JPS6312869B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6312869B2 JPS6312869B2 JP54071597A JP7159779A JPS6312869B2 JP S6312869 B2 JPS6312869 B2 JP S6312869B2 JP 54071597 A JP54071597 A JP 54071597A JP 7159779 A JP7159779 A JP 7159779A JP S6312869 B2 JPS6312869 B2 JP S6312869B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- acid
- indole
- acetic acid
- phenylhydrazine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はインドール−3−酢酸の製造方法に関
する。さらに詳しくは、それ自身植物生長調節作
用物質であり、さらに、種々の農薬、医薬原料と
して有用なインドール−3−酢酸を安価でかつ容
易に入手し得る原料から一工程で製造する方法に
関するものである。
する。さらに詳しくは、それ自身植物生長調節作
用物質であり、さらに、種々の農薬、医薬原料と
して有用なインドール−3−酢酸を安価でかつ容
易に入手し得る原料から一工程で製造する方法に
関するものである。
インドール−3−酢酸の製造方法としては、従
来種々の方法が知られているが、 (1) インドールを原料として、3位に目的とする
側鎖を結合せしめる方法 (2) フエニルヒドラジンを原料とするフイシヤー
のインドール合成法を利用する方法 の二法に大別される。(1)の方法は原料が高価で、
工程が煩雑であり、(2)の方法は一般に低収率であ
るため、反応操作が煩雑となる。また、(2)の方法
として、水溶媒中、β−ホルミルプロピオン酸エ
ステルを鉱酸存在下に、フエニルヒドラジンを縮
合せしめて、環化と同時にエステルを加水分解さ
せて該化合物を得る方法(特公昭44−32780)が
あるが、β−ホルミルプロピオン酸エステルは工
業的に大量に入手することが困難である他、酸性
水溶液中で不安定であり、長期保存する際、種々
の縮合体を形成し、これを用いてフエニルヒドラ
ジンと反応せしめると、油状物を副生し、目的と
するインドール−3−酢酸の収率および純度を低
下するという欠点を有する。
来種々の方法が知られているが、 (1) インドールを原料として、3位に目的とする
側鎖を結合せしめる方法 (2) フエニルヒドラジンを原料とするフイシヤー
のインドール合成法を利用する方法 の二法に大別される。(1)の方法は原料が高価で、
工程が煩雑であり、(2)の方法は一般に低収率であ
るため、反応操作が煩雑となる。また、(2)の方法
として、水溶媒中、β−ホルミルプロピオン酸エ
ステルを鉱酸存在下に、フエニルヒドラジンを縮
合せしめて、環化と同時にエステルを加水分解さ
せて該化合物を得る方法(特公昭44−32780)が
あるが、β−ホルミルプロピオン酸エステルは工
業的に大量に入手することが困難である他、酸性
水溶液中で不安定であり、長期保存する際、種々
の縮合体を形成し、これを用いてフエニルヒドラ
ジンと反応せしめると、油状物を副生し、目的と
するインドール−3−酢酸の収率および純度を低
下するという欠点を有する。
そこで、本発明者はかかる欠点を解消すべく、
種々の検討を行なつた結果、次式で表わされる 3,9−ビス(2−カルボキシエチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウン
デカン(以下、単にCATUと略す)が工業的に
入手でき、かつ、酸性水溶液中で長期に保存して
も全く分解せず、さらに、CATUは水にほとん
ど不溶であるが、特定の条件下、容易に加水分解
を受けることを見出して本発明を完成するに至つ
た。
種々の検討を行なつた結果、次式で表わされる 3,9−ビス(2−カルボキシエチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウン
デカン(以下、単にCATUと略す)が工業的に
入手でき、かつ、酸性水溶液中で長期に保存して
も全く分解せず、さらに、CATUは水にほとん
ど不溶であるが、特定の条件下、容易に加水分解
を受けることを見出して本発明を完成するに至つ
た。
すなわち、本発明はフエニルヒドラジンと
CATUを、反応液が常に酸性に保たれるように
