JPS6246861Y2 - - Google Patents

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JPS6246861Y2
JPS6246861Y2 JP4243080U JP4243080U JPS6246861Y2 JP S6246861 Y2 JPS6246861 Y2 JP S6246861Y2 JP 4243080 U JP4243080 U JP 4243080U JP 4243080 U JP4243080 U JP 4243080U JP S6246861 Y2 JPS6246861 Y2 JP S6246861Y2
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coil
electromagnetic
electromagnetic coil
cover
magnetic
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Description

【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉 本考案は、電磁プランジヤポンプに関し、冠帽
筒状でなるコイルカバーを、電磁コイルに対して
その略全外周側部を套装するように同軸状に嵌合
させ、電磁コイルの外周側部とコイルカバーの内
周面との間に生じる嵌合隙間の全域に亙つて、耐
湿性、電気絶縁性、熱伝導性及び浸透性のよい合
成樹脂を注入充填し、合成樹脂により電磁コイ
ル、接続子及び前記コイルカバーを一体的に固着
することにより、電磁コイルと、接続子及びコイ
ルカバーとの間の電気絶縁、保護及び固定構造の
信頼性を向上させると共に、電磁コイルの温度上
昇を抑え、磁気効率を向上させて、ポンプ出力を
高め、または小型化を達成できるようにしたもの
である。 〈従来の技術〉 従来、電磁プランジヤポンプとしては、例え
ば、実開昭55−14030号公報に開示される如く、
電磁コイルを、複数のカバー片の組合せでなるコ
イルカバーで覆い、コイルカバー内の電磁コイル
のまわりを、ポリウレタンフオーム等の合成樹脂
充填剤によつて被覆した所謂モールドコイル型の
ものが公用されていた。 また、電磁コイルを前述のようなモールドコイ
ル型としない場合には、電磁コイルの外装に絶縁
紙及び絶縁テープを多重に巻き付けて、耐湿、絶
縁及び防疵保護処理を施した上、特にリード線や
接続端子等の接続端子取付部分は、これらの絶縁
保護と共に、抜け出し、弛みなどを防止するため
に、絶縁紙、絶縁テープ及び緊結用紐を多重かつ
厳重に巻き、絶縁ワニス含侵処理をしていた。 〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上述した従来の電磁プランジヤ
ポンプには次のような問題点がある。 (イ) モールドコイル型の問題点 電磁コイルの外殻をポリウレタンフオーム等の
合成樹脂充填剤によつて被覆した構造となつてい
るので、ポリウレタンフオームの断熱性により、
放熱性が悪くなる。このため、電磁コイルの温度
上昇が大きくなり、電気抵抗値が増大し、電磁コ
イルの電流値が減少し、ポンプの出力が低下して
しまうという問題点があつた。 しかも、ポリウレタンフオームによるモールド
構造は、単に電磁コイルの耐湿性、絶縁性及び防
疵保護の域を出ないものであつて、電磁コイルを
外部と電気接続するための端子やリード線の接続
部分が抜け出さぬように強固に固定する手段はこ
れと別に必要であり、構造が複雑化するという問
題点があつた。 更に、電磁コイルを、複数のカバー片の組合せ
でなるコイルカバーで覆う構造であるため、組立
