JPS63218580A - セラミツクス焼結成形体及びその製造方法 - Google Patents

セラミツクス焼結成形体及びその製造方法

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JPS63218580A
JPS63218580A JP62051783A JP5178387A JPS63218580A JP S63218580 A JPS63218580 A JP S63218580A JP 62051783 A JP62051783 A JP 62051783A JP 5178387 A JP5178387 A JP 5178387A JP S63218580 A JPS63218580 A JP S63218580A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生体適合性があり、人工歯根や人工骨などに
幅広く利用できるセラミックス焼結体に関するものであ
る。
〔産業上の利用分野〕
人工歯根や人工骨用材料としてSlO□、R20,及び
CaOを基本成分とする種々のガラスセラミックスが知
られている。例えば、特開昭57−191252号公報
には、少くとも90%以上がMg01〜7%、Ca04
2〜53%、510222〜41%及びR20゜10〜
27%からなり、不純物が10%以下よりなる組成を有
し、多数のアパタイト及びウオラストナイト微結晶がガ
ラス中に分散した構造を有する人工骨用結晶化ガラスが
開示され、特公昭51−8970号公報には、SiO,
、P2O5、Na2O、K2O、MgO及びCaOを基
本成分とし、場合により更にフッ素を含有するガラスセ
ラミックスが開示されている。そして、これらの組成に
は、生体への適合性に関与するアパタイト結晶が含まれ
ている。アパタイト結晶における原子比Ca/Pは約1
.67であるので、アパタイト結晶を多く含むためには
、この組成に近いことが望ましい。しかし、従来知られ
ているSiO□、R20,、CaOを基本成分とするガ
ラスは、Ca/Pが5.7以下では充分ガラス化しない
ために均一な組成物が得られなかった。そこで、Ca/
P比をアパタイト結晶組成に近づけたガラスセラミック
スをつくるために、特開昭57−191252号ではM
gOを1〜7%添加し、又、特公昭51−8970号で
はMgO2,9〜30重量%とNa2O2,7〜20重
量%とを添加しているが、CaOがMgOやNa2Oで
置換されるためアパタイト結晶量が減少したり、強度向
上に寄与するケイ酸カルシウム系結晶が減少して強度が
低下したり、さらにNa2Oの添加により焼結体の化学
的安定性を悪くなるといった問題点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明は、すぐれた強度を有し、かつ生体適合
性に極めてすぐれたセラミックス焼結成形体及び該焼結
成形体の製造方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、CaOが強度向上に寄与するケイ酸カルシウ
ム成分(CaO1SiO□)として機能するので、Ca
とPの原子比Ca/Pを1.0〜5.7の範囲にし、か
つSin、、Na2O、MgOの量を特定の範囲にする
とすぐれたセラミックス焼結体が得られること、及び該
焼結体を製造するにあたりゾルゲル法を用いると一層す
ぐれたセラミックス焼結成形体が得られるとの知見に基
づいてなされたのである。
すなわち、本発明は、810□含量が20〜70重量%
、CaOとR20,とを含有し原子比Ca/Pが1.0
〜5、7.5in2、R20,及びCaOの合計含有量
が70重量%以上であり、かつNa2O及びMgOの含
有量がそれぞれ2重量%未満2O.9重量%未満である
ことを特徴とするセラミックス焼結成形体を提供する。
本発明のセラミックス焼結成形体では、5i02含量が
20〜70重量%(以下%と略称する。)、好ましくは
30〜40%とする。つまり、20%未満では焼結体の
強度が不十分となってしまい、70%を越えるとアパタ
イト等のリン酸カルシウム系結晶の量が少なくなり、S
lO□由来の結晶量が増大してしまうからである。
CaとPの原子比Ca/Pは、1.0〜5.7、好まし
くは1.5〜3.7であり、この比が1.0未満だと、
メタリン酸カルシウムやピロリン酸カルシウムが生成し
、又5.7を越えるとアパタイト系結晶量が少くなって
しまう。本発明では、上記3成分であるSin。、Ca
O、P2O5の合計含有量が70%以上、好ましくは9
0%以上である。又、CaO 、P20gの含有量は上
記条件を満す限り任意の量とすることができるが、Ca
Oを10〜70%、P2O,を5〜40%とするのがよ
い。
本発明では、さらに、Na2Oを2%未満、MgOを0
.9%未満、好ましくは両者を実質的に含有しないのが
よい。つまり、Na2Oの量が2−%を越えるとセラミ
ックス焼結成形体の強度が低下し、生体中での溶解度が
増加して好ましくなく 、Mg0O量が0.9%を越え
るとケイ酸マグネシウム系結晶が析出しやすくなってし
まう。
本発明では、上記成分に加えて、30%以下の量でzr
o、、Al2O2、TiO2,8203、Y2O3、S
IC%Si3N、、AIN等の1種又は2種以上の混合
物を添加することができる。さらに塩酸、フッ化水素酸
、ケイフッ化水素酸、塩化カルシウム及びフッ化カリウ
ムなどのハロゲン化物、硫化亜鉛などの硫化物及びLa
2O.、CeO,,5nOz、Fe2rs、シ120.