反応させることを特徴とするもので、一工程でイ
ンドール−3−酢酸を高純度で、かつ、高収率で
製造する方法である。その反応は次式に従つて進
行するものと推定される。
CATUを、反応液が常に酸性に保たれるように
反応させることを特徴とするもので、一工程でイ
ンドール−3−酢酸を高純度で、かつ、高収率で
製造する方法である。その反応は次式に従つて進
行するものと推定される。
本発明方法をさらに詳細に説明するためにその
一実施態様を示せば、まずフエニルヒドラジンを
その強酸塩または酸性の水性溶媒中に溶解させ、
これにCATUを水または酸性水性溶媒中に分散
させた溶液を加え、次にこの混合物を加熱撹拌し
ながら反応させた後、反応液を冷却すると目的と
するインドール−3−酢酸が晶出するので、この
結晶を採取し水洗乾燥すると高純度の製品が得ら
れる。
一実施態様を示せば、まずフエニルヒドラジンを
その強酸塩または酸性の水性溶媒中に溶解させ、
これにCATUを水または酸性水性溶媒中に分散
させた溶液を加え、次にこの混合物を加熱撹拌し
ながら反応させた後、反応液を冷却すると目的と
するインドール−3−酢酸が晶出するので、この
結晶を採取し水洗乾燥すると高純度の製品が得ら
れる。
本発明で使用するCATUはアクリロニトリル
のオキソ法で得られるβ−シアノプロピオンアル
デヒドをペンタエリスリトールでスピロアセター
ル化した後、シアノ基を加水分解することによ
り、容易に、かつ安価に合成される化合物であ
る。
のオキソ法で得られるβ−シアノプロピオンアル
デヒドをペンタエリスリトールでスピロアセター
ル化した後、シアノ基を加水分解することによ
り、容易に、かつ安価に合成される化合物であ
る。
本発明の実施にあたつては溶媒を用いるが、一
般に、水を反応溶媒とするのが最も好適である
が、エタノール、プロピルアルコール、酢酸の如
き親水性の極性溶媒を混合して用いることも出来
る。アルコール類を水と混合して反応溶媒とする
場合、インドール−3−酢酸がエステル化するの
を防ぐために、30vol%以上の水を含有させるこ
とが好ましい。
般に、水を反応溶媒とするのが最も好適である
が、エタノール、プロピルアルコール、酢酸の如
き親水性の極性溶媒を混合して用いることも出来
る。アルコール類を水と混合して反応溶媒とする
場合、インドール−3−酢酸がエステル化するの
を防ぐために、30vol%以上の水を含有させるこ
とが好ましい。
反応は溶媒中にフエニルヒドラジンと、反応系
を常に酸性に保持する物質とを加え、75℃ないし
120℃、好ましくは使用する溶媒の還流温度で、
CATUを反応溶媒に懸濁させて滴下して加え、
同温度で0.5ないし8時間撹拌することにより容
易に進行する。
を常に酸性に保持する物質とを加え、75℃ないし
120℃、好ましくは使用する溶媒の還流温度で、
CATUを反応溶媒に懸濁させて滴下して加え、
同温度で0.5ないし8時間撹拌することにより容
易に進行する。
反応系を酸性に保つ物質としては塩酸や硫酸、
リン酸、ポリリン酸の如き無機酸、p−トルエン
スルホン酸やポリスチレンスルホン酸の如き有機
酸、または、塩化亜鉛の如きルイス酸を用いるこ
とができ、さらに、フエニルヒドラジンをこれら
の無機酸または有機酸の塩として用いることもで
きる。これらのフエニルヒドラジンの強酸塩を使
用する場合、特に酸を添加しなくとも反応系は酸
性に保つことができるが、一般に、フエニルヒド
ラジンに対し過剰の酸を添加するのが好ましく、
この場合、反応系の酸濃度を2.0規定以下にする
ことが望ましく、より高濃度の酸を使用した場
合、生成物が不安定で分解が起る。
リン酸、ポリリン酸の如き無機酸、p−トルエン
スルホン酸やポリスチレンスルホン酸の如き有機
酸、または、塩化亜鉛の如きルイス酸を用いるこ
とができ、さらに、フエニルヒドラジンをこれら
の無機酸または有機酸の塩として用いることもで
きる。これらのフエニルヒドラジンの強酸塩を使
用する場合、特に酸を添加しなくとも反応系は酸
性に保つことができるが、一般に、フエニルヒド
ラジンに対し過剰の酸を添加するのが好ましく、
この場合、反応系の酸濃度を2.0規定以下にする
ことが望ましく、より高濃度の酸を使用した場
合、生成物が不安定で分解が起る。
本発明におけるフエニルヒドラジンの使用量は
CATUに対し2倍モル以上用いるのが好ましく、
これ以下であると、CATU分解物や縮合物が多
量に副生する傾向があり、特に大過剰のフエニル
ヒドラジンを用いても反応は好適に進行する。
CATUに対し2倍モル以上用いるのが好ましく、
