JPS6231737B2 - - Google Patents

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JPS6231737B2
JPS6231737B2 JP57007122A JP712282A JPS6231737B2 JP S6231737 B2 JPS6231737 B2 JP S6231737B2 JP 57007122 A JP57007122 A JP 57007122A JP 712282 A JP712282 A JP 712282A JP S6231737 B2 JPS6231737 B2 JP S6231737B2
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
film
component
weight
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Application number
JP57007122A
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JPS58125737A (ja
Inventor
Motohiro Moriwaki
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Vinyl Co filed Critical Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Publication of JPS58125737A publication Critical patent/JPS58125737A/ja
Publication of JPS6231737B2 publication Critical patent/JPS6231737B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Greenhouses (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、農業用塩化ビニル系樹脂フイルムに
関するものであり、更に詳しくは、屋外での展張
によつて引き起される変色や脆化などの好ましく
ない劣化現象、特に、いわゆる「桟上劣化」がお
こり難いように耐侯性が改善された農業用塩化ビ
ニル系樹脂フイルムに関するものである。 近年、有用植物を栽培している農家は、収益性
向上を目的として、有用植物をハウス(温室)又
はトンネル内で、促進栽倍又は抑制栽培する方法
が広く採用されるようになつた。 このハウス又はトンネルを被覆する資材として
は、ポリエチレンフイルム、エチレン―酢酸ビニ
ル共重合体フイルム、塩化ビニル系樹脂フイルム
等が使用されている。中でも、塩化ビニル系樹脂
フイルムは、他の合成樹脂フイルムに比較して、
光線透過性、保温性、機械的強度、耐久性、作業
性、経済性等を総合して、最も優れているので、
広く使用されている。 しかしながら、ハウス又はトンネルを被覆する
ために使用される合成樹脂フイルムは、塩化ビニ
ル系樹脂フイルムをも含めて、被覆用として使用
を開始してから一年も経過すると、太陽光線、特
に紫外線などによる劣化や、柔軟性の低下などの
経時変化をおこす。更に、最近の省力を指向した
農業技術は、被覆するための資材に、従来にもま
した苛酷な条件にも耐える性質を要求するように
なつてきている。 ハウス又はトンネルの被覆用として使用される
塩化ビニル系樹脂フイルムには、上記欠点を解消
するために、例えば有機錫系安定剤、金属石鹸系
安定剤、鉛系安定剤、有機バリウム系安定剤、抗
酸化剤、紫外線吸収剤等の光、熱、酸化等に対す
る抗力を向上させるための添加剤が配合される場
合が多い。しかし、少量の添加によつて際立つた
添加効果が認められるものは、現在のところ、見
当らない。 上記の添加剤の中には、多量添加すれば、フイ
ルムの耐侯性を向上することができるものもある
が、反面、フイルム化する際の作業性、フイルム
化した後の取扱い易さ等を低下させ、フイルムの
透明性を悪くするという問題が生起する。 たとえば、金属石鹸系安定剤を多量添加する
と、フイルム化する際にプレートアウト(カレン
ダー成形法によつてフイルム化する際に、添加物
がロール表面に析出すること。)がおこり、フイ
ルム化作業能率を低下させ、フイルムの外観及び
透明性を著しく低下させる。 また、エポキシ化合物類や有機亜燐酸エステル
類も、フイルムの耐侯性をある程度は向上させる
効果はあるが、これらを配合しうる量には限度が
