JPS631960B2 - - Google Patents
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- JPS631960B2 JPS631960B2 JP54164829A JP16482979A JPS631960B2 JP S631960 B2 JPS631960 B2 JP S631960B2 JP 54164829 A JP54164829 A JP 54164829A JP 16482979 A JP16482979 A JP 16482979A JP S631960 B2 JPS631960 B2 JP S631960B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アフイニテイ・クロマトグラフイー
によるアロクチンAの製法、より詳細には、アロ
クチンA含有物、特にアロエの透析処理物又はそ
の酸性沈殿物を、抗α−サブユニツト抗体の結合
した吸着体と接触させ、次いで、溶出処理するこ
とを特徴とする簡便で効率のよい新規な上記製法
に関する。
によるアロクチンAの製法、より詳細には、アロ
クチンA含有物、特にアロエの透析処理物又はそ
の酸性沈殿物を、抗α−サブユニツト抗体の結合
した吸着体と接触させ、次いで、溶出処理するこ
とを特徴とする簡便で効率のよい新規な上記製法
に関する。
本発明者は、さきに、薬用植物アロエから制が
ん性を有する文献未載の新規物質を見出しアロク
チンAと命名し、アロクチンAの発明と、制がん
性物質の製造法の発明をそれぞれ完成した(特開
昭54−73109号及び同54−84018号各公報参照)。
ん性を有する文献未載の新規物質を見出しアロク
チンAと命名し、アロクチンAの発明と、制がん
性物質の製造法の発明をそれぞれ完成した(特開
昭54−73109号及び同54−84018号各公報参照)。
アロクチンAは次の性質を有する。
分子量が約18000である。
等電点がPH6.1である。
蛋白と糖の比が約8対2(重量)のグリコプ
ロテインであり、糖はガラクトース1種類のみ
で10個含む。
ロテインであり、糖はガラクトース1種類のみ
で10個含む。
ソデイウム・ドデシル・サルフエート(以下
「SDS」と記す。)存在下におけるポリアクリル
アミド・ゲル電気泳動で単一バンドを与え、こ
れを還元剤により処理してS−S結合を切断す
るとα−サブユニツトとβ−サブユニツトを生
じ二個のバンドを与える。
「SDS」と記す。)存在下におけるポリアクリル
アミド・ゲル電気泳動で単一バンドを与え、こ
れを還元剤により処理してS−S結合を切断す
るとα−サブユニツトとβ−サブユニツトを生
じ二個のバンドを与える。
リンパ球幼若化作用及びリンパ球膜流動性促
進作用を有する。
進作用を有する。
赤血球及び腫瘍細胞凝集活性を有する。
或る種の血清蛋白と反応してアガロース平板
上で沈降線を形成する作用を有する。
上で沈降線を形成する作用を有する。
補体第3成分活性化作用を有する。
そして、アロクチンAは各種の生理活性を有
し、特に、制がん作用を有するほか、炎症、火
傷、皮膚病等の治療にも有効である。
し、特に、制がん作用を有するほか、炎症、火
傷、皮膚病等の治療にも有効である。
これまで、アロクチンAは、次のゲル濾過(ゲ
ルクロマトグラフイー)と呼ばれる方法で製造さ
れてきた。すなわち、アロエの透析処理物又はそ
の酸性沈殿物を緩衝液に溶解し、この溶液を、セ
フアデイクスG200ゲルを充填したカラムに載せ、
次いで、緩衝液で溶出する(ゲル・クロマトグラ
フイー)。溶出開始後27.3ml〜44.2mlの画分とし
てアロクチンAを得、このものを再度セフアデイ
クスG200ゲルを用いてゲル・クロマトグラフイ
ーを行うことにより精製する(特開昭54−73109
号公報参照)。このゲル濾過法によつてアロクチ
ンA採取の目的は一応達成されるが、しかし、こ
の方法は、操作が煩雑で時間や手間がかかり、こ
のため特別な熟練を必要とし、さらに、一回のゲ
