JPS628148Y2 - - Google Patents
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- JPS628148Y2 JPS628148Y2 JP19968784U JP19968784U JPS628148Y2 JP S628148 Y2 JPS628148 Y2 JP S628148Y2 JP 19968784 U JP19968784 U JP 19968784U JP 19968784 U JP19968784 U JP 19968784U JP S628148 Y2 JPS628148 Y2 JP S628148Y2
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Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は液体金属の予熱装置、特に、液体金属
冷却高速炉の液体金属配管および液体金属機器の
予熱システムに使用する液体金属の予熱装置に関
するものである。
冷却高速炉の液体金属配管および液体金属機器の
予熱システムに使用する液体金属の予熱装置に関
するものである。
ナトリウム冷却高速炉のナトリウム流動ループ
においては、ループを起動するには、予めナトリ
ウム配管およびナトリウム機器をナトリウムの流
動可能な温度、すなわち、200〜300℃に予熱して
おく必要がある。この予熱のため従来用いられて
いた方法には、ガス予熱法、シースヒータ予熱
法、あるいは、誘導加熱法がある。以下、これら
の予熱法によりナトリウム配管の予熱を行なう場
合について説明する。
においては、ループを起動するには、予めナトリ
ウム配管およびナトリウム機器をナトリウムの流
動可能な温度、すなわち、200〜300℃に予熱して
おく必要がある。この予熱のため従来用いられて
いた方法には、ガス予熱法、シースヒータ予熱
法、あるいは、誘導加熱法がある。以下、これら
の予熱法によりナトリウム配管の予熱を行なう場
合について説明する。
第1図はガス予熱法を実施するための加熱装置
を示すもので、ナトリウム配管1の外周には外管
2が設けられ2重管構造になつており、外管2の
外周には保温材3が施されている。ナトリウム配
管1と外管2で形成された2重管構造により形成
されている環状間隙4にはその一端41にガス導
入口、他端42にガス導出口が設けられ、これら
のガス導入口41、ガス導出口42の間に、送風
機5と、ガス加熱器6が直列に接続されている。
この流路中のガスは送風機5によつて環状間隙4
に送られるが、その際、ガス加熱器6によつて所
定の温度に加熱される。従つて、環状間隙4に送
られた加熱ガスによりナトリウム配管1は所定の
温度に予熱される。ここで用いるガスには一般に
は不活性ガスである窒素ガスが用いられ、ガスの
消費量の低減をはかるため、排ガスは再び送風機
5に戻るループを形成している。そして、予熱温
度の制御には、ガス加熱器6の温度の調整、ある
いは送風機5の流量の調整によつて行なつてい
る。
を示すもので、ナトリウム配管1の外周には外管
2が設けられ2重管構造になつており、外管2の
外周には保温材3が施されている。ナトリウム配
管1と外管2で形成された2重管構造により形成
されている環状間隙4にはその一端41にガス導
入口、他端42にガス導出口が設けられ、これら
のガス導入口41、ガス導出口42の間に、送風
機5と、ガス加熱器6が直列に接続されている。
この流路中のガスは送風機5によつて環状間隙4
に送られるが、その際、ガス加熱器6によつて所
定の温度に加熱される。従つて、環状間隙4に送
られた加熱ガスによりナトリウム配管1は所定の
温度に予熱される。ここで用いるガスには一般に
は不活性ガスである窒素ガスが用いられ、ガスの
消費量の低減をはかるため、排ガスは再び送風機
5に戻るループを形成している。そして、予熱温
度の制御には、ガス加熱器6の温度の調整、ある
いは送風機5の流量の調整によつて行なつてい
る。
この予熱法は、均一予熱ができる反面、幾つか
の欠点がある。すなわち、(1)保温を含めたナトリ
ウム配管系全体の直径が大きくなり、単位長さ当
