JPS6323199B2 - - Google Patents
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- JPS6323199B2 JPS6323199B2 JP58196793A JP19679383A JPS6323199B2 JP S6323199 B2 JPS6323199 B2 JP S6323199B2 JP 58196793 A JP58196793 A JP 58196793A JP 19679383 A JP19679383 A JP 19679383A JP S6323199 B2 JPS6323199 B2 JP S6323199B2
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- glucosidase
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Description
本発明は新規なアミラーゼ基質に関するもので
ある。ヒト体液中のアミラーゼ活性の測定用基質
として、構造の明確なマルトオリゴ糖例えばマル
トテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘ
キサオースなどが使用される様になりつつある。
これらのうち代表例としてマルトペンタオースを
基質として使用する場合をとりあげて説明する
と、測定様式は次の様に表わすことができる。 (1) マルトペンタオースα−アミラーゼ ――――――――→ マルトー
ス+マルトトリオース (2) マルトース+マルトトリオース α−グルコシダーゼ ――――――――――→ グルコース ここに生成したグルコースは、公知の方法、例
えばグルコースオキシダーゼ/パーオキシダー
ゼ/色素系、もしくはヘキソキナーゼ/ホスフオ
グルコムターゼ/グルコース−6−ホスフエート
デヒドロゲナーゼ/NADH系等で検量される。 ところがこの測定系には、基質(マルトオリゴ
糖)に対しわずかではあるがα−グルコシダーゼ
が作用するという欠点がある。この欠点はブラン
ク値の上昇として現われてくるが、このような現
象はレート法あるいはエンドポイント法のどちら
で測定するにしても好ましからざる結果を与える
ものである。 他方マルトオリゴ糖の還元末端にフエニル基、
ナフチル基或はそれらの類似体が結合したものが
合成されつつあり、例えば次の様なものを基質と
するアミラーゼ測定試薬が提案されている。 p−ニトロフエニルマルトペンタオサイド (特公昭57−53079) p−ニトロフエニルマルトヘキサオサイド (特公昭57−53079) p−ニトロフエニルマルトヘプタオサイド (特開昭54−51892) 2,4−ジクロロフエニルマルトペンタオサイド (特開昭56−35998) これらの化合物を基質とするアミラーゼ活性の
測定様式を例示すると、次の様になる。 p−ニトロフエニル−α−マルトペンタサイドの
場合 (1) p−ニトロフエニル−α−マルトペンタオサ
イドα−アミラーゼ ――――――――→ p−ニトロフエニル−α−
マルトサイド+マルトトリオース (2) p−ニトロフエニル−α−マルトサイド+マ
ルトトリオースα−グルコシダーゼ ――――――――――→ p−ニトロ
フエノール+グルコース この系ではレート法でもエンドポイント法でも
測定できるが、この場合もp−ニトロフエニル−
α−マルトペンタオサイドにα−グルコシダーゼ
がわずかに作用してブランク値がアツプし、やは
り測定上好ましいことではない。 2,4−ジクロロフエニル−β−マルトペンタオ
サイドの場合 (1) 2,4−ジクロロフエニル−β−マルトペン
タオサイドα−アミラーゼ ――――――――→ 2,4−ジクロロフ
エニル−β−マルトサイド+マルトトリオース (2‐a) 2,4−ジクロロフエニル−β−マルトサ
イド+マルトトリオースα−グルコシダーゼ ――――――――――→
2,4−ジクロロフエニル−β−グルコサイ
ド+グルコース (2‐b) 2,4−ジクロロフエニル−β−グルコサ
イドβ−グルコシダーゼ ――――――――――→ 2,4−ジクロロフ
エノール+グルコース (2‐b-1) 2,4−ジクロロフエニル+4−アミ
ノアンチピリンKIO4 ―――→ キノン色素 この系はエンドポイント法による測定である
が、この場合も基質である2,4−ジクロロフエ
ニル−β−マルトペンタオサイドにα−グルコシ
ダーゼがわずかに作用してブランク値が上昇する
という望ましくない現象が起こる。結局従来提供
されてきた基質を使用する測定系では試薬を一液
系にすることが困難であるという共通の欠点があ
つた。 そこで本発明者等は種々研究した結果α−グル
コシダーゼやβ−グルコシダーゼの作用を受けな
い基質を見出すに至り、測定系を一液化すること
が可能となつた。 即ち本発明は上記特性を有するアミラーゼ基
質、及びその製造方法、並びに該基質を用いてア
ミラーゼ活性を測定する方法を提供するものであ
り、本発明の要旨を述べると、まずアミラーゼ活
性測定の為の新規な基質とは、 一般式 (式中R1、R2は同一または異なつて水素原子、
低級アルキル基またはフエニル基を意味し、R1
とR2が共同してシクロヘキサン環を形成しても
よい。R3、R4はいずれか一方はハロゲン原子を
意味し、他方は水素原子、ヒドロキシ基、低級ア
ルキル基、ハロゲン原子またはニトロ基を意味す
る。nは0から6の整数を意味する)で示される
α,β−核置換フエニルマルトオリゴサイドの環
状アセタール誘導体であり、上記基質を製造する
方法とは、 一般式 (式中R3、R4は前と同じ意味)で示されるα,
β−核置換フエニルマルトオリゴサイドに、 一般式
ある。ヒト体液中のアミラーゼ活性の測定用基質
として、構造の明確なマルトオリゴ糖例えばマル
トテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘ
キサオースなどが使用される様になりつつある。
これらのうち代表例としてマルトペンタオースを
基質として使用する場合をとりあげて説明する
と、測定様式は次の様に表わすことができる。 (1) マルトペンタオースα−アミラーゼ ――――――――→ マルトー
ス+マルトトリオース (2) マルトース+マルトトリオース α−グルコシダーゼ ――――――――――→ グルコース ここに生成したグルコースは、公知の方法、例
えばグルコースオキシダーゼ/パーオキシダー
ゼ/色素系、もしくはヘキソキナーゼ/ホスフオ
グルコムターゼ/グルコース−6−ホスフエート
デヒドロゲナーゼ/NADH系等で検量される。 ところがこの測定系には、基質(マルトオリゴ
糖)に対しわずかではあるがα−グルコシダーゼ
が作用するという欠点がある。この欠点はブラン
ク値の上昇として現われてくるが、このような現
象はレート法あるいはエンドポイント法のどちら
で測定するにしても好ましからざる結果を与える
ものである。 他方マルトオリゴ糖の還元末端にフエニル基、
ナフチル基或はそれらの類似体が結合したものが
合成されつつあり、例えば次の様なものを基質と
するアミラーゼ測定試薬が提案されている。 p−ニトロフエニルマルトペンタオサイド (特公昭57−53079) p−ニトロフエニルマルトヘキサオサイド (特公昭57−53079) p−ニトロフエニルマルトヘプタオサイド (特開昭54−51892) 2,4−ジクロロフエニルマルトペンタオサイド (特開昭56−35998) これらの化合物を基質とするアミラーゼ活性の
測定様式を例示すると、次の様になる。 p−ニトロフエニル−α−マルトペンタサイドの
場合 (1) p−ニトロフエニル−α−マルトペンタオサ
