JPS628254B2 - - Google Patents
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- JPS628254B2 JPS628254B2 JP9691182A JP9691182A JPS628254B2 JP S628254 B2 JPS628254 B2 JP S628254B2 JP 9691182 A JP9691182 A JP 9691182A JP 9691182 A JP9691182 A JP 9691182A JP S628254 B2 JPS628254 B2 JP S628254B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C1/00—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds
- B22C1/16—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents
- B22C1/20—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents
- B22C1/22—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins
- B22C1/2233—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- B22C1/2246—Condensation polymers of aldehydes and ketones
- B22C1/2253—Condensation polymers of aldehydes and ketones with phenols
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mold Materials And Core Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規にして有用なる鋳物用砂組成物に
関し、その目的とする処は、鋳込後の崩壊性の良
好なる鋳型を成型することのできる、とくに軽合
金鋳物用砂組成物を提供するにある。 シエルモールド法などの如き、フエノール樹脂
を主たる結合剤とする鋳型造型法においては、ア
ルミニウムや銅合金などのように、鋳鉄などと比
較して溶湯温度が一層低い金属の鋳物を作る場合
には、鋳込後の崩壊性が特に要求されている。 そのために、従来より種々の提案もなされては
いるが、未だに十分なる効果を発揮するものは一
つとして見出されていない。 たとえば、尿素や炭酸亜鉛の如き化合物を添加
する方法があるが、かかる方法とても崩壊性自体
が不十分であるというに止まらず、融着点が低下
したり強度も低下するなどの欠点を有している。 しかるに、本発明者らはこうした従来技術にお
ける諸々の欠点の存在に鑑みて、とくに崩壊性に
優れ、しかも強度特性の良好なる鋳物用砂組成物
を得るべく鋭意検討を重ねた結果、フエノール樹
脂を主体とする結合剤に特定のジカルボン酸金属
塩類と特定のハロゲン含有高分子化合物を加えた
ものが、鋳込後の崩壊性に優れること、つまり低
温易崩壊性であることはもとより、加えて高強度
の鋳型を与えることを見出して、本発明を完成さ
せるに到つた。 すなわち、本発明はフエノール樹脂を主たる結
合剤成分とするシエルモールド用の鋳物用砂組成
物において、該結合剤成分の100重量部に対して
それぞれ、しゆう酸もしくは酒石酸の金属塩また
はそれらの水和物(A)の少なくとも1種を1〜15重
量部と、塩素または臭素を含有する高分子化合物
(B)の少なくとも1種を0.5〜20重量部となる割合
で含有せしめて成る組成物を提供するものであ
る。 ここにおいて、前記したフエノール樹脂として
代表的なものにはノボラツク型フエノール樹脂お
よびレゾール型フエノール樹脂などがあるが、こ
れらの樹脂はフエノール、クレゾール、レゾルシ
ノールもしくはビスフエノールAまたはビスフエ
ノール類のオリゴマーなどの如きフエノール類化
合物、あるいはそれらの同効物質と、ホルムアル
デヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ドもしくはブチルアルデヒドなどの如きアルデヒ
ド供給物質またはそれらの同効物質とを、公知慣
用の方法で反応させて得られるものである。 かかるフエノール樹脂を主体として、これにヘ
キサメチレンテトラミン、尿素樹脂、フラン樹脂
またはポリエステル樹脂などの化合物をも併用し
