JPS63179018A - 延性の優れた超高張力鋼線の製造方法 - Google Patents

延性の優れた超高張力鋼線の製造方法

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JPS63179018A
JPS63179018A JP997887A JP997887A JPS63179018A JP S63179018 A JPS63179018 A JP S63179018A JP 997887 A JP997887 A JP 997887A JP 997887 A JP997887 A JP 997887A JP S63179018 A JPS63179018 A JP S63179018A
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芹川 修道
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は延性の優れた超高張力鋼線の製造方法に関する
(従来の技術とその問題点) ピアノ線およびこれに準じる鋼線は、PWSワイヤ、ば
ね、ホースワイヤ、タイヤコード等広い分野で使用され
ているが、近年、JIS以上の強度レベルを有する鋼線
の開発に対する要望が高まっている。
通常、高張力鋼線という場合、JIS G 3522ピ
アノ線相当の強度を有する鋼線を指すのが通例であるた
め、以下、本発明においては、それ以上の強度を有する
鋼線を「超高張力鋼線」と称することとする。 JIS
 G 3522では、直径6關から0.08龍迄の鋼線
の引っ張り強さを規定しているが、引張強さは線径に依
存し、線径の細いほど容易に高強度を達成しうるため、
JISにおいてもこれに準じた体系をなしており、引張
強さの上限は±10kgfZ−12以内の誤差で次式で
表わせる。
TS−250−1001ogd   Ckg/ms”)
    (1)但し、dは鋼線の直径(龍)である。
+11式は、(i〜0.08龍の鋼線について求めたも
のであるが、凡そ10〜0.05 amの範囲で妥当な
ものである。鋼線の断面形状は、円形が多く用いられる
が、角形、梯形、台形等であっても良い。
この場合、dとしては同じ断面積を有する円の直径を用
いる。
ピアノ線およびこれに準しるwJ線は、ピアノ線材相当
の線材を用い、これにパテンティング処理を施したのI
)、常温で伸線して、製造されるのが一般的である。
従来の伸線法で、(1)弐以上の強度レベルの超高張力
鋼線を製造しようとした。場合以下のような問題を生じ
る。
即ち強度を高めるためには、パテンティング処理時の強
度を高める方法と、伸LA減面率を大きくする方法があ
るが、いずれの方法においても、通常の伸線方法で製造
するかぎり、強度を高めることは可能であっても、超高
張力鋼線にとって重要な特性である延性、特に捻り特性
および絞りの低下が著しく、撚り線やコイリング等の工
程で、割れや断線などのトラブルが発生しやすくなる。
またピアノ線は、めっきあるいはブルーイング処理をし
て用いることが多いが、これらの処理により、時効が生
じ延性が低下し、超高張力レベルを達成することは困難
である。
また、伸線加工の代りに冷間圧延が行なわれる場合もあ
り、鋼線材の冷間圧延については、Wlre、r、 1
6 (1983)、°7.64に例が示されているが、
例示されているような、通常の炭素鋼では、超高張力レ
ベルを達成することは困難である。
それは冷間圧延およびU−ラーダイス引抜きにおいては
、後に述べる理由により、加工限界は通常伸線より大き
いが、力L1−硬化率は、通常伸線より小さいため、通
常のピ°?ノ線材の組成では、超高張力レベルを達成す
るには著しく加工度を大きくする必要があり、そのため
に延性の低下がもたらされるためである。
また、特公昭59−33175号公報等に、中炭素鋼を
マルテンサイト化、ローラーダイス伸線する事例がある
が、これは焼戻しマルテンサイト系の高張力線材に関す
るものである。
更に、特開昭61186118に孔ダイス伸線後ローラ
ーダイス伸線する方法が示されているが\孔ダイス伸線
