JPS6247226B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6247226B2 JPS6247226B2 JP54163480A JP16348079A JPS6247226B2 JP S6247226 B2 JPS6247226 B2 JP S6247226B2 JP 54163480 A JP54163480 A JP 54163480A JP 16348079 A JP16348079 A JP 16348079A JP S6247226 B2 JPS6247226 B2 JP S6247226B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- drip
- weight
- silica
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Greenhouses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は合成樹脂製フイルム、シート、パネ
ル又はガラス、金属などの表面を合成樹脂で処理
した面(以下合成樹脂面という)に接触させるだ
けで持続性の高いすぐれた防滴性を与える防滴剤
に関するものである。 周知の様に農作物や魚類などが栽培、養殖され
ている農水産用ハウスでは透明又は半透明の合成
樹脂フイルム類が被覆材として使用されている。
この被覆材は硬質或いは軟質の塩化ビニル樹脂、
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合物製
のフイルムやシート、又はガラス繊維で強化した
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂のシートやパネ
ルで、その表面はほとんどが疎水性である。この
ようなハウスにおいて、内部を裁培する養殖に適
する温度になるように外気温より高くすると、合
成樹脂板の内面が結露する。結露により生じる水
滴は大小にかゝわらず日光の透過を妨げ、また水
滴が生長すると滴下して農作物や魚類の生育に
種々の障害をもたらす。又、合成樹脂製或いは合
成樹脂で表面処理したガラス製のメガネやカメラ
などのレンズは、湿度の高いところで微細な水滴
の付着によつて曇ることは日常よく経験する。こ
れらの防曇、防滴対策としては従来から各種の界
面活性剤やその他の薬剤をあらかじめ合成樹脂に
混入したり、又は合成樹脂面に塗布している。し
かしこれらの方法には次の様な欠点が有る。 (1) アニオン、ノニオン、カチオンの各界面活性
剤を防滴剤とすれば、水溶性なので結露水によ
り合成樹脂面から流出しやすく、効果の持続性
が乏しい。 (2) 合成樹脂中の可塑剤、安定剤などが移行、揮
散して表面に吐出したり再凝縮し、又は各種作
業により飛散する油剤、塵埃その他の汚染成分
が合成樹脂面に付着すると合成樹脂面が常に疎
水性表面となるので、合成樹脂にあらかじめ防
滴剤などを混入しても、合成樹脂本体の機械
的、物理的可使寿命に充分見合う期間だけ防滴
性を維持するのが困難である。 したがつて合成樹脂面の汚染防止の作用をもた
らせながら防滴性保持時間の延長を図り、仮に防
滴効果が低下した場合直ちに再処理可能なことが
要望される。 かくして本発明者等は上記要望に応ずるべく各
種検討を重ねた結果本発明の完成に達したもので
ある。 本発明の第1の特徴は合成樹脂面に対する防滴
作用が強く、防滴性の持続期間が著しく延長され
たことにある。本発明の他の特徴は塗布量が少量
で、合成樹脂面に薄膜層を形成するだけで充分な
防滴効果を発揮するので、合成樹脂面の透明性を
損うことがないことにある。本発明の他の特徴は
処理作業が極めて簡単なことにある。例えば現場
で原液を水で希釈したり、又はあらかじめ水で希
釈した液を合成樹脂面に噴霧、散布又は塗布する
だけでよく、加熱や乾燥などの後処理をしなくて
も直ちに防滴効果を発揮することができる。本発
明の他の特徴は各種材質の合成樹脂面に対する濡
れが良く、かつ付着力が強いので防滴処理可能な
対象範囲が広い。即ち前記した農水産用ハウス、
メガネ、ゴーグル、建築物の窓、自動車用ガラス
などの各種の材質に対し、処理面が乾燥、湿潤い
ずれの状態であつても噴霧、散布、塗布などによ
り直接付着することができ、たとえ処理面が油成
