JPS6318968B2 - - Google Patents

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JPS6318968B2
JPS6318968B2 JP16382182A JP16382182A JPS6318968B2 JP S6318968 B2 JPS6318968 B2 JP S6318968B2 JP 16382182 A JP16382182 A JP 16382182A JP 16382182 A JP16382182 A JP 16382182A JP S6318968 B2 JPS6318968 B2 JP S6318968B2
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JP
Japan
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flame retardant
laminate
flame
hydroxy
bis
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Application number
JP16382182A
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English (en)
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JPS5953525A (ja
Inventor
Takeshi Yoshioka
Akira Toko
Tetsuro Tomita
Naoji Takeda
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication of JPS5953525A publication Critical patent/JPS5953525A/ja
Publication of JPS6318968B2 publication Critical patent/JPS6318968B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、耐燃性の優れた熱硬化性樹脂積層板
を製造する方法に関するものであり、詳しくは 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、mは1〜2、n
は1〜2の整数。R1は炭素数1〜4のアルキリ
デン基またはアルキレン基を示す。) であらわされるハロゲン化ジヒドロキシ化合物(A)
と 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、lは1〜3の整
数。R2はHまたは炭素数1〜4のアルキル基を
示す。) であらわされるハロゲン化モノグリシジルエーテ
ル(B)とを、A1モルに対してB1〜3モルの割合で
反応させた分子量700〜1400の生成物に、 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、oは0〜2、p
は0〜2の整数。R3は炭素数1〜4のアルキリ
デン基またはアルキレン基。Qは0〜4を示す。) であらわされるジグリシジルエーテル化合物(C)
を、A1モルに対してC0.1〜1.0モルの割合で更に
反応させた分子量900〜2900の合成樹脂用難燃剤
を配合してなる熱硬化性樹脂組成物を積層板用基
材に含浸し、乾燥後加熱加圧する事を特徴とする
積層板の製造方法に関するものである。 その目的とするところは、従来公知の合成樹脂
用難燃剤を配合した積層板に見られる熱的に安定
で耐熱性が高いものは耐燃性が低く、逆に耐燃性
が優れるものは耐熱性が低くかつたり、たとえ熱
的に安定であつても製品を着色したり悪臭をつけ
たり、あるいは基材層間の接着力が低くて加工性
が悪かつたりするものが多いのに対し、耐熱性、
加工性が優れ、悪臭、着色性がなく、しかも著し
く耐燃性の優れた熱硬化性樹脂積層板を製造する
方法に関するものである。 石油化学の著しい発展により、これから誘導さ
れる合成樹脂の生産量は膨大なものとなつてきた
が、合成樹脂はその優れた特性を巧みに利用する
ことにより広い範囲に使用され、今後もますます
その用途は広められようとしているが、合成樹脂
は燃え易いという欠点のため厳しい規制がなされ
る様になつてきた。本明細書記載のUL規格もそ