りの重量が増大し、そのため配管支持部材に丈夫
なものが必要になる。(2)ナトリウム配管1と外管
2との間に必ず生ずる温度差によつて熱膨張差が
生じるため、環状間隙スペーサおよび配管支持部
材に大きな熱応力がかかる。(3)比較的太い高温ガ
ス系の配管を張りめぐらす必要がある等の欠点が
ある。
の欠点がある。すなわち、(1)保温を含めたナトリ
ウム配管系全体の直径が大きくなり、単位長さ当
りの重量が増大し、そのため配管支持部材に丈夫
なものが必要になる。(2)ナトリウム配管1と外管
2との間に必ず生ずる温度差によつて熱膨張差が
生じるため、環状間隙スペーサおよび配管支持部
材に大きな熱応力がかかる。(3)比較的太い高温ガ
ス系の配管を張りめぐらす必要がある等の欠点が
ある。
第2図はシースヒータ予熱法を実施するための
加熱装置を示すもので、ナトリウム配管1の外壁
面に直接シース電気ヒータ11をら旋状、あるい
は直線状に配設し、バンド12で固定してある。
シース電気ヒータ11を含むナトリウム配管1の
外周には保温材3が施されている。シース電気ヒ
ータ11には電線13より配電盤14から電力が
供給され、シース電気ヒータ11の発熱によりナ
トリウム配管1を予熱する。予熱温度の制御には
ナトリウム配管1の温度を熱電対15で検出し、
配電盤14内に組込まれた温度調節器16、コン
タクタ17、あるいは電圧調節器18を自動的に
作動させ、供給電力を調節して行なわれる。この
シース電気ヒータによる予熱法は最も一般的で従
来のナトリウム装置の予熱にはほとんどこの方式
が用いられている。しかし、シース電気ヒータ1
1とナトリウム配管1とは線接触で伝熱が行なわ
れるため熱抵抗が大きくなり、必要な熱量を得る
ためには、シース電気ヒータ11の熱流束を高く
したり、シース電気ヒータ11内部の絶縁物の厚
さを薄くしたりする必要がある。しかし、このよ
うな対策は、発熱体の断線、あるいは、短絡の原
因となるので好ましくなく、特にナトリウム配管
1においてはシース電気ヒータ11のトラブルが
一旦発生すると、次に、シース電気ヒータ11と
ナトリウム配管1に電気スパークを発生し、ナト
リウム配管1に穴があき、内部のナトリウムが外
部へ漏洩し、ナトリウム火災になるなどますます
事故が拡大することになる。今まで発生したナト
リウム漏洩事故のうち、シース電気ヒータのトラ
ブルが原因で起きた例が最も多い。このような欠
点を補うため、制御系に安全装置として洩電防止
あるいは過加熱防止システム等を配電盤14の制
御回路中に組込むことになるが、このため予熱設
備は大規模なものとなる。しかし、ナトリウム流
動ループの予熱はナトリウムを流動化させる初期
操作の時のみ稼動し、定常流動状態においてはほ
とんど停止している。このように運転初期にのみ
操作する稼動率の低い予熱系に大規模な予熱設備
を設けることはプラント全体の系を複雑にするの
みならず、コスト高になる欠点がある。
加熱装置を示すもので、ナトリウム配管1の外壁
面に直接シース電気ヒータ11をら旋状、あるい
は直線状に配設し、バンド12で固定してある。
シース電気ヒータ11を含むナトリウム配管1の
外周には保温材3が施されている。シース電気ヒ
ータ11には電線13より配電盤14から電力が
供給され、シース電気ヒータ11の発熱によりナ
トリウム配管1を予熱する。予熱温度の制御には
ナトリウム配管1の温度を熱電対15で検出し、
配電盤14内に組込まれた温度調節器16、コン
タクタ17、あるいは電圧調節器18を自動的に
作動させ、供給電力を調節して行なわれる。この
シース電気ヒータによる予熱法は最も一般的で従
来のナトリウム装置の予熱にはほとんどこの方式
が用いられている。しかし、シース電気ヒータ1
1とナトリウム配管1とは線接触で伝熱が行なわ
れるため熱抵抗が大きくなり、必要な熱量を得る
ためには、シース電気ヒータ11の熱流束を高く
したり、シース電気ヒータ11内部の絶縁物の厚
さを薄くしたりする必要がある。しかし、このよ
うな対策は、発熱体の断線、あるいは、短絡の原
因となるので好ましくなく、特にナトリウム配管
1においてはシース電気ヒータ11のトラブルが