5rO1Nb2O5、Ta2O3、^L A、uSpt
、 Pd及びP、hなどの被形。
成剤を0〜10%添加することができる。
本発明のセラミックス焼結成形体は上記組成を有するが
、その結晶構造は、結晶成分及びアモルファス成分とか
ら構成される。ここで結晶成分としては、生体への適合
性に寄与するアパタイト(ヒドロキシアパタイト、酸素
アパタイト、炭酸アパタイト、フッ素アパタイト、塩素
アパタイト)、リン酸三カルシウム(TCP)などのリ
ン酸カルシウム系結晶を含有し、焼結体の強度に寄与す
るウオラストナイト(CaO・5102)を含有するの
が好ましい。またその他の結晶として5102系結晶(
クリストバライト、クォーツ、トリジマイト)やピロリ
ン酸カルシウム、メタリン酸カルシウムを少量含有して
もよい。一方、アモルファス成分としては、アモルファ
スリン酸カルシウム、アモルファスケイ酸カルシウム、
アモルファスシリカ、アモルファスケイリン酸カルシウ
ムなどの5102、P2O5、CaO 3成分のうちの
単独もしくは複合して形成されたアモルファス成分を含
む。本発明では上記各種の結晶のうち、アパタイト結晶
を多く含むことが重要である。
本発明のセラミックス焼結成形体は上記した組成を有す
る限り任意の方法で製造できるが、ゾルゲル法により製
造するのがよい。すなわち、従来、ガラスは溶融法やV
 A D (Vaper−Phase AxialDe
pos i t ion法)により製造されガラスセラ
ミックスはそれらガラスを結晶化処理して得られている
が、ゾルゲル法によれば、低温で合成できること、高純
度のものが得られること及び溶融法におけるようにガラ
ス化の範囲の制約を受けないという利点があるからであ
る。
具体的には、一般式〔I〕 : (式中、R1−R4はそれぞれ水素又はC,H2−++
(OC2HJy−(但しXは1〜5、yは0〜10であ
る)で示される基であり、R1−R4のすべてが水素で
あることはない。nは0〜20゜である。) で表わされるケイ酸エステルの少なくとも1種を、リン
化合物及びカルシウム化合物の存在下でゲル化させ、該
ゲルを乾燥後、成形、焼結させることを特徴とするセラ
ミックス焼結成形体の製造方法によるのがよい。
ここで、一般式〔I〕で表わされるケイ酸エステルとし
ては、式CIIにおいて、R1−R1がCH3、CJs
、n−C,Ht、1so−C3H,、n−CJs、−C
J<0CHsであるのが好ましく、これらのうち特に好
ましくはR1−R4が同一の基であるのが好ましい。又
、本発明ではn=0のものが好ましいが、nが1〜10
の縮合体も好ましい。一般式〔I〕で表わされるケイ酸
エステルを具体的に示すと、ケイ酸メチル、ケイ酸エチ
ル、ケイ酸n−プロピル、ケイ酸イソブロピノペケイ酸
n−プチノペケイ酸2−メトキシエチル、これらの2〜
10量体等があげられる。これらのうち、ケイ酸エチル
Sl (OC2Hs) aはエチルシリケート28、ケ
イ酸エチルの平均5モル縮合物: は、エチルシリケート40としてコルコート社より容易
に入手し得る。
本発明では、混合液中のケイ酸エステルの濃度は任意で
あるが、5i02として0.1〜70重量%、好ましく
は10〜40%となるようにするのがよい。
上記製造方法において用いるリン酸化合物としては、一
般式〔■〕、[II[]又は〔■〕 :(式中、R3−
R3はそれぞれ水素、炭素数1〜5のアルキル基、フェ
ニル基又は炭素数7〜10のアラルキル基であり、mは
