JPS6259709B2 - - Google Patents
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- JPS6259709B2 JPS6259709B2 JP55017197A JP1719780A JPS6259709B2 JP S6259709 B2 JPS6259709 B2 JP S6259709B2 JP 55017197 A JP55017197 A JP 55017197A JP 1719780 A JP1719780 A JP 1719780A JP S6259709 B2 JPS6259709 B2 JP S6259709B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D503/00—Heterocyclic compounds containing 4-oxa-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. oxapenicillins, clavulanic acid derivatives; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D499/00—Heterocyclic compounds containing 4-thia-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. penicillins, penems; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は、新規ペニシラン酸エステル誘導体お
よびその製法ならびに用途に関し、更に詳しくは
これまで未知であつたβ−ラクタム化合物および
その薬理学的に許容しうる無毒性酸または塩基の
塩、これら新規化合物の製法、これら新規化合物
を含む薬理組成物ならびに単位投与形薬理組成物
およびこれら新規化合物を用いて感染症患者を治
療する方法に関する。 本発明は、バクテリア感染の治療に有用な新規
化合物を提供する。新規化合物は、β−ラクタマ
ーゼ生産細菌に対して特に強い活性を示す。 本発明の化合物は、ヒトまたは動物の治療にお
ける抗生物質として有用であり、次式〔〕で示
される化合物を包含する。 〔式中、R1はフエニル、4−ヒドロキシフエ
ニル、1,4−シクロヘキサジエニルまたは3−
チエニル;R2は第1級アミノまたはカルボキ
シ;R3は水素、または低級アルキル、Aは次式
〔〕,〔〕または〔〕で示される基の一つを
表わす。 (式中、R4は水素またはハロゲン;R5は水
素、アミノまたは2,6−ジメトキシベンズアミ
ドを表わし、R4およびR5の少くとも一方は水素
である。R6はハロゲン;R7はヒドロキシを表わ
す。) 一般に、低級アルキルは、炭素数1〜6の直鎖
または分枝状アルキル基を表わす。側鎖の〓印お
よびR3が水素でない場合のエステル残基の+印
は、化合物〔〕にジアステレオマー形を生じさ
せる不斉中心を示す。本発明は、これら全てのジ
アステレオマーおよびそれらの混合物を包含す
る。 新規化合物〔〕は、R2が第1級アミノであ
るかカルボキシであるかにより薬理学的に許容し
うる酸または塩基と塩を形成する。 好ましい酸としては、塩酸、臭化水素酸、ヨー
化水素酸、燐酸、硫酸、硝酸、p−トルエンスル
ホン酸、メタンスルホン酸、蟻酸、酢酸、プロピ
オン酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、パモン
酸およびp−(ジプロピルスルフアミル)安息香
酸(プロベネシド(Probenecid))が例示され
る。好ましい塩基の塩としては、アルカリ金属塩
またはアルカリ土類金属塩たとえばナトリウム
塩、カリウム塩、マグネシウム塩またはカルシウ
ム塩、アンモニアまたは適当な無毒性アミン、た
とえば低級アルキルアミン類(たとえばトリエチ
ルアミン)、ヒドロキシ(低級)アルキルアミン
類(たとえば2−ヒドロキシエチルアミン、ビス
−(2−ヒドロキシエチル)アミンもしくはトリ
ス−(2−ヒドロキシエチル)アミン)、シクロア
ルキルアミン類(たとえばジシクロヘキシルアミ
ン)もしくはベンジルアミン類(たとえばN,
N′−ジベンジルエチレンジアミンもしくはジベ
ンジルアミン)の塩が挙げられる。これらの例は
本発明を限定するものではない。酸性または塩基
性抗生物質の塩も本発明に包含される。ある場合
には、易溶性塩を用いるのが好ましく、一方、他
の目的のため、たとえば持続効果を得るためには
ごくわずかに溶解する塩を用いるのが適してい
る。特に、プロベネシドの塩を用いればβ−ラク
タム化合物の尿細管からの排泄を妨げるので持続
効果が得られる。 細菌感染の臨床治療では、β−ラクタマーゼ生
産細菌が増大する頻度で生じることは重大な問題
である。この酵素は、多くのペニシリン類および
セフアロスポリン類を不活性化する。また、グラ
ム陽性およびグラム陰性菌の両者から生産される
β−ラクタマーゼは、β−ラクタム抗生物質に対
する細菌の耐性に非常に関与していることが知ら
れている。 クラブラン酸(clavulanic acid)およびオリバ
ニン酸(olivanic acid)を含み数種の天然産β−
ラクタマーゼ抑制物質が知られている。最近、多
数の半合成β−ラクタム化合物、たとえばペニシ
ラン酸1,1−ジオキシド、6α−クロロペニシ
ラン酸1,1−ジオキシド、一連のクラブラン酸
誘導体、6β−ブロモペニシラン酸、メチシリン
スルホンおよびキナシリンスルホンは類似の生物
学的性質を有していることが見い出された。少数
の例外を除き、これらの化合物は、多くのグラム
陽性およびグラム陰性菌に対して弱い抗菌活性を
示すにすぎないが、広範囲のβ−ラクタマーゼの
強力な抑制物質である。これらの化合物は、選択
されたペニシリン類およびセフアロスポリン類と
共同して種々のβ−ラクタマーゼ生産細菌に対し
て相乗作用を発揮する。これは、これらの化合物
がペニシリン類およびセフアロスポリン類を不活
性化から保護するためである。 前述のごとく、本発明は、特に、経口投与に適
しており、イン・ビボで強力な抗菌活性を示す新
規化合物を提供する。本発明の化合物は、同じ一
分子中に高抗菌活性ペニシリンの残基および有効
なβ−ラクタマーゼ抑制物質の残基を共に有して
いるのでβ−ラクタマーゼ生産細菌に対し有利な
効果を発揮する。けれども、新規化合物のこの特
性を利用するには、二つの前提条件が必要であ
る。すなわち、新規化合物は胃腸管から吸収され
なければならず、また吸収中または吸収後に加水
分解されてペニシリンおよびβ−ラクタマーゼ抑
制物質を遊離しなければならない。これら両前提
条件は満足されており、従つて、本発明の化合物
はペニシリン類およびβ−ラクタマーゼ抑制物質
両者の有用なプロードラツグであることがわかつ
た。 動物およびヒト(志願者)における研究によ
り、本発明の新規化合物は胃腸管から容易に吸収
されることが示された。吸収中または吸収後に該
化合物は加水分解されて等モル量の二成分、すな
わちペニシリンおよびβ−ラクタマーゼ抑制物質
を遊離し、両成分の血中および組織レベルでの濃
度を同時に高めた。これによつてペニシリンのβ
−ラクタマーゼによる不活性化が妨げられる。 本発明の化合物は有効に吸収され、イン・ビボ
で加水分解されることが、ヒト(志願者)に新規
化合物の一種、すなわち6−(D−α−アミノ−
α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1,1
−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステル
(以下、VD−1827という)塩酸塩を経口投与する
ことにより立証された。比較のため、志願者の同
じ群に経口活性のアンピシリンプロードラツグ、
ピブアンピシリンおよびペニシラン酸カリウム
1,1−ジオキシドをそれぞれ投与した。結果を
第1表および第2表に示す。 第1表は、絶食志願者に、(A)ピブアンピシリン
遊離塩基250mg含有錠剤および(B)VD−1827塩酸塩
170mg(ピブアンピシリン遊離塩基250mgに相当)
の水溶液を投与した後のアンピシリンの血清濃度
および尿中排泄量を示したものである。 第2表は、絶食志願者に(A)ペニシラン酸カリウ
ム1,1−ジオキシド73mg(ペニシラン酸1,1
−ジオキシド63mgに相当)の水溶液および(B)VD
−1827塩酸塩170mg(ペニシラン酸1,1−ジオ
キシド63mgに相当)の水溶液を投与した後0〜6
時間でのペニシラン酸1,1−ジオキシドの尿中
排泄量を示したものである。
よびその製法ならびに用途に関し、更に詳しくは
これまで未知であつたβ−ラクタム化合物および
その薬理学的に許容しうる無毒性酸または塩基の
塩、これら新規化合物の製法、これら新規化合物
を含む薬理組成物ならびに単位投与形薬理組成物
およびこれら新規化合物を用いて感染症患者を治
療する方法に関する。 本発明は、バクテリア感染の治療に有用な新規
化合物を提供する。新規化合物は、β−ラクタマ
ーゼ生産細菌に対して特に強い活性を示す。 本発明の化合物は、ヒトまたは動物の治療にお
ける抗生物質として有用であり、次式〔〕で示
される化合物を包含する。 〔式中、R1はフエニル、4−ヒドロキシフエ
ニル、1,4−シクロヘキサジエニルまたは3−
チエニル;R2は第1級アミノまたはカルボキ
シ;R3は水素、または低級アルキル、Aは次式
〔〕,〔〕または〔〕で示される基の一つを
表わす。 (式中、R4は水素またはハロゲン;R5は水
素、アミノまたは2,6−ジメトキシベンズアミ
ドを表わし、R4およびR5の少くとも一方は水素
である。R6はハロゲン;R7はヒドロキシを表わ
す。) 一般に、低級アルキルは、炭素数1〜6の直鎖
または分枝状アルキル基を表わす。側鎖の〓印お
よびR3が水素でない場合のエステル残基の+印
は、化合物〔〕にジアステレオマー形を生じさ
せる不斉中心を示す。本発明は、これら全てのジ
アステレオマーおよびそれらの混合物を包含す
る。 新規化合物〔〕は、R2が第1級アミノであ
るかカルボキシであるかにより薬理学的に許容し
うる酸または塩基と塩を形成する。 好ましい酸としては、塩酸、臭化水素酸、ヨー
化水素酸、燐酸、硫酸、硝酸、p−トルエンスル
ホン酸、メタンスルホン酸、蟻酸、酢酸、プロピ
オン酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、パモン
酸およびp−(ジプロピルスルフアミル)安息香
酸(プロベネシド(Probenecid))が例示され
る。好ましい塩基の塩としては、アルカリ金属塩
またはアルカリ土類金属塩たとえばナトリウム
塩、カリウム塩、マグネシウム塩またはカルシウ
ム塩、アンモニアまたは適当な無毒性アミン、た
とえば低級アルキルアミン類(たとえばトリエチ
ルアミン)、ヒドロキシ(低級)アルキルアミン
類(たとえば2−ヒドロキシエチルアミン、ビス
−(2−ヒドロキシエチル)アミンもしくはトリ
ス−(2−ヒドロキシエチル)アミン)、シクロア
ルキルアミン類(たとえばジシクロヘキシルアミ
ン)もしくはベンジルアミン類(たとえばN,
N′−ジベンジルエチレンジアミンもしくはジベ
ンジルアミン)の塩が挙げられる。これらの例は
本発明を限定するものではない。酸性または塩基
性抗生物質の塩も本発明に包含される。ある場合
には、易溶性塩を用いるのが好ましく、一方、他
の目的のため、たとえば持続効果を得るためには
ごくわずかに溶解する塩を用いるのが適してい
る。特に、プロベネシドの塩を用いればβ−ラク
タム化合物の尿細管からの排泄を妨げるので持続
効果が得られる。 細菌感染の臨床治療では、β−ラクタマーゼ生
産細菌が増大する頻度で生じることは重大な問題
である。この酵素は、多くのペニシリン類および
セフアロスポリン類を不活性化する。また、グラ
ム陽性およびグラム陰性菌の両者から生産される
β−ラクタマーゼは、β−ラクタム抗生物質に対
する細菌の耐性に非常に関与していることが知ら
れている。 クラブラン酸(clavulanic acid)およびオリバ
ニン酸(olivanic acid)を含み数種の天然産β−
ラクタマーゼ抑制物質が知られている。最近、多
数の半合成β−ラクタム化合物、たとえばペニシ
ラン酸1,1−ジオキシド、6α−クロロペニシ
ラン酸1,1−ジオキシド、一連のクラブラン酸
誘導体、6β−ブロモペニシラン酸、メチシリン
スルホンおよびキナシリンスルホンは類似の生物
学的性質を有していることが見い出された。少数
の例外を除き、これらの化合物は、多くのグラム
陽性およびグラム陰性菌に対して弱い抗菌活性を
示すにすぎないが、広範囲のβ−ラクタマーゼの
強力な抑制物質である。これらの化合物は、選択
されたペニシリン類およびセフアロスポリン類と
共同して種々のβ−ラクタマーゼ生産細菌に対し
て相乗作用を発揮する。これは、これらの化合物
がペニシリン類およびセフアロスポリン類を不活
性化から保護するためである。 前述のごとく、本発明は、特に、経口投与に適
しており、イン・ビボで強力な抗菌活性を示す新
規化合物を提供する。本発明の化合物は、同じ一
分子中に高抗菌活性ペニシリンの残基および有効
なβ−ラクタマーゼ抑制物質の残基を共に有して
いるのでβ−ラクタマーゼ生産細菌に対し有利な
効果を発揮する。けれども、新規化合物のこの特
性を利用するには、二つの前提条件が必要であ
る。すなわち、新規化合物は胃腸管から吸収され
なければならず、また吸収中または吸収後に加水
分解されてペニシリンおよびβ−ラクタマーゼ抑
制物質を遊離しなければならない。これら両前提
条件は満足されており、従つて、本発明の化合物
はペニシリン類およびβ−ラクタマーゼ抑制物質
両者の有用なプロードラツグであることがわかつ
た。 動物およびヒト(志願者)における研究によ
り、本発明の新規化合物は胃腸管から容易に吸収
されることが示された。吸収中または吸収後に該
化合物は加水分解されて等モル量の二成分、すな
わちペニシリンおよびβ−ラクタマーゼ抑制物質
を遊離し、両成分の血中および組織レベルでの濃
度を同時に高めた。これによつてペニシリンのβ
−ラクタマーゼによる不活性化が妨げられる。 本発明の化合物は有効に吸収され、イン・ビボ
で加水分解されることが、ヒト(志願者)に新規
化合物の一種、すなわち6−(D−α−アミノ−
α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1,1
−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステル
(以下、VD−1827という)塩酸塩を経口投与する
ことにより立証された。比較のため、志願者の同
じ群に経口活性のアンピシリンプロードラツグ、
ピブアンピシリンおよびペニシラン酸カリウム
1,1−ジオキシドをそれぞれ投与した。結果を
第1表および第2表に示す。 第1表は、絶食志願者に、(A)ピブアンピシリン
遊離塩基250mg含有錠剤および(B)VD−1827塩酸塩
170mg(ピブアンピシリン遊離塩基250mgに相当)
の水溶液を投与した後のアンピシリンの血清濃度
および尿中排泄量を示したものである。 第2表は、絶食志願者に(A)ペニシラン酸カリウ
ム1,1−ジオキシド73mg(ペニシラン酸1,1
−ジオキシド63mgに相当)の水溶液および(B)VD
−1827塩酸塩170mg(ペニシラン酸1,1−ジオ
キシド63mgに相当)の水溶液を投与した後0〜6
時間でのペニシラン酸1,1−ジオキシドの尿中
排泄量を示したものである。
【表】
【表】
第1表から、VD−1827の経口投与によりアン
ピシリンの血清でのレベルが等モル量のピブアン
ピシリンを投与した場合と同様に上昇することが
わかる。また、VD−1827の投与後のアンピシリ
ンの尿中への回収は、ピブアンピシリン投与の場
合に匹敵することがわかる。 第2表に示されているように、カリウム塩とし
て投与した場合には5.2%のペニシラン酸1,1
−ジオキシドしか尿中に排泄されていない。一
方、等モル量のVD−1827を投与すれば、71%の
ペニシラン酸1,1−ジオキシドが尿中に回収さ
れており、VD−1827が経口投与で効果的に吸収
されることがわかる。 本発明の化合物を用いることにより問題となつ
ているペニシリンの抗菌活性スペクトルが、β−
ラクタマーゼ生産細菌でさえ治療の対象となる程
広げられる。前述のごとく、β−ラクタマーゼ生
産細菌は増大する頻度で見い出され、臨床治療に
おいて重大な問題となつている。本発明の化合物
は、そのような意味においても非常に価値があ
る。 治療上も、本発明化合物は、それが加水分解さ
れて生成するペニシリンおよびβ−ラクタマーゼ
抑制物質の単なる組合せまたはそれらの経口投与
活性エステルの組合せに比べて顕著に有利であ
る。 たとえば、多くのβ−ラクタマーゼ抑制物質は
ペニシリン酸1,1−ジオキシドも含めて胃腸管
からほとんど吸収されないかまたは不規則にしか
吸収されない(第2表参照)。また、多くのペニ
シリン類はアンピシリンおよびカルベニシリンも
含めて完全には吸収されない。さらに、種々のペ
ニシリン類およびβ−ラクタマーゼ抑制物質の吸
収率を個々に変化させても、多くの場合、二薬剤
を同時に与えても両活性成分が共存しないかある
いは最適比で存在しないということになるだけで
ある。 ペニシリン類およびβ−ラクタマーゼ抑制物質
の容易に加水分解しうるある種のエステルは、対
応する遊離酸に比べて胃腸管からよく吸収され
る。けれども、この様なエステルを生体内で加水
分解すると不活性副生成物の生成量が増す。これ
ら副生成物は比較的無毒性ではあるが、生体を不
要の代謝物質にさらすことは望ましくない。ペニ
シリン類およびβ−ラクタマーゼ抑制剤の容易に
加水分解しうるエステルを使用することの他の不
利益は、エステル残基が化合物の分子量を大きく
し、それにより単位投与形の大きさが増すことで
ある。本発明の化合物を用いれば単位投与形の大
きさをかなり小さくするとができる。 加えて、その様なエステルの吸収は、両化合物
を患者に同時に投与したとしても通常は同時に起
らない。たとえば、アンピシリンのピバロイルオ
キシメチルエステルは非常に早く吸収されるが、
β−ラクタマーゼ抑制物質であるペニシラン酸
1,1−ジオキシドのピバロイルオキシメチルエ
ステルは少ししか溶解しないので吸収も非常に遅
い。 これらの欠点は、本発明の化合物を用いること
により解決する。 種々のβ−ラクタマーゼ抑制物質と種々のペニ
シリン類の間のイン・ビトロにおける相乗作用
は、両者の比を3:1〜1:3にした時特に著し
いことが見い出された。種々のペニシリン類は少
しずつ異なる生物学的半減期および分布特性を有
しているので生体および組織内で遊離された新規
化合物の成分間の比は少し変化することもある
が、通常は上記の好ましい範囲内にある。 本発明の製法の1つによれば、 式: 〔式中、Bはアジド、保護アミノ(たとえばベ
ンジルオキシカルボニルアミノ、トリフエニルメ
チルアミノ、1−メトキシカルボニルプロペン−
2−イルアミノもしくは1−N,N−ジメチルア
ミノカルボニルプロペン−2−イルアミノ)また
は保護カルボキシ(たとえばベンジルオキシカル
ボニルもしくはシアノメトキシカルボニル)また
は類似の既知の保護アミノもしくはカルボニル基
を表わす。R1,R3およびAは前記と同意義。〕 で示される化合物をAおよびBの種類に応じて接
触水素添加分解または加水分解する。 反応は、有機溶媒(たとえば酢酸エチルまたは
テトラヒドロフラン)および水の3:1〜1:
3、好ましくは1:1混合物中、0〜30℃で行
う。Bがアジドまたは水素添加分解によりアミノ
もしくはカルボキシに変換できる基であれば、た
とえばパラジウム/炭素を触媒として用いてもよ
い。また、Bが加水分解できる基であれば、酸
(たとえば塩酸、臭化水素酸または硫酸もしくは
p−トルエンスルホン酸)を触媒とすることがで
きる。 中間体〔〕は、式: 〔式中、Xはハロゲンの様な脱離基を表わす。
R1,R3およびBは前記と同意義。〕 で示される化合物を式: A−M 〔式中、Mは陽イオン、たとえばNa+,K+、ア
ンモニウムイオン、トリ−もしくはテトラアルキ
ルアンモニウムイオン(テトラブチルアンモニウ
ムイオンなど)を表わす。Aは前記と同意義。〕 で示される化合物と反応させて製造する。 この反応は、適当な溶媒(たとえばジメチルホ
ルムアミド、酢酸エチル、ジクロロメタン、アセ
トンまたはヘキサメチルリン酸トリアミド)中、
所望の変換を完成させるのに適当な温度、通常0
〜60℃で充分な時間行う。 中間体〔〕の他の製法では、第1段で化合物
A−Mを式: で示される化合物と反応させて式: で示される化合物を得る。 〔式中、Yは臭素、ヨー素、アルキルスルホニ
ルオキシ、アリールスルホニルオキシ、クロロス
ルホニルオキシまたはα−ハロアルコキシスルホ
ニルオキシを表わし、Xより脱離しやすい基であ
る。R3,AおよびXは前記と同意義。〕 第1段の反応は、既知の化合物〔〕の製法と
同様であり、適当な溶媒(たとえばジメチルホル
ムアミド、酢酸エチル、ジクロロメタン、アセト
ンまたはヘキサメチルリン酸トリアミド)中、通
常0〜60℃で行う。 第2段では、中間体〔〕を式: 〔式中、R1,BおよびMは前記と同意義。〕 で示されるペニシリン誘導体と反応させて中間体
〔〕を得る。要すれば化合物〔〕中のXを予
めより脱離しやすい基に変換しておくことができ
る。 本発明の化合物の他の製法では、第1段で化合
物A−Mを式: 〔式中、R3およびXは前記と同意義。〕 で示される6−アミノペニシラン酸エステルまた
はそのアミノ基保護誘導体、たとえばトリアルキ
ルシリル誘導体と反応させて式: 〔式中、R3およびAは前記と同意義。〕 で示される化合物を得る。この反応は、適当な有
機溶媒(たとえばジメチルホルムアミド)中、0
〜30℃で行う。 一方、中間体〔XI〕は、6−アミノペニシラン
酸またはその塩もしくはアミノ基保護誘導体を化
合物〔〕と反応させて調製することができる。 第2段では、化合物〔XI〕またはそのトリアル
キルシリル誘導体を式: 〔式中、R1およびBは前記と同意義。Bはさ
らにNH+ 3、Hal-でありうる。〕 で示される酸の反応性誘導体と反応させる。反応
性誘導体の例は、酸ハライド(たとえば酸クロリ
ドまたは酸ブロミド)、酸無水物、アルキル炭
酸、カルボン酸、無機酸もしくはスルホン酸など
との混合酸無水物または遊離酸〔XII〕をカルボジ
イミドもしくはN,N′−カルボニル−ジイミダ
ゾールもしくは類似の官能化合物と反応させて得
られるラジカルなどである。反応は、有機溶媒ま
たはそれと水との混合物中、低温またはやや高温
で行う。適当な溶媒は、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、酢酸エチル、アセトン、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、エーテル、ジオ
キサンまたは他の不活性溶媒である。 出発物質または中間体である化合物〔〕,
〔〕および〔XI〕も未知化合物である。 R2が第1級アミノである化合物〔〕が一段
反応で得られる製法は、式: 〔R1,R3,M,AおよびXは前記と同意義。
好ましくはXはヨー素を表わす。〕 で示されるアミノペニシリン、たとえばアンピシ
リンまたはアモキシシリンの塩を化合物〔〕と
反応させることから成る。反応は、適当な有機溶
媒(たとえば酢酸エチル、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、ジメチルホルムアミド)中、0〜40
℃、好ましくは室温で行う。 出発物質である化合物〔〕,〔〕,〔〕およ
び〔〕は既知化合物であるかまたは類似既知化
合物の製法に準じた方法で調製することができ
る。 出発物質A−Mの多くのものまたは対応する酸
は既知化合物である。R5が2,6−ジメトキシ
ベンズアミド基を表わす基〔〕であるAに対応
する酸および塩は新規化合物である。後者の化合
物としてはペニシリンスルホン類があり、これら
は既知の方法で調製される。 化合物〔〕は、通常の方法で精製、単離さ
