JPS6318314B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6318314B2
JPS6318314B2 JP52084417A JP8441777A JPS6318314B2 JP S6318314 B2 JPS6318314 B2 JP S6318314B2 JP 52084417 A JP52084417 A JP 52084417A JP 8441777 A JP8441777 A JP 8441777A JP S6318314 B2 JPS6318314 B2 JP S6318314B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power transmission
equation
circuit
zce
transmission line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52084417A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5419141A (en
Inventor
Eiichi Okamoto
Minoru Hatada
Keiji Isahaya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP8441777A priority Critical patent/JPS5419141A/ja
Publication of JPS5419141A publication Critical patent/JPS5419141A/ja
Publication of JPS6318314B2 publication Critical patent/JPS6318314B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は電力系統の保護継電装置、特に送電線
保護継電装置に関するものである。 従来、送電線の複数端子において同時採取した
系統情報、特に電流情報をマイクロ波回線等の情
報伝送手段を用いて端子間相互に伝送し合い、各
端子においてこれら情報を用いて送電線事故を検
出し保護する方式として電流差動保護継電方式が
用いられてきた。 この方式の原理は、送電線各端子における流入
電流の和(差動電流)が保護対象送電線健全時に
は零であるが、内部事故時には事故点での流出電
流に等しくなる性質を利用して内部事故検出を行
なうものである。 しかるに、最近多多く見うけられる長距離送電
線や、都市のケーブル系統においては送電線の対
地容量の増加に伴い、保護対象送電線健全時その
送電線の各端子が観測される電流に関してそれら
の間に本来あるべき位相差からの位相ずれが生
じ、これが差動電流として検出される現象が起き
ている。例えば、2端子送電線の場合健全時には
送電線の充電電流が無ければ、両端子での流入電
流は絶対値が等しく、位相差は180度になるが、
充電々流が無視できない大きさになつてくると位
相差は180度以外の値をとる様になる。即ち、位
相ずれが生じて、本来あるべき位相差180度以外
の値をとる様になるわけである。しかも、この位
相ずれは、保護対象送電線の外部状況、たとえば
負荷の状況によつて異なるため内部事故と外部事
故の判別を困難にする結果となつている。 従来、この様な現象に対処する方法のひとつと
して、充電々流によつて生ずる位相ずれに起因す
る差動電流を考慮して内部事故検出感度を落とす
措置、即ちいわゆる不感帯幅を大きく設ける方法
が用いられているが、対地容量は益々増加する傾
向にあるから将来この方法では充分対処しきれな
い事態が予想される。 この他に、より積極的な方法として、上記位相
ずれをあらかじめ移相器等によつて固定補償する
方法があるが、前述のとうり、充電々流によつて
生じる位相ずれは負荷の状況によつて異なるた
め、この方法でも充分な対処はできない。 次に2端子送電線において、両端で観測される
電流の位相ずれの大きさが負荷の状況によつて異
なるという現象を式をもつて説明する。 本来送電線は分布インダクタンス、分布キヤパ
シタンスからなる分布定数線路として取扱うべき
である。今3相送電線の一相に着目し、これを無
損失の一様な分布定数線路とみなす。この設定は
充分実際の送電線を模擬するものである。次にこ
の線路の一端に内部インピーダンスZs、角周波
数ω1の交流電源を、また他端には任意のインピ
ーダンスZ〓Rを負荷として接続する。線路の単位
長当りの分布インダクタンスをL0(H/m)単位
長当りの分布キヤパシタンスC0(F/m)とする