て結合剤とする。 他方、本発明組成物を得るにさいして用いられ
る前記(A)成分として代表的なものには、しゆう酸
銅、しゆう酸第一鉄、しゆう酸カリウム、しゆう
酸ニツケルもしくはしゆう酸ストロンチウムまた
は酒石酸カリウムなどのほか、それら金属塩の水
和物がある。 当該(A)成分は熱分解されて酸化雰囲気となし、
砂結合剤の熱分解を促進せしめる働きがある。 別に、前記(B)成分として代表的なものには塩化
ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩素化ポリエ
ーテル樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン、塩素化パラフインもしくは塩化ビニ
ル・プロピレン共重合樹脂またはブロム化エポキ
シ樹脂などがあるが、このほかにも有機高分子化
合物の塩素化または臭素化よりも得られるものも
また使用できることは勿論である。 これらの高分子化合物(B)のうちでも、塩素また
は臭素なる元素の含有率−1分子中の元素の構成
比を重量%で以て示される−が少なくとも5%、
好ましくは20%以上といつた高いものが、本発明
の目的に適うものである。 高分子化合物が本発明の目的に適う理由は、低
分子化合物であると、どうしても臭気が強く、分
解点や沸点が鋳物成型温度よりも低く、また毒性
も強くなるし、加えてフエノール樹脂などの結合
剤成分の硬化を阻害するなどといつた、鋳物用砂
に含有された場合において、避けなければならな
い弊害のいずれかが生じ易くて不適当なものであ
るのに対し、高分子化合物にはかかる心配が少な
いためである。本発明において使用される当該高
分子量化合物(B)としては少なくとも大約500の平
均分子量を有するものが適当である。 また、前記(B)成分はそれらが分解されて発生す
る塩素ガスなり臭素ガスが引き金となつて前記フ
エノール樹脂などの結合剤分子の脱水素による炭
化を促進せしめて結合剤の砂粒接着力を弱める働
きを有する。 鋳型温度が200〜400℃なる比較的低温の領域で
は、主として前記(A)成分が熱分解を促進し、400
℃を過ぎた辺りからは前記(B)成分による結合剤成
分の分解が特に著しくなる。 したがつて、これら(A)、(B)両成分の併用により
広範なる温度域での結合剤成分の分解促進がなさ
れ、鋳型の崩壊性が良好となる。 そして、前記(A)成分たるしゆう酸もしくは酒石
酸の金属塩またはそれらの水和物の添加量として
は、結合剤成分の100重量部に対して1〜15重量
部となる割合が通常であり、好ましくは3〜7重
量部となる割合においてである。 他方、前記(B)成分たる塩素または臭素を含有す
る高分子化合物の添加量としては、結合剤成分の
100重量部に対して0.5〜20重量部、好ましくは2
〜10重量部となる割合においてである。 これら(A)または(B)成分の添加量が少なすぎる
と、鋳込後の崩壊性の改良が果し得なく、逆にそ
れぞれの成分の添加量が多すぎると、鋳型の強度
が低下したり、硬化が遅延したり、あるいは融着
点が低下するので、結合剤成分の種類および量に
応じて、これら(A)、(B)両成分の添加量を適宜増減
すべきである。 而して、これら(A)、(B)両成分をフエノール樹脂
を結合剤の主たる成分とする前記結合剤成分を用
いる鋳物砂に添加して本発明の組成物を得るに
は、 (1) 予め当該(A)、(B)成分を結合剤中に分散ないし
は溶解させておき、次いでこれを砂に添加せし
めるか、 (2) 砂と結合剤とを混合させる工程において、当
該両成分を添加せしめるか、 (3) 予め当該両成分を砂に加えておき、そこへ結
合剤を混合せしめるか、あるいは (4) 予め結合剤を含有せしめた砂に当該両成分を
添加せしめる、 などの方法がある。 さらに、前記(A)成分中より選ばれる1種以上の
化合物と前記(B)成分中より選択された1種以上の
化合物とを、それぞれ別々に、前述の(1)〜(4)のう
ちのいずれかの方法を適用して添加するという方
法も採れるし、それぞれの化合物を同時に添加す
るという方法も採ることができる。 特に、前記(B)成分に属する化合物の添加方法と
しては、鋳物砂の製造工程中において、予め適当
な溶媒に溶解させておいた当該(B)成分を鋳物砂に
加え、次いで溶媒を蒸発させて除去せしめるとい
う方法も有力な方法の一つである。 本発明組成物を得るに当つて、上述した方法の
いずれを用いてもほぼ同様の効果が得られる。 かくして得られる本発明組成物は鋳込後の崩壊
性の良好なる鋳物砂、そして鋳型を与えることが
できるが、就中、アルミニウムまたは銅などを含
んだ、いわゆる軽合金用の鋳物砂ないしは鋳型用
として有用なものである。 次に、本発明を実施例、比較例、応用例および
