JPS6246524B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6246524B2 JPS6246524B2 JP56016874A JP1687481A JPS6246524B2 JP S6246524 B2 JPS6246524 B2 JP S6246524B2 JP 56016874 A JP56016874 A JP 56016874A JP 1687481 A JP1687481 A JP 1687481A JP S6246524 B2 JPS6246524 B2 JP S6246524B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- catalyst
- heteropolyacid
- reaction
- supported
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は新規なエステル化方法に関する。詳し
くは有機カルボン酸と脂肪族アルコールとを反応
させてエステルを製造するに際し、触媒として特
定のヘテロポリ酸又はその塩を活性炭に担持させ
た担体付触媒を使用するエステル化方法である。 従来、ヘテロポリ酸及びその塩は種々の反応の
触媒として使用されることが公知である。例えば
ヘテロポリ酸を溶解した均一液相系で反応を行う
場合は、反応後、該ヘテロポリ酸触媒を変質させ
ることなく反応物から該ヘテロポリ酸を分離回収
するために反応生成物、未反応物、溶媒等を蒸留
などの操作で除去し、ヘテロポリ酸を回収する
か、エーテルなどを用いてヘテロポリ酸を不溶性
の錯体に変えて分離する必要があつた。即ち触媒
として使用するヘテロポリ酸を反応物から分離回
収する方法はその操作が複雑であるばかりでな
く、該分離回収の途中で反応生成物が副反応を起
すなど困難な問題があつた。またヘテロポリ酸を
担体に担持させて使用することもいくつかの反応
に試みられているが、ヘテロポリ酸が担体から溶
出することを完全に防ぐことが出来ず実用化され
るに至つていない。従つて、水、アルコール、ケ
トン、エーテル、カルボン酸等のヘテロポリ酸又
はその塩を溶解する媒体の存在下に液相反応或い
は気相反応を行う場合、ヘテロポリ酸又はその塩
からなる触媒をどのような形態で取扱うかは重要
な技術課題である。 一方、酸とアルコールとを反応させてエステル
を製造するエステル化方法は古くから工業的に実
施されている。該エステル化方法に於いては一般
に触媒として硫酸、塩酸、トルエンスルホン酸、
三フツ化ホウ素、酸性イオン交換樹脂等の酸触媒
が使用されて来た。しかしこれらの触媒は前記し
たように触媒の分離回収に難点があつたり、耐熱
性の性質を有しなかつたり等の欠点のため、必ず
しも満足のいくものとは言えなかつた。 本発明者はヘテロポリ酸及びその塩の触媒活性
につき種々の反応を対象に研究を重ねて来た。そ
の結果、酸、アルコール、水などのヘテロポリ酸
又はその塩を溶解する媒体を用いるエステル化反
応に於いても特定の担体付触媒を用いる場合はヘ
テロポリ酸又はその塩の溶出をみることなく連続
的に反応を遂行出来ることを知つた。その後更に
研究を続けた結果、エステル化反応の触媒として
ヘテロポリ酸又はその塩を活性炭に担持させた担
体付触媒を使用すると反応系にヘテロポリ酸又は
その塩の溶出がないだけでなく、アルコールの脱
水によるエーテル等の副生が著しく抑制され好収
率でエステルが生成することを確認し、本発明を
完成させるに至つた。 即ち本発明は有機カルボン酸と脂肪族アルコー
ルとを反応させてエステルを製造するに際し、触
媒としてタングストケイ酸、タングストリン酸、
モリブドケイ酸、モリブドリン酸及びこれらの金
属塩よりなる群から選ばれた少なくとも1種のヘ
テロポリ酸またはその金属塩を活性炭に担持させ
た担体付触媒を使用することを特徴とするエステ
ル化方法である。 本発明の最大の特徴はヘテロポリ酸又はその塩
を活性炭に担持した担持付触媒を使用する点であ
る。該ヘテロポリ酸又はその塩を活性炭に担持さ
せる方法は特に限定されず公知の方法を採用する
ことが出来る。一般に有利な使用される方法は
水、アルコール、エーテル、カルボン酸などのヘ
