JPS6249846B2 - - Google Patents
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- JPS6249846B2 JPS6249846B2 JP56158616A JP15861681A JPS6249846B2 JP S6249846 B2 JPS6249846 B2 JP S6249846B2 JP 56158616 A JP56158616 A JP 56158616A JP 15861681 A JP15861681 A JP 15861681A JP S6249846 B2 JPS6249846 B2 JP S6249846B2
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/34—Auxiliary operations
- B29C44/36—Feeding the material to be shaped
- B29C44/46—Feeding the material to be shaped into an open space or onto moving surfaces, i.e. to make articles of indefinite length
- B29C44/50—Feeding the material to be shaped into an open space or onto moving surfaces, i.e. to make articles of indefinite length using pressure difference, e.g. by extrusion or by spraying
- B29C44/505—Feeding the material to be shaped into an open space or onto moving surfaces, i.e. to make articles of indefinite length using pressure difference, e.g. by extrusion or by spraying extruding the compound through a flat die
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリエステルフイルムの製造方法に関
する。更に詳しくは均一な高ヤング率ポリエステ
ルフイルムの製造方法に関する。 従来から、光学異方性溶融物を形成する性質を
もつポリエステルが繊維に成形すると特異な挙動
を示すことは知られている。即ちこのポリマー
は、溶融紡糸するのみでポリエステル分子が繊維
軸方向に高度に配向し、高いヤング率の繊維とな
る。一方、このポリエステルを溶融法で製膜する
と、上述の挙動から、ダイスリツトを通過する際
に押出方向に分子配向が生じるものと推定され、
機械軸方向に高度に配向したフイルムが得られ
る。例えば従来法によつてT―ダイを用いて押出
し製膜したフイルムは機械軸方向に対しては極め
て高強度(例えば30Kg/mm2以上)及び高ヤング率
(例えば700Kg/mm2以上)を呈するが、これと直角
な幅方向では強度(例えば2Kg/mm2)及びヤング
率(例えば100Kg/mm2)共に極めて低くなる。この
結果、かかるポリエステルフイルムは実用性がな
いか、あつてもこの性質が実用上大きな障害とな
つている。そこで該フイルムを幅方向に延伸しよ
うとしても、伸びる部分と伸びない部分とが発生
し厚み斑の極めて大きい実用性に乏しいフイルム
しか得ることができない。 本発明者は、かかる欠点をもたない均一な二軸
配向性のあるポリエステルフイルムを、光学異方
性溶融物を形成する性質のあるポリエステルを用
いて製造する方法について研究を重ねた結果、該
ポリエステルの光学異方性が温度の影響を受け、
例えばより高温になれば光学異方特性が弱くなる
こと、この特性を利用すると上述の問題を改善で
きることを知見し、本発明に到達した。 即ち、本発明は光学異方性溶融物を形成する性
質をもつポリエステルをスリツトより溶融押出し
てフイルムを製造するにあたり、該スリツトの溶
融物通路内でかつ吐出側先端(リツプ)よりわず
かに内側に多数の細〓を有する板状多孔体を設
け、かつ該板状多孔体の少なくとも吐出側表面を
加熱し、或る細〓を通つた溶融物と隣接する細〓
を通つた溶融物とをスリツト内で再接合させてス
リツト横幅方向に連続層を形成させてから溶融押
出すことを特徴とするポリエステルフイルムの製
造方法である。 本発明において光学異方性溶融物を形成する性
質をもつポリエステルとは、溶融状態にあるポリ
マーが90に交差した偏光子を備える光学系におい
て偏光を通過させる性質をもつポリエステルを言
う。 かかるポリエステルとしては、たとえば (1) テレフタル酸、ジフエニルエーテル―4,
4′―ジカルボン酸、ジフエニル―4,4′―ジカ
ルボン酸、ジフエノオキシエタン―4,4′―ジ
カルボン酸、ナフタレン―2,6―ジカルボン
酸、トランスシクロヘキサン―1,4―ジカル
ボン酸等の如き対称芳香族ジカルボン酸又は対
称脂環族ジカルボン酸;メチルテレフタル酸、
メトオキシテレフタル酸、クロルテレフタル
酸、ブロムテレフタル酸、ジフエニルエーテル
―2,2′―ジメチル―4,4′―ジカルボン酸、
ジフエノオキシエタン―2,2―ジクロル―
4,4′―ジカルボン酸、トランスシクロヘキサ
ン―1―メチル―1,4―ジカルボン酸等の如
き前記対称芳香族ジカルボン酸又は脂環族ジカ
ルボン酸の低級アルキル、低級アルコキシ若し
くはハロゲン核置換体などを主たる酸成分と
し、またハイドロキノン、4,4′―ジオキシジ
フエニル、4,4′―ジオキシジフエニルエーテ
ル、ビス(4―オキシフエノオキシ)エタン等
の如き対称ジオキシ芳香族化合物;クロルハイ
ドロキノン、ブロムハイドロキノン、メチルハ
イドロキノン、エチルハイドロキノン、第3級
ブチルハイドロキノン、第3級アミルハイドロ
キノン、フエニルハイドロキノン、2,2′―ジ
メチル―4,4′―ジオキシジフエニル、3,
3′―ジメトオキシ―4,4′―ジオキシジフエニ
ルエーテル、ビス(2―クロル―4―オキシフ
エノオキシ)エタン等の如き前記対称ジオキシ
芳香族化合物の低級アルキル、低級アルコキ
シ、アリール若しくはハロゲン核置換体などを
主たるジオール成分とするホモポリエステル又
はコポリエステル(以下ポリエステルとす
る)、 (2) p―オキシ安息香酸、4―オキシジフエニル
―4′―カルボン酸、3―クロル―4―オキシ安
息香酸、3―メトオキシ―4―オキシ安息香
酸、3―エトオキシ―4―オキシ安息香酸、2
―メチル―4―オキシ安息香酸、3―メチル―
4―オキシ安息香酸、2―クロル―4―オキシ
ジフエニル―4′―カルボン酸等の如き芳香族オ
キシカルボン酸及び/又はこれらの低級アルキ
ル、低級アルコキシ若しくはハロゲン核置換体
を主たる成分として含むコポリエステル(以下
ポリエステルとする)をあげることができ
る。 ここでポリエステルに、共重合できる酸成分