イドα−アミラーゼ ――――――――→ p−ニトロフエニル−α−
マルトサイド+マルトトリオース (2) p−ニトロフエニル−α−マルトサイド+マ
ルトトリオースα−グルコシダーゼ ――――――――――→ p−ニトロ
フエノール+グルコース この系ではレート法でもエンドポイント法でも
測定できるが、この場合もp−ニトロフエニル−
α−マルトペンタオサイドにα−グルコシダーゼ
がわずかに作用してブランク値がアツプし、やは
り測定上好ましいことではない。 2,4−ジクロロフエニル−β−マルトペンタオ
サイドの場合 (1) 2,4−ジクロロフエニル−β−マルトペン
タオサイドα−アミラーゼ ――――――――→ 2,4−ジクロロフ
エニル−β−マルトサイド+マルトトリオース (2‐a) 2,4−ジクロロフエニル−β−マルトサ
イド+マルトトリオースα−グルコシダーゼ ――――――――――→
2,4−ジクロロフエニル−β−グルコサイ
ド+グルコース (2‐b) 2,4−ジクロロフエニル−β−グルコサ
イドβ−グルコシダーゼ ――――――――――→ 2,4−ジクロロフ
エノール+グルコース (2‐b-1) 2,4−ジクロロフエニル+4−アミ
ノアンチピリンKIO4 ―――→ キノン色素 この系はエンドポイント法による測定である
が、この場合も基質である2,4−ジクロロフエ
ニル−β−マルトペンタオサイドにα−グルコシ
ダーゼがわずかに作用してブランク値が上昇する
という望ましくない現象が起こる。結局従来提供
されてきた基質を使用する測定系では試薬を一液
系にすることが困難であるという共通の欠点があ
つた。 そこで本発明者等は種々研究した結果α−グル
コシダーゼやβ−グルコシダーゼの作用を受けな
い基質を見出すに至り、測定系を一液化すること
が可能となつた。 即ち本発明は上記特性を有するアミラーゼ基
質、及びその製造方法、並びに該基質を用いてア
ミラーゼ活性を測定する方法を提供するものであ
り、本発明の要旨を述べると、まずアミラーゼ活
性測定の為の新規な基質とは、 一般式 (式中R1、R2は同一または異なつて水素原子、
低級アルキル基またはフエニル基を意味し、R1
とR2が共同してシクロヘキサン環を形成しても
よい。R3、R4はいずれか一方はハロゲン原子を
意味し、他方は水素原子、ヒドロキシ基、低級ア
ルキル基、ハロゲン原子またはニトロ基を意味す
る。nは0から6の整数を意味する)で示される
α,β−核置換フエニルマルトオリゴサイドの環
状アセタール誘導体であり、上記基質を製造する
方法とは、 一般式 (式中R3、R4は前と同じ意味)で示されるα,
β−核置換フエニルマルトオリゴサイドに、 一般式
【式】または
【式】
(式中R1、R2は前と同じ意味を示し、R5、R6は
同一または異なつて低級アルキル基を意味する)
で示されるカルボニル化合物またはアセタール化
合物を反応させる点に要旨を有するものであり、
更に上記基質を用いてアミラーゼ活性を測定する
方法とは、 一般式 (式中R1、R2は同一または異なつて水素原子、
低級アルキル基またはフエニル基を意味し、R1
とR2が共同してシクロヘキサン環を形成しても
よい。R3、R4はいずれか一方はハロゲン原子を
意味し、他方は水素原子、ヒドロキシ基、低級ア
ルキル、ハロゲン原子基またはニトロ基を意味す
る。nは0から6の整数を意味する)で示される
α,β−核置換フエニルマルトオリゴサイドの環
状アセタール誘導体にアミラーゼ含有試料を接触
させた後、又は接触させると同時にα−グルコシ
ダーゼおよび/又はβ−グルコシダーゼを作用さ
せ、ここで遊離するフエノール系化合物を測定す
ることにより前記試料中のアミラーゼ活性を知る
ことを特徴とするアミラーゼ活性の測定方法であ
る。 上記化合物()、()及び()において、
R1、R2、R3、R4、R5及びR6で示される低級アル
キル基としては、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、
ペンチル、ヘキシル基が例示される。又は化合物
()及び()においてR3及びR4で示される置
換基は任意の位置に且つ互いにオルト−、メタ
−、パラ−の任意の各相互関係をもつて置換する
ことができる。又R3及びR4で示されるハロゲン
原子は弗素、塩素、臭素、沃素のいずれであつて
も良い。化合物()、()においてnは0〜6
の整数を示すが、これらマルトオリゴサイドに用
いるマルトオリゴ糖としてはマルトースからマル
トオクタオースまで全て使用できるが代表的なも
のとしては、例えばマルトース、マルトトリオー
ス、マルテトラース、マルチペンタオース、マル
トヘキサオース、マルトヘプタオース等が挙げら
れる。これらのうち特に好適なのはマルトテトラ
オース、マルトペンタオース、マルトヘキサオー
ス、マルトヘプタオースである。上記のマルトオ
リゴ糖に対しアグリコンとして結合されるフエノ
ール系化合物は、上記マルトオリゴ糖の還元性末
端に対しα−は又はβ−結合することができると
共にα−グルコシダーゼまたはβ−グルコシダー
ゼの作用を受けて容易に遊離するものである。そ
して核置換フエノールとしては2,4−ジクロロ
フエノール、2−クロロ−4−ニトロフエノー
ル、4−クロロ−2−ニトロフエノール、4−ク
ロロフエノール、などが使用できるが、勿論これ
らは単なる例示であつて本発明を制限する主旨の
ものではない。ここに例示した様なフエノール系
化合物は、上記マルトオリゴ糖の還元性末端に対
してα−又はβ−結合することができる。 次に本発明の基質()を更に具体例によつて
説明すると、例えば下記の様なものが挙げられ
る。尚各化物名の後の[ ]には、本明細書で使
用することのある略称を追記した。 (1) イソプロピリデン−2,4−ジクロロフエニ
ル−β−マルトペンタオサイド(2,4−ジク
ロロフエニル 4,6−O−イソプロピリデン
−O−α−D−グルコピラノシル−{(1→4)
−O−α−D−グルコピラノシル−}3−O−β
−D−グルコピラノシド)[イソプロピリデン
−β−G5DCP] (2) ベンジリデン−2,4−ジクロロフエニル−
β−マルトペンタオサイド(2,4−ジクロロ
フエニル 4,6−O−ベンジリデン−O−α
−D−グルコピラノシル−{(1→4)−O−α
−D−グルコピラノシル}3−O−β−D−グル
コピラノシド)[ベンジリデン−β−G5DCP] (3) イソプロピリデン−2,4−ジクロロフエニ
ル−β−マルトサイド(2,4−ジクロロフエ
ニル 4,6−O−イソプロピリデン−O−α
−D−グルコピラノシル−(1→4)−O−β−
D−グルコピラノシド)[イソプロピリデン−
β−G2DCP] (4) イソプロビリデン−2−クロロ−4−ニトロ
フエニル−β−マルトペンタオサイド(2−ク
ロロ−4−ニトロフエニル 4,6−O−イソ
プロビリデン−O−α−D−グルコピラノシル
−{(1→4)−O−α−D−グルコピラノシル
−}3−O−β−D−グルコピラノシド)[イソ
プロビリデン−β−G5CHP] (5) シクロヘキシリデン−2−クロロ−4−ニト
ロフエニル−β−マルトペンタオサイド(2−
クロロ−4−ニトロフエニル 4,6−O−シ
クロヘキシリデン−O−α−D−グルコピラノ
シル−{(1→4)−O−α−D−グルコピラノ
シル−}3−O−β−D−グルコピラノシド)
[シクロヘキシリデン−β−G5CNP] (6) イソプロピリデン−2−クロロ−4−ニトロ
フエニル−β−マルトヘキサオサイド(2−ク
ロロ−4−ニトロフエニル 4,6−O−イソ
プロピリデン−O−α−D−グルコピラノシル
−{(1→4)−O−α−D−グルコピラノシル
−}4−O−β−D−グルコピラノシド)[イソ
プロピリデン−β−G6−CNP] (7) ベンジリデン−2−4−ニトロフエニル−α
