が除去され、それ
によって炭素繊維の機械的強度が向上するとされている
しかしながら、本発明者らの検討したところによれば、
炭素繊維の機械的強度が向上しても、必ずしも複合材料
の引張強度向上に寄与しないことがわかった。
複合材料の強度を向上させる他の一つの方法として、マ
トリックス樹脂に6伸度樹脂を使用する方法が提案され
ている(例えば、特開昭59−217721@公報)。
しかし、これらの技術によって確かに複合材料の強度は
向上するものの強度向上には限度がある。
複合材料を軽量化する方法としては、複合材料中の樹脂
含有率を減らす方法、すなわち、複合材料の高VF化が
ある。しかし、なから、本発明者らが検討したところに
よれば、従来一般的に使用されている断面が円形でない
炭素繊維では、vFを70%のレベルにするとvFが6
0%の時に比べて炭素繊維自身の強度利用率が低下する
のである。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、軽量で強度の優れた炭素繊維強化複合材
料について鋭意検討した結果、次の発明に到達した。。
特に、炭素繊維自身の強度が優れてお゛す、しかも、高
vFにおいても強度利用率の低下がない炭素繊維強化複
合材料を提供することを目的とする。
L問題を解決するための手段] 本願発明は前記特許請求の範囲の欄に記載のとおりの構
成を有する。
本発明の軽量かつ強度の優れた複合材料は、高強度で円
形断面を持つ炭素繊維と高伸度のマトリックス樹脂を用
いて複合材料を高vF化することによって′A造できる
本発明で使用される炭素繊維は、樹脂含浸ストランドの
引張強度が600kCJ/mm2以上でおる。
本発明で使用される炭素繊維は、繊維の中心部と対比し
て結晶の完全性が実質的に同一レベルにある表層部を有
し、かつ該表層部は前記繊維中心部に対比して結晶の完
全性が小である超薄最外層を有し、さらに熱分解性有機
物含有ωが0.05〜0.5重量%の範囲内およびX線
電子分光法(ESCA)によって検出される炭素繊維表
面の官能基量’(01s/C15)比が0.1〜0.4
の範囲内である炭素繊維である。
ここで、結晶の完全性とは、炭素繊維を構成す  、る
結晶の寸法および炭素網面配列の秩序性によって決定さ
れる特性であり、結晶の寸°法がより大きく、かつ炭素
網面配列の秩序性がより大きい場合に、結晶の完全性が
より大きいといわれている。
ここで、繊維の中心部、表層部および該表層部の超薄最
外層の結晶の完全性は、それぞれ透過型電子線回折(T
EM>によって測定され、具体的には後述するように、
繊維中心部の結晶の完全性を基準として繊維表層部およ
び該表層部の超薄最外層の結晶の完全性の程度を対比し
た場合に、該表層部は繊維中心部と対比して実質的に同
一レベルの結晶の完全性を示し、該表層部の超薄最外層
は繊維中心部に対比して小さい結晶の完全性を示すこと
をいう。後述する測定法から、該表層部は炭素繊維の表
面から平均的1.5ミクロン領域の層であり、該超薄最
外層は繊維の表面から平均的0.2ミクロン、より好ま
しくは0.1ミクロン以下の領域の層をいう。
また、繊維中心部と対比して実質的に同一レベルの結晶
の完全性とは、繊維中心部における結晶の完全性に対す
る該表層部の結晶の完全性の比率がほぼ同一もしくは大
であることを意味し、数値で表示すれば、約0.98以
上、好ましくは1゜0以上であることをいう。
ざらに、本発明で使用される炭素繊維の熱分解性有機物
含有口は、炭素繊維の表面および内部に存在する化学的
官能基の量、特に主として前記の超薄最外層の化学的官
能基の量を示す1尺度であり、このりが前記0.05〜
0.5重量%、好ましくは0.1〜0.4、ざらに好ま
しくは0.15〜0.30%の範囲内であることが必要
で必り、この量が0.05%よりも少なくなると、炭素
繊維と樹脂との接着性が低下し過ぎるため好ましくない
し、他方、0.5%よりも多くなると、不活性化が不充
分になり、複合材料の引張強度が低下するので好ましく
ない。
そして、このような超薄最外層を有する炭素繊維は、X
線電子分光法によって検出される官能基量(01s/C
1s>比が0.1〜0.4、好ましくは0.20〜0.