分や塵埃で汚染されていたり効果を失つた防滴剤
が付着していても、ほとんどの場合、これらの付
着物をあらかじめ除去しなくてもよい。 本発明はシリカと有機シラン化合物の混合物を
加熱して成る組成物を主成分とする防滴剤に関す
るものである。 さらに詳しくはX−Si−Y3(ただしXはアミノ
基を1個含む炭素数3の炭化水素基、Yは炭素数
1又は2のアルコキシ基)として特定される有機
シラン化合物を用い、シリカ中Siに対する有機シ
ラン化合物のモル比で0.01/100〜3/100の範囲
で混合して70℃を越えない温度域で60分以上加熱
させてなる組成物を水に分散させてなる溶液(以
下、準コロイド溶液という)を用いて合成樹脂面
を処理するものであり、又必要ならば水溶液高分
子物質、界面活性剤、水溶性有機溶剤を混合させ
ても良い。 本発明におけるシリカは水中に分散して準コロ
イド溶液を形成する平均粒子径0.1〜50mμの基
本単位SiO2の微粒子であるが、実際の使用に際
してはシリカと呼称して市販されているシリカ微
粉体を水中に分散して使用するか、又は他の公知
の方法により製造された固形分濃度10〜40重量%
の所謂シリカゾルを原料として使用するのがよ
い。 本発明において特有の一般式を有する有機シラ
ン化合物としては次に例示するものが有る。 (1) H2N(CH2)3Si(OCH3)3 (2) H2N(CH2)3Si(OC2H5)3 上記したいずれの有機シラン化合物も容易に加
水分解し、加水分解したときコロイダルシリカの
粒子表面に共有結合乃至は物理的吸着して最外層
に有機シリカ層が形成されるのである。 一方、水溶性高分子物質、界面活性剤、水溶性
有機溶剤は合成樹脂面に噴霧、散布、塗布などし
たとき、合成樹脂面に対する濡れをさらに向上さ
せるとともに主成分を全面に斑なく展着させるた
めのものであつて、水溶性高分子物質の好ましい
例としてはポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ヒドロキシエチルセルローズ、ソジウ
ムカルボキシメチルセルロースなどで代表される
非解離性若しくは高分子アニオンを生成する解離
性高分子物質である。また界面活性剤の好ましい
例としてはポリオキシエチレンモノアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテ
ル、N−アルキルポリオキシエチレンパーフルオ
ロアルキルスルフオンアシド、脂肪酸モノグリセ
リド硫酸エステル塩、長鎖アルキル硫酸エステル
塩、長鎖アルキルアリル硫酸エステル塩、パーフ
ルオロアルキル硫酸エステル塩、長鎖アルキルス
ルフオン酸塩などで代表される非イオン又はアニ
オン型界面活性剤であり、水溶性有機溶剤の好ま
しい例としてはグリシドール、エチルアルコー
ル、エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ルなどで代表されるものである。 本発明の防滴剤は極めて簡単に製造することが
できる。例えば撹拌機を有する槽にシリカコロイ
ド水溶液を供給し、更に有機シラン化合物を添加
して70℃を越えない温度域、望ましくは50〜70℃
で加熱しながら60分以上撹拌する。シリカコロイ
ドと有機シラン化合物との混合物を上記温度域で
加熱しながら十分に撹拌すると、全体として均一
なコロイド溶液組成物となる。 なお、上記加熱温度が70℃を越えると、粒子が
凝集して粗大化し、そのため防滴機能が低下す
る。また、50℃以下では、反応速度が低下し、生
成効率が落ちる。このコロイド溶液に必要に応じ
てシリカに対する重量比が0.5〜20%程度となる
ように水溶性高分子物質を加えて撹拌し、更に展
着性を望むならシリカに対する重量比が0.05〜2
%程度の界面活性剤、更には水溶性有機溶剤を添
加して撹拌する。しかし界面活性剤や水溶性有機
溶剤を多量に添加すると合成樹脂面に付着したと
き防滴効果の持続性を損うことが有り、展着性と
持続性との調和を考慮すれば水溶性高分子物質の
みをシリカに対して重量比において1〜10%添加
するのが好ましい。 本発明の防滴剤はシリカと有機シラン化合物と
を、シリカ中Siに対する有機シラン化合物がモル
%で0.001〜3%、好ましくは0.05〜1%で反応
させて得られる縮合付加物(有機シラン化合物が
表面に結合したシリカ)を主成分とするが、有機
シラン化合物がシリカに対してモル比で0.01/