としては前記ポリエステルの主たる成分となる
オキシカルボン酸類のほかにイソフタル酸、ジフ
エニルエーテル―3,3′ジカルボン酸、ジフエノ
オキシエタン―3,3′―ジカルボン酸、ナフタレ
ン―1,6―ジカルボン酸、m―オキシ安息香
酸、5―メチルイソフタル酸、5―クロルイソフ
タル酸、4―メチルイソフタル酸、5―第3級ブ
チルイソフタル酸、ジフエニルエーテル―4,
4′―ジクロル―3,3′―ジカルボン酸、ジフエニ
ル―3,4′―ジメチル―4,3′―ジカルボン酸、
ジフエノオキシエタン―2,2′―ジブロム―3,
3′―ジカルボン酸、ナフタレン―2,7―ジクロ
ル―1,6―ジカルボン酸、4―エトオキシ―3
―オキシ安息香酸、炭酸、シクロヘキサン―1,
3―ジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、芳
香族オキシカルボン酸又は脂環族ジカルボン酸を
あげることができる。 一方、ポリエステルに共重合する酸成分はポ
リエステルの前記主たる酸成分又は共重合成分
となる前記酸成分である。 また、ポリエステルに共重合できるジオール
成分としてはレゾルシン、3,3′―ジオキシジフ
エニル、3,3′―ジオキシジフエニルエーテル、
1,6―ジオキシナフタレン、ビス(3―ヒドロ
キシフエノオキシ)エタン、2,2―ビス(4―
ヒドロキシフエニル)プロパン、1,1―ビス
(4―ヒドロキシフエニル)シクロヘキサン、4
―クロルレゾルシン、4―エトオキシレゾルシ
ン、4―ブロムレゾルシン、4,4′―ジメトオキ
シ―3,3′―ジオキシジフエニル、4,4′―ジメ
チル―3,3′―ジオキシジフエニル、4,4′―ジ
メトオキシ―3,3′―ジオキシジフエニルエーテ
ル、2,4′―ジクロル―3,3′―ジオキシジフエ
ニルエーテル、2,5―ジクロル―1,6―ジヒ
ドロキシナフタレン、2,2′―ジブロム―3,
3′―ジオキシジフエノオキシエタンなどの如き芳
香族ジオキシ化合物又はこれらの低級アルキル、
低級アルコキシ若しくはハロゲン核置換体等をあ
げることができる。 つぎに、ポリエステルに共重合するジオール
成分はポリエステルの前記主たるジオール成分
又は共重合成分となる前記ジオール成分である。 本発明における好ましいポリエステルの具体例
としては、 (1) p―オキシ安息香酸とテレフタル酸、イソフ
タル酸、ジフエノオキシエタン―4,4′―ジカ
ルボン酸、ジフエニルエーテル―4,4′―ジカ
ルボン酸、ナフタレン―2,6―ジカルボン
酸、ナフタレン―2,7―ジカルボン酸よりな
る群から選ばれた1種又は2種以上と、ハイド
ロキノン、レゾルシン、クロルハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、第3級ブチルハイ
ドロキノン、第3級アミルハイドロキノン、
4,4′―ジオキシジフエニル及び4,4′―ジオ
キシジフエニルエーテルよりなる群から選ばれ
たジオキシ芳香族化合物の1種又は2種以上と
のエステルより構成されるコポリエステル; (2) テレフタル酸、ジフエニルエーテル―4,
4′―ジカルボン酸、ジフエニル―4,4′―ジカ
ルボン酸、ジフエノオキシエタン―4,4′―ジ
カルボン酸、ナフタレン―2,6―ジカルボン
酸よりなる群から選ばれた1種又は2種以上
と、ハイドロキノン、クロルハイドロキノン、
メチルハイドロキノン、第3級ブチルハイドロ
キノン、第3級アミルハイドロキノン、フエニ
ルハイドロキノン、4,4′―ジオキシジフエニ
ル及び4,4′―ジオキシジフエニルエーテルよ
りなる群から選ばれた1種又は2種とのエステ
ルより構成されるホモポリエステル又はコポリ
エステル; (3) テレフタル酸とイソフタル酸とクロルハイド
ロキノン、メチルハイドロキノン、第3級ブチ
ルハイドロキノン、第3級アミルハイドロキノ
ン、及びフエニルハイドロキノンよりなる群か
ら選ばれた1種又は2種以上とのエステルより
構成されるコポリエステル などをあげることができる。 本発明において特に好ましいポリエステルは下
記式(A)、(B)及び(C)で表わされる反復単位より実質
的に構成されるポリエステルである。 〔ただし、式中x:y及びx:zはいずれも80:
20乃至50:50、y:zは10:15乃至15:10、nは
0又は1であり、式(B)のカルボニル基は互いにメ
タまたは(および)パラ位置の関係にあり、式(C)
のオキシ基はn=0のときには互いにメタまたは
(および)パラ位置の関係にあり、n=1のとき
にはジフエニル基に対してまたは(および)パラ
位置の関係にある。 前記式(A)で表わされる反復単位はp―オキシ安
息香酸残基であり、また式(B)で表わされる反復単
位はテレフタル酸又はイソフタル酸の残基であ
り、また式(C)で表わされる反復単位はハイドロキ
ノン、レゾルシン、4,4′―ジオキシジフエニ
ル、3,3′―ジオキシジフエニル、3,4′―ジオ
キシジフエニルなどの芳香族ジオールの残基であ
る。本発明において、ポリエステルの特に好適な
具体例は、 (1‐1) p―オキシ安息香酸、イソフタル酸及びハ
イドロキノンを主たる成分とするポリエステ
ル; (1‐2) p―オキシ安息香酸、テレフタル酸及びレ
ゾルシンを主たる成分とするポリエステル; (1‐3) p―オキシ安息香酸、イソフタル酸及び
4,4′―ジオキシジフエニルを主たる成分と
するポリエステル などである。 本発明のポリエステルのうち、最も好ましいポ
リエステルは(1―1)のポリエステルである。 本発明のポリエステルは従来公知の方法で製造
することができる。たとえば、 (i) 芳香族ジカルボン酸及び(又は)脂環族ジカ
ルボン酸とジオキシ芳香族化合物の低級脂肪族
エステル(たとえば酢酸エステル等)とを必要
に応じて芳香族オキシカルボン酸の低級脂肪酸
エステル(たとえば酢酸エステル等)と共に加
熱重合させる; (ii) 芳香族ジカルボン酸及び(又は)脂環族ジカ
ルボン酸のアリールエステル(たとえばフエニ
ルエステル等)とジオキシ芳香族化合物を、必
要に応じて芳香族オキシカルボン酸のアリール
エステル(たとえばフエニルエステル等)及び
(又は)ジアリールカーボネート(たとえばジ
フエニルカーボネート等)と共に加熱させる などの方法である。 本発明において前記式(A)、(B)及び(C)で表わされ
る反復単位より実質的に構成されるポリエステル
は具体的には、下記式(A′)、(B′)及び(C′)
でそれぞれ表わされるp―ヒドロキシ安息香酸及
び/またはその誘導体、ベンゼンジカルボン酸及
び/またはその誘導体並びにジオキシベンゼン及
び/またはジオキシジフエニル及び/またはそれ
らの誘導体を加熱重合させて得ることができる。 上記式中、R1、R5及びR6は水素原子、炭素数
7以下の低級アルカノイル基及びベンゾイル基よ
りなる群からそれぞれ独立に選ばれ、R2、R3及
びR4は水素原子、炭素数6〜12のアリール基及
び炭素数6以下の低級アルキル基よりなる群から
それぞれ独立に選ばれる。 本発明のポリエステルの製造は、従来公知の方
法によつて行うことができるが、予めこれらの原
料を重合温度がたとえば320℃より低い温度で溶
融重合(好ましくは減圧下)し、ついで得られた
