JPS62912Y2 - - Google Patents
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- JPS62912Y2 JPS62912Y2 JP10715482U JP10715482U JPS62912Y2 JP S62912 Y2 JPS62912 Y2 JP S62912Y2 JP 10715482 U JP10715482 U JP 10715482U JP 10715482 U JP10715482 U JP 10715482U JP S62912 Y2 JPS62912 Y2 JP S62912Y2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
本考案は各種弱電機器、家庭用電気器具、音響
機器等のケーシング材或るいは包装用品更には建
材等に用いられるプラスチツクプレートもしくは
シート等の改良に関する。 一般にプラスチツクスは電気抵抗率が大きく、
摩擦や剥離によつて容易に帯電する為、上記の如
き用途に供した場合、雰囲気中のゴミやホコリの
付着によつて美観を損ねたりその他の様々なトラ
ブル発生の原因となることが多々あつた。このよ
うな帯電を防止する為に各方面で鋭意研究がなさ
れ一部実用化が図られているが、その主なものと
しては、 導電性塗料の表面塗布法 導電材(カーボン)の内部練込み法 帯電防止剤(界面活性剤)の内部練込み法 帯電防止剤(界面活性剤)の表面塗布法 等が挙げられる。これらの方法は各材料に制電性
を付与し帯電防止の所期の目的は果たすものの、
個々には次のような欠点を有する。即ち、の方
法に関して、導電性塗料は一般には着色されてい
るので透光性を必要とする用途には不可であり、
またコストが割高となる。の方法に関して、着
色力の強いカーボンが充填材とされるからと同
様に用途が限定され更にカラー材であつても淡彩
色が得難い。の方法に関して、永久的な帯電防
止は未だなし得ず、また雰囲気湿度等によつて効
果が左右され易く、更に水洗すると帯電防止効果
が減退しそれが復活するのに時間を要する。の
方法に関して、と同様雰囲気湿度の影響が大
で、加えて水洗後は表面の帯電防止剤が除去され
制電性が消失する。……等である。上掲の方法が
包含するこのような欠点を解消するプラスチツク
材料として体積固有抵抗率の小さいゴム幹重合体
にビニル単量体又はビニリデン単量体をグラフト
共重合して得られるグラフト共重合体が知られて
いるが、これは曲げ弾性率、引張強度、伸び率等
の物理的性能に劣る為に成形加工性に乏しく、ま
た可燃性で高価であることから、前述の如き用途
には未だ充分に応えられるものではなかつた。 本考案は上記に鑑みなされたもので、上記グラ
フト共重合体の優れた特性を活かし、これに物理
的性能等を付与して各種弱電機器等の前記用途に
供し得る新規な制電性合成樹脂積層物を提供する
にある。 本考案実施例を図に採り説明すると、第1図は
本考案の代表的実施例の部分縦断面図である。即
ち本考案は、ポリ塩化ビニル樹脂基材1の少なく
とも片面に、体積固有抵抗率の小なるゴム幹重合
体にビニル単量体又はビニリデン単量体をグラフ
ト重合することによつて得られたグラフト共重合
体の制電性被覆層2を熱圧一体として成る制電性
合成樹脂積層物である。図例ではポリ塩化ビニル
樹脂(PVC)基材1の両面に上記被覆層2,2
を熱圧一体として積層物10を構成している。こ
の積層物10は通常の熱プレス法等により製せら
れ、基材1は厚み1〜10mmのPVCシートもしく
はプレートであり、被覆層2,2は厚み0.1〜0.5
mmのフイルムもしくはシートである。被覆層2,
2は後記する如く透明体であるが、基材1はその
実体がPVC樹脂であるから着色可能で、PVC樹
脂原料に適宜着色顔料を混練することによりカラ
ー積層物10とすることが出来る。勿論顔料フリ
ーにして透明積層物10となし得ることも云うま
でもない。被覆層2のグラフト共重合体は上述の
如く体積固有抵抗率が小さいゴム幹重合体にビニ
ル単量体又はビニリデン単量体をグラフト重合す
ることによつて得られるもので永久的な帯電防止
効果(制電性)を有する透明物質である。更に該
ゴム幹重合体は4〜500個のアルキレンオキサイ
ド基を有する単量体10〜50重量%と共役ジエン及
びアクリル酸エステルから選ばれた1種以上の単
量体50〜90重量%から成る共重合体であり、上記
グラフト共重合体が帯電防止効果を有する所以
は、このゴム幹重合体の相が加工時に枝重合体相
中に互にブリツジ状態をなして分散しており、電
荷が主としてこのゴム幹重合体相中を通つて拡
散、減衰するからであるとされている。しかもポ
リアルキレンオキサイド基はゴム幹重合体に化学
的に結合しているので過酷な水洗によつても制電
性が低下することがなくそれによつて永久的な帯
電防止効果も保証するものである。一方基材1の
PVC樹脂は産業界にも広く用いられる周知の樹
脂であつて、曲げ弾性率、引張強度、伸び率等の
物理的性能に優れ且つ難燃性であり、しかも着色
可能であり加えて原料コストの安価な汎用性の高
い樹脂である。 上記構成の積層物10は、物理的性能等に優れ
たPVC樹脂の基材1に制電性を有する被覆層2
が熱圧一体とされているから、被覆層2の乏しい
物理的性能が基材1によつてカバーされ、一方積
層物10としての制電性は被覆層2によつて達成