25の範囲でおることが好ましい。すなわち、不活性化
された炭素繊維の表層部の官能基量が上記範囲外の場合
は、引張強度の高い複合材料は得られない。
本発明で使用される炭素繊維は、このような構造的特徴
を有し、そうすることによってはじめてその機械的強度
を複合材料の強度として大きく発現させることができる
のである。このような繊維構造は、炭素繊維構造の製造
工程で炭素繊維に形成された物理的歪みが緩和され、か
つ炭素繊維表面の構造的欠酩が修復されていることを示
し、このことが該炭素繊維の有する機械的強度を複合材
料の機械的強度に反映させる上で有利な役割を果たして
いると考えられる。
このような構造的特徴を持ち、かつ樹脂含浸ストランド
の引張強度が600ki/mm2以上の炭素繊維は従来
公知の前述した電解処理または濃厚無機酸によるエツチ
ング処理−不活性化処理によっては得られ難く、以下で
説明する方法により得ることが好ましい。すなわち、ま
ず炭素繊維を硝酸イオンを必須成分として含有する高温
の電解、質水溶液中で電解処理する、すなわち、電気・
化学的に酸化することによって炭素繊維の結晶の完全性
をできる限り損なうことなく、繊維の極く限られた最表
面、すなわち超薄最外層のみを選択的に非晶化、すなわ
ち炭素繊維の中心部に対比して結晶の完全性が小ざく、
脱官能基の容易な層を形成せしめ、次いで不活性化雰囲
気中で加熱処理して、該酸化によって該超薄最外層領域
に形成された官能基を実質的に不活性化、すなわち脱官
能呈する、より具体的には、前記熱分解性有機物の量が
0゜05〜0.5重最%およびX線電子分光法によって
検出される(01 s/C1s)比が約0.1〜0.4
の範囲内になるように不活性化処理して、繊維の超薄最
外層に形成された官能基を実質的に除去する方法により
、本発明で使用される炭素繊維は1qられ易い。
本発明で使用される炭素繊維は、断面形状が円形の炭素
繊維である。複合材料を軽量化するためには、複合材料
中の樹脂含有率を低下させる、すなわち高■、化する方
法がある。従来、複合材料は通常vFが60%以下の領
域で使用されることが多く、ざらに軽量化するためには
V、65%以上にすることが必要であるが、炭素繊維に
より高V、化することにより強度利用率が低下するもの
と変わらないものがあることを本発明者らは見い出した
。本発明で使用される断面形状が円形の炭素繊維では、
■、が70%になっても炭素繊維粒の強度利用率は低下
しないが従来一般的に使用ざれてきた断面が円形ではな
い炭素繊維ではV、が65%以上になると強度利用率が
低下して複合材料としての強度も向上しないため、軽量
化には生かせないのでおる。。
具体的(は断面の長径と短径の比(断面変形度)が1.
