JPS6236963B2 - - Google Patents

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JPS6236963B2
JPS6236963B2 JP10064382A JP10064382A JPS6236963B2 JP S6236963 B2 JPS6236963 B2 JP S6236963B2 JP 10064382 A JP10064382 A JP 10064382A JP 10064382 A JP10064382 A JP 10064382A JP S6236963 B2 JPS6236963 B2 JP S6236963B2
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sodium carbonate
hydrogen peroxide
mother liquor
concentration
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JP10064382A
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Yoshiro Ito
Yasuo Osada
Eiji Usu
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Nippon Peroxide Co Ltd
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Nippon Peroxide Co Ltd
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  • Silicon Compounds (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、微細な炭酸ナトリウム過酸化水素付
加物(2Na2CO3・3H2O2以下PCと称す。)の製造
方法に関する。
酸素系漂白剤として近年重要性を増しつつある
PCは、通常取扱いの容易な粒状品として製造さ
れる。この粒状形態を与える方法の一つとして粉
末状結晶を造粒する方法があり、造粒原料として
はなるべく微細な粉末状PCを用いるのが望まし
い。炭酸ナトリウム溶液あるいは炭酸ナトリウム
懸濁液と過酸化水素水溶液との反応によりPCを
製造する方法は公知であるが、単にこの反応を行
つて微細な粉末状PCを得ようとした場合、結晶
は微細な針状形として晶析し、結晶懸濁スラリー
の粘性を増加させる結果、原料として母液中に供
給される過酸化水素水溶液および炭酸ナトリウム
あるいはその水溶液は反応母液中への速やかな分
散が阻害され、局部的な濃度上昇がもたらされる
ために一層の液状悪化が起り、晶析した結晶を全
量濾過分離し、その後再び反応を行うといつたバ
ツチ式の製造を行わねばならず、製造効率が非常
に悪いといつた工業的に重大な問題が存在するの
みならず、このような状態で得られる結晶は脱水
性が悪く、分離されるケーキは極めて大きな含水
率を有する欠点があり工業的実施が難しい。この
ため既知の方法はもつぱらポリリン酸塩あるいは
ポリアクリル酸塩のようなポリ電解質を用い、結
晶の粒子化あるいは粗大化を行い製造操作性を向
上させるとともに、流動性、抗摩耗性良好なPC
を得る方法を提供することに努められ、微細な結
晶の生成は濾過性その他に支障を与えるものとし
て忌避されて来た。しかしながら、そのように粗
大化したPCは、本来造粒等の目的に適したもの
ではなく、さらに造粒を行つても造粒粒子が本来
有するべき高溶解速度、高分散性といつた特性が
十分に発揮されない。これらの理由から既知の方
法は微細な粉末状PCの工業的製法としては、不
適当なものであり利用することが出来ない。
そのため本発明者らは微細なPCを良好な製造
操作性のもとに製造し得る方法に関し、鋭意研究
の結果、目的とするPCをスラリー状態および脱
水性良好な状態で工業的に容易に実施し得る方法
を見い出し完成するに至つた。
即ち、本発明は塩化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ムおよび過酸化水素を含有する特定組成の母液中
に於て、炭酸ナトリウムと過酸化水素とを連続或
は断続的に供給反応させPCを晶析させる際に、
特定量のMg++を添加共存させること、さらには
過酸化水素安定剤としてこの系に添加されるケイ
酸化合物の添加共存量をMg++に対し限定的に使
