JPS6320458B2 - - Google Patents

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JPS6320458B2
JPS6320458B2 JP57027044A JP2704482A JPS6320458B2 JP S6320458 B2 JPS6320458 B2 JP S6320458B2 JP 57027044 A JP57027044 A JP 57027044A JP 2704482 A JP2704482 A JP 2704482A JP S6320458 B2 JPS6320458 B2 JP S6320458B2
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JP
Japan
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vinyl chloride
film
chloride resin
resin film
amount
Prior art date
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Application number
JP57027044A
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JPS58142928A (ja
Inventor
Motohiro Moriwaki
Etsuo Sugaya
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Vinyl Co filed Critical Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Publication of JPS6320458B2 publication Critical patent/JPS6320458B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、農業用塩化ビニル系樹脂フイルムに
関するものであり、更に詳しくは、ナスの栽培に
使用することができ、かつ、耐久性に優れた農業
用塩化ビニル系樹脂フイルムに関するものであ
る。 近年、有用植物を栽培している農家は、収益性
向上を目的として、有用植物をハウス(温室)又
はトンネル内で、促進栽培又は抑制栽培する方法
が、広く採用されるようになつた。 このハウス又はトンネルを被覆する資材として
は、ポリエチレンフイルム、エチレン―酢酸ビニ
ル共重合体フイルム、塩化ビニル系樹脂フイルム
等が使用されている。中でも、塩化ビニル系樹脂
フイルムは、他の合成樹脂フイルムに比較して、
光線透過率、保温性、機械的強度、耐久性、作業
性、経済性等を総合して、最も優れているので、
広く使用されている。 しかしながら、ハウス又はトンネルを被覆する
ために使用される合成樹脂フイルムは、塩化ビニ
ル系樹脂フイルムも含めて、被覆用として使用を
開始してから一年も経過すると、太陽光線、特に
紫外線などによる劣化や、柔軟性の低下などの経
時変化をおこす。更に、最近の省力化を指向した
農業技術は、被覆するための資材に、従来にもま
した苛酷な条件に耐える性質を、要求するように
なつてきている。 ハウス又はトンネルの被覆用として使用される
塩化ビニル系樹脂フイルムには、上記欠点を解消
するために、例えば有機錫系安定剤、金属石鹸系
安定剤、鉛系安定剤、有機バリウム系安定剤、抗
酸化剤、紫外線吸収剤等の光、熱、酸化等に対す
る抗力を向上させるための添加剤が配合される場
合が多い。しかし、少量の添加によつて、際立つ
た添加効果が認められるものは、現在のところ、
見当らない。 上記の添加剤の中には、多量添加すれば、フイ
ルムの耐候性を向上することができるものもある
が、反面、フイルム化する際の作業性、フイルム
化した後の取扱い易さ等を低下させ、フイルムの
透明性を悪くするという問題が生起する。 たとえば、金属石鹸系安定剤を多量添加する
と、フイルム化する際にプレートアウト(カレン
ダー成形法によつてフイルム化する際に、添加物
がロール表面に析出すること。)がおこり、フイ
ルム化作業能率を低下させ、フイルムの外観及び