ある。多量配合するとブリードアウト(フイルム
表面に各種添加物が吹き出すこと。)がおこり、
フイルム同志が付着し合い、付着したフイルムは
剥離しにくくなる(剥離性が悪化する。)。 更に、有機燐酸エステル類も、少量添加ではフ
イルムの耐侯性向上に効果があるが、トリクレジ
ルフオスフエートはある量以上添加すると、逆に
耐侯性を低下させ、同時に耐熱性を低下させる。 ところで、ハウス又はトンネルを構築する場合
には、木材、金属、合成樹脂等より調製した骨材
によつて骨組をつくり、この骨組に合成樹脂フイ
ルムを被せ、必要個所を固定する方式が採用され
る。合成樹脂フイルムの劣化は、フイルムを固定
する骨組等の固定具と接触している部分での劣化
(「桟上劣化」という。)が、固定具と接触してい
ない部分での劣化(「平面部劣化」という。)に較
べて顕著である。このため、フイルムの寿命は、
「桟上劣化」の有無によつて著しく影響をうけ、
「平面部劣化」が少なくても、「桟上劣化」が大で
あるときは、フイルムの破れが多く実用上問題が
おこる。 最近、ハウス栽培は、ハウスを大型化する傾向
が強く、大型ハウスの場合は、骨材として金属材
料が使用される。金属材料よりなる骨材の場合
は、木材、合成樹脂材料製骨材の場合よりも、
「桟上劣化」が起りやすいという問題がある。 本発明者は、かかる状況にあつて、屋外でハウ
ス又はトンネルの被覆材として使用したときに、
「平面部劣化」がおこりにくくするばかりでな
く、「桟上劣化」をも同時におこりにくくした農
業用塩化ビニル系樹脂フイルムを提供することを
目的として、鋭意検討した結果、本発明を完成す
るに至つたものである。 しかして本発明の要旨とするところは、塩化ビ
ニル系樹脂に、(A)トリキシレニルフオスフエー
ト、及び、 (B) 一般式 〔()式において、R1は炭素数4〜18個の
アルキル基を示す。〕で表わされる化合物、又
〔(〕式において、R2は炭素数5〜13個の
アルキル基、R3は炭素数1〜18個のアルキル
基、Xは水素、ハロゲン、アルキル基、アルコ
キシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ
基、アリール基を示す。〕で表わされる化合物
の中から、1種又は2種以上を組み合せて配合
し、フイルム状に形成してなることを特徴とす
る耐侯性の優れた農業用塩化ビニル系樹脂フイ
ルムに存する。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明において、塩化ビニル系樹脂とは、ポリ
塩化ビニルのほか、塩化ビニルを主成分とする共
重合体を含む意味である。塩化ビニルと共重合さ
せることができる単量体としては、塩化ビニリデ
ン、エチレン、プロピレン、アクリロニトリル、
マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸、メタアク
リル酸、酢酸ビニル等があげられるが、例示した
ものに限られるものではない。 塩化ビニル系樹脂は、懸濁重合法、乳化重合
法、乳化―懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法
等の、従来から知られている製造法のいずれによ
つて製造してもよい。 本発明においては、上記塩化ビニル系樹脂に、
(A)成分として、トリキシレニルフオスフエートを
配合する。 トリキシレニルフオスフエートは、キシレノー
ルを主成分とするフエノール留分から製造するこ
とができる。キシレノールは二個のメチル基がつ
く位置によつて6種の異性体があり、トリキシレ
ニルフオスフエートを製造する際には、各異性体
成分を分留しないで、オキシ塩化燐と反応させ
る。従つて、トリキシレニルフオスフエートは、
異なる位置に置換基を有するキシレニル基を含ん
だ化合物の混合物として得られる。 本発明者の実験によれば、トリキシレニルフオ
スフエートのキシレニル基異性体群のうち、2,
3キシレニル基、3,5キシレニル基を含む化合
物の占める割合(両者の合計)を、異性体混合物
全量に対して30重量%以上にすると、農業用塩化
ビニル系樹脂フイルムの柔軟性を、長期間維持す
ることができることが判つた。 塩化ビニル系樹脂に配合する(A)成分の量は、余
り少ないと目的とするフイルムの耐侯性の向上、
特に「桟上劣化」の改良が期待できず、逆に余り
多すぎると、フイルム製造時のプレートアウトの
問題、得られるフイルムの粘着性が高すぎたり、
耐熱性が低下する等の問題が生起する。好ましい
配合割合は、樹脂100重量部に対して1〜10重量
部の範囲である。 本発明においては、上記塩化ビニル系樹脂に、