の1つである。ULとは米国アンダーライター
ス・ラブラトリーズ・インコーポレーテツドとい
う公衆安全機関であり、その第94号にプラスチツ
ク材料の燃焼性規格(UL―94)がある。同規格
に定められた難燃性の評価は、難燃性の程度に応
じ94V―0、94V―1、94V―2、94HBの順で
格付けされている。試験方法は、所定寸法の試験
片を5片用意し、該試験片の上端をクランプで止
めて試験片を垂直にセツトし、下端に所定の長さ
のバーナー炎を10秒間あててはなし、試験片の燃
焼時間を測定する。消火したら直ちに再び10秒間
炎をあててはなし、燃焼時間を測定する。5片の
試験の燃焼時間の合計をTとし、最大値をMとす
ると、Tが50秒以下、Mが10秒以下でクランプま
で燃えず、炎のついた溶融物が落下し所定下の木
綿に着火しなければUL94V―0。 Tが250秒以下、Mが30秒以下で、その他はV
―0と同様な条件を満せばUL94V―1。T及び
MがV―1と同様な条件で炎のついた溶融物が落
下し木綿に着火すればUL94V―2。V―0、V
―1、V―2に不合格なものは水平燃焼試験を行
ない、所定の標線前で消火すればUL―94HBと
評価する。世の中の動向として難燃性に対する要
求は年毎に厳しくなり、現時点に於いては大半の
ものがUL94V―0を要求するようになつてきた。
これに対し合成樹脂の難燃化はハロゲン化合物、
リン化合物、窒素化合物あるいは金属酸化物など
の組合せによる相乗効果によりなされてきたが、
合成樹脂に難燃剤を添加すれば難燃性は向上する
が、逆に耐熱性、機械的性質、電気的性質あるい
は加工性などの諸特性が低下するのが必定であつ
た。そのためこれらの特性の低下を極力抑えた難
燃化方法及び難燃化された熱硬化性樹脂積層板が
強く要求される様になつてきた。 従来より、難燃効果が最も大きく、難燃剤成分
として必須とされるハロゲン化合物の改良は種々
行なわれてきた。 たとえば特公昭47−44537号公報では、式 (式中RはH又は低級アルキル基) で表わされる化合物が、 また特開昭53−56290号公報では、式 で表わされる化合物が、 また特開昭56−118414号公報では、式 (式中Zは−CH2OHまたはハロゲン、Xはハロ
ゲン、RはHまたは炭化水素基、Y・Y′はHま
たはCH3、T・T′は−CH2CH2O−など) で表わされる化合物が提案されている。 これらの難燃性化合物はいずれも多数の芳香環
を有している為に熱的にかなり安定で、これらを
配合した熱硬化性樹脂よりなる積層板の耐熱性は
かなり優れたものであつた。 しかしながら特公昭47−44537号公報で得られ
る難燃性化合物は、そのもの自体が非常に剛直な
ため、積層板が硬くなり加工性が低下した。また
特開昭53−56290号公報で得られる難燃性化合物
は、ブロム含有量が40%以下と少ない為に難燃効
果が十分でなかつた。また特開昭56−118414号公
報で得られる難燃性化合物は、そのもの自体は非
常に柔軟で積層板にしても軟らかかつたが、接着
力が低い為に打抜加工時に層間剥離を発生した。 本発明者らは、熱硬化性樹脂が優れた機械的特
性、電気的特性、耐熱性、耐水性、耐薬品性、成
形性、加工性などを有するにも拘らず優れた難燃
剤が無い為に、その発展性が著しく阻害されてい
る事に着目し、従来公知の難燃剤を使用した積層
板の諸欠点を除く方法につき鋭意研究の結果、本
発明を完成するに至つたものである。 即ち本発明の利点は、従来公知の難燃剤に比べ
ハロゲン化合物を原料として多用しているため
に、得られた難燃剤のハロゲン含有量が多く、こ
のため難燃化したい熱硬化性樹脂に少量添加する
だけで十分に難燃化でき、しかも添加量が少ない
ので積層板としての機械的特性の低下、電気的特
性の低下、加工性の低下など他特性に及ぼす影響
が殆んどないことである。 本発明のもう1つの利点は、新しい難燃剤がそ
の分子構造中に芳香環を多数含んでいるため、熱
分解温度が高く、熱的に安定で、これを添加した
熱硬化性樹脂よりなる積層板の耐熱性を低下させ
るなどの悪影響を及ぼさないことである。また分
解温度が高いために変色も異臭も殆んどないこと
である。 本発明の方法は、 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、mは1〜2、n
は1〜2の整数。R1は炭素数1〜4のアルキリ
デン基またはアルキレン基を示す。) であらわされるハロゲン化ジヒドロキシ化合物(A)