これ以下であると、CATU分解物や縮合物が多
量に副生する傾向があり、特に大過剰のフエニル
ヒドラジンを用いても反応は好適に進行する。
以上のようにCATUがきわめて安定な物質で
あり、取り扱いが容易である一方、特定の条件下
で分解して、フエニルヒドラジンと縮合環化し
て、インドール−3−酢酸が高純度でかつ高収率
で得られるということは、これまでにない全く新
規な製造方法といえる。
あり、取り扱いが容易である一方、特定の条件下
で分解して、フエニルヒドラジンと縮合環化し
て、インドール−3−酢酸が高純度でかつ高収率
で得られるということは、これまでにない全く新
規な製造方法といえる。
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例 1
フエニルヒドラジン塩酸塩5.78g(40mmole)
を水100mlに加熱溶解し、撹拌しながら98℃に達
したところでCATU3.04g(10mmole)を水50
mlに分散させた溶液を1時間で滴下した。滴下終
了後、還流温度で6時間反応させた。その後反応
液を氷冷して、晶析させて白色粉末結晶のインド
ール−3−酢酸2.62g(理論収率74.7%)を得
た。このものの融点は167〜170℃であつた。
を水100mlに加熱溶解し、撹拌しながら98℃に達
したところでCATU3.04g(10mmole)を水50
mlに分散させた溶液を1時間で滴下した。滴下終
了後、還流温度で6時間反応させた。その後反応
液を氷冷して、晶析させて白色粉末結晶のインド
ール−3−酢酸2.62g(理論収率74.7%)を得
た。このものの融点は167〜170℃であつた。
実施例 2
1.0規定硫酸30mlを水70mlで希釈し、フエニル
ヒドラジン3.24g(30mmole)を加えて溶解し、
溶熱撹拌しながら98℃に保つてCATU3.04g(10
mmole)を0.1規定硫酸水溶液50mlに分散させた
溶液を1時間で滴下した。滴下終了後、4時間加
熱還流した。以後実施例1と同様に処理し、イン
ドール−3−酢酸2.78g(理論収率79.3%)を得
た。
ヒドラジン3.24g(30mmole)を加えて溶解し、
溶熱撹拌しながら98℃に保つてCATU3.04g(10
mmole)を0.1規定硫酸水溶液50mlに分散させた
溶液を1時間で滴下した。滴下終了後、4時間加
熱還流した。以後実施例1と同様に処理し、イン
ドール−3−酢酸2.78g(理論収率79.3%)を得
た。
実施例 3
フエニルヒドラジン塩酸塩5.78g(40mmole)
を0.1規定塩酸水溶液100mlに加熱溶解し、還流さ
せながらCATU3.04g(10mmole)を0.1規定塩
酸水溶液100mlに分散させた溶液を1.5時間で滴下
し、還流温度で3時間反応させた。反応終了後、
実施例1と同様に処理して、インドール−3−酢
酸2.94g(理論収率83.8%)を得た。
を0.1規定塩酸水溶液100mlに加熱溶解し、還流さ
せながらCATU3.04g(10mmole)を0.1規定塩
酸水溶液100mlに分散させた溶液を1.5時間で滴下
し、還流温度で3時間反応させた。反応終了後、
実施例1と同様に処理して、インドール−3−酢
酸2.94g(理論収率83.8%)を得た。
実施例 4
フエニルヒドラジン塩酸塩2.89g(20mmole)
を用い、実施例3と同様に反応させたところ、イ
ンドール−3−酢酸1.87g(理論収率57%)を得
た。
を用い、実施例3と同様に反応させたところ、イ
ンドール−3−酢酸1.87g(理論収率57%)を得
た。
実施例 5
水100mlにp−トルエンスルホン酸の一水和物
6.31gを溶解し、これにフエニルヒドラジン3.24
g(30mmole)を加えて、加熱撹拌し、還流温
度に達したところで、水50mlに分散させた
CATU3.04g(10mmole)を45分間で滴下した。
さらに6時間還流させた後、氷冷下に晶析してイ
ンドール−3−酢酸2.18g(理論収率62.2%)を
得た。
6.31gを溶解し、これにフエニルヒドラジン3.24
g(30mmole)を加えて、加熱撹拌し、還流温
度に達したところで、水50mlに分散させた
CATU3.04g(10mmole)を45分間で滴下した。
さらに6時間還流させた後、氷冷下に晶析してイ
ンドール−3−酢酸2.18g(理論収率62.2%)を
得た。
実施例 6
実施例5のp−トルエンスルホン酸の代りに85
%濃度のリン酸5.76gを用いた他は、実施例5と
同様に反応させ、インドール−3−酢酸1.23g
(理論収率35%)を得た。