−マルトヘプタオサイド(2−クロロ−4−ニ
トロフエニル 4,6−O−ベンジリデン−O
−α−D−グルコピラノシル−{(1→4)−O
−α−D−グルコピラノシル}5−O−α−D−
グルコピラノシド)[ベンジリデン−α−
F7PNP] 本発明の基質()は新規な化合物であり、化
合物()にカルボニル化合物またはそのアセタ
ール()を反応させることによつて製造するこ
とができる。反応は一般に非反応性溶媒中で行な
われ該非反応性溶媒としては、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキサイド、エチレングルコ
ールジメチルエーテル等が例示され、必要により
上記化合物()自体を溶媒として用いる場合も
ある。反応温度は特に制限されないが、通常0℃
から溶媒の沸点までの範囲で行なうことが推漿さ
れ、更に好ましい範囲は40〜100℃である。更に
減圧下還流加熱したり、あるいは副生アルコール
類をを蒸発除去しながら反応させるのも効果的で
ある。反応の促進のために触媒たとえば少量の純
硫酸、塩酸ガス、p−トルエンスルホン酸あるい
は無水塩化亜鉛などが用いられることもある。 本発明における前記製造方法によれば、マルト
オリゴ糖の非還元性末端グルコース残基に環状ア
セタール保護基を選択的に結合させることが可能
である。長谷川らの糖環状アセタールに関する研
究報告[Carbohyd.Res29 209(1973)]及びその
他の研究報告によれば単糖類のグルコースの4、
6位に対し選択的に環状アセタールを結合させる
方法が発表されている。しかしより高分子量の核
置換フエニルマルトオリゴサイドについて非還元
性末端グルコース残基の4、6位OHに環状アセ
タールを選択的に結合させる方法は全く新規ら発
明であつてその有用性は大きい。 原料物質である。核置換フエニルマルトオリゴ
サイド()は例えばKonig−Knorrの方法
[Angew.Chem.69 438(1957)等]を参照するこ
とによつて製造できる。すなわちたとえば触媒量
の無水塩化亜鉛の存在下、溶媒を兼ねた大過剰の
核置換フエノールにパーアセチルマルトオリゴサ
イドを加え減圧下約100℃に加熱する。生成した
核置換フエニルパーアセチルマルトオリゴサイド
を無水メタノール中でナトリウムメトキサイドを
触媒として室温で脱アセチル化し、オクタデシル
シランまたはセフアデツクスを吸着剤とするクロ
マトグラフイにかけて精製することによつて上記
原料物質()が得られる。 次に上記基質()を用いてアミラーゼ活性を
測定する方法について述べる。 当該方法の基本は、基質()に対してアミラ
ーゼが作用することにより生成する反応混合物
(例えばフエニル系化合物をアグリコンとするグ
ルコシド、マルトシド、マルトトリオキシド等)
にα−グルコシダーゼもしくはβ−グルコシダー
ゼまたはそれらの両者を作用させたフエノール系
化合物を遊離させ、このフエノール系化合物を測
定する点にある。そして該測定に当つては、例え
ば遊離したハロゲン化フエノール系化合物の色を
直接吸光度測定(好ましくはレート法)する方法
がある。また直接吸光度測定できない場合には、
例えば特開昭56−35998号に開示されている様な
4−アミノアンチピリン等の呈色試薬による方
法、臭素溶液による滴定法、2,6−ジブロムキ
ノンクロルイミドによる比色分析法等がある。後
者の場合、還元性末端にハロゲン化フエニル基の
結合したマルトオリゴ糖アミラーゼの基質にして
いるものであるから、試料中に混在しているかも
知れないグルコースやマルトース等の影響を受け
ないという長所を有するが、分析法自体がエンド
ポイントに依存するものであり、臨床分析化学の
進歩に伴うレート法(Rate Assay)に対応する
ことができないという欠点がある。 これに対し本出願人の一人はフエノールオキシ
ダーゼを作用させる工程を付加すればレート法に
よる分析を行なうことが可能であることを知り、
先に特許出願を行なつており(特願昭57−184359
号)、当該方法はそのまま本発明に利用すること
ができる。即ち当該出願で開示された方法の要点
は上記遊離したフエノール系化合物に、必要によ
りカツプラーの存在下、フエノールオキシダーゼ
を作用させて、消費する酸素量または生成する色
素を測定することにより、前記試料中のアミラー
ゼ活性を測定する様に構成した点に存在するもの
である。カツプラーとはフエノール類と酸化縮合
して色素を形成させるものであつて、4−アミノ
アンチピリンの他に、p−アミノ−N,N−ジメ
チルアニリン、p−アミノ−N,N−ジエチルア
ニリン、p−アミノ−N−エチル−N−ヒドロキ
シエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−
N,N−ジエチルアニリンなどがある。カツプラ
ーの不存在下に生成するキノン類も測定可能であ
る。カツプラーとして、例えば4−アミノアンチ
ピリンと酸化結合させると、極めて大きい発色強
度が得られ、アミラーゼ活性の測定にとつて頗る
有利である。 一方本発明に用いるα−グルコシダーゼ及びβ
−グルコシダーゼについては、動物起原、植物起
原或いは微生物起原等の如何を問わないが、特に
好適なものを説明すると、α−グルコシダーゼに
ついては、基質特異性の面から見て酵母起原のも
のが有利である。即ち酵母起原のα−グルコシダ
ーゼは基質特異性が一般に広範囲であり、アグリ
コンの違いによる影響が少ないと共に、マルトト
リオサイド以下のグルコシドには良く作用する
が、マルトテトラオサイド以上のグリコシドには
作用しないという特性があり、アミラーゼ活性の
測定という本発明の趣旨に適合し有利である。一
方β−グルコシダーゼについても、同様の趣旨か
ら見て、例えばアーモンド起源のものがもつとも
強く推奨される。 これらのα−グルコシダーゼ及びβ−グルコシ
ダーゼを併用するときの併用割合は、基質の種
類、基質中におけるα−結合とβ−結合の存在比
率を勘案して定めれば良いが、一般的には、α−
アミラーゼによるエンド加水分解で生成したマル
トトリオース及び核置換フエニルマルトサイドを
非常に速く分解できる比率であれば良く、通常は
α−グルコシダーゼを多めに配合する。 α−グルコシダーゼ及びβ−グルコシダーゼは
アミラーゼ含有試料を作用させた後で作用させる
様にしても良く又同時的に作用させても良い。む
しろ同時的に作用させ得ることは本発明における
もつとも特徴的な効果と言うことができる。こう
してフエノール系化合物が遊離されると、フエノ
ールオキシシダーゼを作用させてフエノール系化
合物の定量を行なうが、ここで用いられるフエノ
ールオキダーゼとしては、必要によりカツプラ
ー、例えば4−アミノアンチピリンの存在下にフ
エノール系化合物を酸化縮合させて発色させ得る
ものであれば全て本発明に適用することができ
る。尚特に好適なものを例示しておくと、例えば
担子菌から得られるラツカーゼやチロシナーゼ等
を挙げることができる。 次にアミラーゼ測定に際して問題となるα−
(又はβ−)グルコシダーゼによる影響の有無を
調べた実験例を掲げて本発明基質()の優位性
を証明する。 実験例 1 2,4−ジクロロフエニル−β−マルトペンタ
オサイド(β−G5DCPと略す)とイソプロピリ
デン−2,4−ジクロロフエニル−β−マルトペ
ンタオサイド(イソプロピリデン−β−G5DCP
と略す)を50mM、PH6.7のグツドバツフアーに
夫々4mg/mlになる様に溶解し、2つの基質溶液
(A)、(B)を調製した。一方上記と同一のバツフアー
にα−グルコシダーゼが150U/ml、β−グルコ
シダーゼが20U/mlになる様に添加溶解して酵素
溶液1種を調製した。 酵素溶液0.5mlに基質溶液(A)、(B)を夫々別々に