され、両者の相乗効果が積層物10をして極めて
実用性の高い工業材料を提供することになる。即
ち、各種弱電機器、家庭用電気器具、音響機器等
のケーシング材或るいは包装用品更には建材等に
応用した場合に、帯電によるゴミ・ホコリ等の付
着に起因する様々なトラブルを、制電性を有する
被覆層2の永久帯電防止効果によつて一掃し、
PVC樹脂基材1の優れた物理的性能によつて成
形加工を容易にし且つ物理的強度を付与し、更に
難燃性とし、加えて材料コストの低減をもたらす
優れた材料として位置付けられる。また、帯電防
止が図られた従来のプラスチツク材料はその性質
上透明性のものは得難く、色調が限定されていた
為、その用途範囲を狭めることとなつていたが、
本考案の積層物10では着色自在なPVC樹脂が
基材1とされているから、透明体も含めて様々な
色調の選択が可能となり、上記用途の飛躍的拡大
が見込まれることになる。本考案積層物の諸性能
と他物質のそれとを表1に示す。
機器等のケーシング材或るいは包装用品更には建
材等に用いられるプラスチツクプレートもしくは
シート等の改良に関する。 一般にプラスチツクスは電気抵抗率が大きく、
摩擦や剥離によつて容易に帯電する為、上記の如
き用途に供した場合、雰囲気中のゴミやホコリの
付着によつて美観を損ねたりその他の様々なトラ
ブル発生の原因となることが多々あつた。このよ
うな帯電を防止する為に各方面で鋭意研究がなさ
れ一部実用化が図られているが、その主なものと
しては、 導電性塗料の表面塗布法 導電材(カーボン)の内部練込み法 帯電防止剤(界面活性剤)の内部練込み法 帯電防止剤(界面活性剤)の表面塗布法 等が挙げられる。これらの方法は各材料に制電性
を付与し帯電防止の所期の目的は果たすものの、
個々には次のような欠点を有する。即ち、の方
法に関して、導電性塗料は一般には着色されてい
るので透光性を必要とする用途には不可であり、
またコストが割高となる。の方法に関して、着
色力の強いカーボンが充填材とされるからと同
様に用途が限定され更にカラー材であつても淡彩
色が得難い。の方法に関して、永久的な帯電防
止は未だなし得ず、また雰囲気湿度等によつて効
果が左右され易く、更に水洗すると帯電防止効果
が減退しそれが復活するのに時間を要する。の
方法に関して、と同様雰囲気湿度の影響が大
で、加えて水洗後は表面の帯電防止剤が除去され
制電性が消失する。……等である。上掲の方法が
包含するこのような欠点を解消するプラスチツク
材料として体積固有抵抗率の小さいゴム幹重合体
にビニル単量体又はビニリデン単量体をグラフト
共重合して得られるグラフト共重合体が知られて
いるが、これは曲げ弾性率、引張強度、伸び率等
の物理的性能に劣る為に成形加工性に乏しく、ま
た可燃性で高価であることから、前述の如き用途
には未だ充分に応えられるものではなかつた。 本考案は上記に鑑みなされたもので、上記グラ
フト共重合体の優れた特性を活かし、これに物理
的性能等を付与して各種弱電機器等の前記用途に
供し得る新規な制電性合成樹脂積層物を提供する
にある。 本考案実施例を図に採り説明すると、第1図は
本考案の代表的実施例の部分縦断面図である。即
ち本考案は、ポリ塩化ビニル樹脂基材1の少なく
とも片面に、体積固有抵抗率の小なるゴム幹重合
体にビニル単量体又はビニリデン単量体をグラフ
ト重合することによつて得られたグラフト共重合
体の制電性被覆層2を熱圧一体として成る制電性
合成樹脂積層物である。図例ではポリ塩化ビニル
樹脂(PVC)基材1の両面に上記被覆層2,2
を熱圧一体として積層物10を構成している。こ
の積層物10は通常の熱プレス法等により製せら
れ、基材1は厚み1〜10mmのPVCシートもしく
はプレートであり、被覆層2,2は厚み0.1〜0.5
mmのフイルムもしくはシートである。被覆層2,
2は後記する如く透明体であるが、基材1はその
実体がPVC樹脂であるから着色可能で、PVC樹
脂原料に適宜着色顔料を混練することによりカラ
ー積層物10とすることが出来る。勿論顔料フリ
ーにして透明積層物10となし得ることも云うま
でもない。被覆層2のグラフト共重合体は上述の
如く体積固有抵抗率が小さいゴム幹重合体にビニ
ル単量体又はビニリデン単量体をグラフト重合す
ることによつて得られるもので永久的な帯電防止
効果(制電性)を有する透明物質である。更に該
ゴム幹重合体は4〜500個のアルキレンオキサイ
ド基を有する単量体10〜50重量%と共役ジエン及
びアクリル酸エステルから選ばれた1種以上の単
量体50〜90重量%から成る共重合体であり、上記
グラフト共重合体が帯電防止効果を有する所以
は、このゴム幹重合体の相が加工時に枝重合体相
中に互にブリツジ状態をなして分散しており、電
荷が主としてこのゴム幹重合体相中を通つて拡
散、減衰するからであるとされている。しかもポ
リアルキレンオキサイド基はゴム幹重合体に化学
的に結合しているので過酷な水洗によつても制電
性が低下することがなくそれによつて永久的な帯
電防止効果も保証するものである。一方基材1の
PVC樹脂は産業界にも広く用いられる周知の樹
脂であつて、曲げ弾性率、引張強度、伸び率等の
物理的性能に優れ且つ難燃性であり、しかも着色
可能であり加えて原料コストの安価な汎用性の高
い樹脂である。 上記構成の積層物10は、物理的性能等に優れ
たPVC樹脂の基材1に制電性を有する被覆層2