れ、そのままでまたは塩型で得られる。 化合物〔〕は、ある場合にはジアステレオマ
ーの混合物として得られ、該混合物は所望により
既知の方法、たとえばクロマトグラフイにより分
離することができる。 本発明の他の目的は、ヒトおよび動物の感染症
の治療に有用であつて、経口、非経口または局所
投与に用いることができる薬理組成物を提供する
ことである。 この目的は、活性成分として化合物〔〕およ
びその塩の少くとも一種および固体または液体状
薬理担体および/または賦形剤を含む本発明の組
成物により達成される。 該組成物中、治療活性物質の担体物質に対する
割合は、1〜95重量%の範囲だ変化させることが
できる。組成物は、化合物〔〕およびその無毒
性塩を担体および/または賦形剤に混合して含有
する種々の形態、たとえば錠剤、丸剤、糖衣錠、
坐剤、カプセル剤、持効性錠剤、懸濁液などに製
剤される。 本発明の化合物を含有する組成物を調合するた
めに薬理学的に許容しうる無毒性の有機または無
機固体または液体状担体および/または賦形剤を
用いることができる。ゼラチン、チクトース、で
ん粉、ステアリン酸マグネシウム、タルク、植物
性および動物性油脂、ゴマ、ポリアルキレングリ
コール、緩衝剤または薬剤用の他の既知の担体、
佐剤および/または賦形剤などすべて好ましく用
いられる。 さらに、本発明の組成物は、感染症の治療に際
して本発明の化合物と一緒に投与できる他の治療
活性成分、たとえば他の抗菌剤、鎮咳剤、鎮痛
剤、プロベネシドなどを含有することができる。
特に、本発明の化合物がイン・ビボで加水分解さ
れて生成する活性成分の一方または双方と相乗作
用を示す抗菌剤が適している。 化合物〔〕はそのままでまたは塩型で用いら
れる。化合物〔〕自体は水にごくわずか溶解す
るだけであるが、多くの塩、たとえば塩酸塩およ
びナトリウム塩は水に易溶である。 先に示した様に、本発明の化合物は、懸濁液お
よび非水性軟膏を含め種々の形態に製剤される。
経口投与用の薬理剤形は、本発明の化合物一種を
含む懸濁液であることができ、該製剤は賦形剤1
ml当り化合物10〜100mgを含有している。 本発明の他の目的は、本発明の化合物の投与量
の選択および本発明組成物の単位投与形に存し、
該投与量および単位投与形は、同時に副作用を引
き起すことなく所望の活性が得られるように投与
することができる。ヒトの治療の場合、本発明の
化合物は、化合物〔〕に換算して50mg以上2500
mg以下、好ましくは100〜1000mgを含む単位投与
形組成物として(成人に)投与するのが好まし
い。 単位投与は、患者に服用させることができ、さ
らに活性物質をそのままでまたは固体もしくは液
体状薬理賦形剤、担体、溶媒および/または佐剤
との混合物として含有する物理的に安定な単位投
与量のままで容易に取り扱いおよび包装ができる
ような単位の、すなわち単一の投与量を意味す
る。 単位投与形にすれば、化合物は適当な間隔をお
いて1日1回またはそれ以上投与されるが、投与
量は、患者の症状に依存し、医師の処方箋に従つ
て投与されることはもちろんである。 好ましい1日の投与量は、化合物〔〕0.25〜
15gまたはそれに相当する量の塩であり、数個の
単位投与量に分割するのが便利である。 感染症患者を連続治療する場合、錠剤またはカ
プセル剤が好ましい製剤形であるが、所望により
持続性剤を用いることもできる。 動物の治療の場合、前述の薬理組成物を用いる
ことができ、好ましくは化合物50mg〜25gまたは
それに相当する量の塩を含有する単位投与形を用
いる。 乳房の疾患、特に牛の乳腺炎の場合、抗菌剤は
液体または半液体形、たとえば軟膏剤として、ま
たは実質的に非水溶性および非油溶性結合剤と共
に顆粒状で乳房内経路により投与される。 本発明のさらに他の目的は、感染症患者の治療
法を提供することであり、その治療法は、成人患
者に有効量の化合物〔〕をそのままでまたは塩
型で、好ましくは前述の単位投与形として投与す
ることから成る。化合物〔〕の典型的な投与量
は体重1Kg当り3〜200mg/日であり、これは成
人患者に対して0.25〜15g/日に相当し、これと
相当量の化合物〔〕の塩を投与することもでき
る。 患者を治療する場合、本発明の化合物は、単独
でまたは細菌感染の治療を助ける他の治療活性化
合物、たとえばプロベネシドと共に投与すること
ができる。この様な複合治療は、治療活性化合物
全てを含む薬剤によりまたはそれぞれを別個の薬
剤とし、同時にもしくは適当な間隔をあけて投与
することにより行うことができる。 患者の治療に際しては、1日の投与量は、1度
にまたは分割して、たとえば1日に2,3もしく
は4回に分割して投与される。 なお、本発明の代表的な化合物および本発明の
化合物[]を構成する成分化合物のLD50を次
表に示す。なお、表中のLD50値で「以上」とあ
るのは、その量において実験を停止したことを意
味する。
ピシリンの血清でのレベルが等モル量のピブアン
ピシリンを投与した場合と同様に上昇することが
わかる。また、VD−1827の投与後のアンピシリ
ンの尿中への回収は、ピブアンピシリン投与の場
合に匹敵することがわかる。 第2表に示されているように、カリウム塩とし
て投与した場合には5.2%のペニシラン酸1,1
−ジオキシドしか尿中に排泄されていない。一
方、等モル量のVD−1827を投与すれば、71%の
ペニシラン酸1,1−ジオキシドが尿中に回収さ
れており、VD−1827が経口投与で効果的に吸収
されることがわかる。 本発明の化合物を用いることにより問題となつ
ているペニシリンの抗菌活性スペクトルが、β−
ラクタマーゼ生産細菌でさえ治療の対象となる程
広げられる。前述のごとく、β−ラクタマーゼ生
産細菌は増大する頻度で見い出され、臨床治療に
おいて重大な問題となつている。本発明の化合物
は、そのような意味においても非常に価値があ
る。 治療上も、本発明化合物は、それが加水分解さ
れて生成するペニシリンおよびβ−ラクタマーゼ
抑制物質の単なる組合せまたはそれらの経口投与
活性エステルの組合せに比べて顕著に有利であ
る。 たとえば、多くのβ−ラクタマーゼ抑制物質は
ペニシリン酸1,1−ジオキシドも含めて胃腸管
からほとんど吸収されないかまたは不規則にしか
吸収されない(第2表参照)。また、多くのペニ
シリン類はアンピシリンおよびカルベニシリンも
含めて完全には吸収されない。さらに、種々のペ
ニシリン類およびβ−ラクタマーゼ抑制物質の吸
収率を個々に変化させても、多くの場合、二薬剤
を同時に与えても両活性成分が共存しないかある
いは最適比で存在しないということになるだけで
ある。 ペニシリン類およびβ−ラクタマーゼ抑制物質
の容易に加水分解しうるある種のエステルは、対
応する遊離酸に比べて胃腸管からよく吸収され
る。けれども、この様なエステルを生体内で加水
分解すると不活性副生成物の生成量が増す。これ
ら副生成物は比較的無毒性ではあるが、生体を不
要の代謝物質にさらすことは望ましくない。ペニ
シリン類およびβ−ラクタマーゼ抑制剤の容易に
加水分解しうるエステルを使用することの他の不
利益は、エステル残基が化合物の分子量を大きく
し、それにより単位投与形の大きさが増すことで
ある。本発明の化合物を用いれば単位投与形の大
きさをかなり小さくするとができる。 加えて、その様なエステルの吸収は、両化合物
を患者に同時に投与したとしても通常は同時に起
らない。たとえば、アンピシリンのピバロイルオ
キシメチルエステルは非常に早く吸収されるが、
β−ラクタマーゼ抑制物質であるペニシラン酸
1,1−ジオキシドのピバロイルオキシメチルエ
ステルは少ししか溶解しないので吸収も非常に遅
い。 これらの欠点は、本発明の化合物を用いること
により解決する。 種々のβ−ラクタマーゼ抑制物質と種々のペニ
シリン類の間のイン・ビトロにおける相乗作用
は、両者の比を3:1〜1:3にした時特に著し
いことが見い出された。種々のペニシリン類は少
しずつ異なる生物学的半減期および分布特性を有
しているので生体および組織内で遊離された新規
化合物の成分間の比は少し変化することもある
が、通常は上記の好ましい範囲内にある。 本発明の製法の1つによれば、 式: 〔式中、Bはアジド、保護アミノ(たとえばベ
ンジルオキシカルボニルアミノ、トリフエニルメ
チルアミノ、1−メトキシカルボニルプロペン−
2−イルアミノもしくは1−N,N−ジメチルア
ミノカルボニルプロペン−2−イルアミノ)また
は保護カルボキシ(たとえばベンジルオキシカル
ボニルもしくはシアノメトキシカルボニル)また
は類似の既知の保護アミノもしくはカルボニル基
を表わす。R1,R3およびAは前記と同意義。〕 で示される化合物をAおよびBの種類に応じて接
触水素添加分解または加水分解する。 反応は、有機溶媒(たとえば酢酸エチルまたは
テトラヒドロフラン)および水の3:1〜1:
3、好ましくは1:1混合物中、0〜30℃で行
う。Bがアジドまたは水素添加分解によりアミノ
もしくはカルボキシに変換できる基であれば、た
とえばパラジウム/炭素を触媒として用いてもよ
い。また、Bが加水分解できる基であれば、酸
(たとえば塩酸、臭化水素酸または硫酸もしくは
p−トルエンスルホン酸)を触媒とすることがで
きる。 中間体〔〕は、式: 〔式中、Xはハロゲンの様な脱離基を表わす。
R1,R3およびBは前記と同意義。〕 で示される化合物を式: A−M 〔式中、Mは陽イオン、たとえばNa+,K+、ア
ンモニウムイオン、トリ−もしくはテトラアルキ
ルアンモニウムイオン(テトラブチルアンモニウ
ムイオンなど)を表わす。Aは前記と同意義。〕 で示される化合物と反応させて製造する。 この反応は、適当な溶媒(たとえばジメチルホ
ルムアミド、酢酸エチル、ジクロロメタン、アセ
トンまたはヘキサメチルリン酸トリアミド)中、
所望の変換を完成させるのに適当な温度、通常0
〜60℃で充分な時間行う。 中間体〔〕の他の製法では、第1段で化合物
A−Mを式: で示される化合物と反応させて式: で示される化合物を得る。 〔式中、Yは臭素、ヨー素、アルキルスルホニ
ルオキシ、アリールスルホニルオキシ、クロロス
ルホニルオキシまたはα−ハロアルコキシスルホ
ニルオキシを表わし、Xより脱離しやすい基であ
る。R3,AおよびXは前記と同意義。〕 第1段の反応は、既知の化合物〔〕の製法と
同様であり、適当な溶媒(たとえばジメチルホル
ムアミド、酢酸エチル、ジクロロメタン、アセト
ンまたはヘキサメチルリン酸トリアミド)中、通
常0〜60℃で行う。 第2段では、中間体〔〕を式: 〔式中、R1,BおよびMは前記と同意義。〕 で示されるペニシリン誘導体と反応させて中間体
〔〕を得る。要すれば化合物〔〕中のXを予
めより脱離しやすい基に変換しておくことができ
る。 本発明の化合物の他の製法では、第1段で化合
物A−Mを式: 〔式中、R3およびXは前記と同意義。〕 で示される6−アミノペニシラン酸エステルまた
はそのアミノ基保護誘導体、たとえばトリアルキ
ルシリル誘導体と反応させて式: 〔式中、R3およびAは前記と同意義。〕 で示される化合物を得る。この反応は、適当な有
機溶媒(たとえばジメチルホルムアミド)中、0
〜30℃で行う。 一方、中間体〔XI〕は、6−アミノペニシラン
酸またはその塩もしくはアミノ基保護誘導体を化
合物〔〕と反応させて調製することができる。 第2段では、化合物〔XI〕またはそのトリアル
キルシリル誘導体を式: 〔式中、R1およびBは前記と同意義。Bはさ
らにNH+ 3、Hal-でありうる。〕 で示される酸の反応性誘導体と反応させる。反応
性誘導体の例は、酸ハライド(たとえば酸クロリ
ドまたは酸ブロミド)、酸無水物、アルキル炭
酸、カルボン酸、無機酸もしくはスルホン酸など
との混合酸無水物または遊離酸〔XII〕をカルボジ
イミドもしくはN,N′−カルボニル−ジイミダ
ゾールもしくは類似の官能化合物と反応させて得
られるラジカルなどである。反応は、有機溶媒ま
たはそれと水との混合物中、低温またはやや高温
で行う。適当な溶媒は、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、酢酸エチル、アセトン、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、エーテル、ジオ
キサンまたは他の不活性溶媒である。 出発物質または中間体である化合物〔〕,
〔〕および〔XI〕も未知化合物である。 R2が第1級アミノである化合物〔〕が一段
反応で得られる製法は、式: 〔R1,R3,M,AおよびXは前記と同意義。
好ましくはXはヨー素を表わす。〕 で示されるアミノペニシリン、たとえばアンピシ
リンまたはアモキシシリンの塩を化合物〔〕と
反応させることから成る。反応は、適当な有機溶
媒(たとえば酢酸エチル、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、ジメチルホルムアミド)中、0〜40
℃、好ましくは室温で行う。 出発物質である化合物〔〕,〔〕,〔〕およ
び〔〕は既知化合物であるかまたは類似既知化
合物の製法に準じた方法で調製することができ
る。 出発物質A−Mの多くのものまたは対応する酸
は既知化合物である。R5が2,6−ジメトキシ
ベンズアミド基を表わす基〔〕であるAに対応
する酸および塩は新規化合物である。後者の化合
物としてはペニシリンスルホン類があり、これら
は既知の方法で調製される。 化合物〔〕は、通常の方法で精製、単離さ
れ、そのままでまたは塩型で得られる。 化合物〔〕は、ある場合にはジアステレオマ
ーの混合物として得られ、該混合物は所望により
既知の方法、たとえばクロマトグラフイにより分
離することができる。 本発明の他の目的は、ヒトおよび動物の感染症
の治療に有用であつて、経口、非経口または局所
投与に用いることができる薬理組成物を提供する
ことである。 この目的は、活性成分として化合物〔〕およ
びその塩の少くとも一種および固体または液体状
薬理担体および/または賦形剤を含む本発明の組
成物により達成される。 該組成物中、治療活性物質の担体物質に対する
割合は、1〜95重量%の範囲だ変化させることが
できる。組成物は、化合物〔〕およびその無毒
性塩を担体および/または賦形剤に混合して含有
する種々の形態、たとえば錠剤、丸剤、糖衣錠、
坐剤、カプセル剤、持効性錠剤、懸濁液などに製
剤される。 本発明の化合物を含有する組成物を調合するた
めに薬理学的に許容しうる無毒性の有機または無
機固体または液体状担体および/または賦形剤を
用いることができる。ゼラチン、チクトース、で
ん粉、ステアリン酸マグネシウム、タルク、植物
性および動物性油脂、ゴマ、ポリアルキレングリ
コール、緩衝剤または薬剤用の他の既知の担体、
佐剤および/または賦形剤などすべて好ましく用
いられる。 さらに、本発明の組成物は、感染症の治療に際
して本発明の化合物と一緒に投与できる他の治療
活性成分、たとえば他の抗菌剤、鎮咳剤、鎮痛
剤、プロベネシドなどを含有することができる。
特に、本発明の化合物がイン・ビボで加水分解さ
れて生成する活性成分の一方または双方と相乗作
用を示す抗菌剤が適している。 化合物〔〕はそのままでまたは塩型で用いら
れる。化合物〔〕自体は水にごくわずか溶解す
るだけであるが、多くの塩、たとえば塩酸塩およ
びナトリウム塩は水に易溶である。 先に示した様に、本発明の化合物は、懸濁液お
よび非水性軟膏を含め種々の形態に製剤される。
経口投与用の薬理剤形は、本発明の化合物一種を
含む懸濁液であることができ、該製剤は賦形剤1
ml当り化合物10〜100mgを含有している。 本発明の他の目的は、本発明の化合物の投与量
の選択および本発明組成物の単位投与形に存し、
該投与量および単位投与形は、同時に副作用を引
き起すことなく所望の活性が得られるように投与
することができる。ヒトの治療の場合、本発明の
化合物は、化合物〔〕に換算して50mg以上2500
mg以下、好ましくは100〜1000mgを含む単位投与
形組成物として(成人に)投与するのが好まし
い。 単位投与は、患者に服用させることができ、さ
らに活性物質をそのままでまたは固体もしくは液
体状薬理賦形剤、担体、溶媒および/または佐剤
との混合物として含有する物理的に安定な単位投
与量のままで容易に取り扱いおよび包装ができる
ような単位の、すなわち単一の投与量を意味す
る。 単位投与形にすれば、化合物は適当な間隔をお
いて1日1回またはそれ以上投与されるが、投与
量は、患者の症状に依存し、医師の処方箋に従つ
て投与されることはもちろんである。 好ましい1日の投与量は、化合物〔〕0.25〜
15gまたはそれに相当する量の塩であり、数個の
単位投与量に分割するのが便利である。 感染症患者を連続治療する場合、錠剤またはカ
プセル剤が好ましい製剤形であるが、所望により
持続性剤を用いることもできる。 動物の治療の場合、前述の薬理組成物を用いる
ことができ、好ましくは化合物50mg〜25gまたは
それに相当する量の塩を含有する単位投与形を用
いる。 乳房の疾患、特に牛の乳腺炎の場合、抗菌剤は
液体または半液体形、たとえば軟膏剤として、ま
たは実質的に非水溶性および非油溶性結合剤と共
に顆粒状で乳房内経路により投与される。 本発明のさらに他の目的は、感染症患者の治療
法を提供することであり、その治療法は、成人患
者に有効量の化合物〔〕をそのままでまたは塩
型で、好ましくは前述の単位投与形として投与す
ることから成る。化合物〔〕の典型的な投与量
は体重1Kg当り3〜200mg/日であり、これは成
人患者に対して0.25〜15g/日に相当し、これと
相当量の化合物〔〕の塩を投与することもでき
る。 患者を治療する場合、本発明の化合物は、単独
でまたは細菌感染の治療を助ける他の治療活性化
合物、たとえばプロベネシドと共に投与すること
ができる。この様な複合治療は、治療活性化合物
全てを含む薬剤によりまたはそれぞれを別個の薬
剤とし、同時にもしくは適当な間隔をあけて投与
することにより行うことができる。 患者の治療に際しては、1日の投与量は、1度
にまたは分割して、たとえば1日に2,3もしく
は4回に分割して投与される。 なお、本発明の代表的な化合物および本発明の
化合物[]を構成する成分化合物のLD50を次
表に示す。なお、表中のLD50値で「以上」とあ
るのは、その量において実験を停止したことを意
味する。
【表】
次に製造例を示し、新規な出発物質および中間
体の製法を詳しく説明する。 製造例 1 6α−ブロモペニシラン酸1,1−ジオキシド
の製造:− 過マンガン酸カリ1・90g(12ミリモル)の水
30mlおよび酢酸1.36ml(24ミリモル)溶液に、撹
拌しながら0〜5℃に氷冷した6α−ブロモペニ
シラン酸カリウム1.91g(6ミリモル)の水25ml
溶液を滴加する。滴加終了後(約15分)、混合物
を同じく低温でさらに20分間撹拌する。冷浴を除
き、混合物に固体ピロ亜硫酸ナトリウム1.52mg
(8ミリモル)を加えて過剰の酸化剤を還元す
る。沈殿した酸化マンガンを去し、液約60ml
に固体塩化ナトリウム20gおよび酢酸エチル50ml
を加える。混合物のPHを4N塩酸を撹拌しながら
加えて1.5に調節し有機相を分離する。水相を酢
酸エチル25mlで再抽出し、有機抽出物を合して塩
化ナトリウム飽和溶液で洗浄し乾燥した後、減圧
下に蒸発させる。得られた無定形残渣をエーテル
−ジイソプロピルエーテルから結晶化し、6α−
ブロモペニシラン酸1,1−ジオキシドを得た。
融点124〜127℃ 上記化合物の結晶性カリウム塩は、6α−ブロ
モペニシラン酸1,1−ジオキシド0.94g(3ミ
リモル)のアセトン12ml溶液に撹拌しながら2−
エチルヘキサン酸カリウムの1Mアセトン溶液3.6
mlを加えて得た。 6α−ブロモペニシラン酸カリウム1,1−ジ
オキシドのNMRスペクトル(CD3OD):δ=
1.48(s、3H;2−CH 3)、1.59(s、3H;2
−CH 3)、4.48(s、1H;3−H)、5.10(d、
J=2Hz、1H;6−H)および5.35(d、J=
2Hz、1H;5−H)ppm.テトラメチルシランを
内部規準として用いた。 製造例 2 6α−クロロペニシラン酸1,1−ジオキシド
の製造:− 製造例1において6α−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに6α−クロロペニシラン酸カリウ
ムを用いて6α−クロロペニシラン酸1,1−ジ
オキシドを得た。ジイソプロピルエーテルからの
結晶化物の融点134〜137℃。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.50(s、
3H;2−CH 3)、1.64(s、3H;2−CH
3)、4.46(s、1H;3−H)、4.70(d、J=
1.5Hz、1H;6−H)および5.18(d、J=1.5
Hz、1H;5−H)ppm。テトラメチルシランを
内部規準に用いた。 上記化合物の結晶性カリウム塩は、6α−クロ
ロペニシラン酸1,1−ジオキシドのアセトン溶
液に撹拌しながら2−エチルヘキサン酸カリウム
の0.8Mアセトン溶液を加えて得た。 製造例 3 ペニシラン酸クロロメチルエステル1,1−ジ
オキシドの製造:− ペニシラン酸1,1−ジオキシド1.17g(5ミ
リモル)のジメチルホルムアミド7.5ml溶液にト
リエチルアミン0.98ml(7ミリモル)およびクロ
ロヨードメタン2.18ml(30ミリモル)を加え、混
合物を室温で4時間撹拌する。酢酸エチル30mlで
希釈した後混合物を水(3×10ml)、次いで塩化
ナトリウムの飽和水溶液で洗浄し乾燥した後、減
圧下に蒸発させて黄色油状の所望化合物を得た。
これをエーテル−石油エーテルから結晶化した。
融点94〜96℃。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.47(s、
3H;2−CH 3)、1.66(s、3H;2−CH
3)、3.53(d、J=3Hz、2H;6α−Hおよび
6β−H)、4.46(s、1H;3−H)、4.68(t、
J=3Hz、1H;5−H)および5.85(ABq、J
=6Hz、2H;CCH 2Cl)ppm。テトラメチルシ
ランを内部基準として用いた。 製造例 4 ペニシラン酸1−クロロエチルエステル1,1
−ジオキシドの製造:− 製造例3においてクロロヨードメタンの代りに
1−クロロ−1−ヨードエタンを用い、反応時間
を16時間に延ばす以外は同様の手順を繰り返して
黄色油状のペニシラン酸1−クロロエチルエステ
ル1,1−ジオキシド粗製物を得た。これをシリ
カゲルの乾式カラムクロマトグラフイ(溶離剤酢
酸エチル−石油エーテル7:3)により精製し
た。 製造例 5 6α−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステ
ル1,1−ジオキシドの製造:− 製造例3においてペニシラン酸1,1−ジオキ
シドの代りに6α−ブロモペニシラン酸1,1−
ジオキシドを用いる以外は同様の手順を繰り返し
て黄色油状の6α−ブロモペニシラン酸クロロメ
チルエステル1,1−ジオキシドを得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.48(s、
3H;2−CH 3)、1.64(s、3H;2−CH
3)、4.46(s、1H;3−H)、4.71(d、J=
1.5Hz、1H;6−H)、5.17(d、J=1.5Hz、
1H;5−H)および5.80(ABq、J=6Hz、
2H;OCH 2Cl)ppm。テトラメチルシランを内
部基準として用いた。 製造例 6 6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステ
ルの製造:− 製造例3においてペニシラン酸1,1−ジオキ
シドおよびトリメチルアミンの代りに6β−ブロ
モペニシラン酸カリウムを用い同様の手順を繰り
返して粘稠油状の6β−ブロモペニシラン酸クロ
ロメチルエステルを得た。 製造例 7 クラブラン酸クロロメチルエステルの製造:− 製造例3においてペニシラン酸1,1−ジオキ
シドおよびトリエチルアミンの代りにクラブラン
酸ナトリウムを用い同様の手順を繰り返してクラ
ブラン酸クロロメチルエステルを得た。 製造例 8 ペニシラン酸クロロメチルエステル1,1−ジ