と 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、lは1〜3の整
数。R2はHまたは炭素数1〜4のアルキル基を
示す。) であらわされるハロゲン化モノグリシジルエーテ
ル(B)とを、A1モルに対してB1〜3モルの割合で
反応させた分子量700〜1400の生成物に、 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、oは0〜2、p
は0〜2の整数。R3は炭素数1〜4のアルキリ
デン基またはアルキレン基。Qは0〜4を示す。) であらわされるジグリシジルエーテル化合物(C)
を、A1モルに対してC0.1〜1.0モルの割合で更に
反応させた分子量900〜2900合成樹脂用難燃剤を
配合してなる熱硬化性樹脂組成物を積層板用基材
に含浸し、乾燥後加熱加圧する事を特徴とする積
層板の製造法に関するものである。 本発明に係る難燃剤は後述の実験例で具体的に
示されるが、理想的には下記の一般式で表わすこ
とができる。すなわち (式中Xはハロゲン原子を示し、lは1〜3、m
は1〜2、nは1〜2の整数。R1は炭素数1〜
4のアルキリデン基またはアルキレン基を示し
R2はHまたは炭素数1〜4のアルキル基を示
す。) 本発明におけるハロゲン化ジヒドロキシ化合物
とハロゲン化モノグリシジルエーテルとの反応の
割合は、理想的には前者1モルに対して後者2モ
ルであり、この場合が最も難燃効果が大きく耐熱
性も高かつた。これは前者の分子構成をなすOH
基が完全に処理され、熱的安定性が高まつたため
であると考えられる。しかしながら、実際にはハ
ロゲン化ジヒドロキシ化合物1モルに対して、ハ
ロゲン化モノグリシジルエーテル2モルないしは
2モル以上を反応させても、前者1モルに対して
後者1モルが付加した化合物がかなり生成し、前
者のOH基を完全に処理する事はできなかつた。
そこで次に更にジグリシジルエーテル化合物を少
量添加し反応せしめてOH基を完全に処理するよ
うにした。 本発明におけるハロゲン化ジヒドロキシ化合物
1モルに対するハロゲン化モノグリシジルエーテ
ルの反応仕込割合は2〜2.5モルが好ましいが、
実用的には1〜3モルの割合で仕込み反応したも
のでも従来公知の難燃剤に比較しかなり優れたも
のであつた。1モルより少ないと熱安定性が悪
く、悪臭・変色があり、3モルより多いと耐燃性
が低下した。またこれより更に反応せしめるジグ
リシジルエーテルの反応仕込割合は0.3〜0.7モル
が好ましいが、実用的には0.1〜1.0モルでも良
い。0.1モルより少ないとOH基を処理するに必要
な量が不足し、1.0モルより多いとゲル化の恐れ
がある。 本発明におけるジヒドロキシ化合物とグリシジ
ルエーテルとを反応させる方法としては、特公昭
48−6639号公報にも記載があるが、この方法は低
分子量のジグリシジルエーテルをジヒドロキシ化
合物1モルに2モル反応させて高分子量のジグリ
シジルエーテルを作るというものであり、生成物
は更に反応できる反応活性基を有している。本発
明における方法は、ジグリシジルエーテルではな
く、モノグリシジルエーテルをジヒドロキシ化合
物1モルに2モル反応させた低分子量化合物であ
り、この化合物は反応活性基をもはや有していな
い。勿論特公昭48−6639号公報の発明の詳細な説
明の中で、グリシジルエーテルとしてモノグリシ
ジルエーテルを使用してもよいとされているが、
その目的は反応停止剤又は反応調整剤としての副
原料としてであり、実施例においてもその添加量
は全体のわずか5%以下でしかない。もしも多量
に使用すれば高分子量化の目的が達せられないか
らであり、本発明の様にモノグリシジルエーテル
のみでは特公昭48−6639号公報に記載のある発明
は成立しない。 本発明におけるジヒドロキシ化合物とモノグリ
シジルエーテルとジグリシジルエーテル化合物と
を反応させる方法としては、特開昭53−42298号
公報にも記載があるが、この方法は二官能性フエ
ノール類と一官能性エポキシ樹脂と二官能性エポ
キシ樹脂を一括混合反応し難燃性樹脂組成物を作
るというものである。該公知文献には、各仕込成
分の役割効果の説明はないが、合成例に於いて一
官能性エポキシ樹脂の添加量が多い場合は生成物
の軟化点が低く、少ない場合は軟化点が高いこと
より、一官能性エポキシ樹脂は反応調整剤又は反
応停止剤として使用されているものと考えられ、
この意味では特公昭48−6639号公報とよく似たも
