JPS6249906B2 - - Google Patents
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- JPS6249906B2 JPS6249906B2 JP57204346A JP20434682A JPS6249906B2 JP S6249906 B2 JPS6249906 B2 JP S6249906B2 JP 57204346 A JP57204346 A JP 57204346A JP 20434682 A JP20434682 A JP 20434682A JP S6249906 B2 JPS6249906 B2 JP S6249906B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- haze
- drip
- synthetic resin
- fluorine
- greenhouse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Protection Of Plants (AREA)
- Greenhouses (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
Description
本発明は、合成樹脂フイルムに関し、更に詳し
くは特定の含フツ素界面活性剤を含有する合成樹
脂から成つており、包囲空間内でのモヤの発生を
減少させ、その効果の持続性にもすぐれた合成樹
脂フイルム、特に農業用合成樹脂フイルムに関す
る。 近年温室栽培により、各種の野菜や果樹類が年
間を通じて安定して供給されるようになつてい
る。温室の被覆資材として、ポリ塩化ビニル、ポ
リエチレンなどの合成樹脂フイルムが広く普及し
ている。 温室本来の目的は、栽培作物の生育に不可欠な
温度の確保、すなわち保温である。この保温性を
向上させるためには、温室の密閉度を向上させ、
すき間換気によつて逃げる熱量を抑止する必要が
ある。 最近、特に省エネルギーの傾向の中で、ハウス
内の作物に悪影響を及ぼさない範囲で、太陽エネ
ルギーを有効利用する為に、可能な限り温室の密
閉度を上げる管理技術が行なわれるようになつて
来ている。この管理技術を行なうことで、温室内
の環境が従来以上に多湿化される傾向にあり、同
時に温室内に発生するモヤが著しく増加するとい
う問題が生じている。モヤは、栽培作物の病虫
害、または収穫物の品質と密接な関係があるとさ
れ、温室栽培において、できるだけ避けなくては
ならないとされているものである。 モヤは基本的には、温室内の水蒸気が結露する
ことで発生するもので、温室内外の気温差が急激
に変化する朝方及び夕方に多く発生する現象であ
る。モヤは温室内外の空気を換気することで消滅
させることができる。しかし、一般的には温室の
保温性を重視する為、換気を行なうことができな
い場合が多く、温室栽培において大きな問題とな
つていた。 モヤの発生は本質的に温室内の水分に起因する
現象であるから、温室内雰囲気に供給される水分
量を少なくすることで、モヤの発生を減少させる
ことができる。温室内の土壌表面をマルチ資材で
被覆することが、モヤの発生に対する一つの対策
である。しかし、マルチ資材の被覆は被覆作業が
繁雑であるばかりか、資材費用も重む為、温室栽
培家にとつて必ずしも有利な方法ではない。 モヤに対する別の防止法、すなわち被覆資材の
改良により、モヤの発生を減少させる方法とし
て、特開昭55−91663号公報、特開昭57−12070号
公報には、シリコン系界面活性剤を添加する方法
が開示されている。しかし、これら物質を添加し
た合成樹脂フイルムは、モヤ防止効果を有する反
面、被覆資材の必要特性であるフイルム同士の接
着性が悪く、さらに防滴性の低下がひどくなり、
モヤ防止効果の持続性が劣るという欠点があつ
た。 特開昭57−14648号公報には、フツ素系界面活
性剤を添加する方法が開示されているが、従来の
フツ素系界面活性剤では、少量の添加量では、モ
ヤ防止効果が少なく、モヤ防止効果の持続性が悪
いという欠点があり、多量に添加すると、フイル
ム同士の接着性および耐候性が著しく低下すると
いう問題点があつた。 本発明者らは、モヤ防止効果およびその持続性
に優れ、かつ被覆資材の他の特性、すなわちフイ
ルム同士の接着性、耐候性、防滴性、透明性、ス
リツプ性などに悪影響を与えない被覆材料につい
て鋭意研究の結果、本発明を完成したものであ
