JPS624733Y2 - - Google Patents
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- JPS624733Y2 JPS624733Y2 JP17815481U JP17815481U JPS624733Y2 JP S624733 Y2 JPS624733 Y2 JP S624733Y2 JP 17815481 U JP17815481 U JP 17815481U JP 17815481 U JP17815481 U JP 17815481U JP S624733 Y2 JPS624733 Y2 JP S624733Y2
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- JP
- Japan
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- case
- working chamber
- supply hole
- cover
- storage chamber
- Prior art date
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Links
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- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 14
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、エンジンに連動する駆動軸の回転力
を粘性流体を介してフアンに伝達してフアンを回
転させる粘性流体継手に関し、更に詳しくは、ラ
ジエータ内の冷却水温に応じて作動室内の粘性流
体の流入量を変えることによりフアンの回転数を
調整しうる温度感応型粘性流体継手に関する。
を粘性流体を介してフアンに伝達してフアンを回
転させる粘性流体継手に関し、更に詳しくは、ラ
ジエータ内の冷却水温に応じて作動室内の粘性流
体の流入量を変えることによりフアンの回転数を
調整しうる温度感応型粘性流体継手に関する。
従来より例えば自動車において提供されている
温度感応型粘性流体継手は、エンジンに連動する
駆動軸と、該駆動軸上に遊転可能に取着されたケ
ースと、該ケースとともに回転すべく該ケースに
一体的に取着されフアンが装着されるカバーと、
カバーに固定され該ケースと該カバーとで形成さ
れた中空部を作動室と貯蔵室とに区画し該作動室
と該貯蔵室とを連通する排出孔と供給孔とを有す
る仕切板と、該ケースと該仕切板との間で小隙間
を形成するように該作動室内に収納されかつ該駆
動軸に固定され該駆動軸とともに回転するロータ
と、ラジエータ内の冷却水温に応じて作動するバ
イメタルと、該バイメタルに連結され冷却水温の
上昇につれて該バイメタルが作動すると供給孔を
開放する板バルブとを主構成要素としている。
温度感応型粘性流体継手は、エンジンに連動する
駆動軸と、該駆動軸上に遊転可能に取着されたケ
ースと、該ケースとともに回転すべく該ケースに
一体的に取着されフアンが装着されるカバーと、
カバーに固定され該ケースと該カバーとで形成さ
れた中空部を作動室と貯蔵室とに区画し該作動室
と該貯蔵室とを連通する排出孔と供給孔とを有す
る仕切板と、該ケースと該仕切板との間で小隙間
を形成するように該作動室内に収納されかつ該駆
動軸に固定され該駆動軸とともに回転するロータ
と、ラジエータ内の冷却水温に応じて作動するバ
イメタルと、該バイメタルに連結され冷却水温の
上昇につれて該バイメタルが作動すると供給孔を
開放する板バルブとを主構成要素としている。
かかる流体継手を使用するに当つては、エンジ
ンの回転に連動させて、駆動軸、更にはロータを
回転させる。すると、ロータの回転力が作動室内
の粘性流体を介してケースに伝達され、ケース、
更にはカバー、カバーに装着されるフアンを回転
させ、以てエンジンを冷却する。そしてエンジン
が高温になつてくると、ラジエータ内の水温が上
昇するため、板バルブを作動させて供給孔を開放