と線路のサージインピーダンスZcは また、サージ伝搬速度vは となる。線路の電源端、負荷端における電圧を
各々V〓s、V〓R、電源端、負荷端において電源端か
ら負荷端に向けて流れる電流を各々I〓s、I〓R、線路
長をlとするとき、線路の電源端から距離Xの地
点での電圧V〓、同地点で電源端から負荷端に向つ
て流れる電流I〓は定常状態において、式(3)(4)(5)に
よつて記述される。 V〓=V〓scoshγ〓x−Z〓c・I〓ssinhγ〓x ……(3) V〓R=Z〓R・I〓R ……(5) ただし、式(3)(4)においてγ〓は γ〓=jω1√0 0 ……(6) である。第1図はこれらの信号の関係を説明する
説明図で、同図中1は単位長当りの分布インダク
タンスL0(H/m)、単位長当りの分布キヤパシ
タンスC0(F/m)を持つ長さlの分布定数線路
2は角周波ω1の電源、3は電源の内部インピー
ダンスZ〓s、4は負荷インピーダンスZ〓Rである。 ここで、第1のケースとして負荷Z〓Rがサージイ
ンピーダンスZ〓cに等しい場合を考える。このと
き式(5)において Z〓R=Z〓c ……(7) とおき、I〓sとI〓Rの関係を求めると、 I〓R=e-〓l・I〓s ……(8) 式(8)に式(6)を代入して I〓R=e−jω1√0 0・・I〓s ……(9) したがつてI〓RとI〓sの大きさの比の値は また位相差(この場合位相ずれに等しい)は arg(IR/Is)=ω1√0 0・l ……(11) したがつて、この場合電源端と負荷端の電流の
位相ずれはω1√0 0・l(ラジアン)、また大き
さは同じになる。 次に第2のケースとして負荷端短絡の場合を考
える。このとき式(5)において、 Z〓R=0 ……(12) とおき、I〓s、I〓R、の関係を求めると、 式(13)に式(6)を代入して したがつてI〓RとI〓sの大きさの比の値は また位相差(位相ずれに等しい)は、 したがつて、この場合電源端と負荷端の電流の
位相ずれは無く、負荷端電流の大きさは電源端電
流の大きさの
【式】倍になる。 上記第1のケースは実際の送電線の正常運転時
に相当し、上記第2のケースは実際の送電線にお
いて負荷端の地絡事故、たとえば母線地絡事故に
相当する。したがつて送電線正常運転時の充電々
流による位相ずれを固定補償してある時に母線地
絡事故が発生すると、かえつて誤動作することに
なる。 以上従来の電流差動保護継電装置を充電々流の
大きな送電線の保護に適用した場合の困難性につ
いて説明したが、本発明になる送電線保護継電装
置は従来装置の充電々流に関する欠点を完全に克
服した理想的保護継電装置である。 以下、本発明になる装置について説明する。 従来の電流差動保護継電装置は、送電線各端子
で観測される電流についての差動保護を行なうも
のであるが、前述の通り各端子での流入電流の位
相ずれは保護対象送電線の外部状況によつて、充
電々流が同一にもかかわらず、変化するため充分
な保護が行なえなかつた。本発明になる装置はこ
の点に着眼し、保護対象送電線の外部状況によつ
て変化しないが、内部の状況変化には呼応すると
ころのある量、即ちダランベールの不変量につい
て差動保護を行なうものである。 以下、ダランベールの不変量について説明す
る。前述の説明と同様に、2端子3相送電線の一
相に着目しこれを無損失の一様な分布定数線路と
みなす。この設定が実際の送電線の状況に充分近
いものであることは云うまでもない。また、線路
の単位長当りの分布インダクタンスをL0(H/
m)、単位長当りの分布キヤパシタンスをC0
(H/m)とする。したがつて、前述の説明と同
様に線路のサージインピーダンスZ〓cは、 また、サージ伝搬速度vは である。この線路の一端を送電端、他端を受電端
と称すことにする。さて時刻tにおいて送電端か
ら距離xの地点における線路の電圧の瞬時値をe
(x、t)、また時刻t、送電端から距離xの地点
において送電端から受電端に向つて流れる電流の
瞬時値をi(x、t)とすると、e(x、t)とi
(x、t)との間には一般に式(19)、式(20)の
関係が成りたつ。 −∂e(x、t)/∂x=L0∂i(x、t)/∂t……(
19) −∂i(x、t)/∂x=C0∂e(x、t)/∂t……(
20) 式(19)、式(20)の連立偏微分方程式の一般
解は式(21)式(22)によつて与えられる。 e(x、t)=f1(t−x/v)+f2(t+x/v) …(21) i(x、t)=1/Zc{f1(t−x/v)−f2(t+x
/v)} …(22) ただし、f1(t−x/v)、f2(t+x/v)は送電
端、 受電端における境界条件によつて定まる関数であ
る。式(21)、式(22)から次の関係が求まる。 i(x、t)+1/Zce(x、t)=2/Zcf1(t−x