比較応用例により具体的に説明するが、以下にお
いて部および%は特に断りのない限り、すべて重
量基準であるものとし、また珪砂としてはSiO2
純度が99%以上で、かつアメリカン・フアウンド
リーメンズ・ソサエテイ(AFS)粒度指数が60
±3なるものを使用した。 実施例 1 「フアウンドレツツTD−3402−B」(大日本イ
ンキ化学工業(株)製のノボラツク樹脂)の100部を
150℃で溶融させ、そこへしゆう酸第一鉄二水和
物の5部と「エピクロン152」(同上社製のブロム
化エポキシ樹脂)の5部とを加え、よく撹拌して
均一に混合し、次いで冷却させて樹脂組成物を得
た。 しかるのち、予め100部の珪砂を150℃に加熱さ
せておいた処へ、この組成物の2.2部を3メツシ
ユの篩を通過し、さらに20メツシユの篩上に残る
ように粗砕せしめて加えてからワール・ミキサー
で1分間混練させて樹脂被覆砂を得た。 次いで、これにヘキサメチレンテトラミン(以
下、これをヘキサミンと略記する。)の0.3部を水
の1.3部に溶解させた水溶液を加えて1分間混練
し、さらにステアリン酸カルシウムの0.1部を加
えて20秒間混練せしめ、目的とする鋳物用砂組成
物を得た。 実施例 2 予め150℃に加熱しておいた100部の珪砂に、
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」、0.1
部のしゆう酸第一鉄二水和物および0.1部の「エ
ピクロン152」を加えた。 以後は、粗砕から始まつて実施例1と同様の操
作を繰り返して鋳物用砂組成物を得た。 実施例 3 予め150℃に加熱しておいた100部の珪砂に、
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」を加
えてワール・ミキサーで1分間混練させた。以後
は、実施例1と同様にして樹脂被覆砂を得た。 次いで、この被覆砂に0.1部のしゆう酸第一鉄
二水和物および0.1部の「エピクロン152」を加え
て均一になるように混合せしめて鋳物用砂組成物
を得た。 実施例 4 フエノールの100部と37%ホルムアルデヒド水
溶液の120部と25%アンモニア水溶液の12部とを
65℃で2時間反応させ、次いでこの反応生成物溶
液中の水および未反応物などの低沸点物を減圧蒸
留して除き、150℃におけるゲル化時間が90秒に
なつた処で取り出し、これを直ちに冷却して軟化
点が85℃なる固形のレゾール型フエノール樹脂を
得た。 しかるのち、この樹脂の2.0部を3メツシユの
篩を通過させ、さらに20メツシユの篩上に残るよ
うに粗砕させ、次いでこれに予め150℃に加熱さ
せておいた100部の珪砂を加えてワール・ミキサ
ーで1分間混練した。 その後、これに1.3部の水、0.1部のしゆう酸第
一鉄二水和物および0.1部の「エピクロン152」を
加えて更に1分間混練させて鋳物用砂組成物を得
た。 実施例 5 予め150℃に加熱させておいて100部の珪砂に
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」、0.1
部のしゆう酸第一鉄二水和物および0.1部の塩化
ビニル樹脂を加えた。以後は、粗砕から始まつて
実施列1と同様にして鋳物用砂組成物を得た。 実施例 6 予め150℃に加熱させておいた100部の珪砂に
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」およ
び0.1部のしゆう酸第一鉄二水和物を加えてワー
ル・ミキサーで1分間混練させ、しかるのち塩素
含有率が40%なる塩素化パラフインの0.1部をそ
の2倍量のアセトンに溶解させて得られた溶液
と、0.3部のヘキサミンを1.3部の水に溶解させて
得られた溶液とを加えて1分間混練させ、さらに
0.1部のステアリン酸カルシウムをも加え、20秒
間混練せしめて鋳物用砂組成物を得た。 実施例 7 しゆう酸第一鉄二水和物の代わりに同量のしゆ
う酸カリウム一水和物を用い、かつ、「エピクロ
ン152」の使用量を0.15部に変更させた以外は、
実施例2と同様にして鋳物用砂組成物を得た。 比較例 1 予め150℃に加熱しておいた100部の珪砂に、
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」およ
び0.2部のしゆう酸第一鉄二水和物を加えるが、
塩素または臭素を含有する高分子化合物(B)なる成
分の使用を一切欠いた以外は、実施例1と同様に
して比較対照用の鋳物用砂組成物を得た。 比較例 2 予め150℃に加熱しておいた100部の珪砂に、
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」およ