100より少ない場合には合成樹脂面に対するシリ
カ粒子の固着性はほとんど変化しない有機シラン
化合物による持続性向上の効果があらわれなくな
る。そして3/100より多くしても有機シラン化
合物によるそれ以上の持続性の向上が認められな
いし、しかも有機シラン化合物同志相互の縮合に
よつて粗大不溶物を形成し、合成樹脂面に付着後
結晶析出などの不都合を生じることがある。 したがつて本発明においてはシリカと有機シラ
ン化合物の配合比が上記のように特定される。 本発明の防滴剤を使用するには、シリカ固形分
濃度が0.05〜2重量%、一般的には0.1〜1重量
%となるように水で希釈し、合成樹脂面1m2につ
いてシリカ固形分が0.05〜0.5g含有するように
50ml以上を噴霧、散布、、塗布したり、或いは溶
液に浸漬する。噴霧する場合には希釈液をエアー
スプレー缶に入れて行うことができ、散布したり
塗布するのは従来から行われている公知の手段を
利用する。そして合成樹脂面が汚染していたり水
分が付着していれば、乾燥面若しくは清浄面に対
する場合より濃度を高くするのが好ましい。この
ように合成樹脂面に防滴剤を付着させた後は加熱
したり乾燥させることなく直ちに防滴機能を長期
間保持させることができる。 (防滴性能の試験方法) 図面は本発明の防滴剤の性能を判定する試験装
置である。この図においてAは上面が開放した水
蒸気発生槽(30×30×30cm)で、深さ20cmの水量
を保つて90±2℃に加熱する。上記した水蒸気発
生槽Aの上面に網を置き、その上に内部を透視で
きる下面開放のガラス箱B(32×32×30cm)を載
置する。ガラス箱Bの中央部には試験片取付箱C
(20×20×20cm)を置き、該取付箱Cの側壁に設
けた窓D(6×14cm)に被試験用フイルム又はパ
ネル、シートを取り付けるとともに、取付箱Cの
内部に20±2℃の水を満して流す。 ガラス箱Bと取付箱Cとに挾まれた空間の水蒸
気室Eは温度55〜60℃に関係湿度がほゞ100%に
達する。この環境に面する試験片には連続的に水
蒸気が凝縮するが、水滴付着面積が全面積の20%
に達するまでの時間を測定して防滴性持続時間と
する。 以下実施例に示す防滴持続時間は全て上記の方
法により測定した。 実施例 1 シリカコロイド水溶液〔日産化学工業(株)製スノ
ーテツクスC、SiO2含有量重量20%、PH8.5〜
9.0)85重量部を加熱可能な容器に採取し、撹拌
を続けながらγ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン〔信越化学工業(株)製品KBE903〕0.5重量部を
徐々に添加する。添加後徐々に加熱し、50〜70℃
に液温を保ち、60分間撹拌後、水14.5重量部を加
え、シリカ固形分濃度17.5重量%の均質な変性シ
リカ溶液100部を得た。得られた反応生成液を水
で90重量部に希釈し、シリカ固形分濃度0.2重量
%の防滴剤を得た。 実施例 2 実施例1で用いた装置に水70重量部を採取し、
モノエタノールアミン0.2重量部を加えてPH8.5の
水溶液を調整し、この中に撹拌しながらシリカ微
粒子(日本アエロジカル製品、アエロジカル
200)85重量部を徐々に投入して均質なシリカコ
ロイド溶液を製造した。このシリカコロイド溶液
を実施例1と同様にしてγ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン〔信越化学工業(株)製品KBE903〕
0.3重量部を加えて加熱撹拌溶解して反応生成物
を得た。これに、ポリビニルアルコール〔日本合
成化学工業(株)製ゴーセノールGH17〕1重量部と
非イオン界面活性剤〔第一工業製薬(株)製、ノイゲ
ンEA130T〕0.1重量部とを水18.4重量部に予め溶
解した水溶液を加えて15分間加熱、撹拌してシリ
カ固形分濃度11.6重量%の乳白色半透明コロイド
溶液100重量部を得た。これを水で60重量部に希
釈し、シリカ固形分濃度0.2重量%の防滴剤を得
た。 比較例 1 スノーテツクスO 80重量% 水 20重量% 上記固形分濃度19重量%の組成液を95重量部に
希釈して、固形分濃度0.2重量%の試験液を得
た。 品名の説明 スノーテツクスO;日産化学(株)製SiO2 20重量