が面倒で、コイルカバー片間の結合部の隙間及び
電磁コイルとコイルカバーとの間隙も大きくな
る。この間隙の増大により、漏洩磁束が多くな
り、効率が低下し、ポンプ出力が低下してしまう
という問題点があつた。 (ロ) 電磁コイルの外装に絶縁紙及び絶縁テープを
多重に巻き、リード線や接続端子やリード線の
脱落防止固定用として緊結紐と共に巻装したも
のの問題点 まず、絶縁紙や絶縁テープ及び緊結紐を多重か
つ厳重に巻装すること自体、作業工数が増加し、
不経済性である。また、絶縁ワニスを含浸させて
絶縁強化してもなお、吸湿性があるため、絶縁性
が劣化したとひにコイルカバーに接触し、絶縁抵
抗値が減小することは勿論、感電のおそれがあ
り、電気絶縁の信頼性が低くなる。 更に、接続子の取付部分の外径が大きくなるた
め、電磁コイルの絶縁外周側部とコイルカバー内
周側との間隙をさらに大きくとる必要があつて、
増々コイルカバーの内径を大にする必要があつ
た。電磁コイルを套装してヨークの大部分を形成
するコイルカバーと電磁コイルとの間隙が大きい
ほど漏洩磁束が多くなり、電磁コイルに流れる電
流値が増加する。この増加電流による電磁コイル
の温度上昇と、温度上昇による電気抵抗値の増大
は、電磁コイルへの通電する電流値の低下とな
り、磁力の減少すなわちポンプの出力低下とな
る。しかも、充分な耐湿性、絶縁性及び固定強度
が確保できないという問題点があつた。 電磁コイルとコイルカバーとの間隙が大きいこ
とによるポンプの出力低下は、前記モールドコイ
ル型の場合も同様である。 〈問題を解決するための手段〉 上述する従来の問題点を解決するため、本考案
に係る電磁プランジヤポンプは、電磁コイルと、
冠帽筒状でなり、前記電磁コイルに対し、その略
全外周側部を挿嵌可能な範囲の可及的狭小な嵌合
隙間を保つて套装するように同軸状に嵌合され、
前記電磁コイルのヨークを構成するコイルカバー
と、前記嵌合隙間の全域に亙つて充填された耐湿
性、電気絶縁性、熱伝導性及び浸透性のよい合成
樹脂層とを備え、前記合成樹脂層により前記電磁
コイル、その接続子及び前記コイルカバーを一体
的に固着したことを特徴とする。 〈作用〉 本考案においては、コイルカバーは、冠帽筒状
でなり、電磁コイルに対し、その略全外周側部を
套装するように同軸状に嵌合させてあるから、電
磁コイルの外周側部と、コイルカバーの内側との
間の嵌合隙間を、両者を挿嵌可能な範囲の可及的
狭小な間隔に保ちながら、電磁コイルの全外周側
部にその保護体及びヨークを簡単に組立、形成で
きる。 しかも、電磁コイルとコイルカバーとの間に、
挿嵌可能な範囲の可及的狭小な嵌合隙間を形成し
てあるから、コイルカバーを電磁コイルに近接さ
せることができる。このため、電磁コイルに発生
した磁束をコイルカバーに集中させると共に、コ
イルカバー内部での漏洩磁束を減少させて、磁気
効率を向上させることができる。これにより、実
質的に電磁コイルを付勢する電流値を低下させな
がら、同等以上のポンプ出力をもたらす磁力を得
ることができる。これを換言すれば、アンペアタ
ーン(起磁力)を減じて消費電力を減少させて
も、同等以上のポンプ出力が得られることを意味
する。 また、コイルカバーは、挿嵌可能な範囲の可及
的狭小な嵌合隙間を保つて套装するように、電磁
コイルに対して同軸状に嵌合し、前記嵌合隙間の
全域に亙つて、熱伝導性及び浸透性のよい合成樹
脂層を充填してあるので、電磁コイルとコイルカ
バーとの間に、その嵌合部の全周に亙つて、間隔
が狭く、熱伝導性が良好で、かつ、放熱面積の広
い放熱層が形成され、高い放熱性が得られ、電磁
コイルの温度上昇が抑制される。電磁コイルの温
度上昇が低ければ、それだけ電気抵抗値の低い範