テロポリ酸又はその塩を溶解する有機溶媒中に所
定量のヘテロポリ酸又はその塩を溶解させ、該溶
媒中に所定量の活性炭を加え、常温又は該溶媒の
沸点下で、必要時間例えば30〜60分十分に撹拌し
ながら活性炭にヘテロポリ酸又はその塩を吸着さ
せる。その後該有機溶媒から活性炭を別し、次
いでヘテロポリ酸又はその塩の溶出が認められな
くなるまで、常温又は沸点下の溶媒で洗浄又は抽
出し、必要に応じて乾燥すると本発明の担体付触
媒となる。活性炭に担持されて且つ対象反応中に
溶出しない条件のヘテロポリ酸又はその塩の担持
量はヘテロポリ酸の種類、活性炭の性状等によつ
て異なり一概に限定出来ないが一般には20(重
量)%以下とするのが好適である。担持量が多い
場合はエーテル等の副生物が増大するだけでな
く、触媒調製時の洗浄又は抽出に長時間を要し、
一定量の担持量まで減少したり、或いは反応の途
中でヘテロポリ酸が溶出する場合があるので、予
め担持量の最大量をテストしておくと好適であ
る。一般に最も広く使用されるヘテロポリ酸又は
その塩の担持量は5〜20(重量)%好ましくは10
〜15(重量)%の転囲である。 本発明で使用する活性炭は特に限定されず公知
のもの、市販のものをそのまま、必要に応じて硝
酸処理を行い或いは他の賦活を行つて使用すれば
よい。また本発明で使用するヘテロポリ酸又はそ
の塩はタングストケイ酸、タングストリン酸、モ
リブドケイ酸、モリブドリン酸及びこれらの金属
塩よりなる群から選ばれた少なくとも1種のもの
である。好適に使用される代表的なものを例示す
ると、12−モリブドリン酸、12−タングストリン
酸、12−モリブドケイ酸、12−タングストケイ
酸、12−タングストホウ酸、12−タングストゲル
マン酸、11−モリブドリン酸及びこれらの塩例え
ば同期律表、族、族、族、族等の金属塩
等である。 前記ヘテロポリ酸又はその塩を活性炭に担持さ
せた担体付触媒はヘテロポリ酸又はその塩を溶解
しうる媒体が存在する反応系に於いても該媒体中
に触媒成分が溶出することはなく、長期間の使用
に良好な触媒活性を発揮する。これらの効果が活
性炭或いはヘテロポリ酸又はその塩の単独又は組
合せでどのように機能して発揮されるのか現在な
お明確ではないが、活性炭と言う特定の担体に担
持されたヘテロポリ酸又はその塩は可溶性媒体で
あつても溶出されない点から極めて強固な吸着を
されているか、何らかの化学的な結合によつて結
ばれていることが想定され、極めて特殊な現象と
言える。 本発明の担体付触媒が関与する対象反応は有機
カルボン酸と脂肪族アルコールとが反応し水がと
れてエステルが生成する反応である。最も一般的
に応用されるエステル化反応はギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸、アクリル酸、フタル酸等の有機カルボ
ン酸とメチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール等の脂肪族アルコールとの反応
である。該エステル化反応に前記担体付触媒を使
用する場合は触媒活性が極めて良好に発揮される
ので液相反応だけでなく気相反応に対しても良好
な固体酸触媒としての機能を発揮する。従つて一
般には低温から高温まで広い温度範囲で使用され
るが最も好ましくは反応系の沸点或いは沸点近く
に加熱するか気相反応を行う場合であろう。 前記したように本発明の対象反応に於いては担
体付触媒から触媒成分が溶出することがないの
で、固体酸触媒として使用することが出来、反応
生成物、未反応原料等と触媒との分離が極めて容
易で、工程的に簡単な操作で実施出来る利点も有
している。 本発明を更に具体的に説明するため以下実施例
及び比較例を挙げて説明するが本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。 実施例 1 カルゴン社製活性炭(F−300)を35〜60メツ
シユに粉砕し、十分に水洗した後、100℃で6時
間乾燥した。12−タングストケイ酸を水100c.c.に
溶解し、これに上記乾燥活性炭5.0gを加え、1
時間還流しながら、12−タングストケイ酸を活性
炭に吸着させた。冷却後該活性炭を別し、常温
で200mlの水で洗浄した後、ソツクスレー抽出器