び0.2部の「エピクロン152」を加えるが、しゆう
酸もしくは酒石酸の金属塩またはそれらの水和物
(A)なる成分の使用を一切欠いた以外は、実施例1
と同様にして比較対照用の鋳物用砂組成物を得
た。 比較例 3 予め150℃に加熱しておいた100部の珪砂に、
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」を加
えるが、しゆう酸もしくは酒石酸の金属塩または
それらの水和物(A)なる成分の使用も、塩素または
臭素を含有する高分子化合物(B)なる成分の使用も
一切欠いた以外は、実施例1と同様にして比較対
照用砂組成物を得た。 比較例 4 しゆう酸第一鉄二水和物および「エピクロン
152」の使用を一切欠いた以外は、実施例4と同
様にして比較的照用の鋳物用砂組成物を得た。 応用例1〜7および比較応用例1〜4 まず、230℃に加熱された金型に実施例1〜7
および比較例1〜4で得られたそれぞれの鋳物用
砂組成物を流し込んで2分間保持させたのち、
250℃の炉内で1分間焼成せしめて鋳型を得た。 次いで、この焼成鋳物砂を用いて径が85mmで高
さが10mmなる円板状のテストピースを作り、次い
でこれをアルミ箔で二重にくるんで、350℃、400
℃および450℃の各炉中に20分間置いて加熱処理
せしめた。 しかるのち、これらの加熱処理済みの各テスト
ピースを、ロータツプ篩分け機を用いて10メツシ
ユの篩上で砂落しを行なつて4分間で砂落ちする
場合については、テストピースが篩上に全く残ら
なくなるまでの時間(秒数)で表わし、4分間で
砂落ちしない場合については、この砂落し開始4
分後の砂落ち量の、砂落し開始前のテストピース
の重量に対する割合(%値)を測定して%値で表
わすことにしたが、いずれの場合にも、以上の操
作を一試験について4回繰り返して、それらの測
定値の平均を採つて崩壊性値とした。その結果は
まとめて第1表に示す。 なお、同表中にはそれぞれ融着点および曲げ強
さについての結果をも示すことにするが、そのう
ち融着点の方は「JACT(鋳物技術普及協会)試
験法C−1」に準じたものであり、他方、曲げ強
さの方はJIS K−6910の試験法に準じたものであ
る。 【表】
関し、その目的とする処は、鋳込後の崩壊性の良
好なる鋳型を成型することのできる、とくに軽合
金鋳物用砂組成物を提供するにある。 シエルモールド法などの如き、フエノール樹脂
を主たる結合剤とする鋳型造型法においては、ア
ルミニウムや銅合金などのように、鋳鉄などと比
較して溶湯温度が一層低い金属の鋳物を作る場合
には、鋳込後の崩壊性が特に要求されている。 そのために、従来より種々の提案もなされては
いるが、未だに十分なる効果を発揮するものは一
つとして見出されていない。 たとえば、尿素や炭酸亜鉛の如き化合物を添加
する方法があるが、かかる方法とても崩壊性自体
が不十分であるというに止まらず、融着点が低下
したり強度も低下するなどの欠点を有している。 しかるに、本発明者らはこうした従来技術にお
ける諸々の欠点の存在に鑑みて、とくに崩壊性に
優れ、しかも強度特性の良好なる鋳物用砂組成物
を得るべく鋭意検討を重ねた結果、フエノール樹
脂を主体とする結合剤に特定のジカルボン酸金属
塩類と特定のハロゲン含有高分子化合物を加えた
ものが、鋳込後の崩壊性に優れること、つまり低
温易崩壊性であることはもとより、加えて高強度
の鋳型を与えることを見出して、本発明を完成さ
せるに到つた。 すなわち、本発明はフエノール樹脂を主たる結
合剤成分とするシエルモールド用の鋳物用砂組成
物において、該結合剤成分の100重量部に対して
それぞれ、しゆう酸もしくは酒石酸の金属塩また
はそれらの水和物(A)の少なくとも1種を1〜15重
量部と、塩素または臭素を含有する高分子化合物
(B)の少なくとも1種を0.5〜20重量部となる割合
で含有せしめて成る組成物を提供するものであ
る。 ここにおいて、前記したフエノール樹脂として
代表的なものにはノボラツク型フエノール樹脂お
よびレゾール型フエノール樹脂などがあるが、こ
れらの樹脂はフエノール、クレゾール、レゾルシ
ノールもしくはビスフエノールAまたはビスフエ
ノール類のオリゴマーなどの如きフエノール類化
合物、あるいはそれらの同効物質と、ホルムアル
デヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ドもしくはブチルアルデヒドなどの如きアルデヒ
ド供給物質またはそれらの同効物質とを、公知慣
用の方法で反応させて得られるものである。 かかるフエノール樹脂を主体として、これにヘ
キサメチレンテトラミン、尿素樹脂、フラン樹脂