用することによつて晶析する結晶を変性改質し、
製造操作性良好な状態で連続式あるいは回分式に
微細なPCを製造させる方法に関するものであ
る。
従来、Mg++はPCの安定剤として加えられるケ
イ酸化合物と併用することによつて、よりその安
定性を改善する安定剤として使用され、一般的に
この目的で添加されている。しかし、例へば、特
開昭52−117897号によればMg++は粒子の堅さを
増大させる目的で、特開昭53−146996号では粒子
の自由流動性と抗摩耗性を向上させる目的でも使
用されている。しかしながら、これらは他の強力
な改質剤との併用によつて行われる方法であり、
その使用目的、方法、そして得られるPCの形態
ともに本発明と大きく異なるものである。
Mg++の添加共存は実施例2〜3に見るように
結晶の脱水性、スラリー状態の改質に十分な作用
を有することが見い出されたが、それのみを改質
剤として実用上の利用価値を持つて使用するため
には、特定の条件を満さなければならないことも
また見い出された。即ちPCの貯蔵中の安定性を
十分なものとし、また製造中の過酸化水素の分解
損失を避けるためには、ケイ酸化合物の共存が必
須であり、Mg++のみではこの目的を達すること
は出来ない。このため反応系にはケイ酸化合物の
添加共存をよぎなくされるが、この添加共存によ
つてMg++はその結晶変性、改質の効果を著るし
く阻害され、その量的な関係によつては全くその
効果の発現が期待できなくなるのである。このよ
うな不都合を回避し、微細な粉末状PCを工業的
価値を持つて製造するためには、この両者間さら
には他の反応晶析条件との間に特定の関係を満足
する必要がある。
本発明によれば、管理された組成を有する母液
中に固体炭酸ナトリウムもしくはその水溶液と過
酸化水素水溶液とを連続あるいは断続的に供給
し、反応容器内で撹拌を行いつつ反応、さらには
目的とするPCを晶析させ、これを連続的、ある
いは断続的、あるいは全量を抜出すバツチ式的な
方法で容器内から抜出し、常法に従つて固液分離
を行い、濾液を直ちに、あるいは組成を調整した
後、容器内に再循環させる方法に於て、母液組成
は炭酸ナトリウム濃度について、2〜16重量%、
過酸化水素濃度ついて0.5〜5重量%、塩化ナト
リウム濃度ついては、5.0〜25重量%、好ましく
は22重量%以下であり、炭酸ナトリウムに対する
過酸化水素のモル比は、供給される炭酸ナトリウ
ムが水溶液状態である場合には特に限定されない
が、固形状である場合には1.3〜0.2、好ましくは
0.9以下に管理する。モル比に於て、上限を上回
る場合には粒子状粗大PCの部分的な形成が行わ
れ望ましくない。Mg++濃度については0.001〜
0.5重量%、望ましくは0.002重量%以上であり、
水溶状Si濃度は0.003〜0.1重量%でありかつMg++
に対するSiのモル比が12以下好ましくは8以下と
なるように維持させる。供給される炭酸ナトリウ
ムの形態は水溶状あるいは粒状、粉末状の固形無
水、含水炭酸ナトリウムのいずれでも実施し得る
が、水溶液の場合には粗大な粒子状PCの生成し
にくい利点を有する反面、母液の過剰増加が起る
ため母液の循環使用に際して濃縮または一部廃棄
を行わねばならず、特に望まない限りは固形無水
炭酸ナトリウムを用いるのが有利であり、供給さ
れる過酸化水素濃度についても母液量変動を起さ
ないように選定して使用することが必要となる。
一般的には40重量%ないし80重量%の過酸化水素
水溶液を用いるのが望ましい。
また、本発明にとつて塩化ナトリウムを反応、
晶析系に添加共存させることは、重要な要件とな
る。それは、工業的なPCの製造は、通常、大過
剰の母液の存在下で行われるため、母液中に溶存
するPCの絶対量は大きく、生産時のそれらの分
解損失は工業的に極めて大きな不利益をもたらす
が、この際塩化ナトリウムを共存させることによ
つてPCの母液中の濃度は低下し、反応時或はろ
過された母液が再循環して使用される間に無効に
分解して失われる過酸化水素成分の損失絶対量は
大きく低減され、高価な過酸化水素使用量を減少
させることができ、工業的に有利な系を作ること
が出来るためであり、本発明に於て、塩化ナトリ
ウム濃度は5.0〜25重量%、好ましくは22重量%
以下である。Mg++の供給は実質的にMg++を与
え、かつ過酸化水素の分解に対し不活性なマグネ
シウム化合物であれば、特にその種類は限定され
ないが、一般的には硫酸マグネシウム、塩化マグ
ネシウムのような水溶性マグネシウム塩を水溶液
もしくは過酸化水素水溶液に溶解し、反応母液中