% PH3.5のシリカコロイド溶液 比較例 2 スノーチツクスC 80重量% パルー3608 1.5重量% ゴーセノールGH−17 1重量% 水 17.5重量% 上記固形分濃度18.5重量%の組成液を90倍に希
釈して、固形分濃度0.2重量%の試験液を得た。 品名の説明 スノーテツクスC;日産化学(株)製SiO2 20重量
% PH8.7のシリカコロイド溶液 パルー3608;丸菱油化(株)製ノニルフエノール1
モルと、エチレンオキサイド8モルの縮合
物 ゴーセノールGH;日本合成化学工業(株)製ポリ
ビニルアルコール 以上実施例1,2と比較例1,2の防滴剤を厚
さ0.1mmの軟質ポリ塩化ビニルフイルムおよび厚
さ1.2mmのポリメタアクリル酸メチル板に50ml/
m2の割合で散布して試験片とし、前述の方法によ
り防滴持続時間を測定し、その結果を表1に示
す。 【表】
ル又はガラス、金属などの表面を合成樹脂で処理
した面(以下合成樹脂面という)に接触させるだ
けで持続性の高いすぐれた防滴性を与える防滴剤
に関するものである。 周知の様に農作物や魚類などが栽培、養殖され
ている農水産用ハウスでは透明又は半透明の合成
樹脂フイルム類が被覆材として使用されている。
この被覆材は硬質或いは軟質の塩化ビニル樹脂、
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合物製
のフイルムやシート、又はガラス繊維で強化した
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂のシートやパネ
ルで、その表面はほとんどが疎水性である。この
ようなハウスにおいて、内部を裁培する養殖に適
する温度になるように外気温より高くすると、合
成樹脂板の内面が結露する。結露により生じる水
滴は大小にかゝわらず日光の透過を妨げ、また水
滴が生長すると滴下して農作物や魚類の生育に
種々の障害をもたらす。又、合成樹脂製或いは合
成樹脂で表面処理したガラス製のメガネやカメラ
などのレンズは、湿度の高いところで微細な水滴
の付着によつて曇ることは日常よく経験する。こ
れらの防曇、防滴対策としては従来から各種の界
面活性剤やその他の薬剤をあらかじめ合成樹脂に
混入したり、又は合成樹脂面に塗布している。し
かしこれらの方法には次の様な欠点が有る。 (1) アニオン、ノニオン、カチオンの各界面活性
剤を防滴剤とすれば、水溶性なので結露水によ
り合成樹脂面から流出しやすく、効果の持続性
が乏しい。 (2) 合成樹脂中の可塑剤、安定剤などが移行、揮
散して表面に吐出したり再凝縮し、又は各種作
業により飛散する油剤、塵埃その他の汚染成分
が合成樹脂面に付着すると合成樹脂面が常に疎
水性表面となるので、合成樹脂にあらかじめ防
滴剤などを混入しても、合成樹脂本体の機械
的、物理的可使寿命に充分見合う期間だけ防滴
性を維持するのが困難である。 したがつて合成樹脂面の汚染防止の作用をもた
らせながら防滴性保持時間の延長を図り、仮に防
滴効果が低下した場合直ちに再処理可能なことが
要望される。 かくして本発明者等は上記要望に応ずるべく各
種検討を重ねた結果本発明の完成に達したもので
ある。 本発明の第1の特徴は合成樹脂面に対する防滴
作用が強く、防滴性の持続期間が著しく延長され
たことにある。本発明の他の特徴は塗布量が少量
で、合成樹脂面に薄膜層を形成するだけで充分な
防滴効果を発揮するので、合成樹脂面の透明性を
損うことがないことにある。本発明の他の特徴は
処理作業が極めて簡単なことにある。例えば現場
で原液を水で希釈したり、又はあらかじめ水で希
釈した液を合成樹脂面に噴霧、散布又は塗布する
だけでよく、加熱や乾燥などの後処理をしなくて
も直ちに防滴効果を発揮することができる。本発
明の他の特徴は各種材質の合成樹脂面に対する濡
れが良く、かつ付着力が強いので防滴処理可能な
対象範囲が広い。即ち前記した農水産用ハウス、
メガネ、ゴーグル、建築物の窓、自動車用ガラス
などの各種の材質に対し、処理面が乾燥、湿潤い
ずれの状態であつても噴霧、散布、塗布などによ
り直接付着することができ、たとえ処理面が油成
分や塵埃で汚染されていたり効果を失つた防滴剤
が付着していても、ほとんどの場合、これらの付
着物をあらかじめ除去しなくてもよい。 本発明はシリカと有機シラン化合物の混合物を
加熱して成る組成物を主成分とする防滴剤に関す
るものである。 さらに詳しくはX−Si−Y3(ただしXはアミノ
基を1個含む炭素数3の炭化水素基、Yは炭素数