(A)成分を配合するほか、更に(B)成分を配合する。 (B)成分のうち、一般式()式で表わされる化
合物としては、2―(2′―ヒドロキシ―5′―ター
シヤリ―ブチルフエニル)ベンゾトリアゾール、
2―(2′―ヒドロキシ―5′―テトラメチルブチル
フエニル)ベンゾトリアゾール、2―(2′―ヒド
ロキシ―5′―アミルフエニル)ベンゾトリアゾー
ル、2―(2′―ヒドロキシ―5′―n―ヘキシルフ
エニル)ベンゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロ
キシ―5′―シクロヘキシルフエニル)ベンゾトリ
アゾール等があげられる。ただし、これら化合物
の例示は、本発明を限定するものではない。(B)成
分のうち、一般式()式で表わされる化合物と
しては、次のような化合物があげられる。ただ
し、これら化合物の例示は、本発明を限定するも
のではない。 化合物 1 化合物 2 化合物 3 化合物 4 化合物 5 化合物 6 化合物 7 化合物 8 塩化ビニル系樹脂に配合する(B)成分は、一般式
()式又は()式で表わされる化合物のう
ち、1種又は2種以上とする。1種を用いるとき
は、()式又は()式で表わされる化合物の
うち、いずれでもよく、2種以上を用いるとき
は、()式、()式で表わされる化合物をそれ
ぞれ1種用いるようにするのが好しい。 塩化ビニル系樹脂に配合する(B)成分の量は、余
り少ないとフイルムの長期屋外展張による柔軟性
の低下が著しく、逆に余り多すぎるとフイルム使
用時にブリードアウトする量が多くなり、フイル
ムの透明性も低下する。ブリードアウトする量が
多いと、フイルムの表面は汚れやすくなり、透明
性の低下が早まるので好ましくない。好適な配合
割合は、塩化ビニル系樹脂100重量部あたり、0.3
〜3重量部の範囲である。 本発明においては、塩化ビニル系樹脂に、前記
(A)成分、(B)成分を配合することを必須とするが、
更に、 一般式 [()式において、mは1〜5の整数、xは
m+x<6なる関係にあることを条件として、0
〜4の整数、R4はハロゲン、炭素数1〜12個の
アルキル基又はアルコキシ基、R5及びR6は炭素
数1〜24個のアルコキシ基、炭素数4〜24個のア
ルキル基の中から選ばれたもの、y及びzは、
各々のフエニル環のオルト位置の少なくとも一つ
が置換基をもたないことを条件として、1〜4の
整数をそれぞれ示す。]で表わされる(C)成分を配
合すると、フイルムの耐侯性の向上、紫外線遮蔽
効果の持続をはかり、更に着色の防止、柔軟性の
低下防止をはかることができる。 (C)成分として使用しうる一般式()式で表わ
される化合物としては、次のような化合物があげ
られる。しかし、これら化合物の例示は、本発明
を限定するものではない。 ビス(4―メトキシフエニル)フタレート、ビ
ス(4―t―ブチルフエニル)フタレート、ビス
(2―エトキシ―4―t―ブチルフエニル)イソ
フタレート、ビス〔4(1,1,3,3―テトラ
メチルブチル)フエニル〕フタレート、ビス
(2,4―ジ―n―アミルフエニル)テレフタレ
ート、ビス(4―イソデシルフエニル)イソフタ
レート、ビス(2―ノニルフエニル)イソフタレ
ート、ビス(3―ノニルフエニル)イソフタレー
ト、ビス(4―ノニルフエニル)イソフタレー
ト、ビス〔3(1,1―ジメチルオクトキシル)
フエニル〕イソフタレート、ビス(2,3,4,
5―テトラメトキシフエニル)テレフタレート、
ビス(3―オクトキシフエニル)テレフタレー
ト、ビス(2,4―ジ―n―ヘキシルフエニル)
テレフタレート、ビス(2―メトキシ―4―t―
ブチルフエニル)イソフタレート、ビス(3―イ
ソプロポキシフエニル)イソフタレート、ビス
(4―t―ブチルフエニル)3,4―ジクロロフ
タレート、ビス(4―t―ブチルフエニル)4―
オクタデコキシイソフタレート、ビス〔4(1,
1,3,3―テトラメチルブチル)フエニル〕テ
レフタレート、ビス(4―t―ブチルフエニル)
4―ブロモイソフタレート、ビス(4―テトラコ
ジルフエニル)イソフタレート、ビス〔4(2―
エチルヘキシル)フエニル〕3,4,5,6―テ
トラクロロフタレート、ビス(4―オクタデシル
フエニル)イソフタレート、ビス(2,3,4―
トリデシルフエニル)イソフタレート、ビス(4
―t―ブチルフエニル)4,6―ジ―t―ブチル
イソフタレート、ビス(3―ブトキシフエニル)
6―オクタデシルイソフタレート、ビス(4―エ
トキシフエニル)6―ドデシルイソフタレート、
ビス〔3(1―エチル―1―メチルペンチル)フ
エニル〕6―ヘキサデシルオキシイソフタレー