透明性を著しく低下させる。 また、エポキシ化合物類や有機亜燐酸エステル
類も、フイルムの耐候性をある程度は向上させる
効果はあるが、これらを配合しうる量には限度が
ある。多量配合するとブリードアウト(フイルム
表面に各種添加物が吹き出すこと。)がおこり、
フイルム同志が付着し合い、付着したフイルムは
剥離しにくくなる(剥離性が悪化する)。 更に、有機燐酸エステル類も、少量添加ではフ
イルムの耐候性向上に効果があるが、例えばトリ
クレジルフオスフエートはある量以上添加する
と、逆に耐候性を低下させ、同時に耐熱性を低下
させる。 ところで、ハウス又はトンネルの被覆資材とし
て使用される塩化ビニル系樹脂フイルムの、太陽
光線などによる光劣化現象を防止する目的で、基
体の樹脂に紫外線吸収剤及び/又は酸化防止剤を
添加する技術が広く採用されている(例えば、特
公昭48−37459号、特公昭53−47383号公報等を参
照)。しかしながら、発明者らの実験によれば、
これら従来から提案されている技術では、耐候性
はやや改良されるとはいうものの、充分に満足す
べき耐候性改良効果を発揮し得ないことが判つて
いる。 さらに、紫外線吸収剤を多量配合したフイルム
による被覆下に、ナスを栽培した場合には、ナス
の果色の色付きが悪く、いわゆる「赤ナス」とな
り、商品価値の極めて低い果実となつてしまうと
いう問題があつた。 本発明者らは、かかる状況にあつて、屋外での
展張によつて引きおこされる変色や脆化などの好
ましくない劣化現象がおこりにくく、かつ、その
被覆下にナスを栽培しても、「赤ナス」の発生し
にくい農業用塩化ビニル系樹脂フイルムを提供す
ることを目的として、鋭意検討した結果、本発明
を完成するに至つたものである。 しかして本発明の要旨とするところは、塩化ビ
ニル系樹脂に、 (A) ベンゾフエノン系紫外線吸収剤並びに (B) 一般式 〔()式中、R1〜R4は炭素数1〜4のアルキ
ル基、nは1〜4の整数、Rは1〜4価のカル
ボン酸から誘導されるモノ〜テトラアシル基を
示す。〕で表わされるヒンダ―ドアミン系化合
物が配合され、フイルム状に成形されてなり、
かつ波長が300nmないし350nmの範囲の全光線
平均透過率が25〜60%の範囲内になるように(A)
の添加量が調節されてなることを特徴とする農
業用塩化ビニル系樹脂フイルムに存する。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明において塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩
化ビニルのほか、塩化ビニルを主成分とする共重
合体を含む意味である。塩化ビニルと共重合させ
ることができる単量体としては、塩化ビニリデ
ン、エチレン、プロピレン、アクリロニトリル、
酢酸ビニル、マレイン酸、イタコン酸、アクリル
酸、メタクリル酸等があげられるが、例示したも
のに限られるものではない。 塩化ビニル系樹脂は、懸濁重合法、乳化重合
法、乳化―懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法
等の従来から知られている製造法のいずれによつ
て製造してもよい。 本発明に係るフイルムは、上記塩化ビニル系樹
脂に、(A)成分としてのベンゾフエノン系紫外線吸
収剤が配合されている。 使用しうる紫外線吸収剤としては、例えば次の
ようなものがあげられる。 ベンゾフエノン系紫外線吸収剤……一般式 〔()式中、R5は炭素数1〜18のアルキル基を
示す。〕で表わされる化合物がよい。具体的には、
2―ヒドロキシ―4―メトキシベンゾフエノン、
2―ヒドロキシ―4―エトキシベンゾフエノン、
2―ヒドロキシ―4―ブトキシベンゾフエノン、
2―ヒドロキシ―4―ペントキシベンゾフエノ
ン、2―ヒドロキシ―4―ヘプトキシベンゾフエ
ノン、2―ヒドロキシ―4―オクトキシベンゾフ
エノン、2―ヒドロキシ―4―ノナノキシベンゾ
フエノン、2−ヒドロキシ−4−デカノキシベン
ゾフエノン、2―ヒドロキシ―4―ドデカノキシ
ベンゾフエノン、2―ヒドロキシ―4―ステアリ
ロキシベンゾフエノン等があげられる。化合物の
例示は、本発明を限定するものではない。 上記()式で表わされる紫外線吸収剤は、一
種配合してもよく、二種以上を組み合わせて配合