のである。また該公知文献では各仕込成分を一括
混合反応しているが、この方法による生成物は二
官能性フエノール類に対し一官能性と二官能性の
エポキシ樹脂がランダムに反応し、結合二官能性
エポキシ樹脂による高分子量化、二官能性フエノ
ール類の未反応OH基の残留などの危険性が非常
に大きなものができる。 本発明におけるジヒドロキシ化合物とモノグリ
シジルエーテルとジグリシジルエーテル化合物と
を反応させる方法は、先ずジヒドロキシ化合物と
モノグリシジルエーテルとの低分子量化合物を作
り、次にジグリシジルエーテル化合物により該低
分子量化合物中に残留するジヒドロキシ化合物の
未反応OH基を、本発明になる難燃剤の熱安定性
を更に向上せしめ、悪臭・変色を防止する為に処
理し完全に零にする為に、添加し反応させる方法
であり、この反応の順序が重要なポイントの1つ
である。 また本発明におけるモノグリシジルエーテルは
主原料の1つであり、むしろジグリシジルエーテ
ル化合物の方が副原料となつている。 本発明における一般式 で表わされるハロゲン化ジヒドロキシ化合物の例
としては、たとえばビス(4―ヒドロキシ―2―
ブロムフエニル)メタン、ビス(4―ヒドロキシ
―3―ブロムフエニル)メタン、ビス(4―ヒド
ロキシ―3―クロロフエニル)メタン、ビス(4
―ヒドロキシ―3,5―ジブロムフエニル)メタ
ン、ビス(4―ヒドロキシ―3,5―ジクロロフ
エニル)メタン、1,1―ビス(4―ヒドロキシ
―3―クロロフエニル)エタン、1,1―ビス
(4―ヒドロキシ―3―ブロムフエニル)エタン、
1,1―ビス(4―ヒドロキシ―3,5―ジクロ
ロフエニル)エタン、1,1―ビス(4―ヒドロ
キシ―3,5―ジブロムフエニル)エタン、1,
2―ビス(4―ヒドロキシ―3―クロロフエニ
ル)エタン、1,2―ビス(4―ヒドロキシ―3
―ブロムフエニル)エタン、1,2―ビス(4―
ヒドロキシ―3,5―ジクロロフエニル)エタ
ン、1,2―ビス(4―ヒドロキシ―3,5―ジ
ブロムフエニル)エタン、2,2―ビス(4―ヒ
ドロキシ―2―ブロムフエニル)プロパン、2,
2―ビス(4―ヒドロキシ―3―クロロフエニ
ル)プロパン、2,2―ビス(4―ヒドロキシ―
3―ブロムフエニル)プロパン、2,2―ビス
(4―ヒドロキシ―3,5―ジクロロフエニル)
プロパン、2,2―ビス(4―ヒドロキシ―3,
5―ジブロムフエニル)プロパン、1,1―ビス
(4―ヒドロキシ―3―クロロフエニル)ブタン、
1,1―ビス(4―ヒドロキシ―3―ブロムフエ
ニル)ブタン、1,1―ビス(4―ヒドロキシ―
3,5―ジクロロフエニル)ブタン、1,1―ビ
ス(4―ヒドロキシ―3,5―ジブロムフエニ
ル)ブタンなどが挙げられる。 本発明における一般式 で表わされるハロゲン化モノグリシジルエーテル
の例としては、たとえば モノ クロロフエニルモノグリシジルエーテル、 ジ クロロフエニルモノグリシジルエーテル、 トリ クロロフエニルモノグリシジルエーテル、 モノ ブロムフエニルモノグリシジルエーテル、 ジ ブロムフエニルモノグリシジルエーテル、 トリ ブロムフエニルモノグリシジルエーテル、 モノ クロロクレジルモノグリシジルエーテル、 ジ クロロクレジルモノグリシジルエーテル、 モノ ブロムクレジルモノグリシジルエーテル、 ジ ブロムクレジルモノグリシジルエーテル などが挙げられる。 本発明における一般式 で表わされるジグリシジルエーテル化合物の例と
しては、たとえばビスフエノールAジグリシジル
エーテルまたは分子量1000以下のビスフエノール
A型エポキシ樹脂、ビスフエノールFジグリシジ
ルエーテルまたは分子量1000以下のビスフエノー
ルF型エポキシ樹脂、ハロゲン化ビスフエノール
Aジグリシジルエーテルまたは分子量1500以下の
ハロゲン化ビスフエノールA型エポキシ樹脂、ハ
ロゲン化ビスフエノールFジグリシジルエーテル
または分子量1500以下のハロゲン化ビスフエノー
ルF型エポキシ樹脂などが挙げられる。 本発明におけるハロゲン化ジヒドロキシ化合物
とハロゲン化モノグリシジルエーテルとジグリシ
ジルエーテル化合物との反応の方法は、ハロゲン
化ジヒドロキシ化合物とハロゲン化モノグリシジ
ルエーテルを反応器に仕込んだあと触媒を添加
し、40℃〜120℃の温度で1時間〜8時間撹拌し
反応させ、次にジグリシジルエーテル化合物を添
加し、同温度で更に1時間〜4時間撹拌し反応さ
せ製造する。 触媒としてはアミン系のもの、たとえばエチレ
ンアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノ
ールアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、ジエチルアミノプロピルアミン、
ベンジルジメチルアミン、トリス(ジメチルアミ
ノメチル)フエノール、メタフエニレンジアミ
ン、ジアミノジフエニルメタン、ジアミノジフエ
ニルスルホン、ジシアンジアミド、三ふつ化ほう
素・モノエチルアミン、メンタンジアミン、キシ
レンジアミン、エチルメチルイミダゾール、1,
8―ジアザ―ビシクロ―(5,4,0)ウンデセ
ン―7などが挙げられる。 本発明における熱硬化性樹脂とは、フエノール
樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ユリヤ樹
脂、ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹
脂、ポリブタジエン樹脂、ポリウレタン樹脂、ア
ルキツド樹脂などの加熱により硬化する樹脂類で
ある。また本発明になる難燃剤を配合してなる熱
硬化性樹脂組成物には、必要に応じて他の難燃
剤、可塑剤、硬化剤、硬化促進剤、界面処理剤、
界面活性剤、保護コロイド、熱安定剤、光安定
剤、着色剤、充填材、滑剤、溶剤、水等の添加物
を添加することができる。 本発明における積層板用基材とは、各種セルロ
ーズ系繊維よりなる紙や布、合成繊維、ガラス繊
維や鉱物繊維よりなる布、シート、マツト、不織
布などである。またこれらの基材を予め樹脂で処
理したものも用いることができる。 本発明によつて得られる新しい難燃剤を配合し
てなる熱硬化性樹脂組成物を積層板用基材に含浸
し、乾燥後加熱加圧することによつて得られる積
層板は、優れた耐燃性と耐熱性を有し、しかも機
械的特性、電気的特性、加工性も良好であり、変
色・異臭もない優れた積層板であつた。 以下実験例にて本発明を詳細に説明する。 実験例 1 2,2―ビス(4―ヒドロキシ―3,5―ジブ
ロムフエニル)プロパン1.0モルと融媒としての
1,8―ジアザ―ビシクロ―(5,4,0)ウン
デセン―75.44gを撹拌器、冷却管、温度計、滴
下漏斗をつけた2四つ口フラスコに入れ、これ
に200mlのトルエンを加えて撹拌し懸濁液を作つ
た。次にジブロムクレジルモノグリシジルエーテ
ル2.2モルを200mlのトルエンに溶解したものを、
滴下漏斗を用いて40℃で1時間を要して徐々に加
えた。滴下終了後100℃に達するまで1時間をか
けて徐々に温度を上昇しながら撹拌を続け、その
後更に100℃で3時間反応を行なつた。(中間生成
物の平均分子量は1050であつた。)次に100℃に保
つたままビスフエノールAジグリシジルエーテル
0.6モルを200mlのトルエンに溶解したものを、滴
下漏斗を用いて30分かけて徐々に加え、更に同温
度で2時間反応を行なつた。反応終了後600mlの
沸騰水で5回にわたり洗滌を繰返し、粘度(20
℃)20ポイズ、最終生成物の平均分子量1200の褐
色透明難燃剤溶液1650gを得た。 本難燃剤及び第1表に示す様な公知の難燃剤
を、積層板用油変性フエノール樹脂100部(固形
分重量)に対しそれぞれ25部添加し、更にクレジ
ルジフエニルフオスフエート20部、メラミン樹脂
20部及び低分子量多メチロールフエノール樹脂10
部を混合して樹脂組成物を作つた。この組成物に
積層板用クラフト紙を浸漬して含浸せしめ、150
℃で乾燥してBステージの樹脂分52%、揮発分
1.5%のプリプレグを得た。このプリプレグを8
枚積層し、片面に35μ厚の接着剤付き銅箔を重ね
てプレスにセツトし、170℃で90分間加熱加圧し、
1.6mm厚の銅張積層板を得た。この積層板の特性
を第1表に示した。
【表】
【表】 第1表に示す様に、本発明になる難燃剤を配合
した油変性フエノール樹脂で作成した積層板は、
UL―94・V―0に合格する優れた耐燃性積層板
であつた。しかも本発明品は半田耐熱性が高く、
絶縁抵抗が大きく、打抜加工性が良好であり、異
臭・変色もなかつた。これは本発明で使用した難
燃剤が樹脂及び基板とのなじみ性及び密着性がよ
い事と熱分解温度が高いためと考えられる。 これに対して難燃剤Aを配合して作成した積層
板は、耐燃性は良いものの熱分解温度が低い為に
ガスを発生し、半田耐熱性をはじめ全ての性能が
不良であつた。また難燃剤B及びCを配合して作
成した積層板は、半田耐熱性等優れた点はある
が、最も重要な耐燃性が不良であつた。この様に