囲で電磁コイルを動作させ得るから電流値の低下
も少なく、従来技術のもに比してアンペアターン
が増大する。従つて、ポンプの出力が同一であれ
ば、電磁コイルの巻数または線径を小さくし、小
型化を図ることができ、また線径と巻数が同一の
電磁コイルを使用した場合にはポンプの出力を増
すことは勿論、温度上昇によつて経済的にポンプ
の出力が低下するのを、小さくすることが可能と
なる。 しかも、冠帽筒状でなるコイルカバーにより、
電磁コイルのヨークを構成してあるから、コイル
カバーでの漏洩磁束が少なくなり、磁気抵抗が低
下し、ヨークの大部分を形成するコイルカバーを
巡る磁束が増加して磁気効率が高くなり、ポンプ
出力の増大、または小型化が可能になる。 更に、嵌合隙間に充填される合成樹脂層は、エ
ポキシ樹脂等の耐湿性、電気絶縁性、熱伝導性及
び浸透性のよい合成樹脂であり、この合成樹脂層
により電磁コイル、その接続子及びコイルカバー
を一体的に固着してあるので、電磁コイルの接続
子取付部分及び電磁コイルの間に絶縁フイルムを
挿入し、その上から粘着テープもしくは緊結紐を
2〜3回巻装して仮止めするだけでよく、電磁コ
イルの外周側部、特に接続子取付部分の膨出する
度合が極めて僅かで、電磁コイルの外径が従来技
術のものに比し大きくならず、コイルカバーの内
径もそれだけ小径にすることができる。この結
果、電磁コイルへ合通電時に、コイルカバー内部
の漏洩磁束が少なくない磁気抵抗が減じて、ヨー
クの大部分を形成するコイルカバーを巡る磁束が
増加して磁気効率を高め、実質的に電磁コイルを
付勢する電流値を低下させ、しかも同等以上のポ
ンプの出力を得ることができる。 また、従来の電磁コイルの場合には、コイルの
絶縁保護及び接続リード線や接続端子など接続子
の固定のために、絶縁紙、絶縁テープ、緊結紐を
多重に巻装してあつたので、これらが電磁コイル
を構成する絶縁エナメル銅線に対する保温層とし
て働き、放熱作用の妨げとなる上に、コイルカバ
ーと電磁コイルとの間隙にも断熱性の高い空気層
が滞留介在して外部への熱放散を妨げ、またこの
空気層による吸湿作用があつて、前記絶縁材料の
絶縁劣化をもたらすことがあつた。これに対し
て、本考案の場合は、嵌合隙間の全域に亙つて、
耐湿性、気絶縁性、熱伝導性及び浸透性のよい合
成樹脂層を充填したから、電磁コイルの絶縁保護
及び接続子固定の手段として合成樹脂層を薄くし
つつ、電磁コイル電線を殆ど露出させると共に、
空気層を介在させずに、比較的熱伝導性のよい合
成樹脂を介して電磁コイルの電線部分とコイルカ
バーを密着させ、電磁コイルに発生した熱をコイ
ルカバーから外部へ効率良く放散し、温度上昇を
低く抑えることができ、また吸湿による絶縁劣化
の余地がなくなる。 また、合成樹脂層により前記電磁コイル、その
接続子及び前記コイルカバーを一体的に固着した
から、接続子が脱落したり、あるいは外部電源と
の接続、切り放し時などの外力によつて簡単に抜
けたり、弛んだりするおそれもなく、断線、短絡
事故が防止され、防水性、絶縁性も高まる。 〈実施例〉 第1図は本考案に係る電磁プランジヤポンプの
断面図である。この実施例では、非磁性材料より
成るプランジャケース1の上部及び下部に、上部
環状磁路2及び下部環状磁極3をそれぞれ接続す
ると共に、これら各部1、2、3のまわりに、ポ
ンプ作動用のコイル4と電磁弁作動用のコイル5
とを軸心方向に同軸状に隣設配置してある。 またプランジャケース1の内部には、電磁プラ
ンジヤ6を摺動往復自在に嵌挿してあり、該電磁
プランジヤ6の下端部には、本体7にネジ止めし
たシリンダ8内で摺動往復する吐出プランジヤ9
をタベツト部を介して係接させてある。電磁プラ
ンジヤ6と上部環状磁路2の内孔底面との間に
