JPS6314406Y2 - - Google Patents

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JPS6314406Y2
JPS6314406Y2 JP1981071394U JP7139481U JPS6314406Y2 JP S6314406 Y2 JPS6314406 Y2 JP S6314406Y2 JP 1981071394 U JP1981071394 U JP 1981071394U JP 7139481 U JP7139481 U JP 7139481U JP S6314406 Y2 JPS6314406 Y2 JP S6314406Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内外に近接対向して互いに対向する
内外周壁面に互いに対向する線輪溝をそれぞれ設
けた一次側および2次側の環状磁性材コアを有す
る回転トランスに関し、特に、線輪溝に対する線
輪の装着および成形が容易かつ確実に行なわれる
ようにしたものである。
従来のこの種回転トランスにおいては、線輪溝
内に装着する線輪としては、専ら、通状の電気銅
よりなる線状もしくは帯状の導体を用い、電気銅
材の柔軟性による線輪成形の容易さおよび電気銅
特有の良導電性を活用するようにしていた。しか
しながら、電気銅材が呈する柔軟性は、線輪の成
形を容易にするという長所を有する反面、線輪装
着の製作工程を複雑にするという短所をも有して
いる。例えば、ビデオテープレコーダ、すなわ
ち、いわゆるVTRにおける回転磁気ヘツドの信
号入力用に使用する回転トランスは、その回転子
側を回転磁気ヘツドに接続するとともに、その固
定子側の前置増幅器乃至出力増幅器等に接続し
て、相互間の信号授受を仲介するものであり、
VTRの広帯域化に伴つてそのインダクタンスを
小さくするために、屡々、巻線数や巻線径の変更
などの設計変更が行なわれるので、回転トランス
巻線を容易に装着し得るようにする必要がある
が、従来のこの種回転トランスにおいては、環状
磁性材コアの内周壁面もしくは外周壁面に設けた
線輪溝に沿わせて線輪を装着する必要があり、特
に、外側環状磁性材コアの内周壁面に設けた線輪
溝に環状にして線輪を装着する際には、線材の巻
き中心になるものが存在しないがために、その線
輪溝内に直接に線材を巻き込むことは不可能であ
り、巻線用治具を使用する必要があつた。また、
主として高速回転する一次側線輪として内側環状
磁性材コアの外周壁面に設けた線輪溝内に線材を
装着する際にも、その際には上述した巻き中心の
問題はないが、外側環状磁性材コアおよびその線
輪に近接して高速回転する一次側線輪が、遠心力
により緩んで外側の固定線輪等と接触し、あるい
は、結合度が変化する等の障害が発生しないよう
に、十分に巻き締めて固定するには同様に巻線用
治具を必要とするなど、製作工程が複雑とならざ
るを得なかつた。
しかして、この種の巻線用治具としては、従
来、種々の型式のものが用いられているが、その
一例を挙げると、第1図a〜c′にその用法を順次
に示すように、環状磁性材1の内周壁面に設けた
巻線溝に線輪を装着する場合に、その環状磁性材
コア1の内周壁面に、滑らかに接し、線材送込み
用斜孔72を有する円筒状の巻線治具71を同図
a′に示すようにはめ込み、環状磁性材コア1に設
けた端子口4と巻線治具71の線材送込み用斜孔
72とを連通させた状態にて、線輪用線材70を
巻線治具71の内側から環状磁性材コア1の外側
まで挿通し、その先端部を所要の長さ引出して環
状磁性材コア1の外周壁面に固定し、リード線5
とする。
ついで、環状磁性材コア1を保持して巻線治具
71を例えば第1図a,b,cに示すように時計
方向に回転させると、巻線用線材70は、巻線治
具71の外周壁面に沿い、環状磁性材コア1の内
周壁面に設けた線輪溝2中に巻回される。第1図
a,a′には巻回開始時の状態を示し、第1図bお
よびc,c′には、それぞれ1/4回転および3/4回転
したときの状態を示す。
上述のようにして所要の巻回数だけ巻線治具7
1を回転させた後に、線輪の他端のリード線をな
す部分の長さを見込んで巻線用線材70を切断
し、しかる後に、巻線治具72をさらに回転させ
ると、巻線用線材70の後端部が線材送込み用斜
孔72を抜け切つて巻線治具71から離れる。か
かる状態にて、所要の線輪を形成した線材相互間
および線輪溝内面との間を接着剤により仮止めし
たうえで巻線治具71を抜き取り、しかる後に、
仮止めした線輪を十分成形したうえで接着剤によ
り固定するようにしていた。
したがつて、かかる巻線治具を用いた従来の線
輪形成においては、環状磁性材コアの直径や使用
する線材の線径等が変更される度毎に、それらの
変更に対応させて適切な形状寸法の巻線治具を製
作し直す必要があり、単に、線輪装着の工程が複
雑であるばかりではなく、多種類の回転トランス
