JPS6254384B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6254384B2 JPS6254384B2 JP22642282A JP22642282A JPS6254384B2 JP S6254384 B2 JPS6254384 B2 JP S6254384B2 JP 22642282 A JP22642282 A JP 22642282A JP 22642282 A JP22642282 A JP 22642282A JP S6254384 B2 JPS6254384 B2 JP S6254384B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brass
- caulking
- core plate
- test
- corrosion cracking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
本発明は耐応力腐食割れ性に優れた耐食性黄銅
に関するものである。従来黄銅としてはZn30wt
%、残部Cuからなるものが知られており、この
黄銅はラジエーターのタンク材、コアプレート材
等に使用されている。一方自動車の軽量化とコス
ト低減をはかるためにラジエーターのタンク材
は、従来の黄銅製タンクから樹脂製タンクに変り
つつある。樹脂製タンクとコアプレートの固定
は、黄銅製タンクとコアプレートの場合とは異な
り、はんだ付を行うことができないので、かしめ
方式がとられている。かしめ方式には第3図の間
接かしめ方式と第4図の直接かしめ方式がある。
第3図の間接かしめ方式のかしめ用プレートは一
般に軟鋼が用いられているが、このような特別の
かしめ用プレートを必要としない直接かしめ方式
が、製造の容易性等からして望ましい。しかし直
接かしめ方式を仮に採用したとすると黄銅製のコ
アプレート材のかしめ部に応力が残留し、この残
留応力が原因となり使用中に応力腐食割れが発生
する。残留応力を除去するために一般的には歪取
り焼鈍が行なわれるが、樹脂製タンクに固定した
状態でそれを行なうことは実際上不可能である。 従つて従来は間接かしめ方式が行なわれている
が、直接かしめ方式をも行ないうる黄銅の出現が
望まれていた。 本発明はかかる要望にこたえることを目的とし
てなされたものであり本発明の黄銅は、Zn20〜
35wt%、Zr0.005〜0.05wt%およびNi又はFe0.005
〜0.3wt%を含有し残部が実質的にCuからなる耐
食性黄銅である。 Zn含有量は20〜35wt%であり、より好ましく
は25〜30wt%である。Zn含有量が35wt%より多
くなると成形性が低下しまた耐応力腐食割れ性も
低下する。また20wt%未満では強度が低くな
る。 Zrの含有量は0.005〜0.05wt%であり、より好
ましくは0.01〜0.02wt%である。Zr含有量が
0.005wt%未満では耐応力腐食割れ性の向上効果
に乏しく0.05wt%を超えると価格の上昇と加工性
の低下を招き望ましくない。 Ni又はFe含有量は0.005〜0.3wt%であり、よ
り好ましくは0.01〜0.03wt%である。Ni又はFe
含有量が0.005wt%未満ではZrの添加と相乗効果
をもたらす優れた耐応力腐食割れ性が得られな
い。0.3wt%を超えると添加に見合う耐応力腐食
割れ特性の向上が期待できず逆に加工性が低下す
る。 以下実施例にもとづいて説明する。 第1表に示す本発明合金および比較合金を低周
波みぞ型電気炉で溶解し120mm厚約500Kgの鋳塊を
つくつた。溶製後800℃で熱間圧延して12mm厚と
した。ついでこの試料を冷間圧延で2mm厚にした
後780℃×60秒の連続焼鈍の後酸洗し、さらにこ
れを0.8mmまで圧延し再び700℃×20秒の焼鈍を行
い酸洗し供試材を得た。供試材の耐応力腐食割れ
特性は、以下のA、Bの2方法の試験によつて判
定した。試験Aでは供試材を実際にコアプレート
に成形後樹脂製タンクに直接方式でかしめ加工を
行ない、この供試材を市販28%アンモニア水1+
水1の容積比率からなる水溶液を底部に設置した
容器に入れ、アンモニア蒸気にさらしてわれ発生
にいたる時間を求めた。試験Bでは供試材に20
Kg/mm2の曲げ応力を加えた状態でマトソン氏溶液
中につけ定時間毎に一部試料を引き上げ引張試験
を行ない強度−時間曲線を作成し、その曲線にお
いて強度が落ち始める時間を強度低下開始時間と
した。表1には試験Aによるわれ時間と試験Bに
よる強度低下開始時間をそれぞれ時間A、時間B
として表示した。
に関するものである。従来黄銅としてはZn30wt
%、残部Cuからなるものが知られており、この
黄銅はラジエーターのタンク材、コアプレート材
等に使用されている。一方自動車の軽量化とコス
ト低減をはかるためにラジエーターのタンク材
は、従来の黄銅製タンクから樹脂製タンクに変り