1又は2のアルコキシ基)として特定される有機
シラン化合物を用い、シリカ中Siに対する有機シ
ラン化合物のモル比で0.01/100〜3/100の範囲
で混合して70℃を越えない温度域で60分以上加熱
させてなる組成物を水に分散させてなる溶液(以
下、準コロイド溶液という)を用いて合成樹脂面
を処理するものであり、又必要ならば水溶液高分
子物質、界面活性剤、水溶性有機溶剤を混合させ
ても良い。 本発明におけるシリカは水中に分散して準コロ
イド溶液を形成する平均粒子径0.1〜50mμの基
本単位SiO2の微粒子であるが、実際の使用に際
してはシリカと呼称して市販されているシリカ微
粉体を水中に分散して使用するか、又は他の公知
の方法により製造された固形分濃度10〜40重量%
の所謂シリカゾルを原料として使用するのがよ
い。 本発明において特有の一般式を有する有機シラ
ン化合物としては次に例示するものが有る。 (1) H2N(CH2)3Si(OCH3)3 (2) H2N(CH2)3Si(OC2H5)3 上記したいずれの有機シラン化合物も容易に加
水分解し、加水分解したときコロイダルシリカの
粒子表面に共有結合乃至は物理的吸着して最外層
に有機シリカ層が形成されるのである。 一方、水溶性高分子物質、界面活性剤、水溶性
有機溶剤は合成樹脂面に噴霧、散布、塗布などし
たとき、合成樹脂面に対する濡れをさらに向上さ
せるとともに主成分を全面に斑なく展着させるた
めのものであつて、水溶性高分子物質の好ましい
例としてはポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、ヒドロキシエチルセルローズ、ソジウ
ムカルボキシメチルセルロースなどで代表される
非解離性若しくは高分子アニオンを生成する解離
性高分子物質である。また界面活性剤の好ましい
例としてはポリオキシエチレンモノアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテ
ル、N−アルキルポリオキシエチレンパーフルオ
ロアルキルスルフオンアシド、脂肪酸モノグリセ
リド硫酸エステル塩、長鎖アルキル硫酸エステル
塩、長鎖アルキルアリル硫酸エステル塩、パーフ
ルオロアルキル硫酸エステル塩、長鎖アルキルス
ルフオン酸塩などで代表される非イオン又はアニ
オン型界面活性剤であり、水溶性有機溶剤の好ま
しい例としてはグリシドール、エチルアルコー
ル、エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ルなどで代表されるものである。 本発明の防滴剤は極めて簡単に製造することが
できる。例えば撹拌機を有する槽にシリカコロイ
ド水溶液を供給し、更に有機シラン化合物を添加
して70℃を越えない温度域、望ましくは50〜70℃
で加熱しながら60分以上撹拌する。シリカコロイ
ドと有機シラン化合物との混合物を上記温度域で
加熱しながら十分に撹拌すると、全体として均一
なコロイド溶液組成物となる。 なお、上記加熱温度が70℃を越えると、粒子が
凝集して粗大化し、そのため防滴機能が低下す
る。また、50℃以下では、反応速度が低下し、生
成効率が落ちる。このコロイド溶液に必要に応じ
てシリカに対する重量比が0.5〜20%程度となる
ように水溶性高分子物質を加えて撹拌し、更に展
着性を望むならシリカに対する重量比が0.05〜2
%程度の界面活性剤、更には水溶性有機溶剤を添
加して撹拌する。しかし界面活性剤や水溶性有機
溶剤を多量に添加すると合成樹脂面に付着したと
き防滴効果の持続性を損うことが有り、展着性と
持続性との調和を考慮すれば水溶性高分子物質の
みをシリカに対して重量比において1〜10%添加
するのが好ましい。 本発明の防滴剤はシリカと有機シラン化合物と
を、シリカ中Siに対する有機シラン化合物がモル
%で0.001〜3%、好ましくは0.05〜1%で反応
させて得られる縮合付加物(有機シラン化合物が
表面に結合したシリカ)を主成分とするが、有機
シラン化合物がシリカに対してモル比で0.01/
100より少ない場合には合成樹脂面に対するシリ
カ粒子の固着性はほとんど変化しない有機シラン
化合物による持続性向上の効果があらわれなくな
る。そして3/100より多くしても有機シラン化
合物によるそれ以上の持続性の向上が認められな
いし、しかも有機シラン化合物同志相互の縮合に
よつて粗大不溶物を形成し、合成樹脂面に付着後