本発明になる難燃剤を配合して作成した積層板
は、耐燃性と半田耐熱性がいずれも優れた、他性
能のバランスもとれた優れた積層板であつた。 実験例 2 実験例1に於いて、ジブロムクレジルモノグリ
シジルエーテル2.2モルをジブロムフエニルモノ
グリシジルエーテル0.5〜3.5モルに変え、油変性
フエノール樹脂をポリブタジエン樹脂に変えた他
は、配合も試験も全く同様に行ない、第2表に示
す結果を得た。
【表】 第2表に示す様に、2,2―ビス(4―ヒドロ
キシ―3,5―ジブロムフエニル)プロパンに対
するジブロムフエニルモノグリシジルエーテルの
反応仕込量が少ない難燃剤を配合したポリブタジ
エン樹脂で作成した積層板は、熱分解ガスが多い
為に半田耐熱性が悪く、異臭を発し、変色する。
またガスの為に剥離がおこり打抜加工性も良くな
い。 逆にジブロムフエニルモノグリシジルエーテル
の反応仕込量が多い難燃剤を配合して作成した積
層板は、基材とのなじみ性が良くない為に、基材
に十分含浸せずUL―94・V―0の耐熱性に合格
できず、また基材との密着性が良くない為にすぐ
はがれ打抜加工性が不良であつた。本発明におけ
る難燃剤の好ましい反応仕込割合は、2,2―ビ
ス(4―ヒドロキシ―3,5―ジブロムフエニ
ル)プロパン1モルに対し、ジブロムフエニルモ
ノグリシジルエーテル1,5―2.5モルであるが、
実用上は1.0〜3.0モルでも使用できる。 実験例 3 実験例1に於いて、ビスフエノールAジグリシ
ジルエーテル0.6モルをビスフエノールFジグリ
シジルエーテル0.1〜2.0モルに変え、油変性フエ
ノール樹脂をエポキシ樹脂に変えた他は、配合も
試験も全く同様に行ない第3表に示す結果を得
た。
【表】 第3表に示す様に、2,2―ビス(4―ヒドロ
キシ―3,5―ジブロムフエニル)プロパンとジ
ブロムクレジルモノグリシジルエーテルとの反応
生成物に対するビスフエノールFジグリシジルエ
ーテルの仕込量が少ない場合、該反応生成物中に
残存するOH基を皆無に処理する事ができず、こ
の難燃剤を配合したエポキシ樹脂で作成した積層
板は熱分解され易くて半田耐熱性がやや低い。 ビスフエノールFジグリシジルエーテルの仕込
量を増やして行けばOH基は無くなり、半田耐熱
性も良くなるが、ビスフエノールFジグリシジル
エーテルの増加による全生成物中のブロム含量の
減少により、やや耐燃性が低下する。ビスフエノ
ールFジグリシジルエーテルの仕込量を更に増や
して行けば反応中にゲル化してしまう。本発明に
おける好ましい反応仕込割合は、2,2―ビス
(4―ヒドロキシ―3,5―ジブロムフエニル)
プロパン1モルに対し、ビスフエノールFジグリ
シジルエーテル0.3〜0.7モルであるが、実用上は
0.1〜1.0モルでも使用できる。 以上の実験例で明らかな様に、本発明になる難
燃剤を配合してなる熱硬化性樹脂組成物で作成し
た積層板は、耐燃性が優れ、半田耐熱性も良く、
絶縁抵抗は高く、打抜加工性も良好で異臭も変色
もない優れた積層板であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、mは1〜2、n
    は1〜2の整数。R1は炭素数1〜4のアルキリ
    デン基またはアルキレン基を示す。) であらわされるハロゲン化ジヒドロキシ化合物(A)
    と 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、lは1〜3の整
    数。R2はHまたは炭素数1〜4のアルキル基を
    示す。) であらわされるハロゲン化モノグリシジルエーテ
    ル(B)とを、A1モルに対して、B1〜3モルの割合
    で反応させた分子量700〜1400の生成物に、 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、oは0〜2、p
    は0〜2の整数。R3は炭素数1〜4のアルキリ
    デン基またはアルキレン基。Qは0〜4を示す。) であらわされるジグリシジルエーテル化合物(C)
    を、A1モルに対して、C0.1〜1.0モルの割合で更
    に反応させた分子量900〜2900の合成樹脂用難燃
    剤を配合してなる熱硬化性樹脂組成物を積層板用
    基材に含浸し、乾燥後加熱加圧する事を特徴とす
    る積層板の製造方法。
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