0.5mlずつ加えて混合し、37℃に放置した。所定
時間放置後10mMの過ヨウ素酸カリウム水溶液を
添加し、更に4−アミノチンピリン水溶液(アミ
ノアンチピリン0.5gを蒸留水10mlに添加、溶解
させたもの)20μを添加し、37℃で5分放置後
500nmの吸光度を測定した。その結果を第1表
に示す。
同一または異なつて低級アルキル基を意味する)
で示されるカルボニル化合物またはアセタール化
合物を反応させる点に要旨を有するものであり、
更に上記基質を用いてアミラーゼ活性を測定する
方法とは、 一般式 (式中R1、R2は同一または異なつて水素原子、
低級アルキル基またはフエニル基を意味し、R1
とR2が共同してシクロヘキサン環を形成しても
よい。R3、R4はいずれか一方はハロゲン原子を
意味し、他方は水素原子、ヒドロキシ基、低級ア
ルキル、ハロゲン原子基またはニトロ基を意味す
る。nは0から6の整数を意味する)で示される
α,β−核置換フエニルマルトオリゴサイドの環
状アセタール誘導体にアミラーゼ含有試料を接触
させた後、又は接触させると同時にα−グルコシ
ダーゼおよび/又はβ−グルコシダーゼを作用さ
せ、ここで遊離するフエノール系化合物を測定す
ることにより前記試料中のアミラーゼ活性を知る
ことを特徴とするアミラーゼ活性の測定方法であ
る。 上記化合物()、()及び()において、
R1、R2、R3、R4、R5及びR6で示される低級アル
キル基としては、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、
ペンチル、ヘキシル基が例示される。又は化合物
()及び()においてR3及びR4で示される置
換基は任意の位置に且つ互いにオルト−、メタ
−、パラ−の任意の各相互関係をもつて置換する
ことができる。又R3及びR4で示されるハロゲン
原子は弗素、塩素、臭素、沃素のいずれであつて
も良い。化合物()、()においてnは0〜6
の整数を示すが、これらマルトオリゴサイドに用
いるマルトオリゴ糖としてはマルトースからマル
トオクタオースまで全て使用できるが代表的なも
のとしては、例えばマルトース、マルトトリオー
ス、マルテトラース、マルチペンタオース、マル
トヘキサオース、マルトヘプタオース等が挙げら
れる。これらのうち特に好適なのはマルトテトラ
オース、マルトペンタオース、マルトヘキサオー
ス、マルトヘプタオースである。上記のマルトオ
リゴ糖に対しアグリコンとして結合されるフエノ
ール系化合物は、上記マルトオリゴ糖の還元性末
端に対しα−は又はβ−結合することができると
共にα−グルコシダーゼまたはβ−グルコシダー
ゼの作用を受けて容易に遊離するものである。そ
して核置換フエノールとしては2,4−ジクロロ
フエノール、2−クロロ−4−ニトロフエノー
ル、4−クロロ−2−ニトロフエノール、4−ク
ロロフエノール、などが使用できるが、勿論これ
らは単なる例示であつて本発明を制限する主旨の
ものではない。ここに例示した様なフエノール系
化合物は、上記マルトオリゴ糖の還元性末端に対
してα−又はβ−結合することができる。 次に本発明の基質()を更に具体例によつて
説明すると、例えば下記の様なものが挙げられ
る。尚各化物名の後の[ ]には、本明細書で使
用することのある略称を追記した。 (1) イソプロピリデン−2,4−ジクロロフエニ
ル−β−マルトペンタオサイド(2,4−ジク
ロロフエニル 4,6−O−イソプロピリデン
−O−α−D−グルコピラノシル−{(1→4)
−O−α−D−グルコピラノシル−}3−O−β
−D−グルコピラノシド)[イソプロピリデン
−β−G5DCP] (2) ベンジリデン−2,4−ジクロロフエニル−
β−マルトペンタオサイド(2,4−ジクロロ
フエニル 4,6−O−ベンジリデン−O−α
−D−グルコピラノシル−{(1→4)−O−α
−D−グルコピラノシル}3−O−β−D−グル
コピラノシド)[ベンジリデン−β−G5DCP] (3) イソプロピリデン−2,4−ジクロロフエニ
ル−β−マルトサイド(2,4−ジクロロフエ
ニル 4,6−O−イソプロピリデン−O−α
−D−グルコピラノシル−(1→4)−O−β−
D−グルコピラノシド)[イソプロピリデン−
β−G2DCP] (4) イソプロビリデン−2−クロロ−4−ニトロ
フエニル−β−マルトペンタオサイド(2−ク
ロロ−4−ニトロフエニル 4,6−O−イソ
プロビリデン−O−α−D−グルコピラノシル
−{(1→4)−O−α−D−グルコピラノシル
−}3−O−β−D−グルコピラノシド)[イソ
プロビリデン−β−G5CHP] (5) シクロヘキシリデン−2−クロロ−4−ニト
ロフエニル−β−マルトペンタオサイド(2−
クロロ−4−ニトロフエニル 4,6−O−シ
クロヘキシリデン−O−α−D−グルコピラノ
シル−{(1→4)−O−α−D−グルコピラノ
シル−}3−O−β−D−グルコピラノシド)
[シクロヘキシリデン−β−G5CNP] (6) イソプロピリデン−2−クロロ−4−ニトロ
フエニル−β−マルトヘキサオサイド(2−ク
ロロ−4−ニトロフエニル 4,6−O−イソ
プロピリデン−O−α−D−グルコピラノシル
−{(1→4)−O−α−D−グルコピラノシル
−}4−O−β−D−グルコピラノシド)[イソ
プロピリデン−β−G6−CNP] (7) ベンジリデン−2−4−ニトロフエニル−α
−マルトヘプタオサイド(2−クロロ−4−ニ
トロフエニル 4,6−O−ベンジリデン−O
−α−D−グルコピラノシル−{(1→4)−O
−α−D−グルコピラノシル}5−O−α−D−
グルコピラノシド)[ベンジリデン−α−
F7PNP] 本発明の基質()は新規な化合物であり、化
合物()にカルボニル化合物またはそのアセタ
ール()を反応させることによつて製造するこ
とができる。反応は一般に非反応性溶媒中で行な
われ該非反応性溶媒としては、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキサイド、エチレングルコ
ールジメチルエーテル等が例示され、必要により
上記化合物()自体を溶媒として用いる場合も
ある。反応温度は特に制限されないが、通常0℃
から溶媒の沸点までの範囲で行なうことが推漿さ
れ、更に好ましい範囲は40〜100℃である。更に
減圧下還流加熱したり、あるいは副生アルコール
類をを蒸発除去しながら反応させるのも効果的で
ある。反応の促進のために触媒たとえば少量の純
硫酸、塩酸ガス、p−トルエンスルホン酸あるい
は無水塩化亜鉛などが用いられることもある。 本発明における前記製造方法によれば、マルト
オリゴ糖の非還元性末端グルコース残基に環状ア
セタール保護基を選択的に結合させることが可能
である。長谷川らの糖環状アセタールに関する研
究報告[Carbohyd.Res29 209(1973)]及びその
他の研究報告によれば単糖類のグルコースの4、
6位に対し選択的に環状アセタールを結合させる
方法が発表されている。しかしより高分子量の核
置換フエニルマルトオリゴサイドについて非還元
性末端グルコース残基の4、6位OHに環状アセ
タールを選択的に結合させる方法は全く新規ら発
明であつてその有用性は大きい。 原料物質である。核置換フエニルマルトオリゴ
サイド()は例えばKonig−Knorrの方法
[Angew.Chem.69 438(1957)等]を参照するこ
とによつて製造できる。すなわちたとえば触媒量
の無水塩化亜鉛の存在下、溶媒を兼ねた大過剰の
核置換フエノールにパーアセチルマルトオリゴサ
イドを加え減圧下約100℃に加熱する。生成した
核置換フエニルパーアセチルマルトオリゴサイド
を無水メタノール中でナトリウムメトキサイドを
触媒として室温で脱アセチル化し、オクタデシル