る。 本発明に使用し得る合成樹脂フイルム材料とし
ては、一般にフイルム形成能のあるポリ塩化ビニ
ル系、ポリオレフイン系、アクリル樹脂系、ポリ
エステル系、ポリアミド系など、通常の合成樹脂
または、該合成樹脂のブレンドが挙げられ、これ
らの中では、特に、耐候性、経済性、光透過性の
面から、ポリ塩化ビニル系およびポリエチレン系
樹脂が好ましく、熱線の吸収性、すなわちハウス
の保温性の面から、塩化ビニル系樹脂が最も好ま
しい。ポリ塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニ
ルの単独重合体および酢酸ビニル、エチレン、プ
ロピレン、アルキルビニルエーテルなどとの共重
合体が使用出来る。 合成樹脂に添加する他の添加剤としては、通常
一般的に使用される可塑剤、安定剤、滑剤、充填
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、酸化防止剤など
が使用出来、何ら本発明が制限されるものではな
い。 本発明において用いられる含フツ素界面活性剤
は一般式 〔式中、RfはC3〜C21の含フツ素脂肪族基、R
は〔(CH2)2O〕oR′又は
くは特定の含フツ素界面活性剤を含有する合成樹
脂から成つており、包囲空間内でのモヤの発生を
減少させ、その効果の持続性にもすぐれた合成樹
脂フイルム、特に農業用合成樹脂フイルムに関す
る。 近年温室栽培により、各種の野菜や果樹類が年
間を通じて安定して供給されるようになつてい
る。温室の被覆資材として、ポリ塩化ビニル、ポ
リエチレンなどの合成樹脂フイルムが広く普及し
ている。 温室本来の目的は、栽培作物の生育に不可欠な
温度の確保、すなわち保温である。この保温性を
向上させるためには、温室の密閉度を向上させ、
すき間換気によつて逃げる熱量を抑止する必要が
ある。 最近、特に省エネルギーの傾向の中で、ハウス
内の作物に悪影響を及ぼさない範囲で、太陽エネ
ルギーを有効利用する為に、可能な限り温室の密
閉度を上げる管理技術が行なわれるようになつて
来ている。この管理技術を行なうことで、温室内
の環境が従来以上に多湿化される傾向にあり、同
時に温室内に発生するモヤが著しく増加するとい
う問題が生じている。モヤは、栽培作物の病虫
害、または収穫物の品質と密接な関係があるとさ
れ、温室栽培において、できるだけ避けなくては
ならないとされているものである。 モヤは基本的には、温室内の水蒸気が結露する
ことで発生するもので、温室内外の気温差が急激
に変化する朝方及び夕方に多く発生する現象であ
る。モヤは温室内外の空気を換気することで消滅
させることができる。しかし、一般的には温室の
保温性を重視する為、換気を行なうことができな
い場合が多く、温室栽培において大きな問題とな
つていた。 モヤの発生は本質的に温室内の水分に起因する
現象であるから、温室内雰囲気に供給される水分
量を少なくすることで、モヤの発生を減少させる
ことができる。温室内の土壌表面をマルチ資材で
被覆することが、モヤの発生に対する一つの対策
である。しかし、マルチ資材の被覆は被覆作業が
繁雑であるばかりか、資材費用も重む為、温室栽
培家にとつて必ずしも有利な方法ではない。 モヤに対する別の防止法、すなわち被覆資材の
改良により、モヤの発生を減少させる方法とし
て、特開昭55−91663号公報、特開昭57−12070号
公報には、シリコン系界面活性剤を添加する方法
が開示されている。しかし、これら物質を添加し
た合成樹脂フイルムは、モヤ防止効果を有する反
面、被覆資材の必要特性であるフイルム同士の接
着性が悪く、さらに防滴性の低下がひどくなり、
モヤ防止効果の持続性が劣るという欠点があつ
た。 特開昭57−14648号公報には、フツ素系界面活
性剤を添加する方法が開示されているが、従来の
フツ素系界面活性剤では、少量の添加量では、モ
ヤ防止効果が少なく、モヤ防止効果の持続性が悪
いという欠点があり、多量に添加すると、フイル
ム同士の接着性および耐候性が著しく低下すると
いう問題点があつた。 本発明者らは、モヤ防止効果およびその持続性
に優れ、かつ被覆資材の他の特性、すなわちフイ
ルム同士の接着性、耐候性、防滴性、透明性、ス
リツプ性などに悪影響を与えない被覆材料につい
て鋭意研究の結果、本発明を完成したものであ
る。 本発明に使用し得る合成樹脂フイルム材料とし
ては、一般にフイルム形成能のあるポリ塩化ビニ
ル系、ポリオレフイン系、アクリル樹脂系、ポリ
エステル系、ポリアミド系など、通常の合成樹脂