を用いて、抽出液中に、12−タングストケイ酸が
検出されなくなるまで、水の沸点下に抽出操作を
行つた。その結果12−タングストケイ酸が検出さ
れなくなるまでの抽出時間は30時間であり、活性
炭への12−タングストケイ酸の担持量は上記抽出
処理前が18(重量)%であり、抽出処理後は10.8
(重量)%であつた。 このようにして得た12−タングストケイ酸を
10.8(重量)%担持した活性炭1.0mlを、内径1.5
cm、長さ30cmのパイレツクス製ガラス反応管の中
央部に充填し、エタノールと酢酸との混合物(エ
タノール:酢酸モル比2.5:1)を150℃、LHSV
=0.9h-1で通した。その結果、酢酸の転化率96
%、酢酸の選択率100%、エタノールの選択率
99.9%で酢酸エチルが得られた。その後7時間連
続的に反応を行つた結果、転化率及び選択率共に
全く変化はなかつた。また反応生成物中に触媒成
分である12−タングストケイ酸は全く検出されな
かつた。比較のため12−タングストケイ酸を担持
していない活性炭のみを用いて前記同様の操作で
反応を行つた結果、酢酸の転化率は20%にすぎな
かつた。 さらに比較のため、シリカゲル(ワコー、Q−
22)に12−タングストケイ酸10.8(重量)%を担
持したものを触媒として用い、同様の反応操作及
び条件で反応を行なつた結果、酢酸の転化率93
%、酢酸の選択率100%で酢酸エチルが得られた
が、エタノールの酢酸エチルへの選択率は71%で
大量のジエチルエーテルが副生した。 実施例 2 実施例1で用いた12−タングストケイ酸及び反
応原料に代り、第1表に示すものを選んだ以外は
実施例1と同様にして触媒を調製し、アルコー
ル:酸のモル比2.5:1で実施例1と同様の反応
条件でエステル化反応を実施した。その結果は第
1表に示す通りであつた。いずれの場合も、エー
テルの副生は認められなかつた。
くは有機カルボン酸と脂肪族アルコールとを反応
させてエステルを製造するに際し、触媒として特
定のヘテロポリ酸又はその塩を活性炭に担持させ
た担体付触媒を使用するエステル化方法である。 従来、ヘテロポリ酸及びその塩は種々の反応の
触媒として使用されることが公知である。例えば
ヘテロポリ酸を溶解した均一液相系で反応を行う
場合は、反応後、該ヘテロポリ酸触媒を変質させ
ることなく反応物から該ヘテロポリ酸を分離回収
するために反応生成物、未反応物、溶媒等を蒸留
などの操作で除去し、ヘテロポリ酸を回収する
か、エーテルなどを用いてヘテロポリ酸を不溶性
の錯体に変えて分離する必要があつた。即ち触媒
として使用するヘテロポリ酸を反応物から分離回
収する方法はその操作が複雑であるばかりでな
く、該分離回収の途中で反応生成物が副反応を起
すなど困難な問題があつた。またヘテロポリ酸を
担体に担持させて使用することもいくつかの反応
に試みられているが、ヘテロポリ酸が担体から溶
出することを完全に防ぐことが出来ず実用化され
るに至つていない。従つて、水、アルコール、ケ
トン、エーテル、カルボン酸等のヘテロポリ酸又
はその塩を溶解する媒体の存在下に液相反応或い
は気相反応を行う場合、ヘテロポリ酸又はその塩
からなる触媒をどのような形態で取扱うかは重要
な技術課題である。 一方、酸とアルコールとを反応させてエステル
を製造するエステル化方法は古くから工業的に実
施されている。該エステル化方法に於いては一般
に触媒として硫酸、塩酸、トルエンスルホン酸、
三フツ化ホウ素、酸性イオン交換樹脂等の酸触媒
が使用されて来た。しかしこれらの触媒は前記し
たように触媒の分離回収に難点があつたり、耐熱
性の性質を有しなかつたり等の欠点のため、必ず
しも満足のいくものとは言えなかつた。 本発明者はヘテロポリ酸及びその塩の触媒活性
につき種々の反応を対象に研究を重ねて来た。そ
の結果、酸、アルコール、水などのヘテロポリ酸
又はその塩を溶解する媒体を用いるエステル化反
応に於いても特定の担体付触媒を用いる場合はヘ
テロポリ酸又はその塩の溶出をみることなく連続
的に反応を遂行出来ることを知つた。その後更に
研究を続けた結果、エステル化反応の触媒として
ヘテロポリ酸又はその塩を活性炭に担持させた担
体付触媒を使用すると反応系にヘテロポリ酸又は
その塩の溶出がないだけでなく、アルコールの脱