プレポリマーを固相重合する方法の併用が好まし
い。 このような方法によつて見かけの溶融粘度が、
ずり速度100sec-1(製膜温度)において5000ポイ
ズ以上、好ましくは1000ポイズ以上、特に好まし
くは20000ポイズ以上である高重合度ポリエステ
ルが得られる。ポリエステルの重合度があまり小
さいと得られるフイルムの強度が不充分であるば
かりでなく、たとえば溶融押出製膜して目的とす
るフイルムを得ようとする際にフイルムがフイブ
リル化するので好ましくない。また、本発明のポ
リエステルは軟化点が150〜380℃、好ましくは
200〜350℃のものを選択する。 本発明においては前記ポリエステルの溶融物を
少なくとも吐出側に多数の細隙を有有する板状多
孔体を内設したスリツトから押出してフイルムを
製造するが、その際該板状多孔体の吐出側表面を
加熱しながら各細〓を通つた溶融物をスリツト内
で再度接合させてスリツト横幅方向に連続層を形
成させてから溶融押出す必要がある。 前記板状多孔体は、更に具体的には、この吐出
側の面が通常使用されるフイルム用のダイスのス
リツト先端(リツプ)よりわずかに内側に位置す
るように、好ましくは2mmから5mm未満の内部に
位置するように、該ダイスの溶融物通路に設け
る。これによつて各細〓で分割された溶融物はダ
イリツプより押出される迄の間に再接合して連続
層を形成する。板状多孔体としては、金属もしく
はこれと他の物体からなり、金網もしくは金網状
のもの、多数の微小球が少なくとも表層に密に充
填もしくは配列され、焼結等により固定された板
状のもの、金属等の板状体に多数の細孔をあけた
ものなどを例示することができる。板状多孔体の
各細隙は該板状体多孔体の内部でも独立していて
も良く、また該内部では隣接する細隙間を溶融ポ
リマーが往来できる構造をとつていても良い。場
合によつては、往来できる構造をとるものが好ま
しいときもある。 板状多孔体の空隙率は15〜70%、特に20〜50%
であることが好ましく、またこの厚さは0.01〜5
mm、特に0.1〜1mmであることが好ましい。更に
また隣接する細隙間の平均距離は0.03〜2mm、特
に0.06〜1mmであることが好ましい。 スリツトの幅は、目的とするフイルムの厚さに
よつて適宜選択することができるが、通常0.01〜
10mm、好ましくは0.1〜2mmの範囲である。 本発明では前記ポリエステルの軟化点以上、好
ましくは軟化点より20℃以上高い温度で、特に好
ましくは軟化点より40℃以上高い温度で溶融押出
しするが、その際前記板状多孔体の少なくとも吐
出側表面を加熱することが必要である。加熱方法
としては以下に述べる方法が好ましい。 板状多孔体の吐出側表面を加熱するには該吐出
側表面にエネルギーを供給する必要があるが、そ
の方法としては例えば(i)該板状多孔体表面を自己
発熱せしめる方法、(ii)伝熱により加熱する方法、
(iii)両者を併用する方法等がある。更に前記(i)の板
状多孔体を自己発熱せしめる方法としては、板状
多孔体表面を導電体で構成し、これを直流又は交
流電源と接続して通電せしめて、該板状多孔体表
面に発生するジユール熱を利用する方法(以下通
電加熱法と呼ぶ);板状多孔体表面を導電体で構
成し、それに好適な周波数の誘導磁界を印加し、
うず電流を生成せしめ発熱せしめる所謂誘導加熱
を利用する方法;板状多孔体表面を誘導体で構成
し、それに好適な周波数の電界を印加し、誘電損
失を生じせしめ発熱せしめる所謂誘電加熱を利用
する方法等がある。また前記(ii)の板状多孔体表面
を伝熱により加熱する方法としては、板状多孔体
表面自身又はその近傍を細管で構成された組織体
となし、該細管に加熱媒体を流して該板状多孔体
を加熱する方法(以下熱流体加熱法と呼ぶ)等が
ある。 通電加熱法及び誘導加熱法に使用可能な素材と
しては、白金、金、銀、銅、チタン、バナジウ
ム、タングステン、イリジウム、モリブデン、パ
ラジウム、鉄、ニツケル、クローム、コバルト、
鉛、亜鉛、ビスマス、スズ、アルミニウム等の金
属単体;ステンレススチール、ニクロム、タンタ
ル、しんちゆう、りん青銅、ジユラルミン等の合
金;黒鉛、シリコーン、ゲルマニウム、セレン、
酸化スズ、酸化インジウム、酸化鉄、酸化ニツケ
ル等の主として半導体の性質を呈する無機化合
物;ポリアセチレン、ポリフエニレン等の半導体
の性質を呈する有機化合物等10-7〜109Ωcm程度
の比抵抗を有する物質を前記板状多孔体に形成し
たものが有利に使用される。更に前記の導電性物
質の他、ガラス球ビーズ表面を銀でコーテイング
し、加圧接触せしめて導電性とした構造体;アル
ミナ、ジルコニウム等のセラミツクフアイバーに
アルミニウム等の導電性金属を蒸着せしめ、加圧
成形した導電性板状多孔体;多孔質セラミツク板
を黒鉛粒子分散体に浸漬し、沈着せしめた導電性
板状多孔体構造等があげられ、その他加熱可能な
構造体も用いることができる。 上述の導電性板状多孔体を通電加熱する場合、
通常0.1〜数百V/cmの電界、0.1〜数百アンペアの
電流を印加し、0.1〜数千W/cm2のワツト密度が
用いられる。これらの値は使用目的に応じて変化
し得るものであり、板状多孔体の材料の選定及び
板状多孔体構造を設計することにより所望の性質
のものを得ることができる。通電加熱法の板状多
孔体はダイスリツトの先端(リツプ)またはスリ
ツト途中に取付けられるが、該板状多孔体とダイ
ス本体の絶縁材は板状多孔体をどの温度まで昇温
するかにもよるが、通常芳香族ポリイミド、フツ
素樹脂等の耐熱性有機材料、セラミツク板とシリ
カ、アルミナ、ジルコニア等の無機接着剤の組み
あわせ等が使用できる。 一方、導電性板状多孔体表面を誘導加熱法で加
熱する場合、一般には板状多孔体表面とほぼ平行
にコイルが配置され、板状多孔体に対しほぼ垂直
な磁界が印加され、板状多孔体表面上にうず電流
が生成され、ジユール熱が生成する。加熱周波数
を高周波に選べば表皮効果のためうず電流の浸透
が浅くなり、表面のみの局部加熱が行なえる。成
形する前記ポリエステルの熱特性と装置の材料及
び形状に従い、コイルの配置、磁界の強さ、周波
数を適当に組み合せて最適状態を得ることができ
る。 また、誘電加熱法に使用可能な板状多孔体の表
面材料は、一般に誘電体損失を生じる物質であ
り、印加する電界の周波数、成形する前記ポリエ
ステルの性質にもよるが、極性基を有するセラミ
ツクス等が例示できる。板状多孔体表面を誘電体
特性の異なる材料で構成し、所定の周波数の電界
を印加して、局部的な温度分布を作ることが可能
である。 このような誘電性板状多孔体表面を誘電加熱法
で加熱する時には通常、該板状多孔体表面と平行
または垂直に電極が配置される。板状多孔体表面
に対し平行または垂直な交番電界が印加され、誘
電体損失を生じて発熱する。 熱流体加熱法に使用される細管は、好ましくは
熱伝導度の高いものであり、アルミニウム、ステ
ンレス鋼、鉄、銅、しんちゆう、シリカ、ニツケ
ル、インコネル、タングステン、タンタル、モリ
ブデン、レニウム、チタン、ニオブ等の材料が使
用される。熱媒体は使用温度、細管に適合するも
のが選ばれるが、例えば水、アンモニア、メタノ