/v) …(23) i(x、t)−1/Zce(x、t)=−2/Zcf2(t+
x/v) …(24) 今、線路の長さをlとする。まず式(23)に着
目してみる。たとえば、任意の時刻t0に送電端S
において式(25)が成りたつ。 i(o、t0)+1/Zce(o、t0)=2/Zcf1(t0)…
(25) また任意の時刻t1に受電端において式(26)が
成りたつ。 i(l、t1)+1/Zce(l、t1)=2/Zcf1(t1−l
/v) …(26) もし、 t0=t1−l/v ……(27) なる関係が成りたつならば、式(25)、式(26)
から i(o、t1−l/v)+1/Zce(o、t1−l/v1)=
i(l、 t1)+1/Zce(l、t1) …(28) が導かれる。今l/vは送電端、受電端間のサージ 伝搬時間であるから、これをτと置くと i(o、t1−τ)+1/Zce(o、t1−τ) =i(l、t1)+1/Zce(l、t1)…(29) である。さて、式(29)によれば、電流i、電圧
eから導出される量 i(x、t)+1/Zce(x、t) ……(30) が線路に沿つて送電端から受電端に向けてサージ
伝搬速度vで伝搬し、両端での式(30)によつて
表わされる量は不変であるということが云える。
ここで注意すべきことは、式(29)の関係は、線
路の境界条件にかかわらず成り立つているという
点である。この境界条件とは具体的には、この線
路の両端につながつている電源や負荷の状況とい
うことであるから、この線路を保護対象送電線に
置きかえれば、式(30)で表わされる量は、保護
対象送電線の外部の状況によつて変化しない量と
いうことになる。この意味でこの量をダランベー
ルの不変量と呼ぶ。 次に式(24)に着目してみる。たとえば、任意
の時刻t1に受電端において式(31)が成りたつ。 i(l、t1)−1/Zce(l、t1)=−2/Zcf2(t1+
l/v) ……(31) また、任意の時刻t2に送電端において式(32)
が成り立つ。 i(o、t2)−1/Zce(o、t2)=−2/Zcf2(
t2) ……(32) もし、 t2=t1+l/v ……(33) なる関係が成りたつならば式(31)、式(32)か
ら i(o、t1+l/v)−1/Zce(o、t1+l/v)=
i(l、 t1)−1/Zce(l、t1) …(34) が導かれる。前と同様にl/vをτに置きかえて i(o、t1+τ)−1/Zce(o、t1+τ) =i(l、t1)−1/Zce(l、t1)…(35) となる。式(35)によれば、電流i、電圧vから
導かれる量、 i(x、t)−1/Zce(x、t) ……(36) が線路に沿つて受電端から送電端に向けてサージ
伝搬速度vで伝搬し、両端での式(36)によつて
表わされる量は不変であるということが云える。
式(35)も線路の境界条件にかかわらず成りたつ
ていることは式(29)の場合と同様であり、した
がつて式(36)で表わされる量もダランベールの
不変量と呼ぶ。ここで、式(30)によつて表わさ
れる量を前進波、式(36)で表わされる量を後進
波と呼んで区別する。 本発明になる保護継電装置は、まさにダランベ
ールの不変量を対象とする差動保護継電装置であ
る。第2図はこの発明の第1の方式及び第2の方
式に共通の装置構成を示すブロツク図で同図中、
11は保護対象電線、12は同期信号発生手段、
13は同期信号伝送手段、14はサンプリング信
号発生手段、15は系統情報採取手段、16はサ
ンプリング手段、17は系統情報伝送手段、18
はデータ処理手段である。 以下第2図に沿つて本発明になる保護継電装置
の動作を説明する。同期信号発生手段12は保護
対象送電線11の一端(以後S端と称する)と他
端(以後R端と称する)との間での同期信号を発
生する。この同期信号はS端とR端とに遠隔して
設置されている本発明になる保護継電装置の構成
部分の動作時刻の基準を与えるものである。同期
信号発生手段12からの同期信号は同期信号伝送
手段13を介してS端、R端に伝送され、各端子
に設置されたサンプリング信号発生手段14に供
給される。サンプリング信号発生手段14におい
ては同期信号を基準としてサンプリング信号を発
生する。サンプリング手段16においては系統情
報採取手段15によつて保護対象送電線11から
採取された系統情報を上記サンプリング信号に従
つてサンプリングし、S端、R端のデータ処理手
段18に送る。ただし、S端からR端へのサンプ
ルデータは系統情報伝送手段17を介して伝送さ
れる。データ処理手段18はS端及びR端からの
サンプルデータとしての電流、電圧を処理し保護
対象送電線11の事故の有無を判定する。 次にこの発明では、前進波の伝搬に着目する第