0〜10である。) で表わされる少なくとも1種の化合物を用いるのがよい
。ここで式〔■〕のリン酸エステルとしては、上記式(
n)において、Rs〜R1のアルキル基として、炭素数
1〜4のものが好ましく、フェニル基、ベンジル基も好
ましい。又、mは0〜4が好ましい。尚、R3−R1が
すべてアルキル基であるリン酸エステルやすべて水素で
あるリン酸及びその縮合物、アルキル基と水素両方を含
む部分エステルのいずれも使用可能である。又、一般式
〔■〕、〔IV)で表わされる亜リン酸自体及び亜リン
酸エステルとしては、式〔■〕、〔■〕において、アル
キル基としては、炭素数1〜4のものが好ましく、フェ
ニル基、ベンジル基も好ましい。好ましい化合物として
、具体的には、一般式[III)、CI’VIにおいて
、R3−R8がメチノペエチル、l5O−プロピル、n
−プロビノペn−ブチル、フェニル及びベンジルのもの
が好ましい。
本発明においては、上記各種リン化合物のうち式〔■〕
の化合物においてR3−R7の少なくとも1つは水素で
あるが、すべてが水素ではない化合物が最も好ましい。
具体的には以下の化合物があげられる。
OR,・    OH OHORs 0HOH 0HOR,OR。
などの1種又は2種以上の混合物があげられる。
ここで上記式中、R5−R1は、式CII)のR5〜R
7と水素を除いた以外は同じものである。
上記リン酸エステルは、対応するリン酸エステルを部分
加水分解する方法、対応するリン酸にアルコールを加え
てエステル化する方法及び5酸化リンをアルコールと反
応させた後に加水分解する方法などにより容易に得るこ
とができる。
本発明のもう1つの必須成分としてはカルシウムイオン
があげられ、該イオンを形成する物質としてカルシウム
塩又はこれらのアルコキシドを用いるのが好ましい。こ
れらは、生体活性ガラスやガラスセラミックスをつくる
ためにはCaの添加が必要だからであり、Ca (OR
) 2 (式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基である
。)、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、塩化カルシウ
ム、水酸化カルシウム、クエン酸水素カルシウム、クエ
ン酸カルシウム、シュウ酸カルシウム等を用いるのが好
ましい。
これらカルシウム成分の製造法のうち、硝酸カルシウム
、酢酸カルシウム、塩化カルシウム等の水溶性塩が特に
好ましい。
さらに、本発明では、上記構成元素以外にゲルの構成酸
化物となりうる元素を添加することができる。具体的に
は、Aji!SZr、 Ti、 B等、であり、これら
は、アルカリ土類金属と同様に金属アルコキシドでも可
溶性塩の形でも使用できる。これらのうち、A I (
ORs) s、Zr (ORe) 4、TI (OL)
 4、B (DRJ s、が好ましく、ゲルの構成元素
をすべて酸化物に換算したときの酸化物の総量に対して
、これらを酸化物の換算で0〜30重量%の量で使用す
るのがよい。また、ゲル化前の調製溶液にZrO2、A
 I2203、ムライト、β−ウオラストナイト、ヒド
ロキシアパタイト、5ICSS13N4、AIN等の微
粒子又はウィスカーを添加、分散後ゲル化させてもよい
。これらの微粒子又はウィスカーは0〜30%の量で使
用するのがよい。
本発明では、これらの原料を用い、最終的に得られるセ
ラミックス焼結成形体が上述した範囲の組成となる量で
使用される。そして、ケイ酸エステルのゲル化をリン化