ール、アセトン、フレオン11、フレオン21、フレ
オン113、C6F6、n―ブタン、n―ペンタン、n
―ヘプタン、ベンゼン、トルエン、ダウサムA、
ダウサムB、DC200、DC209、モンサントCP―
9、ピリジン、モンサントCP―34、リチウム、
ナトリウム、カリウム、セシウム、水銀、鉛、イ
ンジウム、錫等が液体又は気体で使用される。 かくして板状多孔体を加熱することにより、該
板状多孔体近傍の温度は一般的に該近傍を囲むあ
る範囲の領域の温度よりも高くなる。このような
温度の高い板状多孔体をポリエステルの溶融物が
通ることにより該ポリエステルの流れが乱れ或は
該ポリエステルがより高温となつて光学異方特性
が弱められるか、場合によつてはなくなり、以下
に述べるような効果が発現されるのである。 すなわち、本発明に用いるポリエステルは、ポ
リアルキレンテレフタレートやポリアルキレンナ
フタレンジカルボキシレートの製膜延伸の如く押
出、冷却、加熱延伸、冷却、第2軸延伸、熱処理
などの方法の順序で製膜延伸を施すことは至難で
ある。例えば製膜後一たん冷却したのち、再加熱
して延伸すると均一に延伸できない場合や均一な
延伸が円滑にされなかつたりし、延伸配向も低く
なり、フイルムとしてヤング率を高くすることも
困難となる。ヤング率を高くして延伸しようとす
ると、延伸斑やひいてはフイルムの破損が生じ易
く、機械的性質や厚さに斑が生じ易い。 しかるに上述の方法によつて押出したフイルム
は一旦冷却した後再加熱延伸しても均一に延伸で
き、かつ高い強度及びヤング率のフイルムとなす
ことができる。 スリツトより押出された直後のポリエステルは
溶融ポリエステルの押出された方向(以下機械軸
方向と呼ぶ)に多少配向しているが、そのままで
は配向が不充分であるので、延伸する必要が生じ
る。 本発明のフイルムは、機械的な方向及びこれと
直角な方向への延伸は同時に施すことができ、ま
た逐次に二軸延伸を施し得る。この延伸方法に
は、従来公知の技術が適用できる。例えばスリツ
トから出たフイルムを引取機で引きとつた後、ま
ず機械軸方向に延伸し、次いで機械軸と直角な方
向に延伸する。また、スリツトから出たフイルム
を引取機(冷却ドラムなどを介して)で引取りな
がら機械軸方向に分子配向せしめるように延伸す
る。次いでフイルムの両端を金具で挾持し、機械
軸に直角な方向に伸張することができる。またイ
ンフレーシヨン法や、又例えばスリツトから押出
したフイルムの両端を金具で挾み、金具が機械軸
と直角な方向に動くとともに金具同志の間隔が機
械軸方向に伸びて機械軸方向にも延伸される、所
謂同時二軸延伸法を用いることもできる。 かくして、強度及びヤング率の高い均一なフイ
ルムが得られる。 本発明では、機械軸方向に対し直角な方向にお
ける延伸倍率は好ましくは1.2倍以上であり、特
に好ましくは1.5〜10倍の範囲である。 本発明により得られるポリエステルフイルム
は、高いヤング率及び高い強度、すぐれたフイル
ム厚さの均一性及び寸法安定性を有している。更
に寸法安定性や機械的強度を向上させる目的で、
フイルムをポリエステルの軟化点以下の適当な温
度域(たとえば180〜300℃、好ましくは250〜300
℃)で熱処理を施すことができる。この際0.01〜
10分間緊張及び(又は)弛緩状態で熱処理する
か、またはポリエステルの固相重合条件下でポリ
エステルフイルムを処理することによつてヤング
率、強度、寸法安定性などを向上させることがで
きる。 本発明の方法によれば、光学異方性溶融物を形
成する性質をもつポリエステルより溶融製膜法に
よりフイルムの機械軸方向ばかりでなく、機械軸
に対して直角な方向に対してもすぐれた機械的性
質をもつ均一なポリエステルフイルムが得られ
る。 なお、本発明においてポリエステルの軟化点は
ポリエステル約1gを直径1mm、長さ5mmのノズ
ルを備えた高化式フローテスターに仕込み、100
Kg/cm2の圧力下に室温より毎分10℃の速度で昇温
し、ポリマーが軟化してノズルより流出を開始す
る温度であり、また、ポリエステルのずり速度
(γa)及び見かけの溶融粘度(ηa)は、測定
温度で上述と同じく高化式フローテスターにより
測定され、次式により計算される。 γa=4Q/r3 ηa=pr4/8lQ 〔ここで、Q:吐出量(c.c./sec)、r:毛管の半
径(cm)、p:押出し圧力(dyne/cm2)、l:毛
管の長さ(cm)〕 更にまた、フイルムのヤング率及び強度は幅5
mm、試料長20mmのフイルムをインストロン引張り
試験機にかけ、引張り速度を毎分100%として測
定して求める。 以下、実施例により本発明を説明する。なお実
施例中「部」とあるところは重量部を意味する。 実施例 1 p―オキシ安息香酸フエニル116部、イソフタ
ル酸ジフエニル114部及びハイドロキノン42部を
酢酸第1スズ0.13部の存在下温度250〜290℃で常
圧反応を2時間行い、次いで徐々に減圧に移行す
ると同時に320℃まで昇温し、20mmHgの減圧下で
20分間溶融重合した。 得られた溶融重合ポリエステルを粉砕し、これ
を250℃0.3mmHgのもとで8時間、更に270℃0.3mm
Hgのもとで10時間固相重合し、350℃ずり速度
100sec-1における溶融粘度60000ポイズの高重合
度ポリエステルを得た。 幅0.5mmのスリツトのリツプより内部へ2.0mmの
位置へ直径約0.2mmのステンレス・スチールワイ
ヤーで作つた空隙率約31%、1cm2当りの細隙数約
590の平織金網をとりつけ、この金網に約2.4W/
cm2の電力を与え加熱し、ダイを370℃に加熱し
た。 このスリツトより前記ポリエステルを吐出線速
度0.3m/分で押出し、得られたフイルムを一旦
冷却後フイルムの幅方向の両端をクランプではさ
み、250℃において機械軸に直角な方向へ3倍延
伸した。得られたフイルムの機械的性能及び厚み
は表―1の通りである。 比較例 1 実施例1で用いたのと同じポリエステルを幅
0.5mmのスリツトより370℃で押出し、一旦冷却後
得られたフイルムを実施例1と同様にして延伸し
た。得られたフイルムの機械的性能及び厚みを表
―1に示す。 実施例 2 直径0.2mmのブロンズ・ワイヤーで作られたレ
ベル織70メツシユの金網を用い、これに2.7W/
cm2の電力を与えて加熱する以外は実施例1と同様
にして押出し、延伸した。得られたフイルムの機
械的性能及び厚みは表―1の通りである。 【表】
する。更に詳しくは均一な高ヤング率ポリエステ
ルフイルムの製造方法に関する。 従来から、光学異方性溶融物を形成する性質を
もつポリエステルが繊維に成形すると特異な挙動
を示すことは知られている。即ちこのポリマー
は、溶融紡糸するのみでポリエステル分子が繊維
軸方向に高度に配向し、高いヤング率の繊維とな
る。一方、このポリエステルを溶融法で製膜する
と、上述の挙動から、ダイスリツトを通過する際
に押出方向に分子配向が生じるものと推定され、
機械軸方向に高度に配向したフイルムが得られ
る。例えば従来法によつてT―ダイを用いて押出
し製膜したフイルムは機械軸方向に対しては極め
て高強度(例えば30Kg/mm2以上)及び高ヤング率