1の方式と後進波の伝搬に着目する第2の方式と
があるが、それぞれについて保護継電装置におけ
るデータ処理手段18でのデータ処理内容を順次
説明する。 第1の方式による装置は、任意の時刻tjにおけ
る保護対象送電線11のS端、R端における電圧
を各々es(tj)eR(tj)、S端、R端において該送電
線11に流入する電流を各々is(tj)、iR(tj)、また
該送電線のサージ伝搬時間をτ、サージインピー
ダンスをZc、Kを定数、Tを整定値とするとき、 |is(tj−τ)+1/Zces(tj−τ)+iR(tj) −1/ZceR(tj)|−K{|is(tj−τ)+1/Zces (tj−τ)|・|iR(tj)−1/ZceR(tj)|}>T …(37) の関係が成りたつか否かを判定し、上記関係が成
立するとき事故有りと判定する。この動作原理
は、保護対象送電線11を前述のダランベールの
不変量導出の際と同様に一様な分布定数線路とみ
なし、S端を送電端、R端を受電端に対応させ
て、ダランベールの不変量のうち式(30)に記載
の前進波に着目して、これを対象として差動保護
を行なうものである。即ち、保護対象送電線11
の内部に事故がなければ式(29)から任意の時刻
tjにおいて式(38)が成りたつ。 is(tj−τ)+1/Zces(tj−τ) =−iR(tj)+1/ZceR(tj) …(38) ただし、式(38)においては電流iRの向きに注
意されたい。ここで電流IRは流入方向を正、すな
わち第1図と逆向きを正方向とする。したがつて
保護対象送電線11の健全時には、 |is(tj−τ)+1/Zces(tj−τ)+iR(tj) −1/ZceR(tj)|=0 …(39) 内部事故時には |is(tj−τ)+1/Zces(tj−τ)+iR(tj) −1/ZceR(tj)|>0 …(40) となり、この性質を利用して事故判定を行なうこ
とができる。この意味で式(39)または式(40)
の左辺を動作力と呼ぶことにする。 さて、実際のハードウエア構成においては、該
送電線健全時でも式(39)が成立するとは限らな
い。これは、電流、電圧の測定値誤差や、サージ
伝搬時間τ、サージインピーダンスZcに含まれ
る誤差に起因する。これらの誤差は、分類してみ
ると前進波の大きさにかかわらず一定の誤差と、
前進波の大きさに伴つて増大する誤差に分けるこ
とができる。 本発明になる保護継電装置の第1の方式は判定
式として次式(41)を採用し、上記2種類の誤差
に対処している。 |is(tj−τ)+1/Zces(tj−τ)+iR(tj) −1/ZceR(tj)|−K{|is(tj−τ)+1/Zces (tj−τ)|・|iR(tj)−1/ZceR(tj)|}>T ……(41) 即ち、式(41)においては、上記2種類の誤差
のうち、前者に対しては不感帯幅としての整定値
Tが設けられており、後者に対しては、前進波の
大きさに伴つて増大する抑制項が設けられてい
る。ところで、進行波理論に基づく継電器におい
ては、原理的的には従来のような充電々流による
位相ずれを生じて誤差がでることはなく、本質的
には従来の如く抑制項を設ける必要がないが、従
来とは異なつた問題、即ち送電系統のサージ伝搬
時間Tを完全に一致させなければならないという
問題がある。本発明はこの点に着目してなされて
いるもので、この伝搬時間Tによる誤差を補償す
るための抑制項を前述の如く判定式に具体的に設
けたことを特徴としている。第3図は動作力に含
まれる上記2種類の誤差とS端又はR端における
前進波の大きさとの関係、及び式(41)の動作域
を示す図で、同図中X1はS端又はR端における
前進波の大きさ、Y1は動作力の大きさ、51は
前進波の大きさにかかわらず一定の誤差、52は
前進波の大きさに伴つて増大する誤差、斜線の領
域53は式(41)の動作域を示す。 以上の様に式(41)に基づく第1の方式は、定
常的な誤差に充分対処できるものであるが、さら
に情報伝送時のデータ誤り等の間欠的な誤差に対
処するため、第1の方式をさらに発展させて、一
連の相異なる時刻t1、t2……tmにおいて式(41)
による判定を全部でm(mは整数)回行ない、そ
のうちn(nはm以下の整数)回以上式(41)が
成りたつとき、はじめて保護対象送電線11に内
部事故有りと判定することにすれば、さらに高信
頼度の事故判定を行なうことができる。 第2の方式の装置は、任意の時刻tjに保護対象
送電線11のS端、R端における電圧を各々es
(tj)、eR(tj)、S端、R端において該送電線11
に流入する電流を各々is(tj)、iR(tj)、また該送電
線のサージ伝搬時間をτ、サージインピーダンス