ル濾過で得られるアロクチンAの精製度が必ずし
も十分に高くなく、このため再精製を必要とする
など効率のよくない欠点があつた。
ルクロマトグラフイー)と呼ばれる方法で製造さ
れてきた。すなわち、アロエの透析処理物又はそ
の酸性沈殿物を緩衝液に溶解し、この溶液を、セ
フアデイクスG200ゲルを充填したカラムに載せ、
次いで、緩衝液で溶出する(ゲル・クロマトグラ
フイー)。溶出開始後27.3ml〜44.2mlの画分とし
てアロクチンAを得、このものを再度セフアデイ
クスG200ゲルを用いてゲル・クロマトグラフイ
ーを行うことにより精製する(特開昭54−73109
号公報参照)。このゲル濾過法によつてアロクチ
ンA採取の目的は一応達成されるが、しかし、こ
の方法は、操作が煩雑で時間や手間がかかり、こ
のため特別な熟練を必要とし、さらに、一回のゲ
ル濾過で得られるアロクチンAの精製度が必ずし
も十分に高くなく、このため再精製を必要とする
など効率のよくない欠点があつた。
本発明者は、こうした現状にかんがみ上記の欠
点を解消すべく鋭意研究を重ねた結果、抗α−サ
ブユニツト抗体がアロクチンAと免疫学的特異性
をもつて結合し、この性質を利用するときはアフ
イニテイ・クロマトグラフイーによりアロクチン
Aを選択的に製造できることを見出し、本発明に
到達した。
点を解消すべく鋭意研究を重ねた結果、抗α−サ
ブユニツト抗体がアロクチンAと免疫学的特異性
をもつて結合し、この性質を利用するときはアフ
イニテイ・クロマトグラフイーによりアロクチン
Aを選択的に製造できることを見出し、本発明に
到達した。
すなわち、本発明は、アフイニテイ・クロマト
グラフイーによりアロクチンAを簡便に、かつ、
効率よく得ることを目的とし、この目的を達成す
るために、アロクチンA含有物特にアロエの透析
処理物又はその酸性沈殿物を、抗α−サブユニツ
ト抗体の結合した吸着体と接触結合させ、次い
で、溶出処理する。
グラフイーによりアロクチンAを簡便に、かつ、
効率よく得ることを目的とし、この目的を達成す
るために、アロクチンA含有物特にアロエの透析
処理物又はその酸性沈殿物を、抗α−サブユニツ
ト抗体の結合した吸着体と接触結合させ、次い
で、溶出処理する。
本発明において抗α−サブユニツト抗体を使用
することは必須の条件である。アロクチンAはα
−サブユニツトとβ−サブユニツトから構成され
るが、同じアロクチンAの構成成分であつてもβ
−サブユニツトから調製された抗β−サブユニツ
ト抗体を用いてはアロクチンAを選択的に得るこ
とはできない。というのは、抗β−サブユニツト
抗体を用いた場合には、アロエの透析処理物等の
中に遊離の形で存在しているβ−サブユニツトが
アロクチンAと一緒に該抗体に結合されるためア
ロクチンAだけを単独に得ることができないから
である。ちなみに、α−サブユニツトはアロエの
透析処理物等の中に遊離の形で存在することはな
い。
することは必須の条件である。アロクチンAはα
−サブユニツトとβ−サブユニツトから構成され
るが、同じアロクチンAの構成成分であつてもβ
−サブユニツトから調製された抗β−サブユニツ
ト抗体を用いてはアロクチンAを選択的に得るこ
とはできない。というのは、抗β−サブユニツト
抗体を用いた場合には、アロエの透析処理物等の
中に遊離の形で存在しているβ−サブユニツトが
アロクチンAと一緒に該抗体に結合されるためア
ロクチンAだけを単独に得ることができないから
である。ちなみに、α−サブユニツトはアロエの
透析処理物等の中に遊離の形で存在することはな
い。
本発明は、目的物質であるアロクチンAの構成
成分のうちその一つのα−サブユニツトを選び、
このものより調製した抗α−サブユニツト抗体を
使用してアロクチンAを選択的に採取するもので
あり、このようなことは従来行われた例がなく、
この点で本発明は新規なものである。
成分のうちその一つのα−サブユニツトを選び、
このものより調製した抗α−サブユニツト抗体を
使用してアロクチンAを選択的に採取するもので