は、補助バネ10を圧設介在させると共に、吐出
プランジャ9と本体7上のバネ座11との間には
戻しバネ12を圧設介在させてあり、補助バネ1
0と戻しバネ12との弾発力により、電磁プラン
ジヤ6と吐出プランジャ9とを互いに圧接係合さ
せながら、プランジャケース1の内部にバネ釣合
静止させてある。 前記上部環状磁路2の上端には吐出接手13を
螺合させ、該吐出接手13によつて磁気座金14
をコイルカバー15の上面に締着させてある。ま
た吐出接手13の内洞16内に弁体17を有する
電磁可動片18を内設してある。該電磁可動片1
8は上部環状磁路2の上端面との間に圧設介在さ
せたバネ19によつて押圧付勢され、ポンプ作動
停止時には、吐出接手13に形成された通孔20
の弁座21に圧接してこれを閉塞している。 電磁可動片18と上部環状磁路2との間には空
隙が形成されており、上部環状磁路2は電磁可動
片18を吸引する磁極としても作用するようにな
つている。 次に本考案の要部である電磁コイル4,5とコ
イルカバー15との組立構造について詳説する。
第2図はその詳細を示す要部の破断面図である。
まず電磁コイル4,5は、コイル枠22,23に
絶縁エナメル銅線等を巻装して構成される。コイ
ル枠22,23は、非磁性部分24を介して対向
するつば状の磁路2a,2bの両側に同軸状に配
設してある。また電磁コイル4,5のコイル端末
は、直列または並列に接続し、その両コイル端末
に絶縁スリーブ25,26を被せたうえで、それ
ぞれに外部から導入されたリード線27,28を
半田付け等の手段によつて接続固定してある。コ
イル端末とリード線27,28との接続部分は絶
縁フイルム29の間に挟んで絶縁処理を施すと共
に、絶縁フイルム29の上から緊締紐30を2〜
3回巻装して仮止めしてある。リード線27,2
8の他端側は、コイルカバー15に嵌め込んだ止
具31を介して外部へ導出してある。 この電磁コイル組立体は、ヨークとなる冠帽円
筒状のコイルカバー15内に同軸状に嵌合され
る。嵌装した状態では、電磁コイル4,5の前記
通電体の被覆を含む外周面及び磁路2a,2bの
欠落部32と、コイルカバー15の内面との間
に、両者の寸法差に基く嵌合隙間が形成される
が、この嵌合隙間は、電磁コイル4,5とコイル
カバー15とを挿嵌可能な範囲の可及的狭小な間
隔に保ちながら狭小化してある。但し、前記磁路
2a,2bの円板状外周部分は磁束の通路として
コイルカバー15に内接させてある。 合成樹脂の注入充填作業時には冠帽円筒状のコ
イルカバー15をさかさまにしてこの狭小嵌合隙
間に、エポキシ樹脂など流動性、浸透性のよい液
状合成樹脂を、硬化剤、増量骨材などと混合した
うえ注入充填し、これを硬化固着させて合成樹脂
層33を形成する。電磁コイル4,5及びリード
線27,28もしくは止具31は前記合成樹脂層
33によつてコイルカバー15に一体的に固定さ
れる。 なお、第1図において、34は吸入口、35は
止めネジ、36は吸入弁、37は圧力室、38は
吐出弁、39は盲栓、40は圧力導孔、41は下
部環状磁極3を嵌着して本体7にネジ止め固定す
る下板である。 上記の実施例に示すように、コイルカバー15
は、冠帽筒状でなり、電磁コイル4,5に対し、
その略全外周側部を套装するように同軸状に嵌合
させてあるから、電磁コイル4,5の外周側部と
コイルカバー15の内周面との間に、挿嵌可能な
範囲の可及的狭小とされた嵌合隙間を保ちなが
ら、電磁コイル4,5の全外周側部にその保護体
及びヨークを簡単に組立できる。 また、コイルカバー15は、電磁コイル4,5
の外周側部を挿嵌可能な範囲の可及的狭小な嵌合
隙間を保つて套装するように、電磁コイル4,5
に対して同軸状に嵌合し、嵌合隙間の全域に亙つ