水によるエーテル等の副生が著しく抑制され好収
率でエステルが生成することを確認し、本発明を
完成させるに至つた。 即ち本発明は有機カルボン酸と脂肪族アルコー
ルとを反応させてエステルを製造するに際し、触
媒としてタングストケイ酸、タングストリン酸、
モリブドケイ酸、モリブドリン酸及びこれらの金
属塩よりなる群から選ばれた少なくとも1種のヘ
テロポリ酸またはその金属塩を活性炭に担持させ
た担体付触媒を使用することを特徴とするエステ
ル化方法である。 本発明の最大の特徴はヘテロポリ酸又はその塩
を活性炭に担持した担持付触媒を使用する点であ
る。該ヘテロポリ酸又はその塩を活性炭に担持さ
せる方法は特に限定されず公知の方法を採用する
ことが出来る。一般に有利な使用される方法は
水、アルコール、エーテル、カルボン酸などのヘ
テロポリ酸又はその塩を溶解する有機溶媒中に所
定量のヘテロポリ酸又はその塩を溶解させ、該溶
媒中に所定量の活性炭を加え、常温又は該溶媒の
沸点下で、必要時間例えば30〜60分十分に撹拌し
ながら活性炭にヘテロポリ酸又はその塩を吸着さ
せる。その後該有機溶媒から活性炭を別し、次
いでヘテロポリ酸又はその塩の溶出が認められな
くなるまで、常温又は沸点下の溶媒で洗浄又は抽
出し、必要に応じて乾燥すると本発明の担体付触
媒となる。活性炭に担持されて且つ対象反応中に
溶出しない条件のヘテロポリ酸又はその塩の担持
量はヘテロポリ酸の種類、活性炭の性状等によつ
て異なり一概に限定出来ないが一般には20(重
量)%以下とするのが好適である。担持量が多い
場合はエーテル等の副生物が増大するだけでな
く、触媒調製時の洗浄又は抽出に長時間を要し、
一定量の担持量まで減少したり、或いは反応の途
中でヘテロポリ酸が溶出する場合があるので、予
め担持量の最大量をテストしておくと好適であ
る。一般に最も広く使用されるヘテロポリ酸又は
その塩の担持量は5〜20(重量)%好ましくは10
〜15(重量)%の転囲である。 本発明で使用する活性炭は特に限定されず公知
のもの、市販のものをそのまま、必要に応じて硝
酸処理を行い或いは他の賦活を行つて使用すれば
よい。また本発明で使用するヘテロポリ酸又はそ
の塩はタングストケイ酸、タングストリン酸、モ
リブドケイ酸、モリブドリン酸及びこれらの金属
塩よりなる群から選ばれた少なくとも1種のもの
である。好適に使用される代表的なものを例示す
ると、12−モリブドリン酸、12−タングストリン
酸、12−モリブドケイ酸、12−タングストケイ
酸、12−タングストホウ酸、12−タングストゲル
マン酸、11−モリブドリン酸及びこれらの塩例え
ば同期律表、族、族、族、族等の金属塩
等である。 前記ヘテロポリ酸又はその塩を活性炭に担持さ
せた担体付触媒はヘテロポリ酸又はその塩を溶解
しうる媒体が存在する反応系に於いても該媒体中
に触媒成分が溶出することはなく、長期間の使用
に良好な触媒活性を発揮する。これらの効果が活
性炭或いはヘテロポリ酸又はその塩の単独又は組
合せでどのように機能して発揮されるのか現在な
お明確ではないが、活性炭と言う特定の担体に担
持されたヘテロポリ酸又はその塩は可溶性媒体で
あつても溶出されない点から極めて強固な吸着を
されているか、何らかの化学的な結合によつて結
ばれていることが想定され、極めて特殊な現象と
言える。 本発明の担体付触媒が関与する対象反応は有機
カルボン酸と脂肪族アルコールとが反応し水がと
れてエステルが生成する反応である。最も一般的
に応用されるエステル化反応はギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸、アクリル酸、フタル酸等の有機カルボ
ン酸とメチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール等の脂肪族アルコールとの反応
である。該エステル化反応に前記担体付触媒を使
用する場合は触媒活性が極めて良好に発揮される
ので液相反応だけでなく気相反応に対しても良好
な固体酸触媒としての機能を発揮する。従つて一
般には低温から高温まで広い温度範囲で使用され
るが最も好ましくは反応系の沸点或いは沸点近く
に加熱するか気相反応を行う場合であろう。 前記したように本発明の対象反応に於いては担