へ連続あるいは断続的に添加される。
結晶を変性改質し、スラリー状態、脱水性改善
のための十分な効果を得るためにはMg++の添加
量は供給される炭酸ナトリウムに対し重量比で
Mg++/Na2CO3=0.01/100〜1/100好ましくは
0.02/100以上であり、この添加によつてPCの結
晶は針状形から板状形へとその中間的な形を含め
て変化し、スラリー状態、増水性悪化の主因をな
す結晶相互間の絡みから解除される結果、スラリ
ー状態および脱水性が極めて改善される。しか
し、公知のようにPCの安定性を実用上十分なも
のとするためには、安定剤としてケイ酸化合物の
添加が必須であつてこの添加により安定性は向上
されるものの上記のMg++による改質効果は著し
く阻害される。そのためケイ酸化合物の添加量
は、Mg++の添加量に関連して限定した範囲内で
使用され、かつ生成するPCが実用上十分な安定
性を有する量でなければならない。この目的のた
めのケイ酸化合物供給量は供給される炭酸ナトリ
ウムに対し重量比で、水溶性Siとして、Si/
Na2CO3=0.02/100〜0.5/100好ましくは、
0.04/100〜0.2/100であり、かつMg++との間に
モル比に於てSi/Mg++が2.5以下好ましくは1.0以
下である必要がある。
ケイ酸化合物としては水ガラス、メタケイ酸ナ
トリウムのような各種水溶性ケイ酸ナトリウムあ
るいはケイ酸マグネシウム又はコロイド状シリカ
等、公知の安定剤を用いて行うことが出来るが、
難あるいは不溶性ケイ酸化合物については添加さ
れるその大部分が実質的に不溶状態で母液中に懸
濁するのみであるから上記の数値は絶対量として
ではなく水溶状態分、あるいは実質的に母液中で
溶解する部分を対象として理解すべきである。こ
れらのケイ酸化合物は通常水溶液として反応母液
中あるいは循環される母液中に連続又は断続的に
供給される。
炭酸ナトリウム、過酸化水素、塩化ナトリウ
ム、Mg++、ケイ酸化合物の反応容器中への供給
は母液中の各成分組成が、維持すべき範囲内にあ
るように調節されながら行われる。
以上の方法によつて供給された炭酸ナトリウム
及び過酸化水素は、母液中で反応し、PCとして
晶析成長して行くが、原料の供給速度が結晶の晶
析速度を上回つて行われる場合には過渡的に高過
飽和系が形成されるために結晶は、優性な針状結
晶となつて急激に析出し目的を達することが出来
ない。このため連続的あるいは断続的に供給され
る炭酸ナトリウムの供給速度は、母液に対し重量
比で単位時間当り、Na2CO3/母液が50/100以下
望ましくは30/100以下で行うのが良く、また変
性改質された結晶について十分な晶析速度を得、
過度の過飽和系形成をさけるためには母液中に懸
濁する結晶が十分な表面積を有し、それらに対し
て晶析量に相当した結晶成長が行われることが好
ましい。この観点から母液中のPC存在量は、原
則として大きい方が有利となるが大きすぎる場合
には結晶間の摩擦等による物理的刺激もまた増加
する結果、針状結晶の発生を誘発させ易くなるた
め、その濃度は、200g/〜400g/に調節さ
れるようにスラリーを反応容器から抜き出すのが
好ましい。連続的な反応晶析に於て、絶えず安定
した粒度を有する結晶を得るためには、また一定
した新結晶核の生成が必要となるが、これは過飽
和度のみならず他の種々の要因によつて大きく影
響を受けるためそのコントロールは必ずしも容易
なものではない。そのため本発明を実施するに際
しては、過飽和度の影響を低減させ、結晶の粒度
や大きさをある程度広い範囲で操作コントロール
する目的から、微細なPCを種結晶として反応晶
析系に供給する、いわゆる接種の方法を行うこと
によつて結晶の粒度あるいは大きさのコントロー
ルをより確実に行わせることが出来る。
この目的で用いる種結晶には、望ましくは板状
の結晶を乾式、あるいは湿式法など常法によつて
粉砕したものを、粉体のまま、もしくは循環母液
に懸濁させた状態で反応容器内に供給するか、あ
るいは反応スラリーの一部をそのまま湿式粉砕し
て反応容器内に循環させる方法で用いる。使用さ
れる種結晶量は目的とする結晶粒度等によつて特
に限定されるものではないが、大量の使用は製造
効率の低下をまねくため、一般には供給する炭酸
ナトリウムに対し重量比で2倍量以下、好ましく
は0.5倍量以下で行うのが望ましい。
原料の供給速度、反応容器内のスラリー液量、
スラリー濃度、スラリー抜出し速度などから求め
られる結晶の平均滞留時間は、種々の条件を総合
したものとして重要であり、短かすぎる場合には