し、これにより貯蔵室内に貯蔵されていた粘性流
体を供給孔から作動室内に流入させる。すると作
動室内の粘性流体の量が増して粘性が高くなる。
よつてロータの回転力は、粘性が高くなつた粘性
流体を介して効率よくケースに伝達され、フアン
の回転数が大きくなる。即ち、エンジンが高湿に
なつてくるとエンジンを効率よく冷却する。
ンの回転に連動させて、駆動軸、更にはロータを
回転させる。すると、ロータの回転力が作動室内
の粘性流体を介してケースに伝達され、ケース、
更にはカバー、カバーに装着されるフアンを回転
させ、以てエンジンを冷却する。そしてエンジン
が高温になつてくると、ラジエータ内の水温が上
昇するため、板バルブを作動させて供給孔を開放
し、これにより貯蔵室内に貯蔵されていた粘性流
体を供給孔から作動室内に流入させる。すると作
動室内の粘性流体の量が増して粘性が高くなる。
よつてロータの回転力は、粘性が高くなつた粘性
流体を介して効率よくケースに伝達され、フアン
の回転数が大きくなる。即ち、エンジンが高湿に
なつてくるとエンジンを効率よく冷却する。
ところで、一定時間駆動したエンジンを急に停
止させると、作動室に流入していた粘性流体が作
動室内に多く残留する。その理由は、前述のごと
く、エンジン駆動中に、作動室内の粘性流体の量
が増しているからである。そのためエンジンを再
び始動させる時には、作動室内の粘性流体の粘度
がかなり高くなつているため、ロータの回転力
は、粘度が高い粘性流体を介して直結に近い状態
でケースに伝達されフアンが回転される。その結
果、始動直後のためエンジンがまだ充分に暖まつ
ていないにもかかわらず、フアンによりエンジン
を冷却することになる。そのためエンジンがなか
なか暖まらず、始動時の暖気運転に要する時間が
長くかかる問題点があつた。本考案は上記した実
情を鑑みなされたものであり、暖気運転に要する
時間を短縮しうる温度感応型粘性流体継手を提供
するにある。
止させると、作動室に流入していた粘性流体が作
動室内に多く残留する。その理由は、前述のごと
く、エンジン駆動中に、作動室内の粘性流体の量
が増しているからである。そのためエンジンを再
び始動させる時には、作動室内の粘性流体の粘度
がかなり高くなつているため、ロータの回転力
は、粘度が高い粘性流体を介して直結に近い状態
でケースに伝達されフアンが回転される。その結
果、始動直後のためエンジンがまだ充分に暖まつ
ていないにもかかわらず、フアンによりエンジン
を冷却することになる。そのためエンジンがなか
なか暖まらず、始動時の暖気運転に要する時間が
長くかかる問題点があつた。本考案は上記した実
情を鑑みなされたものであり、暖気運転に要する
時間を短縮しうる温度感応型粘性流体継手を提供
するにある。
本考案の温度感応型粘性流体継手は、
エンジンに連動する駆動軸と、
該駆動軸上に遊転可能に取着されたケースと、
該ケースとともに回転すべく該ケースに一体的
に取着されフアンが装着されるカバーと、 該ケースと該カバーとで形成された中空部を作
動室と粘性流体貯蔵用の貯蔵室とに区画し、該作
動室と該貯蔵室とを連通する排出孔と供給孔とを
有する仕切板と、 該ケースと該仕切板との間で小隙間を形成する
ように該作動室内に収納されかつ該駆動軸に固定
され該駆動軸とともに回転するロータと、 ラジエータ内の冷却水温に応じて作動するバイ
メタルと、 該バイメタルに連結され冷却水温の上昇につれ
て該バイメタルが作動すると供給孔を開放する板
バルブとを有する温度感応型粘性流体継手におい
て、 該排出孔に設けられ粘性流体を該作動室から該
貯蔵室へ通過させ該貯蔵室から該作動室へは通過
させない一方向弁と、 遠心方向へ移動自在に仕切板に設けられ遠心方
向へ移動すると該供給孔を開放する遠心力応答弁
と、 付勢力により遠心力応答弁を該供給孔に押圧し
て該供給孔を閉塞するスプリングとを具備し、 回転による遠心力が大きくなると遠心力により
遠心力応答弁を遠心方向へ移動させ供給孔を開放
し、該貯蔵室内に貯蔵された粘性流体を該供給孔
を介して該作動室へ流入させ、 回転による遠心力が小さくなると該スプリング
の付勢力により該遠心力応答弁を該供給孔に押圧
して該供給孔を閉塞するようにしたことを特徴と