してもよい。 上記()式で表わされる紫外線吸収剤のフイ
ルムへの配合量は、フイルムの波長300nm〜
350nmの範囲の全光線平均透過率が25〜60%の範
囲内に入るように選ぶことができ、フイルムの厚
さ、紫外線吸収剤の種類により、変えることがで
きる。 本発明に係るフイルムは、塩化ビニル系樹脂
に、(B)成分として、一般式()式で表わされる
ヒンダ―ドアミン系化合物が配合されている。 一般式()式で表わされるヒンダ―ドアミン
系化合物としては、例えば次のようなものがあげ
られる。 (1) 4―アセトキシ―2,2,6,6―テトラメ
チルピペリジン (2) 4―ステアロイルオキシ―2,2,6,6―
テトラメチルピペリジン (3) 4―アクリロイルオキシ―2,2,6,6―
テトラメチルピペリジン (4) 4―(フエニルアセトキシ)―2,2,6,
6―テトラメチルピペリジン (5) 4―(フエノキシアセトキシ)―2,2,
6,6―テトラメチルピペリジン (6) 4―シクロヘキサノイルオキシ―2,2,
6,6―テトラメチルピペリジン (7) 4―ベンゾイルオキシ―2,2,6,6―テ
トラメチルピペリジン (8) 4―(O―クロロベンゾイルオキシ)―2,
2,6,6―テトラメチルピペリジン (9) 4―(m―クロロベンゾイルオキシ)―2,
2,6,6―テトラメチルピペリジン (10) 4―(p―クロロベンゾイルオキシ)―2,
2,6,6―テトラメチルピペリジン (11) 4―(O―トルオイルオキシ)―2,2,
6,6―テトラメチルピペリジン (12) 4―イソニコチノイルオキシ―2,2,6,
6―テトラメチルピペリジン (13) 4―(2―フロイルオキシ)―2,2,
6,6―テトラメチルピペリジン (14) 4―(β―ナフトイルオキシ)―2,2,
6,6―テトラメチルピペリジン (15) ビス(2,2,6,6―テトラメチル―4
―ピペリジル)オキザレート (16) ビス(2,2,6,6―テトラメチル―4
―ピペリジル)マロネート (17) ビス(2,2,6,6―テトラメチル―4
―ピペリジル)アジペート (18) ビス(2,2,6,6―テトラメチル―4
―ピペリジル)セバゲート (19) ビス(2,2,6,6―テトラメチル―4
―ピペリジル)フマレート (20) ビス(2,2,6,6―テトラメチル―4
―ピペリジル)ヘキサヒドロテレフタレート (21) ビス(2,2,6,6―テトラメチル―4
―ピペリジル)テレフタレート (22) トリス(2,2,6,6―テトラメチル―
4―ピペリジル)ベンゼン―1,3,5―トリ
カルボキシレート (23) トリス(2,2,6,6―テトラメチル―
4―ピペリジル)トリアジン―2,4,6―ト
リカルボキシレート (24) トリス(2,2,6,6―テトラメチル―
4―ピペリジル)ニトロトリアセテート (25) トリス(2,2,6,6―テトラメチル―
4―ピペリジル)ブタン―1,2,3―トリカ
ルボキシレート (26) テトラキス(2,2,6,6―テトラメチ
ル―4―ピペリジル)プロパン―1,1,2,
3―テトラカルボキシレート (27) テトラキス(2,2,6,6―テトラメチ
ル―4―ピペリジル)ブタン―1,2,3,4
―テトラカルボキシレート (28) テトラキス(2,2,6,6―テトラメチ
ル―4―ピペリジル)プロパン―1,1,3,
3―テトラカルボキシレート (29) テトラキス(2,2,6,6―テトラメチ
ル―4―ピペリジル)エテン―1,1,2,2
―テトラカルボキシレート (30) トリス(2,2,6,6―テトラメチル―
4―ピペリジル)―2―アセトキシプロパン―
1,2,3―トリカルボキシレート (31) トリス(2,2,6,6―テトラメチル―
4―ピペリジル)―2―ヒドロキシプロパン―
1,2,3―トリカルボキシレート 上記(B)成分であるヒンダードアミン系化合物
の、塩化ビニル系樹脂フイルムへの配合量は、余
り少ないとフイルムの耐候性が充分に優れたもの
とならないので好ましくなく、余り多くしてもフ
イルムの耐候性は添加量に比例して向上すること
がなく、フイルム表面からの噴き出しの問題がお
こる。好ましい配合量は、塩化ビニル系樹脂100
重量部に対して0.05〜1.0重量部の範囲である。 本発明に係るフイルムは、以上のとおり、基体
となる塩化ビニル系樹脂に、(A)成分としての紫外