あり、このようなことは従来行われた例がなく、
この点で本発明は新規なものである。
以下、本発明の構成についてさらに詳しく述べ
る。
る。
本発明において用いられるアロクチンA含有物
とは、およそその中にアロクチンAを含みアロク
チンAの採取ないし精製が問題となるすべてのも
のを意味するが、アロクチンA含有物として特に
アロエの透析処理物及びその酸性沈殿物を挙げる
ことができる。アロエの透析処理物及び酸性沈殿
物は、次の方法で得ることができる。すなわち、
アロエの植物体、例えば、葉体から液汁を分離
し、これを硫酸アンモニウム分画に付してその沈
殿を回収し、透析によつて完全に除塩し、その
後、炭酸・重炭酸緩衝液(PH9.4)にとかし、透
析処理物を得る。このものに少量の酢酸を加えPH
4.4に調整すると沈殿が生成する。この沈殿を遠
心分離して回収したものが酸性沈殿物である。酸
性沈殿物も透析処理物と同様緩衝液にとかす。
(特開昭54−73109号公報参照)。
とは、およそその中にアロクチンAを含みアロク
チンAの採取ないし精製が問題となるすべてのも
のを意味するが、アロクチンA含有物として特に
アロエの透析処理物及びその酸性沈殿物を挙げる
ことができる。アロエの透析処理物及び酸性沈殿
物は、次の方法で得ることができる。すなわち、
アロエの植物体、例えば、葉体から液汁を分離
し、これを硫酸アンモニウム分画に付してその沈
殿を回収し、透析によつて完全に除塩し、その
後、炭酸・重炭酸緩衝液(PH9.4)にとかし、透
析処理物を得る。このものに少量の酢酸を加えPH
4.4に調整すると沈殿が生成する。この沈殿を遠
心分離して回収したものが酸性沈殿物である。酸
性沈殿物も透析処理物と同様緩衝液にとかす。
(特開昭54−73109号公報参照)。
次に、抗α−サブユニツト抗体の結合した吸着
体について説明する。
体について説明する。
本発明者は、さきに、アロクチンAの分子が1
個のα−サブユニツト(分子量約7500)と1個の
β−サブユニツト(分子量約10500)から構成さ
れ、これら2個のサブユニツトがS−S結合で連
結されており、アロクチンAを2−メルカプトエ
タノール等の還元剤で処理するとS−S結合が切
断されてα−サブユニツトとβ−サブユニツトが
得られることを究明した(特開昭54−73109号公
報参照)。
個のα−サブユニツト(分子量約7500)と1個の
β−サブユニツト(分子量約10500)から構成さ
れ、これら2個のサブユニツトがS−S結合で連
結されており、アロクチンAを2−メルカプトエ
タノール等の還元剤で処理するとS−S結合が切
断されてα−サブユニツトとβ−サブユニツトが
得られることを究明した(特開昭54−73109号公
報参照)。
このα−サブユニツトを抗原として生体、例え
ば、兎や山羊を免疫感作すると抗血清中にIgG抗
体、すなわち、抗α−サブユニツト抗体が生成す
る。抗血清より分離した抗α−サブユニツト抗体
を支持体としての吸着体に結合させる。吸着体は
この種の免疫吸着に通常使用されるものでよく、
特に、セフアロース4B(スエーデン、パルマシア
社の商標)が好適である。また、ポリアミノ酸、
ポリスチレン、マレイン酸無水物エチレン共重合
体、メタアクリル酸無水物重合体なども本発明の
目的に適合する限り使用することができる。
ば、兎や山羊を免疫感作すると抗血清中にIgG抗
体、すなわち、抗α−サブユニツト抗体が生成す
る。抗血清より分離した抗α−サブユニツト抗体
を支持体としての吸着体に結合させる。吸着体は
この種の免疫吸着に通常使用されるものでよく、
特に、セフアロース4B(スエーデン、パルマシア
社の商標)が好適である。また、ポリアミノ酸、
ポリスチレン、マレイン酸無水物エチレン共重合
体、メタアクリル酸無水物重合体なども本発明の
目的に適合する限り使用することができる。
抗α−サブユニツト抗体を吸着体特にセフアロ
ース4Bに結合させるには、緩衝液にとかした抗
α−サブユニツト抗体と緩衝液で処理した吸着体
ゲルとを混合し撹拌しながら結合反応させる。結