ト、〔4(1,1,3,3―テトラメチルブチ
ル)フエニル〕(2,3,4,5―テトラメチル
フエニル)イソフタレート、(4―t―ブチルフ
エニル)(4―メチルフエニル)イソフタレー
ト、トリス(4―t―ブチルフエニル)トリメリ
テート、トリス〔4(1,1,3,3―テトラメ
チルブチル)フエニル〕トリメリテート、トリス
(3―ノニルフエニル)トリメゼート、トリス
(3,4―ジイソアミルフエニル)トリメゼー
ト、トリス(4―ヘキサデシルフエニル)トリメ
リテート、トリス(4―オクタデシルフエニル)
トリメゼート、トリス(3―イソブトキシフエニ
ル)トリメゼート、トリス(4―t―ブチルフエ
ニル)ヘミメリゼート、トリス〔4(1,1,
3,3―テトラメチルブチル)フエニル〕ヘミメ
リテート、トリス(3―イソプロピルオキシフエ
ニル)トリメゼート、トリス(2―n―ブチルフ
エニル)トリメゼート、(4―t―ブチルフエニ
ル)ビス(3―イソプロポキシフエニル)トリメ
ゼート。 (C)成分としては一般式 で表わされる化合物が好ましい。 塩化ビニル系樹脂に配合する(C)成分の量は、塩
化ビニル系樹脂100重量部あたり、10重量部以
下、特に好ましくは0.3〜10重量部の範囲であ
る。 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂は、前記
(A)成分、(B)成分、更に要すれば(C)成分が添加配合
されたものであるが、フイルム化前に、必要に応
じ、他の添加剤、例えば可塑剤、滑剤、防曇剤、
熱安定剤、顔料・染料等を配合することができ
る。 使用しうる可塑剤としては、例えばジ―n―オ
クチルフタレート、ジ―2―エチルヘキシルフタ
レート、ジベンジルフタレート、ジイソデシルフ
タレート、ジドデシルフタレート、ジウンデシル
フタレート等のフタル酸誘導体;ジイソオクチル
イソフタレート等のイソフタル酸誘導体;ジ―n
―ブチルアジペート、ジオクチルアジペート等の
アジピン酸誘導体;ジ―n―ブチルマレート等の
マレイン酸誘導体;トリ―n―ブチルシトレート
等のクエン酸誘導体;モノブチルイタコネート等
のイタコン酸誘導体;ブチルオレート等のオレイ
ン酸誘導体;グリセリンモノシトレート等のリシ
ノール酸誘導体;その他トリクレジルホスフエー
ト、エポキシ化大豆油、エポキシ樹脂系可塑剤等
があげられる。 塩化ビニル系樹脂に、前記(A)成分、(B)成分要す
れば(C)成分を配合するには、軟質配合とするのが
よい。軟質配合とするには、塩化ビニル系樹脂
100重量部に対して、30〜60重量部の可塑剤を配
合すればよい。 使用しうる滑剤ないし熱安定剤としては、例え
ばポリエチレンワツクス、流動パラフイン、ステ
アリン酸、ステアリン酸亜鉛、脂肪アルコール、
ステアリン酸カルシユウム、ステアリン酸バリウ
ム、リシノール酸バリウム、ジブチルスズラウレ
ート、ジブチルスズマレート等があげられる。 使用しうる帯電防止剤ないし防曇剤としては、
従来から農業被覆フイルムに配合使用されている
ものであれば、制限はない。具体例としては、ポ
リエチレングリコールモノステアレート、ポリエ
チレングリコールジベヘネート等のポリエチレン
グリコールアルキルエステル類;ポリオキシエチ
レンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレート等のソルビタン脂
肪酸エステル類;ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル等のポリオキシエチレン脂肪酸エーテル
類;グリセリンベヘニルエーテル等のグリセリン
脂肪酸エーテル類;ステアリン酸ジエタノールア
ミン等の脂肪酸アルキロールアミン縮合物類等が
あげられ、これらは単独でもまた2種以上を組み
合せて使用してもよい。 これら可塑剤を除く樹脂添加剤は、塩化ビニル
系樹脂100重量部に対して、5重量部以下で使用
される。 基体となる塩化ビニル系樹脂に、前記(A)成分、
(B)成分、(C)成分及びその他の樹脂添加剤を配合す
るには、通常の配合技術、混合技術によつて、例
えばリボンブレンダー、バンバリーミキサー、ス
ーパーミキサーその他の配合機、混合機を使用す
る技術によつて可能である。 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイルム
を製造するには、通常のフイルム製造法、例えば
カレンダー成形法、押出成形法、インフレーシヨ
ン成形法などを適宜採用することができる。 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイルム
の厚さは、余り薄いと強度が不充分となるので好
ましくなく、逆に余り厚すぎるとフイルム化作
業、その後の取り扱い(フイルムを切つて、ハウ
ス型に接合する作業、ハウスに展張する作業等を
含む)等に不便をきたすので、0.03〜0.2mmの範
囲とするのがよい。 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイルム
は、次のような特徴を有し、その農業上の利用価
値は、極めて大である。 (1) 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイル
ムは、屋外で長期間使用しても、添加物のブリ
ードアウトが少なく、従つてフイルムの透明性
低下等の外観劣化がおこり難い。 (2) 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイル
ムは、屋外で長期間使用しても「平面部劣化」
は少なく、かつ、「桟上劣化」も少なく、長期
間の使用に供することができる。 (3) 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイル
ムは、(A)成分、(B)成分及び(C)成分の三成分を併
用するときは、耐侯性を一層向上することがで
きる。 (4) 農業用塩化ビニル系樹脂フイルムに、紫外線
吸収剤を配合し、370〜390nm以下の紫外線の
光線を遮蔽したフイルムは、有用植物に有害な
糸状菌(カビ類)、桿状細菌、節足動物の活動
を抑制することができると知られているが、紫
外部の光線を遮蔽する性質は、経時的に悪化す
る場合が多かつた。本発明に係る農業用塩化ビ
ニル系樹脂フイルムは、(B)成分が紫外線を吸収
し、(A)成分と併用し、更に(C)成分をも併用する
ときは、フイルムの紫外部の光線を遮蔽する性
質は、長期間(2カ年)の使用によつても、変
わらず特別に顕著な性質を示す。 以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の
例に限定されるものではない。 実施例1〜7、比較例1〜9 ポリ塩化ビニル(=1400) ……100 重量部 ジオクチルフタレート ……45 〃 エポキシ樹脂(商品名「EP―828」)
……1 〃 バリウム―亜鉛系複合液状安定剤
……1.5 〃 ステアリン酸バリウム ……0.2 〃 ステアリン酸亜鉛 ……0.4 〃 ソルビタンモノステアレート ……1.5重量部 よりなる樹脂組成物を準備し、(A)成分、(B)成分、
(C)成分及びその他の成分(おもに比較例の場合)
を、第1表に示した場合で配合した。 各配合物を、スーパーミキサーで10分間撹拌混
合した後、165℃に加温したロールミル上で混練
し、0.1mmの厚さのフイルムとした。 各フイルムについて、次のような評価試験を行
ない、その結果を、第2表に示す。 (イ) 耐侯性の評価は、次のようにして行なつた。
南側に向き、平面に対して45度傾斜して設置し
た窓枠状の曝露試験台に、多量のフイルムを曝
露し、定期的に一部のフイルムを取りはずし、
評価した。 「平面部劣化」とは、曝露したフイルムの表
裏双方が自由にされており桟で押さえられてい
ない部分の外観(肉眼による観察)、伸び残率
(JISK―6732に準拠した引張り試験による。も
とのフイルムの伸びに対する割合を算出したも
の)を評価した結果を示す。 「桟上劣化」とは、曝露フイルムの裏側に、
亜鉛メツキした鉄板を接触させてフイルムを桟
上に固定した状態をつくり、フイルムのこの部
分の外観、伸び残率を評価した結果を示す。 評価結果の表示は、次のとおりとした。 〇…外観に変化がなく、伸び残率が80%以上あ
るもの。 〇×…外観に変化がなく、侵び残率が60〜80%
の範囲にあるもの。 △…外観が黄色に変化し、伸び残率が40〜60%
の範囲にあるもの。 △×…褐色に変色し、破れが発生し、かつ伸び
残率が20〜40%の範囲にあるもの。 ×…全面褐色に変色し、破れが多く、伸び残率
の測定ができないもの。 「紫外部の全光線透過率」は、分光光度計
〔(株)日立製作所製、323型〕により、波長
370nm、380nm又は390nmにおける透過率を測
定したもの。屋外へ展張したフイルムは、表面
を十分に水洗して汚れを取つた後に、測定に供
した。実施例6、7のフイルムについては、展
張を開始してから20日経過した後に、同様の測
定を行ない、第2表に示した。 (ロ) 添加物のブリードアウトは、次のようにして
評価した。調製した試料フイルムを、室内に放
置しておき、6カ月及び12カ月経過時に、フイ
ルム表面を指で軽くまさつし、フイルム表面へ