4以下であることが必要であり、好ましくは1.2以下
である。1.1以下は特に好ましい。
真円に近くなれば高V4時の強度利用率の低下が小さく
なり、今まで予想できなかったような高強度複合材料の
製造が可能になるのである。
本発明で使用される樹脂は、JIS−に7113に規定
された試験法に準じて測定した引張破断伸度が3.0%
以上の樹脂である。引張破断伸度が3.0%以下の脆い
樹脂を使用する場合には、本発明が目的とする高強度複
合材料を得ることは出来ない。マトリックス樹脂として
は、エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ビニルエステル樹脂などを使用することが
できるが、中でもエポキシ樹脂が最も好ましい。
本発明で使用されるエポキシ樹脂は、下記するポリエポ
キシドと硬化剤および/または硬化触媒を組合せること
により調整される。
ポリエポキシドは、分子中に平均して一個より多いエポ
キシ基を有する化合物であり、このエポキシ基は末端基
として存在するものであってもよく、また分子内部にあ
ってもよい。ポリエポキシドは、飽和あるいは不飽和の
脂肪族、環状脂肪族、芳香族または複素環式化合物であ
ってもよく、更にハロゲン原子、水酸基、エーテル基等
を含む化合物であってもよく、例えば、ビスフェノール
△、FおよびSのグリシジル化合物、タレゾールノボラ
ックまたはフェノールノボラックのグリシジル化合物、
芳香族アミンのグリシジル化合物および環状脂肪族エポ
キシ樹脂などがおる。
そのようなポリエポキシドの具体例には、1.4−ビス
(2,3−エポキシプロポキシ)ベンゼン、4,4゛−
ビス(2,3−エポキシプロポキシ)ジフェニルエーテ
ルがある。
ポリエポキシドの別の例として多価フェノールのグリシ
ジル化合物がある。これに使用し得る多価フェノールと
しては、例えばレゾルシノール、カテコール、ヒドロキ
ノン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(ビスフェノールへ)、2.2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ブタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホン(ビスフェノールS)、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)メタン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)
メタン、3,9−ビス(3−メ1〜キシ、4−ヒドロキ
シフェニル) −2,4,8,10−テ1〜ラオキ1ナ
スピロ[5,5]ウンデカン、更にハロゲン含有フェノ
ールとして2.2−ビス(4−ヒドロキシテ1〜ラブロ
ムフェニル)プロパンなどが含まれる。
ポリエポキシドの別の例として、多価アルコールのグリ
シジル化合物がおる。この目的に使用し得るアルコール
としては、例えばグリセロール、エチレングリコール、
ペンタエリスリトール、2゜2−ビス(4−ヒドロキシ
シクロヘキシル)プロパンなどが挙げられる。
内部エポキシ基を有するポリエポキシドの例として、4
−(1,2−エポキシエチル)  −1,2−エポキシ
シクロヘキサン、ビス(2,3−エポキシシクロペンチ
ル)エーテル、3,4−エポキシシクロへキシルメチル
−(3,4−エポキシ)シクロヘキサンカルボキシレー
トなどが挙げられる。
ポリエポキシドの別の例として、芳香族アミンのグリシ
ジル化合物がある。この目的に使用し1qる芳香族アミ
ンとしては、ジアミノジフェニルメタン、メタキシリレ
ンジアミン、m−アミノフェノール、P−アミノフェノ
ールなどがある。
これらのポリエポキシドのうち、ビスフェノールAのジ
グリシジルエーテル、タレゾールノボラックあるいはフ
ェノールノボラックのグリシジル化合物、ジアミノジフ
ェニルメタンのグリシジル化合物およびアミノフェノー
ルのグリシジル化合物が好ましく使用される。
本発明で使用される硬化剤としては、メタフェニレンジ
アミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニ
ルスルホン、メタあるいはパラアミノ安息香酸のジグリ
コールエステルなどの芳香族アミン系硬化剤、ジシアン
ジアミドおよびビス(パラヒドロキシフェニル)スルホ
ンで代表されるフェノール系硬化剤などが挙げられる。
また、三フフ化ホウ素・アミン錯体、イミダゾール化合
物、1〜ルエンジイソシアネートとジメチルアミンの付