合反応は0℃ないし室温で行われ、特に、約4℃
が好適温度である。低温反応なので、反応は長時
間を要し、約10ないし20時間、好ましくは、約12
時間反応させる。このようにして抗α−サブユニ
ツト抗体の約60ないし70%が吸着体ゲルに結合さ
れる。結合を終了した吸着体ゲルをカラムに充填
して洗浄等の後処理を施すと、抗α−サブユニツ
ト抗体の結合した吸着体ゲルが得られる。
ース4Bに結合させるには、緩衝液にとかした抗
α−サブユニツト抗体と緩衝液で処理した吸着体
ゲルとを混合し撹拌しながら結合反応させる。結
合反応は0℃ないし室温で行われ、特に、約4℃
が好適温度である。低温反応なので、反応は長時
間を要し、約10ないし20時間、好ましくは、約12
時間反応させる。このようにして抗α−サブユニ
ツト抗体の約60ないし70%が吸着体ゲルに結合さ
れる。結合を終了した吸着体ゲルをカラムに充填
して洗浄等の後処理を施すと、抗α−サブユニツ
ト抗体の結合した吸着体ゲルが得られる。
さて、本発明は、ここに得られた抗α−サブユ
ニツト抗体の結合した吸着体ゲルとアロクチンA
含有物とを接触させてアフイニテイ・クロマトグ
ラフイーによりアロクチンAを得るものである
が、アフイニテイ・クロマトグラフイーは吸着ク
ロマトグラフイーの一種とみなしうるから、通常
はその操作も吸着クロマトグラフイーの場合と同
様にカラム方式により行われる。したがつて本発
明においても操作は通常カラムクロマトグラフイ
ーの技法に従つて行われるが、しかし、カラム方
式に限られるわけではなく、バツチ方式を採用し
てもよい。アロクチンA含有物と上記の吸着体ゲ
ルとの接触は、アロクチン含有物、特に、アロエ
の透析処理物又はその酸性沈殿物を緩衝液にとか
し、この溶液と吸着体ゲルを混合し撹拌すること
により行われる。吸着体ゲル上において抗α−サ
ブユニツト抗体とアロクチンAとを免疫学的特異
性をもつて吸着結合させた後に、このゲルを緩衝
液で洗浄する。
ニツト抗体の結合した吸着体ゲルとアロクチンA
含有物とを接触させてアフイニテイ・クロマトグ
ラフイーによりアロクチンAを得るものである
が、アフイニテイ・クロマトグラフイーは吸着ク
ロマトグラフイーの一種とみなしうるから、通常
はその操作も吸着クロマトグラフイーの場合と同
様にカラム方式により行われる。したがつて本発
明においても操作は通常カラムクロマトグラフイ
ーの技法に従つて行われるが、しかし、カラム方
式に限られるわけではなく、バツチ方式を採用し
てもよい。アロクチンA含有物と上記の吸着体ゲ
ルとの接触は、アロクチン含有物、特に、アロエ
の透析処理物又はその酸性沈殿物を緩衝液にとか
し、この溶液と吸着体ゲルを混合し撹拌すること
により行われる。吸着体ゲル上において抗α−サ
ブユニツト抗体とアロクチンAとを免疫学的特異
性をもつて吸着結合させた後に、このゲルを緩衝
液で洗浄する。
次いで、このゲルをカラムに充填し、チオシア
ン酸ナトリウム(NaSCN)含有液で溶出し、
OD280mμの吸収カーブがピークを示す区分を集
めアロクチンAを得る。
ン酸ナトリウム(NaSCN)含有液で溶出し、
OD280mμの吸収カーブがピークを示す区分を集
めアロクチンAを得る。
本発明は免疫学的特異性を利用してアロクチン
Aを製造するものであるから、ゲル濾過による従
来法に比し、操作は簡便であり、しかも、得られ
るアロクチンAの精製度は高い。本発明によれ
ば、このように操作が簡便であるため、特別な熟
練を必要とせず普通の実施者により均質な製品が
安定的に提供され、また、本発明では、高精製度
の製品が得られるため、操作は1回だけで十分で
あり、この点、従来法において高精製度の製品を
得るために操作を2度3度と繰返す必要があつた
ことと対比すれば、顕著な効果ということができ
る。さらに、アロクチンA溶出後の吸着体は数回
ないし10回程度反復使用できる利点がある。た
だ、本発明では抗α−サブユニツト抗体、さらに
はその結合した吸着体をあらかじめ調製しておか
なければならないが、このものの調製は必ずしも