するものである。
に取着されフアンが装着されるカバーと、 該ケースと該カバーとで形成された中空部を作
動室と粘性流体貯蔵用の貯蔵室とに区画し、該作
動室と該貯蔵室とを連通する排出孔と供給孔とを
有する仕切板と、 該ケースと該仕切板との間で小隙間を形成する
ように該作動室内に収納されかつ該駆動軸に固定
され該駆動軸とともに回転するロータと、 ラジエータ内の冷却水温に応じて作動するバイ
メタルと、 該バイメタルに連結され冷却水温の上昇につれ
て該バイメタルが作動すると供給孔を開放する板
バルブとを有する温度感応型粘性流体継手におい
て、 該排出孔に設けられ粘性流体を該作動室から該
貯蔵室へ通過させ該貯蔵室から該作動室へは通過
させない一方向弁と、 遠心方向へ移動自在に仕切板に設けられ遠心方
向へ移動すると該供給孔を開放する遠心力応答弁
と、 付勢力により遠心力応答弁を該供給孔に押圧し
て該供給孔を閉塞するスプリングとを具備し、 回転による遠心力が大きくなると遠心力により
遠心力応答弁を遠心方向へ移動させ供給孔を開放
し、該貯蔵室内に貯蔵された粘性流体を該供給孔
を介して該作動室へ流入させ、 回転による遠心力が小さくなると該スプリング
の付勢力により該遠心力応答弁を該供給孔に押圧
して該供給孔を閉塞するようにしたことを特徴と
するものである。
本考案の温度感応型粘性流体継手によれば、ロ
ータの回転が停止する直前にはケース、ケースに
取着されたカバー、カバーに固定された仕切板は
遊転しているものの、その回転速度は極めて小さ
く、故に遠心力が小さくなるため、遠心力よりも
スプリングの付勢力が大きくなり、そのため、ス
プリングの付勢力により遠心力応答弁を供給孔に
向けて押圧し、これにより供給孔を閉塞し、以て
貯蔵室内の粘性流体が作動室内に流入することを
阻止しうる。又、ロータの停止直前の僅かの回転
により、一方向弁が排出孔を開放し、この開放に
より、作動室内の粘性流体を貯蔵室内に戻しう
る。
ータの回転が停止する直前にはケース、ケースに
取着されたカバー、カバーに固定された仕切板は
遊転しているものの、その回転速度は極めて小さ
く、故に遠心力が小さくなるため、遠心力よりも
スプリングの付勢力が大きくなり、そのため、ス
プリングの付勢力により遠心力応答弁を供給孔に
向けて押圧し、これにより供給孔を閉塞し、以て
貯蔵室内の粘性流体が作動室内に流入することを
阻止しうる。又、ロータの停止直前の僅かの回転
により、一方向弁が排出孔を開放し、この開放に
より、作動室内の粘性流体を貯蔵室内に戻しう
る。
そのため、ロータが停止した後の状態では、作
動室内に残留する粘性流体の量は従来のものに比
して少ない。故に、エンジンを再び始動させたと
きであつても、ロータの回転力が直結に近い状態
でケースに伝達されることを防止できる。そのた
め始動時におけるエンジンの過冷を極力防止で
き、よつてエンジンの暖気運転に要する時間を従
来のものに比して短縮しうる。
動室内に残留する粘性流体の量は従来のものに比
して少ない。故に、エンジンを再び始動させたと
きであつても、ロータの回転力が直結に近い状態
でケースに伝達されることを防止できる。そのた
め始動時におけるエンジンの過冷を極力防止で
き、よつてエンジンの暖気運転に要する時間を従
来のものに比して短縮しうる。
以下、本考案の実施例を添付図面に基ずいて説
明する。
明する。
第1図の駆動軸1は、図示されていない自動車
エンジンからフアンベルトを介して駆動される軸
である。この駆動軸1にはボールベアリング2を
介してケース3が遊転可能に支えられている。前
記ケース3にはカバー4がボルト5によつて固定
されている。該カバー4とケース3とで形成され
る中空部にはロータ6が収容されており、該ロー
タ6の中心部は前記駆動軸1にスプライン結合7
され更にカシメ固着8されている。このためロー
タ6は駆動軸1と一体回転する。又、ロータ6は
ケース3、カバー4の内面とわずかな間隙をおい
て無接触の状態で回転しうる。
エンジンからフアンベルトを介して駆動される軸
である。この駆動軸1にはボールベアリング2を
介してケース3が遊転可能に支えられている。前
記ケース3にはカバー4がボルト5によつて固定