または、該合成樹脂のブレンドが挙げられ、これ
らの中では、特に、耐候性、経済性、光透過性の
面から、ポリ塩化ビニル系およびポリエチレン系
樹脂が好ましく、熱線の吸収性、すなわちハウス
の保温性の面から、塩化ビニル系樹脂が最も好ま
しい。ポリ塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニ
ルの単独重合体および酢酸ビニル、エチレン、プ
ロピレン、アルキルビニルエーテルなどとの共重
合体が使用出来る。 合成樹脂に添加する他の添加剤としては、通常
一般的に使用される可塑剤、安定剤、滑剤、充填
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、酸化防止剤など
が使用出来、何ら本発明が制限されるものではな
い。 本発明において用いられる含フツ素界面活性剤
は一般式 〔式中、RfはC3〜C21の含フツ素脂肪族基、R
は〔(CH2)2O〕oR′又は
【式】であり、R′はC1〜3
のアルキル基、R″はC5〜10のアルキル基、nは
5〜15である。〕 で示される。前記一般式において、含フツ素脂肪
族基は、飽和又は不飽和のいずれであつてもよ
く、直鎖又は分枝鎖のいずれであつてもよい。 これら含フツ素界面活性剤を具体的に例示すれ
ば、 含フツ素界面活性剤(1)の添加量は、下記防滴剤
との併用時には、合成樹脂100重量部に対して
0.01〜0.2重量部が好ましい。0.01重量部未満で
は、モヤ防止効果が小さく、一方、0.2重量部以
上添加してもモヤ防止効果およびその持続性に向
上は見られず、むしろ耐候性が低下する傾向にあ
る。 これに対し、従来から用いられている含フツ素
界面活性剤には、C8F17COONH4、C8F17SO3K、
5〜15である。〕 で示される。前記一般式において、含フツ素脂肪
族基は、飽和又は不飽和のいずれであつてもよ
く、直鎖又は分枝鎖のいずれであつてもよい。 これら含フツ素界面活性剤を具体的に例示すれ
ば、 含フツ素界面活性剤(1)の添加量は、下記防滴剤
との併用時には、合成樹脂100重量部に対して
0.01〜0.2重量部が好ましい。0.01重量部未満で
は、モヤ防止効果が小さく、一方、0.2重量部以
上添加してもモヤ防止効果およびその持続性に向
上は見られず、むしろ耐候性が低下する傾向にあ
る。 これに対し、従来から用いられている含フツ素
界面活性剤には、C8F17COONH4、C8F17SO3K、
【式】などの陰イオン系界面
活性剤、C8F17SO2NHC3H6N(CH3)3I、
C8F17CH2CH2N(CH3)3Clなどの陽イオン系界面
活性剤、C8F17SO2N(C3H7)C2H4O(C2H4O)
nH、C9F19CH2CH2O(C2H4O)nH、
活性剤、C8F17SO2N(C3H7)C2H4O(C2H4O)
nH、C9F19CH2CH2O(C2H4O)nH、
【式】などの非イオン
系界面活性剤などがあるが、これら従来の含フツ
素界面活性剤では、本発明で用いる含フツ素界面
活性剤(1)の場合とは逆に、0.2重量部以上添加し
なければ満足なモヤ防止効果が得られず、またそ
の持続性も悪い。さらに、フイルム同志の接着性
および耐候性も劣る。 もつとも、本発明で用いる含フツ素界面活性剤
(1)は、上記従来のものに比べ、少量の使用でも防
滴およびモヤ防止効果にすぐれ、防滴剤を用いな
くても有効である。 本発明において、望ましくは含フツ素界面活性
剤と共に使用する防滴剤としては、合成樹脂フイ
ルムに防滴性を付与しうる界面活性剤ならずいず
れも用いることができ、通常、非イオン系界面活
性剤が好適に使用される。これらの具体例として
は、(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル
等のエーテル型のもの、(B)ポリオキシエチレンア
ルキルエステル、多価アルコールと脂肪酸の部分
エステル化物等のエステル型のもの、(C)ポリオキ
シエチレンアルキルアミン等のアミノエーテル型
のもの、(D)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンマンニタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレングリセリル脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリ
コールモノ脂肪酸エステル等のエーテルエステル