をZc、Kを定数、Tを整定値とするとき、 |is(tj+τ)−1/Zces(tj+τ)+iR(tj) +1/ZceR(tj)|−K{|is(tj+τ)−1/ZcZc (tj+τ)|・|iR(tj)+1/ZceR(tj)|}>T ……(42) の関係が成りたつか否かを判定し、上記関係が成
立するとき事故有りと判定する。その動作原理
は、保護対象送電線11を、前述のダランベール
の不変量導出の際と同様に一様な分布定数線路と
みなしS端を送電端、R端を受電端に対応させ
て、ダランベールの不変量のうち式(36)に記載
の後進波に着目して、これを対象として差動保護
を行なうものである。即ち、保護対象送電線11
の内部に事故がなければ式(35)から任意の時刻
tjにおいて式(43)が成りたつ。 is(tj+τ)−1/Zces(tj+τ) =−iR(tj)−1/ZceR(tj) …(43) したがつて、保護対象送電線11の健全時には |is(tj+τ)−1/Zces(tj+τ)+iR(tj) +1/ZceR(tj)|=0 …(44) 内部の事故時には |is(tj+τ)−1/Zces(tj+τ)+iR(tj) +1/ZceR(tj)|>0…(45) となり、この性質を利用して事故判定を行なうこ
とができる。この意味で式(44)または式(45)
の左辺を動作力と呼ぶことにする。 さて、実際のハードウエア構成においては、該
送電線健全時でも式(44)が成りたたないことが
ある。これは上記第1の方式の場合と同様に、電
流、電圧測定値誤差や、サージ伝搬時間τ、サー
ジインピーダンスZcに含まれる誤差に起因する
もので、これらを分類すると、後進波の大きさに
かかわらず一定の誤差と後進波の大きさに伴つて
増大する誤差に分けることができる。 本発明になる保護継電装置の第2の方式は判定
式として式(46)を採用し、上記2種類の誤差に
対処している。 |is(tj+τ)−1/Zces(tj+τ)+iR(tj) +1/ZceR(tj)|−K{|is(tj+τ)−1/Zces (tj+τ)|・|iR(tj)+1/ZceR(tj)|}>T ……(46) 即ち、式(46)においては、上記2種類の誤差
のうち前者に対しては不感帯幅としての整数値T
が設けられており、後者に対しては、後進波の大
きさに伴つて増大する抑制項が設けられている。 なお、ここでの抑制項は前述の前進波の場合と
同様にサージ伝搬時間τによる誤差を補償するた
め判定式中に具体的に設けたことを特徴としてい
る。 第4図は動作力に含まれる上記2種類の誤差と
S端またはR端における後進波の大きさとの関
係、及び式(46)の作動域を示す図で、同図中
X2はS端又はR端における後進波の大きさ、Y2
は動作力の大きさ、61は後進波の大きさにかか
わらず一定の誤差、62は後進波の大きさに伴つ
て増大する誤差、斜線の領域63は式(46)の動
作域を示す。 以上の様に式(46)に基づく第2の方式は定常
的な誤差に充分対処できるものであるが、さらに
情報伝送時のデータ誤り等の間欠的な誤差に対処
するため、第2の方式をさらに発展させて、一連
の相異なる時刻t1t2……tmにおいて式(46)によ
る判定を全部でm回行ない、そのうちn(nはm
以下の整数)回以上式(46)が成りたつとき、は
じめて保護対象送電線11に内部事故有りと判定
することによれば、より高信頼度の事故判定を行
なうことができる。 第5図は第1の方式による保護継電装置のデー
タ処理手段の一実施例である。この例では、メモ
リ回路101,102,103,104は各々S
端の電流、電圧情報、R端の電流、電圧情報を一
時記憶し、たとえば時刻tjについてはis(tj−τ)、
es(tj−τ)、iR(tj)、eR(tj)が出揃つた時点で一
勢にこれらを出力し、次段回路に供給する。es
(tj−τ)は乗算回路105で1/Zc倍されたあ
と、加算回路107に供給される。加算回路10
7はメモリ回路101の出力と乗算回路105の
出力を加算し、S端の時刻(tj−τ)における前
進波を出力する。またeR(tj)は乗算回路106
で1/Zc倍されたあと減算回路108に供給さ
れる。減算回路108はメモリ回路103の出力
から乗算回路106の出力を減算し、R端の時刻
tjにおける前進波を出力する。加算回路107、
減算回路108の出力は加算回路109で加算さ
れ、絶対値演算回路110で絶対値化される。絶
対値演算回路110の出力は動作力である。一方
絶対値演算回路111,112は、各々加算回路
107、減算回路108の出力を絶対値化し乗算
回路113に供給する。乗算回路113の出力は
定数倍回路114でK倍され抑制力となる。乗算
回路115は絶対値演算回路110の出力(動作
力)から定数倍回路114の出力(抑制力)を減
算し、比較回路116に出力する。比較回路11