されている。該カバー4とケース3とで形成され
る中空部にはロータ6が収容されており、該ロー
タ6の中心部は前記駆動軸1にスプライン結合7
され更にカシメ固着8されている。このためロー
タ6は駆動軸1と一体回転する。又、ロータ6は
ケース3、カバー4の内面とわずかな間隙をおい
て無接触の状態で回転しうる。
ロータ6には流通孔6a,6b及び流通路6c
が設けられている。
が設けられている。
前記カバー4の内部には仕切板10が固定され
ており、この仕切板10によつて中空部が作動室
11と粘性流体貯蔵用の貯蔵室12とに分けら
れ、中空部には一定量の粘性流体(シリコン油な
ど)が収容されている。前記仕切板10には突起
10aと油の通路10bが形成されている。又、
カバー4の外面には複数個のフイン4aが形成さ
れると共に図示してない冷却用フアンを取付ける
ためのネジ孔4bが形成されており、カバー4の
中心部には軸13がその軸心回りに回動自在な如
くに嵌装されている。そして、軸13の外周部に
は油洩れ防止用のOリング14が装着され、軸1
3の右端部にはボルト15によつて板バルブ16
が固定されている。これゆえ板バルブ16は前記
軸13が回動したとき一体的に回動する。
ており、この仕切板10によつて中空部が作動室
11と粘性流体貯蔵用の貯蔵室12とに分けら
れ、中空部には一定量の粘性流体(シリコン油な
ど)が収容されている。前記仕切板10には突起
10aと油の通路10bが形成されている。又、
カバー4の外面には複数個のフイン4aが形成さ
れると共に図示してない冷却用フアンを取付ける
ためのネジ孔4bが形成されており、カバー4の
中心部には軸13がその軸心回りに回動自在な如
くに嵌装されている。そして、軸13の外周部に
は油洩れ防止用のOリング14が装着され、軸1
3の右端部にはボルト15によつて板バルブ16
が固定されている。これゆえ板バルブ16は前記
軸13が回動したとき一体的に回動する。
軸13の左端にはうず巻状のバイメタル17の
一端17aが係止され、バイメタル17の他端1
7bはホルダ18に支えられている。該ホルダ1
8は前記カバー4にカシメ固着19されている。
前記バイメタル17は図示してないラジエータに
連結され該ラジエータ内の冷却水の温度を感知し
て温度が一定以上になつたとき端部17aを介し
て軸13を回動させ板バルブ16を揺動させるよ
う構成されている。これゆえ、ホルダ18はカバ
ー4と一体回転するが、板バルブ16は通常カバ
ー4と一体的に回転するもののバイメタル17が
作動したときには回転と同時に揺動運動をもす
る。
一端17aが係止され、バイメタル17の他端1
7bはホルダ18に支えられている。該ホルダ1
8は前記カバー4にカシメ固着19されている。
前記バイメタル17は図示してないラジエータに
連結され該ラジエータ内の冷却水の温度を感知し
て温度が一定以上になつたとき端部17aを介し
て軸13を回動させ板バルブ16を揺動させるよ
う構成されている。これゆえ、ホルダ18はカバ
ー4と一体回転するが、板バルブ16は通常カバ
ー4と一体的に回転するもののバイメタル17が
作動したときには回転と同時に揺動運動をもす
る。
カバー4に固定されている仕切板10の上端部
には凹部21,22が形成され(第2図の拡大図
参照)、両凹部21,22の中間には壁10cが
形成されている。該壁10cの中心部には、作業
室11と貯蔵室12とを連通する排出孔10dが
穿設され、排出孔10dには樹脂製(又はゴム
製)の一方向弁23が嵌装されている。該一方向
弁23の舌部23aは二点鎖線の如くにたわむこ
とができるため、凹部22からの粘性流体が切欠
き23bを介して二点鎖線矢印のような凹部21
及び貯蔵室12内に流れることができる。但し、
この逆は流れることができない。
には凹部21,22が形成され(第2図の拡大図
参照)、両凹部21,22の中間には壁10cが
形成されている。該壁10cの中心部には、作業
室11と貯蔵室12とを連通する排出孔10dが
穿設され、排出孔10dには樹脂製(又はゴム
製)の一方向弁23が嵌装されている。該一方向
弁23の舌部23aは二点鎖線の如くにたわむこ
とができるため、凹部22からの粘性流体が切欠