体付触媒から触媒成分が溶出することがないの
で、固体酸触媒として使用することが出来、反応
生成物、未反応原料等と触媒との分離が極めて容
易で、工程的に簡単な操作で実施出来る利点も有
している。 本発明を更に具体的に説明するため以下実施例
及び比較例を挙げて説明するが本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。 実施例 1 カルゴン社製活性炭(F−300)を35〜60メツ
シユに粉砕し、十分に水洗した後、100℃で6時
間乾燥した。12−タングストケイ酸を水100c.c.に
溶解し、これに上記乾燥活性炭5.0gを加え、1
時間還流しながら、12−タングストケイ酸を活性
炭に吸着させた。冷却後該活性炭を別し、常温
で200mlの水で洗浄した後、ソツクスレー抽出器
を用いて、抽出液中に、12−タングストケイ酸が
検出されなくなるまで、水の沸点下に抽出操作を
行つた。その結果12−タングストケイ酸が検出さ
れなくなるまでの抽出時間は30時間であり、活性
炭への12−タングストケイ酸の担持量は上記抽出
処理前が18(重量)%であり、抽出処理後は10.8
(重量)%であつた。 このようにして得た12−タングストケイ酸を
10.8(重量)%担持した活性炭1.0mlを、内径1.5
cm、長さ30cmのパイレツクス製ガラス反応管の中
央部に充填し、エタノールと酢酸との混合物(エ
タノール:酢酸モル比2.5:1)を150℃、LHSV
=0.9h-1で通した。その結果、酢酸の転化率96
%、酢酸の選択率100%、エタノールの選択率
99.9%で酢酸エチルが得られた。その後7時間連
続的に反応を行つた結果、転化率及び選択率共に
全く変化はなかつた。また反応生成物中に触媒成
分である12−タングストケイ酸は全く検出されな
かつた。比較のため12−タングストケイ酸を担持
していない活性炭のみを用いて前記同様の操作で
反応を行つた結果、酢酸の転化率は20%にすぎな
かつた。 さらに比較のため、シリカゲル(ワコー、Q−
22)に12−タングストケイ酸10.8(重量)%を担
持したものを触媒として用い、同様の反応操作及
び条件で反応を行なつた結果、酢酸の転化率93
%、酢酸の選択率100%で酢酸エチルが得られた
が、エタノールの酢酸エチルへの選択率は71%で
大量のジエチルエーテルが副生した。 実施例 2 実施例1で用いた12−タングストケイ酸及び反
応原料に代り、第1表に示すものを選んだ以外は
実施例1と同様にして触媒を調製し、アルコー
ル:酸のモル比2.5:1で実施例1と同様の反応
条件でエステル化反応を実施した。その結果は第
1表に示す通りであつた。いずれの場合も、エー
テルの副生は認められなかつた。
【表】
実施例 3
実施例1において水の代りにメタノールを用い
て触媒を調製した。その結果、12−タングストケ
イ酸が検出されなくなるまでの抽出時間は5時間
であり、活性炭への12−タングストケイ酸の担持
量は上記抽出処理前が9.3(重量)%であり、抽
出処理後は8.4(重量)%であつた。 このようにして得た12−タングストケイ酸を
8.4(重量)%担持した活性炭1.0mlと、メタノー
ル10ml、無水フタル酸3.7gを混合し、撹拌しな
がらメタノール沸点下で2時間反応させた。その
結果、仕込み無水フタル酸の55%がフタル酸ジメ
チルに転化した。触媒からの12−タングストケイ
酸の溶出は全く認められなかつた。
て触媒を調製した。その結果、12−タングストケ
イ酸が検出されなくなるまでの抽出時間は5時間
であり、活性炭への12−タングストケイ酸の担持
量は上記抽出処理前が9.3(重量)%であり、抽
出処理後は8.4(重量)%であつた。 このようにして得た12−タングストケイ酸を
8.4(重量)%担持した活性炭1.0mlと、メタノー
ル10ml、無水フタル酸3.7gを混合し、撹拌しな
がらメタノール沸点下で2時間反応させた。その
結果、仕込み無水フタル酸の55%がフタル酸ジメ
チルに転化した。触媒からの12−タングストケイ
酸の溶出は全く認められなかつた。
Claims (1)
- 1 有機カルボン酸と脂肪族アルコールとを反応
させてエステルを製造するに際し、触媒としてタ
ングストケイ酸、タングストリン酸、モリブドケ