型のもの、などがあげられる。これら非イオン系
界面活性剤の選択は、基本的には任意に行なうこ
とができるが、好ましくは、防滴性を保持する以
外に、成形性、耐熱性、透明性等の性能を具備
し、農業用被覆材としての性能を十分に満足する
ことが望ましい。以上の性能を得るための好適な
非イオン系界面活性剤を例示すると、 (i) ソルビタン、ソルビトール、マンニタン、マ
ンニトール、グリセリン、ジグリセリン等の多
価アルコールと、炭素数12〜22の脂肪酸の部分
エステル (ii) エチレンオキサイド又はプロピレンオキサイ
ドの付加モル数が1〜20、多価アルコールがソ
ルビタン、ソルビトール、マンニタン、グリセ
リン、ジグリセリンで、脂肪酸の炭素数が12〜
22であるポリオキシアルキレン多価アルコー
ル、脂肪酸エステル (iii) (i)(ii)の混合物 が挙げられる。 これら防滴剤は、通常合成樹脂100重量部に対
して、少くとも0.5重量部、好ましくは1.0〜5.0重
量部の範囲で添加する。添加量が0.5重量部未満
では、十分な防滴効果が得られず、又、5.0重量
部以上ではブリードが多く、吸水白化し易く、透
明性が低下して好ましくない傾向にある。 以上述べた様に、本発明の合成樹脂フイルム
は、上記含フツ素界面活性剤(1)を、望ましくは防
滴剤と共に含有した合成樹脂から成つているた
め、モヤ防止効果が顕著であり、その持続性もす
ぐれている。さらに、含フツ素界面活性剤(1)は、
微量の添加で所望の効果を発揮するため、フイル
ム同士の接着性および耐候性への悪影響がほとん
どなく、本発明の合成樹脂フイルムは、農業用被
覆資材として極めて利用価値が高いものである。 次に、実施例および比較例を示し、本発明を更
に具体的に説明する。 実施例および比較例におけるモヤ評価法、防滴
性評価法、耐候性評価法およびフイルム接着性評
価法は次の通りである。 モヤ評価法 間口1m、高さ0.9m、奥行10mのトンネル状温
室に、各実施例および各比較例で得られるフイル
ムを別個に展張し、朝方および夕方のモヤ発生状
況を観察し、次の基準で評価した: 〇:全くモヤがない □:微かにモヤがある △:モヤがやや多い ×:モヤが非常に多い 防滴性評価法 上記トンネル状温室にて、防滴状態の良否を肉
眼で観察し、次の基準で評価した: 〇:防滴性非常に良好 □:防滴性良好 △:防滴性劣る ×:防滴性非常に劣る 耐候性評価法 屋外で格子曝露を行ない、フイルムの劣化状況
を肉眼で観察し、次の基準で評価した: 〇:全く変色なし □:微かに変色がみられる △:約半分の面積に変色が見られる ×:全面で変色が著しい フイルム接着性評価法 フイルム作製後、6ケ月室温に放置した2枚の
フイルムを高周波ミシンにより接着し、フイルム
が切断されるまで引張り、接着強度を次の基準で
評価した。 〇:接着部は全く剥離せず、フイルムが破れ
る。 △:接着部は2分の1程度剥離する ×:接着部は全部剥離する 実施例1〜8および比較例1〜13 基本配合 重量部 塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100 ジオクチルフタレート 44 トリクレジルホスフエート 6 エポキシ樹脂 2 Ba―Zn系安定剤 2 メチレンビスステアロアミド 0.1 紫外線吸収剤 0.1 上記基本配合に対して、含フツ素界面活性剤、
非イオン系界面活性剤およびシリコン系界面活性
剤を単独でまたは混合して表1の割合(塩化ビニ
ル樹脂100重量部に対する重量部)で配合し、厚
さ0.1mmのフイルムにカレンダー成形し、得られ
たフイルムについてモヤ試験、防滴性試験、耐候
性試験およびフイルム接着性試験を実施し、上述
の基準で評価した。結果を表2に示す。 表2の結果から明らかなように、本発明のフイ
ルムはモヤ防止効果およびその持続性にすぐれ、
耐候性、フイルム接着性にもすぐれている極めて
有用な合成樹脂フイルム、特に農業用フイルムで
ある。
素界面活性剤では、本発明で用いる含フツ素界面
活性剤(1)の場合とは逆に、0.2重量部以上添加し
なければ満足なモヤ防止効果が得られず、またそ
の持続性も悪い。さらに、フイルム同志の接着性
および耐候性も劣る。 もつとも、本発明で用いる含フツ素界面活性剤
(1)は、上記従来のものに比べ、少量の使用でも防
滴およびモヤ防止効果にすぐれ、防滴剤を用いな
くても有効である。 本発明において、望ましくは含フツ素界面活性
剤と共に使用する防滴剤としては、合成樹脂フイ
ルムに防滴性を付与しうる界面活性剤ならずいず