晶析に対する過度の過飽和系形成によつて結晶の
変性改質に悪影響が出るのみならず、特に炭酸ナ
トリウムの供給が固形状で行われる場合について
は、完全なる反応の進行が阻害される。この理由
から滞留時間は長時間であることが理論的に望ま
しいのであるが、これは、単位時間あるいは反応
装置容量当りの製造効率低下につながるため工業
的には有利ではなく、この意味での上限を有す
る。本発明に於ては滞留時間として20分〜4時
間、好ましくは40分以上で実施される。
反応晶析が行われる段階での液温度は、10℃〜
40℃好ましくは15〜30℃に保たれるように必要に
応じて冷却が行われるが、40℃を超える場合には
著るしい過酸化水素の損失を招くため好ましくな
い、一方低すぎる場合には、供給される炭酸ナト
リウムが固形状のものについて、原料の反応容器
内での完全な溶解が困難となり、反応が不十分の
まま排出される。
このため、この段階での温度は必要十分な温度
を維持せねばならない。しかし、PCは高温側で
高溶解度を示すため必然的に高温側では、母液中
の過酸化水素濃度を高める事となり、単位母液量
当りの過酸化水素損失を大きくする。このような
不都合を避けるためには、反応温度は反応が完全
に行われる必要最低の温度にとどめ、望むなら
ば、反応後抜出されたスラリーを二次的に冷却し
て母液中に溶解しているPCをさらに晶析させ、
過酸化水素濃度を抵減させるなどの方法をとるの
が有利である。本方法によれば300ミクロン以下
85〜98%、150ミクロン以下45〜80%の微細な粉
末状結晶が容易に得られ、更には300ミクロン以
下85〜100%、150ミクロン以下45〜85%の微細な
粉末状結晶を得ることが可能であり、造粒その他
の原料として好適なPCである。
本方法を実施するに際しては、安定剤としてケ
イ酸化合物以外に公知の安定剤例えばピロリン酸
ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム等のリン
化合物類あるいはEDTA等の有機キレート剤を併
用してさらに安定性の向上をはかることも出来る
が、これらによる安定化効果は本質的には金属の
錯化封鎖に基くものであり、Mg++をも部分的に
封鎖しMg++による効果を低減させる。このため
本法に於てこれらを併用する場合には、その併用
量とMg++封鎖能力に応じてMg++の添加共存量を
増加させて実施することが望ましい。又、本方法
を実施するに際しては、ヘキサメタリン酸ナトリ
ウムやポリアクリル酸ナトリウム等のポリ電解質
のような公知の結晶改質剤を併用し得るが、特に
望まない限り本方法に於てはその添加を全く必要
としない。
以下に本発明を実施例により説明する。
実施例 1 炭酸ナトリウム5.1重量%、過酸化水素1.0重量
%、塩化ナトリウム17.0重量%、Mg++0.007重量
%、Si0.004重量%の組成を有する母液30を直
径40cmの反応容器に入れ、直径22cmの撹拌羽によ
り130r.p.m.の速度で撹拌を行い、液温度を25℃
に維持しながら、粒状無水炭酸ナトリウムを6.0
Kg/Hr.、60重量%過酸化水素4.97Kg/Hr.、塩化
ナトリウム497g/Hr、20.0重量%のMgSO4水溶
液120g/Hr.、3号ケイ酸ナトリウムの20.0重量
%水溶液100g/Hr.の速度で反応容器内に連続
的に供給した。反応開始1時間後にスラリー(ス
ラリー濃度244g/)を抜出し、1200Gで2分
間遠心脱水行つたケーキの含水率は16.8%であ
り、得られたPCの粒径は300μ以下97.4重量%、
150μ以下81.1重量%であり、有効酸素含有率は
13.8重量%であり、不純物含有量はNaClおよび
Na2CO3が、それぞれ3.9重量%および5.5重量%
であつた。なお、本法におけるMg++のNa2CO3
給量に対する添加量比 (Mg++/Na2CO3)は0.081重量%であり、水溶状
SiのNa2CO3供給量に対する添加量比(Si/
Na2CO3)は0.009重量%であり、添加されるSiの
Mg++に対するモル比 (Si/Mg++)は0.485であり、母液におけるMg++
とSiのモル比(Mg++/Si)は0.4〜0.9の範囲であ
り、および母液中の過酸化水素と炭酸ナトリウム
とのモル比(H2O2/Na2CO3)は0.5〜0.8の範囲で
あつた。
実施例 2 炭酸ナトリウム5.1重量%、過酸化水素1.0重量
%、塩化ナトリウム17.0重量%、Mg++0.013重量
%、Si0.007重量%の組成を有する母液を用い、
さらに20.0重量%のMgSO4水溶液を230g/Hr.