一旦発生すると、次に、シース電気ヒータ11と
ナトリウム配管1に電気スパークを発生し、ナト
リウム配管1に穴があき、内部のナトリウムが外
部へ漏洩し、ナトリウム火災になるなどますます
事故が拡大することになる。今まで発生したナト
リウム漏洩事故のうち、シース電気ヒータのトラ
ブルが原因で起きた例が最も多い。このような欠
点を補うため、制御系に安全装置として洩電防止
あるいは過加熱防止システム等を配電盤14の制
御回路中に組込むことになるが、このため予熱設
備は大規模なものとなる。しかし、ナトリウム流
動ループの予熱はナトリウムを流動化させる初期
操作の時のみ稼動し、定常流動状態においてはほ
とんど停止している。このように運転初期にのみ
操作する稼動率の低い予熱系に大規模な予熱設備
を設けることはプラント全体の系を複雑にするの
みならず、コスト高になる欠点がある。
第3図は誘導加熱法を実施するための加熱装置
を示すものであるが、一部実験室規模で試みられ
たのみで実用の段階に到つていない。この予熱装
置はナトリウム配管1の外側に導電性で、かつ透
磁率の大きい強磁性体よりなる発熱体21を配設
し、発熱体21の外周に保温材3を施し、保温材
3の外周に励磁コイル22をら旋状に巻きつけて
構成されている。この励磁コイル22へは配電盤
24から電線23により交流電力が供給され、励
磁コイル22に交流の電流が流れると励磁コイル
22の周囲に交流の磁界を生じる。強磁性体より
なる発熱体21はこの交流磁界を受け内部に渦電
流を発生し、強磁性体のもつ電気抵抗によつてジ
ユール熱を発生する。この熱によりナトリウム配
管1は予熱される。強磁性体として鉄系のフエラ
イト鋼あるいは普通炭素鋼等が使われるが、これ
らの材料は容易に酸化するため、できるだけ低い
温度で加熱できるように、また熱効率の向上をは
かるため、ナトリウム配管1と強磁性体よりなる
発熱体21とは接触状態で使われる。この場合は
接触に対してシース電気ヒータの場合のようにス
パークの発生の恐れはないが、ナトリウム配管に
は一般にステンレス鋼が用いられているため、炭
素鋼等の異種金属の接触は金相学的に好ましくな
い。この予熱装置の温度制御は、前述のシース電
気ヒータ方式と全く同じシステムで行なわれる。
すなわち、ナトリウム配管1の温度を熱電対25
で検出し、配電盤24内に組込まれた温度調節器
26、コンタクタ27、電圧調節器28等よりな
る温度調節システムを作動させて、励磁コイル2
2への供給電力を制御する。したがつて、この誘
導加熱法も大規模な制御システムが必要である。
を示すものであるが、一部実験室規模で試みられ
たのみで実用の段階に到つていない。この予熱装
置はナトリウム配管1の外側に導電性で、かつ透
磁率の大きい強磁性体よりなる発熱体21を配設
し、発熱体21の外周に保温材3を施し、保温材
3の外周に励磁コイル22をら旋状に巻きつけて
構成されている。この励磁コイル22へは配電盤
24から電線23により交流電力が供給され、励
磁コイル22に交流の電流が流れると励磁コイル
22の周囲に交流の磁界を生じる。強磁性体より
なる発熱体21はこの交流磁界を受け内部に渦電
流を発生し、強磁性体のもつ電気抵抗によつてジ
ユール熱を発生する。この熱によりナトリウム配
管1は予熱される。強磁性体として鉄系のフエラ
イト鋼あるいは普通炭素鋼等が使われるが、これ
らの材料は容易に酸化するため、できるだけ低い
温度で加熱できるように、また熱効率の向上をは
かるため、ナトリウム配管1と強磁性体よりなる
発熱体21とは接触状態で使われる。この場合は
接触に対してシース電気ヒータの場合のようにス
パークの発生の恐れはないが、ナトリウム配管に
は一般にステンレス鋼が用いられているため、炭
素鋼等の異種金属の接触は金相学的に好ましくな
い。この予熱装置の温度制御は、前述のシース電
気ヒータ方式と全く同じシステムで行なわれる。
すなわち、ナトリウム配管1の温度を熱電対25
で検出し、配電盤24内に組込まれた温度調節器
26、コンタクタ27、電圧調節器28等よりな
る温度調節システムを作動させて、励磁コイル2
2への供給電力を制御する。したがつて、この誘
導加熱法も大規模な制御システムが必要である。