つつある。樹脂製タンクとコアプレートの固定
は、黄銅製タンクとコアプレートの場合とは異な
り、はんだ付を行うことができないので、かしめ
方式がとられている。かしめ方式には第3図の間
接かしめ方式と第4図の直接かしめ方式がある。
第3図の間接かしめ方式のかしめ用プレートは一
般に軟鋼が用いられているが、このような特別の
かしめ用プレートを必要としない直接かしめ方式
が、製造の容易性等からして望ましい。しかし直
接かしめ方式を仮に採用したとすると黄銅製のコ
アプレート材のかしめ部に応力が残留し、この残
留応力が原因となり使用中に応力腐食割れが発生
する。残留応力を除去するために一般的には歪取
り焼鈍が行なわれるが、樹脂製タンクに固定した
状態でそれを行なうことは実際上不可能である。 従つて従来は間接かしめ方式が行なわれている
が、直接かしめ方式をも行ないうる黄銅の出現が
望まれていた。 本発明はかかる要望にこたえることを目的とし
てなされたものであり本発明の黄銅は、Zn20〜
35wt%、Zr0.005〜0.05wt%およびNi又はFe0.005
〜0.3wt%を含有し残部が実質的にCuからなる耐
食性黄銅である。 Zn含有量は20〜35wt%であり、より好ましく
は25〜30wt%である。Zn含有量が35wt%より多
くなると成形性が低下しまた耐応力腐食割れ性も
低下する。また20wt%未満では強度が低くな
る。 Zrの含有量は0.005〜0.05wt%であり、より好
ましくは0.01〜0.02wt%である。Zr含有量が
0.005wt%未満では耐応力腐食割れ性の向上効果
に乏しく0.05wt%を超えると価格の上昇と加工性
の低下を招き望ましくない。 Ni又はFe含有量は0.005〜0.3wt%であり、よ
り好ましくは0.01〜0.03wt%である。Ni又はFe
含有量が0.005wt%未満ではZrの添加と相乗効果
をもたらす優れた耐応力腐食割れ性が得られな
い。0.3wt%を超えると添加に見合う耐応力腐食
割れ特性の向上が期待できず逆に加工性が低下す
る。 以下実施例にもとづいて説明する。 第1表に示す本発明合金および比較合金を低周
波みぞ型電気炉で溶解し120mm厚約500Kgの鋳塊を
つくつた。溶製後800℃で熱間圧延して12mm厚と
した。ついでこの試料を冷間圧延で2mm厚にした
後780℃×60秒の連続焼鈍の後酸洗し、さらにこ
れを0.8mmまで圧延し再び700℃×20秒の焼鈍を行
い酸洗し供試材を得た。供試材の耐応力腐食割れ
特性は、以下のA、Bの2方法の試験によつて判
定した。試験Aでは供試材を実際にコアプレート
に成形後樹脂製タンクに直接方式でかしめ加工を
行ない、この供試材を市販28%アンモニア水1+
水1の容積比率からなる水溶液を底部に設置した
容器に入れ、アンモニア蒸気にさらしてわれ発生
にいたる時間を求めた。試験Bでは供試材に20
Kg/mm2の曲げ応力を加えた状態でマトソン氏溶液
中につけ定時間毎に一部試料を引き上げ引張試験
を行ない強度−時間曲線を作成し、その曲線にお
いて強度が落ち始める時間を強度低下開始時間と
した。表1には試験Aによるわれ時間と試験Bに
よる強度低下開始時間をそれぞれ時間A、時間B
として表示した。
【表】
実施例1〜6における結晶粒度は2〜7μであ
り比較例1では15μ、比較例2では10μであつ
た。 実施例に見るように本発明の耐食性黄銅は従来
の黄銅に微量のZrを加えさらにNi又はFeを添加
することによつて耐応力腐食割れ性を向上させる
ことができたものである。なお実施例6の耐応力
腐食割れ性が他の実施例に比べ若干劣るのは、
Zn濃度が他より高いためである。 本発明合金は直接かしめ方式を用いるラジエー
ター用コアプレート材以外でもそのすぐれた耐食
性と経済性をいかし、チユーブ材やタンク材や注
水口などのラジエーター部材にも使用できるし、
ラジエーター以外で耐食性が要求される配線器具
等の電子および電気機器用のスイツチ、ターミナ
ル、コネクター、ホルダー、クリツプ、リレー、
チツプ、ソケツトなどにも使用可能である。なお
本発明合金は溶解、熱間圧延、冷間圧延および中
間熱処理等は容易であり、またラジエーターにく
みこむ際の成形加工も問題がない。
り比較例1では15μ、比較例2では10μであつ
た。 実施例に見るように本発明の耐食性黄銅は従来
の黄銅に微量のZrを加えさらにNi又はFeを添加
することによつて耐応力腐食割れ性を向上させる
ことができたものである。なお実施例6の耐応力
腐食割れ性が他の実施例に比べ若干劣るのは、
Zn濃度が他より高いためである。 本発明合金は直接かしめ方式を用いるラジエー
ター用コアプレート材以外でもそのすぐれた耐食
性と経済性をいかし、チユーブ材やタンク材や注
水口などのラジエーター部材にも使用できるし、
ラジエーター以外で耐食性が要求される配線器具
等の電子および電気機器用のスイツチ、ターミナ