イ酸、モリブドリン酸及びこれらの金属塩よりな
る群から選ばれた少なくとも1種のヘテロポリ酸
またはその金属塩を活性炭に担持させた担体付触
媒を使用することを特徴とするエステル化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56016874A JPS57130954A (en) | 1981-02-09 | 1981-02-09 | Esterification |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56016874A JPS57130954A (en) | 1981-02-09 | 1981-02-09 | Esterification |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57130954A JPS57130954A (en) | 1982-08-13 |
| JPS6246524B2 true JPS6246524B2 (ja) | 1987-10-02 |
Family
ID=11928332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56016874A Granted JPS57130954A (en) | 1981-02-09 | 1981-02-09 | Esterification |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57130954A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002079088A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-19 | Showa Denko Kk | 低級脂肪族カルボン酸エステル製造用触媒、該触媒の製造方法、及び該触媒を用いた低級脂肪族カルボン酸エステルの製造方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6415136A (en) * | 1987-03-03 | 1989-01-19 | Japan Tobacco Inc | Catalyst for reducing carboxylic acid or its ester to alcohol compound |
| CN1062261C (zh) * | 1997-04-23 | 2001-02-21 | 北京化工大学 | 脂肪族二元酸酯的制备方法 |
| WO2002020157A2 (en) * | 2000-09-07 | 2002-03-14 | Showa Denko K. K. | Heteropolyacid catalyst for producing lower aliphatic carboxylic acid ester |
| JP4633339B2 (ja) * | 2003-05-26 | 2011-02-16 | 三洋化成工業株式会社 | カルボン酸エステルの製造方法 |
| CN106582843A (zh) * | 2016-11-22 | 2017-04-26 | 中国石油天然气股份有限公司 | 酯化反应的催化剂组分的制备方法、该催化剂及其制备方法 |
-
1981
- 1981-02-09 JP JP56016874A patent/JPS57130954A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002079088A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-19 | Showa Denko Kk | 低級脂肪族カルボン酸エステル製造用触媒、該触媒の製造方法、及び該触媒を用いた低級脂肪族カルボン酸エステルの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57130954A (en) | 1982-08-13 |
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