6はこの出力と整定値Tを比較し、判定結果とし
て、減算回路115の出力がTより大なるとき
は、たとえば、正の論理信号を、小なるときは負
の論理信号を出力する。計数回路118は最新の
判定結果とメモリ回路117に記憶されている1
回及至(m−1)回前の判定結果とからなるm個
の判定結果に対応する一連の論理信号のうち正論
理信号を計数し、n個以上計数したときは、事故
有りとしてこれに対応する信号を出力するもので
ある。 第6図は第2の方式による保護継電装置のデー
タ処理手段の一実施例である。この例では、メモ
リ回路201,202,203,204は各々S
端の電流、電圧情報、R端の電流、電圧情報を一
時記憶し、たとえば時刻tjについてはis(tj+τ)、
es(tj+τ)、iR(tj)、eR(tj)が出揃つた時点で一
勢にこれらを出力し、次段回路に供給する。es
(tj+τ)は乗算回路205で1/Zc倍されたあ
と、減算回路207に供給される。減算回路20
7はメモリ回路201の出力から乗算回路205
の出力を減算し、S端の時刻(tj+τ)における
後進波を出力する。またeR(tj)は乗算回路20
6で1/Zc倍されたあと加算回路208に供給
される。加算回路208はメモリ回路203の出
力と乗算回路206の出力を加算し、R端の時刻
tjにおける後進波を出力する。減算回路207、
加算回路208の出力は加算回路209で加算さ
れ、絶対値演算回路210で絶対値化される。絶
対値演算回路210の出力は動作力である。一
方、絶対値演算回路211,212は、各々減算
回路207、加算回路208の出力を絶対値化
し、乗算回路213に供給する。乗算回路113
の出力は定数倍回路214でK倍され抑制力とな
る。減算回路215は絶対値演算回路210の出
力(動作力)から定数倍回路214の出力(抑制
力)を減算し、比較回路216に出力する。比較
回路216はこの出力と整定値Tを比較し、判定
結果として、減算回路215の出力がTより大な
るときは、たとえば、正の論理信号を、小なると
きは負の論理信号を出力する。計数回路218は
最新の判定結果とメモリ回路217に記憶されて
いる1回及至m−1回前の判定結果とからなるm
個の判定結果に対応する一連の論理信号のうち正
論理信号を計数し、n個以上計数したときは事故
有りとしてこれに対応する信号を出力するもので
ある。 なお、第5図第6図の実施例において、各々計
数回路118,218はm個の判定結果に対応す
る一連の論理信号のうち正論理信号を計数する
際、単にn回でなく、連続してn回以上計数した
とき事故有りとすれば、さらに誤動作防止の方向
に向うことは云うまでもない。また第5図、第6
図の実施例において演算順序を入れかえても、
各々式(41)、式(46)を実現するものであれば
よく、更に電子計算機、マイクロコンピユータを
用いて第5図、第6図の実施例と同様の演算処理
をデイジタル的に行ない得ることは勿論である。 また、第1の方式と第2の方式は本質的には同
一である。何故なら、式(41)と式(46)を比較
すると、添字RとSとを交換するとともに時刻を
τだけずらすと両式は同一となるからである。そ
れは、前進波と後進波の区別は方向のとり方如何
によるからである。 以上説明した如く、本発明になる保護継電装置
はダランベールの不変量を対象とする差動保護を
行なうものであるから、これを長距離送電線やケ
ーブル系統の保護に適用すれば、従来の電流差動
保護継電装置にみられる充電電流に関する欠点を
完全に克服することができ、迅速、確実な送電線
保護が可能となり、したがつてその効果は多大で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は分布定数線路としての2端子送電線の
定常状態での様子を説明する説明図、第2図は本
発明になる保護継電装置の構成を示すブロツク
図、第3図はこの発明の第1の方式による保護継
電装置の判定式の動作域と、その動作力に含まれ
る誤差と前進波との関係を示す図、第4図はこの
発明の第2の方式による保護継電装置の判定式の
動作域とその動作力に含まれる誤差と後進波との
関係を示す図、第5図は第1の方式による保護継
電装置のデータ処理手段の一実施例を示す図、第
6図は第2の方式による保護継電装置のデータ処
理手段の一実施例を示す図であり、図において1
は単位長当りの分布インダクタンスL0(H/m)
単位長当りの分布キヤパシタンスC0(F/m)を
持つ長さlの分布定数線路、2は角周波数ω1の
電源、3は電源の内部インピーダンスZ〓s、4は負
荷インピーダンスZ〓R、11は保護対象送電線、1
2は同期信号発生手段、13は同期信号伝送手