れも用いることができ、通常、非イオン系界面活
性剤が好適に使用される。これらの具体例として
は、(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル
等のエーテル型のもの、(B)ポリオキシエチレンア
ルキルエステル、多価アルコールと脂肪酸の部分
エステル化物等のエステル型のもの、(C)ポリオキ
シエチレンアルキルアミン等のアミノエーテル型
のもの、(D)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンマンニタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレングリセリル脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリ
コールモノ脂肪酸エステル等のエーテルエステル
型のもの、などがあげられる。これら非イオン系
界面活性剤の選択は、基本的には任意に行なうこ
とができるが、好ましくは、防滴性を保持する以
外に、成形性、耐熱性、透明性等の性能を具備
し、農業用被覆材としての性能を十分に満足する
ことが望ましい。以上の性能を得るための好適な
非イオン系界面活性剤を例示すると、 (i) ソルビタン、ソルビトール、マンニタン、マ
ンニトール、グリセリン、ジグリセリン等の多
価アルコールと、炭素数12〜22の脂肪酸の部分
エステル (ii) エチレンオキサイド又はプロピレンオキサイ
ドの付加モル数が1〜20、多価アルコールがソ
ルビタン、ソルビトール、マンニタン、グリセ
リン、ジグリセリンで、脂肪酸の炭素数が12〜
22であるポリオキシアルキレン多価アルコー
ル、脂肪酸エステル (iii) (i)(ii)の混合物 が挙げられる。 これら防滴剤は、通常合成樹脂100重量部に対
して、少くとも0.5重量部、好ましくは1.0〜5.0重
量部の範囲で添加する。添加量が0.5重量部未満
では、十分な防滴効果が得られず、又、5.0重量
部以上ではブリードが多く、吸水白化し易く、透
明性が低下して好ましくない傾向にある。 以上述べた様に、本発明の合成樹脂フイルム
は、上記含フツ素界面活性剤(1)を、望ましくは防
滴剤と共に含有した合成樹脂から成つているた
め、モヤ防止効果が顕著であり、その持続性もす
ぐれている。さらに、含フツ素界面活性剤(1)は、
微量の添加で所望の効果を発揮するため、フイル
ム同士の接着性および耐候性への悪影響がほとん
どなく、本発明の合成樹脂フイルムは、農業用被
覆資材として極めて利用価値が高いものである。 次に、実施例および比較例を示し、本発明を更
に具体的に説明する。 実施例および比較例におけるモヤ評価法、防滴
性評価法、耐候性評価法およびフイルム接着性評
価法は次の通りである。 モヤ評価法 間口1m、高さ0.9m、奥行10mのトンネル状温
室に、各実施例および各比較例で得られるフイル
ムを別個に展張し、朝方および夕方のモヤ発生状
況を観察し、次の基準で評価した: 〇:全くモヤがない □:微かにモヤがある △:モヤがやや多い ×:モヤが非常に多い 防滴性評価法 上記トンネル状温室にて、防滴状態の良否を肉
眼で観察し、次の基準で評価した: 〇:防滴性非常に良好 □:防滴性良好 △:防滴性劣る ×:防滴性非常に劣る 耐候性評価法 屋外で格子曝露を行ない、フイルムの劣化状況
を肉眼で観察し、次の基準で評価した: 〇:全く変色なし □:微かに変色がみられる △:約半分の面積に変色が見られる ×:全面で変色が著しい フイルム接着性評価法 フイルム作製後、6ケ月室温に放置した2枚の
フイルムを高周波ミシンにより接着し、フイルム
が切断されるまで引張り、接着強度を次の基準で
評価した。 〇:接着部は全く剥離せず、フイルムが破れ
る。 △:接着部は2分の1程度剥離する ×:接着部は全部剥離する 実施例1〜8および比較例1〜13 基本配合 重量部 塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100 ジオクチルフタレート 44 トリクレジルホスフエート 6 エポキシ樹脂 2 Ba―Zn系安定剤 2 メチレンビスステアロアミド 0.1 紫外線吸収剤 0.1 上記基本配合に対して、含フツ素界面活性剤、
非イオン系界面活性剤およびシリコン系界面活性
剤を単独でまたは混合して表1の割合(塩化ビニ
ル樹脂100重量部に対する重量部)で配合し、厚
さ0.1mmのフイルムにカレンダー成形し、得られ