合物、カルシウム化合物などの存在下で行うのである。
次にゲル化反応条件等を示す。
ゲル化反応時のpH 本発明はリン成分とカルシウム成分が相溶し、均一なゲ
ル化をおこす酸性又は中性で行うことが必要であり、好
ましくはpH4以下である。
本発明で用いるリン成分のうちリン酸、リン酸部分エス
テル、亜リン酸、亜リン酸部分エステルは、酸であるか
らpH調整用物質を改めて添加する必要はないが、液の
pHを酸性にするのに、塩酸、硝酸、硫酸等の鉱酸及び
酢酸、クエン酸、乳酸等の有機酸を用いるのがよい。又
、リン酸エステノペ亜リン酸エステルは上記酸性物質を
添加するのが好ましい。液のpHはゲル化まで同一でも
よいし、ゲル化を促進させるため、ケイ酸エステルが部
分的に加水分解したのちpHを上昇させてもよい。その
ためにはアンモニア水、アミン類、ホルムアミド等のア
ルカリを添加してpHを上昇させることができる。
反応溶媒 上記ケイ酸エステル及びリン成分及びカルシウム成分を
溶解するための溶媒としては、水、メタノール、エタノ
ールなどのアルコール及びこれらの混合物があげられる
。ここでの水の量をケイ酸エステルに対して1〜15倍
モル程度とすると加水分解が良好に進行するので好まし
い。
ゲルの具体的製造法 本発明では、上記成分を用い、例えば次の方法により多
成分ゲルを製造する。
(i)ケイ酸エステルにリン化合物を加え、ケイ酸エス
テルを部分的に加水分解した後、カルシウム化合物を加
え、ゲル化を完了させる。
(ii )ケイ酸エステルを部分的に加水分解した後、
リン化合物を加え、次いでカルシウム化合物を加えてゲ
ル化を完了させる。
(iii )ケイ酸エステルにカルシウム化合物を加え
、ケイ酸エステルを部分的に加水分解した後リン化合物
を加え、ゲル化を完了する。
(iv)ケイ酸エステルを部分的に加水分解した後、カ
ルシウム化合物を加え、次いでリン化合物を加えてゲル
化を完了する。
(v)  !jン化合物とカルシウム化合物との溶液に
ケイ酸エステルを加えてゲル化させる。
(vi)ケイ酸エステルとリン化合物とカルシウム化合
物を同時に加えてゲル化させる。
上記加水分解及び重縮合によるゲル化は室温で行うこと
ができるが、加熱してもよい。尚、加熱する場合であっ
て溶媒の沸点以上にする場合にはオートクレーブ等を用
い、加圧下で加水分解及び重縮合を行なってもよい。
焼結成形体の製造 ゾルゲル法でガラスを製造する方法として、ゲルから、
蒸発速度をコントロールして乾燥を行い割れない乾燥ゲ
ルをつくり、それをそのまま焼成する方法がシリカガラ
ス等で一般に用いられているが、本発明の多成分ゲルで
は、ゲルにクラックを生じさせずに乾゛燥ゲルをつくる
ごとは困難であり、また、ヒビワレをおこすことなく、
焼成することはさらに困難である。従って、焼結体を得
るためには、乾燥ゲルを粉末化し、熱処理後、成形、焼
結する方法が好ましい。
乾燥 0〜200℃、常圧、又は減圧下で乾燥する。
湿潤ゲルを粉砕後、乾燥してもよく、乾燥後粉砕しても
よい。
熱処理 5iSP 、 Ca原子上の残存アルコキシ基を除去し
、ゲルの縮重合反応をさらにすすめ、構成成分間の反応
をほぼ完結させるために、200〜1000℃、好まし
くは400〜800℃の熱処理を行う。
つまり、200℃未満での処理では、効果が充分でなく
、1000℃を越えると、結晶化が促進され、焼結性が
悪くなるからである。
成形、焼結 次の(i)〜(ji )の方法で行うことができる。