オキシドの製造:− ペニシラン酸カリウム1,1−ジオキシド1.08
gのジメチルホルムアミド12ml懸濁液にビス−ク
ロロメチル硫酸1.6gを加え、混合物を室温で45
分間撹拌する。酢酸エチル50mlで希釈した後、混
合物を水、次いで炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄し、乾燥した後、減圧下に蒸発させて油状物を
得た。これをシリカゲルによるクロマトグラフイ
により精製して製造例3の化合物と同一の所望化
合物を得た。 製造例 9 6α−クロロペニシラン酸クロロメチルエステ
ル1,1−ジオキシドの製造:− 製造例3においてペニシラン酸1,1−ジオキ
シドの代りに6α−クロロペニシラン酸1,1−
ジオキシドを用い同様の手順を繰り返して粘稠油
状の6α−クロロペニシラン酸クロロメチルエス
テル1,1−ジオキシドを得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.48(s、
3H;2−CH 3)、1.64(s、3H;2−CH
3)、4.47(s、1H;3−H)、4.68(d、J=
1.5Hz、1H;6−H)、5.17(d、J=1.5Hz、
1H;5−H)および5.81(ABq、J=6Hz、
2H;OCH 2Cl)ppm。テトラメチルシランを内
部基準に用いた。 製造例 10 ペニシラン酸ヨードメチルエステル1,1−ジ
オキシドの製造:− ペニシラン酸クロロメチルエステル1,1−ジ
オキシド5.6g(20ミリモル)のアセトン45ml溶
液にヨー化ナトリウム9gを加え、混合物を室温
で16時間撹拌する。沈殿した塩化ナトリウム1.15
gを取し、溶媒を減圧下に留去し、得られた残
渣を酢酸エチル−エーテル(1:1)で処理す
る。不溶のヨー化ナトリウム6gを去し、液
を減圧下に蒸発させる。 油状残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフ
イ(溶離液酢酸エチル−n−ヘキサン4:6)で
精製し、エーテルから結晶化して無色結晶の標記
化合物を得た。融点101〜102℃。 製造例 11 6β−アミノペニシラン酸1,1−ジオキシド
水和物の製造:− A 6β−ベンジルオキシカルボニルアミノペニ
シラン酸1,1−ジオキシドの製造:− 6β−ベンジルオキシカルボニルアミノペニシ
ラン酸63.5gおよび炭酸水素カリウム18.1gの水
1125ml溶液に撹拌しながら0℃で過マンガン酸カ
リ38gの水915ml溶液をゆつくり(約45分間にわ
たり)加える。酸化中、希硫酸を加えて反応混合
物のPHを6.5に保つ。不溶物を去し、液をエ
チルエーテルで抽出する。得られた水相を再び
過し、酢酸エチル600mlを加えた後、撹拌してPH
2.5に酸性化する。有機相を分離し、水相をさら
に酢酸エチル(2×300ml)で抽出する。酢酸エ
チル抽出物を合して乾燥した後、減圧下に蒸発さ
せる。残渣を酢酸エチル(250ml)−石油エーテル
(500ml)から再結晶化して純品を得た。融点153
〜154℃。〔α〕20 D=+146.9゜(c=1、96%エタ
ノール)。 B 6β−アミノペニシラン酸1,1−ジオキシ
ド水和物の製造:− 6β−ベンジルオキシカルボニルアミノペニシ
ラン酸1,1−ジオキシド15.3gおよび炭酸水素
カリウム4gの水160ml溶液を過し、10%Pd/
BaSO45g上でやや加圧下に4時間水素添加す
る。過し、エチルエーテル100mlで抽出した
後、氷冷水溶液のPHを2.5に調節する。形成され
た沈殿を取し、水洗し、風乾する。ジメチルホ
ルムアミド−水から再結晶化して純一水和物を得
た。融点199〜200℃(分解)。〔α〕20 D=252.9゜
(c=1、ジメチルホルムアミド)。 製造例 12 1,1−ジオキソペニシラン酸クロロメチルエ
ステルの製造:− 1,1−ジオキソペニシラン酸カリウム2.7g
(10ミリモル)、炭酸水素カリウム6.0g(60ミリ
モル)、硫酸水素テトラブチルアンモニウム0.34
g(1ミリモル)、水10mlおよびジクロロメタン
15mlの混合物にクロロ硫酸クロロメチル1.5mlを
加える。30℃で1時間撹拌した後、混合物を過
し、有機相を分離して硫酸ナトリウムで乾燥す
る。2−プロパノール25mlで希釈した後、溶液を
減圧下に約10mlまで濃縮し、5℃で1時間放置す
る。結晶を取し、冷2−プロパノールで洗浄
し、減圧乾固して無色結晶標記化合物を得た。融
点94〜96℃。 製造例 13 1,1−ジオキソペニシラン酸1−クロロエチ
ルエステルの製造:− 1,1−ジオキソペニシラン酸カリウム40.7g
(0.15モル)、硝酸銀25.5g(0.15モル)、酸化銀
7.5g、アセトニトリル750mlの混合物に1−クロ
ロ−1−ヨードエタン42mlを加える。室温で48時
間撹拌した後、銀塩を去し、液を減圧下に乾
固する。残渣を酢酸エチル200mlに溶解し、溶液
を塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、過、乾
燥した後、減圧下に蒸発させる。残渣をシリカゲ
ルでクロマトグラフイ(溶離液ヘキサン−酢酸エ
チル3:2)に対して2種のジアステレオマーの
結晶混合物として標記化合物を得た。融点130〜
132℃。 製造例 14 1,1−ジオキソペニシラン酸1−ヨードエチ
ルエステルの製造:− 1,1−ジオキソペニシラン酸1−クロロエチ
ルエステル30g(約0.1モル)のアセトン100ml溶
液にヨー化ナトリウム30g(0.2モル)を加え、
混合物を室温で3日間撹拌する。チオ硫酸ナトリ
ウム水溶液を加え、減圧下にアセトンを除去す
る。分離した油状物を酢酸エチルに溶解し、溶液
を水洗し、乾燥した後、減圧下に蒸発する。残留
油状物をシリカゲルでクロマトグラフイ(溶離液
ヘキサン−酢酸エチル3:1)に付して1−ヨー
ドエチルおよび1−クロロエチルエステルのジア
ステレオマー結晶混合物を得た。融点134〜136
℃。混合物は、ヨー素の微量分析によればヨード
化合物を40%含有していた。 製造例 15 6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステ
ルの製造:− 6β−ブロモペニシラン酸カリウム0.96g(3
ミリモル)および炭酸水素カリウム1.80g(18ミ
リモル)の水9mlおよび酢酸エチル9ml溶液に撹
拌しながら硫酸水素テトラブチルアンモニウム
0.10g(0.3ミリモル)を、次いでクロロ硫酸ク
ロロメチル0.45ml(4.5ミリモル)を加え、混合
物を室温で1.5時間撹拌する。有機相を分離し、
水相を酢酸エチル9mlで再抽出する。有機相を合
し、水(2×5ml)で洗浄し、乾燥した後、減圧
下に約5mlまで濃縮する。濃縮液をシリカゲルの
乾式カラムクロマトグラフイ(溶離液石油エーテ
ル−酢酸エチル9:1)に付してほとんど無色油
状の純6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエ
ステルを得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.54(s、
3H;2−CH 3)、1.70(s、3H;2−CH
3)、4.54(s、1H;3−H)、5.35および5.59
(2d、J=4Hz、2H;5−Hおよび6−H)およ
び5.77(ABq、J=5Hz、2H;OCH 2Cl)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 16 6β−ブロモペニシラン酸ヨードメチルエステ
ルの製造:− 6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステ
ル0.82g(2.5ミリモル)のアセトン5ml溶液に
ヨー化ナトリウム0.75g(5.0ミリモル)を加
え、光を遮断した後、混合物を室温で24時間撹拌
する。沈殿した塩化ナトリウムを去し、アセト
ン(2×1ml)で洗浄し、液を減圧下に蒸発さ
せて油状残渣を得る。これを酢酸エチル20mlに溶
解し、得られた溶液を水洗(2×10ml)し、硫酸
マグネシウムで乾燥した後、減圧下に約5mlまで
濃縮する。次いで、シリカゲルのカラムクロマト
グラフイに付し、石油エーテル−酢酸エチル
(9:1)で溶離する。薄層クロマトグラフイに
より純標記化合物を含んでいることが示された留
分を合し、減圧下に蒸発させてやや黄色油状の6
β−ブロモペニシラン酸ヨードメチルエステルを
得た。 NMRスペクトル:δ=1.55(s、3H;2−C
H 3)、1.69(s、3H;2−CH 3)、4.50(s、
1H;3−H)、5.34および5.57(2d、J=4Hz、
2H;5−Hおよび6−H)および(ABq、J=
5Hz、2H;OCH 2I)ppm。テトラメチルシラン
を内部基準として用いた。 製造例 17 1,1−ジオキソ−6β−(2,6−ジメトキ
シベンズアミド)ペニシラン酸クロロメチルエ
ステルの製法:− 1,1−ジオキソ−6β−(2,6−ジメトキ
シベンズアミド)ペニシラン酸(メチシリンスル
ホン)6.2g(15ミリモル)、炭酸水素カリウム
8.7g(87ミリモル)、硫酸水素テトラブチルアン
モニウム0.51g(1.5ミリモル)、水15mlおよびジ
クロロメタン15mlの混合物にクロロ硫酸クロロメ
チル1.8ml(18ミリモル)を室温で20分間にわた
り加える。 さらに15分間撹拌した後、有機相を分離し、乾
燥した後、減圧下に蒸発させて油状物を得る。こ
れを96%エタノールから結晶化して無色結晶を得
た。融点142〜143℃(分解)。アセトン−水から
2回再結晶化して純品を得た。融点154〜155℃
(分解)。〔α〕20 D=+195゜(c=1、CHCl3)。 製造例 18 1,1−ジオキソ−6β−(2,6−ジメトキ
シベンズアミド)ペニシラン酸ヨードメチルエ
ステルの製造:− 1,1−ジオキソ−6β−(2,6−ジメトキ
シベンズアミド)ペニシラン酸クロロメチルエス
テル2.31g(5ミリモル)のアセトン10ml溶液に
ヨー化ナトリウム3g(20ミリモル)を加え、混
合物を室温で一夜撹拌する。水を加えて標記化合
物を結晶として沈殿させ、取し、減圧下に乾燥
する。融点153〜156℃(分解)。 生成物をアセトンと96%エタノールの混合物に
溶解し、アセトンを減圧下に除去し、所望の化合
物を結晶化させる。この手順を繰り返して融点
169〜170℃(分解)の化合物を得た。〔α〕20 D=+
197゜(c=1、CHCl3)。 製造例 19 1,1−ジオキソ−6α−クロロペニシラン酸
クロロメチルエステルの製造:− 製造例15において6β−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに1,1−ジオキソ−6α−クロロ
ペニシラン酸カリウムを用い同様の手順を繰り返
し、エーテル−ジイソプロピルエーテルから結晶
化して無色結晶の標記化合物を得た。融点111〜
113℃。〔α〕20 D=+210゜(c=0.5、CHCl3)。 製造例 20 1,1−ジオキソ−6α−クロロペニシラン酸
ヨードメチルエステルの製造:− 製造例16において6β−ブロモペニシラン酸ク
ロロメチルエステルの代りに1,1−ジオキソ−
6α−クロロペニシラン酸クロロメチルエステル
を用い同様の手順を繰り返して無色泡状標記化合
物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.49(s、
3H;2−CH 3)、1.62(s、3H;2−CH
3)、4.41(s、1H;3−H)、4.66および5.16
(2d、J=1.5Hz、2H;5−Hおよび6−H)お
よび6.01(ABq、J=5Hz、2H;OCH 2I)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 21 1,1−ジオキソ−6α−ブロモペニシラン酸
クロロメチルエステルの製造:− 製造例15において6β−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに1,1−ジオキソ−6α−ブロモ
ペニシラン酸カリウムを用い同様の手順を繰り返
し、エーテル−ジイソプロピルエーテルから結晶
化して無色結晶標記化合物を得た。融点92〜93
℃。〔α〕20 D=+185゜(c=1、CHCl3)。 製造例 22 1,1−ジオキソ−6α−ブロモペニシラン酸
ヨードメチルエステルの製造:− 製造例16において6β−ブロモペニシラン酸ク
ロロメチルエステルの代りに1,1−ジオキソ−
6α−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステル
を用い同様の手順を繰り返して標記化合物を得
た。該化合物は結晶化しなかつた。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.49(s、
3H;2−CH 3)、1.63(s、3H;2−CH
3)、4.41(s、1H;3−H)、4.70および5.16
(2d、J=1.5Hz、2H;5−Hおよび6−H)お
よび6.01(ABq、J=5Hz、2H;OCH 2I)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 23 6β−ヨードペニシラン酸クロロメチルエステ
ルの製造:− 製造例15において6β−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに6β−ヨードペニシラン酸カリウ
ムを用いて同様の手順を繰り返してやや黄色油状
標記化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.52(s、
3H;2−CH 3)、1.71(s、3H;2−CH
3)、4.55(s、1H;3−H)、5.40および5.63
(2d、J=3.5Hz、2H;5−Hおよび6−H)お
よび5.78(ABq、J=5.5Hz、2H;OCH 2Cl)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 24 6β−ヨードペニシラン酸ヨードメチルエステ
ルの製造:− 製造例16において6β−ブロモペニシラン酸ク
ロロメチルエステルの代りに6β−ヨードペニシ
ラン酸クロロメチルエステルを用いて同様の手順
を繰り返して黄色油状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.53(s、
3H;2−CH 3)、1.70(s、3H;2−CH
3)、4.53(s、1H;3−H)、5.39および5.61
(2d、J=3.5Hz、2H;5−Hおよび6−H)お
よび6.00(ABq、J=5.5Hz、2H;OCH 2I)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 25 6β−クロロペニシラン酸クロロメチルエステ
ルの製造:− 製造例15において6β−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに6β−クロロペニシラン酸カリウ
ムを用い同様の手順を繰り返して無色油状標記化
合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.53(s、
3H;2−CH 3)、1.69(s、3H;2−CH
3)、4.54(s、1H;3−H)、5.24および5.62
(2d、J=4Hz、2H;5−Hおよび6−H)およ
び5.80(ABq、J=5Hz、2H;OCH 2Cl)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 26 6β−クロロペニシラン酸ヨードメチルエステ
ルの製法:− 製造例16において6β−ブロモペニシラン酸ク
ロロメチルエステルの代りに6β−クロロペニシ
ラン酸クロロメチルエステルを用い同様の手順を
繰り返してやや黄色油状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.52(s、
3H;2−CH 3)、1.69(s、3H;2−CH
3)、4.52(s、1H;3−H)、5.22および5.58
(2d、J=4Hz、2H;5−Hおよび6−H)およ
び5.99(ABq、J=5Hz、2H;OCH 2I)ppm。
テトラメチルシランを内部基準として用いた。 製造例 27 6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステ
ルの製法− A 6,6−ジブロモペニシラン酸クロロメチル
エステルの製法:− 製造例15において6β−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに6,6−ジブロモペニシラン酸カ
リウムを用い同様の手順を繰り返してやや黄色油
状物を得、これをエーテル−ジイソプロピルエー
テルから結晶化した。融点105〜107℃。〔α〕20 D=
+206゜(c=0.5、CHCl3)。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.54(s、
3H;2−CH 3)、1.66(s、3H;2−CH
3)、4.60(s、1H;3−H)、5.80(ABq、J=
5Hz、2H;OCH 2Cl)および(s、1H;5−
H)ppm。テトラメチルシランを内部基準とし
て用いた。 B 6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエス
テルの製法:− 6,6−ジブロモペニシラン酸クロロメチルエ
ステル1.63g(4ミリモル)の乾燥ベンゼン40ml
溶液に撹拌しながら0℃でトリ−n−ブチルチン
水素化物1.16g(4ミリモル)を加える。室温で
18時間撹拌した後、混合物を減圧下に蒸発させ
る。油状残渣をシリカゲルの乾式カラムクロマト
グラフイ(溶離液石油エーテル−酢酸エチル85:
15)に対して精製し、やや黄色油状の純6β−ブ
ロモペニシラン酸クロロメチルエステルを得た。 NMRスペクトルは製造例15で得られた化合物
のものと同一であつた。 製造例 28 1,1−ジオキソペニシラン酸ブロモメチルエ
ステルの製法:− 臭化ナトリウム1.0gのN,N−ジメチルホル
ムアミド10ml溶液に1,1−ジオキソペニシラン
酸クロロメチルエステル0.28g(1ミリモル)を
加え、混合物を室温で20寺間撹拌する。酢酸エチ
ル50mlで希釈した後、混合物を水洗(4×10ml)
し、乾燥した後、減圧下に蒸発させる。残渣をシ
リカゲルのカラムクロマトグラフイにより精製し
て黄色油状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.49(s、
3H;2−CH 3)、1.64(s、3H;2−CH
3)、3.52(m、2H;6−H)、4.47(s、1H;
3−H)、4.75(m、1H;5−H)および5.98
(ABq、J=4.5Hz、2H;OCH 2Br)ppm。テト
ラメチルシランを内部基準として用いた。 次に実施例を示し本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例 1 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− A 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシ
ラノイルオキシメチルエステルの製法:− 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸クロロメチルエステル2.54g
(6ミリモル)のジメチルホルムアミド35ml溶液
にペニシラン酸カリウム1,1−ジオキシド1.63
g(6ミリモル)を滴加し、混合物を室温で20時
間撹拌する。酢酸エチル140mlで希釈した後、混
合物を水洗(4×35ml)し、次いで塩化ナトリウ
ム飽和水溶液20mlで洗浄した後、有機相を乾燥
し、減圧下に蒸発させる。得られた黄色油状残渣
をシリカゲルの乾式カラムクロマトグラフイ(溶
離液シクロヘキサン−酢酸エチル1:1)により
精製して黄色油状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.43(s、
3H;2−CH 3)、1.52(s、3H;2−CH
3)、1.59(s、3H;2−CH 3)、1.66(s、
3H;2−CH 3)、3.48(d、J=3Hz、2H;6
α−Hおよび6β−H)、4.44(s、1H;3−
H)、4.51(s、1H;3−H)、4.63(t、J=3
Hz、1H;5−H)、5.13(s、1H;CHN3)、
5.65(m、2H;5−Hおよび6−H)、5.92
(s、2H;OCH 2O)および7.48(s、5H;芳香
族CH)ppm。テトラメチルシランを内部基準
として用いた。 B 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシ
ラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製法:
− 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラノ
イルオキシメチルエステル1.77g(2.85ミリモ
ル)の酢酸エチル25ml溶液を、ガス導入/排出
管、ガラス−カロメル電極および自動滴定器によ
り制御されたビユレツトを備えた三ツ口フラスコ
に仕込む。水20mlおよび10%パルジウム/炭素触
媒1.77gを加え、系を窒素で満す。次いで懸濁液
に撹拌しながら水素を吹き込む。この間、自動滴
定器により0.5N塩酸を加えて水相のPHを2.5に保
つておく。酸の消費が終了した時、フラスコを全
水素が除去されるまで窒素で置換し、次いで触媒
を去する。水相を分離し、凍結乾燥して無色泡
状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.38(s、
6H;2−CH 3)、1.46(s、3H;2−CH
3)、1.58(s、3H;2−CH 3)、3.56(m、
2H;;6α−Hおよび6β−H)、4.60(s、
1H;3−H)、4.63(s、1H;3−H)、5.03
(m、1H;5−H)、5.27(s、1H;CH−
NH2)、5.53(s、2H;5−Hおよび6−H)、
5.97(bs、1H;OCH 2O)および7.53(s、5H;
芳香族CH)ppm。テトラメチルシランを外部
基準として用いた。 実施例 2 6−[D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸1,1−
ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステル
塩酸塩の製造:− A 6−〔N−(ベンジルオキシカルボニル)−D
−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフエニ
ル)アセトアミド〕ペニシラン酸1,1−ジオ
キソペニシラノイルオキシメチルエステルの製
造:− ペニシラン酸クロロメチルエステル1,1−ジ
オキシド1.41g(5ミリモル)(またはより短い
反応時間で得られる対応するヨードメチルエステ
ル等量)のジメチルホルムアミド25ml溶液に6−
〔N−(ベンジルオキシカルボニル)−D−α−ア
ミノ−α−(p−ヒドロキシフエニル)アセトア
ミド〕ペニシラン酸カリウム2.46g(5ミリモ
ル)を加え、混合物を室温で18時間撹拌する。酢
酸エチル100mlで希釈した後、混合物を水洗(4
×25ml)し、乾燥し、減圧下に蒸発させる。油状
残渣をシリカゲルの乾式カラムクロマトグラフイ
(溶離液酢酸エチル−石油エーテル8:2)によ
り精製して黄色油状標記化合物を得た。 B 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシ
フエニル)アセトアミド〕ペニシラン酸1,1
−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステ
ル塩酸塩の製造:− 上記Aで得た化合物のベンジルオキシカルボニ
ル保護基を、実施例1Bに記載の方法により常圧
で水素化して脱離して無色無定形標記化合物を得
た。 実施例 3 A 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1−(1,1−ジオキソ
ペニシラノイルオキシ)エチルエステル塩酸塩
の製造:− 実施例1Aにおいて対応するクロロメチルエス
テルの代りに6−(D−α−アジド−α−フエニ
ルアセトアミド)ペニシラン酸α−クロロエチル
エステルを用い同様の手順を繰り返して6−(D
−α−アジド−α−フエニルアセトアミド)ペニ
シラン酸1−(1,1−ジオキソペニシラノイル
オキシ)メチルエステルを得た。 B 実施例1Bにおいて6−(D−α−アジド−α
−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1,1
−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステ
ルの代りに6−(D−α−アジド−α−フエニ
ルアセトアミド)ペニシラン酸1−(1,1−
ジオキソペニシラノイルオキシ)エチルエステ
ルを用いて無定形6−(D−α−アミノ−α−
フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1−
(1,1−ジオキソペニシラノイルオキシ)エ
チルエステル塩酸塩を得た。 実施例 4 6−(D,L−α−カルボキシ−α−フエニル
アセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ
ペニシラノイルオキシメチルエステルナトリウ
ム塩の製造:− A 6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボニ
ル−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸
1,1−ジオキソペニシラノイルオキシメチル
エステルの製造:− 実施例2Aにおいて6−〔N−ベンジルオキシカ
ルボニル−D−α−アミノ−α−(ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸カリウムの
代りに6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボ
ニル−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸
ナトリウムを用い同様の手順を繰り返して標記化
合物を得た。 B 6−(D,L−α−カルボキシ−α−フエニ
ルアセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキ
ソペニシラノイルオキシメチルエステルナトリ
ウム塩の製造:− 6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボニル
−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1,
1−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステ
ル1.43g(2ミリモル)のエタノール20ml溶液に
10%パラジウム/炭素触媒を加え、混合物を常圧
で水素の消費が止まるまで水素化する。触媒を
去し、エタノールで洗浄し、液は減圧下に蒸発
させる。得られた油状残渣を酢酸エチル15mlに溶
解し、水15mlを加える。撹拌しながら0.2N水酸
化ナトリウム水溶液を加えて水相の見かけPHを
7.0に調節する。水相を分離し、凍結乾燥して黄
色泡状標記化合物を得た。 実施例 5 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸クラブラノイルオキシメチ
ルエステル塩酸塩の製造:− 実施例1Aにおいてペニシラン酸カリウム1,
1−ジオキシドの代りにグラブラン酸ナトリウム
を用い同様の手順を繰り返して黄色油状6−(D
−α−アジド−α−フエニルアセトアミド)ペニ
シラン酸クラブラノイルオキシメチルエステルを
得た。 この中間体を実施例1Bの方法により接触水素
添加して無定形粉状標記化合物を得た。 実施例 6 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ−6α−
クロロペニシラノイルオキシメチルエステル塩
酸塩の製造:− 実施例2Aにおいてペニシラン酸クロロメチル
エステル1,1−ジオキシドの代りに6α−クロ
ロペニシラン酸クロロメチルエステル1,1−ジ
オキシドを、6−〔N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)−D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフエ
ニル)アセトアミド〕ペニシラン酸カリウムの代
りに6−〔N−(1−N,N−ジメチルアミノカル
ボニルプロペン−2−イル)−D−α−アミノ−
α−フエニルアセトアミド〕ペニシラン酸トリエ
チルアンモニウムを用い同様の手順を繰り返して
6−〔N−(1−N,N−ジメチルアミノカルボニ
ルプロペン−2−イル)−D−α−アミノ−α−
フエニルアセトアミド〕ペニシラン酸1,1−ジ
オキソ−6α.クロロペニシラノイルオキシメチ
ルエステルを得た。 この中間体の保護基を酢酸エチル−水混合物
(1:1)中で酸触媒(PH約3)加水分解し、水
相を分離、凍結乾燥して無定形標記化合物を得
た。 実施例 7 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸6β−ブロモペニシラノイ
ルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− 実施例2Aにおいてペニシラン酸クロロメチル
エステル1,1−ジオキシドの代りに6β−ブロ
モペニシラン酸クロロメチルエステルを、6−
〔N−(ベンジルオキシカルボニル)−D−α−ア
ミノ−α−(p−ヒドロキシフエニル)アセトア
ミド〕ペニシラン酸カリウムの代りに6−〔N−
(1−N,N−ジメチルアミノカルボニルプロペ
ン−2−イル)−D−α−アミノ−α−フエニル
アセトアミド〕ペニシラン酸トリエチルアンモニ
ウムを用い同様の手順を繰り返して6−〔N−(1
−N,N−ジメチルアミノカルボニルプロペン−
2−イル)−D−α−アミノ−α−フエニルアセ
トアミド〕ペニシラン酸6β−ブロモペニシラノ
イルオキシメチルエステルを得た。 この中間体の保護基を酢酸エチル−水混合物
(1:1)中で酸触媒(PH約3)接触水素添加
し、水相を分離、凍結乾燥して無定形標記化合物
を得た。 実施例 8 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− A 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸テトラブチルアンモニウ
ムの製造:− 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸三水和物8.08g、硫酸水素テ
トラブチルアンモニウム6.9g、水20mlおよびジ
クロロメタン40mlの混合物に5℃に冷却し撹拌し
ながら2N水酸化ナトリウム水溶液20mlを加え
る。有機相を分離し、水相をジクロロメタン20ml
で抽出する。ジクロロメタン相を合し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧下に蒸発させて粘稠
油状物を得る。この油状物を酢酸エチル100mlに
溶解し、残留ジクロロメタンを減圧下に除去す
る。5℃で一夜放置した後、沈殿した結晶を採取
し、酢酸エチルで洗浄した後、減圧下に乾燥して
無色のやや吸湿性結晶の標記化合物を得た。融点
125〜130℃(分解)。 B 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシ
ラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:
− 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸ナトラブチルアンモニウム
2.95gの酢酸エチル20mlおよびジクロロメタン5
ml懸濁液に撹拌しながら1,1−ジオキソペニシ
ラン酸ヨードメチル1.9gの酢酸エチル10ml溶液
を加える。数分後、ほぼ透明な溶液が得られる。
減圧下にジクロロメタンを留去し、沈殿したヨー
化テトラブチルアンモニウムを去する。液か
ら標記化合物を1N塩酸を含んだ水相25ml(PH
3.0、5℃)に移し、さらに水相から0.5M炭酸水
素ナトリウム水溶液を含んだ有機相(酢酸エチル
25ml、PH7.0、5℃)にもどす。有機相を水洗
し、上記の手順で標記化合物を再び水相に移す。
水相にn−ブタノールを加え、減圧下に共沸させ
て無色結晶標記化合物を得た。融点175〜177℃
(分解)。〔α〕20 D=+201゜(c=1、水)。 実施例 9 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステルの製造:− 5℃に冷却した実施例8で得た化合物0.631g
の水10ml溶液に酢酸エチル10mlを加え、0.5M炭
酸水素ナトリウム水溶液を撹拌しながら加えて混
合物のPHを7.0に調節する。有機相を分離し、水
洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に
蒸発させて無色固体の標記化合物を得た。 IRスペクトル(KBr)は1780および1690cm-1に
強い吸収を示した。 実施例 10 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸1,1−
ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステル
塩酸塩の製造:− A 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシ
フエニル)アセトアミド〕ペニシラン酸テトラ
ブチルアンモニウムの製造:− 硫酸水素テトラブチルアンモニウム3.57g
(10.5ミリモル)の水10ml溶液に5℃に冷却し撹
拌しながらジクロロメタン−n−ブタノール混合
物(9:1)20mlを加え、次いで2N水酸化ナト
リウム水溶液を加えてPHを約3にする。アモキシ
シリン(6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロ
キシフエニル)アセトアミド〕ペニシラン酸)三
水和物4.2g(10ミリモル)を加え、2N水酸化ナ
トリウム水溶液を加えてPHを9に調節する。有機
相を分離し、水相をジクロロメタン−n−ブタノ
ール(9:1)10mlで2回抽出する。抽出物を合
し、減圧下に濃縮して粘稠油状物を得る。残渣を
酢酸エチル50mlに溶解し、こすつて
(scratching)結晶化し、5℃で2時間放置した
後、結晶を取し、洗浄、乾燥して標記化合物を
得た。融点148〜151℃(分解)。 B 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシ
フエニル)アセトアミド〕ペニシラン酸1,1
−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステ
ル塩酸塩の製造:− 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸テトラブチ
ルアンモニウム0.606g(1ミリモル)のアセト
ニトリル5ml溶液に5℃に冷却し撹拌しながら
1,1−ジオキソペニシラン酸0.373g(1ミリ
モル)のアセトニトリル2ml溶液を加える。5℃
で10分間撹拌した後、酢酸エチル50mlを加え、溶
媒を減圧下に除去する。残渣を酢酸エチル20mlに
溶解し、結晶化したヨー化テトラブチルアンモニ
ウムを去する。液に水10mlを加え、1N塩酸
でPHを3に調節する。水相を分離し、凍結乾燥し
て無色粉状標記化合物を得た。 NMRスペクトル〔(CD3)2SO〕:δ=1.37
(s、6H;2−CH 3)、1.50(s、6H;2−C
H 3)、3.46(m、2H;6α−Hおよび6β−
H)、4.46(s、1H;3−H)、4.57(s、1H;
3−H)、5.04(bs、1H;CHNH2)、5.27(m、
1H;5−H)、5.58(m、2H;5−Hおよび6−
H)、5・96(bs、2H;OCH 2O)、6.87および
7.37(2d、J=8.5Hz、4H;芳香族CH)ppm。
テトラメチルシランを内部基準として用いた。 実施例 11 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1−(1,1−ジオキソペ
ニシラノイルオキシ)エチルエステル塩酸塩の
製造:− 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸テトラブチルアンモニウム
5.9g(10ミリモル)のジクロロメタン10mlおよ
び酢酸エチル40ml溶液に1,1−ジオキソペニシ
ラン酸1−ヨードエチルエステル10.55g(純度
40%、4.22g(10.9ミリモル)に相当)の酢酸エ
チル30ml溶液を加える。透明溶液に直ちにヨー化
テトラブチルアンモニウムの種結晶を加え、ジク
ロロメタンを減圧下に留去して分離したヨー化テ
トラブチルアンモニウムを去する。液から標
記化合物を1N塩酸を含んだ水相50ml(PH3.0、5
℃)に移し、さらに水相から炭酸水素ナトリウム
を含んだ有機相(酢酸エチル50ml、PH7.0、5
℃)にもどす。有機相を水洗し、標記化合物を上
記の手順で再び水相に移す。水相を凍結乾燥して
無色粉状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.38(s、
6H;2−CH 3)、1.43(s、3H;2−CH
3)、1.55(s、3H;2−CH 3)、1.56(d、
3H;CHCH 3)、3.50(m、2H;6α−Hおよ
び6β−H)、4.53(s、1H;3−H)、4.55およ
び4.59(2s、1H;3−H)、4.96(m、1H;5−
H)、5.26(s、1H;CHNH2)、5.51(s、
2H;5−Hおよび6−H)、6.95(m、1H;CH
CH3)および7.51(s、5H;芳香族CH)ppm。 実施例 12 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸6β−ブロモペニシラノイ
ルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸テトラブチルアンモニウム
0.82g(1.4ミリモル)の酢酸エチル2.8mlおよび
ジクロロメタン1.4ml混合物溶液に撹拌しながら
6β−ブロモペニシラン酸ヨードメチル0.60g
(1.4ミリモル)の酢酸エチル5.6ml溶液を加え
る。室温で数分間撹拌すると、ヨー化テトラブチ
ルアンモニウムの結晶が沈殿し始める。反応混合
物からジクロロメタンを減圧留去し、結晶を去
し、酢酸エチル(2×2.5ml)で洗浄する。液
を水5mlで洗浄し、有機相に蒸留水10mlを加えた
後、1N塩酸を撹拌しながら加えて水相のPHを3.1
に調節する。水相を分離し、凍結乾燥して無色泡
状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.34(s、
3H;2−CH 3)、1.36(s、3H;2−CH
3)、1.43(s、3H;2−CH 3)、1.58(s、
3H;2−CH 3)、4.54(s、1H;3−H)、
4.75(s、1H;3−H)、5.24(s、1H;CH
NH2)、5.46〜5.62(m、4H;5−Hおよび6−
H)、5.88(bs、2H;OCH 2O)および7.47
(s、5H;芳香族CH)ppm。 実施例 13 6−〔D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ−6α−
クロロ−ペニシラノイルオキシメチルエステル
塩酸塩の製造:− 実施例12において6β−ブロモペニシラン酸ヨ
ードメチルエステルの代りに1,1−ジオキソ−
6α−クロロペニシラン酸ヨードメチルエステル
を用い同様の手順を繰り返して無色泡状標記化合
物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.35(s、
6H;2−CH 3)、1.41(s、3H;2−CH
3)、1.53(s、3H;2−CH 3)、4.57(s、
1H;3−H)、4.73(s、1H;3−H)、5.08
(s、1H;5−Hまたは6−H)、5.26(s、
1H;CHNH2)、5.34(s、1H;5−Hまたは6
−H)、5.49(s、2H;5−Hおよび6−H)、
5.94(b、2H;OCH 2O)および7.49(s、5H;
芳香族CH)ppm。 実施例 14 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− A 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ−6α
−ブロモペニシラノイルオキシメチルエステル
塩酸塩の製造:− 実施例12において6β−ブロモペニシラン酸ヨ
ードメチルエステルの代りに1,1−ジオキソ−
6α−ブロモペニシラン酸ヨードメチルエステル
を用い同様の手順を繰り返して無色泡状標記化合
物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.36(s、
6H;2−CH 3)、1.41(s、3H;2−CH
3)、1.54(s、3H;2−CH 3)、4.57(s、
1H;3−H)、4.71(s、1H;3−H)、5.09
(s、1H;5−Hまたは6−H)、5.27(s、
1H;CHNH2)、5.35(s、1H;5−Hまたは6
−H)、5.50(s、2H;5−Hおよび6−H)、
5.95(b、2H;OCH 2O)および7.50(s、5H;
芳香族CH)ppm。 B 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシ
ラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:
− 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ−6α−ブ
ロモペニシラノイルオキシメチルエステル(対応
する塩酸塩1.36gから遊離)の酢酸エチル50ml溶
液に水25mlおよび10%パラジウム/炭素触媒0.7
gを加え、混合物を水素雰囲気中で40分間振とう
する。触媒を去した後、1N塩酸を加えて水相
のPHを2.5に調節する。液から標記化合物を炭
酸水素カリウム水溶液を含んだ有機相(酢酸エチ
ル25mlPH7.0、5℃)に移し、さらに1N塩酸を含
んだ新鮮水相(PH2.7)にもどす。水相を凍結乾
燥して無色粉状標記化合物を得た。 NMRスペクトルは実施例1で得られた化合物
のものと同一であつた。 実施例 15 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸6β−ヨードペニシラノイ
ルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− 実施例12において6β−ブロモペニシラン酸ヨ
ードメチルエステルの代りに6β−ヨードペニシ
ラン酸ヨードメチルエステルを用いて無色泡状標
記化合物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.33(s、
3H;2−CH 3)、1.38(s、3H;2−CH
3)、1.45(s、3H;2−CH 3)、1.60(s、
3H;2−CH 3)、4.56(s、1H;3−H)、
4.74(s、1H;3−H)、5.22(s、1H;CH
NH2)、5.3〜5.7(m、4H;5−Hおよび6−
H)、5.92(bs、2H;OCH 2O)および7.49
(s、5H:芳香族CH)ppm。 実施例 16 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸6β−クロロペニシラノイ
ルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− 実施例12において6β−ブロモペニシラン酸ヨ
ードメチルエステルの代りに6β−クロロペニシ
ラン酸ヨードメチルエステルを用い同様の手順を
繰り返して無色泡状標記化合物を得た。 IRスペクトルは1790〜1770および1690cm-1に強
い吸収を示した。 実施例 17 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸クラブラノイルオキシメチ
ルエステル塩酸塩の製造:− A 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸ヨードメチルエステルの
製造:− 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸クロロメチルエステル1.32g
(3ミリモル)のアセトン25ml溶液にヨー化ナト
リウム1.80g(12ミリモル)を加え、混合物を室
温で18時間撹拌する。沈殿を去し、液を減圧
下に蒸発させる。残渣を酢酸エチル25mlで抽出
し、抽出物を約3mlに濃縮した後、シリカゲルの
カラムクロマトグラフイに付し、ヘキサン−酢酸
エチル(1:1)で溶離した。所望化合物を含む
画分を合し、減圧下に蒸発させて黄色油状標記化
合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.58(s、
3H;2−CH 3)、1.67(s、3H;2−CH
3)、4.47(s、1H;3−H)、5.13(s、1H;
CHN3)、5.52〜5.82(m、2H;5−Hおよび6
−H)、6.00(ABq、2H;OCH 2I)、7.4(s、
5H;芳香族CH)および7.0〜7.4(m、1H;
CONH)ppm。テトラメチルシランを内部基準
として用いた。 B 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸クラブラノイルオキシメ
チルエステルの製造:− 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸ヨードメチルエステル0.378
g(0.73ミリモル)のリン酸ヘキサメチルトリア
ミド3.8ml溶液にクラブラン酸リチウム0.09g
(0.44ミリモル)を加え、混合物を室温で1時間
撹拌する。混合物を酢酸エチル90mlで希釈し、水
(3×20ml)、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液
(10ml)で洗浄し、乾燥した後、減圧下に蒸発さ
せる。得られた黄色油状残渣をシリカゲルのカラ
ムクロマトグラフイに付し、ヘキサン−酢酸エチ
ル(1:4)で溶離してやや黄色泡状標記化合物
を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.51(s、
3H;2−CH 3)、1.64(s、3H;2−CH
3)、3.11(d、J=17Hz、1H;6−H)、3.51
(dd、J1=17Hz、J2=3Hz、1H;6−H)、4.25
(d、J=7Hz、2H;CH 2OH)、4.51(s、
1H;3−H)、4.92(m、1H;=CH−)、5.13
(s、1H;5−H)、5.13(s、1H;3−H)、
5.5〜5.8(m、3H;5−H、6−HおよびCH
N3)、5.89(ABq、2H;OCH 2O)、7.16(d、J
=8.5Hz、1H;CONH)および7.41(m、5H;芳
香族CH)ppm。テトラメチルシランを内容基