のまさつ跡のつき具合いを肉眼で観察した。 評価結果の表示は、次のとおりとした。 〇…指の跡がほとんどつかない。 〇×…指の跡がつき、わずかにブリードアウト
が認められる。 △…指の跡がつき、明らかにブリードアウトが
認められる。 △×…ブリードアウトがあり、やや粘着する。 (ハ) 展張ハウスによる「桟上劣化」試験 実施例3、実施例6、比較例6及び比較例7の
4種のフイルムを、実際にハウスに展張し、骨材
と接触する部分の劣化状況を観察した。 ハウスは広さ100m2、骨組は第1図に斜視図と
して示したようなものを用い、同図に示したよう
にフイルムを固定し、東西に長くのびる屋根型ハ
ウスを構築した。 ハウス内では有用植物を栽培しつつ、第1図で
点線で囲つたA部分を、肉眼で観察したり、指で
触れたりして、「桟上劣化」を観察した。その結
果を、第3表に示す。 第1図において、1は骨材(亜鉛メツキした鋼
板製)、2はフイルム、3は押さえ用スプリング
(亜鉛メツキした鋼線製)をそれぞれ示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 第1表ないし第3表より、次のことが明らかと
なる。 (1) 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイル
ムは、「平面部劣化」、「桟上劣化」ともに少な
く、耐侯性が優れている。 (2) 本発明に係る農業用塩化ビニル系樹脂フイル
ムは、添加物のブリードアウトが少なく、従つ
て、フイルムの透明性低下等の外観劣化がおこ
り難い。 (3) (A)成分、(B)成分及び(C)成分の三成分を併用し
たフイルム(実施例6、実施例7)は、耐侯性
が優れているばかりでなく、(B)成分及び(C)成分
を併用しなかつたフイルム(比較例7、比較例
8)に較べて、紫外線を遮蔽する性質は、長期
間にわたつて変わらない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ハウス骨組にフイルムを展張固定し
ている状態を示す斜視図である。 図において、1は骨材、2はフイルム、3は押
さえ用スプリング、A部分は「桟上劣化」がおこ
りやすい個所をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニル系樹脂に (A) トリキシレニルフオスフエート、及び (B) 一般式 [()式において、R1は炭素数4〜18個の
    アルキル基を示す。]で表わされる化合物、又
    [()式において、R2は炭素数5〜13個の
    アルキル基、R3は炭素数1〜18個のアルキル
    基、Xは水素、ハロゲン、アルキル基、アルコ
    キシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ
    基、アリール基を示す。]で表わされる化合物
    の中から、1種、又は2種以上を組み合せ配合
    し、フイルム状に成形してなることを特徴とす
    る耐候性の優れた農業用塩化ビニル系樹脂フイ
    ルム。 2 (A)成分であるトリキシレニルフオスフエート
    は、異なる位置に置換基を有するキシレニル基を
    含み、2,3キシレニル基と3,5キシレニル基
    を含む化合物の、全トリキシレニルフオスフエー
    トに占める割合が30重量%以上である特許請求の
    範囲第1項記載の農業用塩化ビニル系樹脂フイル
    ム。 3 (B)成分である化合物のうち()式で表わさ
    れる化合物が、2―(ヒドロキシ―5―ターシヤ
    リ―ブチルフエニル)ベンゾトリアゾールであ
    り、()式で表わされる化合物が、オクチルデ
    ンビス[4―メチル―6―(ベンゾトリアゾー
    ル)フエノール]である特許請求の範囲第1項記
    載の農業用塩化ビニル系樹脂フイルム。 4 塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、(A)成分
    を1〜10重量部、(B)成分を0.3〜3重量部配合し
    た特許請求の範囲第1項記載の農業用塩化ビニル
    系樹脂フイルム。 5 基体の塩化ビニル系樹脂が樹脂100重量部当
    り30〜60重量部の可塑剤が配合されたものである
    特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに
    記載の農業用塩化ビニル系樹脂フイルム。
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