(i)熱処理粉を一軸プレス、冷間等方圧プレス(CI
P)で成形後、800〜1300℃で常圧焼結する。
(1i)熱処理粉をホットプレスにより800〜130
0℃で焼結する。
(iii)成形した熱処理粉を直接熱間等方圧プレス(
HIP)するか、又は常圧焼結したものをさらに熱間等
方圧プレス処理をする。
本発明では、さらに1150℃以上の高温加熱でアパタ
イト結晶がリン酸三カルシウム(TCP)へ分解する傾
向を防止し、かつ焼結温度をあげてアパタイトの焼結密
度をあげてもアパタイトが分解しないように、ハロゲン
化物を添加するのがよい。具体的には、焼結する前の原
料粉の製造過程にハロゲン化物を添加することにより、
ヒドロキシアパタイトの分解がおさえられ、アパタイト
結晶を持った焼結体が得られやすくなるからである。
添加するハロゲン化物は塩化物又はフッ化物が特に好ま
しく、具体的には塩酸、塩化カルシウム、フッ化水素酸
、ケイフッ化水素酸、フッ化カルシウム等である。
添加方法は、ゲル化前の溶液に加えても良いし、ゲルを
ハロゲン化物溶液に含浸後乾燥しても良いし、乾燥粉末
又は、熱処理粉末をハロゲン化物溶液で再処理しても良
くハロゲン化物の添加量は、酸化物換算したときの全重
量に対してハロゲンイオンとして0.003〜3%程度
が好ましい。
〔発明の効果〕
本発明によれば生体適合性にすぐれ、かつ強度が高いセ
ラミックス焼結体が提供される。
従って、本発明の焼結体は、人工歯根、人工骨等幅広く
利用できる。
次に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。。
〔実施例〕
実施例1 ケイ酸エステルとリン化合物及びケイ酸エステルに対し
て10倍モル量の水を混合し、45℃で激しく撹拌した
。1時間後にさらに硝酸カルシウムの50%水溶液を加
え撹拌し、均一溶液を得た。
用いたケイ酸エステルとリン化合物の種類及び3成分の
仕込み比を酸化物換算して表−1に示す。
次に、得られた溶液を密封して45℃に1夜間静置して
ゲル化させた。容器のフタを解放してゲルを1週間、4
5℃で乾燥させた。この乾燥ゲルを粉砕して粉末状とし
、20℃/hrの速度で500℃まで昇温し、500℃
に10時間保持して熱処理しさらに熱処理粉をボールミ
ルで湿式粉砕後、成形しホットプレスで1200℃、1
時間焼結させた。
得られた焼結成形体の組成分析を螢光X線で調べたとこ
ろ仕込み組成と一致し、Na2O、MgOは検出されな
かった。次に得られた焼結体から3×4×30化の角柱
を作成し、表面研磨後、三点荷重方式により曲げ強度を
測定した。結果をまとめて表−1に示す。
表−1より明らかなように、本発明品はいずれも高い曲
げ強度を示してふり、いずれの材料も骨との間に化学結
合を生じさせるのに重要な役割を果すアパタイト結晶を
多量に含んでいた。
一方、比較例はアパタイト結晶がほとんど析出していな
かった。
実施例2 ケイ酸エステルとしてケイ酸エチルを用い、他は表−2
に示す条件以外は、実施例1と同様にしてゲル化及び熱
処理を行った。
次に、得られた熱処理粉をボールミルで湿式粉砕後、冷
間等方圧プレスにより成形し、1200℃で常圧焼結を
行った。析出結晶を表−2に示す。
リン酸化合物としてオルトリン酸に比べてリン酸の部分
エステルを用いた方が選択性が良くアパタイト結晶が多
く析出した。
実施例3 ケイ酸エチル83.3 gとリン酸モノエチルとリン酸
ジエチル混合物(50150)23.6gと水又は0.