その都度行う必要はなく、前以つて大量につくつ
ておき小分けして使用すればよいので、この点の
不便さは回避することができる。
Aを製造するものであるから、ゲル濾過による従
来法に比し、操作は簡便であり、しかも、得られ
るアロクチンAの精製度は高い。本発明によれ
ば、このように操作が簡便であるため、特別な熟
練を必要とせず普通の実施者により均質な製品が
安定的に提供され、また、本発明では、高精製度
の製品が得られるため、操作は1回だけで十分で
あり、この点、従来法において高精製度の製品を
得るために操作を2度3度と繰返す必要があつた
ことと対比すれば、顕著な効果ということができ
る。さらに、アロクチンA溶出後の吸着体は数回
ないし10回程度反復使用できる利点がある。た
だ、本発明では抗α−サブユニツト抗体、さらに
はその結合した吸着体をあらかじめ調製しておか
なければならないが、このものの調製は必ずしも
その都度行う必要はなく、前以つて大量につくつ
ておき小分けして使用すればよいので、この点の
不便さは回避することができる。
以上に説明したように、本発明は、免疫学的特
異性を利用して高精製度のアロクチンAを簡便
に、かつ、効率よく、しかも、安定的に製造する
ものであり、工業的に極めて価値の高いものとい
うことができる。
異性を利用して高精製度のアロクチンAを簡便
に、かつ、効率よく、しかも、安定的に製造する
ものであり、工業的に極めて価値の高いものとい
うことができる。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれ
により制限されるものではない。
により制限されるものではない。
実施例 1
(1) アロエの透析処理物の調製
キダチアロエの葉1Kgをよく破砕しガーゼで
濾過し液汁720mlを採取した。この液汁を30分
間遠心分離(10000rpm)に付し夾雑物を除去
し上清液700mlを採取した。この上清液を硫酸
アンモニウム分画(40%溶液)に付し沈殿物6
gを分取し、これに0.05M炭酸ナトリウム一重
炭酸ナトリウム緩衝液(PH9.4)10mlを加え、
透析し、完全に脱塩し、次いで、凍結乾燥によ
り濃縮して透析処理物0.4gを得た。
濾過し液汁720mlを採取した。この液汁を30分
間遠心分離(10000rpm)に付し夾雑物を除去
し上清液700mlを採取した。この上清液を硫酸
アンモニウム分画(40%溶液)に付し沈殿物6
gを分取し、これに0.05M炭酸ナトリウム一重
炭酸ナトリウム緩衝液(PH9.4)10mlを加え、
透析し、完全に脱塩し、次いで、凍結乾燥によ
り濃縮して透析処理物0.4gを得た。
(2) 抗α−サブユニツト抗体の調製
まず、アロクチンA1mg又は酸性沈殿物30mg
を2−メルカプトエタノールで処理してS−S
結合を切断し、1%ソデイウム・ドデシル・サ
ルフエート(SDS)を加えた10%ゲルによる調
整用ポリアクリルアミドゲル電気泳動装置(フ
リカバラー富士理研社の商標)を用いて電気
泳動的にα−サブユニツトとβ−サブユニツト
に分画した。かくして得たα−サブユニツト1
mgを生理的食塩水0.5mlに溶解し、コンプリー
ト、フロインド、アジユバンド(極東製薬株式
会社製)0.5mlとともに混合してエマルジヨン
となし、これを兎の皮下5か所に週1回の割合
で4週間注射し、血液中に抗α−サブユニツト
抗体を生成させ、このことを最終注射10日後に
採血して確認した。この兎の血液から得た抗α
−サブユニツト抗血清を硫酸アンモニウムによ
る塩析及びDEAEセルロース カラムクロマト
グラフイーに付しIgG抗体、すなわち、抗α−
サブユニツト抗体を精製分離した。ここに得ら
れた抗α−サブユニツト抗体に0.1M重炭酸ナ
トリウムを加えて3mg/mlの濃度に調整してお
いた。
を2−メルカプトエタノールで処理してS−S
結合を切断し、1%ソデイウム・ドデシル・サ
ルフエート(SDS)を加えた10%ゲルによる調
整用ポリアクリルアミドゲル電気泳動装置(フ
リカバラー富士理研社の商標)を用いて電気