以上の如く、従来の予熱法は一長一短があるが
共通して(1)一定な予熱温度を保持するための専用
の温度調節システムが必要である。(2)安全保護装
置等を設ける必要があるため制御系が複雑にな
り、コスト高となる。(3)常時使われない系統が複
雑であるため期間中のトラブル発生率が高く、そ
のため常に保守点検作業が多くなる等の欠点があ
る。
共通して(1)一定な予熱温度を保持するための専用
の温度調節システムが必要である。(2)安全保護装
置等を設ける必要があるため制御系が複雑にな
り、コスト高となる。(3)常時使われない系統が複
雑であるため期間中のトラブル発生率が高く、そ
のため常に保守点検作業が多くなる等の欠点があ
る。
本考案は、制御系の簡素化が可能であり、安全
性を損なうことなく確実に動作する液体金属の予
熱装置を提供することを目的とするもので、液体
金属配管および液体金属機器中の液体金属の予熱
を電磁誘導的に行なう装置において、前記液体金
属配管および液体金属機器の外周に配設される温
度上昇に伴なつて電気固有抵抗が増加し、かつ透
磁率が減少する強磁性体よりなる発熱体素子と、
前記液体金属配管および前記液体金属機器の外周
と該発熱体素子との間に、前記発熱体素子を構成
する前記強磁性体温度がキユリー点に達した時、
前記液体金属の加熱作動温度の最高温度になるよ
う調整するために挿設される耐熱性絶縁体層と、
前記発熱体素子及び該耐熱性絶縁体層とともに前
記液体金属配管および前記液体金属機器を保温す
る保温材と、該保温材の外周で前記発熱体素子の
施されている位置に取り付けられ、一定電流特性
をもつ電源トランスからの電流によつて前記発熱
体素子を励磁する鞍形状の励磁用コイルとを有し
ていることを特徴とするものである。
性を損なうことなく確実に動作する液体金属の予
熱装置を提供することを目的とするもので、液体
金属配管および液体金属機器中の液体金属の予熱
を電磁誘導的に行なう装置において、前記液体金
属配管および液体金属機器の外周に配設される温
度上昇に伴なつて電気固有抵抗が増加し、かつ透
磁率が減少する強磁性体よりなる発熱体素子と、
前記液体金属配管および前記液体金属機器の外周
と該発熱体素子との間に、前記発熱体素子を構成
する前記強磁性体温度がキユリー点に達した時、
前記液体金属の加熱作動温度の最高温度になるよ
う調整するために挿設される耐熱性絶縁体層と、
前記発熱体素子及び該耐熱性絶縁体層とともに前
記液体金属配管および前記液体金属機器を保温す
る保温材と、該保温材の外周で前記発熱体素子の
施されている位置に取り付けられ、一定電流特性
をもつ電源トランスからの電流によつて前記発熱
体素子を励磁する鞍形状の励磁用コイルとを有し
ていることを特徴とするものである。
すなわち、温度上昇に伴なつて、電気抵抗が増
加し、透磁率が減少する強磁性体を交流磁界中に
置き、強磁性体を発熱体とすることにより強磁性
体の電気抵抗変化特性と、キユリー点作用を効果
的に発揮させることにより自己制御作用が働く。
また被加熱体と発熱体との間に適当な熱抵抗と電
気絶縁の性質をもつ耐熱性絶縁体層を設けること
によつて被加熱体を所定の一定温度にすることが
できる。かつ発熱体素子を構成する強磁性体がキ
ユリー点に達した時、液体金属の加熱作動温度の
最高温度に調整することができるので、強磁性の
発熱量の極端の減少により、自己過熱防止作用を
生ぜしめることができる。
加し、透磁率が減少する強磁性体を交流磁界中に
置き、強磁性体を発熱体とすることにより強磁性
体の電気抵抗変化特性と、キユリー点作用を効果
的に発揮させることにより自己制御作用が働く。
また被加熱体と発熱体との間に適当な熱抵抗と電
気絶縁の性質をもつ耐熱性絶縁体層を設けること
によつて被加熱体を所定の一定温度にすることが
できる。かつ発熱体素子を構成する強磁性体がキ
ユリー点に達した時、液体金属の加熱作動温度の
最高温度に調整することができるので、強磁性の
発熱量の極端の減少により、自己過熱防止作用を
生ぜしめることができる。
以下、実施例について説明する。
第4図は一実施例としてナトリウム配管1に適
用したものであり、ステンレス鋼製のナトリウム