加反応によって得られる尿素化合物などの硬化触媒を単
独で、あるいは上記硬化剤と併用して使用することがで
きる。
本発明で使用される引張破断伸1衰が3%以上のエポキ
シ樹脂は上記したポリエポキシドの単独あるいは複数を
、上記した硬化剤あるいは硬化触媒の単独あるいは複数
と組合せて調製することができる。これらの組合Uによ
り、目的とする物性を有するエポキシ樹脂を調製するこ
とは当該業界において周知の手法で実施することができ
る。このようなエポキシ樹脂の典型的な例は実施例にお
いて明らかにされる。
本発明で使用されるエポキシ樹脂は、マトリックス樹脂
の粘度を適度に高めて成形性を向上させたり、複合材料
の靭性を高める目的で熱可塑性樹脂あるいはエラストマ
ーを含有するものがしばしば好ましく使用される。含有
される樹脂として、ポリビニルアセタール、ポリアミド
、ポリエステル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン
、ポリエーテルイミド、ボリアリレート、ポリアミドイ
ミド、ポリエーテルアミド、ポリエーテルエステルおよ
びニトリルゴムなどを挙げることができる。
本発明の複合材料の製造法については特に制限がなく当
業界において公知の種々の方法が用いられる。その典型
的な例としては、炭素繊維糸条に未硬化のマトリックス
樹脂を含浸させて中間体くプリプレグ)とし、それを数
枚〜数十枚積層した)麦、オートクレーブあるいは熱プ
レスにより硬化して製造する方法がある。
本発明で使用される炭素繊維の特°性は、次の方法によ
り測定される。
透過型電子線回折法(TEM> 炭素繊維をその繊維軸方向に引揃えて常温硬化型のエポ
キシ樹脂に包埋し、硬化する。硬化した炭素繊維包埋ブ
ロックを包埋された炭素繊維の少なくとも2〜3本が露
出するようにトリミングした俊、ダイヤモンドナイフを
装備したミクロトームを用いて、厚さ150〜200オ
ングストローム(A>の超薄切片を作製する。この超薄
切片を金で蒸着したマイクログツド上に載置して、高分
解能電子顕微鏡を用いて電子線回折を行なう。この場合
に、炭素繊維の内外構造差を検出するために、制限視野
電子線回折法を用いて、特定部分からの電子線回折像を
調べる。
測定条件としては、日立(株)製の電子顕微鏡H−80
0型(透過型)を用い、加速電圧200KV、直径0.
2ミクロンの制限視野絞りで、超薄切片のエツジ(ed
qe)からコア(core)までの電子線回折写真を敵
影する。
超薄最外層は、繊維表面から約0.1ミクロン深さの部
分、正確には、直径0.2ミクロンの制限視野絞りの半
分が繊維最外層にかかり、他の半分は繊維からはずれて
いる状態で敵影する。また、表層部は繊維表面から約1
.5ミクロン以内の部分の電子線回折写真を用い、繊維
中心部は、はぼ繊維の中心近傍の電子線回折写真を用い
て、それら電子線回折像の(002>についてそれぞれ
赤道線方向の回折強度の走査プロフィルを作製し、これ
らの走査プロフィルにつぎ、半価巾を求める。
半価巾の逆数が結晶の完全性の尺度になるから、繊維の
中心部に対する超薄最外層および表層部の半価巾の逆数
の比をそれぞれ求めた。
熱分解性有機物量 約20mgの炭素繊維(サンプル)を溶剤で洗浄し、繊
維表面に付着するサイジングなどを除去し、柳本製作所
製のCI−I Nコーダー・MT−3型袋首を用いて、
次の条件で測定した。
CHNコーダーの試料燃焼炉を950’C,酸化炉を8
50’C,還元炉を550℃にそれぞれ昇温し、ヘリウ
ムを180m1/分の速度で流し、上記洗浄した炭素繊
維を精密に秤■した後、前記試料燃焼炉に入れる。
吸水ポンプを用いて該試料燃焼炉中の分解ガスの一部を
約5分間、酸化炉および還元炉を経由して吸引した後、
CHNコーダーの熱伝1型検出器によって002mとし
て定量し、検量によって熱分解性有機物量を試料に対す
るC(wt%)として求める。この測定法の特徴は、通
常のC,ト1゜N元素分析装置において、酸素ガスを流
さないで、ヘリウムガスのみの雰囲気下で炭素繊維を加
熱することにより、炭素繊維中のGo、CO2、CH4
などの熱分解性有機物量を定量できることである。
X線光電子分光法(FSC△) 具体的な装置として、国際電機(株)製のモデルES−
200を用いた。
炭素繊維(サンプル)を溶剤で洗浄し、サイジングなど
の表面付着物を除去した後、該炭素繊維をカットし、銅
製の試料支持台−ヒに拡げて並べた後、X線源としてA
IKα1,2を用い、試料チャンバー中を1 :10E
 (−8)Torrに保つ。
そして運動エネルギーが9556Vの015ピ一ク面!