シランまたはセフアデツクスを吸着剤とするクロ
マトグラフイにかけて精製することによつて上記
原料物質()が得られる。 次に上記基質()を用いてアミラーゼ活性を
測定する方法について述べる。 当該方法の基本は、基質()に対してアミラ
ーゼが作用することにより生成する反応混合物
(例えばフエニル系化合物をアグリコンとするグ
ルコシド、マルトシド、マルトトリオキシド等)
にα−グルコシダーゼもしくはβ−グルコシダー
ゼまたはそれらの両者を作用させたフエノール系
化合物を遊離させ、このフエノール系化合物を測
定する点にある。そして該測定に当つては、例え
ば遊離したハロゲン化フエノール系化合物の色を
直接吸光度測定(好ましくはレート法)する方法
がある。また直接吸光度測定できない場合には、
例えば特開昭56−35998号に開示されている様な
4−アミノアンチピリン等の呈色試薬による方
法、臭素溶液による滴定法、2,6−ジブロムキ
ノンクロルイミドによる比色分析法等がある。後
者の場合、還元性末端にハロゲン化フエニル基の
結合したマルトオリゴ糖アミラーゼの基質にして
いるものであるから、試料中に混在しているかも
知れないグルコースやマルトース等の影響を受け
ないという長所を有するが、分析法自体がエンド
ポイントに依存するものであり、臨床分析化学の
進歩に伴うレート法(Rate Assay)に対応する
ことができないという欠点がある。 これに対し本出願人の一人はフエノールオキシ
ダーゼを作用させる工程を付加すればレート法に
よる分析を行なうことが可能であることを知り、
先に特許出願を行なつており(特願昭57−184359
号)、当該方法はそのまま本発明に利用すること
ができる。即ち当該出願で開示された方法の要点
は上記遊離したフエノール系化合物に、必要によ
りカツプラーの存在下、フエノールオキシダーゼ
を作用させて、消費する酸素量または生成する色
素を測定することにより、前記試料中のアミラー
ゼ活性を測定する様に構成した点に存在するもの
である。カツプラーとはフエノール類と酸化縮合
して色素を形成させるものであつて、4−アミノ
アンチピリンの他に、p−アミノ−N,N−ジメ
チルアニリン、p−アミノ−N,N−ジエチルア
ニリン、p−アミノ−N−エチル−N−ヒドロキ
シエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−
N,N−ジエチルアニリンなどがある。カツプラ
ーの不存在下に生成するキノン類も測定可能であ
る。カツプラーとして、例えば4−アミノアンチ
ピリンと酸化結合させると、極めて大きい発色強
度が得られ、アミラーゼ活性の測定にとつて頗る
有利である。 一方本発明に用いるα−グルコシダーゼ及びβ
−グルコシダーゼについては、動物起原、植物起
原或いは微生物起原等の如何を問わないが、特に
好適なものを説明すると、α−グルコシダーゼに
ついては、基質特異性の面から見て酵母起原のも
のが有利である。即ち酵母起原のα−グルコシダ
ーゼは基質特異性が一般に広範囲であり、アグリ
コンの違いによる影響が少ないと共に、マルトト
リオサイド以下のグルコシドには良く作用する
が、マルトテトラオサイド以上のグリコシドには
作用しないという特性があり、アミラーゼ活性の
測定という本発明の趣旨に適合し有利である。一
方β−グルコシダーゼについても、同様の趣旨か
ら見て、例えばアーモンド起源のものがもつとも
強く推奨される。 これらのα−グルコシダーゼ及びβ−グルコシ
ダーゼを併用するときの併用割合は、基質の種
類、基質中におけるα−結合とβ−結合の存在比
率を勘案して定めれば良いが、一般的には、α−
アミラーゼによるエンド加水分解で生成したマル
トトリオース及び核置換フエニルマルトサイドを
非常に速く分解できる比率であれば良く、通常は
α−グルコシダーゼを多めに配合する。 α−グルコシダーゼ及びβ−グルコシダーゼは
アミラーゼ含有試料を作用させた後で作用させる
様にしても良く又同時的に作用させても良い。む
しろ同時的に作用させ得ることは本発明における
もつとも特徴的な効果と言うことができる。こう
してフエノール系化合物が遊離されると、フエノ
ールオキシシダーゼを作用させてフエノール系化
合物の定量を行なうが、ここで用いられるフエノ
ールオキダーゼとしては、必要によりカツプラ
ー、例えば4−アミノアンチピリンの存在下にフ
エノール系化合物を酸化縮合させて発色させ得る
ものであれば全て本発明に適用することができ
る。尚特に好適なものを例示しておくと、例えば
担子菌から得られるラツカーゼやチロシナーゼ等
を挙げることができる。 次にアミラーゼ測定に際して問題となるα−
(又はβ−)グルコシダーゼによる影響の有無を
調べた実験例を掲げて本発明基質()の優位性
を証明する。 実験例 1 2,4−ジクロロフエニル−β−マルトペンタ
オサイド(β−G5DCPと略す)とイソプロピリ
デン−2,4−ジクロロフエニル−β−マルトペ
ンタオサイド(イソプロピリデン−β−G5DCP
と略す)を50mM、PH6.7のグツドバツフアーに
夫々4mg/mlになる様に溶解し、2つの基質溶液
(A)、(B)を調製した。一方上記と同一のバツフアー
にα−グルコシダーゼが150U/ml、β−グルコ
シダーゼが20U/mlになる様に添加溶解して酵素
溶液1種を調製した。 酵素溶液0.5mlに基質溶液(A)、(B)を夫々別々に
0.5mlずつ加えて混合し、37℃に放置した。所定
時間放置後10mMの過ヨウ素酸カリウム水溶液を
添加し、更に4−アミノチンピリン水溶液(アミ
ノアンチピリン0.5gを蒸留水10mlに添加、溶解
させたもの)20μを添加し、37℃で5分放置後
500nmの吸光度を測定した。その結果を第1表
に示す。
【表】
第1表から明らかな如く、β−G5DCPに対し
ては、α−グルコシダーゼとβ−グルコシダーゼ
がわずかに作用して500nm吸光度を1時間で
0.305上昇させたのに対し、イソプロピリデン−
β−G5DCPはα−グルコシダーゼ等の作用を殆
んど受けないので500nmの吸光度が0.012上昇し
たにすぎない。 実施例 2 実施例1に準じ放置温度を4℃とした他は全く
同様に実験し、第2表に示す結果を得た。
ては、α−グルコシダーゼとβ−グルコシダーゼ
がわずかに作用して500nm吸光度を1時間で
0.305上昇させたのに対し、イソプロピリデン−
β−G5DCPはα−グルコシダーゼ等の作用を殆
んど受けないので500nmの吸光度が0.012上昇し
たにすぎない。 実施例 2 実施例1に準じ放置温度を4℃とした他は全く
同様に実験し、第2表に示す結果を得た。
【表】
以上の結果から明らかな如く、一般式()で
示される化合物はα−グルコシダーゼやβ−グル
コシダーゼが殆んど作用しないのでアミラーゼ測
定試薬を一液化することが可能となり、測定操作
上非常に有利であつて、且つ測定精度の向上に大
きく寄与することができた。 次に本発明の実施例を説明する。 実施例 1 PH6.7の50mMグツドバツフアー1.0mlにα−グ
ルコシダーゼ75U/ml、β−グルコシダーゼ
10U/ml、イソプロピリデン−β−G5DCP2mg、
4−アミノアンチピリン1.0mgを夫々添加溶解さ
せたものを20mlの試験管に注入し、37℃で約5分
間放置した。市販管理血清「ヒユーミラーゼH」
を50μ添加し、酵素反応を開始した。正確に10
分反応後、10mM過ヨウ素酸カリウム水溶液2.0
mlを添加し、更に室温で5分放置後500nmの吸
光度を測定した。またブランクは管理血清のかわ
りに蒸留水を同量使用して求めた。 第3表に示した結果は、「ヒユミラーゼH」を
添加したときの吸光度から、ブランクの吸光度を
差引いた数値(ΔOD)で示すものである。なお