て、エポキシ樹脂等の熱伝導性及び浸透性のよい
合成樹脂層33を充填してあるので、電磁コイル
4,5とコイルカバー15との間に、その嵌合部
の全周に亙つて、間隔が狭く、熱伝導性が良好
で、かつ、放熱面積の広い放熱層が形成され、放
熱性が高くなる。 しかも、電磁コイル4,5のヨークを構成する
コイルカバー15は冠帽状となつていて、電磁コ
イル4,5に対して嵌合隙間を介して同軸状に嵌
合されているから、コイルカバー15により連続
する磁路が形成され、漏洩磁束が少なくなり、磁
気抵抗が低下し、コイルカバー15の磁気効率が
高くなる。 そして、上述の嵌合間隙への合成樹脂層33の
充填構造による放熱性の向上と、コイルカバー1
5を冠帽筒状として電磁コイル4,5に軸方向に
嵌合させたことによる磁気効率の向上とにより、
ポンプ出力の増大、または、全体形状の小型化が
可能になる。 更に、絶縁フイルム29、緊締紐30を2〜3
回巻き付けてリード線27,28を仮止めするだ
けで良く、接続子固定部分が非常に薄くできるか
ら、電磁コイル4,5の外周側部の外径とコイル
カバー15との嵌合隙間を小さくし、コイルカバ
ー15を磁気発生源たる電磁コイル4,5に近接
させることができる。このため前記嵌合隙間部分
の漏洩磁束が少なくなり、ヨークの大部分を形成
するコイルカバー15に磁束が集中し、そこを巡
る磁束が増加することで、磁気抵抗を減じた結果
となり、磁気効率が高まり、実質的に電磁コイル
4,5への付勢電流値も低下させ、しかも同等以
上のポンプの出力をもたらす磁力の発生を得るこ
とができる。 因みに、前記磁束の巡る磁気回路のヨークの構
成は、上部環状磁路2、コイルカバー15(磁気
座金14を含む)、下板41、下部環状磁極3で
あり、コイルカバー15はヨークの大部分を形成
している。また、磁路2aは電磁コイル5を、磁
路2bは電磁コイル4をそれぞれ囲むヨークの一
部を形成して、電磁コイル5により発生する磁束
の大部分は、上記環状磁路2、前記コイルカバー
15、磁路2aを巡り、電磁可動片18を上部環
状磁路2の上端面に吸着する磁力を発生する。一
方、電磁コイル4に発生する磁束の大部分は、上
部環状磁路2、コイルカバー15、下板41、下
部環状磁極3を巡り、電磁プランジヤ6を下部環
状磁極3の方へ吸引する磁力を発生する。 なお、電磁可動片18及び電磁プランジヤ6は
前記各磁気回路を継ぐ電機子として、それぞれの
磁気回路における磁気間隙を埋めて磁気抵抗(レ
ラクタンス)を減少せしめてパーミアンスを増大
するように磁力によつて吸引され作動するもので
ある。 電磁コイル4,5にそれぞれ例えば商用電源を
半波整流した断続電流を付勢すると、前記電磁コ
イル5により発生した磁力で電磁可動片18は上
部環状磁路2に吸着されて、吐出側の通路を開
き、電磁コイル4により発生した磁力で前記電流
導通時には電磁プランジヤ6は、下部環状磁極3
の方へ戻しバネ12の反発力に抗して吸引され、
非導通時には戻しバネ12の反発力で旧位置に復
さんとして、電磁プランジヤ6はプランジャケー
ス1内を往復運動する。同時に電磁プランジヤ6
と連動する吐出プランジヤ9もシリンダ8内を摺
動往復して、吸入弁36と吐出弁38の協同作用
と相まつてポンプ作用を営み、吸入口34から矢
印aのように吸入された流体は、吸入弁36、圧
力室37、吐出弁38、圧力導孔40からプラン
ジャケース1内に入り、電磁プランジヤ6、上部
環状磁路2、電磁可動片18のそれぞれ内孔を縦
貫して吐出接手13の吐出口20から矢印bに示
すように吐出される。また、電磁コイル4,5と
コイルカバー15との間の嵌合隙間に、空気層を
持たないで比較的熱伝導性の良好な合成樹脂層3
3で成る薄い放熱層をコイルカバー15と一体に