の速度で連続的に供給した以外は、実施例1と同
一条件下で、反応を行つた。反応開始1時間後に
スラリー(スラリー濃度243g/)を抜出し、
1200Gで2分間遠心脱水行つたケーキの含水率は
14.5%であり、得られたPCの粒径は300μ以下
97.7重量%、150μ以下83.4重量%であり、有効
酸素含有率は14.3重量%であり、不純物含有量は
NaClおよびNa2CO3が、それぞれ3.3重量%および
2.7重量%であつた。なお、本法におけるMg++
Na2CO3供給量に対する添加量比 (Mg++/Na2CO3)は0.155重量%であり、水溶状
SiのNa2CO3供給量に対する添加量比 (Si/Na2CO3)は0.009重量%であり、添加される
SiのMg++に対するモル比 (Si/Mg++)は0.253であり、母液におけるMg++
とSiのモル比(Mg++/Si)は0.3〜0.7の範囲であ
り、および母液中の過酸化水素と炭酸ナトリウム
とのモル比(H2O2/Na2CO3)は0.5〜0.8の範囲で
あつた。
比較例 1 炭酸ナトリウム5.1重量%、過酸化水素1.0重量
%、塩化ナトリウム17.0重量%、Si0.003重量%
の組成を有する母液を用い、Mg++の添加を全く
行わなかつた事以外は、実施例1と同一条件下で
反応を行つた。反応開始10分後にはスラリーの粘
性が増加し、20分後には供給される炭酸ナトリウ
ムが液面下に分散されず液面上で固化したため、
それ以上の反応続行は不可能であつた。次いでこ
のスラリー(スラリー濃度89g/)を容器から
抜出し、1200Gで2分間遠心脱水したところ、脱
水ケーキの含水率は31.0%であり、得られたPC
の粒径は300μ以下81.2重量%、150μ以下68.3重
量%であり、有効酸素含有率は12.9重量%であ
り、不純物含有量は NaClおよびNa2CO3が、それぞれ7.1重量%および
8.2重量%であつた。なお、本法におけるMg++
Na2CO3供給量に対する添加量比 (Mg++/Na2CO3)は0重量%であり、水溶状Siの
Na2CO3供給量に対する添加量比 (Si/Na2CO3)は0.009重量%であり、および母液
中の過酸化水素と炭酸ナトリウムとのモル比
(H2O2/Na2CO3)は0.5〜0.8の範囲であつた。
実施例 3 炭酸ナトリウム5.1重量%、過酸化水素0.8重量
%、塩化ナトリウム17.0重量%、Mg++0.013重量
%、Si0.008重量%の組成を有する母液30を直
径40cmの反応容器に入れ、直径22cmの撹拌羽によ
つて100r.p.mの速度で撹拌を行い液温を25℃に
維持しながら粒状無水炭酸ナトリウム6.0Kg/
Hr.60重量% 過酸化水素4.97Kg/Hr.、塩化ナト
リウム500g/Hr、20.0重量%のMgSO4水溶液を
170g/Hr.、3号ケイ酸ナトリウムの50重量%
水溶液を72g/Hr.の速度で反応容器に連続的
に、また、反応母液組成が炭酸ナトリウムについ
て5.0〜7.0重量%、過酸化水素について0.8〜1.3
重量%、塩化ナトリウムについて16〜17重量%と
なるように調節しながら供給し、反応容器内スラ
リー濃度が280g/を維持するようにスラリー
を連続的に容器から抜出し、遠心分離を行つて結
晶を分離し、濾液は反応器内に循環させる方法で
連続的な反応晶析を行つた。4時間後に於いて得
られた脱水ケーキは含水率15.1%であり、乾燥後
の結晶は300ミクロン以下93.7%、150ミクロン以
下ミクロン以下57.2%であり、有効酸素含有率は
14.5重量%であり、不純物含有量はNaClおよび
Na2CO3が、それぞれ3.5重量%および1.3重量%
であつた。なお、本法におけるMg++のNa2CO3
給量に対する添加量比 (Mg++/Na2CO3)は0.114重量%であり、水溶状
SiのNa2CO3供給量に対する添加量比(Si/
Na2CO3)は0.081重量%であり、添加されるSiの
Mg++に対するモル比 (Si/Mg++)は0.616であり、母液におけるMg++
とSiのモル比(Mg++/Si)は0.5〜2.3の範囲であ
り、および母液中の過酸化水素と炭酸ナトリウム