準として用いた。 C 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸クラブラノイルオキシメ
チルエステル塩酸塩の製造:− 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセトア
ミドペニシラン酸クラブラノイルオキシメチルエ
ステル0.13g(0.22ミリモル)の酢酸エチル20ml
溶液を、ガス導入/排出口、ガラス−カロメル電
極およびビユレツトを備えた三ツ口フラスコに仕
込む。水20mlおよび10%パラジウム/炭素触媒
0.13gを加え、系を窒素で満す。混合物に撹拌し
ながら水素を通じ、同時に0.1N塩酸を加えてPH
を2.5に保つ。酸の消費が終わつたならばフラス
コを窒素で満し、触媒を去する。水相を分離
し、去し、凍結乾燥して無色粉状標記化合物を
得た。 NMRスペクトル〔(CD3)2SO〕:δ=1.30
(s、3H;2−CH 3)、1.44(s、3H;2−C
H 3)、3.12(d、J=17Hz、1H;6−H)、3.65
(dd、J1=17Hz、J2=3Hz、1H;6−H)、4.00
(m、2H;CH 2OH)、4.42(s、1H;3−H)、
4.75(m、1H;−CH= )、5.15(bs、1H;3
−H)、5.40〜5.75(m、3H;5−H、6−Hお
よびCHNH2)、5.85(ABq、2H;OCH 2O)、
7.50(m、5H;芳香族CH)および9.45(d、J
=7Hz、1H;CONH)ppm。テトラメチルシラ
ンを内部基準として用いた。 実施例 18 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸クラブラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− A 6−〔N−ベンジルオキシカルボニル−D−
α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフエニル)
アセトアミド〕ペニシラン酸クロロメチルエス
テルの製造:− 6−〔N−ベンジルオキシカルボニル−D−α
−アミノ−α−(p−ヒドロキシフエニル)アセ
トアミド〕ペニシラン酸カリウム2.46g(5ミリ
モル)のN,N−ジメチルホルムアミド25ml懸濁
液にクロロヨードメタン2.18ml(30ミリモル)を
加え、混合物を室温で3時間撹拌する。酢酸エチ
ル100mlで希釈した後、混合物を水洗(4×25
ml)し、乾燥し、減圧下に蒸発させる。残渣をシ
リカゲルのカラムクロマトグラフイに付し、酢酸
エチル−ヘキサン(1:1)で溶離して黄色油状
標記化合物を得た。 B 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシ
フエニル)アセトアミド〕ペニシラン酸クラブ
ラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:
− 実施例17A,17Bおよび17Cにおいて6−(D−
α−アジド−α−フエニルアセトアミド)ペニシ
ラン酸クロロメチルエステルの代りに6−〔N−
ベンジルオキシカルボニル−D−α−アミノ−α
−(p−ヒドロキシフエニル)アセトアミド〕ペ
ニシラン酸クロロメチルエステルを用い同様の手
順を繰り返し、凍結乾燥して無色粉状標記化合物
を得た。 IRスペクトル(KRr)は1775および1690cm-1に
強い吸収を示した。 実施例 19 6−(D,L−α−カルボキシ−α−フエニル
アセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ
ペニシラノイルオキシメチルエステルナトリウ
ム塩の製造:− A 6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボニ
ル−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸
1,1−ジオキソペニシラノイルオキシメチル
エステルの製造:− 6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボニル
−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸ナト
リウム0.98g(2ミリモル)のN,N−ジメチル
ホルムアミド10ml溶液にペニシラン酸ヨードメチ
ルエステル1,1−ジオキシド0.75g(2ミリモ
ルを加え、混合物を室温で30分間撹拌する。酢酸
エチル50mlを加え、混合物を塩化カルシウム飽和
水溶液(3×12ml)で抽出し、乾燥した後、減圧
下に蒸発させる。油状残渣をシリカゲルのカラム
クロマトグラフイ(溶離液ヘキサン−酢酸エチル
1:1)により精製して黄色油状標記化合物を得
た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.4〜1.6
(m、12H;2−CH 3)、3.46(m、2H;6−
H)、4.4〜4.5(m、2H;3−HおよびCH
CO)、4.56〜4.65(m、2H;3−Hおよび5−
H)、5.19(s、2H;PhCH 2O)、5.4〜5.75
(m、2H;5−Hおよび6−H)、5.9(ABq、
2H;OCH 2O)、7.3(s、5H;芳香族CH)、
7.35(s、5H;芳香族CH)および7.5〜7.95
(m、1H;CONH)ppm。テトラメチルシラン
を内容基準として用いた。 B 6−(D,L−α−カルボキシ−α−フエニ
ルアセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキ
ソペニシラノイルオキシメチルエステルナトリ
ウム塩の製造:− 6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボニル
−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1,
1−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステ
ル1.0g(1.4ミリモル)の酢酸エチル25ml溶液に
水25mlおよび10%パラジウム/炭素触媒1.0gを
加え、混合物のPHを7.0に調節する。混合物に撹
拌しながら水素を通じ、混合物のPHは0.1N水酸
化ナトリウムを加えて7.0に調節する。塩基の消
費が止まつたならば(約1時間後)触媒を去
し、水相を分離、乾燥、凍結乾燥して無色粉状標
記化合物を得た。 NMR−スペクトル(D2O):δ=1.47(s、
3H;2−CH 3)、1.53(s、3H;2−CH
3)、1.63(s、6H;2−CH 3)、3.55(m、
2H;6−H)、4.12(s、1H;3−H)、4.17
(s、1H;3−H)、4.70(s、1H;CHCO)、
5.00(m、1H;5−H)、5.4〜5.7(m、2H;5
−Hおよび6−H)、6.00(bs、2H;OCH 2O)、
7.42(s、5H;芳香族CH)ppm。テトラメチ
ルシランを外部基準として用いた。 実施例 20 6β−アミノペニシラン酸1,1−ジオキソペ
ニシラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製
造:− A 6β−アミノペニシラン酸テトラブチルアン
モニウムの製造:− 6β−アミノペニシラン酸4.32g(20ミリモ
ル)、硫酸水素テトラブチルアンモニウム6.8g
(20ミリモル)、ジクロロメタン50mlおよび水20ml
の氷冷混合物に撹拌しながら水酸化ナトリウム
1.60g(40ミリモル)の水3.5ml溶液をゆつくり
加える。有機相を分離し、水相をジクロロメタン
(2×25ml)で抽出する。有機相を合して乾燥し
た後、減圧下に蒸発させて粘稠油状標記化合物を
得た。 IRスペクトル(CHCl3)は1760および1610cm-1
に強い吸収帯を示した。 B 6β−アミノペニシラン酸1,1−ジオキソ
ペニシラノイルメチルエステル塩酸塩の製造:
− 6β−アミノペニシラン酸テトラブチルアンモ
ニウム5.1g(11ミリモル)の酢酸エチル25ml溶
液にペニシラン酸ヨードメチルエステル1,1−
ジオキシド3.73g(10ミリモル)の酢酸エチルエ
ステル25ml溶液を加える。室温で15分間撹拌した
後、沈殿を去し、液を減圧下に蒸発させる。
残渣をセフアデツクス(Sephadex、商標)LH20
のカラムクロマトグラフイに付し、クロロホルム
−ヘキサン(65:35)で溶離して精製する。精製
物を酢酸エチル25mlに溶解し、水2.5mlを加え、
混合物のPHを2N塩酸の添加により2.0に調節す
る。 水相を分離し、凍結乾燥して無色粉状標記化合
物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.52(s、
2H;2−CH 3)、1.60(s、3H;2−CH
3)、1.65(s、3H;2−CH 3)、1.76(s、
3H;2−CH 3)、3.52〜3.8(s、2H;6−
H)、4.78(s、1H;3−H)、4.90(s、1H;
3−H)、5.05〜5.25(m、1H;5−H)、5.20
(d、J=4Hz、1H;6−H)、5.78(d、J=
4Hz、1H;5−H)および6.08(bs、2H;OCH
2O)ppm。テトラメチルシランを外部基準とし
て用いた。 実施例 21 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− D−α−フエニルグリシルクロリド塩酸塩1.98
g(10ミリモル)のジクロロメタン25ml懸濁液に
0℃で撹拌しながら炭酸水素ナトリウム1.68g
(20ミリモル)、次いで6−アミノペニシラン酸
1,1−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエ
ステル3.98g(8ミリモル)を加える。0℃で
1.5時間激しく撹拌した後、混合物を減圧下に蒸
発させる。残渣を酢酸エチル25mlおよび炭酸水素
ナトリウム飽和水溶液25mlの氷冷混合物に溶解す
る。有機相を分離し、水20mlを加え、混合物のPH
を2N塩酸の添加により2.5に調節する。水相を分
離し、凍結乾燥して無定形粉末を得る。これをエ
タノール−ブタノン−2から結晶化して実施例8
で得た化合物と同一の化合物を得た。 実施例 22 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− A 6−〔N−(1−ジメチルアミノカルボニルプ
ロペン−2−イル)−D−α−アミノ−α−フ
エニルアセトアミド〕ペニシラン酸カリウムの
製造:− 6−〔N−(1−ジメチルアミノカルボニルプロ
ペン−2−イル)−D−α−アミノ−α−フエニ
ルアセトアミド〕ペニシラン酸トリエチルアンモ
ニウム27.3g(48ミリモル)のアセトン1000ml溶
液に2−エチルヘキサン酸カリウムのアセトン
2M溶液49mlを滴加する。室温で2時間撹拌した
後、沈殿を取し、メタノール−イソプロパノー
ルから再結晶化して標記化合物を得た。融点201
〜203℃(分解)。〔α〕20 D=+174゜(c=1、
水)。 B 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシ
ラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:
− 6−〔N−(1−ジメチルアミノカルボニルプロ
ペン−2−イル)−D−α−アミノ−α−フエニ
ルアセトアミド〕ペニシラン酸カリウム5.49g
(11ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド
25ml氷冷溶液にペニシラン酸ヨードメチルエステ
ル1,1−ジオキシド3.73g(10ミリモル)を加
え、混合物を5℃で30分間撹拌する。酢酸エチル
100mlで希釈し、混合物を水(4×25ml)および
塩化ナトリウム飽和水溶液25mlで抽出する。有機
相を乾燥し、減圧下に初期体積の半分まで蒸発さ
せる。水25mlを加え、撹拌しながら2N塩酸を加
えて混合物の見かけPHを2.5に調節する。加水分
解中、このPH値をさらに塩酸を加えて保持する。
酸の消費が止まつたならば(約30分後)、水相を
分離し、凍結乾燥して生成物を得る。これをエタ
ノール−ブタノン−2から結晶化したところ実施
例8で得た化合物と同一であつた。 実施例 23 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ−6β−
(2,6−ジメトキシベンズアミド)ペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− 1,1−ジオキソ−6β−(2,6−ジメトキ
シベンズアミド)ペニシラン酸ヨードメチルエス
テル1.11g(2ミリモル)のジメチルホルムアミ
ド10ml氷冷溶液に6−(D−α−アミノ−α−フ
エニルアセトアミド)ペニシラン酸ナトリウム
0.75g(2ミリモル)を加える。得られた溶液を
氷浴中で30分間保ち、酢酸エチル40mlで希釈し、
水洗(4×40ml)する。有機相を水と共に撹拌
し、この間塩酸を加えてPHを2.5に保つておく。
水相を分離し、凍結乾燥して無色粉状標記化合物
を得た。 NMRスペクトル(CD3OD、内部基準テトラメ
チルシラン):δ=1.47(s、3H;2−CH
3)、1.50(s、6H;2−CH 3)、1.58(s、
3H;2−CH 3)、3.83(s、6H;OCH 3)、
4.50(s、1H;3−H)、4.69(s、1H;3−
H)、5.18(s、1H;CHNH2)、5.21(d、J=
4Hz、1H;5−H)、5.4〜5.8(m、2H;5−H
および6−H)、6.00(m、2H;OCH 2O)、6.27
(d、J=4Hz、1H;6−H)、6.73(d、2H;
芳香族3−Hおよび5−H)、7.43(t、1H;芳
香族4−H)および7.53(s、5H;芳香族C
H)ppm。 実施例 24 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸1−
(1,1−ジオキソペニシラノイルオキシエチ
ルエステル塩酸塩の製造:− 実施例10Bにおいて1,1−ジオキソペニシラ
ン酸ヨードメチルエステルの代りに1,1−ジオ
キソペニシラン酸1−ヨードエチルエステルを用
い同様の手順を繰り返して無色粉状標記化合物を
得た。 IRスペクトル(KBr)は1785、1690および1655
cm-1に強い吸収帯を示した。 実施例 25 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸6β−ブ
ロモペニシラノイルオキシメチルエステル塩酸
塩の製造:− 実施例10Bにおいて1,1−ジオキソペニシラ
ン酸ヨードメチルエステルの代りに6β−ブロモ
ペニシラン酸ヨードメチルエステルを用いて同様
の手順を繰り返して黄色粉状標記化合物を得た。 IRスペクトル(KBr)は1790、1775および1690
cm-1に強い吸収帯を示した。 実施例 26 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸6β−ヨ
ードペニシラノイルオキシメチルエステル塩酸
塩の製造:− 実施例10Bにおいて1,1−ジオキソペニシラ
ン酸ヨードメチルエステルの代りに6β−ヨード
ペニシラン酸ヨードメチルエステルを用い同様の
手順を繰り返して無定形粉状標記化合物を得た。 IRスペクトル(KBr)は1790、1775および1685
cm-1に強い吸収帯を示した。
体の製法を詳しく説明する。 製造例 1 6α−ブロモペニシラン酸1,1−ジオキシド
の製造:− 過マンガン酸カリ1・90g(12ミリモル)の水
30mlおよび酢酸1.36ml(24ミリモル)溶液に、撹
拌しながら0〜5℃に氷冷した6α−ブロモペニ
シラン酸カリウム1.91g(6ミリモル)の水25ml
溶液を滴加する。滴加終了後(約15分)、混合物
を同じく低温でさらに20分間撹拌する。冷浴を除
き、混合物に固体ピロ亜硫酸ナトリウム1.52mg
(8ミリモル)を加えて過剰の酸化剤を還元す
る。沈殿した酸化マンガンを去し、液約60ml
に固体塩化ナトリウム20gおよび酢酸エチル50ml
を加える。混合物のPHを4N塩酸を撹拌しながら
加えて1.5に調節し有機相を分離する。水相を酢
酸エチル25mlで再抽出し、有機抽出物を合して塩
化ナトリウム飽和溶液で洗浄し乾燥した後、減圧
下に蒸発させる。得られた無定形残渣をエーテル
−ジイソプロピルエーテルから結晶化し、6α−
ブロモペニシラン酸1,1−ジオキシドを得た。
融点124〜127℃ 上記化合物の結晶性カリウム塩は、6α−ブロ
モペニシラン酸1,1−ジオキシド0.94g(3ミ
リモル)のアセトン12ml溶液に撹拌しながら2−
エチルヘキサン酸カリウムの1Mアセトン溶液3.6
mlを加えて得た。 6α−ブロモペニシラン酸カリウム1,1−ジ
オキシドのNMRスペクトル(CD3OD):δ=
1.48(s、3H;2−CH 3)、1.59(s、3H;2
−CH 3)、4.48(s、1H;3−H)、5.10(d、
J=2Hz、1H;6−H)および5.35(d、J=
2Hz、1H;5−H)ppm.テトラメチルシランを
内部規準として用いた。 製造例 2 6α−クロロペニシラン酸1,1−ジオキシド
の製造:− 製造例1において6α−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに6α−クロロペニシラン酸カリウ
ムを用いて6α−クロロペニシラン酸1,1−ジ
オキシドを得た。ジイソプロピルエーテルからの
結晶化物の融点134〜137℃。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.50(s、
3H;2−CH 3)、1.64(s、3H;2−CH
3)、4.46(s、1H;3−H)、4.70(d、J=
1.5Hz、1H;6−H)および5.18(d、J=1.5
Hz、1H;5−H)ppm。テトラメチルシランを
内部規準に用いた。 上記化合物の結晶性カリウム塩は、6α−クロ
ロペニシラン酸1,1−ジオキシドのアセトン溶
液に撹拌しながら2−エチルヘキサン酸カリウム
の0.8Mアセトン溶液を加えて得た。 製造例 3 ペニシラン酸クロロメチルエステル1,1−ジ
オキシドの製造:− ペニシラン酸1,1−ジオキシド1.17g(5ミ
リモル)のジメチルホルムアミド7.5ml溶液にト
リエチルアミン0.98ml(7ミリモル)およびクロ
ロヨードメタン2.18ml(30ミリモル)を加え、混
合物を室温で4時間撹拌する。酢酸エチル30mlで
希釈した後混合物を水(3×10ml)、次いで塩化
ナトリウムの飽和水溶液で洗浄し乾燥した後、減
圧下に蒸発させて黄色油状の所望化合物を得た。
これをエーテル−石油エーテルから結晶化した。
融点94〜96℃。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.47(s、
3H;2−CH 3)、1.66(s、3H;2−CH
3)、3.53(d、J=3Hz、2H;6α−Hおよび
6β−H)、4.46(s、1H;3−H)、4.68(t、
J=3Hz、1H;5−H)および5.85(ABq、J
=6Hz、2H;CCH 2Cl)ppm。テトラメチルシ
ランを内部基準として用いた。 製造例 4 ペニシラン酸1−クロロエチルエステル1,1
−ジオキシドの製造:− 製造例3においてクロロヨードメタンの代りに
1−クロロ−1−ヨードエタンを用い、反応時間
を16時間に延ばす以外は同様の手順を繰り返して
黄色油状のペニシラン酸1−クロロエチルエステ
ル1,1−ジオキシド粗製物を得た。これをシリ
カゲルの乾式カラムクロマトグラフイ(溶離剤酢
酸エチル−石油エーテル7:3)により精製し
た。 製造例 5 6α−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステ
ル1,1−ジオキシドの製造:− 製造例3においてペニシラン酸1,1−ジオキ
シドの代りに6α−ブロモペニシラン酸1,1−
ジオキシドを用いる以外は同様の手順を繰り返し
て黄色油状の6α−ブロモペニシラン酸クロロメ
チルエステル1,1−ジオキシドを得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.48(s、
3H;2−CH 3)、1.64(s、3H;2−CH
3)、4.46(s、1H;3−H)、4.71(d、J=
1.5Hz、1H;6−H)、5.17(d、J=1.5Hz、
1H;5−H)および5.80(ABq、J=6Hz、
2H;OCH 2Cl)ppm。テトラメチルシランを内
部基準として用いた。 製造例 6 6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステ
ルの製造:− 製造例3においてペニシラン酸1,1−ジオキ
シドおよびトリメチルアミンの代りに6β−ブロ
モペニシラン酸カリウムを用い同様の手順を繰り
返して粘稠油状の6β−ブロモペニシラン酸クロ
ロメチルエステルを得た。 製造例 7 クラブラン酸クロロメチルエステルの製造:− 製造例3においてペニシラン酸1,1−ジオキ
シドおよびトリエチルアミンの代りにクラブラン
酸ナトリウムを用い同様の手順を繰り返してクラ
ブラン酸クロロメチルエステルを得た。 製造例 8 ペニシラン酸クロロメチルエステル1,1−ジ
オキシドの製造:− ペニシラン酸カリウム1,1−ジオキシド1.08
gのジメチルホルムアミド12ml懸濁液にビス−ク
ロロメチル硫酸1.6gを加え、混合物を室温で45
分間撹拌する。酢酸エチル50mlで希釈した後、混
合物を水、次いで炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄し、乾燥した後、減圧下に蒸発させて油状物を
得た。これをシリカゲルによるクロマトグラフイ
により精製して製造例3の化合物と同一の所望化
合物を得た。 製造例 9 6α−クロロペニシラン酸クロロメチルエステ
ル1,1−ジオキシドの製造:− 製造例3においてペニシラン酸1,1−ジオキ
シドの代りに6α−クロロペニシラン酸1,1−
ジオキシドを用い同様の手順を繰り返して粘稠油
状の6α−クロロペニシラン酸クロロメチルエス
テル1,1−ジオキシドを得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.48(s、
3H;2−CH 3)、1.64(s、3H;2−CH
3)、4.47(s、1H;3−H)、4.68(d、J=
1.5Hz、1H;6−H)、5.17(d、J=1.5Hz、
1H;5−H)および5.81(ABq、J=6Hz、
2H;OCH 2Cl)ppm。テトラメチルシランを内
部基準に用いた。 製造例 10 ペニシラン酸ヨードメチルエステル1,1−ジ
オキシドの製造:− ペニシラン酸クロロメチルエステル1,1−ジ
オキシド5.6g(20ミリモル)のアセトン45ml溶
液にヨー化ナトリウム9gを加え、混合物を室温
で16時間撹拌する。沈殿した塩化ナトリウム1.15
gを取し、溶媒を減圧下に留去し、得られた残
渣を酢酸エチル−エーテル(1:1)で処理す
る。不溶のヨー化ナトリウム6gを去し、液
を減圧下に蒸発させる。 油状残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフ
イ(溶離液酢酸エチル−n−ヘキサン4:6)で
精製し、エーテルから結晶化して無色結晶の標記
化合物を得た。融点101〜102℃。 製造例 11 6β−アミノペニシラン酸1,1−ジオキシド
水和物の製造:− A 6β−ベンジルオキシカルボニルアミノペニ
シラン酸1,1−ジオキシドの製造:− 6β−ベンジルオキシカルボニルアミノペニシ
ラン酸63.5gおよび炭酸水素カリウム18.1gの水
1125ml溶液に撹拌しながら0℃で過マンガン酸カ
リ38gの水915ml溶液をゆつくり(約45分間にわ
たり)加える。酸化中、希硫酸を加えて反応混合
物のPHを6.5に保つ。不溶物を去し、液をエ
チルエーテルで抽出する。得られた水相を再び
過し、酢酸エチル600mlを加えた後、撹拌してPH