比較のため、β−G5DCPを基質として使用し、
まつたく同一の条件で測定を行なつたのでその結
果も併せて第3表に示した。
示される化合物はα−グルコシダーゼやβ−グル
コシダーゼが殆んど作用しないのでアミラーゼ測
定試薬を一液化することが可能となり、測定操作
上非常に有利であつて、且つ測定精度の向上に大
きく寄与することができた。 次に本発明の実施例を説明する。 実施例 1 PH6.7の50mMグツドバツフアー1.0mlにα−グ
ルコシダーゼ75U/ml、β−グルコシダーゼ
10U/ml、イソプロピリデン−β−G5DCP2mg、
4−アミノアンチピリン1.0mgを夫々添加溶解さ
せたものを20mlの試験管に注入し、37℃で約5分
間放置した。市販管理血清「ヒユーミラーゼH」
を50μ添加し、酵素反応を開始した。正確に10
分反応後、10mM過ヨウ素酸カリウム水溶液2.0
mlを添加し、更に室温で5分放置後500nmの吸
光度を測定した。またブランクは管理血清のかわ
りに蒸留水を同量使用して求めた。 第3表に示した結果は、「ヒユミラーゼH」を
添加したときの吸光度から、ブランクの吸光度を
差引いた数値(ΔOD)で示すものである。なお
比較のため、β−G5DCPを基質として使用し、
まつたく同一の条件で測定を行なつたのでその結
果も併せて第3表に示した。
【表】
この結果によるとイソプロピリデン−β−
G5DCPはイソプロピリデン化しないものに比較
して分析感度が多少減少して80%となるが、イソ
プロピリデン−β−G5DCPを基質として使用す
る場合は本来分析感度が高いので実用上はなんら
差支えなかつた。 実施例 2 アミラーゼ試料として人血清の希釈系統を使用
した他は実施例1に準じて測定試験を行なつた。 即ち人血清に5%牛血清アルブミン水溶液を添
加して次の希釈系列を調製した。
G5DCPはイソプロピリデン化しないものに比較
して分析感度が多少減少して80%となるが、イソ
プロピリデン−β−G5DCPを基質として使用す
る場合は本来分析感度が高いので実用上はなんら
差支えなかつた。 実施例 2 アミラーゼ試料として人血清の希釈系統を使用
した他は実施例1に準じて測定試験を行なつた。 即ち人血清に5%牛血清アルブミン水溶液を添
加して次の希釈系列を調製した。
【表】
これらを試料にして実施例1と同様の反応を行
なつたところ第5表及び第1図に示す結果が得ら
れた。
なつたところ第5表及び第1図に示す結果が得ら
れた。
【表】
この結果に示す如く酵素活性とΔOD500の間に
は比較関係が認められる。従つてイソプロピリデ
ン−β−G5DCPをアミラーゼ活性測定のための
基質として使用することが可能であることが分か
つた。 実施例 3 1 試薬 下記第6表に示した基質を用い、下記試薬を
調製した。 PIPES緩衝液(PH7.0) 50mM α−グルコシダーゼ 150U/ml β−グルコシダーゼ 20U/ml 塩化カルシウム 1mM 基 質 2mM
は比較関係が認められる。従つてイソプロピリデ
ン−β−G5DCPをアミラーゼ活性測定のための
基質として使用することが可能であることが分か
つた。 実施例 3 1 試薬 下記第6表に示した基質を用い、下記試薬を
調製した。 PIPES緩衝液(PH7.0) 50mM α−グルコシダーゼ 150U/ml β−グルコシダーゼ 20U/ml 塩化カルシウム 1mM 基 質 2mM
【表】
試薬調製直後、10分後、20分後、30分後にこの
薬の400nmにおける吸光度を測定し(試薬3
ml:37℃)、その結果を第7表に示した。
薬の400nmにおける吸光度を測定し(試薬3
ml:37℃)、その結果を第7表に示した。
【表】
【表】
第7表から、本発明方法に用いられる非還元性
末端が修飾された基質を含有する試薬は、他基質
を含有する試薬に比べてブランク値が低く、その
経時的な上昇の度合も極めて小さいことがわか
る。 実施例 4 実施例3と同様の試薬を調製した。次に、上記
試薬3mlを試料血清50μに添加し、37℃にて3
〜4分間加温した後、400nmにおける1分間あ
たりの吸光度の変化(アミラーゼ活性の指標とな
る)を算出した。試薬ブランクの吸光度変化およ
び試料血清の吸光度変化(ブランクの吸光度変化
を差引いた数値)を第8表に示す。
末端が修飾された基質を含有する試薬は、他基質
を含有する試薬に比べてブランク値が低く、その
経時的な上昇の度合も極めて小さいことがわか
る。 実施例 4 実施例3と同様の試薬を調製した。次に、上記
試薬3mlを試料血清50μに添加し、37℃にて3
〜4分間加温した後、400nmにおける1分間あ
たりの吸光度の変化(アミラーゼ活性の指標とな
る)を算出した。試薬ブランクの吸光度変化およ
び試料血清の吸光度変化(ブランクの吸光度変化
を差引いた数値)を第8表に示す。
【表】
以上の結果から明らかな如く、本発明に用いら
れる非還元性末端が修飾された基質を含有する試
薬は、非還元性末端を修飾しない基質を含有する
試薬に比較して試薬ブランクの吸光度変化も小さ
い。 次に本発明に係る基質()の製造例について
説明する。 製造例 1 200mlのフラスコにβ−G5DCP10.4g
(11mM)、N,N−ジメチルホルムアミド100ml、
p−トルエンスルホン酸0.1gを仕込み、撹拌し
て均一な溶液とした。20〜25℃に保ちながら2,
2−ジメトキシプロパン3.4g(33mM)を2時
間かけて滴下した後、さらに1.5時間反応を続け
た。弱塩基性イオン交換樹脂(ダイヤイオンWA
−30)20gを加えて30分間撹拌後濾過し濾液を濃
縮乾固して10.0gの白色結晶を得た。これを蒸留
水20mlに溶解し、クロマト用活性炭(和光純薬
製)300mlを充填した内径40mmのカラムに負荷し、
20%アセトニトリル水溶液を用いて展開溶出し、
β−G5DCPアセタールの白色結晶2.4gを分離し
た。融点190℃ NMR;δ値(分裂型、相対プロトン数)1.5(1
重線、3)、1.6(1重線、3)、2.7〜4.4(多重
線、31)、4.7(1重線、14)、5〜5.4(多重線、
4)、7〜7.5(多重線、3) δ1.5(3H)、1.6(3H)の独立した2本のピーク
はアセタール基にもとづく吸収でありβ−
G5DCPアセタール1分子中に1個存在する。 製造例 2 100mlのフラスコの2,4−ジクロロフエニル
−β−マルトサイド(β−G2DCPと略す)5g
(10mM)、N,N−ジメチルホルムアミド70ml、
p−トルエンスルホン酸90mgを仕込み、撹拌して
均一な溶解とした。20〜25℃に保ちながら2,2
−ジメトキシプロパン3.1g(30mM)を2時間
かけて滴下した後さらに1時間反応を続けた。ダ
イヤイオンWA−30を15g加えて30分間撹拌後、
濾過して濃縮乾固し、4.9gの白色結晶を得た。
蒸留水15mlに溶解し、クロマト用活性炭200mlを
充填した内径30mmのカラムに負荷し、30%アセト
ニトリル水溶液を展開液として溶出分離し、β−
G2DCPアセタールの白色結晶1.8gを得た。融点
108℃ NMR;δ値(分裂型、相対プロトン数) 1.5(1重線、3)、1.6(1重線、3)、3.6〜4
(多重線、10)、4.8(1重線、5)、5〜5.2(多
重線、2)、5.4〜5.5(多重線2)、7.1〜7.6(多
重線) δ1.5(3H)、1.6(3H)の独立した2本のピーク
はアセタール基にもとづく吸収でありβ−
G2DCPアセタール1分子中に1個存在する。 製造例 3 製造例1のβ−G5DCPの代りにα−
G5DCP10.4gを用い、同様な操作によつてα−
G5DCPアセタールの白色結晶3.8gを得た。融点
191℃ 単糖の4、6位OHを選択的に保護する目的で
環状アセタール化することは知られており[H.