結晶析出などの不都合を生じることがある。 したがつて本発明においてはシリカと有機シラ
ン化合物の配合比が上記のように特定される。 本発明の防滴剤を使用するには、シリカ固形分
濃度が0.05〜2重量%、一般的には0.1〜1重量
%となるように水で希釈し、合成樹脂面1m2につ
いてシリカ固形分が0.05〜0.5g含有するように
50ml以上を噴霧、散布、、塗布したり、或いは溶
液に浸漬する。噴霧する場合には希釈液をエアー
スプレー缶に入れて行うことができ、散布したり
塗布するのは従来から行われている公知の手段を
利用する。そして合成樹脂面が汚染していたり水
分が付着していれば、乾燥面若しくは清浄面に対
する場合より濃度を高くするのが好ましい。この
ように合成樹脂面に防滴剤を付着させた後は加熱
したり乾燥させることなく直ちに防滴機能を長期
間保持させることができる。 (防滴性能の試験方法) 図面は本発明の防滴剤の性能を判定する試験装
置である。この図においてAは上面が開放した水
蒸気発生槽(30×30×30cm)で、深さ20cmの水量
を保つて90±2℃に加熱する。上記した水蒸気発
生槽Aの上面に網を置き、その上に内部を透視で
きる下面開放のガラス箱B(32×32×30cm)を載
置する。ガラス箱Bの中央部には試験片取付箱C
(20×20×20cm)を置き、該取付箱Cの側壁に設
けた窓D(6×14cm)に被試験用フイルム又はパ
ネル、シートを取り付けるとともに、取付箱Cの
内部に20±2℃の水を満して流す。 ガラス箱Bと取付箱Cとに挾まれた空間の水蒸
気室Eは温度55〜60℃に関係湿度がほゞ100%に
達する。この環境に面する試験片には連続的に水
蒸気が凝縮するが、水滴付着面積が全面積の20%
に達するまでの時間を測定して防滴性持続時間と
する。 以下実施例に示す防滴持続時間は全て上記の方
法により測定した。 実施例 1 シリカコロイド水溶液〔日産化学工業(株)製スノ
ーテツクスC、SiO2含有量重量20%、PH8.5〜
9.0)85重量部を加熱可能な容器に採取し、撹拌
を続けながらγ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン〔信越化学工業(株)製品KBE903〕0.5重量部を
徐々に添加する。添加後徐々に加熱し、50〜70℃
に液温を保ち、60分間撹拌後、水14.5重量部を加
え、シリカ固形分濃度17.5重量%の均質な変性シ
リカ溶液100部を得た。得られた反応生成液を水
で90重量部に希釈し、シリカ固形分濃度0.2重量
%の防滴剤を得た。 実施例 2 実施例1で用いた装置に水70重量部を採取し、
モノエタノールアミン0.2重量部を加えてPH8.5の
水溶液を調整し、この中に撹拌しながらシリカ微
粒子(日本アエロジカル製品、アエロジカル
200)85重量部を徐々に投入して均質なシリカコ
ロイド溶液を製造した。このシリカコロイド溶液
を実施例1と同様にしてγ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン〔信越化学工業(株)製品KBE903〕
0.3重量部を加えて加熱撹拌溶解して反応生成物
を得た。これに、ポリビニルアルコール〔日本合
成化学工業(株)製ゴーセノールGH17〕1重量部と
非イオン界面活性剤〔第一工業製薬(株)製、ノイゲ
ンEA130T〕0.1重量部とを水18.4重量部に予め溶
解した水溶液を加えて15分間加熱、撹拌してシリ
カ固形分濃度11.6重量%の乳白色半透明コロイド
溶液100重量部を得た。これを水で60重量部に希
釈し、シリカ固形分濃度0.2重量%の防滴剤を得
た。 比較例 1 スノーテツクスO 80重量% 水 20重量% 上記固形分濃度19重量%の組成液を95重量部に
希釈して、固形分濃度0.2重量%の試験液を得
た。 品名の説明 スノーテツクスO;日産化学(株)製SiO2 20重量
% PH3.5のシリカコロイド溶液 比較例 2 スノーチツクスC 80重量% パルー3608 1.5重量% ゴーセノールGH−17 1重量% 水 17.5重量% 上記固形分濃度18.5重量%の組成液を90倍に希
釈して、固形分濃度0.2重量%の試験液を得た。 品名の説明 スノーテツクスC;日産化学(株)製SiO2 20重量
% PH8.7のシリカコロイド溶液 パルー3608;丸菱油化(株)製ノニルフエノール1