ル、コネクター、ホルダー、クリツプ、リレー、
チツプ、ソケツトなどにも使用可能である。なお
本発明合金は溶解、熱間圧延、冷間圧延および中
間熱処理等は容易であり、またラジエーターにく
みこむ際の成形加工も問題がない。
第1図は一般的な自動車ラジエーターの正面図
であり、第2図はこれの側面図である。第3図は
第1図のA−A断面でパツキングを介して樹脂製
タンクとコアプレートのかしめ部構造を示すもの
であり、本図はいわゆる間接かしめ方式によるも
のの構造である。第4図は第3図の間接かしめ方
式を直接かしめ方式とした本願にかかわる構造を
示す。なお図中の1はかしめ用プレート、2はコ
アプレート、3は樹脂製タンク、4はオイルクー
ラー、5はパツキングである。
であり、第2図はこれの側面図である。第3図は
第1図のA−A断面でパツキングを介して樹脂製
タンクとコアプレートのかしめ部構造を示すもの
であり、本図はいわゆる間接かしめ方式によるも
のの構造である。第4図は第3図の間接かしめ方
式を直接かしめ方式とした本願にかかわる構造を
示す。なお図中の1はかしめ用プレート、2はコ
アプレート、3は樹脂製タンク、4はオイルクー
ラー、5はパツキングである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Zn20〜35wt%、Zr0.005〜0.05wt%およびNi
又はFe0.005〜0.3wt%を含有し残部が実質的に
Cuからなる耐食性黄銅。 2 自動車用エンジン冷却水用熱交換器の樹脂性
タンクを直接かしめ方式で固定する熱交換器用コ
アプレート部材を用途とする特許請求の範囲第1
項記載の耐食性黄銅。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22642282A JPS59116349A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 耐食性黄銅 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22642282A JPS59116349A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 耐食性黄銅 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59116349A JPS59116349A (ja) | 1984-07-05 |
| JPS6254384B2 true JPS6254384B2 (ja) | 1987-11-14 |
Family
ID=16844870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22642282A Granted JPS59116349A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 耐食性黄銅 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59116349A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01163285U (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-14 | ||
| US12595183B2 (en) | 2021-12-27 | 2026-04-07 | Sk Innovation Co., Ltd. | Method for production of sheet phase pseudo-boehmite using couette-taylor vortex reaction |
-
1982
- 1982-12-24 JP JP22642282A patent/JPS59116349A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01163285U (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-14 | ||
| US12595183B2 (en) | 2021-12-27 | 2026-04-07 | Sk Innovation Co., Ltd. | Method for production of sheet phase pseudo-boehmite using couette-taylor vortex reaction |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59116349A (ja) | 1984-07-05 |
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