形成できることから、電磁コイル4,5に発生し
た熱を効率よく外部へ放散し、その温度上昇を従
来より低く抑えることができる。電磁コイル4,
5の温度上昇が低ければ、それだけ電気抵抗の低
い範囲で電磁コイル4,5を動作させ得るから電
流値の低下も少なく、従来技術のものに比してア
ンペアターンが増大する。従つて、ポンプの出力
が同一であれば、電磁コイル4,5の巻数または
線径を小さくし、小型化を図ることができ、また
線径と巻数が同一の電磁コイルを使用した場合に
はポンプの出力を増すことは勿論、温度上昇によ
つて経時的にポンプの出力が低下するのを、小さ
くすることが可能となる。 次に試験データを掲げて本考案の効果を更に具
体的に説明する。表1は、本考案に係る電磁コイ
ル(Aと称す)と、従来の絶縁紙と絶縁テープで
外装してコイルカバーに装入した電磁コイル(B
と称す)を用意し、それぞれを同一の構造のポン
プに装着し、商用交流電源(100V、50Hz)を半
波整流してポンプを運転したときの電磁コイルの
温度上昇試験データを示している。このときの使
用流体はJIS1号白灯油、ポンプの調圧弁による設
定吐出圧力は7Kgf/cm2、吐出流量4500c.c./Hr
を基準とした。
【表】
【表】 温度上昇値△Tは電気抵抗法によつて次式から
求めた △T(deg) =(R2/R1−1)(234.5+t) 但し、 R1……コイルの初期抵抗値 R2′……通電60分後のコイル抵抗値 R2……通電120分後飽和時のコイル抵抗値 t……周囲温度℃ 表1の試験データからわかるように、従来の電
磁コイルBは通電60分後で平均64.4℃、通電120
分後の飽和時においては平均67.67℃の温度上昇
を示す。これに対し、本考案に係る電磁コイルA
は、通電60分後で平均55.8℃と電磁コイルBより
約10℃程度も低い温度上昇に留まり、しかも通電
120分後の飽和時においても平均56.95℃の温度上
昇を示すに過ぎず、電磁コイルBより約11℃も低
く、また通電60分後より僅かに1℃程度上昇する
に留まる。従つて本考案によれば、ポンプの出力
の増大または小型化が達成できることは勿論のこ
と、ポンプ出力の経時的低下を小さくすることも
できる。 なお、実施例では、電磁弁作動用のコイル5を
有する電磁弁内蔵型の電磁プランジヤを示した
が、電磁弁を内蔵せず、したがつて電磁コイル5
を持たなに電磁プランジヤポンプであつても同様
に適用が可能である。また、電磁コイル4または
5はコイル枠22,23に巻装してあるが、環状
磁路2及びプランジャケース1の外周に絶縁紙も
しくは絶縁チユーブ等を巻いて絶縁処理を施し、
これに直接コイルを巻装する構造であつてもよ
い。また、電磁コイル4,5に対する接続子の構
造は、リード線によるものでなく、例えばプラグ
を合成樹脂に埋め込んだ構造としてもよい。 〈考案の効果〉 以上詳説したように、本考案によれば、次のよ
うな効果が得られる。 (a) コイルカバーは、冠帽筒状でなり、電磁コイ
ルに対し、その略全外周側部を套装するように
同軸状に嵌合させてあるから、電磁コイルの外
周側部と、コイルカバーの内側との間の嵌合隙
間を、両者を挿嵌可能な範囲の可及的狭小な間
隔に保ちながら、電磁コイルの全外周側部にそ
の保護体及びヨークを簡単に組立、形成し得る
電磁プランジヤポンプを提供できる。 (b) 電磁コイルとコイルカバーとの間に、挿嵌可
能な範囲の可及的狭小な嵌合隙間を形成してあ
るから、コイルカバーを電磁コイルに近接させ
て、電磁コイルに発生した磁束をコイルカバー
に集中させると共に、コイルカバー内部での漏
洩磁束を減少させて、磁気効率を向上させるこ
とができる。このため、小容量で高性能の電磁