たフイルムについてモヤ試験、防滴性試験、耐候
性試験およびフイルム接着性試験を実施し、上述
の基準で評価した。結果を表2に示す。 表2の結果から明らかなように、本発明のフイ
ルムはモヤ防止効果およびその持続性にすぐれ、
耐候性、フイルム接着性にもすぐれている極めて
有用な合成樹脂フイルム、特に農業用フイルムで
ある。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、RfはC3〜C21の含フツ素脂肪族基、R
は〔(CH2)2O〕oR′又は
【式】であり、R′はC1〜3 のアルキル基、R″はC5〜10のアルキル基、nは
5〜15である。〕 で示される含フツ素界面活性剤を含有することを
特徴とする合成樹脂フイルム。 2 合成樹脂がさらに防滴剤を含有する特許請求
の範囲第1項記載の合成樹脂フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57204346A JPS5993739A (ja) | 1982-11-19 | 1982-11-19 | 合成樹脂フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57204346A JPS5993739A (ja) | 1982-11-19 | 1982-11-19 | 合成樹脂フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5993739A JPS5993739A (ja) | 1984-05-30 |
| JPS6249906B2 true JPS6249906B2 (ja) | 1987-10-21 |
Family
ID=16488977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57204346A Granted JPS5993739A (ja) | 1982-11-19 | 1982-11-19 | 合成樹脂フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5993739A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6126644A (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-05 | C I Kasei Co Ltd | 防黴剤 |
| JPS61103934A (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-22 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 積層板の製造法 |
| JPS61133244A (ja) * | 1984-12-03 | 1986-06-20 | Daikin Ind Ltd | 合成樹脂フイルム |
| JPS61152745A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-11 | Asahi Glass Co Ltd | 農業用合成樹脂被覆材 |
| JPH01216947A (ja) * | 1988-02-25 | 1989-08-30 | Daikin Ind Ltd | 新規含フッ素化合物およびそれを含有する合成樹脂フィルム |
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| CN110384030A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-10-29 | 盐城恒茂园林绿化有限公司 | 一种绿化园林工程用苗木浇灌装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5935573B2 (ja) * | 1980-06-28 | 1984-08-29 | シ−アイ化成株式会社 | 農業用被覆材 |
-
1982
- 1982-11-19 JP JP57204346A patent/JPS5993739A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5993739A (ja) | 1984-05-30 |
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