段、14はサンプリング信号発生手段、15は系
統情報採取手段、16はサンプリング手段、17
は系統情報伝送手段、18はデータ処理手段、
X1は保護対象送電線の一端(S端)又は他端
(R端)における前進波の大きさ、Y1は動作力の
大きさ、51は前進波の大きさにかかわらず一定
の誤差、52は前進波の大きさに伴つて増大する
誤差、斜線の領域53は第1の方式による保護継
電装置の判定式の動作域、X2は保護対象送電線
の一端(S端)又は他端(R端)における後進波
の大きさ、Y2は動作力の大きさ、61は後進波
の大きさにかかわらず一定の誤差、62は後進波
の大きさに伴つて増大する誤差、斜線の領域63
は第2の方式による保護継電装置の判定式の動作
域、101,102,103,104はメモリ回
路、105,106は乗算回路、107は加算回
路、108は減算回路、109は加算回路、11
0,111,112は絶対値演算回路、113は
乗算回路、114は定数倍回路、115は減算回
路、116は比較回路、117はメモリ回路、1
18は計数回路、201,202,203,20
4はメモリ回路、205,206は乗算回路、2
07は減算回路、208は加算回路、209は加
算回路、210,211,212は絶対値演算回
路、213は乗算回路、214は定数倍回路、2
15は減算回路、216は比較回路、217はメ
モリ回路、218は計数回路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 送電系統の一端Sと他端Rにおいて同期して
    系統情報をサンプリングし、該サンプリングされ
    た系統情報を互いに相手端に伝送し、各端におい
    て自端と相手端の系統情報を比較して事故の有無
    を判定する保護継電装置において、時刻tにおけ
    る各端S、Rの上記送電系統の電圧をes(t)、eR
    (t)、電流をis(t)、iR(t)上記送電系統のサー
    ジ伝搬時間をτ、サージインピーダンスをZc、
    Kを定数、Tを整定値とするとき、任意の時刻tj
    において |is(tj−τ)+1/Zces(tj−τ)+iR(tj)− 1/ZceR(tj)|−K{|is(tj−τ)+1/Zces(
    tj −τ)|・|iR(tj)−1/ZceR(tj)|}>T なる関係が成立するか否かを判定し、上記関係が
    成立するとき事故ありと判断するようにしたこと
    を特徴とする保護継電装置。 2 送電系統の一端Sと他端Rにおいて同期して
    系統情報をサンプリングし、該サンプリングされ
    た系統情報を互いに相手端に伝送し、各端におい
    て自端と相手端の系統情報を比較して事故の有無
    を判定する保護継電装置において、時刻tにおけ
    る各端S、Rの上記送電系統の電圧をes(t)、eR
    (t)、電流をis(t)、iR(t)上記送電系統のサー
    ジ伝搬時間をτ、サージインピーダンスをZc、
    Kを定数、Tを整定値とするとき、mを1以上の
    整数、nを1以上m以下の整数、jを整数として
    相異なるm個の一連の時刻t1、t2…tmのすべてに
    ついて、そのj番目の時刻tjにおいて |is(tj−τ)+1/Zces(tj−τ)+iR(tj)− 1/ZceR(tj)|−K{|is(tj−τ)+1/Zces(
    tj −τ)|・|iR(tj)−1/ZceR(tj)|}>T なる関係が成立するか否かを判定し、m回の判定
    のうちn回以上上記関係が成立するとき事故あり
    と判断するようにしたことを特徴とする保護継電
    装置。
JP8441777A 1977-07-14 1977-07-14 Protective relay Granted JPS5419141A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8441777A JPS5419141A (en) 1977-07-14 1977-07-14 Protective relay

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8441777A JPS5419141A (en) 1977-07-14 1977-07-14 Protective relay

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5419141A JPS5419141A (en) 1979-02-13
JPS6318314B2 true JPS6318314B2 (ja) 1988-04-18

Family