線吸収剤と、(B)成分としてのヒンダードアミン系
化合物が配合添加されたものであるが、フイルム
化前に、必要に応じ、他の樹脂添加物、例えば可
塑剤、滑剤、熱安定剤、酸化防止剤、防曇剤、顔
料、染料等を配合することができる。 使用しうる可塑剤としては、例えばジ―n―オ
クチルフタレート、ジ―2―エチルヘキシルフタ
レート、ジベンジルフタレート、ジイソデシルフ
タレート、ジドデシルフタレート、ジウンデシル
フタレート等のフタル酸誘導体;ジイソオクチル
イソフタレート等のイソフタル酸誘導体;ジ―n
―ブチルアジペート、ジオクチルアジペート等の
アジピン酸誘導体;ジ―n―ブチルマレート等の
マレイン酸誘導体;トリ―n―ブチルシトレート
等のクエン酸誘導体;モノブチルイタコネート等
のイタコン酸誘導体;ブチルオレート等のオレイ
ン酸誘導体;グリセリルモノリシノレート等のリ
シノール酸誘導体;その他トリクレジルホスフエ
ート、エポキシ化大豆油、エポキシ樹脂系可塑剤
等があげられる。 使用しうる滑剤ないし熱安定剤としては、例え
ばポリエチレンワツクス、流動パラフイン、ステ
アリン酸、ステアリン酸亜鉛、脂肪アルコール、
ステアリン酸カルシユウム、ステアリン酸バリウ
ム、リシノール酸バリウム、ジブチルスズジラウ
レート、ジブチルスズマレート等があげられる。 使用しうる帯電防止剤ないし防曇剤としては、
主として非イオン系界面活性剤がよく、例えばソ
ルビタンモノステアレート、ソルビタンモノパル
ミテート、ソルビタンモノベンゾエートなどのソ
ルビタン系界面活性剤;グリセリンモノラウレー
ト、ジグリセリンモノパルミテート、グリセリン
モノステアレートなどのグリセリン系界面活性
剤;ポリエチレングリコールモノステアレート、
ポリエチレングリコールモノパルミテートなどの
ポリエチレングリコール系界面活性剤;アルキル
フエノールのアルキレンオキシド付加物;ソルビ
タン/グリセリンの縮合物と有機酸とのエステ
ル、等があげられる。これら界面活性剤は、単独
で、又は二種以上を組み合せて用いることができ
る。 これら各種の樹脂添加物は通常の配合量、例え
ば可塑剤は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て最高70重量部まで、軟質配合の場合は30〜70重
量部の範囲で、可塑剤を除く添加物は5重量部以
下の範囲で、それぞれ選ぶことができる。 基体となる塩化ビニル系樹脂に、(A)成分及び(B)
成分、更に要すればその他の樹脂添加物を配合す
るには、通常の配合、混合技術、例えばリボンブ
レンダー、バンバリーミキサー、スーパーミキサ
ーその他の配合機、混合機を使用する方法を採る
ことができる。 本発明に係るフイルムを製造するには、基体と
なる塩化ビニル系樹脂に、(A)成分及び(B)成分、更
に要すれば各種樹脂添加物を配合混合した組成物
を、それ自体公知のフイルム化技術によつてフイ
ルム化する。公知のフイルム化技術としては、カ
レンダー成形法、T―ダイ押出法、インフレーシ
ヨン成形法、溶液流延法などがある。フイルム
は、透明フイルム、梨地フイルム、半梨地フイル
ム等いずれであつてもよい。 本発明に係るフイルムの厚さは、余り薄いと強
度が不充分となるので好ましくなく、逆に余り厚
すぎるとフイルム化作業、その後の取り扱い(フ
イルムを切つてハウス型に接合する作業、ハウス
骨組に展張する作業等を含む)等に不便をきたす
ので、0.05〜0.3mmの範囲、特に好ましくは0.075
〜0.2mmの範囲とするのがよい。 本発明に係るフイルムは、波長が300nmないし
350nmの範囲の全光線平均透過率を、25〜60%の
範囲になるように(A)成分の添加量を調節する。
「全光線透過率」とは、積分球式光線透過率測定
装置(JIS K6714に準拠したもの)によつて測定
した値をいい、「全光線平均透過率」とは、波長
300nmないし波長350nmの範囲の全光線透過率を
平均した値をいう。 フイルムの、波長が300nmないし350nmの範囲
における全光線平均透過率が25%より少ないと、
このフイルムによる被覆下にナスを栽培したとき
に果実の色付きが悪く、他方60%より多いと、ナ
スの色付きは正常となるが、フイルムの耐候性が
劣つたものとなり、好ましくない。波長が300nm
以下における全光線透過率は特に制限はないが、