き23bを介して二点鎖線矢印のような凹部21
及び貯蔵室12内に流れることができる。但し、
この逆は流れることができない。
前記一方向弁23が設けられている側の反対側
の仕切板10には凹部24,25が形成され(第
3図参照)、両凹部24,25間、延いては作動
室11、貯蔵室12間は供給孔26によつて連通
されている。仕切板10に固定されたシリンダ部
材27のシリンダ27aには遠心力応答弁28の
軸部が滑動自在に嵌挿されている。該遠心力応答
弁28は、一端が前記シリンダ部材27に係止し
たスプリング29の付勢力により閉方向(換言す
れば駆動軸1の中心の方向)に付勢されている。
第3図は、A矢印方向に遠心力が働いたために、
遠心力応答弁28、供給孔26が開放状態とな
り、凹部24,25が供給孔26を介して連通し
ている状態を示している。又、第3図では、板バ
ルブ16は凹部24延いては供給孔26の入口を
塞いでいるが、該板バルブ16は第1図のボルト
15を揺動中心として紙面垂直方向に揺動するこ
とにより第3図の凹部24と貯蔵室12とを連通
させることができる。
の仕切板10には凹部24,25が形成され(第
3図参照)、両凹部24,25間、延いては作動
室11、貯蔵室12間は供給孔26によつて連通
されている。仕切板10に固定されたシリンダ部
材27のシリンダ27aには遠心力応答弁28の
軸部が滑動自在に嵌挿されている。該遠心力応答
弁28は、一端が前記シリンダ部材27に係止し
たスプリング29の付勢力により閉方向(換言す
れば駆動軸1の中心の方向)に付勢されている。
第3図は、A矢印方向に遠心力が働いたために、
遠心力応答弁28、供給孔26が開放状態とな
り、凹部24,25が供給孔26を介して連通し
ている状態を示している。又、第3図では、板バ
ルブ16は凹部24延いては供給孔26の入口を
塞いでいるが、該板バルブ16は第1図のボルト
15を揺動中心として紙面垂直方向に揺動するこ
とにより第3図の凹部24と貯蔵室12とを連通
させることができる。
上記遠心力応答弁8の構成は第4図の如き構成
でもよい。即ち、供給孔124は第3図の供給孔
26に相当し、凹部125は凹部25に相当し、
遠心力応答弁128は遠心力応答弁28に、スプ
リング129はスプリング29にそれぞれ相当す
る。本図は実線の遠心力応答弁128が斜面13
0に当接して供給孔124、凹部125間の連通
を遮断している状態を示しており、該遠心力応答
弁128にA矢印方向の遠心力が働くと二点鎖線
位置となり供給孔124、凹部125間が連通す
るよう構成されている。
でもよい。即ち、供給孔124は第3図の供給孔
26に相当し、凹部125は凹部25に相当し、
遠心力応答弁128は遠心力応答弁28に、スプ
リング129はスプリング29にそれぞれ相当す
る。本図は実線の遠心力応答弁128が斜面13
0に当接して供給孔124、凹部125間の連通
を遮断している状態を示しており、該遠心力応答
弁128にA矢印方向の遠心力が働くと二点鎖線
位置となり供給孔124、凹部125間が連通す
るよう構成されている。
次に本実施例の温度感応型粘着性流体継手の作
動について説明する。先ず、エンジンを始動した
場合、該エンジンからの駆動力により軸1及びロ
ータ6が一体回転する。作動室11内には少量の
粘性流体としての作動油が残つているため該油が
ロータ6の外周部とケース3との小間隙に介在
し、いわゆる“つれ回り”により作動油を介して
ロータ6の回転力がケース3に伝達される。この
場合、作動室11内の作動油が少量であるためロ
ータ6の回転数に比べ、被駆動側であるケース3
及びカバー4の回転数は極めて小さい。しかし、
スプリング29の付勢力を小さく設定してあるの
で、上記ケース3、カバー4の回転に伴う遠心力
はスプリング29の付勢力よりも大きく(遠心力
>付勢力)、遠心力応答弁28はスプリング29
の付勢力に抗して半径方向外方つまり遠心方向に
移動する。このため遠心力応答弁28は第3図の
如き開放状態となる。この場合、エンジン始動後
のためラジエータの水温は低く、よつてバイメタ
ル17は作動しないため、板バルブ16で供給孔
26は不連通となつている。
動について説明する。先ず、エンジンを始動した