またはポリエステル樹脂などの化合物をも併用し
て結合剤とする。 他方、本発明組成物を得るにさいして用いられ
る前記(A)成分として代表的なものには、しゆう酸
銅、しゆう酸第一鉄、しゆう酸カリウム、しゆう
酸ニツケルもしくはしゆう酸ストロンチウムまた
は酒石酸カリウムなどのほか、それら金属塩の水
和物がある。 当該(A)成分は熱分解されて酸化雰囲気となし、
砂結合剤の熱分解を促進せしめる働きがある。 別に、前記(B)成分として代表的なものには塩化
ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩素化ポリエ
ーテル樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン、塩素化パラフインもしくは塩化ビニ
ル・プロピレン共重合樹脂またはブロム化エポキ
シ樹脂などがあるが、このほかにも有機高分子化
合物の塩素化または臭素化よりも得られるものも
また使用できることは勿論である。 これらの高分子化合物(B)のうちでも、塩素また
は臭素なる元素の含有率−1分子中の元素の構成
比を重量%で以て示される−が少なくとも5%、
好ましくは20%以上といつた高いものが、本発明
の目的に適うものである。 高分子化合物が本発明の目的に適う理由は、低
分子化合物であると、どうしても臭気が強く、分
解点や沸点が鋳物成型温度よりも低く、また毒性
も強くなるし、加えてフエノール樹脂などの結合
剤成分の硬化を阻害するなどといつた、鋳物用砂
に含有された場合において、避けなければならな
い弊害のいずれかが生じ易くて不適当なものであ
るのに対し、高分子化合物にはかかる心配が少な
いためである。本発明において使用される当該高
分子量化合物(B)としては少なくとも大約500の平
均分子量を有するものが適当である。 また、前記(B)成分はそれらが分解されて発生す
る塩素ガスなり臭素ガスが引き金となつて前記フ
エノール樹脂などの結合剤分子の脱水素による炭
化を促進せしめて結合剤の砂粒接着力を弱める働
きを有する。 鋳型温度が200〜400℃なる比較的低温の領域で
は、主として前記(A)成分が熱分解を促進し、400
℃を過ぎた辺りからは前記(B)成分による結合剤成
分の分解が特に著しくなる。 したがつて、これら(A)、(B)両成分の併用により
広範なる温度域での結合剤成分の分解促進がなさ
れ、鋳型の崩壊性が良好となる。 そして、前記(A)成分たるしゆう酸もしくは酒石
酸の金属塩またはそれらの水和物の添加量として
は、結合剤成分の100重量部に対して1〜15重量
部となる割合が通常であり、好ましくは3〜7重
量部となる割合においてである。 他方、前記(B)成分たる塩素または臭素を含有す
る高分子化合物の添加量としては、結合剤成分の
100重量部に対して0.5〜20重量部、好ましくは2
〜10重量部となる割合においてである。 これら(A)または(B)成分の添加量が少なすぎる
と、鋳込後の崩壊性の改良が果し得なく、逆にそ
れぞれの成分の添加量が多すぎると、鋳型の強度
が低下したり、硬化が遅延したり、あるいは融着
点が低下するので、結合剤成分の種類および量に
応じて、これら(A)、(B)両成分の添加量を適宜増減
すべきである。 而して、これら(A)、(B)両成分をフエノール樹脂
を結合剤の主たる成分とする前記結合剤成分を用
いる鋳物砂に添加して本発明の組成物を得るに
は、 (1) 予め当該(A)、(B)成分を結合剤中に分散ないし
は溶解させておき、次いでこれを砂に添加せし
めるか、 (2) 砂と結合剤とを混合させる工程において、当
該両成分を添加せしめるか、 (3) 予め当該両成分を砂に加えておき、そこへ結
合剤を混合せしめるか、あるいは (4) 予め結合剤を含有せしめた砂に当該両成分を
添加せしめる、 などの方法がある。 さらに、前記(A)成分中より選ばれる1種以上の
化合物と前記(B)成分中より選択された1種以上の
化合物とを、それぞれ別々に、前述の(1)〜(4)のう
ちのいずれかの方法を適用して添加するという方
法も採れるし、それぞれの化合物を同時に添加す
るという方法も採ることができる。 特に、前記(B)成分に属する化合物の添加方法と
しては、鋳物砂の製造工程中において、予め適当
な溶媒に溶解させておいた当該(B)成分を鋳物砂に
加え、次いで溶媒を蒸発させて除去せしめるとい
う方法も有力な方法の一つである。 本発明組成物を得るに当つて、上述した方法の
いずれを用いてもほぼ同様の効果が得られる。 かくして得られる本発明組成物は鋳込後の崩壊
性の良好なる鋳物砂、そして鋳型を与えることが
できるが、就中、アルミニウムまたは銅などを含
んだ、いわゆる軽合金用の鋳物砂ないしは鋳型用