が熱圧一体とされているから、被覆層2の乏しい
物理的性能が基材1によつてカバーされ、一方積
層物10としての制電性は被覆層2によつて達成
され、両者の相乗効果が積層物10をして極めて
実用性の高い工業材料を提供することになる。即
ち、各種弱電機器、家庭用電気器具、音響機器等
のケーシング材或るいは包装用品更には建材等に
応用した場合に、帯電によるゴミ・ホコリ等の付
着に起因する様々なトラブルを、制電性を有する
被覆層2の永久帯電防止効果によつて一掃し、
PVC樹脂基材1の優れた物理的性能によつて成
形加工を容易にし且つ物理的強度を付与し、更に
難燃性とし、加えて材料コストの低減をもたらす
優れた材料として位置付けられる。また、帯電防
止が図られた従来のプラスチツク材料はその性質
上透明性のものは得難く、色調が限定されていた
為、その用途範囲を狭めることとなつていたが、
本考案の積層物10では着色自在なPVC樹脂が
基材1とされているから、透明体も含めて様々な
色調の選択が可能となり、上記用途の飛躍的拡大
が見込まれることになる。本考案積層物の諸性能
と他物質のそれとを表1に示す。
【表】
尚、例図では被覆層2を基材1の両面に熱圧一
体とした場合を示したが、これを片面のみにする
ことも本考案を逸脱するものではない。この片面
のみ被覆層2が熱圧一体とされた積層物10は、
例えばケーシング材等において裏面にゴミ・ホコ
リ等が付着してもトラブル発生の原因とならない
場合に、被覆層2側を表面として用いれば外観を
保持する効果を有し、しかも原料コストが更に低
減されるので用途に応じて上記同様適宜採用され
る。また、積層物としての厚みは、上記の如く各
種様々な用途が考えられるので、制電性、強度、
コスト等を勘案して適宜定められることは云うま
でもない。 叙述の如く、本考案の積層物は有用性の高い材
料であつてその利用価値は頗る大である。
体とした場合を示したが、これを片面のみにする
ことも本考案を逸脱するものではない。この片面
のみ被覆層2が熱圧一体とされた積層物10は、
例えばケーシング材等において裏面にゴミ・ホコ
リ等が付着してもトラブル発生の原因とならない
場合に、被覆層2側を表面として用いれば外観を
保持する効果を有し、しかも原料コストが更に低
減されるので用途に応じて上記同様適宜採用され
る。また、積層物としての厚みは、上記の如く各
種様々な用途が考えられるので、制電性、強度、
コスト等を勘案して適宜定められることは云うま
でもない。 叙述の如く、本考案の積層物は有用性の高い材
料であつてその利用価値は頗る大である。
第1図は本考案の代表的実施例の部分縦断面図
である。 符号の説明、1……PVC基材、2……制電性
被覆層、10……積層物。
である。 符号の説明、1……PVC基材、2……制電性
被覆層、10……積層物。
Claims (1)
- ポリ塩化ビニル樹脂基材の少なくとも片面に、
体積固有抵抗率の小なるゴム幹重合体にビニル単
量体又はビニリデン単量体をグラフト重合するこ
とによつて得られたグラフト共重合体の制電性被
覆層を熱圧一体として成る制電性合成樹脂積層
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10715482U JPS5912628U (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 制電性合成樹脂積層物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10715482U JPS5912628U (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 制電性合成樹脂積層物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5912628U JPS5912628U (ja) | 1984-01-26 |
| JPS62912Y2 true JPS62912Y2 (ja) | 1987-01-10 |
Family
ID=30250471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10715482U Granted JPS5912628U (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 制電性合成樹脂積層物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5912628U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60238770A (ja) * | 1984-05-11 | 1985-11-27 | Meidensha Electric Mfg Co Ltd | 避雷器の動作責務試験方法 |
-
1982
- 1982-07-14 JP JP10715482U patent/JPS5912628U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5912628U (ja) | 1984-01-26 |
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