を少量ずつ製作するには不経済であるなどの欠点
があつた。
本考案の目的は、上述した従来の欠点を除去
し、巻線治具の使用を要せず、線材を適切に選択
することによつて、環状磁性材コアの内外周壁面
に設けた線輪溝内への線輪の装着および成形を簡
単かつ確実に行ない得るようにした回転トランス
を提供することにある。
すなわち、本考案回転トランスは、巻線治具を
不要とするために、環状磁性材コアの内外周壁面
に設けた線輪溝に装着する線輪の構成線材に弾力
性を有する導体、例えば燐青銅やベリリウム銅の
線もしくは帯条を用い、弾性変形の範囲内におけ
るその導体の復元力を利用して、巻回した線輪が
線輪溝の底面に圧接して自己保持するようにした
ものであり、内外に近接対向して、互いに対向す
る内外周壁面に、互いに対向する線輪溝をそれぞ
れ設けた一次側および二次側の環状磁性材コアを
有する回転トランスにおいて、弾性を有する導体
よりなる線輪を当該導体の復元力を利用して前記
線輪溝の底面に圧接した状態に巻回して備えたこ
とを特徴とするものである。
以下に図面を参照して実施例につき本考案を説
明する。
まず、第2図乃至第4図につき、本考案回転ト
ランスにおける線輪装着の概要を、例えば前述し
たVTR回転磁気ヘツドの信号入出力用に使用す
るこの種の回転トランスにおいて通例外側に配置
する二次側線輪装着の場合について説明すると、
第2図にその断面を示すように、環状磁性材コア
1の内周壁面に設けた線輪溝2の底面に接して線
輪3を装着するには、上述した弾性を有する線材
を、第3図に示す環状磁性材コア1における内周
壁面上の線輪溝2が描く、第4図に一点鎖線にて
示す大きさの円7の直径より大きい直径を有す
る、第4図に実線にて示す環状線輪6の形態に、
例えば適切な巻き中心体を用いるなどして、あら
かじめ巻回し、その弾性線材を環状線輪6の形態
に成形しておき、しかる後に、その一旦成形した
弾性線材の先端部を、その弾性変形の範囲内で環
状磁性コア1の内周壁面の直径より小さく押し縮
めながらその環状磁性材コア1の側面空所から挿
入し、一旦成形した環状線輪を解きほぐしなが
ら、その先端部を磁性材コア1の例えば外周壁面
に設けて内周壁面上の線輪溝2に連通させた端子
口4から突出させて保持するとともに、残余の線
材を押し縮めながら磁性材コア1内に順次に送給
し、線輪溝2の底面に沿い、順次に送り込んで環
状線輪7の形状寸法に巻回すると、その巻回した
弾性線材は、弾性変形の範囲内で円6の大きさに
復元しようとするために、その復元力によつて線
輪溝2の底面乃至側壁面に圧接し、所定の線輪形
状に自己保持する。かかる自己成形状態の弾性線
材の両端部にリード線5を例えば半田付けなどに
より接続して端子口4から引出しておく。
上述のように、本考案回転トランスにおける線
輪3は、その弾性復元力により、線輪溝2の内周
面、特に、底面に対する密接性が、従来のものに
比して格段に良好となり、後処理として従来どお
り使用する接着剤の接着効果を著しく増大させ、
もしくは、不要ともすることができる。
つぎに、上述の例と同様に外側に配置した二次
側線輪を弾性を有する帯状線材を用いて構成した
場合における本考案回転トランスの構成例を第5
図に示す。図示の構成例においては、環状磁性材
コア1の内周壁面に設けた線輪溝2内に、第4図
につき前述したと同様に、その線輪溝2の描く円
の直径より大きい直径の環状に巻回して成形した
弾性帯状線材8を、その弾性復元力により線輪溝
2の底面に圧接して嵌装し、端子口4から磁性材
コア1内に挿通したリード線9,10を、その弾
性帯状線材8の両端部11,12に半田付けして
ある。
つぎに、第5図につき上述した外側環状磁性材
コア1に装着の二次側固定線輪8に近接対向し
て、内側環状磁性材コアの外周壁面にその二次側
固定線輪8と同様にして装着した一次側回転線輪
を組合わせた本考案回転トランスの外観を第6図
に示し、そのうち、内側環状磁性材コア13の外
観を第7図に示すとともに、一次側回転線輪20
の巻回の態様を第8図および第9図にそれぞれ示
す。なお、必要に応じ、外側線輪8を一次側回転
線輪とするとともに、内側線輪20を二次側固定
線輪としても、本考案回転トランスを同様に構成
し得ること勿論である。
しかして、内側環状磁性材コア13には、その
中空部をコア支持軸用穴15もしくは19とし、
さらに、外周壁面に線輪溝17を設けるととも
に、その線輪溝17と交叉連通して端子口溝18
を設け、その端子口溝18の端面開口を端子口1
4として、線輪20の両端部に例えば半田付けし
たリード線16をその端子口14から引出してあ
る。しかして、外側線輪8と同様に線状もしくは
帯状の弾性線材をもつて構成する線輪20は、第
9図に示すように、内側環状磁性材コア13の外
周壁面に設けた線輪溝17が描く、第9図に一点
鎖線で示す円22より小さい直径を有する、第9
図に実線で示す環状線輪21の形態にその弾性線