M.Flowers、R.W.Jeanlog、J.Org.Chem.28
1277(1963)/A.Hasegawa、H.Fletcher、
Carbohyd.Res.29 209(1973)/A.N.de Belder.
Advance in Carbohydrate Chemistry34 179
(1977)]製造例1、2、3の化合物は非還元性末
端の4、6位が環状アセタール化されていると推
定される。 製造例1、2、3の化合物い対するα,β−グ
ルコシダーゼおよびα−アミラーゼの作用を試験
した結果を第9表に示す。結果は1日後の4−ア
ミノアンチピリンによる発色をみたもので、環状
アセタールで保護された化合物はα−グルコシダ
ーゼの作用を受けず、G5−α,β−DCPアセタ
ールはα−アミラーゼの作用を受けるところから
非還元性末端の4、6位が環状アセタール化され
ている構造が支持される。
れる非還元性末端が修飾された基質を含有する試
薬は、非還元性末端を修飾しない基質を含有する
試薬に比較して試薬ブランクの吸光度変化も小さ
い。 次に本発明に係る基質()の製造例について
説明する。 製造例 1 200mlのフラスコにβ−G5DCP10.4g
(11mM)、N,N−ジメチルホルムアミド100ml、
p−トルエンスルホン酸0.1gを仕込み、撹拌し
て均一な溶液とした。20〜25℃に保ちながら2,
2−ジメトキシプロパン3.4g(33mM)を2時
間かけて滴下した後、さらに1.5時間反応を続け
た。弱塩基性イオン交換樹脂(ダイヤイオンWA
−30)20gを加えて30分間撹拌後濾過し濾液を濃
縮乾固して10.0gの白色結晶を得た。これを蒸留
水20mlに溶解し、クロマト用活性炭(和光純薬
製)300mlを充填した内径40mmのカラムに負荷し、
20%アセトニトリル水溶液を用いて展開溶出し、
β−G5DCPアセタールの白色結晶2.4gを分離し
た。融点190℃ NMR;δ値(分裂型、相対プロトン数)1.5(1
重線、3)、1.6(1重線、3)、2.7〜4.4(多重
線、31)、4.7(1重線、14)、5〜5.4(多重線、
4)、7〜7.5(多重線、3) δ1.5(3H)、1.6(3H)の独立した2本のピーク
はアセタール基にもとづく吸収でありβ−
G5DCPアセタール1分子中に1個存在する。 製造例 2 100mlのフラスコの2,4−ジクロロフエニル
−β−マルトサイド(β−G2DCPと略す)5g
(10mM)、N,N−ジメチルホルムアミド70ml、
p−トルエンスルホン酸90mgを仕込み、撹拌して
均一な溶解とした。20〜25℃に保ちながら2,2
−ジメトキシプロパン3.1g(30mM)を2時間
かけて滴下した後さらに1時間反応を続けた。ダ
イヤイオンWA−30を15g加えて30分間撹拌後、
濾過して濃縮乾固し、4.9gの白色結晶を得た。
蒸留水15mlに溶解し、クロマト用活性炭200mlを
充填した内径30mmのカラムに負荷し、30%アセト
ニトリル水溶液を展開液として溶出分離し、β−
G2DCPアセタールの白色結晶1.8gを得た。融点
108℃ NMR;δ値(分裂型、相対プロトン数) 1.5(1重線、3)、1.6(1重線、3)、3.6〜4
(多重線、10)、4.8(1重線、5)、5〜5.2(多
重線、2)、5.4〜5.5(多重線2)、7.1〜7.6(多
重線) δ1.5(3H)、1.6(3H)の独立した2本のピーク
はアセタール基にもとづく吸収でありβ−
G2DCPアセタール1分子中に1個存在する。 製造例 3 製造例1のβ−G5DCPの代りにα−
G5DCP10.4gを用い、同様な操作によつてα−
G5DCPアセタールの白色結晶3.8gを得た。融点
191℃ 単糖の4、6位OHを選択的に保護する目的で
環状アセタール化することは知られており[H.
M.Flowers、R.W.Jeanlog、J.Org.Chem.28
1277(1963)/A.Hasegawa、H.Fletcher、
Carbohyd.Res.29 209(1973)/A.N.de Belder.
Advance in Carbohydrate Chemistry34 179
(1977)]製造例1、2、3の化合物は非還元性末
端の4、6位が環状アセタール化されていると推
定される。 製造例1、2、3の化合物い対するα,β−グ
ルコシダーゼおよびα−アミラーゼの作用を試験
した結果を第9表に示す。結果は1日後の4−ア
ミノアンチピリンによる発色をみたもので、環状
アセタールで保護された化合物はα−グルコシダ
ーゼの作用を受けず、G5−α,β−DCPアセタ
ールはα−アミラーゼの作用を受けるところから
非還元性末端の4、6位が環状アセタール化され
ている構造が支持される。
【表】
製造例 4
200mlのフラスコに2−クロロ−4−ニトロフ
エニル−βマルトペンタオキサイド(β−
G5CNPと略す)10.8g(11mM)、N,N−ジメ
チルホルムアミド100ml、p−トルエンスルホン
酸0.1gを仕込み、攪拌して均一な溶液とした。
20〜25℃に保ちながら2,2−ジメトキシプロパ
ン3.4g(33mM)を2時間かけて滴下した後、
さらに一夜反応を続けた。弱塩基性イオン交換樹
脂(ダイヤイオンWA−30)20gを加えて、1時
間攪拌後、濾過し濾液を濃縮乾固して10.4gの淡
黄色結晶を得た。これを蒸溜水20mlに溶解し、ク
ロマト用活性炭(和光純薬製)300mlを充填した
内径40mmのカラムに負荷し、15%アセトニトリル
水溶液を用いて展開溶出し、β−G5CNPアセタ
ールの白色結晶2.1gを分離した。 NMR;δ値(分裂型、相対プロトン数) 1.5(1重線、3) 1.6(1重線、3) 2.8〜4.1(多重線、31) 4.8(1重線、14) 5〜5.4(多重線、4) 7.4(2重線、J=9Hz、1) 8.18(ダブル2重線、J=3Hz、J=9Hz、1) 8.24(2重線、J=3Hz、1) δ1.5(3H)、1.6(3H)の独立した2本のピーク
はアセタール基の基づく吸収であり、β−
G5CNPアセタール1分子中に1個存在する。 製造例 5 200mlのフラスコにβ−G5CNP10.8mg(11m
M)、N,N−ジメチルホルムアミド100ml、p−
トルエンスルホン酸0.1gを仕込み、攪拌して均
一な溶液とした。20〜25℃に保ちながら、1,1
−ジメトキシクロヘキサン4.8g(33mM)を2
時間かけて滴下した後、さらに一夜反応を続け
た。弱塩基性イオン交換樹脂(ダイヤイオンWA
−30)20gを加えて、1時間攪拌後、濾過し濾液
を濃縮乾固して、13.9gの淡黄色結晶を得た。こ
れを蒸溜水30mlに溶解し、クロマト用活性炭(和
光純薬製)300mlを充填した内径40mmのカラムに
負荷し、30%アセトニトリル水溶液を用いて展開
溶出し、β−G5CNPシクロヘキシリデンケター
ルの白色結晶3.8gを分離した。 NMR;δ値(分裂型、相対プロトン数) 1〜2.1(多重線、10) 2.8〜4.1(多重線、31) 4.8(1重線、14) 5〜5.4(多重線、4) 7.4(2重線、J=9Hz、1) 8.18(ダブル2重線、J=3Hz、J=9Hz、1) 8.24(2重線、J=3Hz、1) δ1〜2.1の10H分のピークはシクロヘキサン環
に基づく吸収であり、β−G5CNPシクロヘキシ
リデンケタール1分子中に1個存在する。
エニル−βマルトペンタオキサイド(β−
G5CNPと略す)10.8g(11mM)、N,N−ジメ
チルホルムアミド100ml、p−トルエンスルホン
酸0.1gを仕込み、攪拌して均一な溶液とした。
20〜25℃に保ちながら2,2−ジメトキシプロパ
ン3.4g(33mM)を2時間かけて滴下した後、
さらに一夜反応を続けた。弱塩基性イオン交換樹
脂(ダイヤイオンWA−30)20gを加えて、1時
間攪拌後、濾過し濾液を濃縮乾固して10.4gの淡