2.5に酸性化する。有機相を分離し、水相をさら
に酢酸エチル(2×300ml)で抽出する。酢酸エ
チル抽出物を合して乾燥した後、減圧下に蒸発さ
せる。残渣を酢酸エチル(250ml)−石油エーテル
(500ml)から再結晶化して純品を得た。融点153
〜154℃。〔α〕20 D=+146.9゜(c=1、96%エタ
ノール)。 B 6β−アミノペニシラン酸1,1−ジオキシ
ド水和物の製造:− 6β−ベンジルオキシカルボニルアミノペニシ
ラン酸1,1−ジオキシド15.3gおよび炭酸水素
カリウム4gの水160ml溶液を過し、10%Pd/
BaSO45g上でやや加圧下に4時間水素添加す
る。過し、エチルエーテル100mlで抽出した
後、氷冷水溶液のPHを2.5に調節する。形成され
た沈殿を取し、水洗し、風乾する。ジメチルホ
ルムアミド−水から再結晶化して純一水和物を得
た。融点199〜200℃(分解)。〔α〕20 D=252.9゜
(c=1、ジメチルホルムアミド)。 製造例 12 1,1−ジオキソペニシラン酸クロロメチルエ
ステルの製造:− 1,1−ジオキソペニシラン酸カリウム2.7g
(10ミリモル)、炭酸水素カリウム6.0g(60ミリ
モル)、硫酸水素テトラブチルアンモニウム0.34
g(1ミリモル)、水10mlおよびジクロロメタン
15mlの混合物にクロロ硫酸クロロメチル1.5mlを
加える。30℃で1時間撹拌した後、混合物を過
し、有機相を分離して硫酸ナトリウムで乾燥す
る。2−プロパノール25mlで希釈した後、溶液を
減圧下に約10mlまで濃縮し、5℃で1時間放置す
る。結晶を取し、冷2−プロパノールで洗浄
し、減圧乾固して無色結晶標記化合物を得た。融
点94〜96℃。 製造例 13 1,1−ジオキソペニシラン酸1−クロロエチ
ルエステルの製造:− 1,1−ジオキソペニシラン酸カリウム40.7g
(0.15モル)、硝酸銀25.5g(0.15モル)、酸化銀
7.5g、アセトニトリル750mlの混合物に1−クロ
ロ−1−ヨードエタン42mlを加える。室温で48時
間撹拌した後、銀塩を去し、液を減圧下に乾
固する。残渣を酢酸エチル200mlに溶解し、溶液
を塩化ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、過、乾
燥した後、減圧下に蒸発させる。残渣をシリカゲ
ルでクロマトグラフイ(溶離液ヘキサン−酢酸エ
チル3:2)に対して2種のジアステレオマーの
結晶混合物として標記化合物を得た。融点130〜
132℃。 製造例 14 1,1−ジオキソペニシラン酸1−ヨードエチ
ルエステルの製造:− 1,1−ジオキソペニシラン酸1−クロロエチ
ルエステル30g(約0.1モル)のアセトン100ml溶
液にヨー化ナトリウム30g(0.2モル)を加え、
混合物を室温で3日間撹拌する。チオ硫酸ナトリ
ウム水溶液を加え、減圧下にアセトンを除去す
る。分離した油状物を酢酸エチルに溶解し、溶液
を水洗し、乾燥した後、減圧下に蒸発する。残留
油状物をシリカゲルでクロマトグラフイ(溶離液
ヘキサン−酢酸エチル3:1)に付して1−ヨー
ドエチルおよび1−クロロエチルエステルのジア
ステレオマー結晶混合物を得た。融点134〜136
℃。混合物は、ヨー素の微量分析によればヨード
化合物を40%含有していた。 製造例 15 6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステ
ルの製造:− 6β−ブロモペニシラン酸カリウム0.96g(3
ミリモル)および炭酸水素カリウム1.80g(18ミ
リモル)の水9mlおよび酢酸エチル9ml溶液に撹
拌しながら硫酸水素テトラブチルアンモニウム
0.10g(0.3ミリモル)を、次いでクロロ硫酸ク
ロロメチル0.45ml(4.5ミリモル)を加え、混合
物を室温で1.5時間撹拌する。有機相を分離し、
水相を酢酸エチル9mlで再抽出する。有機相を合
し、水(2×5ml)で洗浄し、乾燥した後、減圧
下に約5mlまで濃縮する。濃縮液をシリカゲルの
乾式カラムクロマトグラフイ(溶離液石油エーテ
ル−酢酸エチル9:1)に付してほとんど無色油
状の純6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエ
ステルを得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.54(s、
3H;2−CH 3)、1.70(s、3H;2−CH
3)、4.54(s、1H;3−H)、5.35および5.59
(2d、J=4Hz、2H;5−Hおよび6−H)およ
び5.77(ABq、J=5Hz、2H;OCH 2Cl)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 16 6β−ブロモペニシラン酸ヨードメチルエステ
ルの製造:− 6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステ
ル0.82g(2.5ミリモル)のアセトン5ml溶液に
ヨー化ナトリウム0.75g(5.0ミリモル)を加
え、光を遮断した後、混合物を室温で24時間撹拌
する。沈殿した塩化ナトリウムを去し、アセト
ン(2×1ml)で洗浄し、液を減圧下に蒸発さ
せて油状残渣を得る。これを酢酸エチル20mlに溶
解し、得られた溶液を水洗(2×10ml)し、硫酸
マグネシウムで乾燥した後、減圧下に約5mlまで
濃縮する。次いで、シリカゲルのカラムクロマト
グラフイに付し、石油エーテル−酢酸エチル
(9:1)で溶離する。薄層クロマトグラフイに
より純標記化合物を含んでいることが示された留
分を合し、減圧下に蒸発させてやや黄色油状の6
β−ブロモペニシラン酸ヨードメチルエステルを
得た。 NMRスペクトル:δ=1.55(s、3H;2−C
H 3)、1.69(s、3H;2−CH 3)、4.50(s、
1H;3−H)、5.34および5.57(2d、J=4Hz、
2H;5−Hおよび6−H)および(ABq、J=
5Hz、2H;OCH 2I)ppm。テトラメチルシラン
を内部基準として用いた。 製造例 17 1,1−ジオキソ−6β−(2,6−ジメトキ
シベンズアミド)ペニシラン酸クロロメチルエ
ステルの製法:− 1,1−ジオキソ−6β−(2,6−ジメトキ
シベンズアミド)ペニシラン酸(メチシリンスル
ホン)6.2g(15ミリモル)、炭酸水素カリウム
8.7g(87ミリモル)、硫酸水素テトラブチルアン
モニウム0.51g(1.5ミリモル)、水15mlおよびジ
クロロメタン15mlの混合物にクロロ硫酸クロロメ
チル1.8ml(18ミリモル)を室温で20分間にわた
り加える。 さらに15分間撹拌した後、有機相を分離し、乾
燥した後、減圧下に蒸発させて油状物を得る。こ
れを96%エタノールから結晶化して無色結晶を得
た。融点142〜143℃(分解)。アセトン−水から
2回再結晶化して純品を得た。融点154〜155℃
(分解)。〔α〕20 D=+195゜(c=1、CHCl3)。 製造例 18 1,1−ジオキソ−6β−(2,6−ジメトキ
シベンズアミド)ペニシラン酸ヨードメチルエ
ステルの製造:− 1,1−ジオキソ−6β−(2,6−ジメトキ
シベンズアミド)ペニシラン酸クロロメチルエス
テル2.31g(5ミリモル)のアセトン10ml溶液に
ヨー化ナトリウム3g(20ミリモル)を加え、混
合物を室温で一夜撹拌する。水を加えて標記化合
物を結晶として沈殿させ、取し、減圧下に乾燥
する。融点153〜156℃(分解)。 生成物をアセトンと96%エタノールの混合物に
溶解し、アセトンを減圧下に除去し、所望の化合
物を結晶化させる。この手順を繰り返して融点
169〜170℃(分解)の化合物を得た。〔α〕20 D=+
197゜(c=1、CHCl3)。 製造例 19 1,1−ジオキソ−6α−クロロペニシラン酸
クロロメチルエステルの製造:− 製造例15において6β−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに1,1−ジオキソ−6α−クロロ
ペニシラン酸カリウムを用い同様の手順を繰り返
し、エーテル−ジイソプロピルエーテルから結晶
化して無色結晶の標記化合物を得た。融点111〜
113℃。〔α〕20 D=+210゜(c=0.5、CHCl3)。 製造例 20 1,1−ジオキソ−6α−クロロペニシラン酸
ヨードメチルエステルの製造:− 製造例16において6β−ブロモペニシラン酸ク
ロロメチルエステルの代りに1,1−ジオキソ−
6α−クロロペニシラン酸クロロメチルエステル
を用い同様の手順を繰り返して無色泡状標記化合
物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.49(s、
3H;2−CH 3)、1.62(s、3H;2−CH
3)、4.41(s、1H;3−H)、4.66および5.16
(2d、J=1.5Hz、2H;5−Hおよび6−H)お
よび6.01(ABq、J=5Hz、2H;OCH 2I)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 21 1,1−ジオキソ−6α−ブロモペニシラン酸
クロロメチルエステルの製造:− 製造例15において6β−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに1,1−ジオキソ−6α−ブロモ
ペニシラン酸カリウムを用い同様の手順を繰り返
し、エーテル−ジイソプロピルエーテルから結晶
化して無色結晶標記化合物を得た。融点92〜93
℃。〔α〕20 D=+185゜(c=1、CHCl3)。 製造例 22 1,1−ジオキソ−6α−ブロモペニシラン酸
ヨードメチルエステルの製造:− 製造例16において6β−ブロモペニシラン酸ク
ロロメチルエステルの代りに1,1−ジオキソ−
6α−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステル
を用い同様の手順を繰り返して標記化合物を得
た。該化合物は結晶化しなかつた。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.49(s、
3H;2−CH 3)、1.63(s、3H;2−CH
3)、4.41(s、1H;3−H)、4.70および5.16
(2d、J=1.5Hz、2H;5−Hおよび6−H)お
よび6.01(ABq、J=5Hz、2H;OCH 2I)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 23 6β−ヨードペニシラン酸クロロメチルエステ
ルの製造:− 製造例15において6β−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに6β−ヨードペニシラン酸カリウ
ムを用いて同様の手順を繰り返してやや黄色油状
標記化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.52(s、
3H;2−CH 3)、1.71(s、3H;2−CH
3)、4.55(s、1H;3−H)、5.40および5.63
(2d、J=3.5Hz、2H;5−Hおよび6−H)お
よび5.78(ABq、J=5.5Hz、2H;OCH 2Cl)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 24 6β−ヨードペニシラン酸ヨードメチルエステ
ルの製造:− 製造例16において6β−ブロモペニシラン酸ク
ロロメチルエステルの代りに6β−ヨードペニシ
ラン酸クロロメチルエステルを用いて同様の手順
を繰り返して黄色油状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.53(s、
3H;2−CH 3)、1.70(s、3H;2−CH
3)、4.53(s、1H;3−H)、5.39および5.61
(2d、J=3.5Hz、2H;5−Hおよび6−H)お
よび6.00(ABq、J=5.5Hz、2H;OCH 2I)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 25 6β−クロロペニシラン酸クロロメチルエステ
ルの製造:− 製造例15において6β−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに6β−クロロペニシラン酸カリウ
ムを用い同様の手順を繰り返して無色油状標記化
合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.53(s、
3H;2−CH 3)、1.69(s、3H;2−CH
3)、4.54(s、1H;3−H)、5.24および5.62
(2d、J=4Hz、2H;5−Hおよび6−H)およ
び5.80(ABq、J=5Hz、2H;OCH 2Cl)
ppm。テトラメチルシランを内部基準として用
いた。 製造例 26 6β−クロロペニシラン酸ヨードメチルエステ
ルの製法:− 製造例16において6β−ブロモペニシラン酸ク
ロロメチルエステルの代りに6β−クロロペニシ
ラン酸クロロメチルエステルを用い同様の手順を
繰り返してやや黄色油状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.52(s、
3H;2−CH 3)、1.69(s、3H;2−CH
3)、4.52(s、1H;3−H)、5.22および5.58
(2d、J=4Hz、2H;5−Hおよび6−H)およ
び5.99(ABq、J=5Hz、2H;OCH 2I)ppm。
テトラメチルシランを内部基準として用いた。 製造例 27 6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエステ
ルの製法− A 6,6−ジブロモペニシラン酸クロロメチル
エステルの製法:− 製造例15において6β−ブロモペニシラン酸カ
リウムの代りに6,6−ジブロモペニシラン酸カ
リウムを用い同様の手順を繰り返してやや黄色油
状物を得、これをエーテル−ジイソプロピルエー
テルから結晶化した。融点105〜107℃。〔α〕20 D=
+206゜(c=0.5、CHCl3)。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.54(s、
3H;2−CH 3)、1.66(s、3H;2−CH
3)、4.60(s、1H;3−H)、5.80(ABq、J=
5Hz、2H;OCH 2Cl)および(s、1H;5−
H)ppm。テトラメチルシランを内部基準とし
て用いた。 B 6β−ブロモペニシラン酸クロロメチルエス
テルの製法:− 6,6−ジブロモペニシラン酸クロロメチルエ
ステル1.63g(4ミリモル)の乾燥ベンゼン40ml
溶液に撹拌しながら0℃でトリ−n−ブチルチン
水素化物1.16g(4ミリモル)を加える。室温で
18時間撹拌した後、混合物を減圧下に蒸発させ
る。油状残渣をシリカゲルの乾式カラムクロマト
グラフイ(溶離液石油エーテル−酢酸エチル85:
15)に対して精製し、やや黄色油状の純6β−ブ
ロモペニシラン酸クロロメチルエステルを得た。 NMRスペクトルは製造例15で得られた化合物
のものと同一であつた。 製造例 28 1,1−ジオキソペニシラン酸ブロモメチルエ
ステルの製法:− 臭化ナトリウム1.0gのN,N−ジメチルホル
ムアミド10ml溶液に1,1−ジオキソペニシラン
酸クロロメチルエステル0.28g(1ミリモル)を
加え、混合物を室温で20寺間撹拌する。酢酸エチ
ル50mlで希釈した後、混合物を水洗(4×10ml)
し、乾燥した後、減圧下に蒸発させる。残渣をシ
リカゲルのカラムクロマトグラフイにより精製し
て黄色油状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.49(s、
3H;2−CH 3)、1.64(s、3H;2−CH
3)、3.52(m、2H;6−H)、4.47(s、1H;
3−H)、4.75(m、1H;5−H)および5.98
(ABq、J=4.5Hz、2H;OCH 2Br)ppm。テト
ラメチルシランを内部基準として用いた。 次に実施例を示し本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例 1 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− A 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシ
ラノイルオキシメチルエステルの製法:− 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸クロロメチルエステル2.54g
(6ミリモル)のジメチルホルムアミド35ml溶液
にペニシラン酸カリウム1,1−ジオキシド1.63
g(6ミリモル)を滴加し、混合物を室温で20時
間撹拌する。酢酸エチル140mlで希釈した後、混
合物を水洗(4×35ml)し、次いで塩化ナトリウ
ム飽和水溶液20mlで洗浄した後、有機相を乾燥
し、減圧下に蒸発させる。得られた黄色油状残渣
をシリカゲルの乾式カラムクロマトグラフイ(溶
離液シクロヘキサン−酢酸エチル1:1)により
精製して黄色油状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.43(s、
3H;2−CH 3)、1.52(s、3H;2−CH
3)、1.59(s、3H;2−CH 3)、1.66(s、
3H;2−CH 3)、3.48(d、J=3Hz、2H;6
α−Hおよび6β−H)、4.44(s、1H;3−
H)、4.51(s、1H;3−H)、4.63(t、J=3
Hz、1H;5−H)、5.13(s、1H;CHN3)、
5.65(m、2H;5−Hおよび6−H)、5.92
(s、2H;OCH 2O)および7.48(s、5H;芳香
族CH)ppm。テトラメチルシランを内部基準
として用いた。 B 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシ
ラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製法:
− 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラノ
イルオキシメチルエステル1.77g(2.85ミリモ
ル)の酢酸エチル25ml溶液を、ガス導入/排出
管、ガラス−カロメル電極および自動滴定器によ
り制御されたビユレツトを備えた三ツ口フラスコ
に仕込む。水20mlおよび10%パルジウム/炭素触
媒1.77gを加え、系を窒素で満す。次いで懸濁液
に撹拌しながら水素を吹き込む。この間、自動滴
定器により0.5N塩酸を加えて水相のPHを2.5に保
つておく。酸の消費が終了した時、フラスコを全
水素が除去されるまで窒素で置換し、次いで触媒
を去する。水相を分離し、凍結乾燥して無色泡
状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.38(s、
6H;2−CH 3)、1.46(s、3H;2−CH
3)、1.58(s、3H;2−CH 3)、3.56(m、
2H;;6α−Hおよび6β−H)、4.60(s、
1H;3−H)、4.63(s、1H;3−H)、5.03
(m、1H;5−H)、5.27(s、1H;CH−
NH2)、5.53(s、2H;5−Hおよび6−H)、
5.97(bs、1H;OCH 2O)および7.53(s、5H;
芳香族CH)ppm。テトラメチルシランを外部
基準として用いた。 実施例 2 6−[D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸1,1−
ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステル
塩酸塩の製造:− A 6−〔N−(ベンジルオキシカルボニル)−D
−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフエニ
ル)アセトアミド〕ペニシラン酸1,1−ジオ
キソペニシラノイルオキシメチルエステルの製
造:− ペニシラン酸クロロメチルエステル1,1−ジ
オキシド1.41g(5ミリモル)(またはより短い
反応時間で得られる対応するヨードメチルエステ
ル等量)のジメチルホルムアミド25ml溶液に6−
〔N−(ベンジルオキシカルボニル)−D−α−ア
ミノ−α−(p−ヒドロキシフエニル)アセトア
ミド〕ペニシラン酸カリウム2.46g(5ミリモ
ル)を加え、混合物を室温で18時間撹拌する。酢
酸エチル100mlで希釈した後、混合物を水洗(4
×25ml)し、乾燥し、減圧下に蒸発させる。油状
残渣をシリカゲルの乾式カラムクロマトグラフイ
(溶離液酢酸エチル−石油エーテル8:2)によ
り精製して黄色油状標記化合物を得た。 B 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシ
フエニル)アセトアミド〕ペニシラン酸1,1
−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステ
ル塩酸塩の製造:− 上記Aで得た化合物のベンジルオキシカルボニ
ル保護基を、実施例1Bに記載の方法により常圧
で水素化して脱離して無色無定形標記化合物を得
た。 実施例 3 A 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1−(1,1−ジオキソ
ペニシラノイルオキシ)エチルエステル塩酸塩
の製造:− 実施例1Aにおいて対応するクロロメチルエス
テルの代りに6−(D−α−アジド−α−フエニ
ルアセトアミド)ペニシラン酸α−クロロエチル
エステルを用い同様の手順を繰り返して6−(D
−α−アジド−α−フエニルアセトアミド)ペニ
シラン酸1−(1,1−ジオキソペニシラノイル
オキシ)メチルエステルを得た。 B 実施例1Bにおいて6−(D−α−アジド−α
−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1,1
−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステ
ルの代りに6−(D−α−アジド−α−フエニ
ルアセトアミド)ペニシラン酸1−(1,1−
ジオキソペニシラノイルオキシ)エチルエステ
ルを用いて無定形6−(D−α−アミノ−α−
フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1−
(1,1−ジオキソペニシラノイルオキシ)エ
チルエステル塩酸塩を得た。 実施例 4 6−(D,L−α−カルボキシ−α−フエニル
アセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ
ペニシラノイルオキシメチルエステルナトリウ
ム塩の製造:− A 6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボニ
ル−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸
1,1−ジオキソペニシラノイルオキシメチル
エステルの製造:− 実施例2Aにおいて6−〔N−ベンジルオキシカ
ルボニル−D−α−アミノ−α−(ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸カリウムの
代りに6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボ
ニル−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸
ナトリウムを用い同様の手順を繰り返して標記化
合物を得た。 B 6−(D,L−α−カルボキシ−α−フエニ
ルアセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキ
ソペニシラノイルオキシメチルエステルナトリ
ウム塩の製造:− 6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボニル
−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1,
1−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステ
ル1.43g(2ミリモル)のエタノール20ml溶液に
10%パラジウム/炭素触媒を加え、混合物を常圧
で水素の消費が止まるまで水素化する。触媒を
去し、エタノールで洗浄し、液は減圧下に蒸発
させる。得られた油状残渣を酢酸エチル15mlに溶
解し、水15mlを加える。撹拌しながら0.2N水酸
化ナトリウム水溶液を加えて水相の見かけPHを
7.0に調節する。水相を分離し、凍結乾燥して黄
色泡状標記化合物を得た。 実施例 5 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸クラブラノイルオキシメチ
ルエステル塩酸塩の製造:− 実施例1Aにおいてペニシラン酸カリウム1,
1−ジオキシドの代りにグラブラン酸ナトリウム
を用い同様の手順を繰り返して黄色油状6−(D
−α−アジド−α−フエニルアセトアミド)ペニ
シラン酸クラブラノイルオキシメチルエステルを
得た。 この中間体を実施例1Bの方法により接触水素
添加して無定形粉状標記化合物を得た。 実施例 6 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ−6α−
クロロペニシラノイルオキシメチルエステル塩
酸塩の製造:− 実施例2Aにおいてペニシラン酸クロロメチル
エステル1,1−ジオキシドの代りに6α−クロ
ロペニシラン酸クロロメチルエステル1,1−ジ
オキシドを、6−〔N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)−D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフエ
ニル)アセトアミド〕ペニシラン酸カリウムの代
りに6−〔N−(1−N,N−ジメチルアミノカル
ボニルプロペン−2−イル)−D−α−アミノ−
α−フエニルアセトアミド〕ペニシラン酸トリエ
チルアンモニウムを用い同様の手順を繰り返して
6−〔N−(1−N,N−ジメチルアミノカルボニ
ルプロペン−2−イル)−D−α−アミノ−α−
フエニルアセトアミド〕ペニシラン酸1,1−ジ
オキソ−6α.クロロペニシラノイルオキシメチ
ルエステルを得た。 この中間体の保護基を酢酸エチル−水混合物
(1:1)中で酸触媒(PH約3)加水分解し、水
相を分離、凍結乾燥して無定形標記化合物を得
た。 実施例 7 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸6β−ブロモペニシラノイ
ルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− 実施例2Aにおいてペニシラン酸クロロメチル
エステル1,1−ジオキシドの代りに6β−ブロ
モペニシラン酸クロロメチルエステルを、6−
〔N−(ベンジルオキシカルボニル)−D−α−ア
ミノ−α−(p−ヒドロキシフエニル)アセトア
ミド〕ペニシラン酸カリウムの代りに6−〔N−
(1−N,N−ジメチルアミノカルボニルプロペ
ン−2−イル)−D−α−アミノ−α−フエニル
アセトアミド〕ペニシラン酸トリエチルアンモニ
ウムを用い同様の手順を繰り返して6−〔N−(1
−N,N−ジメチルアミノカルボニルプロペン−
2−イル)−D−α−アミノ−α−フエニルアセ
トアミド〕ペニシラン酸6β−ブロモペニシラノ
イルオキシメチルエステルを得た。 この中間体の保護基を酢酸エチル−水混合物
(1:1)中で酸触媒(PH約3)接触水素添加
し、水相を分離、凍結乾燥して無定形標記化合物
を得た。 実施例 8 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− A 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸テトラブチルアンモニウ
ムの製造:− 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸三水和物8.08g、硫酸水素テ
トラブチルアンモニウム6.9g、水20mlおよびジ
クロロメタン40mlの混合物に5℃に冷却し撹拌し
ながら2N水酸化ナトリウム水溶液20mlを加え
る。有機相を分離し、水相をジクロロメタン20ml
で抽出する。ジクロロメタン相を合し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧下に蒸発させて粘稠
油状物を得る。この油状物を酢酸エチル100mlに
溶解し、残留ジクロロメタンを減圧下に除去す
る。5℃で一夜放置した後、沈殿した結晶を採取
し、酢酸エチルで洗浄した後、減圧下に乾燥して
無色のやや吸湿性結晶の標記化合物を得た。融点
125〜130℃(分解)。 B 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシ
ラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:
− 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸ナトラブチルアンモニウム
2.95gの酢酸エチル20mlおよびジクロロメタン5
ml懸濁液に撹拌しながら1,1−ジオキソペニシ
ラン酸ヨードメチル1.9gの酢酸エチル10ml溶液
を加える。数分後、ほぼ透明な溶液が得られる。
減圧下にジクロロメタンを留去し、沈殿したヨー
化テトラブチルアンモニウムを去する。液か
ら標記化合物を1N塩酸を含んだ水相25ml(PH
3.0、5℃)に移し、さらに水相から0.5M炭酸水
素ナトリウム水溶液を含んだ有機相(酢酸エチル
25ml、PH7.0、5℃)にもどす。有機相を水洗
し、上記の手順で標記化合物を再び水相に移す。
水相にn−ブタノールを加え、減圧下に共沸させ
て無色結晶標記化合物を得た。融点175〜177℃
(分解)。〔α〕20 D=+201゜(c=1、水)。 実施例 9 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステルの製造:− 5℃に冷却した実施例8で得た化合物0.631g
の水10ml溶液に酢酸エチル10mlを加え、0.5M炭
酸水素ナトリウム水溶液を撹拌しながら加えて混
合物のPHを7.0に調節する。有機相を分離し、水
洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に
蒸発させて無色固体の標記化合物を得た。 IRスペクトル(KBr)は1780および1690cm-1に
強い吸収を示した。 実施例 10 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸1,1−
ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステル
塩酸塩の製造:− A 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシ
フエニル)アセトアミド〕ペニシラン酸テトラ
ブチルアンモニウムの製造:− 硫酸水素テトラブチルアンモニウム3.57g
(10.5ミリモル)の水10ml溶液に5℃に冷却し撹
拌しながらジクロロメタン−n−ブタノール混合
物(9:1)20mlを加え、次いで2N水酸化ナト
リウム水溶液を加えてPHを約3にする。アモキシ
シリン(6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロ
キシフエニル)アセトアミド〕ペニシラン酸)三
水和物4.2g(10ミリモル)を加え、2N水酸化ナ
トリウム水溶液を加えてPHを9に調節する。有機
相を分離し、水相をジクロロメタン−n−ブタノ
ール(9:1)10mlで2回抽出する。抽出物を合
し、減圧下に濃縮して粘稠油状物を得る。残渣を
酢酸エチル50mlに溶解し、こすつて
(scratching)結晶化し、5℃で2時間放置した
後、結晶を取し、洗浄、乾燥して標記化合物を
得た。融点148〜151℃(分解)。 B 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシ
フエニル)アセトアミド〕ペニシラン酸1,1
−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステ
ル塩酸塩の製造:− 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸テトラブチ
ルアンモニウム0.606g(1ミリモル)のアセト
ニトリル5ml溶液に5℃に冷却し撹拌しながら
1,1−ジオキソペニシラン酸0.373g(1ミリ
モル)のアセトニトリル2ml溶液を加える。5℃
で10分間撹拌した後、酢酸エチル50mlを加え、溶
媒を減圧下に除去する。残渣を酢酸エチル20mlに
溶解し、結晶化したヨー化テトラブチルアンモニ
ウムを去する。液に水10mlを加え、1N塩酸
でPHを3に調節する。水相を分離し、凍結乾燥し
て無色粉状標記化合物を得た。 NMRスペクトル〔(CD3)2SO〕:δ=1.37
(s、6H;2−CH 3)、1.50(s、6H;2−C
H 3)、3.46(m、2H;6α−Hおよび6β−
H)、4.46(s、1H;3−H)、4.57(s、1H;
3−H)、5.04(bs、1H;CHNH2)、5.27(m、
1H;5−H)、5.58(m、2H;5−Hおよび6−
H)、5・96(bs、2H;OCH 2O)、6.87および
7.37(2d、J=8.5Hz、4H;芳香族CH)ppm。
テトラメチルシランを内部基準として用いた。 実施例 11 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1−(1,1−ジオキソペ
ニシラノイルオキシ)エチルエステル塩酸塩の
製造:− 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸テトラブチルアンモニウム
5.9g(10ミリモル)のジクロロメタン10mlおよ
び酢酸エチル40ml溶液に1,1−ジオキソペニシ
ラン酸1−ヨードエチルエステル10.55g(純度
40%、4.22g(10.9ミリモル)に相当)の酢酸エ
チル30ml溶液を加える。透明溶液に直ちにヨー化
テトラブチルアンモニウムの種結晶を加え、ジク
ロロメタンを減圧下に留去して分離したヨー化テ
トラブチルアンモニウムを去する。液から標
記化合物を1N塩酸を含んだ水相50ml(PH3.0、5
℃)に移し、さらに水相から炭酸水素ナトリウム
を含んだ有機相(酢酸エチル50ml、PH7.0、5
℃)にもどす。有機相を水洗し、標記化合物を上
記の手順で再び水相に移す。水相を凍結乾燥して
無色粉状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.38(s、
6H;2−CH 3)、1.43(s、3H;2−CH
3)、1.55(s、3H;2−CH 3)、1.56(d、
3H;CHCH 3)、3.50(m、2H;6α−Hおよ
び6β−H)、4.53(s、1H;3−H)、4.55およ
び4.59(2s、1H;3−H)、4.96(m、1H;5−
H)、5.26(s、1H;CHNH2)、5.51(s、
2H;5−Hおよび6−H)、6.95(m、1H;CH
CH3)および7.51(s、5H;芳香族CH)ppm。 実施例 12 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸6β−ブロモペニシラノイ
ルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸テトラブチルアンモニウム
0.82g(1.4ミリモル)の酢酸エチル2.8mlおよび
ジクロロメタン1.4ml混合物溶液に撹拌しながら
6β−ブロモペニシラン酸ヨードメチル0.60g
(1.4ミリモル)の酢酸エチル5.6ml溶液を加え
る。室温で数分間撹拌すると、ヨー化テトラブチ
ルアンモニウムの結晶が沈殿し始める。反応混合
物からジクロロメタンを減圧留去し、結晶を去
し、酢酸エチル(2×2.5ml)で洗浄する。液
を水5mlで洗浄し、有機相に蒸留水10mlを加えた
後、1N塩酸を撹拌しながら加えて水相のPHを3.1
に調節する。水相を分離し、凍結乾燥して無色泡
状標記化合物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.34(s、
3H;2−CH 3)、1.36(s、3H;2−CH
3)、1.43(s、3H;2−CH 3)、1.58(s、
3H;2−CH 3)、4.54(s、1H;3−H)、
4.75(s、1H;3−H)、5.24(s、1H;CH
NH2)、5.46〜5.62(m、4H;5−Hおよび6−
H)、5.88(bs、2H;OCH 2O)および7.47
(s、5H;芳香族CH)ppm。 実施例 13 6−〔D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ−6α−
クロロ−ペニシラノイルオキシメチルエステル
塩酸塩の製造:− 実施例12において6β−ブロモペニシラン酸ヨ
ードメチルエステルの代りに1,1−ジオキソ−
6α−クロロペニシラン酸ヨードメチルエステル
を用い同様の手順を繰り返して無色泡状標記化合
物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.35(s、
6H;2−CH 3)、1.41(s、3H;2−CH
3)、1.53(s、3H;2−CH 3)、4.57(s、
1H;3−H)、4.73(s、1H;3−H)、5.08
(s、1H;5−Hまたは6−H)、5.26(s、
1H;CHNH2)、5.34(s、1H;5−Hまたは6
−H)、5.49(s、2H;5−Hおよび6−H)、
5.94(b、2H;OCH 2O)および7.49(s、5H;
芳香族CH)ppm。 実施例 14 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− A 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ−6α
−ブロモペニシラノイルオキシメチルエステル
塩酸塩の製造:− 実施例12において6β−ブロモペニシラン酸ヨ
ードメチルエステルの代りに1,1−ジオキソ−
6α−ブロモペニシラン酸ヨードメチルエステル
を用い同様の手順を繰り返して無色泡状標記化合
物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.36(s、
6H;2−CH 3)、1.41(s、3H;2−CH
3)、1.54(s、3H;2−CH 3)、4.57(s、
1H;3−H)、4.71(s、1H;3−H)、5.09
(s、1H;5−Hまたは6−H)、5.27(s、
1H;CHNH2)、5.35(s、1H;5−Hまたは6
−H)、5.50(s、2H;5−Hおよび6−H)、
5.95(b、2H;OCH 2O)および7.50(s、5H;
芳香族CH)ppm。 B 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシ
ラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:
− 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ−6α−ブ
ロモペニシラノイルオキシメチルエステル(対応
する塩酸塩1.36gから遊離)の酢酸エチル50ml溶
液に水25mlおよび10%パラジウム/炭素触媒0.7
gを加え、混合物を水素雰囲気中で40分間振とう
する。触媒を去した後、1N塩酸を加えて水相
のPHを2.5に調節する。液から標記化合物を炭
酸水素カリウム水溶液を含んだ有機相(酢酸エチ
ル25mlPH7.0、5℃)に移し、さらに1N塩酸を含
んだ新鮮水相(PH2.7)にもどす。水相を凍結乾
燥して無色粉状標記化合物を得た。 NMRスペクトルは実施例1で得られた化合物
のものと同一であつた。 実施例 15 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸6β−ヨードペニシラノイ
ルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− 実施例12において6β−ブロモペニシラン酸ヨ
ードメチルエステルの代りに6β−ヨードペニシ
ラン酸ヨードメチルエステルを用いて無色泡状標
記化合物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.33(s、
3H;2−CH 3)、1.38(s、3H;2−CH
3)、1.45(s、3H;2−CH 3)、1.60(s、
3H;2−CH 3)、4.56(s、1H;3−H)、
4.74(s、1H;3−H)、5.22(s、1H;CH
NH2)、5.3〜5.7(m、4H;5−Hおよび6−
H)、5.92(bs、2H;OCH 2O)および7.49
(s、5H:芳香族CH)ppm。 実施例 16 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸6β−クロロペニシラノイ
ルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− 実施例12において6β−ブロモペニシラン酸ヨ
ードメチルエステルの代りに6β−クロロペニシ
ラン酸ヨードメチルエステルを用い同様の手順を
繰り返して無色泡状標記化合物を得た。 IRスペクトルは1790〜1770および1690cm-1に強
い吸収を示した。 実施例 17 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸クラブラノイルオキシメチ
ルエステル塩酸塩の製造:− A 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸ヨードメチルエステルの
製造:− 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸クロロメチルエステル1.32g
(3ミリモル)のアセトン25ml溶液にヨー化ナト
リウム1.80g(12ミリモル)を加え、混合物を室
温で18時間撹拌する。沈殿を去し、液を減圧
下に蒸発させる。残渣を酢酸エチル25mlで抽出
し、抽出物を約3mlに濃縮した後、シリカゲルの
カラムクロマトグラフイに付し、ヘキサン−酢酸
エチル(1:1)で溶離した。所望化合物を含む
画分を合し、減圧下に蒸発させて黄色油状標記化
合物を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.58(s、
3H;2−CH 3)、1.67(s、3H;2−CH
3)、4.47(s、1H;3−H)、5.13(s、1H;
CHN3)、5.52〜5.82(m、2H;5−Hおよび6
−H)、6.00(ABq、2H;OCH 2I)、7.4(s、
5H;芳香族CH)および7.0〜7.4(m、1H;
CONH)ppm。テトラメチルシランを内部基準
として用いた。 B 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸クラブラノイルオキシメ
チルエステルの製造:− 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸ヨードメチルエステル0.378
g(0.73ミリモル)のリン酸ヘキサメチルトリア
ミド3.8ml溶液にクラブラン酸リチウム0.09g
(0.44ミリモル)を加え、混合物を室温で1時間
撹拌する。混合物を酢酸エチル90mlで希釈し、水
(3×20ml)、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液
(10ml)で洗浄し、乾燥した後、減圧下に蒸発さ
せる。得られた黄色油状残渣をシリカゲルのカラ
ムクロマトグラフイに付し、ヘキサン−酢酸エチ
ル(1:4)で溶離してやや黄色泡状標記化合物
を得た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.51(s、
3H;2−CH 3)、1.64(s、3H;2−CH
3)、3.11(d、J=17Hz、1H;6−H)、3.51
(dd、J1=17Hz、J2=3Hz、1H;6−H)、4.25
(d、J=7Hz、2H;CH 2OH)、4.51(s、
1H;3−H)、4.92(m、1H;=CH−)、5.13
(s、1H;5−H)、5.13(s、1H;3−H)、
5.5〜5.8(m、3H;5−H、6−HおよびCH
N3)、5.89(ABq、2H;OCH 2O)、7.16(d、J
=8.5Hz、1H;CONH)および7.41(m、5H;芳
香族CH)ppm。テトラメチルシランを内容基
準として用いた。 C 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸クラブラノイルオキシメ
チルエステル塩酸塩の製造:− 6−(D−α−アジド−α−フエニルアセトア
ミドペニシラン酸クラブラノイルオキシメチルエ
ステル0.13g(0.22ミリモル)の酢酸エチル20ml
溶液を、ガス導入/排出口、ガラス−カロメル電
極およびビユレツトを備えた三ツ口フラスコに仕
込む。水20mlおよび10%パラジウム/炭素触媒
0.13gを加え、系を窒素で満す。混合物に撹拌し
ながら水素を通じ、同時に0.1N塩酸を加えてPH
を2.5に保つ。酸の消費が終わつたならばフラス
コを窒素で満し、触媒を去する。水相を分離
し、去し、凍結乾燥して無色粉状標記化合物を
得た。 NMRスペクトル〔(CD3)2SO〕:δ=1.30
(s、3H;2−CH 3)、1.44(s、3H;2−C
H 3)、3.12(d、J=17Hz、1H;6−H)、3.65
(dd、J1=17Hz、J2=3Hz、1H;6−H)、4.00
(m、2H;CH 2OH)、4.42(s、1H;3−H)、
4.75(m、1H;−CH= )、5.15(bs、1H;3
−H)、5.40〜5.75(m、3H;5−H、6−Hお
よびCHNH2)、5.85(ABq、2H;OCH 2O)、
7.50(m、5H;芳香族CH)および9.45(d、J
=7Hz、1H;CONH)ppm。テトラメチルシラ
ンを内部基準として用いた。 実施例 18 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸クラブラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− A 6−〔N−ベンジルオキシカルボニル−D−
α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフエニル)
アセトアミド〕ペニシラン酸クロロメチルエス
テルの製造:− 6−〔N−ベンジルオキシカルボニル−D−α
−アミノ−α−(p−ヒドロキシフエニル)アセ
トアミド〕ペニシラン酸カリウム2.46g(5ミリ
モル)のN,N−ジメチルホルムアミド25ml懸濁
液にクロロヨードメタン2.18ml(30ミリモル)を
加え、混合物を室温で3時間撹拌する。酢酸エチ
ル100mlで希釈した後、混合物を水洗(4×25
ml)し、乾燥し、減圧下に蒸発させる。残渣をシ
リカゲルのカラムクロマトグラフイに付し、酢酸
エチル−ヘキサン(1:1)で溶離して黄色油状
標記化合物を得た。 B 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシ
フエニル)アセトアミド〕ペニシラン酸クラブ
ラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:
− 実施例17A,17Bおよび17Cにおいて6−(D−
α−アジド−α−フエニルアセトアミド)ペニシ