配管1の外周の数個所に発熱体素子31が配置し
てある。発熱体素子31は、中心にフエライト鋼
等の強磁性体32が位置し、この全周にマグネシ
ヤ等の耐熱性絶縁体33が被覆され、さらにこの
耐熱性絶縁体33の外周を薄いステンレス鋼被覆
層34で包んだもので、ナトリウム配管1にバン
ド等で固定し、さらにその外周に保温材35が施
されている。この保温材35の外側で発熱体素子
31が配置されている位置には、鋼線よりなる鞍
形状の励磁コイル36が設けられ、励磁コイル3
6に供給する電源には商用周波数(50又は60Hz)
の電源トランス37を用い、電力線38によつて
交流電圧が供給される。
用したものであり、ステンレス鋼製のナトリウム
配管1の外周の数個所に発熱体素子31が配置し
てある。発熱体素子31は、中心にフエライト鋼
等の強磁性体32が位置し、この全周にマグネシ
ヤ等の耐熱性絶縁体33が被覆され、さらにこの
耐熱性絶縁体33の外周を薄いステンレス鋼被覆
層34で包んだもので、ナトリウム配管1にバン
ド等で固定し、さらにその外周に保温材35が施
されている。この保温材35の外側で発熱体素子
31が配置されている位置には、鋼線よりなる鞍
形状の励磁コイル36が設けられ、励磁コイル3
6に供給する電源には商用周波数(50又は60Hz)
の電源トランス37を用い、電力線38によつて
交流電圧が供給される。
励磁コイル36に商用周波数である50又は60Hz
の交流電流を流すと、交流電流の大きさと、励磁
コイル36の巻数の積に比例した大きさの交流磁
界を誘起する。磁界中に置かれた強磁性体32は
この交流磁界を受けて内部に渦電流を発生する。
渦電流は強磁性体32の電気抵抗によつてジユー
ル熱を発生する。
の交流電流を流すと、交流電流の大きさと、励磁
コイル36の巻数の積に比例した大きさの交流磁
界を誘起する。磁界中に置かれた強磁性体32は
この交流磁界を受けて内部に渦電流を発生する。
渦電流は強磁性体32の電気抵抗によつてジユー
ル熱を発生する。
強磁性体内に発生する発熱量P.は次式で表わさ
れる。
れる。
ここで、
P.は発熱体量(W)
μ1は強磁性体の透磁率(H/m)
ωは周波数(ω=2πf)
aは強磁性体の半径(m)
lは強磁性体の長さ(m)
nは励磁コイルの巻数(T)
Iは励磁コイルの電流(A)
k1は強磁性体の導電率(Ω-1m-1)
また、強磁性体において渦電流が浸透する深さ
(s)は、周波数()、導電率(σ)および透磁
率(μ)により次式で表わされる。
(s)は、周波数()、導電率(σ)および透磁
率(μ)により次式で表わされる。
S=(π・f・σ・μ)〓 …(2)
したがつて、鉄系統の強磁性体を用いた場合に
は、商用周波数において、約2mmで磁化は飽和に
なる。実際は飽和磁化力以下で使用されるが、強
磁性体の厚さは約10mmが好適である。すなわち、
交流磁界中に置かれた強磁性体は(1)式の関係によ
り発熱する。そして、発熱速度は強磁性体の熱容
量(比熱と重量との積)によつて上昇する。温度
上昇に伴ない強磁性体の電気抵抗が増加し、透磁
率が減少する。
は、商用周波数において、約2mmで磁化は飽和に
なる。実際は飽和磁化力以下で使用されるが、強
磁性体の厚さは約10mmが好適である。すなわち、
交流磁界中に置かれた強磁性体は(1)式の関係によ
り発熱する。そして、発熱速度は強磁性体の熱容
量(比熱と重量との積)によつて上昇する。温度
上昇に伴ない強磁性体の電気抵抗が増加し、透磁
率が減少する。
この実施例で用いたフエライト鋼は第5図に示
すような特性をもつている。この図は横軸に温度
(℃)、縦軸には電気低抗(Ω−m)および飽和磁
化力(G)がとつてあり、A,Bはそれぞれ、電
気抵抗、飽和磁化力を示すもので、Cはキユリー
点を示している。この図によるとフエライト鋼に
は790℃にキユリー点があり、この温度を境にし
て強磁性体が非強磁性体に変化する。従つて、こ
のときの透磁率変化は数十万分の一に低下する。
したがつて強磁性体をこのキユリー点温度で電磁
誘導加熱を行なうと、極端に発熱量が低下するこ
とになる。
すような特性をもつている。この図は横軸に温度
(℃)、縦軸には電気低抗(Ω−m)および飽和磁