25%以下が好ましく、波長が350nm以上における
全光線透過率は特に制限はないが、50%以上ある
フイルムが好ましい。 以上のべたとおり、本発明に係るフイルムは、
従来ハウス又はトンネルの被覆資材として使用さ
れていると同様の態様で、ハウス又はトンネル等
を被覆して、有用植物、特にナスの栽培に利用す
ることができる。 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイルム
は、次のような効果を奏し、その農業上の利用価
値は極めて大である。 (1) 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイル
ムは、屋外で長期間使用しても、外観に変化が
なく、フイルムの強度の低下も少なく、耐候性
に優れている。 (2) 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイル
ムによる被覆下にナスを栽培するときは、ナス
の生育が促進されるだけでなく、果実への色付
きは正常となり、「赤ナス」は生成しにくい。 以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の例に限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜9 ポリ塩化ビニル(=1400) 100重量部 ジオクチルフタレート 45 〃 エポキシ樹脂(商品名「EP―828」) 1 〃 バリウム―亜鉛系複合安定剤 1.5 〃 ステアリン酸バリウム 0.2 〃 ステアリン酸亜鉛 0.4 〃 ソルビタンモノステアレート 1.5 〃 を基本組成とし、これに第1表に示す(A)成分及び
(B)成分を、第1表に示す配合割合で配合した(た
だし、比較例9においては、添加しなかつた)。 各配合物を、スーパーミキサーで10分間撹拌混
合した後、165℃に加温したロール上で混練し、
L型カレンダー装置によつて、厚さ0.1mmのフイ
ルムを製造した。 各フイルムについて、次のような評価試験を行
ない、その結果を第1表に示す。 (1) 300nm〜350nmの全光線平均透過率 積分球式光線透過率測定装置(日本精密光学
(株)製、型式 SEP―T)で測定し、平均値を算
出して示した。 第1図に、実施例及び比較例に係るフイルム
の波長別全光線透過曲線を示した。 図において、A2は実施例2のフイルム、A
3は実施例3のフイルム、A5は実施例5のフ
イルム、B―1は比較例1のフイルム、B3は
比較例3のフイルム、B8は比較例8のフイル
ム、B9は比較例9のフイルムそれぞれの波長
別全光線透過曲線である。 (2) 耐候性の評価 南側に面し、平面に対して45度傾斜させて設
置した窓枠状の曝露試験台に(設置場所:愛知
県名古屋市)、多数のフイルムを曝露し、定期
的に一部のフイルムを曝露試験台から取りはず
し、外観及び伸び残率を評価したもの。「耐候
性の評価」基準は、次のとおりとした。 〇…外観に変化がなく、伸び残率が80%以上あ
るもの。 〇×…外観に変化がなく、伸び残率が80〜60%
の範囲にあるもの △…変色等の外観変化が一部認められ、伸び残
率が80〜60%の範囲にあるもの。 △×…変色等の外観変化が一部認められ、伸び
残率が60〜40%の範囲にあるもの。 ×…全面にわたつて変色が認められ、伸び残率
が40%以下のもの。 なお、残率は次式より算出した。 伸び残率(%)=屋外展張後の伸度/屋外展張前の
伸度×100 (3) ナスの栽培試験 三重県一志郡の圃場に、間口3.6m、奥行9
m、棟高2.5mのパイプハウスを17棟構築し、
各棟を上記フイルムの1種で被覆した。パイプ
ハウス内空気は、換気扇により強制換気可能な
構造とした。 ナス(品種:千両2号)を、別途準備した育
苗用温室に、昭和55年12月1日播種した。育苗
用温室で育てた苗を、昭和56年3月8日、上記
パイプハウスに定植した。 定植後は、各棟ともほぼ同じ条件下に、栽培
した。 収穫期に、各棟内より、大きさのほぼそろつ
た果実を各々10個採取した(昭和56年4月24
日)。採取したナス果実について、果色を肉眼
で観察し、「ナスの果色評価」として示した。
その評価基準は、次のとおりとした。 ◎…正常な果色の果実 〇…正常な果色の果実と比較するとわずかに赤