ID=13830001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8441777A Granted JPS5419141A (en) 1977-07-14 1977-07-14 Protective relay

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5419141A (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53146150A (en) * 1977-05-25 1978-12-19 Tokyo Electric Power Co Inc:The Carrier protective relaying system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5419141A (en) 1979-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11022655B2 (en) Method and control system for faulted phase detection
EP1020729B1 (en) Fault detection for power lines
US4351011A (en) Directional wave detector apparatus
US4499417A (en) Determining location of faults in power transmission lines
EP0241832A1 (en) Method and device for directional detection of a fault on a power transmission line
US4766549A (en) Single-ended transmission line fault locator
US11047892B2 (en) Method and system for locating a fault in a mixed power transmission line
US4560922A (en) Method for determining the direction of the origin of a disturbance affecting an element of an electrical energy transfer network
CN115275951A (zh) 一种无边界柔性直流配电网单端量保护方法及系统
Ding et al. A novel fault location algorithm for mixed overhead‐cable transmission system using unsynchronized current data
JPS6318414B2 (ja)
JPS6315812B2 (ja)
Gangolu et al. A new differential current protection algorithm for three-terminal line
JPH0345344B2 (ja)
Gonzalez-Sanchez et al. Application of a hybrid fault location technique combining impedance and traveling waves to double-circuit transmission line
JPH06300811A (ja) 電力系統の故障点標定装置
SU650149A1 (ru) Способ фиксации короткого замыкани на линии электропередачи
Prabhavathi et al. Detection and location of faults in 11kv underground cable by using continuous wavelet transform (cwt)
Saha et al. A new approach to past distance protection with adaptive features
JPS628070A (ja) 故障方向標定方式
Jamil et al. Wave propagation in a faulty unbalanced EHV line
JPS6124901B2 (ja)
JPH0510633B2 (ja)
JPS6152431B2 (ja)
JPS628068A (ja) 故障方向標定方式