場合、該エンジンからの駆動力により軸1及びロ
ータ6が一体回転する。作動室11内には少量の
粘性流体としての作動油が残つているため該油が
ロータ6の外周部とケース3との小間隙に介在
し、いわゆる“つれ回り”により作動油を介して
ロータ6の回転力がケース3に伝達される。この
場合、作動室11内の作動油が少量であるためロ
ータ6の回転数に比べ、被駆動側であるケース3
及びカバー4の回転数は極めて小さい。しかし、
スプリング29の付勢力を小さく設定してあるの
で、上記ケース3、カバー4の回転に伴う遠心力
はスプリング29の付勢力よりも大きく(遠心力
>付勢力)、遠心力応答弁28はスプリング29
の付勢力に抗して半径方向外方つまり遠心方向に
移動する。このため遠心力応答弁28は第3図の
如き開放状態となる。この場合、エンジン始動後
のためラジエータの水温は低く、よつてバイメタ
ル17は作動しないため、板バルブ16で供給孔
26は不連通となつている。
一方、エンジンの駆動が長く続くとラジエータ
内の水温が上昇するためバイメタル17が作動し
板バルブ16が揺動せしめられ、第3図の凹部2
4と供給孔26と貯蔵室12とが連通する。この
場合には遠心力>スプリング29の付勢力の関係
にあるので、遠心力応答弁28が遠心方向へ移動
し、よつて供給孔26が開放するからである。こ
のため貯蔵室12内の作動油は、貯蔵室12、凹
部24、供給孔26、凹部25順序で作動室11
に侵入する。これにより作動室11内は作動油の
量が増大することから、作動室11内の粘性は高
くなり、よつてロータ6の回転力はケース3、カ
バー4、仕切板10、車にはカバー4に装着され
るフアンに大きな力として伝わる。
内の水温が上昇するためバイメタル17が作動し
板バルブ16が揺動せしめられ、第3図の凹部2
4と供給孔26と貯蔵室12とが連通する。この
場合には遠心力>スプリング29の付勢力の関係
にあるので、遠心力応答弁28が遠心方向へ移動
し、よつて供給孔26が開放するからである。こ
のため貯蔵室12内の作動油は、貯蔵室12、凹
部24、供給孔26、凹部25順序で作動室11
に侵入する。これにより作動室11内は作動油の
量が増大することから、作動室11内の粘性は高
くなり、よつてロータ6の回転力はケース3、カ
バー4、仕切板10、車にはカバー4に装着され
るフアンに大きな力として伝わる。
このようにして作動室11内の作動油量が一定
以上になると(この場合、作動室内の作動油は遠
心力により外周部に多く分布している)ロータ6
の回転によつて作動油が“つれ回り”して該油が
突起10aに衝突して油圧を生じ、その勢いで一
方向弁23の舌部23aを第2図の二点鎖線の状
態とし、以て排出孔10dを開放する(このよう
に突起10aに衝突して圧を生じ一方向弁23を
押し広げる作用を、以下“ポンプ作用”という) このため、作動室11内の作動油は、第1図に
示す通路10bを経て貯蔵室12に流入する。こ
れにより作動室11内の作動油量が一定値に保た
れ、作動油は貯蔵室12、凹部24、供給孔2
6、凹部25、作動室11、更には、切欠き23
b、貯蔵室12の順序で循環する。この循環はエ
ンジンがアイドリング状態(エンジン回転数は通
常500r.p.mくらい)のときもなされる。
以上になると(この場合、作動室内の作動油は遠
心力により外周部に多く分布している)ロータ6
の回転によつて作動油が“つれ回り”して該油が
突起10aに衝突して油圧を生じ、その勢いで一
方向弁23の舌部23aを第2図の二点鎖線の状
態とし、以て排出孔10dを開放する(このよう
に突起10aに衝突して圧を生じ一方向弁23を
押し広げる作用を、以下“ポンプ作用”という) このため、作動室11内の作動油は、第1図に
示す通路10bを経て貯蔵室12に流入する。こ
れにより作動室11内の作動油量が一定値に保た
れ、作動油は貯蔵室12、凹部24、供給孔2
6、凹部25、作動室11、更には、切欠き23
b、貯蔵室12の順序で循環する。この循環はエ
ンジンがアイドリング状態(エンジン回転数は通
常500r.p.mくらい)のときもなされる。
しかし、高速運転のようにエンジン回転数が大
となりそのため冷却用フアン(図示せず)の回転