ラン酸クロロメチルエステルの代りに6−〔N−
ベンジルオキシカルボニル−D−α−アミノ−α
−(p−ヒドロキシフエニル)アセトアミド〕ペ
ニシラン酸クロロメチルエステルを用い同様の手
順を繰り返し、凍結乾燥して無色粉状標記化合物
を得た。 IRスペクトル(KRr)は1775および1690cm-1に
強い吸収を示した。 実施例 19 6−(D,L−α−カルボキシ−α−フエニル
アセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ
ペニシラノイルオキシメチルエステルナトリウ
ム塩の製造:− A 6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボニ
ル−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸
1,1−ジオキソペニシラノイルオキシメチル
エステルの製造:− 6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボニル
−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸ナト
リウム0.98g(2ミリモル)のN,N−ジメチル
ホルムアミド10ml溶液にペニシラン酸ヨードメチ
ルエステル1,1−ジオキシド0.75g(2ミリモ
ルを加え、混合物を室温で30分間撹拌する。酢酸
エチル50mlを加え、混合物を塩化カルシウム飽和
水溶液(3×12ml)で抽出し、乾燥した後、減圧
下に蒸発させる。油状残渣をシリカゲルのカラム
クロマトグラフイ(溶離液ヘキサン−酢酸エチル
1:1)により精製して黄色油状標記化合物を得
た。 NMRスペクトル(CDCl3):δ=1.4〜1.6
(m、12H;2−CH 3)、3.46(m、2H;6−
H)、4.4〜4.5(m、2H;3−HおよびCH
CO)、4.56〜4.65(m、2H;3−Hおよび5−
H)、5.19(s、2H;PhCH 2O)、5.4〜5.75
(m、2H;5−Hおよび6−H)、5.9(ABq、
2H;OCH 2O)、7.3(s、5H;芳香族CH)、
7.35(s、5H;芳香族CH)および7.5〜7.95
(m、1H;CONH)ppm。テトラメチルシラン
を内容基準として用いた。 B 6−(D,L−α−カルボキシ−α−フエニ
ルアセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキ
ソペニシラノイルオキシメチルエステルナトリ
ウム塩の製造:− 6−(D,L−α−ベンジルオキシカルボニル
−α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1,
1−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステ
ル1.0g(1.4ミリモル)の酢酸エチル25ml溶液に
水25mlおよび10%パラジウム/炭素触媒1.0gを
加え、混合物のPHを7.0に調節する。混合物に撹
拌しながら水素を通じ、混合物のPHは0.1N水酸
化ナトリウムを加えて7.0に調節する。塩基の消
費が止まつたならば(約1時間後)触媒を去
し、水相を分離、乾燥、凍結乾燥して無色粉状標
記化合物を得た。 NMR−スペクトル(D2O):δ=1.47(s、
3H;2−CH 3)、1.53(s、3H;2−CH
3)、1.63(s、6H;2−CH 3)、3.55(m、
2H;6−H)、4.12(s、1H;3−H)、4.17
(s、1H;3−H)、4.70(s、1H;CHCO)、
5.00(m、1H;5−H)、5.4〜5.7(m、2H;5
−Hおよび6−H)、6.00(bs、2H;OCH 2O)、
7.42(s、5H;芳香族CH)ppm。テトラメチ
ルシランを外部基準として用いた。 実施例 20 6β−アミノペニシラン酸1,1−ジオキソペ
ニシラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製
造:− A 6β−アミノペニシラン酸テトラブチルアン
モニウムの製造:− 6β−アミノペニシラン酸4.32g(20ミリモ
ル)、硫酸水素テトラブチルアンモニウム6.8g
(20ミリモル)、ジクロロメタン50mlおよび水20ml
の氷冷混合物に撹拌しながら水酸化ナトリウム
1.60g(40ミリモル)の水3.5ml溶液をゆつくり
加える。有機相を分離し、水相をジクロロメタン
(2×25ml)で抽出する。有機相を合して乾燥し
た後、減圧下に蒸発させて粘稠油状標記化合物を
得た。 IRスペクトル(CHCl3)は1760および1610cm-1
に強い吸収帯を示した。 B 6β−アミノペニシラン酸1,1−ジオキソ
ペニシラノイルメチルエステル塩酸塩の製造:
− 6β−アミノペニシラン酸テトラブチルアンモ
ニウム5.1g(11ミリモル)の酢酸エチル25ml溶
液にペニシラン酸ヨードメチルエステル1,1−
ジオキシド3.73g(10ミリモル)の酢酸エチルエ
ステル25ml溶液を加える。室温で15分間撹拌した
後、沈殿を去し、液を減圧下に蒸発させる。
残渣をセフアデツクス(Sephadex、商標)LH20
のカラムクロマトグラフイに付し、クロロホルム
−ヘキサン(65:35)で溶離して精製する。精製
物を酢酸エチル25mlに溶解し、水2.5mlを加え、
混合物のPHを2N塩酸の添加により2.0に調節す
る。 水相を分離し、凍結乾燥して無色粉状標記化合
物を得た。 NMRスペクトル(D2O):δ=1.52(s、
2H;2−CH 3)、1.60(s、3H;2−CH
3)、1.65(s、3H;2−CH 3)、1.76(s、
3H;2−CH 3)、3.52〜3.8(s、2H;6−
H)、4.78(s、1H;3−H)、4.90(s、1H;
3−H)、5.05〜5.25(m、1H;5−H)、5.20
(d、J=4Hz、1H;6−H)、5.78(d、J=
4Hz、1H;5−H)および6.08(bs、2H;OCH
2O)ppm。テトラメチルシランを外部基準とし
て用いた。 実施例 21 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− D−α−フエニルグリシルクロリド塩酸塩1.98
g(10ミリモル)のジクロロメタン25ml懸濁液に
0℃で撹拌しながら炭酸水素ナトリウム1.68g
(20ミリモル)、次いで6−アミノペニシラン酸
1,1−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエ
ステル3.98g(8ミリモル)を加える。0℃で
1.5時間激しく撹拌した後、混合物を減圧下に蒸
発させる。残渣を酢酸エチル25mlおよび炭酸水素
ナトリウム飽和水溶液25mlの氷冷混合物に溶解す
る。有機相を分離し、水20mlを加え、混合物のPH
を2N塩酸の添加により2.5に調節する。水相を分
離し、凍結乾燥して無定形粉末を得る。これをエ
タノール−ブタノン−2から結晶化して実施例8
で得た化合物と同一の化合物を得た。 実施例 22 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− A 6−〔N−(1−ジメチルアミノカルボニルプ
ロペン−2−イル)−D−α−アミノ−α−フ
エニルアセトアミド〕ペニシラン酸カリウムの
製造:− 6−〔N−(1−ジメチルアミノカルボニルプロ
ペン−2−イル)−D−α−アミノ−α−フエニ
ルアセトアミド〕ペニシラン酸トリエチルアンモ
ニウム27.3g(48ミリモル)のアセトン1000ml溶
液に2−エチルヘキサン酸カリウムのアセトン
2M溶液49mlを滴加する。室温で2時間撹拌した
後、沈殿を取し、メタノール−イソプロパノー
ルから再結晶化して標記化合物を得た。融点201
〜203℃(分解)。〔α〕20 D=+174゜(c=1、
水)。 B 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセト
アミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシ
ラノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:
− 6−〔N−(1−ジメチルアミノカルボニルプロ
ペン−2−イル)−D−α−アミノ−α−フエニ
ルアセトアミド〕ペニシラン酸カリウム5.49g
(11ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド
25ml氷冷溶液にペニシラン酸ヨードメチルエステ
ル1,1−ジオキシド3.73g(10ミリモル)を加
え、混合物を5℃で30分間撹拌する。酢酸エチル
100mlで希釈し、混合物を水(4×25ml)および
塩化ナトリウム飽和水溶液25mlで抽出する。有機
相を乾燥し、減圧下に初期体積の半分まで蒸発さ
せる。水25mlを加え、撹拌しながら2N塩酸を加
えて混合物の見かけPHを2.5に調節する。加水分
解中、このPH値をさらに塩酸を加えて保持する。
酸の消費が止まつたならば(約30分後)、水相を
分離し、凍結乾燥して生成物を得る。これをエタ
ノール−ブタノン−2から結晶化したところ実施
例8で得た化合物と同一であつた。 実施例 23 6−(D−α−アミノ−α−フエニルアセトア
ミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ−6β−
(2,6−ジメトキシベンズアミド)ペニシラ
ノイルオキシメチルエステル塩酸塩の製造:− 1,1−ジオキソ−6β−(2,6−ジメトキ
シベンズアミド)ペニシラン酸ヨードメチルエス
テル1.11g(2ミリモル)のジメチルホルムアミ
ド10ml氷冷溶液に6−(D−α−アミノ−α−フ
エニルアセトアミド)ペニシラン酸ナトリウム
0.75g(2ミリモル)を加える。得られた溶液を
氷浴中で30分間保ち、酢酸エチル40mlで希釈し、
水洗(4×40ml)する。有機相を水と共に撹拌
し、この間塩酸を加えてPHを2.5に保つておく。
水相を分離し、凍結乾燥して無色粉状標記化合物
を得た。 NMRスペクトル(CD3OD、内部基準テトラメ
チルシラン):δ=1.47(s、3H;2−CH
3)、1.50(s、6H;2−CH 3)、1.58(s、
3H;2−CH 3)、3.83(s、6H;OCH 3)、
4.50(s、1H;3−H)、4.69(s、1H;3−
H)、5.18(s、1H;CHNH2)、5.21(d、J=
4Hz、1H;5−H)、5.4〜5.8(m、2H;5−H
および6−H)、6.00(m、2H;OCH 2O)、6.27
(d、J=4Hz、1H;6−H)、6.73(d、2H;
芳香族3−Hおよび5−H)、7.43(t、1H;芳
香族4−H)および7.53(s、5H;芳香族C
H)ppm。 実施例 24 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸1−
(1,1−ジオキソペニシラノイルオキシエチ
ルエステル塩酸塩の製造:− 実施例10Bにおいて1,1−ジオキソペニシラ
ン酸ヨードメチルエステルの代りに1,1−ジオ
キソペニシラン酸1−ヨードエチルエステルを用
い同様の手順を繰り返して無色粉状標記化合物を
得た。 IRスペクトル(KBr)は1785、1690および1655
cm-1に強い吸収帯を示した。 実施例 25 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸6β−ブ
ロモペニシラノイルオキシメチルエステル塩酸
塩の製造:− 実施例10Bにおいて1,1−ジオキソペニシラ
ン酸ヨードメチルエステルの代りに6β−ブロモ
ペニシラン酸ヨードメチルエステルを用いて同様
の手順を繰り返して黄色粉状標記化合物を得た。 IRスペクトル(KBr)は1790、1775および1690
cm-1に強い吸収帯を示した。 実施例 26 6−〔D−α−アミノ−α−(p−ヒドロキシフ
エニル)アセトアミド〕ペニシラン酸6β−ヨ
ードペニシラノイルオキシメチルエステル塩酸
塩の製造:− 実施例10Bにおいて1,1−ジオキソペニシラ
ン酸ヨードメチルエステルの代りに6β−ヨード
ペニシラン酸ヨードメチルエステルを用い同様の
手順を繰り返して無定形粉状標記化合物を得た。 IRスペクトル(KBr)は1790、1775および1685
cm-1に強い吸収帯を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式: で示される化合物およびその塩 [式中、R1はフエニル、4−ヒドロキシフエ
ニル、1,4−シクロヘキサジエニルまたは3−
チエニル;R2は第1級アミノまたはカルボキ
シ;R3は水素または低級アルキル;Aは (a) 式: (式中、R4は水素またはハロゲン;R5は水
素、アミノまたは2,6−ジメトキシベンズア
ミドを表わし、R4およびR5の少くとも一方
は、水素である。)、 (b) 式: (式中、R6はハロゲンを表わす。) および (c) 式: で示される基から成る群から選ばれた遊離基で
ある。]。 2 純ジアステレオマーならびにその混合物およ
びジアステレオマーの塩ならびにその混合物であ
る特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 R2が第1級アミノであり、R1およびAが特
許請求の範囲第1項の定義と同意義である特許請
求の範囲第1項記載の化合物およびその薬理学的
に許容しうる無毒性酸塩。 4 R2がカルボキシであり、R1およびAが特許
請求の範囲第1項の定義と同意義である特許請求
の範囲第1項記載の化合物およびその薬理学的に
許容しうる無毒性塩基塩。 5 Aが、R4およびR5が共に水素である(a)式で
示される遊離基である特許請求の範囲第1項記載
の化合物およびその塩。 6 Aが、R6がハロゲンである(b)式で示される
遊離基である特許請求の範囲第1項記載の化合物
およびその塩。 7 R6が臭素またはヨー素である特許請求の範
囲第6項記載の化合物およびその薬理学的に許容
しうる無毒性酸または塩基塩。 8 Aが、(c)式で示される基である特許請求の範
囲第1項記載の化合物およびその塩。 9 化合物名6−(D−α−アミノ−α−フエニ
ルアセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキソ
ペニシラノイルオキシメチルエステルである特許
請求の範囲第1項記載の化合物およびその薬理学
的に許容しうる無毒性酸塩。 10 化合物名6−(D−α−アミノ−α−フエ
ニルアセトアミド)ペニシラン酸1−(1,1−
ジオキソペニシラノイルオキシ)エチルエステル
である特許請求の範囲第1項記載の化合物および
その薬理学的に許容しうる無毒性酸塩。 11 化合物名6−[D−α−アミノ−α−(p−
ヒドロキシフエニル)アセトアミド]ペニシラン
酸1,1−ジオキソペニシラノイルオキシメチル
エステルである特許請求の範囲第1項記載の化合
物およびその薬理学的に許容しうる無毒性酸塩。 12 化合物名6−[D−α−アミノ−(p−ヒド
ロキシフエニル)アセトアミド]ペニシラン酸
1,1−ジオキソペニシラノイルオキシエチルエ
ステルである特許請求の範囲第1項記載の化合物
およびその薬理学的に許容しうる無毒性酸塩。 13 化合物名6−(D−α−アミノ−α−フエ
ニルアセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキ
ソ−6α−クロロペニシラノイルオキシメチルエ
ステルである特許請求の範囲第1項記載の化合物
およびその薬理学的に許容しうる無毒性酸塩。 14 化合物名6−(D−α−アミノ−α−フエ
ニルアセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオキ
ソ−6β−(2,6−ジメトキシベンズアミド)
ペニシラノイルオキシメチルエステルである特許
請求の範囲第1項記載の化合物およびその薬理学
的に許容しうる無毒性酸塩。 15 化合物名6−(D−α−アミノ−α−フエ
ニルアセトアミド)ペニシラン酸6β−ブロモペ
ニシラノイルオキシメチルエステルである特許請
求の範囲第1項記載の化合物およびその薬理学的
に許容しうる無毒性酸塩。 16 化合物名6−(D−α−アミノ−α−フエ
ニルアセトアミド)ペニシラン酸6β−ヨードペ
ニシラノイルオキシメチルエステルである特許請
求の範囲第1項記載の化合物およびその薬理学的
に許容しうる無毒性酸塩。 17 化合物名6−[D−α−アミノ−α−(p−
ヒドロキシフエニル)アセトアミド]ペニシラン
酸6β−ブロモペニシラノイルオキシメチルエス
テルである特許請求の範囲第1項記載の化合物お
よびその薬理学的に許容しうる無毒性酸塩。 18 化合物名6−[D−α−アミノ−α−(p−
ヒドロキシフエニル)アセトアミド]ペニシラン
酸6β−ヨードペニシラノイルオキシメチルエス
テルである特許請求の範囲第1項記載の化合物お
よびその薬理学的に許容しうる無毒性酸塩。 19 化合物名6−(D,L−α−カルボキシ−
α−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1,1
−ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステル
である特許請求の範囲第1項記載の化合物および
その薬理学的に許容しうる無毒性塩基塩。 20 化合物名6−(D−α−アミノ−α−フエ
ニルアセトアミド)ペニシラン酸クラブラノイル
オキシメチルエステルである特許請求の範囲第1
項記載の化合物およびその薬理学的に許容しうる
無毒性酸塩。 21 化合物名6−[D−α−アミノ−α−(p−
ヒドロキシフエニル)アセトアミド]ペニシラン
酸クラブラノイルオキシメチルエステルである特
許請求の範囲第1項記載の化合物およびその薬理
学的に許容しうる無毒性酸塩。 22 式: [式中、R1はフエニル、4−ヒドロキシフエ
ニル、1,4−シクロヘキサジエニルまたは3−
チエニル;R3は水素または低級アルキル;Aは (a) 式: (式中、R4は水素またはハロゲン;R5は水
素、アミノまたは2,6−ジメトキシベンズア
ミドを表わし、R4およびR5の少くとも一方
は、水素である。)、 (b) 式: (式中、R6はハロゲンを表わす。) および (c) 式: で示される基から成る群から選ばれた遊離基で
ある。Bはアジド、保護アミノまたは保護カル
ボキシを表わす。] で示される化合物をAおよびBの種類に応じて接
触水素添加分解または加水分解し、 次いで目的化合物をそのままでまたは塩型で回
収することを特徴とする 式: [式中、R2は第1級アミノまたはカルボキシ
を表わす。R1,R3およびAは前記と同意義] で示される化合物の製法。 23 Bがベンジルオキシカルボニルアミノ、ト
リフエニルメチルアミノ、1−メトキシカルボニ
ルプロペン−2−イルアミノ、1−N,N−ジメ
チルアミノカルボニルプロペン−2−イルアミ
ノ、ベンジルオキシカルボニルまたはシアノメト
キシカルボニルである特許請求の範囲第22項記
載の製法。 24 式: [式中、R3は水素または低級アルキル;Aは (a) 式: (式中、R4は水素またはハロゲン;R5は水
素、アミノまたは2,6−ジメトキシベンズア
ミドを表わし、R4およびR5の少くとも一方
は、水素である。)、 (b) 式: (式中、R6はハロゲンを表わす。) および (c) 式: で示される基から成る群から選ばれた遊離基で
ある。] で示される6−アミノペニシラン酸エステルまた
はそのトリアルキルシリル誘導体を 式: [式中、BはNH3 +またはHal-;R1はフエニ
ル、4−ヒドロキシフエニル、1,4−シクロヘ
キサジエニルまたは3−チエニルを表わす。] で示される酸の反応性誘導体と反応させ、 次いで目的化合物をそのままでまたは塩型で回
収することを特徴とする 式: [式中、R2は第1級アミノまたはカルボキシ
を表わす。R1,R3およびAは前記と同意義] で示される化合物の製法。 25 一般式: [式中、Mは陽イオン;R1はフエニル、4−
ヒドロキシフエニル、1,4−シクロヘキサジエ
ニルまたは3−チエニルを表わす。] で示されるアミノペニシリンを 式: [式中、Xはハロゲンまたは類似の脱離基;
R3は水素または低級アルキル;Aは (a) 式: (式中、R4は水素またはハロゲン;R5は水
素、アミノまたは2,6−ジメトキシベンズア
ミドを表わし、R4およびR5の少くとも一方
は、水素である。)、 (b) 式: (式中、R6はハロゲンを表わす。) および (c) 式: で示される基から成る群から選ばれた遊離基で
ある。] で示される化合物と反応させ、 次いで目的化合物をそのままでまたは塩型で回
収することを特徴とする 式: [式中、R2は第1級アミノまたはカルボキシ
を表わす。R1,R3およびAは前記と同意義] で示される化合物の製法。 26 Xがヨー素である特許請求の範囲第25項
記載の製法。 27 式: で示される化合物およびその塩を担体物質および
佐剤と共に含み、活性物質を1〜95%含有する抗
菌薬理組成物。 [式中、R1はフエニル、4−ヒドロキシフエ
ニル、1,4−シクロヘキサジエニルまたは3−
チエニル;R2は第1級アミノまたはカルボキ
シ;R3は水素または低級アルキル;Aは (a) 式: (式中、R4は水素またはハロゲン;R5は水
素、アミノまたは2,6−ジメトキシベンズア
ミドを表わし、R4およびR5の少くとも一方
は、水素である。)、 (b) 式: (式中、R6はハロゲンを表わす。) および (c) 式: で示される基から成る群から選ばれた遊離基で
ある。]。 28 活性成分を既知のアミジノペニシラン酸誘
導体と共に含有し、両活性化合物の割合が1:20
〜20:1、好ましくは1:5〜5:1である様に
調合された特許請求の範囲第27項記載の薬理組
成物。 29 活性成分が6−(D−α−アミノ−α−フ
エニルアセトアミド)ペニシラン酸1,1−ジオ
キソペニシラノイルオキシメチルエステルであ
り、アミジノペニシラン酸誘導体が6−[(ヘキサ
ヒドロ−1H−アゼピン−1−イル)−メチレンア
ミノ]ペニシラン酸ピバロイルオキシメチルエス
テルであり、両活性化合物は場合によりその薬理
学的に許容しうる無毒性酸塩形で用いられる特許
請求の範囲第27項記載の薬理組成物。 30 式: [式中、R1,R2,R3およびAは前記と同意
義。] で示される化合物およびその塩0.025〜2.5gを活
性成分として薬理学的に許容しうる無毒性担体と
共に含む単位投与形である特許請求の範囲第27
項記載の薬理組成物。 31 活性成分を0.05〜1.5g含有する経口投与
用の特許請求の範囲第30項記載の薬理組成物。 32 活性成分として6−(D−α−アミノ−α
−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸1,1−
ジオキソペニシラノイルオキシメチルエステルま
たはその薬理学的に許容しうる無毒性酸塩を含有
する特許請求の範囲第30項記載の薬理組成物。 33 活性成分として、6−[D−α−アミノ−
α−(p−ヒドロキシフエニル)アセトアミド)
ペニシラン酸1,1−ジオキソペニシラノイルオ
キシメチルエステルまたはその薬理学的に許容し
うる無毒性酸塩を含有する特許請求の範囲第30
項記載の薬理組成物。 34 活性成分として6−(D−α−アミノ−α
−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸6β−ブ
ロモペニシラノイルオキシメチルエステルまたは
その薬理学的に許容しうる無毒性酸塩を含有する
特許請求の範囲第30項記載の薬理組成物。 35 活性成分として6−(D−α−アミノ−α
−フエニルアセトアミド)ペニシラン酸6β−ヨ
ードペニシラノイルオキシメチルエステルまたは
その薬理学的に許容しうる無毒性酸塩を含有する
特許請求の範囲第30項記載の薬理組成物。 36 錠剤、丸剤またはカプセル剤である特許請
求の範囲第32項、第33項、第34項または第
35項に記載の薬理組成物。
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