?1および1202eVのC1Sピーク面積の比から表
面酸素原子/表面炭素原子(015/C1s>の比を求
める。
樹脂含浸ス1〜ランド強度測定法 J l5−R−7601に規定されている樹脂含浸スト
ランド試験法に準じて測定した。この場合に次の樹脂処
方並びに硬化条件を用いて試験した。
樹脂処方: パ′チッソノックス”221  100部・3−フッ化
硼素モノエチルアミン (BF3MEA)        3部・アセトン  
          4部硬化条件=130℃、30分 各10回のストランドの試験値の平均値をもって示した
[作用] 本発明では、特定の炭素繊維と特定の樹脂を組合せるこ
とにより、軽量で強度の優れた複合材料が取得できる。
理由は明らかでないが、炭素繊維が断面円形の場合に限
って、高強度、高■、の特徴が生かせるのである。
[実施例] 以下の実施例によって本発明を更に詳細に説明する。以
下の例で各成分の♀は重量部を表わす。
実施例1 アクリロニトリル(ΔN>99.5モル%、イタコン酸
0.5モル%からなる固有粘度[η]が1.80のAN
共重合体のジメチルスルホキシド(DMSO>溶液にア
ンモニアを吹込み、該共重合体のカルボキシル末OHM
水素をアンモニュウム基で置換してポリマを変性し、こ
の変性ポリマの濃度が20重量%であるDMSO溶液を
作製した。
この溶液を目聞き5μの焼結金属フィルターを)戸材と
して:f濾過した後、孔径0.15市、孔数1500ホ
ールの紡糸口金を通して一旦空気中に吐出し、約3mm
の空間を走行させた後、約30℃、30%のDMSO水
溶液中に導入して吐出繊維糸条を凝固せしめた。得られ
た凝固繊維糸条を水洗し、温水中で4倍に延伸して水膨
潤繊維糸条を得た。この水膨潤繊維糸条をポリエチレン
グリコール(PEG)変性ポリジメチルシロキサン(P
EG変性変性ff1車0 変性ポリジメチルシロキサン(アミノ変性量1重量%)
85部とノニオン系界面活性剤15部からなる0.8%
水分散液の混合油剤浴中に浸漬した後、表面温度130
℃の加熱ロール上で乾燥、緻密化した。乾燥、緻密化し
た繊維糸条を加熱スチーム中で3倍に延伸し、単糸繊度
が0.8デニール(d)、トータルデニール1 200
 (D>のアクリル系繊維糸条を19だ。
このトータルデニールが1 200Dのアクリル系繊維
糸条を3本合糸し、リング状ノズルを用いて、圧力0.