(例えば700Kg/mm2以上)を呈するが、これと直角
な幅方向では強度(例えば2Kg/mm2)及びヤング
率(例えば100Kg/mm2)共に極めて低くなる。この
結果、かかるポリエステルフイルムは実用性がな
いか、あつてもこの性質が実用上大きな障害とな
つている。そこで該フイルムを幅方向に延伸しよ
うとしても、伸びる部分と伸びない部分とが発生
し厚み斑の極めて大きい実用性に乏しいフイルム
しか得ることができない。 本発明者は、かかる欠点をもたない均一な二軸
配向性のあるポリエステルフイルムを、光学異方
性溶融物を形成する性質のあるポリエステルを用
いて製造する方法について研究を重ねた結果、該
ポリエステルの光学異方性が温度の影響を受け、
例えばより高温になれば光学異方特性が弱くなる
こと、この特性を利用すると上述の問題を改善で
きることを知見し、本発明に到達した。 即ち、本発明は光学異方性溶融物を形成する性
質をもつポリエステルをスリツトより溶融押出し
てフイルムを製造するにあたり、該スリツトの溶
融物通路内でかつ吐出側先端(リツプ)よりわず
かに内側に多数の細〓を有する板状多孔体を設
け、かつ該板状多孔体の少なくとも吐出側表面を
加熱し、或る細〓を通つた溶融物と隣接する細〓
を通つた溶融物とをスリツト内で再接合させてス
リツト横幅方向に連続層を形成させてから溶融押
出すことを特徴とするポリエステルフイルムの製
造方法である。 本発明において光学異方性溶融物を形成する性
質をもつポリエステルとは、溶融状態にあるポリ
マーが90に交差した偏光子を備える光学系におい
て偏光を通過させる性質をもつポリエステルを言
う。 かかるポリエステルとしては、たとえば (1) テレフタル酸、ジフエニルエーテル―4,
4′―ジカルボン酸、ジフエニル―4,4′―ジカ
ルボン酸、ジフエノオキシエタン―4,4′―ジ
カルボン酸、ナフタレン―2,6―ジカルボン
酸、トランスシクロヘキサン―1,4―ジカル
ボン酸等の如き対称芳香族ジカルボン酸又は対
称脂環族ジカルボン酸;メチルテレフタル酸、
メトオキシテレフタル酸、クロルテレフタル
酸、ブロムテレフタル酸、ジフエニルエーテル
―2,2′―ジメチル―4,4′―ジカルボン酸、
ジフエノオキシエタン―2,2―ジクロル―
4,4′―ジカルボン酸、トランスシクロヘキサ
ン―1―メチル―1,4―ジカルボン酸等の如
き前記対称芳香族ジカルボン酸又は脂環族ジカ
ルボン酸の低級アルキル、低級アルコキシ若し
くはハロゲン核置換体などを主たる酸成分と
し、またハイドロキノン、4,4′―ジオキシジ
フエニル、4,4′―ジオキシジフエニルエーテ
ル、ビス(4―オキシフエノオキシ)エタン等
の如き対称ジオキシ芳香族化合物;クロルハイ
ドロキノン、ブロムハイドロキノン、メチルハ
イドロキノン、エチルハイドロキノン、第3級
ブチルハイドロキノン、第3級アミルハイドロ
キノン、フエニルハイドロキノン、2,2′―ジ
メチル―4,4′―ジオキシジフエニル、3,
3′―ジメトオキシ―4,4′―ジオキシジフエニ
ルエーテル、ビス(2―クロル―4―オキシフ
エノオキシ)エタン等の如き前記対称ジオキシ
芳香族化合物の低級アルキル、低級アルコキ
シ、アリール若しくはハロゲン核置換体などを
主たるジオール成分とするホモポリエステル又
はコポリエステル(以下ポリエステルとす
る)、 (2) p―オキシ安息香酸、4―オキシジフエニル
―4′―カルボン酸、3―クロル―4―オキシ安
息香酸、3―メトオキシ―4―オキシ安息香
酸、3―エトオキシ―4―オキシ安息香酸、2
―メチル―4―オキシ安息香酸、3―メチル―
4―オキシ安息香酸、2―クロル―4―オキシ
ジフエニル―4′―カルボン酸等の如き芳香族オ
キシカルボン酸及び/又はこれらの低級アルキ
ル、低級アルコキシ若しくはハロゲン核置換体
を主たる成分として含むコポリエステル(以下
ポリエステルとする)をあげることができ
る。 ここでポリエステルに、共重合できる酸成分
としては前記ポリエステルの主たる成分となる
オキシカルボン酸類のほかにイソフタル酸、ジフ
エニルエーテル―3,3′ジカルボン酸、ジフエノ
オキシエタン―3,3′―ジカルボン酸、ナフタレ
ン―1,6―ジカルボン酸、m―オキシ安息香
酸、5―メチルイソフタル酸、5―クロルイソフ
タル酸、4―メチルイソフタル酸、5―第3級ブ
チルイソフタル酸、ジフエニルエーテル―4,
4′―ジクロル―3,3′―ジカルボン酸、ジフエニ
ル―3,4′―ジメチル―4,3′―ジカルボン酸、
ジフエノオキシエタン―2,2′―ジブロム―3,
3′―ジカルボン酸、ナフタレン―2,7―ジクロ
ル―1,6―ジカルボン酸、4―エトオキシ―3
―オキシ安息香酸、炭酸、シクロヘキサン―1,
3―ジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、芳
香族オキシカルボン酸又は脂環族ジカルボン酸を
あげることができる。 一方、ポリエステルに共重合する酸成分はポ
リエステルの前記主たる酸成分又は共重合成分
となる前記酸成分である。 また、ポリエステルに共重合できるジオール
成分としてはレゾルシン、3,3′―ジオキシジフ
エニル、3,3′―ジオキシジフエニルエーテル、
1,6―ジオキシナフタレン、ビス(3―ヒドロ
キシフエノオキシ)エタン、2,2―ビス(4―
ヒドロキシフエニル)プロパン、1,1―ビス
(4―ヒドロキシフエニル)シクロヘキサン、4
―クロルレゾルシン、4―エトオキシレゾルシ
ン、4―ブロムレゾルシン、4,4′―ジメトオキ
シ―3,3′―ジオキシジフエニル、4,4′―ジメ
チル―3,3′―ジオキシジフエニル、4,4′―ジ
メトオキシ―3,3′―ジオキシジフエニルエーテ
ル、2,4′―ジクロル―3,3′―ジオキシジフエ
ニルエーテル、2,5―ジクロル―1,6―ジヒ
ドロキシナフタレン、2,2′―ジブロム―3,
3′―ジオキシジフエノオキシエタンなどの如き芳
香族ジオキシ化合物又はこれらの低級アルキル、
低級アルコキシ若しくはハロゲン核置換体等をあ
げることができる。 つぎに、ポリエステルに共重合するジオール
成分はポリエステルの前記主たるジオール成分
又は共重合成分となる前記ジオール成分である。 本発明における好ましいポリエステルの具体例
としては、 (1) p―オキシ安息香酸とテレフタル酸、イソフ
タル酸、ジフエノオキシエタン―4,4′―ジカ
ルボン酸、ジフエニルエーテル―4,4′―ジカ
ルボン酸、ナフタレン―2,6―ジカルボン
酸、ナフタレン―2,7―ジカルボン酸よりな
る群から選ばれた1種又は2種以上と、ハイド
ロキノン、レゾルシン、クロルハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、第3級ブチルハイ
ドロキノン、第3級アミルハイドロキノン、
4,4′―ジオキシジフエニル及び4,4′―ジオ
キシジフエニルエーテルよりなる群から選ばれ
たジオキシ芳香族化合物の1種又は2種以上と
のエステルより構成されるコポリエステル; (2) テレフタル酸、ジフエニルエーテル―4,
4′―ジカルボン酸、ジフエニル―4,4′―ジカ
ルボン酸、ジフエノオキシエタン―4,4′―ジ