モルと、エチレンオキサイド8モルの縮合
物 ゴーセノールGH;日本合成化学工業(株)製ポリ
ビニルアルコール 以上実施例1,2と比較例1,2の防滴剤を厚
さ0.1mmの軟質ポリ塩化ビニルフイルムおよび厚
さ1.2mmのポリメタアクリル酸メチル板に50ml/
m2の割合で散布して試験片とし、前述の方法によ
り防滴持続時間を測定し、その結果を表1に示
す。 【表】
図面は防滴性能試験装置の概略図である。
Claims (1)
- 1 シリカコロイド水溶液に対して、一般式X−
Si−Y3(ただしXはγ−アミノプロピル基、Yは
炭素数1又は2のアルコキシ基)で表示される有
機シラン化合物を、上記シリカ中Siに対するモル
比で0.01/100〜3/100の範囲で混合して70℃を
越えない温度域で60分以上加熱して得た組成物
を、水に分散させたコロイド溶液からなることを
特徴とする合成樹脂面に撥水性を付与させ合成樹
脂面の水滴の付着を防止する防滴剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16348079A JPS5686980A (en) | 1979-12-18 | 1979-12-18 | Antifogging treatment and antifogging agent |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16348079A JPS5686980A (en) | 1979-12-18 | 1979-12-18 | Antifogging treatment and antifogging agent |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5686980A JPS5686980A (en) | 1981-07-15 |
| JPS6247226B2 true JPS6247226B2 (ja) | 1987-10-07 |
Family
ID=15774671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16348079A Granted JPS5686980A (en) | 1979-12-18 | 1979-12-18 | Antifogging treatment and antifogging agent |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5686980A (ja) |
Families Citing this family (10)
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|---|---|---|---|---|
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| US5759643A (en) * | 1987-01-16 | 1998-06-02 | Seiko Epson Corporation | Polarizing plate and method of production |
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| US7544726B2 (en) | 2002-10-14 | 2009-06-09 | Akzo Nobel N.V. | Colloidal silica composition |
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| JP4823497B2 (ja) * | 2004-08-25 | 2011-11-24 | 株式会社Nbcメッシュテック | 親水性を有する複合部材 |
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-
1979
- 1979-12-18 JP JP16348079A patent/JPS5686980A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5686980A (en) | 1981-07-15 |
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