として有用なものである。 次に、本発明を実施例、比較例、応用例および
比較応用例により具体的に説明するが、以下にお
いて部および%は特に断りのない限り、すべて重
量基準であるものとし、また珪砂としてはSiO2
純度が99%以上で、かつアメリカン・フアウンド
リーメンズ・ソサエテイ(AFS)粒度指数が60
±3なるものを使用した。 実施例 1 「フアウンドレツツTD−3402−B」(大日本イ
ンキ化学工業(株)製のノボラツク樹脂)の100部を
150℃で溶融させ、そこへしゆう酸第一鉄二水和
物の5部と「エピクロン152」(同上社製のブロム
化エポキシ樹脂)の5部とを加え、よく撹拌して
均一に混合し、次いで冷却させて樹脂組成物を得
た。 しかるのち、予め100部の珪砂を150℃に加熱さ
せておいた処へ、この組成物の2.2部を3メツシ
ユの篩を通過し、さらに20メツシユの篩上に残る
ように粗砕せしめて加えてからワール・ミキサー
で1分間混練させて樹脂被覆砂を得た。 次いで、これにヘキサメチレンテトラミン(以
下、これをヘキサミンと略記する。)の0.3部を水
の1.3部に溶解させた水溶液を加えて1分間混練
し、さらにステアリン酸カルシウムの0.1部を加
えて20秒間混練せしめ、目的とする鋳物用砂組成
物を得た。 実施例 2 予め150℃に加熱しておいた100部の珪砂に、
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」、0.1
部のしゆう酸第一鉄二水和物および0.1部の「エ
ピクロン152」を加えた。 以後は、粗砕から始まつて実施例1と同様の操
作を繰り返して鋳物用砂組成物を得た。 実施例 3 予め150℃に加熱しておいた100部の珪砂に、
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」を加
えてワール・ミキサーで1分間混練させた。以後
は、実施例1と同様にして樹脂被覆砂を得た。 次いで、この被覆砂に0.1部のしゆう酸第一鉄
二水和物および0.1部の「エピクロン152」を加え
て均一になるように混合せしめて鋳物用砂組成物
を得た。 実施例 4 フエノールの100部と37%ホルムアルデヒド水
溶液の120部と25%アンモニア水溶液の12部とを
65℃で2時間反応させ、次いでこの反応生成物溶
液中の水および未反応物などの低沸点物を減圧蒸
留して除き、150℃におけるゲル化時間が90秒に
なつた処で取り出し、これを直ちに冷却して軟化
点が85℃なる固形のレゾール型フエノール樹脂を
得た。 しかるのち、この樹脂の2.0部を3メツシユの
篩を通過させ、さらに20メツシユの篩上に残るよ
うに粗砕させ、次いでこれに予め150℃に加熱さ
せておいた100部の珪砂を加えてワール・ミキサ
ーで1分間混練した。 その後、これに1.3部の水、0.1部のしゆう酸第
一鉄二水和物および0.1部の「エピクロン152」を
加えて更に1分間混練させて鋳物用砂組成物を得
た。 実施例 5 予め150℃に加熱させておいて100部の珪砂に
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」、0.1
部のしゆう酸第一鉄二水和物および0.1部の塩化
ビニル樹脂を加えた。以後は、粗砕から始まつて
実施列1と同様にして鋳物用砂組成物を得た。 実施例 6 予め150℃に加熱させておいた100部の珪砂に
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」およ
び0.1部のしゆう酸第一鉄二水和物を加えてワー
ル・ミキサーで1分間混練させ、しかるのち塩素
含有率が40%なる塩素化パラフインの0.1部をそ
の2倍量のアセトンに溶解させて得られた溶液
と、0.3部のヘキサミンを1.3部の水に溶解させて
得られた溶液とを加えて1分間混練させ、さらに
0.1部のステアリン酸カルシウムをも加え、20秒
間混練せしめて鋳物用砂組成物を得た。 実施例 7 しゆう酸第一鉄二水和物の代わりに同量のしゆ
う酸カリウム一水和物を用い、かつ、「エピクロ
ン152」の使用量を0.15部に変更させた以外は、
実施例2と同様にして鋳物用砂組成物を得た。 比較例 1 予め150℃に加熱しておいた100部の珪砂に、
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」およ
び0.2部のしゆう酸第一鉄二水和物を加えるが、
塩素または臭素を含有する高分子化合物(B)なる成
分の使用を一切欠いた以外は、実施例1と同様に
して比較対照用の鋳物用砂組成物を得た。 比較例 2 予め150℃に加熱しておいた100部の珪砂に、