味をおびた部分があるもの。 △…正常な果色の果実に比較すると、やや赤味
をおびているもの。 △×…正常な果色の果実に比較すると、明らか
に果色の差が認められるもの。 ×…果色が劣り、商品価値のないもの。 肉眼判定に供した果実につき、果皮への色素生
成量を、次のようにして調査した。すなわち、各
果実の最大外径部分に120度間隔で3個所あて、
コルクボールによつて穴をあけて、厚さ1mm、直
径8mmの果皮を採取した。この果皮を1%塩酸エ
タノール液5mlで色素を抽出し、抽出液につい
て、波長525nmでの吸光度を求め、比較例9の吸
光度を100とし、これに対する比として示した。
【表】
【表】 第1表より、次のことが明らかとなる。 (1) 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイル
ムは、屋外で長期間使用しても、外観に変化が
なく、フイルムの伸度の低下度合いも少なく、
耐候性に優れている。 (2) 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイル
ムによる被覆下にナスを栽培するときは、ナス
果実への色付きがよい。 (3) フイルムに配合する紫外線吸収剤として前記
()式又は()式で表わされる化合物を使
用したフイルムの方が、これ以外の紫外線吸収
剤を用いたフイルムに較べて(比較例4、比較
例5)、耐候性は優れたものとなる。 (4) (A)成分及び(B)成分を適量併用したフイルム
は、優れた耐候性を示すが、適量から外れた範
囲の使用(比較例6)、単独使用(比較例8)
では、優れた耐候性を示さない。 (5) 波長300nmないし350nmの範囲での全光線平
均透過率が25〜60%の範囲内にあるフイルム
は、ナスを栽培した場合にナス果実の色付きが
ほぼ正常であるが、この範囲から外れた光線透
過率を示すフイルム、特に25%より低い透過率
を示すフイルム(比較例3、比較例5及び比較
例8)は、ナス果実への色付きがよくない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例及び比較例に係るフイルムの
波長別全光線透過率曲線を示した。 図において、A2は実施例2のフイルム、A3
は実施例3のフイルム、A5は実施例5のフイル
ム、B1は比較例1のフイルム、B3は比較例3
のフイルム、B8は比較例8のフイルム、B9は
比較例9のフイルムそれぞれの波長別全光線透過
曲線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニル系樹脂に、 (A) ベンゾフエノン系紫外線吸収剤、並びに (B) 一般式 〔()式中、R1〜R4は炭素数1〜4のアルキル
    基、nは1〜4の整数、Rは1〜4価のカルボン
    酸から誘導されるモノ〜テトラアシル基を示す。〕
    で表わされるヒンダードアミン系化合物が配合さ
    れ、フイルム状に成形されてなり、かつ波長が
    300nmないし350nmの範囲の全光線平均透過率が
    25〜60%の範囲内になるように(A)の添加量が調節
    されてなることを特徴とする、農業用塩化ビニル
    系樹脂フイルム。 2 塩化ビニル系樹脂フイルムに含有するヒンダ
    ードアミン系化合物の量が、塩化ビニル系樹脂
    100重量部に対して、0.05〜1.0重量部であること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の農業
    用塩化ビニル系樹脂フイルム。 3 ベンゾフエノン系紫外線吸収剤が、 一般式 〔()式中、R5は炭素数1〜18のアルキル基を
    示す。〕で表わされる化合物であることを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項又は第2項記載の農
    業用塩化ビニル系樹脂フイルム。 4 塩化ビニル系樹脂フイルムが、軟質配合塩化
    ビニル系樹脂フイルムであることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の
    農業用塩化ビニル系樹脂フイルム。
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