数も増大して冷却フアンによりエンジンが“冷え
過ぎ”の状態となつた場合には、冷却水の温度を
バイメタル17が感知して第3図のように貯蔵室
12から凹部24への連通を板バルブ16が遮断
する。よつて貯蔵室12から作動室11への流入
量は減る。この場合、完全遮断だけでなく中途遮
断もありうる。このように流入量が減るため、カ
バー4の回転数、冷却フアンの回転数が低下し、
上記エンジンの“冷え過ぎ”が防止される。
となりそのため冷却用フアン(図示せず)の回転
数も増大して冷却フアンによりエンジンが“冷え
過ぎ”の状態となつた場合には、冷却水の温度を
バイメタル17が感知して第3図のように貯蔵室
12から凹部24への連通を板バルブ16が遮断
する。よつて貯蔵室12から作動室11への流入
量は減る。この場合、完全遮断だけでなく中途遮
断もありうる。このように流入量が減るため、カ
バー4の回転数、冷却フアンの回転数が低下し、
上記エンジンの“冷え過ぎ”が防止される。
次にエンジンの回転を停止した場合、エンジン
と連動する駆動軸1及びロータ6は停止する。し
かし駆動軸1の遊転可能に設けられたケース3、
ケース3に取着されたカバー4、カバー4に固定
された仕切板10は惰性でもう少し回転するが、
回転による遠心力は徐々に減少する。このように
回転による遠心力が小さくなると、遠心力よりも
スプリング29の付勢力が大きくなる(遠心力<
スプリング29の付勢力)。故にスプリング29
により遠心力応答弁28が押圧され、供給孔26
が閑塞状態となり、よつて貯蔵室12から作動室
11への作動油の流入は完全に遮断される。他
方、ロータ6の停止直前では一方向弁23を介し
ての作動室11から貯蔵室12への流入は、前記
したポンプ作用によつて暫くの間続行される。こ
のため作動室11内の作動油量は次第に少量とな
る。従つてロータ6が停止した後の状態では、作
動室11内に残留する作動油の量は、従来のもの
に比して少ない。故に、エンジンを再び始動させ
るときであつても、従来とは異なり、ロータの回
転力が直結に近い状態でケース3、カバー4、延
いてはカバーに装着されるフアンに伝達されるこ
とを防止することができる。そのため、始動時に
おけるエンジンの過冷を極力防止でき、よつてエ
ンジンの暖気運転に要する時間を従来のものに比
して短縮しうる。
と連動する駆動軸1及びロータ6は停止する。し
かし駆動軸1の遊転可能に設けられたケース3、
ケース3に取着されたカバー4、カバー4に固定
された仕切板10は惰性でもう少し回転するが、
回転による遠心力は徐々に減少する。このように
回転による遠心力が小さくなると、遠心力よりも
スプリング29の付勢力が大きくなる(遠心力<
スプリング29の付勢力)。故にスプリング29
により遠心力応答弁28が押圧され、供給孔26
が閑塞状態となり、よつて貯蔵室12から作動室
11への作動油の流入は完全に遮断される。他
方、ロータ6の停止直前では一方向弁23を介し
ての作動室11から貯蔵室12への流入は、前記
したポンプ作用によつて暫くの間続行される。こ
のため作動室11内の作動油量は次第に少量とな
る。従つてロータ6が停止した後の状態では、作
動室11内に残留する作動油の量は、従来のもの
に比して少ない。故に、エンジンを再び始動させ
るときであつても、従来とは異なり、ロータの回
転力が直結に近い状態でケース3、カバー4、延
いてはカバーに装着されるフアンに伝達されるこ
とを防止することができる。そのため、始動時に
おけるエンジンの過冷を極力防止でき、よつてエ
ンジンの暖気運転に要する時間を従来のものに比
して短縮しうる。
尚、第4図のバルブ機構の作動は第3図の場合
と同様であるから説明を省略する。
と同様であるから説明を省略する。
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図及び第3図は第1図の部分拡大図、第4図は第
3図と同様な断面図で他の実施例を示すものであ
る。 図中、符号1は駆動軸、3はケース、4はカバ
ー、10は仕切板、11は作動室、12は貯蔵
室、16は板バルブ、23は一方向弁、28は遠
心力応答弁を示す。