カルボン酸、ナフタレン―2,6―ジカルボン
酸よりなる群から選ばれた1種又は2種以上
と、ハイドロキノン、クロルハイドロキノン、
メチルハイドロキノン、第3級ブチルハイドロ
キノン、第3級アミルハイドロキノン、フエニ
ルハイドロキノン、4,4′―ジオキシジフエニ
ル及び4,4′―ジオキシジフエニルエーテルよ
りなる群から選ばれた1種又は2種とのエステ
ルより構成されるホモポリエステル又はコポリ
エステル; (3) テレフタル酸とイソフタル酸とクロルハイド
ロキノン、メチルハイドロキノン、第3級ブチ
ルハイドロキノン、第3級アミルハイドロキノ
ン、及びフエニルハイドロキノンよりなる群か
ら選ばれた1種又は2種以上とのエステルより
構成されるコポリエステル などをあげることができる。 本発明において特に好ましいポリエステルは下
記式(A)、(B)及び(C)で表わされる反復単位より実質
的に構成されるポリエステルである。 〔ただし、式中x:y及びx:zはいずれも80:
20乃至50:50、y:zは10:15乃至15:10、nは
0又は1であり、式(B)のカルボニル基は互いにメ
タまたは(および)パラ位置の関係にあり、式(C)
のオキシ基はn=0のときには互いにメタまたは
(および)パラ位置の関係にあり、n=1のとき
にはジフエニル基に対してまたは(および)パラ
位置の関係にある。 前記式(A)で表わされる反復単位はp―オキシ安
息香酸残基であり、また式(B)で表わされる反復単
位はテレフタル酸又はイソフタル酸の残基であ
り、また式(C)で表わされる反復単位はハイドロキ
ノン、レゾルシン、4,4′―ジオキシジフエニ
ル、3,3′―ジオキシジフエニル、3,4′―ジオ
キシジフエニルなどの芳香族ジオールの残基であ
る。本発明において、ポリエステルの特に好適な
具体例は、 (1‐1) p―オキシ安息香酸、イソフタル酸及びハ
イドロキノンを主たる成分とするポリエステ
ル; (1‐2) p―オキシ安息香酸、テレフタル酸及びレ
ゾルシンを主たる成分とするポリエステル; (1‐3) p―オキシ安息香酸、イソフタル酸及び
4,4′―ジオキシジフエニルを主たる成分と
するポリエステル などである。 本発明のポリエステルのうち、最も好ましいポ
リエステルは(1―1)のポリエステルである。 本発明のポリエステルは従来公知の方法で製造
することができる。たとえば、 (i) 芳香族ジカルボン酸及び(又は)脂環族ジカ
ルボン酸とジオキシ芳香族化合物の低級脂肪族
エステル(たとえば酢酸エステル等)とを必要
に応じて芳香族オキシカルボン酸の低級脂肪酸
エステル(たとえば酢酸エステル等)と共に加
熱重合させる; (ii) 芳香族ジカルボン酸及び(又は)脂環族ジカ
ルボン酸のアリールエステル(たとえばフエニ
ルエステル等)とジオキシ芳香族化合物を、必
要に応じて芳香族オキシカルボン酸のアリール
エステル(たとえばフエニルエステル等)及び
(又は)ジアリールカーボネート(たとえばジ
フエニルカーボネート等)と共に加熱させる などの方法である。 本発明において前記式(A)、(B)及び(C)で表わされ
る反復単位より実質的に構成されるポリエステル
は具体的には、下記式(A′)、(B′)及び(C′)
でそれぞれ表わされるp―ヒドロキシ安息香酸及
び/またはその誘導体、ベンゼンジカルボン酸及
び/またはその誘導体並びにジオキシベンゼン及
び/またはジオキシジフエニル及び/またはそれ
らの誘導体を加熱重合させて得ることができる。 上記式中、R1、R5及びR6は水素原子、炭素数
7以下の低級アルカノイル基及びベンゾイル基よ
りなる群からそれぞれ独立に選ばれ、R2、R3及
びR4は水素原子、炭素数6〜12のアリール基及
び炭素数6以下の低級アルキル基よりなる群から
それぞれ独立に選ばれる。 本発明のポリエステルの製造は、従来公知の方
法によつて行うことができるが、予めこれらの原
料を重合温度がたとえば320℃より低い温度で溶
融重合(好ましくは減圧下)し、ついで得られた
プレポリマーを固相重合する方法の併用が好まし
い。 このような方法によつて見かけの溶融粘度が、
ずり速度100sec-1(製膜温度)において5000ポイ
ズ以上、好ましくは1000ポイズ以上、特に好まし
くは20000ポイズ以上である高重合度ポリエステ
ルが得られる。ポリエステルの重合度があまり小
さいと得られるフイルムの強度が不充分であるば
かりでなく、たとえば溶融押出製膜して目的とす
るフイルムを得ようとする際にフイルムがフイブ
リル化するので好ましくない。また、本発明のポ
リエステルは軟化点が150〜380℃、好ましくは
200〜350℃のものを選択する。 本発明においては前記ポリエステルの溶融物を
少なくとも吐出側に多数の細隙を有有する板状多
孔体を内設したスリツトから押出してフイルムを
製造するが、その際該板状多孔体の吐出側表面を
加熱しながら各細〓を通つた溶融物をスリツト内
で再度接合させてスリツト横幅方向に連続層を形
成させてから溶融押出す必要がある。 前記板状多孔体は、更に具体的には、この吐出
側の面が通常使用されるフイルム用のダイスのス
リツト先端(リツプ)よりわずかに内側に位置す
るように、好ましくは2mmから5mm未満の内部に
位置するように、該ダイスの溶融物通路に設け
る。これによつて各細〓で分割された溶融物はダ
イリツプより押出される迄の間に再接合して連続
層を形成する。板状多孔体としては、金属もしく
はこれと他の物体からなり、金網もしくは金網状
のもの、多数の微小球が少なくとも表層に密に充
填もしくは配列され、焼結等により固定された板
状のもの、金属等の板状体に多数の細孔をあけた
ものなどを例示することができる。板状多孔体の
各細隙は該板状体多孔体の内部でも独立していて
も良く、また該内部では隣接する細隙間を溶融ポ
リマーが往来できる構造をとつていても良い。場
合によつては、往来できる構造をとるものが好ま
しいときもある。 板状多孔体の空隙率は15〜70%、特に20〜50%
であることが好ましく、またこの厚さは0.01〜5
mm、特に0.1〜1mmであることが好ましい。更に
また隣接する細隙間の平均距離は0.03〜2mm、特
に0.06〜1mmであることが好ましい。 スリツトの幅は、目的とするフイルムの厚さに
よつて適宜選択することができるが、通常0.01〜
10mm、好ましくは0.1〜2mmの範囲である。 本発明では前記ポリエステルの軟化点以上、好
ましくは軟化点より20℃以上高い温度で、特に好
ましくは軟化点より40℃以上高い温度で溶融押出
しするが、その際前記板状多孔体の少なくとも吐
出側表面を加熱することが必要である。加熱方法
としては以下に述べる方法が好ましい。 板状多孔体の吐出側表面を加熱するには該吐出
側表面にエネルギーを供給する必要があるが、そ
の方法としては例えば(i)該板状多孔体表面を自己
発熱せしめる方法、(ii)伝熱により加熱する方法、
(iii)両者を併用する方法等がある。更に前記(i)の板
状多孔体を自己発熱せしめる方法としては、板状
多孔体表面を導電体で構成し、これを直流又は交
流電源と接続して通電せしめて、該板状多孔体表