7に+1/−のエアー開繊処理を施し、240〜260
’Cの空気中で延伸倍率1.05の下に加熱し水分率が
4.5%の酸化繊維糸条を作製した。
次いで、この酸化繊維糸条を最高温度が140°Cの窒
素雰囲気中で300〜700℃の温度域における昇温速
度を約250’C/分、1000〜1200℃の温度域
におレノる昇温速度を約400’C/分に設定して炭素
化し、炭素繊維糸条を)qだ。
得られた炭素繊維糸条の樹脂含浸ストランド強度は56
0ki/mm2であった。また、この炭素繊維糸条単繊
維の縦断面の超薄切片を作製し、制限視野電子線回折法
によって繊維中心部、繊維表面から約0.1μの深さの
領域(超薄最外層領域)および繊維表面から約0.4ミ
クロンの領域(表面層領域)のそれぞれ結晶の完全性を
測定し、繊維中心部の結晶の完全性に対する繊維表面か
ら0゜1ミクロンおよび0.4ミクロンの深さの領域の
結晶の完全性の比率を求めた結果、それぞれ1゜05お
よび1.03であり、約0.1ミクロンの深さの領域(
超薄最外層)の結晶の完全性は繊維中心部のそれよりも
大きい結晶性を示し、かつ約0.4ミクロンの深さの領
域(表面層)の結晶の完全性は繊維中心部のそれと実質
的に同じ結晶性を示した。
かくして得られた原おl炭素繊維糸条を温度806C,
濃度5規定の硝酸水溶液を満した処理浴槽中に、セラミ
ックス製ガイドを介して導入し、糸速0.3m/分で連
続的に走行させ、かつ処理浴槽の直前に設置した金属製
ガイドローラによって該炭素繊維糸条に陽電圧を印加し
、処理浴槽中に設置した印極板との間に0.12への電
流を流した。
ここで炭素繊維糸条の処理浴槽における浸漬長は、約0
.2m、処理時間は約40秒、炭素繊維1g当りの電気
量は150クーロンであった。
このような電気化学的酸化処理の施された炭素繊維糸条
を水洗し、約200℃の加熱空気中で乾燥した後、70
0’Cの窒素雰囲気中で約1分間加。
熱して、前記処理によって形成された繊維中の官能基を
脱官能塁した。得られた炭素繊維糸条の樹脂含浸ストラ
ンド強度を測定した結果、6701/mm 2であった
かくして得られた炭素繊維糸条の超薄切片を作製し、前
述した方法と同様にして、繊維中心部、繊維表面からそ
れぞれ約0.1ミクロンおJ:び約0.4ミクロンの深
さの領域における結晶の完全性を測定し、繊維中心部の
結晶の完全性に対する表面から約(L 1ミクロンおよ
び約0.4ミクロンの領域の結晶の完全性の比を求めた
ところ、それぞれ0.92および1.03であり、表面
から約0.1ミクロン深さの領域(超薄最外層〉は低い
結晶の完全性を示し、表面から約0.4ミクロンの深さ
の領域(表面層〉は繊維中心部と実質的に同じ結晶性を
示した。
また、この炭素繊維の断面形状は平均断面変形度1.0
5以下で、はぼ真円であった。
次にマトリックス樹脂であるが、ビスフェノールAジグ
リシジルエーテル(油化シェルエポキシ(株)製エピコ
ート828)35部、ジアミノジフェニルメタンのテト
ラグリシジル化合物(住友化学(株)製ELM434)
35部およびテトラブロムビスフェノール△ジグリシジ
ルエーテル(大日本インキ(株)製エピクロン152)
30部からなるエポキシ化合物混合物にジアミノジフェ
ニルスルホン32部を添加混合しプリプレグ用樹脂を調
製した。このエポキシ樹脂をオーブン中で180’C1
2時間の条件で硬化して厚さ2ITII11の透明な樹
脂硬化板を得た。JIS−に7113の試験法に準じて
測定した引張破断伸度は4.4%であった。
上記炭素繊維を一方向に引揃え、上記プリプレグ用樹脂
を含浸させ、炭素11i維目付145q/m2、樹脂含
量34%のプリプレグを得た。このプリプレグを8枚積
層し、オートクレーブを使用して180℃、2時間、圧
力6kCJ/−の条件で成形し、厚さ0.91mm、v
、70.3%の複合材を19だ。
この複合材から繊維方向に長さ230mm、幅12゜7
2mmの引張用試験片を切り出した。この試験片の両端
の上下両面に長さ5Qmm、幅12.72mmで一方の
端に”lQmmのテーバ部を持つガラスクロス/エポキ
シ樹脂タブを接着した。この試験片をl mm/分の引
張速度で引張試験した結果、引張強度は386kg/m
m 2 テアツタ。
この時のストランド強度に対する複合材料の強度利用率
は82.0%であった。また、同様にVF5.8.2%
の複合材料を作製し、同様の試験を行なった結果、引張
強度は319kq/mm 2 、強度利用率は81.8