76モル/1の塩酸水95gを混合し室温で撹拌した。
1時間後硝酸カルシウムの50%水溶液168.7gを
加えてさらに撹拌した。この溶液を密封して45℃に1
夜間放置することによりゲル化させた。これらのゲルの
5i02/CaO/P20.。
の重量比は37/44/19である。これらのゲルを容
器のふたを開放して1週間45℃で乾燥させた。その後
粉砕した乾燥ゲル粉末を20℃/hr、800℃まで昇
温し、3時間保持を行うことにより熱処理した。
さらに熱処理粉をボールミルで湿式粉砕後、冷間等方圧
プレスにより成形し、1100℃、1150℃、120
0℃で常圧焼結を行った。析出結晶を表−3に示した。
水を使用した場合には、1150℃頃からアパタイトが
リン酸三カルシウムへ分解しはじめるのに対し、塩酸水
を使用した場合は、1.200℃においても、析出結晶
はアパタイトとウオラストナイトのみであり、アパタイ
トのリン酸三カルシウムへの分解はほとんどみられなか
った。
表−3 実施例4 加水分解水として水を使用し、ゲル化前の溶液に冷却し
ながら10%フッ化水素水溶液を2.4g添加した以外
は実施例3と同様の実験を行った。
熱処理粉を1200℃で常圧焼結を行ったところ析出結
晶はアパタイトとウオラストナイトのみであり、アパタ
イトのリン酸三カルシウムへの分解とほとんどみられな
かった。
実施例5 加水分解氷として水を使用し、実施例3と同様に熱処理
粉を製造し、ボールミルでの湿式粉砕時に使用する水の
代わりに0.17モル/lの塩酸水を用いた。成形後、
1200℃で常圧焼結を行ったところ析出結晶はアパタ
イトとウオラストナイトのみであり、アパタイトのリン
酸三カルシウムへの分解はほとんどみられなかった。
比較例3 アモルファスシリカ粉末30gと第2リン酸カルシウム
の2水塩24.4 gと炭酸カルシウム28.7g (
S+02/CaO /P2O5= 46 / 38 /
 16に相当)を混合し1000℃で仮焼後、仮焼粉を
1600℃、1時間で溶融を試みたところ、不融物が残
り均一な融液を得ることはできなかった。
手続補正書 特許庁長官  小 川 邦 夫  殿 1、事件の表示   昭和62年特許願第51783号
2、発明の名称   セラミックス焼結成形体及びその
製造方法 3、補正をする者 事件との関係  出願人 名称 (676)ライオン株式会社 4、代理人 す、■止命令L)日付01.  目    発6、補正
の対象    明細書の発明の詳細な説明の欄(1)明
細書第11頁下から5〜4行目の“0.1〜・・・40
%”を「0.1〜40重量%、好ましくは2〜30%」
と訂正する。
(2)同書同頁下から2行目の“リン酸化合物”を「リ
ン化合物」と訂正する。
(3)同書第24頁の表−1を次の通り訂正する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SiO_2含量が20〜70重量%、CaOとP
    _2O_5を含有し原子比Ca/Pが1.0〜5.7、
    SiO_2、P_2O_5及びCaOの合計含有量が7
    0重量%以上であり、かつNa_2O及びMgOの含有
    量がそれぞれ2重量%未満、0.9重量%未満であるこ
    とを特徴とするセラミックス焼結成形体。
  2. (2)アパタイト結晶を含む特許請求の範囲第(1)項
    記載のセラミックス焼結成形体。
  3. (3)SiO_2含量が20〜70重量%、CaOとP
    _2O_5を含有し原子比Ca/Pが1.0〜5.7、
    SiO_2、P_2O_5及びCaOの合計含有量が7
    0重量%以上であり、かつNa_2O及びMgOの含有
    量がそれぞれ2重量%未満、0.9重量%未満であるセ
    ラミックス焼結成形体を製造するにあたり、一般式〔
    I 〕:▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1〜R_4はそれぞれ水素又はC_xH_
    2_x_+_1(OC_2H_4)_y−(但しxは1
    〜5、yは0〜10である)で示される基であり、R_
    1〜R_4のすべてが水素であることはない。nは0〜
    20である。) で表わされるケイ酸エステルの少なくとも1種を、リン
    化合物及びカルシウム化合物の存在下でゲル化させ、該
    ゲルを乾燥後、成形、焼結させることを特徴とするセラ
    ミックス焼結成形体の製造方法。
  4. (4)リン化合物が一般式〔II〕、〔III〕又は〔IV〕
    : ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_5〜R_9はそれぞれ水素、炭素数1〜5
    のアルキル基、フェニル基又は炭素数7〜10のアラル
    キル基であり、mは0〜 10である。) で表わされる少なくとも1種の化合物である特許請求の
    範囲第(3)項記載の製造方法。
  5. (5)カルシウム化合物が、カルシウム塩又は一般式〔
    V〕: Ca(OR_1_0)_2・・・・・・〔V〕(式中、
    R_1_0は炭素数1〜5のアルキル基を示す。) で表わされる少なくとも1種の化合物である特許請求の
    範囲第(3)項記載の製造方法。
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