面に発生するジユール熱を利用する方法(以下通
電加熱法と呼ぶ);板状多孔体表面を導電体で構
成し、それに好適な周波数の誘導磁界を印加し、
うず電流を生成せしめ発熱せしめる所謂誘導加熱
を利用する方法;板状多孔体表面を誘導体で構成
し、それに好適な周波数の電界を印加し、誘電損
失を生じせしめ発熱せしめる所謂誘電加熱を利用
する方法等がある。また前記(ii)の板状多孔体表面
を伝熱により加熱する方法としては、板状多孔体
表面自身又はその近傍を細管で構成された組織体
となし、該細管に加熱媒体を流して該板状多孔体
を加熱する方法(以下熱流体加熱法と呼ぶ)等が
ある。 通電加熱法及び誘導加熱法に使用可能な素材と
しては、白金、金、銀、銅、チタン、バナジウ
ム、タングステン、イリジウム、モリブデン、パ
ラジウム、鉄、ニツケル、クローム、コバルト、
鉛、亜鉛、ビスマス、スズ、アルミニウム等の金
属単体;ステンレススチール、ニクロム、タンタ
ル、しんちゆう、りん青銅、ジユラルミン等の合
金;黒鉛、シリコーン、ゲルマニウム、セレン、
酸化スズ、酸化インジウム、酸化鉄、酸化ニツケ
ル等の主として半導体の性質を呈する無機化合
物;ポリアセチレン、ポリフエニレン等の半導体
の性質を呈する有機化合物等10-7〜109Ωcm程度
の比抵抗を有する物質を前記板状多孔体に形成し
たものが有利に使用される。更に前記の導電性物
質の他、ガラス球ビーズ表面を銀でコーテイング
し、加圧接触せしめて導電性とした構造体;アル
ミナ、ジルコニウム等のセラミツクフアイバーに
アルミニウム等の導電性金属を蒸着せしめ、加圧
成形した導電性板状多孔体;多孔質セラミツク板
を黒鉛粒子分散体に浸漬し、沈着せしめた導電性
板状多孔体構造等があげられ、その他加熱可能な
構造体も用いることができる。 上述の導電性板状多孔体を通電加熱する場合、
通常0.1〜数百V/cmの電界、0.1〜数百アンペアの
電流を印加し、0.1〜数千W/cm2のワツト密度が
用いられる。これらの値は使用目的に応じて変化
し得るものであり、板状多孔体の材料の選定及び
板状多孔体構造を設計することにより所望の性質
のものを得ることができる。通電加熱法の板状多
孔体はダイスリツトの先端(リツプ)またはスリ
ツト途中に取付けられるが、該板状多孔体とダイ
ス本体の絶縁材は板状多孔体をどの温度まで昇温
するかにもよるが、通常芳香族ポリイミド、フツ
素樹脂等の耐熱性有機材料、セラミツク板とシリ
カ、アルミナ、ジルコニア等の無機接着剤の組み
あわせ等が使用できる。 一方、導電性板状多孔体表面を誘導加熱法で加
熱する場合、一般には板状多孔体表面とほぼ平行
にコイルが配置され、板状多孔体に対しほぼ垂直
な磁界が印加され、板状多孔体表面上にうず電流
が生成され、ジユール熱が生成する。加熱周波数
を高周波に選べば表皮効果のためうず電流の浸透
が浅くなり、表面のみの局部加熱が行なえる。成
形する前記ポリエステルの熱特性と装置の材料及
び形状に従い、コイルの配置、磁界の強さ、周波
数を適当に組み合せて最適状態を得ることができ
る。 また、誘電加熱法に使用可能な板状多孔体の表
面材料は、一般に誘電体損失を生じる物質であ
り、印加する電界の周波数、成形する前記ポリエ
ステルの性質にもよるが、極性基を有するセラミ
ツクス等が例示できる。板状多孔体表面を誘電体
特性の異なる材料で構成し、所定の周波数の電界
を印加して、局部的な温度分布を作ることが可能
である。 このような誘電性板状多孔体表面を誘電加熱法
で加熱する時には通常、該板状多孔体表面と平行
または垂直に電極が配置される。板状多孔体表面
に対し平行または垂直な交番電界が印加され、誘
電体損失を生じて発熱する。 熱流体加熱法に使用される細管は、好ましくは
熱伝導度の高いものであり、アルミニウム、ステ
ンレス鋼、鉄、銅、しんちゆう、シリカ、ニツケ
ル、インコネル、タングステン、タンタル、モリ
ブデン、レニウム、チタン、ニオブ等の材料が使
用される。熱媒体は使用温度、細管に適合するも
のが選ばれるが、例えば水、アンモニア、メタノ
ール、アセトン、フレオン11、フレオン21、フレ
オン113、C6F6、n―ブタン、n―ペンタン、n
―ヘプタン、ベンゼン、トルエン、ダウサムA、
ダウサムB、DC200、DC209、モンサントCP―
9、ピリジン、モンサントCP―34、リチウム、
ナトリウム、カリウム、セシウム、水銀、鉛、イ
ンジウム、錫等が液体又は気体で使用される。 かくして板状多孔体を加熱することにより、該
板状多孔体近傍の温度は一般的に該近傍を囲むあ
る範囲の領域の温度よりも高くなる。このような
温度の高い板状多孔体をポリエステルの溶融物が
通ることにより該ポリエステルの流れが乱れ或は
該ポリエステルがより高温となつて光学異方特性
が弱められるか、場合によつてはなくなり、以下
に述べるような効果が発現されるのである。 すなわち、本発明に用いるポリエステルは、ポ
リアルキレンテレフタレートやポリアルキレンナ
フタレンジカルボキシレートの製膜延伸の如く押
出、冷却、加熱延伸、冷却、第2軸延伸、熱処理
などの方法の順序で製膜延伸を施すことは至難で
ある。例えば製膜後一たん冷却したのち、再加熱
して延伸すると均一に延伸できない場合や均一な
延伸が円滑にされなかつたりし、延伸配向も低く
なり、フイルムとしてヤング率を高くすることも
困難となる。ヤング率を高くして延伸しようとす
ると、延伸斑やひいてはフイルムの破損が生じ易
く、機械的性質や厚さに斑が生じ易い。 しかるに上述の方法によつて押出したフイルム
は一旦冷却した後再加熱延伸しても均一に延伸で
き、かつ高い強度及びヤング率のフイルムとなす
ことができる。 スリツトより押出された直後のポリエステルは
溶融ポリエステルの押出された方向(以下機械軸
方向と呼ぶ)に多少配向しているが、そのままで
は配向が不充分であるので、延伸する必要が生じ
る。 本発明のフイルムは、機械的な方向及びこれと
直角な方向への延伸は同時に施すことができ、ま
た逐次に二軸延伸を施し得る。この延伸方法に
は、従来公知の技術が適用できる。例えばスリツ
トから出たフイルムを引取機で引きとつた後、ま
ず機械軸方向に延伸し、次いで機械軸と直角な方
向に延伸する。また、スリツトから出たフイルム
を引取機(冷却ドラムなどを介して)で引取りな
がら機械軸方向に分子配向せしめるように延伸す
る。次いでフイルムの両端を金具で挾持し、機械
軸に直角な方向に伸張することができる。またイ
ンフレーシヨン法や、又例えばスリツトから押出
したフイルムの両端を金具で挾み、金具が機械軸
と直角な方向に動くとともに金具同志の間隔が機
械軸方向に伸びて機械軸方向にも延伸される、所
謂同時二軸延伸法を用いることもできる。 かくして、強度及びヤング率の高い均一なフイ
ルムが得られる。 本発明では、機械軸方向に対し直角な方向にお
ける延伸倍率は好ましくは1.2倍以上であり、特
に好ましくは1.5〜10倍の範囲である。 本発明により得られるポリエステルフイルム
は、高いヤング率及び高い強度、すぐれたフイル
ム厚さの均一性及び寸法安定性を有している。更
に寸法安定性や機械的強度を向上させる目的で、
フイルムをポリエステルの軟化点以下の適当な温
