JPS62993B2 - - Google Patents
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- JPS62993B2 JPS62993B2 JP13131579A JP13131579A JPS62993B2 JP S62993 B2 JPS62993 B2 JP S62993B2 JP 13131579 A JP13131579 A JP 13131579A JP 13131579 A JP13131579 A JP 13131579A JP S62993 B2 JPS62993 B2 JP S62993B2
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- toughness
- tensile strength
- rotor
- chromium
- steel
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Landscapes
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
本発明は例えば、高い引張強さと靭性を必要と
するタービンロータに使用される12%クロム・ニ
ツケル合金鋼に関する。 例えば、大容量蒸気タービンのロータは、数十
キログラムの長翼が多数植込まれ高速回転するの
で、ロータには高い引張強さが要求される。ま
た、最長翼の植込まれる部分の運転時温度は室温
付近と低いため、脆性破壊防止の観点から、材料
欠陥がなく、優れた靭性(破面遷移温度の低いこ
と)が必要である。 従来、大容量蒸気タービン低圧ロータには、こ
れら要求を満足する材料として、3.5%Ni−1.75
%Cr−0.5%Mo−0.1%V鍛鋼が広く使用されて
来た。この鋼の引張強さは約90Kg/mm2、破面遷移
温度は0℃以下である。 ところで、蒸気タービン単機出力の増大を図る
ためには最終段長翼の寸法増大が不可欠であり、
これに伴なう負荷応力の増大に対し、より高い引
張強さを有するロータが必要である。この要求に
対処するためには、引張強さ向上に最も効果のあ
るニツケルの増量が考えられるが、ニツケルを増
量するとロータの長時間使用で靭性の劣化(破面
遷移温度の上昇)が著しいため、ロータへの使用
は不適である。 本発明の目的は高い引張強さを有するととも
に、優れた靭性を有する12%クロム・ニツケル合
金鋼を提供することを目的とする。 従来、12%クロム基鋼はクリープ強さが優れて
いることから、500℃以上の温度で使用するター
ビン・ロータ材として使用されている。しかし従
来の12%クロム基タービンロータはクリープ強さ
に優れ引張強さも約90Kg/mm2であるが、いつぽ
う、破面遷移温度が+50℃〜+100℃と高いた
め、比較的蒸気温度の低いときに使用されるター
ビンロータには使用が不可能であつた。 本発明はこの12%クロム基鋼を系統的に研究し
た結果、タービンロータとして使用可能な高い引
張強さと優れた靭性を有する材料を見いだしたも
のである。 ここで、本発明に係るタービンロータを構成す
る化学組成について説明する。この組成範囲は、 炭素(C) ……0.05〜0.3% マンガン(Mn) ……0.2〜1.5% シリコン(Si) ……0.2%以下 クロム(Cr) ……8〜13% モリブデン(Mo)……0.2〜1.5% バナジウム(V) ……0.05〜0.3% ニオブ(Nb)または/およびタンタル(Ta) ……0.01〜0.05% ニツケル(Ni) ……3.0〜4.0% 鉄(Fe) ……残部 および不純物から成ることを特徴とした合金であ
る。 つぎに各元素の重量%の範囲について説明す
る。 C0.05〜0.3%:Cは引張強さを増すために必要
欠くべからざる元素である。0.05%より少ないと
低い強度しか得られず、また0.3%を越えると靭
性が劣化するので、この範囲が適切である。 Mn0.2〜1.5%:おもに脱硫剤として添加され
る元素であり、0.2%より少ないことその効果が
発揮できず、また、1.5%を越える靭性が劣化す
るのでこの範囲が適切である。 Si0.2%以下:通常脱酸剤として添加される元
素であるが、0.2%を越えて添加すると靭性が低
下する。本発明合金ではSiを添加しないことが原
則であり、鋼の脱酸は真空カーボン脱酸法を適用
する。 Cr8〜13%:引張強さを確保する上で8%以上
必要であるが、13%を越えるとマルテンサイト組
織が得られず、高い引張強さおよび優れた靭性が
得られないので、この範囲が適切である。 Mo0.2〜1.5%:焼もどし軟化抵抗を増し、焼
入性、靭性を改善するために0.2%以上必要であ
る。しかし1.5%を越えると靭性が劣化するの
で、この範囲が適切である。 V0.05〜0.30%:強度を向上させるために0.05
%以上必要である。しかし0.30%を越えると靭性
が劣化するので、この範囲が適切である。 全体での0.01〜0.05%のNbまたは/および
Ta:本発明の特徴とするところで、結晶粒を微
細化し靭性を改善するためには0.01%以上必要で
ある。しかし、0.05%を越えるとタービン低圧ロ
ータのごとき大きな鋼塊を必要とするものにあつ