化力(G)がとつてあり、A,Bはそれぞれ、電
気抵抗、飽和磁化力を示すもので、Cはキユリー
点を示している。この図によるとフエライト鋼に
は790℃にキユリー点があり、この温度を境にし
て強磁性体が非強磁性体に変化する。従つて、こ
のときの透磁率変化は数十万分の一に低下する。
したがつて強磁性体をこのキユリー点温度で電磁
誘導加熱を行なうと、極端に発熱量が低下するこ
とになる。
いま、被加熱体であるナトリウム配管1の温度
を約300℃になるように設計する場合には、強磁
性体32の最高温度を約800℃として、強磁性体
32の周囲に設ける耐熱性絶縁体33の厚さをそ
の熱伝導率から求め、被加熱体と発熱体との間に
約500℃の温度を保持するようにする。
を約300℃になるように設計する場合には、強磁
性体32の最高温度を約800℃として、強磁性体
32の周囲に設ける耐熱性絶縁体33の厚さをそ
の熱伝導率から求め、被加熱体と発熱体との間に
約500℃の温度を保持するようにする。
また、励磁コイル36のインピーダンス(z)
は次式で表わされる。
は次式で表わされる。
Z=Rcn+R.+jωL …(3)
ここで、
Rcnは励磁コイルの直流抵抗(Ω)
R.は磁性体の抵抗分(Ω)
ωLはリアクタンス(Ω)
(3)式によると、強磁性体の物質が温度上昇に伴
ない透磁率が減少すると、R.およびωLの値が
小さくなり、励磁コイル36のインピーダンス
(Z)は小さくなる。しかし、電源トランス37
の出力特性が一定電流特性をもつ電源トランス3
7を用いることによつて励磁コイル36のインピ
ーダンスを低下させ、これによつてコイル自身の
発熱を抑えることが可能である。
ない透磁率が減少すると、R.およびωLの値が
小さくなり、励磁コイル36のインピーダンス
(Z)は小さくなる。しかし、電源トランス37
の出力特性が一定電流特性をもつ電源トランス3
7を用いることによつて励磁コイル36のインピ
ーダンスを低下させ、これによつてコイル自身の
発熱を抑えることが可能である。
すなわち、実施例の液体金属の予熱装置は、特
別な温度制御システムを設けなくても、発熱体素
子の自己温度制御作用により、ナトリウム配管温
度を約300℃に保持できる。また、発熱体素子の
キユリー点特性により、特別な過熱防止装置を設
けなくとも、過熱の防止が自動的に行なわれる。
さらに、発熱体素子および励磁コイルが被発熱体
に接触していないため、漏電の心配はない等の効
果を有するものである。
別な温度制御システムを設けなくても、発熱体素
子の自己温度制御作用により、ナトリウム配管温
度を約300℃に保持できる。また、発熱体素子の
キユリー点特性により、特別な過熱防止装置を設
けなくとも、過熱の防止が自動的に行なわれる。
さらに、発熱体素子および励磁コイルが被発熱体
に接触していないため、漏電の心配はない等の効
果を有するものである。
第6図は他の実施例を示すもので、第4図の実
施例と異なる点は発熱体素子31をナトリウム配
管1の内部に入れ、励磁コイル36を保温材35
の外周にら旋状に巻付け、ナトリウム配管1の内
部で加熱するように構成されている点である。こ
こで用いられる発熱体素子31はステンレス鋼被
覆層34を完全密閉型にして、発熱体内部にナト
リウムが浸入しないように工夫する必要がある。
施例と異なる点は発熱体素子31をナトリウム配
管1の内部に入れ、励磁コイル36を保温材35
の外周にら旋状に巻付け、ナトリウム配管1の内
部で加熱するように構成されている点である。こ
こで用いられる発熱体素子31はステンレス鋼被
覆層34を完全密閉型にして、発熱体内部にナト
リウムが浸入しないように工夫する必要がある。
この実施例の装置も前述の実施例と同様の効果
が得られ、また、励磁コイルを数個、Δ又はY接
続にし、三相電源を供給することによつて、電源
効率は約1.7倍向上する。
が得られ、また、励磁コイルを数個、Δ又はY接
続にし、三相電源を供給することによつて、電源
効率は約1.7倍向上する。
以上の如く、本考案液体金属の予熱装置は、制
御系の簡素化が可能であり、しかも安全性を損な
うことなく確実に動作可能であつて工業的効果の
大なるものである。