材を巻回して成形したものを、第2図乃至第4図
につき前述したと同様にして線輪溝17の底面乃
至側面に圧接させて巻回し、その弾性復元力によ
り自己保持するとともに成形させる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、従来のように巻線治具を使用することなく、
環状磁性材コアの内外周壁面に弾性線材を圧接巻
回して自己保持させ、従来に比して格段に容易か
つ確実に回転トランス線輪の装着を行ない得るの
であるから、回転トランスの設計変更などによ
り、線輪の巻回数を変更し、あるいは、環状磁性
材コアの直径、したがつて、線輪の直径を変更す
る必要が生じた場合にも、極めて容易に対処する
ことができ、回転トランスの構成を簡単化すると
ともに、その製造価格を低減させることができ
る。
なお、第5図に示したように帯状線材を単一回
巻回する場合を除き、線材の複数回巻回して線輪
を構成する場合には、被覆線材を用いるなどして
巻回相互間を絶縁すること勿論である。
また、本考案回転トランスにおいては、その線
輪を構成する線材として、従来の固有抵抗
1.75μΩcmを有する電気銅に替えて、固有抵抗
16μΩcmの燐青銅、あるいは、固有抵抗6.8〜
9.8μΩcmのベリリウム銅を使用するのであるか
ら、線輪の抵抗値が増大することになるが、
VTR用などにて小型で線輪巻回数の少ない回転
トランスについては実用上何ら問題を生ぜず、ま
た、その抵抗値増大が問題となる場合には、線材
の断面積を適切に増大させるなどして容易に対処
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜c′は従来の回転トランスの製作工程
を順次に示す正面図および側断面図、第2図は本
考案回転トランスの磁性材コアの構成例を示す断
面図、第3図は同じくその外観を示す斜視図、第
4図は同じくその線輪装着の態様の例を示す線
図、第5図は本考案回転トランスの構成例を示す
斜視図、第6図は同じくその磁性材コアの他の構
成例を示す斜視図、第7図は同じくその外観を示
す斜視図、第8図および第9図は同じくその線輪
巻回の態様をそれぞれ示す断面図および線図であ
る。 1,13……環状磁性材コア、2,17……線
輪溝、3,20……線輪、4,14……端子口、
5,9,10,16……リード線、6,21……
成形線輪、7,22……環状線輪、8……帯状線
輪、11,12……線材端部、15,19……支
持軸用穴、18……端子口溝、70……線輪用線
材、71……巻線治具、72……斜孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内外に近接対向して、互いに対向する内外周
    壁面に、互いに対向する線輪溝をそれぞれ設け
    た一次側および二次側の環状磁性材コアを有す
    る回転トランスにおいて、弾性を有する導体よ
    りなる線輪を当該導体の復元力を利用して前記
    線輪溝の底面に圧接した状態に巻回して備えた
    ことを特徴とする回転トランス。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の回転ト
    ランスにおいて、前記線輪溝がなす円の直径と
    は異なる直径を有する環状にあらかじめ巻回し
    た弾性を有する線状もしくは帯状の導体により
    前記線輪を構成したことを特徴とする回転トラ
    ンス。
JP1981071394U 1981-05-19 1981-05-19 Expired JPS6314406Y2 (ja)

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JP1981071394U JPS6314406Y2 (ja) 1981-05-19 1981-05-19

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JP1981071394U JPS6314406Y2 (ja) 1981-05-19 1981-05-19

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JPS57183720U JPS57183720U (ja) 1982-11-20
JPS6314406Y2 true JPS6314406Y2 (ja) 1988-04-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5521320U (ja) * 1978-07-27 1980-02-12

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JPS57183720U (ja) 1982-11-20

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