とのモル比(H2O2/Na2CO3)は0.4〜0.7の範囲で
あつた。
実施例 4 炭酸ナトリウム5.0重量%、過酸化水素0.4重量
%、塩化ナトリウム21.5重量%、Mg++0.015重量
%、Si0.008重量%の組成を有する母液を用い、
液温度を25℃に維持しながら粒状無水炭酸ナトリ
ウム6.0Kg/Hr.、60重量% 過酸化水素5.0Kg/
Hr.、塩化ナトリウム710g/Hr、20.0重量%の
MgSO4水溶液190g/Hr.、3号ケイ酸ナトリウ
ムの50重量%水溶液72g/Hr.の速度で反応容器
内に供給し、反応母液組成が炭酸ナトリウムにつ
いて4.5〜6.0重量%、過酸化水素0.4〜1.0重量
%、塩化ナトリウム20〜22重量%、スラリー濃度
が280g/となるように管理し、さらに濾過分
離した湿潤ケーキの1部を濾液と1:1の割合で
混合し湿式粉砕して反応容器内に連続的な接種を
行つた。
種結晶量は乾燥重量として、供給炭酸ナトリウ
ム重量に対し100:15の割合で行つた。4時間の
連続反応後、1200Gで2分間脱水したケーキは
10.7%の含水率を有し、乾燥後の結晶は300ミク
ロン以下99.3%、150ミクロン以下77.6%であ
り、有効酸素含有率は14.4重量%であり、不純物
含有量はNaClおよびNa2CO3が、それぞれ3.0重量
%および2.2重量%であつた。なお、本法におけ
るMg++のNa2CO3供給量に対する添加量比 (Mg++/Na2CO3)は0.128重量%であり、水溶状
SiのNa2CO3供給量に対する添加量比(Si/
Na2CO3)は0.081重量%であり、添加されるSiの
Mg++に対するモル比 (Si/Mg++)は0.551であり、母液におけるMg++
とSiのモル比(Mg++/Si)は0.5〜1.5の範囲であ
り、および母液中の過酸化水素と炭酸ナトリウム
とのモル比(H2O2/Na2CO3)は0.3〜0.7の範囲で
あつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭酸ナトリウムと過酸化水素とを連続或は断
    続的に母液に供給し、塩化ナトリウム、炭酸ナト
    リウム、過酸化水素を含有する水溶液中で、下記
    の条件下において反応、晶析せしめて、微細な結
    晶を得ることを特徴とする微細な炭酸ナトリウム
    過酸化水素付加物の製法。 母液組成は、炭酸ナトリウム濃度について2
    〜16重量%、過酸化水素濃度について0.4〜5
    重量%、塩化ナトリウム濃度について5.0〜25
    重量%、Mg++濃度について0.001〜0.5重量
    %、Si濃度について0.003〜0.1重量%であり、
    かつMg++に対するSiのモル比は12以下に維持
    する。 Mg++を、供給する炭酸ナトリウムに対し重
    量比でMg++/Na2CO3=0.01/100〜1/100の
    割合で添加する。 ケイ酸塩あるいはケイ酸を安定剤として、供
    給する炭酸ナトリウムに対し重量比で水溶状Si
    として0.02/100〜0.5/100の割合で添加し、
    かつ、添加されるMg++に対するモル比が2.5以
    下である。 2 生成する炭酸ナトリウム過酸化水素付加物の
    粒径が300μ以下85〜100%、150μ以下45〜85%
    である特許請求の範囲第1項記載の製法。 3 反応、晶析を行うに際し、微細な炭酸ナトリ
    ウム過酸化水素付加物を、供給する炭酸ナトリウ
    ムに対し重量比で1/2以下の割合で供給接種す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    製法。 4 生成する炭酸ナトリウム過酸化水素付加物を
    母液よりろ過分離した後、ろ液は再循環させるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製
    法。
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