%であった。
比較例1 ストランド強度5301q/mm2で、断面変形度の平
均値が1.60の断面がまゆ型の炭素繊維を用いて、実
施例1と同じプリプレグ用樹脂および成形法にてV、が
69.9%および59.3%の複合材料を作製した。実
施例1と同じ試験法にて引張強度を測定した結果、それ
ぞれ、283)cq/mm2、ct、jよび282 k
i/mm 2であった。この時の強1哀利用率はそれぞ
れ76.1%、および89゜7%であった。明らかに強
度利用率が低下しており、高VEによる軽量効果が望め
ない。
実施例2 ビスフェノールAジグリシジルエーテル(エピコート8
28)40部、3,9−ビス(3−メトキシ、4−ヒド
ロキシフェニル) −2,4,8,10−テトラオキサ
スピロ[5,5]ウンデ力ン30部およびテトラブロム
ビスフェノールAジグリシジルエーテル(エピクロン1
52)30部からなるエポキシ化合物混合物にジアミノ
ジフェニルスルホン24部を添加混合しプリプレグ用樹
脂を調製した。このエポキシ樹脂を実施例1と同様にし
て硬化させたところ、引張破断伸度は6.1%であった
上記樹脂と実施例1と同様の炭素繊維を用い、実施例1
と同様の方法で2種類のV、の複合材料を作製した。こ
の時のVFは70.1%、および57.3%でめった。
実施例、1と同じ方法で引張試験を行なった結果、引張
強度は413 ki/mm 2、および338kq/m
m2であった。この時の強度利用率はそれぞれ87.9
%、および88.1%であった。
比較例2 実施例2と同様のプリプレグ用樹脂、および比較例1と
同様の炭素繊維を用い、実施例1と同じ試験を行なった
。作製した複合材料のV「は69゜6%、および56.
9%であった。この引張強度はそれぞれ、293kq/
mm 2 、および281kq/mm2であり、強度利
用率は79.4%、および93.2%であった。
[発明の効果] ■ 極めて高強度でしかも軽量な複合材料が取得できる
■ 品質の安定した複合材料が取得できる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複合材料中の繊維体積分率(V_F)が70%の
    時の引張強度が370kg/mm^2以上の炭素繊維と
    マトリックス樹脂からなる一方向炭素繊維強化高強度複
    合材料。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項において、樹脂含浸ス
    トランドの引張強度が600kg/mm^2以上の炭素
    繊維を使用することを特徴とする一方向炭素繊維強化高
    強度複合材料。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)〜(2)項において、断
    面形状が円形の炭素繊維を使用することを特徴とする一
    方向炭素繊維強化高強度複合材料。
  4. (4)特許請求の範囲第(1)〜(3)項において、繊
    維体積分率が65%以上であることを特徴とする一方向
    炭素繊維強化高強度複合材料。
  5. (5)特許請求の範囲第(1)〜(4)項において、引
    張破断伸度3%以上のマトリックス樹脂を使用すること
    を特徴とする一方向炭素繊維強化高強度複合材料。
  6. (6)特許請求の範囲第(1)〜(5)項において、繊
    維中心部と対比して結晶の完全性が実質的に同一レベル
    にある表層部を有し、かつ該表層部は前記繊維中心部に
    対比して結晶の完全性が小である超薄最外層を有する炭
    素繊維を使用することを特徴とする一方向炭素繊維強化
    高強度複合材料。
  7. (7)特許請求の範囲第(1)〜(6)項において、該
    超薄最外層の厚さが平均0.2ミクロン以下である炭素
    繊維を使用することを特徴とする一方向炭素繊維強化高
    強度複合材料。
  8. (8)特許請求の範囲第(1)〜(7)項において、熱
    分解性有機物量が約0.05〜0.5重量%の範囲内お
    よびX線電子分光法(ESCA)によつて検出される表
    面の官能基量(O1s/C1s)比が0.1〜0.4の
    範囲内である炭素繊維を使用することを特徴とする一方
    向炭素繊維強化高強度複合材料。
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