泳動的にα−サブユニツトとβ−サブユニツト
に分画した。かくして得たα−サブユニツト1
mgを生理的食塩水0.5mlに溶解し、コンプリー
ト、フロインド、アジユバンド(極東製薬株式
会社製)0.5mlとともに混合してエマルジヨン
となし、これを兎の皮下5か所に週1回の割合
で4週間注射し、血液中に抗α−サブユニツト
抗体を生成させ、このことを最終注射10日後に
採血して確認した。この兎の血液から得た抗α
−サブユニツト抗血清を硫酸アンモニウムによ
る塩析及びDEAEセルロース カラムクロマト
グラフイーに付しIgG抗体、すなわち、抗α−
サブユニツト抗体を精製分離した。ここに得ら
れた抗α−サブユニツト抗体に0.1M重炭酸ナ
トリウムを加えて3mg/mlの濃度に調整してお
いた。
(3) 吸着体との結合
ブロムシアン(CNBr)で活性化したセフア
ロース4Bを10-3M塩酸で洗浄して安定剤とし
て混入しているデキストラン及びラクトースを
除去し、次いで、0.1M重炭酸ナトリウム溶液
で処理した。
ロース4Bを10-3M塩酸で洗浄して安定剤とし
て混入しているデキストラン及びラクトースを
除去し、次いで、0.1M重炭酸ナトリウム溶液
で処理した。
濃度3mg/mlの抗α−サブユニツト抗体・
0.1M重炭酸ナトリウム溶液40mlと上記のセフ
アロース4Bゲル7.5gとを混合し、4℃で一夜
中静かに撹拌し結合反応させた。結合反応を終
了したゲルをカラムに充填して0.05M燐酸緩衝
液−0.14M塩化ナトリウム溶液でOD280mμの
吸収がなくなるまで洗浄し、余剰の抗α−サブ
ユニツト抗体を完全に洗い流し、1Mエタノー
ルアミン中で室温において2時間放置し、微量
に残存しているアガロース活性基をブロツクし
た後、0.05M燐酸緩衝液−0.5M塩化ナトリウ
ム溶液(PH7.4)でエタノールアミンを洗い落
した。このようにして抗α−サブユニツト抗体
の結合したセフアロース4Bが得られた。
0.1M重炭酸ナトリウム溶液40mlと上記のセフ
アロース4Bゲル7.5gとを混合し、4℃で一夜
中静かに撹拌し結合反応させた。結合反応を終
了したゲルをカラムに充填して0.05M燐酸緩衝
液−0.14M塩化ナトリウム溶液でOD280mμの
吸収がなくなるまで洗浄し、余剰の抗α−サブ
ユニツト抗体を完全に洗い流し、1Mエタノー
ルアミン中で室温において2時間放置し、微量
に残存しているアガロース活性基をブロツクし
た後、0.05M燐酸緩衝液−0.5M塩化ナトリウ
ム溶液(PH7.4)でエタノールアミンを洗い落
した。このようにして抗α−サブユニツト抗体
の結合したセフアロース4Bが得られた。
(4) アロクチンAの製造
前記(1)で調製したアロエの透析処理物を50ml
の0.05M燐酸緩衝液−0.5M塩化ナトリウム溶
液に溶解した。この溶液を前記(3)で得た抗α−
サブユニツト抗体の結合したセフアロース4B
のゲルと混合し撹拌した後、0.05M燐酸緩衝液
−0.5M塩化ナトリウム溶液PH7.4)でOD280m
μの吸収がなくなるまで洗い未吸着の透析処理
物を洗い流した。
の0.05M燐酸緩衝液−0.5M塩化ナトリウム溶
液に溶解した。この溶液を前記(3)で得た抗α−
サブユニツト抗体の結合したセフアロース4B
のゲルと混合し撹拌した後、0.05M燐酸緩衝液
−0.5M塩化ナトリウム溶液PH7.4)でOD280m
μの吸収がなくなるまで洗い未吸着の透析処理
物を洗い流した。
こゝに得られたゲルをカラムに充填して
3.5Mチオシアン酸ナトリウム−0.15M塩化ナ
トリウム溶液で溶出し、1.0〜1.5mlづつフラク
シヨン・コレクターで採取し、OD280mμの測
定を行つた。
3.5Mチオシアン酸ナトリウム−0.15M塩化ナ
トリウム溶液で溶出し、1.0〜1.5mlづつフラク
シヨン・コレクターで採取し、OD280mμの測
定を行つた。
OD280mμの吸収カーブがピークを示す区分
を集めて、SCN-が検出されなくまるまで透析
し、微量の沈殿を、遠心分離で除くと、純度の