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」およ
び0.2部の「エピクロン152」を加えるが、しゆう
酸もしくは酒石酸の金属塩またはそれらの水和物
(A)なる成分の使用を一切欠いた以外は、実施例1
と同様にして比較対照用の鋳物用砂組成物を得
た。 比較例 3 予め150℃に加熱しておいた100部の珪砂に、
2.0部の「フアウンドレツツTD−3402−B」を加
えるが、しゆう酸もしくは酒石酸の金属塩または
それらの水和物(A)なる成分の使用も、塩素または
臭素を含有する高分子化合物(B)なる成分の使用も
一切欠いた以外は、実施例1と同様にして比較対
照用砂組成物を得た。 比較例 4 しゆう酸第一鉄二水和物および「エピクロン
152」の使用を一切欠いた以外は、実施例4と同
様にして比較的照用の鋳物用砂組成物を得た。 応用例1〜7および比較応用例1〜4 まず、230℃に加熱された金型に実施例1〜7
および比較例1〜4で得られたそれぞれの鋳物用
砂組成物を流し込んで2分間保持させたのち、
250℃の炉内で1分間焼成せしめて鋳型を得た。 次いで、この焼成鋳物砂を用いて径が85mmで高
さが10mmなる円板状のテストピースを作り、次い
でこれをアルミ箔で二重にくるんで、350℃、400
℃および450℃の各炉中に20分間置いて加熱処理
せしめた。 しかるのち、これらの加熱処理済みの各テスト
ピースを、ロータツプ篩分け機を用いて10メツシ
ユの篩上で砂落しを行なつて4分間で砂落ちする
場合については、テストピースが篩上に全く残ら
なくなるまでの時間(秒数)で表わし、4分間で
砂落ちしない場合については、この砂落し開始4
分後の砂落ち量の、砂落し開始前のテストピース
の重量に対する割合(%値)を測定して%値で表
わすことにしたが、いずれの場合にも、以上の操
作を一試験について4回繰り返して、それらの測
定値の平均を採つて崩壊性値とした。その結果は
まとめて第1表に示す。 なお、同表中にはそれぞれ融着点および曲げ強
さについての結果をも示すことにするが、そのう
ち融着点の方は「JACT(鋳物技術普及協会)試
験法C−1」に準じたものであり、他方、曲げ強
さの方はJIS K−6910の試験法に準じたものであ
る。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フエノール樹脂を主たる結合剤成分とするシ
エルモールド用鋳物砂組成物において、上記結合
剤成分の100重量部に対して、それぞれ (A) しゆう酸もしくは酒石酸の金属塩またはそれ
らの水和物のうち少なくとも1種を1〜15重量
部なる割合で、および (B) 塩素または臭素を含有する高分子化合物のう
ち少なくとも1種を0.5〜20重量部なる割合で
含有せしめて成る鋳物用砂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9691182A JPS58215238A (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 鋳物用砂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9691182A JPS58215238A (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 鋳物用砂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58215238A JPS58215238A (ja) | 1983-12-14 |
| JPS628254B2 true JPS628254B2 (ja) | 1987-02-21 |
Family
ID=14177540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9691182A Granted JPS58215238A (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 鋳物用砂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58215238A (ja) |
-
1982
- 1982-06-08 JP JP9691182A patent/JPS58215238A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58215238A (ja) | 1983-12-14 |
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