黄色結晶を得た。これを蒸溜水20mlに溶解し、ク
ロマト用活性炭(和光純薬製)300mlを充填した
内径40mmのカラムに負荷し、15%アセトニトリル
水溶液を用いて展開溶出し、β−G5CNPアセタ
ールの白色結晶2.1gを分離した。 NMR;δ値(分裂型、相対プロトン数) 1.5(1重線、3) 1.6(1重線、3) 2.8〜4.1(多重線、31) 4.8(1重線、14) 5〜5.4(多重線、4) 7.4(2重線、J=9Hz、1) 8.18(ダブル2重線、J=3Hz、J=9Hz、1) 8.24(2重線、J=3Hz、1) δ1.5(3H)、1.6(3H)の独立した2本のピーク
はアセタール基の基づく吸収であり、β−
G5CNPアセタール1分子中に1個存在する。 製造例 5 200mlのフラスコにβ−G5CNP10.8mg(11m
M)、N,N−ジメチルホルムアミド100ml、p−
トルエンスルホン酸0.1gを仕込み、攪拌して均
一な溶液とした。20〜25℃に保ちながら、1,1
−ジメトキシクロヘキサン4.8g(33mM)を2
時間かけて滴下した後、さらに一夜反応を続け
た。弱塩基性イオン交換樹脂(ダイヤイオンWA
−30)20gを加えて、1時間攪拌後、濾過し濾液
を濃縮乾固して、13.9gの淡黄色結晶を得た。こ
れを蒸溜水30mlに溶解し、クロマト用活性炭(和
光純薬製)300mlを充填した内径40mmのカラムに
負荷し、30%アセトニトリル水溶液を用いて展開
溶出し、β−G5CNPシクロヘキシリデンケター
ルの白色結晶3.8gを分離した。 NMR;δ値(分裂型、相対プロトン数) 1〜2.1(多重線、10) 2.8〜4.1(多重線、31) 4.8(1重線、14) 5〜5.4(多重線、4) 7.4(2重線、J=9Hz、1) 8.18(ダブル2重線、J=3Hz、J=9Hz、1) 8.24(2重線、J=3Hz、1) δ1〜2.1の10H分のピークはシクロヘキサン環
に基づく吸収であり、β−G5CNPシクロヘキシ
リデンケタール1分子中に1個存在する。
第1図はアミラーゼ活性と500nmの吸光度の
関示を示すグラフである。
関示を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1、R2は同一または異なつて水素原子、
低級アルキル基またはフエニル基を意味し、R1
とR2が共同してシクロヘキサン環を形成しても
よい。R3、R4はいずれか一方はハロゲン原子を
意味し、他方は水素原子、ヒドロキシ基、低級ア
ルキル基、ハロゲン原子またはニトロ基を意味す
る。nは0から6の整数を意味する)で示される
α,β−核置換フエニルマルトオリゴサイドの環
状アセタール誘導体。 2 一般式 (式中R1、R2は同一または異なつて水素原子、
低級アルキル基またはフエニル基を意味し、R1
とR2が共同してシクロヘキサン環を形成しても
よい。R3、R4はいずれか一方はハロゲン原子を
意味し、他方は水素原子、ヒドロキシ基、低級ア
ルキル基、ハロゲン原子またはニトロ基を意味す
る。nは0から6の整数を意味する)で示される
α,β−核置換フエニルマルトオリゴサイドの環
状アセタール誘導体を製造するに当り、 一般式 (式中R3、R4は前と同じ意味)で示されるα,
β−核置換フエニルマルトオリゴサイドに、 一般式 【式】または【式】 (式中R1、R2は前と同じ意味を示し、R5、R6は
同一または異なつて低級アルキル基を意味する)
で示されるカルボニル化合物またはアセタール化
合物を反応させることを特徴とするα,β−核置
換フエニルマルトオリゴサイドの環状アセタール
誘導体の製造法。 3 一般式 (式中R1、R2は同一または異なつて水素原子、
低級アルキル基またはフエニル基を意味し、R1
とR2が共同してシクロヘキサン環を形成しても
よい。R3、R4はいずれか一方はハロゲン原子を
意味し、他方は水素原子、ヒドロキシ基、低級ア
ルキル基、ハロゲン原子またはニトロ基を意味す
る。nは0から6の整数を意味する)で示される
α,β−核置換フエニルマルトオリゴサイドの環
状アセタール誘導体にアミラーゼ含有試料を接触
させた後、又は接触させると同時にα−グルコシ
ダーゼ及び/又はβ−グルコシダーゼを作用さ
せ、ここで遊離するフエノール系化合物を測定す
ることにより前記試料中のアミラーゼ活性を知る
ことを特徴とするアミラーゼ活性の測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19679383A JPS6087297A (ja) | 1983-10-19 | 1983-10-19 | α,β−核置換フエニルマルトオリゴサイドの環状アセタ−ル誘導体,その製造方法並びに該基質を用いるアミラ−ゼ活性の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19679383A JPS6087297A (ja) | 1983-10-19 | 1983-10-19 | α,β−核置換フエニルマルトオリゴサイドの環状アセタ−ル誘導体,その製造方法並びに該基質を用いるアミラ−ゼ活性の測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6087297A JPS6087297A (ja) | 1985-05-16 |
| JPS6323199B2 true JPS6323199B2 (ja) | 1988-05-16 |
Family
ID=16363739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19679383A Granted JPS6087297A (ja) | 1983-10-19 | 1983-10-19 | α,β−核置換フエニルマルトオリゴサイドの環状アセタ−ル誘導体,その製造方法並びに該基質を用いるアミラ−ゼ活性の測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6087297A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS637797A (ja) * | 1986-06-27 | 1988-01-13 | Toyobo Co Ltd | α−アミラ−ゼの活性測定法 |
| JPH0631293B2 (ja) * | 1987-12-11 | 1994-04-27 | 東洋紡績株式会社 | マルトオリゴ糖誘導体およびアミラーゼ活性測定用試薬 |
| DE3743908A1 (de) * | 1987-12-23 | 1989-07-06 | Boehringer Mannheim Gmbh | Neue oligoglucoside |
| DE3929355A1 (de) * | 1989-09-04 | 1991-03-07 | Boehringer Mannheim Gmbh | Verfahren zur spezifischen bestimmung von pankreas-(alpha)-amylase |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6054395U (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-16 | 三菱電機株式会社 | 電子機器 |
-
1983
- 1983-10-19 JP JP19679383A patent/JPS6087297A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6087297A (ja) | 1985-05-16 |
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