高いアロクチンA20mgが得られた。アロクチン
Aであることは、SDSポリアクリルアミド電気
泳動上に一本のバンドを形成することをもつて
確認した。
を集めて、SCN-が検出されなくまるまで透析
し、微量の沈殿を、遠心分離で除くと、純度の
高いアロクチンA20mgが得られた。アロクチン
Aであることは、SDSポリアクリルアミド電気
泳動上に一本のバンドを形成することをもつて
確認した。
かくして得られたアロクチンAは赤血球凝集
反応及びリンパ球の幼若化反応において、従来
のゲル濾過法で得られたものに比し、活性が同
等ないしそれ以上であつた。
反応及びリンパ球の幼若化反応において、従来
のゲル濾過法で得られたものに比し、活性が同
等ないしそれ以上であつた。
実施例 2
前記実施例1の(1)で調製したアロエの透析処理
物を炭酸ナトリウム−重炭酸ナトリウム溶液(PH
9.4)に溶解し、1M酢酸を加えることによりPHを
4.4に調整し、この溶液を遠心分離(10000rpm)
に付し酸性沈殿物を得た。このものを50mlの
0.05M燐酸緩衝液−0.5M塩化ナトリウム溶液に
とかして用いる。
物を炭酸ナトリウム−重炭酸ナトリウム溶液(PH
9.4)に溶解し、1M酢酸を加えることによりPHを
4.4に調整し、この溶液を遠心分離(10000rpm)
に付し酸性沈殿物を得た。このものを50mlの
0.05M燐酸緩衝液−0.5M塩化ナトリウム溶液に
とかして用いる。
実施例1における透析処理物の代りにこの酸性
沈殿物溶液を用いるほかは、実施例1と同様の操
作をしてアロクチンA20mgを得た。
沈殿物溶液を用いるほかは、実施例1と同様の操
作をしてアロクチンA20mgを得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アロクチンA含有物を、抗α−サブユニツト
抗体の結合した吸着体と接触させ、次いで、溶出
処理することを特徴とするアフイニテイ・クロマ
トグラフイーによるアロクチンAの製法。 2 アロクチンA含有物としてアロエの透析処理
物又はその酸性沈殿物を使用する特許請求の範囲
第1項記載の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16482979A JPS5687593A (en) | 1979-12-20 | 1979-12-20 | Preparation of aloctin a |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16482979A JPS5687593A (en) | 1979-12-20 | 1979-12-20 | Preparation of aloctin a |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5687593A JPS5687593A (en) | 1981-07-16 |
| JPS631960B2 true JPS631960B2 (ja) | 1988-01-14 |
Family
ID=15800708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16482979A Granted JPS5687593A (en) | 1979-12-20 | 1979-12-20 | Preparation of aloctin a |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5687593A (ja) |
-
1979
- 1979-12-20 JP JP16482979A patent/JPS5687593A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5687593A (en) | 1981-07-16 |
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