御系の簡素化が可能であり、しかも安全性を損な
うことなく確実に動作可能であつて工業的効果の
大なるものである。
第1図および第2図は従来の液体金属の予熱法
で用いるそれぞれ異なる加熱装置の要部断面説明
図、第3図は同じく誘導加熱法による加熱装置の
要部断面説明図、第4図は本考案液体金属の予熱
装置の一実施例の要部斜視図、第5図はフエライ
ト鋼の飽和磁化力と電気抵抗値の温度特性図、第
6図は本考案液体金属の予熱装置の他の実施例の
要部断面図である。 1……ナトリウム配管、31……発熱体素子、
32……強磁性体、33……耐熱性絶縁体、34
……ステンレス鋼被覆層、35……保温材、36
……励磁コイル、37……電源トランス。
で用いるそれぞれ異なる加熱装置の要部断面説明
図、第3図は同じく誘導加熱法による加熱装置の
要部断面説明図、第4図は本考案液体金属の予熱
装置の一実施例の要部斜視図、第5図はフエライ
ト鋼の飽和磁化力と電気抵抗値の温度特性図、第
6図は本考案液体金属の予熱装置の他の実施例の
要部断面図である。 1……ナトリウム配管、31……発熱体素子、
32……強磁性体、33……耐熱性絶縁体、34
……ステンレス鋼被覆層、35……保温材、36
……励磁コイル、37……電源トランス。
Claims (1)
- 液体金属配管および液体金属機器中の液体金属
の予熱を電磁誘導的に行なう装置において、前記
液体金属配管および液体金属機器の外周に配設さ
れる温度上昇に伴なつて電気固有抵抗が増加し、
かつ透磁率が減少する強磁性体よりなる発熱体素
子と、前記液体金属配管および前記液体金属機器
の外周と該発熱体素子との間に、前記発熱体素子
を構成する前記強磁性体の温度がキユリー点に達
した時、前記液体金属の加熱作動温度の最高温度
になるよう調整するために挿設される耐熱性絶縁
体層と、前記発熱体素子および該耐熱性絶縁体層
とともに前記液体金属配管および前記液体金属機
器を保温する保温材と、該保温材の外周で前記発
熱体素子の施されている位置に取り付けられ、一
定電流特性をもつ電源トランスからの電流によつ
て前記発熱体素子を励磁する鞍形状の励磁用コイ
ルとを有していることを特徴とする液体金属の予
熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19968784U JPS60136089U (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 液体金属の予熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19968784U JPS60136089U (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 液体金属の予熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60136089U JPS60136089U (ja) | 1985-09-10 |
| JPS628148Y2 true JPS628148Y2 (ja) | 1987-02-25 |
Family
ID=30759839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19968784U Granted JPS60136089U (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | 液体金属の予熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60136089U (ja) |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP19968784U patent/JPS60136089U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60136089U (ja) | 1985-09-10 |
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