ては偏折を生じ靭性が劣化する。したがつて、こ
の範囲が適切である。なお、Nb、Taはいずれか
一方のみを添加しても、或いは両者を同時に添加
してもよく、いずれの場合も全体で上記の範囲内
となるようにする。 Ni3.0〜4.0%:本発明の特徴とするところで、
引張強さおよび靭性を向上させるために3.0%以
上必要である。しかし、4.0%を越えると焼もど
し脆化感受性が高まり、タービン低圧ロータ使用
中に焼もどし脆化を生じ破面遷移温度が上昇す
る。したがつて上述の範囲が適切である。 つぎに本発明の実施例について説明する。 第1表に示す組成の合金を溶解しロータモデル
素体を製造し、これに第2表に示す熱処理を適用
した。なお実体のロータにおいてはロータ中心部
の引張強さおよび靭性が重要であり、また靭性は
ロータ中心部で最も悪くなるので、試料の熱処理
後の冷却速度は実体ロータ中心部を想定して焼入
時の冷却速度2℃/min、焼もどし後の冷却速度
20℃/hrとした。つぎに、引張試験および衝撃試
験を実施した。第3表は試験結果を示したものあ
る。試料No.1は現在、大容量蒸気タービン低圧ロ
ータに広く使用されている3.5%NiCrMoV鋼、試
料2は大容量蒸気タービンロータに使用されてい
る12%Cr基鋼であり、試料3、4は本発明合金
である。現在使用されている12%Cr基タービン
ロータの破面遷移温度が50〜100℃であるのに対
し、本発明に係る実施例は試料No.3、No.4で100
Kg/mm2以上の引張強さと、0℃以下の破面遷移温
度を有する。ここで、本発明に係るロータが従来
ロータに較べて優れた引張強さと靭性を有する理
由としてはNi、さらにNbまたは/およびTaが適
正量添加されたためである。 以上説明したように、本発明に係る12%クロ
ム・ニツケル合金鋼は、第3表からも明らかなよ
うに、その引張強さ、靭性が従来の12%クロム・
ニツケル合金鋼に比較して非常にすぐれているこ
とが容易に理解されるであろう。
するタービンロータに使用される12%クロム・ニ
ツケル合金鋼に関する。 例えば、大容量蒸気タービンのロータは、数十
キログラムの長翼が多数植込まれ高速回転するの
で、ロータには高い引張強さが要求される。ま
た、最長翼の植込まれる部分の運転時温度は室温
付近と低いため、脆性破壊防止の観点から、材料
欠陥がなく、優れた靭性(破面遷移温度の低いこ
と)が必要である。 従来、大容量蒸気タービン低圧ロータには、こ
れら要求を満足する材料として、3.5%Ni−1.75
%Cr−0.5%Mo−0.1%V鍛鋼が広く使用されて
来た。この鋼の引張強さは約90Kg/mm2、破面遷移
温度は0℃以下である。 ところで、蒸気タービン単機出力の増大を図る
ためには最終段長翼の寸法増大が不可欠であり、
これに伴なう負荷応力の増大に対し、より高い引
張強さを有するロータが必要である。この要求に
対処するためには、引張強さ向上に最も効果のあ
るニツケルの増量が考えられるが、ニツケルを増
量するとロータの長時間使用で靭性の劣化(破面
遷移温度の上昇)が著しいため、ロータへの使用
は不適である。 本発明の目的は高い引張強さを有するととも
に、優れた靭性を有する12%クロム・ニツケル合
金鋼を提供することを目的とする。 従来、12%クロム基鋼はクリープ強さが優れて
いることから、500℃以上の温度で使用するター
ビン・ロータ材として使用されている。しかし従
来の12%クロム基タービンロータはクリープ強さ
に優れ引張強さも約90Kg/mm2であるが、いつぽ
う、破面遷移温度が+50℃〜+100℃と高いた
め、比較的蒸気温度の低いときに使用されるター
ビンロータには使用が不可能であつた。 本発明はこの12%クロム基鋼を系統的に研究し
た結果、タービンロータとして使用可能な高い引
張強さと優れた靭性を有する材料を見いだしたも
のである。 ここで、本発明に係るタービンロータを構成す
る化学組成について説明する。この組成範囲は、 炭素(C) ……0.05〜0.3% マンガン(Mn) ……0.2〜1.5% シリコン(Si) ……0.2%以下 クロム(Cr) ……8〜13% モリブデン(Mo)……0.2〜1.5% バナジウム(V) ……0.05〜0.3% ニオブ(Nb)または/およびタンタル(Ta) ……0.01〜0.05% ニツケル(Ni) ……3.0〜4.0% 鉄(Fe) ……残部 および不純物から成ることを特徴とした合金であ
る。 つぎに各元素の重量%の範囲について説明す
る。 C0.05〜0.3%:Cは引張強さを増すために必要
欠くべからざる元素である。0.05%より少ないと
低い強度しか得られず、また0.3%を越えると靭
性が劣化するので、この範囲が適切である。 Mn0.2〜1.5%:おもに脱硫剤として添加され
る元素であり、0.2%より少ないことその効果が
発揮できず、また、1.5%を越える靭性が劣化す
るのでこの範囲が適切である。 Si0.2%以下:通常脱酸剤として添加される元
素であるが、0.2%を越えて添加すると靭性が低
下する。本発明合金ではSiを添加しないことが原
則であり、鋼の脱酸は真空カーボン脱酸法を適用
する。 Cr8〜13%:引張強さを確保する上で8%以上