度域(たとえば180〜300℃、好ましくは250〜300
℃)で熱処理を施すことができる。この際0.01〜
10分間緊張及び(又は)弛緩状態で熱処理する
か、またはポリエステルの固相重合条件下でポリ
エステルフイルムを処理することによつてヤング
率、強度、寸法安定性などを向上させることがで
きる。 本発明の方法によれば、光学異方性溶融物を形
成する性質をもつポリエステルより溶融製膜法に
よりフイルムの機械軸方向ばかりでなく、機械軸
に対して直角な方向に対してもすぐれた機械的性
質をもつ均一なポリエステルフイルムが得られ
る。 なお、本発明においてポリエステルの軟化点は
ポリエステル約1gを直径1mm、長さ5mmのノズ
ルを備えた高化式フローテスターに仕込み、100
Kg/cm2の圧力下に室温より毎分10℃の速度で昇温
し、ポリマーが軟化してノズルより流出を開始す
る温度であり、また、ポリエステルのずり速度
(γa)及び見かけの溶融粘度(ηa)は、測定
温度で上述と同じく高化式フローテスターにより
測定され、次式により計算される。 γa=4Q/r3 ηa=pr4/8lQ 〔ここで、Q:吐出量(c.c./sec)、r:毛管の半
径(cm)、p:押出し圧力(dyne/cm2)、l:毛
管の長さ(cm)〕 更にまた、フイルムのヤング率及び強度は幅5
mm、試料長20mmのフイルムをインストロン引張り
試験機にかけ、引張り速度を毎分100%として測
定して求める。 以下、実施例により本発明を説明する。なお実
施例中「部」とあるところは重量部を意味する。 実施例 1 p―オキシ安息香酸フエニル116部、イソフタ
ル酸ジフエニル114部及びハイドロキノン42部を
酢酸第1スズ0.13部の存在下温度250〜290℃で常
圧反応を2時間行い、次いで徐々に減圧に移行す
ると同時に320℃まで昇温し、20mmHgの減圧下で
20分間溶融重合した。 得られた溶融重合ポリエステルを粉砕し、これ
を250℃0.3mmHgのもとで8時間、更に270℃0.3mm
Hgのもとで10時間固相重合し、350℃ずり速度
100sec-1における溶融粘度60000ポイズの高重合
度ポリエステルを得た。 幅0.5mmのスリツトのリツプより内部へ2.0mmの
位置へ直径約0.2mmのステンレス・スチールワイ
ヤーで作つた空隙率約31%、1cm2当りの細隙数約
590の平織金網をとりつけ、この金網に約2.4W/
cm2の電力を与え加熱し、ダイを370℃に加熱し
た。 このスリツトより前記ポリエステルを吐出線速
度0.3m/分で押出し、得られたフイルムを一旦
冷却後フイルムの幅方向の両端をクランプではさ
み、250℃において機械軸に直角な方向へ3倍延
伸した。得られたフイルムの機械的性能及び厚み
は表―1の通りである。 比較例 1 実施例1で用いたのと同じポリエステルを幅
0.5mmのスリツトより370℃で押出し、一旦冷却後
得られたフイルムを実施例1と同様にして延伸し
た。得られたフイルムの機械的性能及び厚みを表
―1に示す。 実施例 2 直径0.2mmのブロンズ・ワイヤーで作られたレ
ベル織70メツシユの金網を用い、これに2.7W/
cm2の電力を与えて加熱する以外は実施例1と同様
にして押出し、延伸した。得られたフイルムの機
械的性能及び厚みは表―1の通りである。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 光学異方性溶融物を形成する性質をもつポリ
エステルをスリツトより溶融押出してフイルムを
製造するにあたり、該スリツトの溶融物通路内で
かつ吐出側先端(リツプ)よりわずかに内側に多
数の細〓を有する板状多孔体を設け、かつ該板状
多孔体の少なくとも吐出側表面を加熱し、或る細
〓を通つた溶融物と隣接する細〓を通つた溶融物
とをスリツト内で再接合させてスリツト横幅方向
に連続層を形成させてから溶融押出すことを特徴
とするポリエステルフイルムの製造方法。 2 ポリエステルが下記式(A)、(B)及び(C)の反復単
位よりなるポリエステル 〔ただし式中x:y及びx:zはいずれも80:20
乃至50:50、y:zは10:15乃至15:10、nは0
又は1であり、式(B)中のカルボニル基は互いにメ
タまたは(および)パラ位置の関係にあり、式(C)
中のオキシ基はn=0のときに互いにメタまたは
(および)パラ位置の関係にあり、n=1のとき
にはジフエニル基に対してメタまたは(および)
パラ位置の関係にある。〕 であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のポリエステルフイルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56158616A JPS5859818A (ja) | 1981-10-07 | 1981-10-07 | ポリエステルフイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56158616A JPS5859818A (ja) | 1981-10-07 | 1981-10-07 | ポリエステルフイルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5859818A JPS5859818A (ja) | 1983-04-09 |
| JPS6249846B2 true JPS6249846B2 (ja) | 1987-10-21 |
Family
ID=15675596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56158616A Granted JPS5859818A (ja) | 1981-10-07 | 1981-10-07 | ポリエステルフイルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5859818A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3604829A1 (de) * | 1986-02-15 | 1987-08-20 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von flaechigem halbzeug |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3825379A (en) * | 1972-04-10 | 1974-07-23 | Exxon Research Engineering Co | Melt-blowing die using capillary tubes |
-
1981
- 1981-10-07 JP JP56158616A patent/JPS5859818A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5859818A (ja) | 1983-04-09 |
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