図及び第3図は第1図の部分拡大図、第4図は第
3図と同様な断面図で他の実施例を示すものであ
る。 図中、符号1は駆動軸、3はケース、4はカバ
ー、10は仕切板、11は作動室、12は貯蔵
室、16は板バルブ、23は一方向弁、28は遠
心力応答弁を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンに連動する駆動軸と、 該駆動軸上に遊転可能に取着されたケースと、 該ケースとともに回転すべく該ケースに一体的
に取着されフアンが装着されるカバーと、 該カバーに固定され、該ケースと該カバーとで
形成された中空部を作動室と粘性流体貯蔵用の貯
蔵室とに区画し、該作動室と該貯蔵室とを連通す
る排出孔と供給孔とを有しかつ排出孔近傍に突起
を有する仕切板と、 該ケースと該仕切板との間で小隙間を形成する
ように該作動室内に収納されかつ該駆動軸に固定
され該駆動軸とともに回転するロータと、 ラジエータ内の冷却水温に応じて作動するバイ
メタルと、 該バイメタルに連結され冷却水温の上昇につれ
て該バイメタルが作動すると供給孔を開放する板
バルブとを有する温度感応型粘性流体継手におい
て、 該排出孔に設けられ粘性流体を該作動室から該
貯蔵室へ通過させ該貯蔵室から該作動室へは通過
させない一方向弁と、 遠心方向へ移動自在に仕切板に設けられ遠心方
向へ移動すると該供給孔を開放する遠心力応答弁
と、 付勢力により遠心力応答弁で該供給孔を閉塞す
るスプリングとを具備することを特徴とする温度
感応型粘性流体継手。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17815481U JPS5882536U (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 温度感応型粘性流体継手 |
| DE3242381A DE3242381C2 (de) | 1981-11-30 | 1982-11-16 | Flüssigkeitsreibungskupplung |
| US06/445,602 US4570771A (en) | 1981-11-30 | 1982-11-30 | Viscous fluid coupling having centrifugal valve means |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17815481U JPS5882536U (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 温度感応型粘性流体継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5882536U JPS5882536U (ja) | 1983-06-04 |
| JPS624733Y2 true JPS624733Y2 (ja) | 1987-02-03 |
Family
ID=29972691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17815481U Granted JPS5882536U (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 温度感応型粘性流体継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5882536U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH088348Y2 (ja) * | 1989-09-28 | 1996-03-06 | 株式会社ユニシアジェックス | 流体継手 |
-
1981
- 1981-11-30 JP JP17815481U patent/JPS5882536U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5882536U (ja) | 1983-06-04 |
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