プランジヤポンプを提供できる。 (c) 挿嵌可能な範囲の可及的狭小な嵌合隙間の全
域に亙つて、熱伝導性及び浸透性のよい合成樹
脂層を充填してあるから、電磁コイルとコイル
カバーとの間に、その嵌合部の全周に亙つて、
間隔が狭く、熱伝導性が良好で、かつ放熱面積
の広い放熱層が形成され、放熱性が高くなる。
このため、ポンプ出力の増大、または、全体形
状の小型化を図つた電磁プランジヤポンプを提
供できる。 (d) 冠帽筒状でなるコイルカバーにより、電磁コ
イルのヨークを構成してあるから、コイルカバ
ーでの漏洩磁束が少なくなり、磁気抵抗が低下
し、磁気効率が高くなる。このため、ポンプ出
力の増大、または、全体形状の小型化を図つた
電磁プランジヤポンプを提供できる。 (e) 嵌合隙間に充填される合成樹脂層は、耐湿
性、電気絶縁性、及び浸透性のよい合成樹脂で
あるから、電磁コイルの外径が従来技術のもの
に比し大きくならず、コイルカバーの内径もそ
れだけ小径にすることができる。このため全体
形状を小型化すると共に、コイルカバーを電磁
コイルに近接させてコイルカバーの漏洩磁束を
減少させ、これにより磁気効率を向上させ、小
型で、ポンプ出力の高い電磁プランジヤポンプ
を提供できる。 (f) 嵌合隙間の全域に亙つて耐湿性、電気絶縁
性、熱伝導性及び浸透性のよい合成樹脂層を充
填したから、電磁コイルの絶縁保護及び接続子
固定の手段として合成樹脂層を薄くしつつ、電
磁コイル電線を殆ど露出させると共に、空気層
を介在させずに、比較的熱伝導性のよい合成樹
脂層を介して電磁コイルの電線部分とコイルカ
バーを密着させ、電磁コイルに発生した熱をコ
イルカバーから外部へ効率良く放散し、温度上
昇を低く抑えることができ、また吸湿による絶
縁劣化の余地のない電磁プランジヤポンプを提
供できる。 (g) 合成樹脂層により、電磁コイル、接続子及び
コイルカバーを一体的に固着したから、接続子
が脱落したり、あるいは外部電源との接続、切
り放し時などの外力によつて簡単に抜けたり、
弛んだりするおそれがなく、断線、短絡事故を
確実に防止でき、しかも防水性、絶縁性の高い
高信頼度の電磁プランジヤポンプを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電磁プランジヤポンプの
縦断面図、第2図は同じく要部の破断面図であ
る。 1……プランジャケース、4……ポンプ作動用
の電磁コイル、5……電磁弁作動用の電磁コイ
ル、15……コイルカバー、27,28……リー
ド線、33……合成樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁コイルと、冠帽筒状でなり、前記電磁コイ
    ルに対し、その略全外周側部を挿嵌可能な範囲の
    可及的狭小な嵌合隙間を保つて套装するように同
    軸状に嵌合され、前記電磁コイルのヨークを構成
    するコイルカバーと、前記嵌合隙間の全域に亙つ
    て充填された耐湿性、電気絶縁性、熱伝導性及び
    浸透性のよい合成樹脂層とを備え、前記合成樹脂
    層により前記電磁コイル、その接続子及び前記コ
    イルカバーを一体的に固着したことを特徴とする
    電磁プランジヤポンプ。
JP4243080U 1980-03-31 1980-03-31 Expired JPS6246861Y2 (ja)

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JPH0649917Y2 (ja) * 1986-09-05 1994-12-14 シルバー株式会社 電磁ポンプ

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