による減面率が15〜65%、総減面率が91%以」二
と規定されている。これはローラーダイス伸線減面率は
74%以上に相当するものであり、本発明の構成(伸線
減面率50%以上、圧延又はローラーダイ反による減面
率35%以−0とは明らかに相違する。
本発明は、このような延性の低下を来たすことなく、超
高張力を達成するための鋼線の製造方法を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は(IIC: 0. G O〜!、0%、Si:
0.1〜2.0%、Mn:0.1〜2.0%を基本成分
とする高炭素鋼線材を、減面率50%以上の伸線加工の
途中、又は、伸線加工後、35%以下の冷間圧延又はロ
ーラーダイス引抜加工をすることにより、250−1 
OOlog d (kg/1m”)以上の引張り強さと
なすことを特徴とする、延性の優れた超高張力鋼線の製
造方法であり、又(2)高炭素鋼線材がC: 0.60
〜1.0%、 Si : 0.1〜2.0%、Mn:0
.1〜2.0%。
を含み、さらに、Cr:0.1=1.0%、  V :
 0.002〜0.5%、 Ti : 0.002〜0
.2%、 Nb: 0.00 ’2゜、〜0.2%の1
種以上を含み、残部鉄および不可避的不純物からなる高
炭素鋼線材である、前記の第1項に記載の延性の優れた
超高張力鋼線の製造方法である。
(作 用) 本発明の鋼組成の限定理由は下記による。
Cは経済的かつ有効な強化元素であるが、(1)弐以上
の強度を達成するには、0.6%以上必要である。
又、1.0%以上では、パテンティング時に初析セメン
タイトを生成し、冷間加工に適さない、但し、口)式以
−ヒの強度において、より優れた延性を得るためには、
後述のような合金元素を含有させることが望ましい。
Siは脱酸のために001%以上必要であるestは固
溶硬化元素として強化にも効果があるが、0.35%以
下ではその効果は小さく、2%以上では延性が劣化する
ため適当でない。
鋼線の絞りはパーライトラメラ−間隔と密接な関係があ
り、約280Aで最大となるが、Siは素材のパーライ
トラメラ−間隔をほとんど変えずに、フェライト層を強
化するため、延性の低下はほとんどなしに、鋼線の強度
をあげることに有効である。
Mnは脱酸お、I、びSの古を除くために0.1%以上
必要である。Mnは焼入性向上元素として、特に太いサ
イズの線材のパテンティング強度を上げるのに有効であ
るが、2%を超えると延性が劣化するため適当でない。
C「はパーライトラメラ−間隔の微細化に有効な元素で
あり、細いサイズから太いサイズ塩、線材の強化に効果
があるが、1%を超えるとその効果を十分に発揮させる
ことは困難である。
■は焼入性向上元素として、特に太いサイズの線材のパ
テンティング強度を上げるのに有効である。またオース
テナイト結晶粒度を微細化し、延性の向上に有効である
。0.002%以下ではその効果は少なく、0.5%を
趙えるとかえって延性が劣化するため適当でない。
NbおよびTiはオーステナイト結晶粒度を微細化、し
、延性の向上に有効であるが、O,OO2%以下では効
果がなく、0.2%を超えると、かえって延性が劣化す
るため適当でない。
なおAlについてぽ、細粒鋼が望ましい場合には0.0
1〜0.1 cH,程度を加え、粗粒鋼あるいは介在物
の軟質化が必要な場合には、0.01%以下とする。こ
れらのいずれの場合もあるため、Alの含有量は特に規
定しない。
以上の鋼組成を有する鋼を50%以上の伸線加工するこ
とにより延性の借れた超高張力鋼線を製造することが可
能であるが、通常の伸線加工では、超高張力レベルまで
強度を高めた場合、延性の低下が大きく、何らかの対策
が必要である。
延性の低下は、伸線中の発熱、或いは伸線後のブルーイ
ング処理により可動転位が固定される場合に顕著に現わ
れる。これに対し、発明者らが種々の調査を行なった結
果材料の破壊に至らないような軽微な加1.を加えた場
合、新たに可動転位が導入される結果、延性の回復が起
ることが観察された。特に伸線後の加工法として冷間圧
延又はローラーダイス引抜きを行なう場合には、5%以
下の軽圧下において、上記のように可動転位の導入によ