必要であるが、13%を越えるとマルテンサイト組
織が得られず、高い引張強さおよび優れた靭性が
得られないので、この範囲が適切である。 Mo0.2〜1.5%:焼もどし軟化抵抗を増し、焼
入性、靭性を改善するために0.2%以上必要であ
る。しかし1.5%を越えると靭性が劣化するの
で、この範囲が適切である。 V0.05〜0.30%:強度を向上させるために0.05
%以上必要である。しかし0.30%を越えると靭性
が劣化するので、この範囲が適切である。 全体での0.01〜0.05%のNbまたは/および
Ta:本発明の特徴とするところで、結晶粒を微
細化し靭性を改善するためには0.01%以上必要で
ある。しかし、0.05%を越えるとタービン低圧ロ
ータのごとき大きな鋼塊を必要とするものにあつ
ては偏折を生じ靭性が劣化する。したがつて、こ
の範囲が適切である。なお、Nb、Taはいずれか
一方のみを添加しても、或いは両者を同時に添加
してもよく、いずれの場合も全体で上記の範囲内
となるようにする。 Ni3.0〜4.0%:本発明の特徴とするところで、
引張強さおよび靭性を向上させるために3.0%以
上必要である。しかし、4.0%を越えると焼もど
し脆化感受性が高まり、タービン低圧ロータ使用
中に焼もどし脆化を生じ破面遷移温度が上昇す
る。したがつて上述の範囲が適切である。 つぎに本発明の実施例について説明する。 第1表に示す組成の合金を溶解しロータモデル
素体を製造し、これに第2表に示す熱処理を適用
した。なお実体のロータにおいてはロータ中心部
の引張強さおよび靭性が重要であり、また靭性は
ロータ中心部で最も悪くなるので、試料の熱処理
後の冷却速度は実体ロータ中心部を想定して焼入
時の冷却速度2℃/min、焼もどし後の冷却速度
20℃/hrとした。つぎに、引張試験および衝撃試
験を実施した。第3表は試験結果を示したものあ
る。試料No.1は現在、大容量蒸気タービン低圧ロ
ータに広く使用されている3.5%NiCrMoV鋼、試
料2は大容量蒸気タービンロータに使用されてい
る12%Cr基鋼であり、試料3、4は本発明合金
である。現在使用されている12%Cr基タービン
ロータの破面遷移温度が50〜100℃であるのに対
し、本発明に係る実施例は試料No.3、No.4で100
Kg/mm2以上の引張強さと、0℃以下の破面遷移温
度を有する。ここで、本発明に係るロータが従来
ロータに較べて優れた引張強さと靭性を有する理
由としてはNi、さらにNbまたは/およびTaが適
正量添加されたためである。 以上説明したように、本発明に係る12%クロ
ム・ニツケル合金鋼は、第3表からも明らかなよ
うに、その引張強さ、靭性が従来の12%クロム・
ニツケル合金鋼に比較して非常にすぐれているこ
とが容易に理解されるであろう。
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 重量比で、C0.05〜0.3%、Mn0.2〜1.5%、
Si0.2%以下、Cr8〜13%、Mo0.2〜1.5%、V0.05
〜0.3%、全体で0.01〜0.05%のNbまたは/およ
びTa、Ni3.0〜4.0%、残部Feおよび付随的不純
物より成り、常温において高い引張強さおよび靭
性を有する高強度高靭性12%クロムニツケル合金
鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13131579A JPS5655552A (en) | 1979-10-13 | 1979-10-13 | 12% chromium-nickel alloy steel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13131579A JPS5655552A (en) | 1979-10-13 | 1979-10-13 | 12% chromium-nickel alloy steel |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5655552A JPS5655552A (en) | 1981-05-16 |
| JPS62993B2 true JPS62993B2 (ja) | 1987-01-10 |
Family
ID=15055074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13131579A Granted JPS5655552A (en) | 1979-10-13 | 1979-10-13 | 12% chromium-nickel alloy steel |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5655552A (ja) |
-
1979
- 1979-10-13 JP JP13131579A patent/JPS5655552A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5655552A (en) | 1981-05-16 |
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