%濃度のリン酸5.76gを用いた他は、実施例5と
同様に反応させ、インドール−3−酢酸1.23g
(理論収率35%)を得た。
実施例 7
CATU3.04g(10mmole)をn−プロピルア
ルコール50mlに分散させた溶液を滴下した以外、
実施例1と同様に反応させた。反応終了後、溶媒
を減圧下に完全に除去し、得られた固体残渣に、
水50mlを加えて溶解し、氷冷下に晶析してインド
ール−3−酢酸1.58g(理論収率45%)を得た。
ルコール50mlに分散させた溶液を滴下した以外、
実施例1と同様に反応させた。反応終了後、溶媒
を減圧下に完全に除去し、得られた固体残渣に、
水50mlを加えて溶解し、氷冷下に晶析してインド
ール−3−酢酸1.58g(理論収率45%)を得た。
実施例 8
CATU6.08g(20mmole)を酢酸50mlに分散
させた溶液を滴下した以外、実施例1と同様に反
応させた。反応終了後、反応液を約50mlまで減圧
濃縮して晶析し、インドール−3−酢酸3.29g
(理論収率47%)を得た。
させた溶液を滴下した以外、実施例1と同様に反
応させた。反応終了後、反応液を約50mlまで減圧
濃縮して晶析し、インドール−3−酢酸3.29g
(理論収率47%)を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 3,9−ビス(2−カルボキシエチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウン
デカンとフエニルヒドラジンを酸性下に反応させ
ることを特徴とするインドール−3−酢酸の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7159779A JPS55164675A (en) | 1979-06-07 | 1979-06-07 | Preparation of indole-3-acetic acid |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7159779A JPS55164675A (en) | 1979-06-07 | 1979-06-07 | Preparation of indole-3-acetic acid |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55164675A JPS55164675A (en) | 1980-12-22 |
| JPS6312869B2 true JPS6312869B2 (ja) | 1988-03-23 |
Family
ID=13465223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7159779A Granted JPS55164675A (en) | 1979-06-07 | 1979-06-07 | Preparation of indole-3-acetic acid |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55164675A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01297875A (ja) * | 1988-05-26 | 1989-11-30 | Hamamatsu Photonics Kk | 高圧ナトリウムランプ励起固体レーザ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5918392B2 (ja) * | 1973-02-28 | 1984-04-26 | (財) 相模中央化学研究所 | 5−ヒドロキシトリプトフアン骨格を有する化合物の製造方法 |
-
1979
- 1979-06-07 JP JP7159779A patent/JPS55164675A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01297875A (ja) * | 1988-05-26 | 1989-11-30 | Hamamatsu Photonics Kk | 高圧ナトリウムランプ励起固体レーザ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55164675A (en) | 1980-12-22 |
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