る延性の回復が得られるばかりでなく、5%以上の圧下
においても以下に述べるように、圧延に固有の変形様式
の故に、伸線加工だけで!!!造する場合に比べ優れた
延性を得ることができる。
通常の伸線加工は、(以下単に伸線加工と略す)孔ダイ
スに鋼線材を通し、引抜き加工を行うため、ダイスと鋼
線材との111力、ダイスからの圧縮力、および引抜力
の組合せによる、複雑な応力場における加工であるため
、鋼線材の長手方向に直角な断面内の歪は不均一である
特に、引抜力の割合が圧縮力に比べ大きいため、材料内
の非金属介在物等の周辺1に徽少な割れを生じやすく、
延性を低下させる原因となっている。
また、摩擦仕事が大きいため、表面の発熱が大きく、表
層部近傍の温度上昇による時効脆化が大きい。表層部の
脆化は、特に捻り特性に対して有害である。
冷間圧延およびローラーダイス引抜きにおいては、ロー
ルと鋼線材の間の摩擦仕事は、孔ダイスに比べて小さい
こと、引抜力が圧延法ではほぼ零であり、ローラーダイ
スにおいても、孔ダイスに比べて小さいこと、従って主
要な変形応力は、ロールからの圧縮応力であることから
変形が均一であり、非金属介在物周辺の微細な割れを生
じにくく、また、時効による脆化も起りにくいために、
延性の低下を防止しうるのである。
但し、通常、冷間圧雌装:6あるいは、!コーラーダイ
ス装置は伸線機に比べ構造が複雑で、かつすイズの変更
が困難である。従って冷間圧延又はローラーダイスによ
る工程は少ない程望ましいため、1組のロール対で、成
形可能な35%以下の加工率、又は、延性回復効果だけ
を狙った5%以下の加工率とすることが実際的である。
従って強化のために必要な加工は、主として伸線加工で
行なうのが適当であり、伸線加工率は十分なファイバー
S、II織を発達さ−Uるために509f以上とするこ
とが望ましい。
(実施例) tJ4線材を鉛パテンティング後酸洗し、スケールを除
去した後、リン酸亜鉛被膜処理を施した。伸線時には伸
vA潤滑剤を用いて、伸線した。
50%以上の伸線後、又は、伸線最終ダイスの入側で、
冷間圧延又はローラーダイス引抜加工を行った。
加工後の鋼線は、加工ままの状態または450“Cで、
45秒間のブルーイング処理を施して、引張試験と12
回試験により材質評価を行った。
第1表に各種鋼成分により製造した結果を示す。
従来法の伸線まま、あるいは、伸線後ブルーイング処理
を行ったものは、「超高張力」レベルを達成しようとす
ると、捻回値が低下し、十分な性能が得られないが、冷
間圧延又はローラーダイス引抜加工を施した本発明法に
よれば、捻回値および絞りが高く、優れた延性が得られ
た。
(発明の効果) 本発明は以上のように特定の成分を有する鋼線材を、伸
線加工の途中、又は伸線加工後、冷延圧延又はローラー
ダイス引抜加工をすることにより延性の劣化なしに、超
高張力鋼線を製造することを可能とした。本発明により
伸線および撚り線時の断線、成形時の加工割れ、使用時
の破壊を著しく減少せしめること示できた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)C:0.60〜1.0% Si:0.1〜2.0% Mn:0.1〜2.0% を基本成分とする高炭素鋼線材を、減面率50%以上の
    伸線加工の途中、又は、伸線加工後、35%以下の冷間
    圧延又はローラーダイス引抜加工をすることにより、2
    50−100logd(kg/mm^2)以上の引張り
    強さとなすことを特徴とする、延性の優れた超高張力鋼
    線の製造方法。
  2. (2)高炭素鋼線材が C:0.60〜1.0%、 Si:0.1〜2.0%、 Mn:0.1〜2.0%、 を含み、さらに、 Cr:0.1〜1.0%、V:0.002〜0.5%、
    Ti:0.002〜0.2%、Nb:0.002〜0.
    2%、の1種以上を含み、残部鉄および不可避的不純物
    からなる高炭素鋼線材である、特許請求の範囲第1項に
    記載の延性の優れた超高張力鋼線の製造方法。
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